“無添加ドッグフード”と聞くと何となく安心感があるかもしれませんが、実は完全無添加のドッグフードはほとんどありません。
また、”添加物”という言葉に悪い印象を持っている方は少なくありませんが、全ての添加物が避けた方がいいものというわけではなく、酸化を抑える目的や栄養基準を満たすためにあえて添加されているものもあります。
そこでこの記事では、犬にとって必要のない添加物が使われていない安心安全なドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容のドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
- 安心安全な無添加ドッグフードの選び方
- 口コミ・評判のいい無添加ドッグフード30種
- 不要なものが無添加のおすすめドッグフード10選
- 不要なものが無添加の餌で迷った時はモグワンがおすすめ
- 無添加ドッグフードに関するQ&A
- 国産でおすすめの無添加ドッグフードは?
- 低カロリーの無添加ドッグフードでおすすめは?
- 市販でおすすめの無添加ドッグフードはある?
- グレインフリーの無添加ドッグフードでおすすめは?
- 小麦グルテンフリーの無添加ドッグフードでおすすめは?
- 安くてコスパがいい無添加ドッグフードはある?
- ヒューマングレードでおすすめの無添加ドッグフードは?
- 大型犬におすすめの無添加ドッグフードは?
- 中型犬におすすめの無添加ドッグフードは?
- フレンチブルドッグにおすすめの無添加ドッグフードは?
- 海外産の無添加ドッグフードでおすすめは?
- ドイツ産でおすすめの無添加ドッグフードは?
- 小粒の無添加ドッグフードでおすすめはある?
- 大粒でおすすめの無添加ドッグフードは?
- ラム肉メインでおすすめの無添加ドッグフードは?
- 鹿肉メインの無添加ドッグフードでおすすめは?
- サーモンの無添加ドッグフードでおすすめはある?
- 半生(ソフト)の無添加ドッグフードでおすすめは?
- ウェットタイプでおすすめの無添加ドッグフードは?
- 柔らかい無添加ドッグフードでおすすめは?
- 低脂肪でおすすめの無添加ドッグフードはある?
- ホームセンターで買える無添加ドッグフードはある?
- お試しサンプルがある無添加ドッグフードは?
- 大袋でおすすめの無添加ドッグフードはある?
- まとめ
安心安全な無添加ドッグフードの選び方
安心安全な無添加ドッグフードを選ぶにあたって、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
順番に見ていきましょう。
完全無添加のドッグフードはほとんどない
“無添加”を謳っているドッグフードを何種類も見かけたことがあるかもしれませんが、冒頭でも触れた通り、完全無添加のドッグフードはほとんどありません。
と言うのも、保存料・香料・着色料のどれか一つでも添加されていなければ、”無添加”と表記できるからです。
また、原材料の製造工程で使用された添加物については、原材料一覧などに記載しなくてもいいことになっています。
そして、総合栄養食(主食用フード)には定められた栄養基準を満たすために、合成ビタミン・ミネラルが添加されています。
もちろん、合成ビタミン・ミネラルといった添加物は避けた方がいいものというわけではなく、無添加ドッグフードを選ぶにあたっては、犬にとって必要な添加物と必要のない添加物の種類を知っておくことが大切です。
人工の香料・調味料・着色料が使われていないか
確実に確認しておきたいのは、必要のない添加物が使われていないかどうかでしょう。
具体的には、人工の香料・調味料・着色料といった添加物です。
人工の香料・調味料は食いつきをよくする目的で添加されますが、これらの添加物の摂りすぎは体の負担になってしまいます。
また、人工の香料・調味料が使われているドッグフードには、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われているものが多い傾向にありますが、穀物の割合が多いドッグフードは犬本来の食事内容に配慮されたドッグフードとは言いづらいです。
それに対して、品質にこだわりを持って作られているドッグフードの場合は、良質な原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていたり、原材料そのものの風味ができる限り損なわれないように、手間ひまがかかる調理方法で作られています。
着色料についてはドッグフードの見た目をよくする目的で添加されますが、種類によってはアレルギーや涙やけの原因になりえます。
そもそもの問題として、犬は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、犬目線で考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。
酸化防止剤が人工のものか天然由来のものか
