市販で買えるドッグフードでおすすめは?30種類の餌を徹底検証!

市販のドッグフードと言えば、自分の買い物ついでに気軽に買えることや、うっかり愛犬のフードを切らしてしまった時にもすぐに買い足せることが強みですよね。

また、実際に自分の手にとって確認してから買える、という安心感もあります。

その一方で、「市販のドッグフードはあまり良くない」というイメージを持っている愛犬家も少なくありません。

そこでこの記事では、市販で買えるドッグフードの選び方や、市販で買えるおすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のフード選びの参考にしてみてください。

市販で買えるドッグフードの選び方

市販で買えるドッグフードを選ぶにあたって、いくつか気を配っておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう。

主原料として肉・魚が使われているか

まず確認しておきたいことは、主原料として肉・魚(動物性原材料)が使われているかどうかです。

なぜなら、肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素だからです。

その一方で、フードの販売価格が安くなればなるほど肉・魚の割合が減って穀物の割合が増える傾向にあり、主原料として穀物が使われている市販のフードはかなり多いですが、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。

そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。

 

このことから特別な事情がない限りは、主原料として肉・魚が使われている高タンパクなフードを選ぶことをおすすめしています。

パッケージや公式サイトに掲載されている原材料一覧には、使われている割合が多い順に記載されているので、最初にチキンやサーモンといった動物性原材料が記載されていれば、主原料として肉・魚が使われているフードということになります。

ただ、中には第二原材料以降に穀物や豆類・イモ類が続いており、全体で見れば肉・魚の割合がそれほど多くないフードもあるので、第二原材料以降と成分表のタンパク質含有量もきちんと確認しておきましょう。

良質な原材料が使われているか

主原料として肉・魚が使われているかだけでなく、原材料の品質にも注目しておきたいところです。

市販のフードの中には、“ミートミール”“家禽ミール”といった原材料が使われているものも少なくありませんが、どちらも具体的に何の動物の肉が使われているのかが分かりません。

また、人用の食肉としては出回らない“4Dミール(肉副産物)”が使われている可能性も否定できません。

 

対照的に、品質にこだわりを持って作られているフードは“新鮮骨抜きチキン”、”フレッシュサーモン”といったように原材料が明記されていたり、「人用の食品レベル(ヒューマングレード)の原材料を使用」といった補足がされていることがほとんどです。

ただ、ミートミールや家禽ミールが使われているフードでも、公式サイトやパッケージに内容・品質が補足されていることがあるので、公開されている情報にはできる限り目を通しておくことをおすすめします。

不要な添加物が使われていないか

そのほかには、不要な添加物が使われていないかにも気を配っておきましょう。

人工の酸化防止剤や着色料が使われている市販のフードは珍しくありませんが、それらの人工添加物がアレルギーや涙やけの原因になることがあります。

BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤については、フードの酸化を抑える目的で添加されているものの、ローズマリー抽出物やミックストコフェロールといった天然由来のもので代用することもできます。

 

そして、人工の着色料はフードの見た目を良くするために目的で添加されていますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しています。