人工の香料・調味料・着色料が使われているかを確認する際には、酸化防止剤の種類もあわせて確認しておきたいところです。
酸化防止剤自体はドッグフードの酸化を抑えるために添加されるものの、人工の酸化防止剤が原因でアレルギーや涙やけに繋がることがあります。
人工の酸化防止剤については、BHA・BHT・没食子酸プロピルといったものが挙げられますが、ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物といった天然由来のもので代用することもできます。
また、種類は少ないですが、酸化防止剤が添加されていないドッグフードもあります。
内容が不明瞭な原材料が使われていないか
そのほかには、内容が不明瞭な原材料が使われていないかにも注目しておきましょう。
例えば、ドライフードの多くは動物性の油脂でオイルコーティングされていますが、原材料一覧に”動物性油脂”とだけ書かれているものがあります。
ただ、これだけでは具体的に何の動物の油が使われているのかが分かりませんし、製造工程で酸化防止剤が添加されていても原材料一覧に記載する必要がないことから、先ほど挙げたような人工の酸化防止剤が使われている可能性も否定できません。
対照的に、品質にこだわりを持って作られているドッグフードの場合は、”サーモンオイル”や”鶏脂”といったように油脂の種類が明記されていたり、鶏脂肪(ミックストコフェロールで保存)といった補足がされていることが多い傾向にあります。
品質管理や製造工程の説明がされているか
公式サイトやパッケージの商品説明に目を通す際には、品質管理や製造工程の説明がされているかも忘れず確認しておきましょう。
具体的には、どの国のどんな工場で製造されているのかや、調理前の原材料の品質チェックはきちんと行われているか、生産ラインの厳格なモニタリングが行われているか、などの情報です。
また、袋に印字されている製造番号から生産日がいつなのか、どんな原材料が使われているのかといった情報を追跡できる仕組みが整っているかどうかも、安心感に繋がる要素です。
口コミ・評判のいい無添加ドッグフード30種
商品名 | 主原料 | タンパク質 | 脂質 | 水分 | カロリー (100gあたり) |
気がかりな原材料 |
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ドッグフード工房(馬肉) | 馬肉 | 21%以上 | 7%以上 | 6%以下 | 365kcal | – |
このこのごはん(全年齢用) | 鶏肉 | 20.9%以上 | 8.0%以上 | 10.0%以下 | 343kcal | – |
やわか | 鶏肉 | 17.3%以上 | 7.6%以上 | 27.0%以下 | 287kcal | – |
シュプレモ(小型犬用 成犬用) | チキン(肉) | 26.0%以上 | 17.0%以上 | 10.0%以下 | 375kcal | タンパク加水分解物 |
セレクトバランス(成犬用 チキン) | 乾燥チキン | 22.0%以上 | 13.0%以上 | 10.0%以下 | 350kcal | – |
アーテミス アガリクスI/S | フレッシュチキン | 24.0%以上 | 14.0%以上 | 10.0%以下 | 約358.9kcal | – |
ココグルメ(チキン&ベジタブル) | 国産鶏肉 | 13.2%以上 | 6.0%以上 | 71.4%以下 | 124kcal | – |
モグワン | チキン&サーモン | 27%以上 | 10%以上 | 9%以下 | 361.5kcal | – |
コンボピュア(厳選チーズ・鶏肉・野菜ブレンド) | 穀類 | 21.5%以上 | 11.5%以上 | 10.0%以下 | 360kcal | チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、チキンレバーパウダー、動物性油脂 |
ミシュワン 小型犬用 | 肉類 | 21.5%以上 | 9.5%以上 | 10.0%以下 | 352kcal | – |
ボッシュ(ハイプレミアム 小型犬 成犬用 ラム&ライス) | 鶏肉 | 25.00% | 14.00% | 10.00% | 380kcal | – |
馬肉自然づくり | 馬肉 | 27.0%以上 | 11.1%以上 | 7.0%以下 | 399kcal | – |
ワンディッシュ(鹿肉×魚) | 生肉 | 30%以上 | 10%以上 | 10%以下 | 348kcal | – |
メゾンドジビエ(天然鹿肉と有機玄米のやわらかリゾット) | 鹿肉(九州産) | 9.44%以上 | 0.11%以上 | 78.94%以下 | 102kacl | – |
シェフドッグ(オールミックス) | 牛 | 28%以上 | 10%以上 | 10%以下 | 360kcal | – |
カナガン(チキン) | チキン生肉 | 29%以上 | 15%以上 | 9%以下 | 376kcal | – |
サイエンスダイエット(小型犬用 成犬用 チキン) | トリ肉 | 21.0%以上 | 13.0%以上 | 10.0%以下 | 373.1kcal | 動物性油脂 |
キアオラ(ラム&サーモン) | ラム生肉 | 30.0%以上 | 17.0%以上 | 10.0%以下 | 約387.4kcal | – |
フィッシュ4ドッグ(ファイネスト サーモン 小粒) | サーモン | 23%以上 | 10%以上 | 10%以下 | 367.3kcal | – |
犬猫生活(オールステージ用 国産の生鶏肉) | 生肉 | 28%以上 | 10%以上 | 10%以下 | 347kcal | – |
ドッグスタンス(鹿肉 ベーシック) | 鹿肉(生) | 26%以上 | 8%以上 | 10%以下 | 400kcal | – |
プリモ(ベーシック) | 生ミンチ肉 | 30%以上 | 10%以上 | 10%以下 | 400kcal | – |
犬の雑穀ごはん(成犬用 チキン) | 鶏肉 | 18.0%以上 | 9.7%以上 | 10.0%以下 | 357kcal | – |
アカナ(スモールブリード 成犬用) | 新鮮鶏肉 | 31%以上 | 17以上 | 12%以下 | 351kcal | – |
きょうもごちそう | 鹿肉 | 24.1%以上 | 9.4%以上 | 10.0%以下 | 349kcal | – |
K9ナチュラル(ラムフィースト) | 子羊肉 | 35.5%以上 | 37.0%以上 | 8.0%以下 | 572.5kcal | – |
サクラペットフード(カリカリタイプ) | 肉類 | 29.0%以上 | 8.5%以上 | 12.0%以下 | 約330kcal | 動物性油脂 |
スマイリー(さくらdeli) | 馬肉 | 19.5%以上 | 9.6%以上 | 10.0%以下 | 417kcal | – |
ナウフレッシュ(成犬用) | ターキー生肉(骨抜き) | 26%以上 | 16%以上 | 10%以下 | 367.0kcal | – |
ブラバンソンヌ(小型犬の成犬用 オーシャンフィッシュ) | 魚 | 27%以上 | 16%以上 | 9%以下 | 356kcal | – |
口コミ・評判のいい無添加ドッグフード30種の主原料と主な成分値、気がかりな原材料が使われていないかを比較してみました。
選び方の項目でも説明した通り、ほぼ全てのドッグフードに酸化防止剤や合成ビタミン・ミネラルといった必要な添加物は使われており、完全無添加というわけではありません。
それを踏まえたうえで一つ一つの項目に目を通してみると、穀物が主原料として使われているドッグフードや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているドッグフードがあることが分かります。
また、肉食傾向の雑食である犬にとってタンパク質は大切な栄養素ですが、タンパク質含有量に物足りなさを感じるドッグフードも見られました。
ちなみに、“タンパク加水分解物”は使われているからといって、必ずしも安全性に配慮されていないというわけではありません。
ただ、ここで取り上げたものについては、製造工程の説明がないことが気になりました。
不要なものが無添加のおすすめドッグフード10選
これまでの内容を踏まえつつ、不要なものが無添加で安心して与えられるおすすめドッグフードを10種類紹介します。
なお、販売価格や原材料については、調査した時点の情報を参考にしています。
(※2024年11月に公式サイトとAmazonで調査)
モグワン
通常購入時の価格 | 5,456円/1.8kg |
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定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,910円(10%オフ) 2〜4袋:4,637円(15%オフ) 5袋以上:4,364円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
100gあたりの価格 (4袋を定期購入時) |
約258円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約222円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の厳しいガイドラインを遵守した工場で製造されている、ペット先進国イギリス産のプレミアムドッグフードのモグワン。
メインのタンパク源には良質なチキンとサーモンが使われており、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用した高タンパクなドライフードになっています。
もちろん、香料・着色料といった犬に必要のないものは使われていませんし、品質・内容が不明瞭な原材料も一切使われていません。
主要な成分バランスについては、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲のドライフードになっており、室内飼いでそれほど運動量が多くない成犬・シニア犬用の主食として特におすすめです。