そのため、犬の立場になって考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はありません。

また、食いつきをよくする目的で人工の香料・調味料が使われている市販のフードもありますが、人工の香料・調味料の摂りすぎは体の負担になってしまいます。

その一方で、天然由来の原材料そのものの香りを活かして風味が整えられている市販のフードもあります。

市販で買える評判のいいドッグフード30種

商品名 主原料 タンパク質 脂質 水分 カロリー
(100gあたり)
気がかりな原材料
シュプレモ(成犬用) チキン(肉) 24.0%以上 15.0%以上 10.0%以下 365kcal タンパク加水分解物
アーテミス(アガリクス I/S) フレッシュチキン 24.0%以上 14.0%以上 10.0%以下 約358.9kcal
ピュリナワン(ほぐし粒入り 成犬用 チキン) チキン 26%以上 16%以上 12%以下 約399kcal たんぱく加水分解物
INUMESHI(フィースト 1歳以上 大型犬用) 乾燥チキン 25.0% 14.0% 8.0% 377kcal
アカナ(スモールブリード 成犬用) 新鮮鶏肉 31%以上 17%以上 12%以下 351kcal
オリジン(オリジナル) 新鮮鶏肉 38%以上 18%以上 12%以下 386kcal
スーパーゴールド(フィッシュ&ポテト 子犬・成犬用) ポテト 22.0%以上 12.0%以上 10.0%以下 355kcal 動物性脂肪
ナチュラルチョイス(小型犬用[成犬用]チキン&玄米) チキン(肉) 24.0%以上 16.0%以上 10.0%以下 375kcal タンパク加水分解物
愛犬元気(成犬用) 穀類 22.0%以上 10.0%以上 10.0%以下 約355kcal チキンミール、ビーフパウダー、ササミパウダー、動物性油脂、着色料
プラチナムナチュラル(成犬用) チキン フレッシュチキンミート 26.00% 16.00% 19.00% 353.50kcal
リガロ(ラム 子犬・成犬用) ラム生肉 37%以上 14%以上 10%以下 350kcal
カークランド(成犬用 ラム・ライス&ベジタブル) ラム 23.0%以上 14.0%以上 10.0%以下 約365kcal 香料
ユーカヌバ(小型犬用 成犬用) 肉類 26.0%以上 16.0%以上 9.0%以下 405kcal 動物性脂肪
サイエンスダイエット(小型犬用 成犬用 チキン) トリ肉 21.0%以上 13.0%以上 10.0%以下 373.1kcal 動物性油脂
JPスタイル 和の究み(小粒 1歳から) 穀類 23.5%以上 13.5%以上 10.0%以下 約360kcal チキンミール、ミートミール、チキンレバーパウダー、動物性油脂
フィッシュ4ドッグ(ファイネスト サーモン) サーモン 23%以上 10%以上 10%以下 367.3kcal
POCHI(ベーシック ワイルドサーモン) サーモン生肉 30%以上 10%以上 10%以下 315kcal
アイムス(成犬用 小型犬用 チキン小粒) 肉類 26.0%以上 15.5%以上 10.0%以下 392kcal チキンミール、家禽ミール、BHA、BHT
ビタワン(全成長段階用) 穀類 20.3%以上 8.0%以上 10.0%以下 350kcal チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、チキンレバーパウダー、動物性油脂、香料
ビューティープロ(成犬用 1歳から) 穀類 25.0%以上 13.5%以上 10.0%以下 380kcal チキンミール、チキンレバーパウダー、動物性油脂
ペディグリー(大型犬用 ビーフ&チキン&緑黄色野菜味) 穀類 18.0%以上 9.0%以上 10.0%以下 345kcal チキンミール、家禽類、タンパク加水分解物、着色料、BHA、BHT、pH調整剤
ロイヤルカナン(プードル専用フード 成犬用) コーン 28.0%以上 17.0%以上 10.5%以下 407kcal 動物性脂肪、加水分解タンパク
ウェルケア(トイプードル専用 オールステージ) 肉類 24.5%以上 11.5%以上 10.0%以下 340kcal チキンミール、動物性油脂
セレクトバランス(成犬用 チキン) 乾燥チキン 22.0%以上 13.0%以上 10.0%以下 350kcal
プロフェッショナルバランス(スタンダードタイプ・1歳から) 穀類 24.0%以上 10.0%以上 10.0%以下 約365kcal チキンミール、ミートミール、チキンレバーパウダー、動物性油脂
アボダーム(ダック&ガルバンゾー) ダック 25.0%以上 16.0%以上 10.0%以下 357kcal
アルモネイチャー(中型犬用 チキン) 新鮮なチキン 25%以上 15%以上 9%以下 372.0kcal
ソルビダ(グレインフリー チキン 室内飼育成犬用) オーガニックチキン生肉 25%以上 15%以上 10%以下 350kcal
プロプラン(スタンダードレンジ 小型犬用 成犬用) チキン 29%以上 17%以上 12%以下 約403kcal たんぱく加水分解物
ウェルネス(穀物不使用 全犬種用 1歳以上用 白身魚) 白身魚 26.0%以上 12.0%以上 10.0%以下 約356kcal

市販で買える評判のいい人気のドッグフード30種類の主原料と主な成分値、気がかりな原材料が使われていないかを比較してみました。

それぞれの項目に目を通していくと、主原料として穀物やイモ類が使われているフードや、タンパク質含有量に物足りなさを感じるフードがあることが分かりますね。

また、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているフードや、不要な添加物が使われているフードがあることも分かります。

 

なお、”タンパク加水分解物(加水分解タンパク)”と”動物性油脂(動物性脂肪)”については、使われているからといって必ずしも安全性に配慮されていないというわけではありません。

ただ、ここで取り上げたタンパク加水分解物は、製造工程の説明がないことが気になりました。

動物性油脂に関しては、具体的に何の動物の油が使われているのかが分からないことに加えて、添加されている酸化防止剤の種類についての補足がないことが気がかりです。

市販で買えるおすすめのドッグフード10選

これまでの内容を踏まえつつ、市販で買えるおすすめのドッグフードを10種類紹介します。

なお、販売価格や原材料は調査した時点の情報を参考にしています。
(※2024年11月に公式サイトとAmazonで調査)

アカナ

アカナドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「スモールブリード 成犬用」のものです

価格/内容量 1,628円/340g
7,480円/2kg
17,380円/6kg
100gあたりの価格
(2kgの販売価格を参照)
約374円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約252円
穀物 不使用
(グレインフリー)

良質な肉・魚が贅沢に使われているだけでなく、低GIの野菜と果物が使われている高タンパク・低炭水化物のドッグフードのアカナ。

それに加えて、犬種(サイズ)や食の好み、年齢や飼育環境に配慮して原材料の内容と成分バランスを調整したドライフードを取り揃えています。

この記事で取り上げている「スモールブリード 成犬用」については、高タンパク・高脂質な一方でカロリーはやや控えめに調整されており、適度に運動をする小型犬用フードとして向いています。

 

その一方で、高カロリーなフードや脂質とカロリーが控えめなフードもあり、愛犬の運動量と食事量に合わせてフードを選びやすいです。

なお、アカナはほとんどのラインナップがグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していますが、【クラシック】というシリーズには穀物(オーツ麦)が使われています。

ウェルネス

ウェルネスドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「穀物不使用 全犬種用 1歳以上用 白身魚」のものです

価格/内容量 2,398円/800g
3,901円/1.8kg
100gあたりの価格
(1.8kgの最安値を参照)
約217円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約203円
穀物 不使用
(グレインフリー)

原材料の内容と成分バランスの傾向が違う5つのシリーズがあるウェルネス。

どのラインナップも肉・魚が主原料、小麦グルテンフリー、不要な添加物は不使用という3つの条件を満たしており、ここで取り上げた「穀物不使用 全犬種用 1歳以上用 白身魚」はグレインフリーのレシピを採用しています。

主要な成分バランスについては、適度にタンパク質を含みつつも脂質とカロリーはやや控えめで、室内飼いでそれほど運動量が多くない成犬用の主食としてぴったりです。

また、先に紹介したアカナと同じように、高脂質・高カロリーなフードもあれば低脂質・低カロリーなフードもあり、状況に合わせてフードを選びやすくなっています。

リガロ

リガロドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「ラム」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
3,091円/900g
5,621円/1.8kg
10,120円/3.6kg
15,455円/5.8kg
30,690円/12kg
100gあたりの価格
(1.8kgの最安値を参照)
約312円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約300円
穀物 不使用
(グレインフリー)

「ラム」、「ターキー」、「フィッシュ」といったメインのタンパク源が違うドライフードを取り揃えており、どのフードも非常に高タンパクになっているリガロ。

また、グレインフリーのレシピを採用していることに加えて、動物性タンパク源の種類がシンプルになっていることから、複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応しやすいです。

ここで取り上げた「ラム」については、適度に脂質を含みつつカロリーはやや控えめになっており、そのほかのラインナップも同じ傾向があてはまります。

合成保存料や着色料、香料・調味料といった添加物も使われておらず、品質面・安全性ともにきちんと配慮されている印象を受けました。

シュプレモ

シュプレモドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「成犬用」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
4,241円/2kg
6,987円/4kg
11,106円/7.5kg
19,283円/13.5kg
100gあたりの価格
(2kgの最安値を参照)
約212円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約191円
穀物 モロコシ、大麦、オーツ麦、玄米、粗挽き米

ニュートロのドッグフードのシュプレモは、(超)小型犬向けのラインナップを中心に取り揃えており、どのフードも肉・魚が主原料かつ小麦グルテンフリーのレシピを採用しています。

この記事で取り上げた「成犬用」は全犬種向けフードになっており、やや高脂質でタンパク質とカロリーは標準的な範囲になっています。

その一方で、脂質とカロリーが控えめに調整されたフードもありますし、グレインフリーフードやフリーズドライ原材料がトッピングされたフードもあり、飼育環境や体質、食の好みに配慮して選ぶことができます。

“タンパク加水分解物”の製造工程が不明瞭なことは気になるものの、コスパのよさを評価してピックアップしました。

オリジン

オリジンドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「オリジナル」のものです

価格/内容量 1,958円/340g
8,800円/2kg
22,000円/6kg
30,800円/11.4kg
100gあたりの価格
(2kgの販売価格を参照)
約440円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約264円
穀物 不使用
(グレインフリー)