カナガン
※各項目は「チキン」のものです
通常購入時の価格 | 5,038円/2kg |
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定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
100gあたりの価格 (3袋を定期購入時) |
約214円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約171円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
カナガンもモグワンと同じくイギリス産のプレミアムドッグフードで、FEDIAFの厳しい基準をクリアした工場で製造されています。
また、メインのタンパク源として良質な動物性原材料が使われていることや、グレインフリーのレシピを採用していること、犬に必要のないものが一切使われていないことも共通しています。
ただ、カナガンにはメインのタンパク源が違う3種類のドライフードがあるほか、缶詰タイプの主食用ウェットフードも取り揃えており、食の好みや体質に合わせて選べます。
この記事で取り上げている「チキン」は、高タンパクかつ脂質とカロリーもやや高めなドライフードで、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、少食の成犬用フードとしておすすめです。
ブラバンソンヌ
※各項目は「小型犬の成犬用 オーシャンフィッシュ」のものです
通常購入時の価格 | 3,190円/1kg 5,830円/2.5kg |
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定期購入時の価格 | 3,030円/1kg(5%オフ) 5,247円/2.5kg(10%オフ) |
100gあたりの価格 (2.5kgを定期購入時) |
約210円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約168円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
ブラバンソンヌは「美食の国」として知られるベルギー産のドッグフードで、年齢や体質、食の好みに合せて原材料の内容と成分バランスを調整したドライフードを取り揃えています。
100年近い歴史を持ち、徹底した品質管理が行われている工場で製造されており、さらに原材料一つ一つについて生産者まで辿ることができるようになっています。
そして、どのラインナップにも良質な動物性タンパク源が主原料として使われていることに加えて、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった余計な添加物は使われていません。
また、原材料一覧に記載されている動物性油脂には”チキン由来”と補足されており、品質面・安全性ともにきちんと配慮されている印象を受けました。
ボッシュ
価格/内容量 | 2,860円/1kg 7,480円/3kg 20,900円/9kg(3kg×3袋) 29,700円/15kg |
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100gあたりの価格 (1kgの販売価格を参照) |
約286円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約243円 |
穀物 | ライス、コーン、コーングルテン、キビ |
ボッシュは、人間でも食べられる品質の原材料が使われているドイツ産ドッグフードです。
そして、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことはもちろん、成分バランスの傾向が違うラインナップを取り揃えています。
また、ほとんどのラインナップに肉・魚が主原料として使われていることに加えて、動物性タンパク源が1種類に限定されたグレインフリーのドライフードもあり、食に敏感な犬たちにも幅広く対応できます。
この記事で取り上げた「小型犬 成犬用 ラム&ライス」は、適度にタンパク質と脂質を含みつつもカロリーは高めで、運動量が多い小型犬の成犬や少食の小型犬の成犬用としておすすめです。
このこのごはん
※各項目は「全年齢用」のものです
価格/内容量 | 通常購入:3,850円/1kg 定期初回:3,278円/1kg 定期購入:6,556円/1kg×2袋 ※定期購入時は15%オフ ※定期2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
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100gあたりの価格 (定期購入時) |
約328円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約331円 |