オリジンは先に紹介したアカナと同じチャンピオンペットフーズ社のドッグフードで、アカナ以上に動物性原材料の割合が多くなっています。

また、どのラインナップも非常に高タンパク質かつ脂質とカロリーも高めな傾向があり、ここで取り上げている「オリジナル」も例外ではありません。

こういった成分バランス上、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、食が細くてたくさんの量が食べられない成犬用フードとしておすすめです。

その一方で、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬用フードとしては向いていません。

ソルビダ

ソルビダドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「グレインフリー チキン 室内飼育成犬用」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
2,970円/900g
5,313円/1.8kg
9,889円/3.6kg
14,487円/5.8kg
28,710円/12kg
100gあたりの価格
(1.8kgの最安値を参照)
約295円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約283円
穀物 不使用
(グレインフリー)

動物性原材料が主原料、グレインフリーのレシピを採用、不要な添加物は不使用という3つの条件を満たしていることに加えて、ライフステージ別に成分バランスを調整したフードと全年齢対応フードを取り揃えているソルビダ。

ここで取り上げている「グレインフリー チキン 室内飼育成犬用」は、やや高タンパク・高脂質な一方でカロリーは控えめなドライフードで、どちらかと言えば運動量が少ない成犬向けと捉えることができます。

また、脂質・カロリーともに控えめに調整された成犬用フードもあり、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬にも対応できます。

ただ、全体的にカロリーが控えめという性質上、食が細くてたくさんの量が食べられない愛犬用フードとしてのおすすめ度は下がります。

ナチュラルチョイス

※各項目は「小型犬[成犬用]チキン&玄米」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
2,227円/1kg
4,813円/3kg
8,989円/6kg
100gあたりの価格
(3kgの最安値を参照)
約160円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約136円
穀物 オートミール、玄米、大麦、粗挽き米、米糠

ナチュラルチョイスは先に紹介したシュプレモと同じニュートロのドッグフードで、年齢や犬種(サイズ)、飼育環境や食の好みに配慮して原材料の内容と成分バランスを調整したフードを取り揃えています。

この記事で取り上げた「小型犬[成犬用]チキン&玄米」は、適度にタンパク質を含みつつもやや高カロリーで高脂質なドライフードで、それなりに運動をする小型犬用フードとして向いています。

気がかりな要素はシュプレモと同じく、“タンパク加水分解物”の製造工程が不明瞭なことで、タンパク質含有量に物足りなさを感じるフードもあります。

ただ、シュプレモ以上にお手頃な値段で販売されていることに加えて、それなりに流通量が多くて店頭で購入しやすいことを評価してピックアップしました。

アーテミス

アーテミス アガリクスI/Sのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「アガリクスI/S 小粒」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
2,750円/1kg
5,720円/3kg
9,900円/6.8kg
100gあたりの価格
(3kgの最安値を参照)
約191円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約193円
穀物 大麦・玄米・オーツ麦・黍

ほとんどのラインナップに動物性原材料が主原料として使われているほか、小麦グルテンフリーのレシピを採用しているアーテミス。

この記事で取り上げた「アガリクスI/S」は、タンパク質・脂質・カロリーが標準的な範囲のドライフードで、適度に運動をする成犬の主食としておすすめです。

また、缶詰タイプの主食用ウェットフードも取り揃えており、ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、主食用ドライフードの代わりにそのまま与えられることも強みです。

一部のラインナップに穀物が主原料として使われていることに加えて、タンパク質含有量がかなり控えめなことは気になるものの、比較的手に取りやすい価格で販売されていることは評価できます。

ピュリナワン

※各項目は「ほぐし粒入り 成犬用 チキン」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,980円/2.1kg
100gあたりの価格
(2.1kgの最安値を参照)
約94円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約96円
穀物 米、コーングルテン、とうもろこし、小麦

ピュリナワンはネスレのドッグフードで、年齢や飼育環境に合わせて成分バランスを調整したフードを取り揃えています。

ここで取り上げた「ほぐし粒入り 成犬用 チキン」については、やや高タンパクかつ高脂質・高カロリーなフードになっており、運動量が多い活発な成犬や少食でたくさんの量が食べられない成犬用フードとして向いています。

ピュリナワンはここまでに紹介したフードとは違い、小麦グルテンフリーのレシピは採用していないものの、非常に手に取りやすい価格で販売されています。

気がかりな要素を挙げるとすれば、ニュートロのフードと同じように“たんぱく加水分解物”の製造工程が不明瞭なことですが、合成保存料や着色料といった犬にとって必要のない添加物は一切使われていません。