穀物 | 大麦、玄米 |
このこのごはん(全年齢用)は、人間と同レベルの国内専門工場で作られている国産のドライタイプのドッグフードで、日本に多く暮らす小型犬向けに成分バランスが調製されています。
人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が一切使われていないのはもちろん、動物性の油脂が吹きかけられていないノンオイルコーティングのドライフードということも特徴の一つです。
そして、使われているのも人用の食品レベルの良質な原材料で、鰹節の効いた自然な香りに仕上げられています。
このこのごはん(全年齢用)は脂質とカロリーが控えめなことに加えて、ここまでに紹介したドッグフードと比べてタンパク質が控えめなので、「歳をとって活動量が落ちたシニア犬にタンパク質が控えめな国産ドッグフードを与えたい」、と考えている場合におすすめしています。
ドッグフード工房
※各項目は「馬肉 小粒」のものです
価格/内容量 | 2,080円/300g 3,280円/750g 5,780円/750g×2袋 6,780円/2kg 12,380円/2kg×2袋 |
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100gあたりの価格 (2kgの販売価格を参照) |
約339円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約298円 |
穀物 | うるち米、小麦 |
原材料そのものの香りと栄養素ができるだけ損なわれないように、独自の”生づくり製法”で作られているドッグフード工房。
そして、手間ひまがかかる製造方法を採用していることもあってか、風味を整えるための人工の香料が使われていないだけでなく、合成ビタミン・ミネラルも配合されていません。
もちろん、人工の酸化防止剤・着色料は使われていませんし、メインの動物性タンパク源が違うドライフードや粒サイズの違うドライフード、小麦不使用のドライフードを取り揃えていることも評価できます。
ただ、ドッグフード工房のドライフードはどれも1歳以上の成犬・シニア犬向けに作られているので、育ち盛りの子犬用フードを探しているということであれば選択肢からは外れます。
アーテミス
※各項目は「アガリクスI/S 小粒」のものです
価格/内容量 | 2,750円/1kg 5,720円/3kg 9,900円/6.8kg |
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100gあたりの価格 (3kgの販売価格を参照) |
約191円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約193円 |
穀物 | 大麦・玄米・オーツ麦・黍 |
人工の酸化防止剤・香料・着色料不使用という条件を満たしていることに加えて、年齢や体質、飼育環境や食の好みに配慮して、原材料の内容と成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えているアーテミス。
また、小麦グルテンフリーorグレインフリーのレシピを採用しており、ほとんどのラインナップに肉・魚が主原料として使われています。
ここで取り上げている「アガリクスI/S 小粒」については、タンパク質・脂質・カロリーが標準的な範囲のドライフードになっており、適度に運動をする成犬用フードとしてぴったりです。
それと、アーテミスには缶詰タイプの主食用ウェットフードもあり、主食用ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えられることも強みです。
シュプレモ
※各項目は「小型犬用 成犬用」のものです
価格/内容量 | 2,084円/1kg 5,704円/3kg 9,509円/6kg |
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100gあたりの価格 (1kgの販売価格を参照) |
約208円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約188円 |
穀物 | モロコシ、オーツ麦、玄米、粗挽き米、大麦 |
ニュートロのシュプレモは、厳選された自然素材がたっぷりと使われているドッグフードで、アーテミスと同じように原材料の内容と成分バランスを調整したラインナップを取り揃えています。
ただ、シュプレモは(超)小型犬向けのラインナップが中心で、ここで取り上げた「小型犬用 成犬用」に関しては、やや高タンパク・高脂質でカロリーは標準的な範囲のドライフードになっています。
なお、どのラインナップも人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないこと、肉・魚が主原料として使われていること、小麦グルテンフリーのレシピを採用していることは変わりません。