サイエンスダイエット

サイエンスダイエットドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「小型犬用 成犬用 チキン」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,145円/750g
1,973円/1.5kg
3,027円/3kg
4,440円/5kg
100gあたりの価格
(3kgの最安値を参照)
約101円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約101円
穀物 トウモロコシ、小麦、米

「犬を飼っている誰もが知っている」・・・といっても過言ではないくらいメジャーなドッグフードのサイエンスダイエット。

この記事で取り上げた「小型犬用 成犬用 チキン」は、タンパク質がやや控えめな一方で脂質とカロリーは標準的な範囲のドライフードで、「食が細いシニア犬にタンパク質が控えめなフードを与えたい」、と考えている場合に向いています。

そのほかにも、選ぶのを迷ってしまうくらい様々なラインナップを取り揃えていますが、一部のドライフードに穀物が主原料として使われていたり、タンパク質含有量に物足りなさを感じるフードがあること、“動物性油脂”の内容が不明瞭なことは気になります。

ただ、流通量が多くてうっかりフードを切らしてしまった時にもすぐに買い足せること、お手頃な値段のプレミアムフードということは大きな魅力です。

市販のフード選びで迷った時はアカナがおすすめ

アカナドッグフードのパッケージ画像(表面2)

ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、アカナをおすすめします。

当サイトが市販のドッグフードの中でも、アカナをおすすめする理由は以下の通りです。

アカナをおすすめする5つの理由
  • 良質な動物性原材料を贅沢に使用
  • グルテンフリーorグレインフリーのレシピを採用
  • 動物性タンパク源が限定されたシリーズもあり
  • 不要な添加物が一切使われていない
  • 運動量や食事量に配慮して選べる

まず言えることは、アカナには良質な動物性原材料が贅沢に使われており、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

また、グレインフリーorグレインフリーのレシピを採用しているだけでなく、動物性タンパク源が1種類だけに限定されたシリーズもあり、複数のタンパク源にアレルギーのある犬たちにも幅広く対応できます。

それに加えて、犬にとって必要のない添加物が一切使われていないことや、高脂質・高カロリーなフードから低脂質・低カロリーなフードまで取り揃えていることから、愛犬の運動量や食事量に配慮して選べることも強みです。

市販でおすすめの無添加ドッグフードはある?

“無添加”を謳っているドッグフードを何種類も見かけたことがあるかもしれませんが、市販のもの、通販限定のものにかかわらず、実は完全無添加のドッグフードはほとんどありません。

と言うのも、保存料・香料・着色料のどれか一つでも添加されていなければ”無添加”と表記できるからです。

ただ、添加物の全てが避けた方がいいものというわけではなく、例えば主食用フードとしての栄養基準を満たすために添加される合成ビタミン・ミネラルは、犬にとって必要性のある添加物です。

 

そして、”不要なものが無添加”という意味で市販のドッグフードを選ぶとするなら、この記事でも取り上げているアカナオリジンリガロをおすすめします。

どのフードも香料・着色料といった必要のない添加物が使われておらず、酸化防止剤は人工のものではなく、天然由来のものが使われています。

それに加えて、良質な動物性原材料が贅沢に使われていることや、品質・内容が不明瞭な原材料が一切使われていないこともおすすめする理由の一つです。

不要なものが無添加のドッグフードの選び方は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

「市販のドッグフードはあまり良くない」というイメージを持っている愛犬家も少なくありませんが、市販のフードだから悪いというわけではなく、品質面・安全性ともにきちんと配慮されているフードもあります。

ただ、通販でしか手に入らないフードと比較すると、犬本来の食事内容に配慮されているとは言いづらいフードや、品質が不明瞭な原材料が使われているフード、犬にとって必要のない添加物が使われているフードが目立つのも事実です。

現在は何百種類ものドッグフードが販売されていますが、最終的にどのフードを買うのかを決めるのは愛犬ではなく飼い主である人間です。

だからこそ、愛犬のことを第一に考えた上で自分自身も納得のいくフード選びを心がけたいところですね。

 

ここまで読み進めたところで、もしもまだ愛犬のドッグフード選びに迷っているなら、まずはアカナをお試ししてみることをおすすめします。

なお、公式通販サイトでは割引価格で購入できるキャンペーンが開催されていることがあるので、お得な価格でアカナを手に入れたいと考えている場合には、公式通販サイトもチェックしてみるといいでしょう。