“タンパク加水分解物”の製造工程が不明瞭なことは気になったものの、コスパの良さと流通量も踏まえてピックアップしました。
やわか
価格/内容量 | 通常購入:6,578円/1.2kg 定期初回:4,378円/1.2kg(33%オフ) 定期購入:5,920円/1.2kg(10%オフ) |
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100gあたりの価格 (定期2回目以降) |
約493円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約661円 |
穀物 | 玄米、大麦 |
やわかは半生(ソフト)タイプの国産ドッグフードで、人用の食品レベルの良質な国産原材料をメインに作られており、主原料には九州産華味鳥が使われています。
もちろん、保存料・酸化防止剤・香料・着色料といった余計な添加物は使われていませんし、小麦グルテンフリーのレシピを採用しているので、小麦アレルギーの愛犬にも安心して与えられます。
また、全年齢対応の主食用半生フードなので、給餌量の調整で子犬からシニア犬にまでの幅広い年齢に対応できます。
それに加えて、“80g×15パック”という形で小分け包装されており、非常に使い勝手がいいこともおすすめする理由の一つです。
K9ナチュラル
※各項目は「ラムフィースト」のものです
価格/内容量 | 2,415円/142g 6,718円/500g 21,414円/1.8kg 37,956円/3.6kg |
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100gあたりの価格 (500kgの販売価格を参照) |
約1,344円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約538円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
ニュージーランド産の高品質な原材料が使われているK9ナチュラル。
動物性原材料が実に全体の約9割も占めており、原材料そのものの香りと栄養素ができる限り損なわれないように、独自の”非加熱フリーズドライ製法”で作られていることも特徴です。
K9ナチュラルのドライフードはぬるま湯を加えてかき混ぜてから与えるタイプで、この記事で取り上げている「ラムフィースト」を含めて、全体的に高タンパク・高脂質・高カロリーな傾向があります。
このような成分バランス上、育ち盛りの子犬や活発な成犬用フードとしてぴったりですし、少食の愛犬にはいつもの主食用ドライフードの上に、ぬるま湯を加えずそのままの状態でトッピングして与えるのもいいですね。
不要なものが無添加の餌で迷った時はモグワンがおすすめ
ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、モグワンをおすすめします。
当サイトが不要なものが無添加のドッグフードの中でも、モグワンをおすすめする理由は以下の通りです。
- メインのタンパク源として良質なチキン・サーモンを使用
- 品質・内容が不明瞭な原材料が一切使われていない
- FEDIAFのガイドラインを遵守した工場で製造
- 高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的なドライフード
- 無理なく続けやすい販売価格
まず言えることは、モグワンにはメインのタンパク源として良質なチキン・サーモンが使われており、犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。
また、品質・内容が不明瞭な原材料は一切使われていませんし、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の厳しいガイドラインを遵守した工場で製造されている、ペット先進国イギリス産のプレミアムドッグフードということも見逃せません。
それに加えて、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっており、室内飼いされていることが多くて運動量が少ない傾向にある日本の飼い犬向け・・・ということもモグワンをおすすめする理由の一つです。
そして、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。
無添加ドッグフードに関するQ&A
無添加ドッグフードに関するよくある質問を一覧にしてみました!
国産でおすすめの無添加ドッグフードは?
“国産”という条件に絞り、犬に必要のないものが無添加のドッグフードを選ぶとするなら、このこのごはんをおすすめします。
天然の原材料だけでは補うことが難しいこともあり、ビタミンとミネラルは合成のものが使われていますが、【香料・着色料・保存料・防カビ剤・増粘剤・発色剤・人工の酸化防止剤】は一切使われていません。
また、動物性の油脂が吹きかけられていない”ノンオイルコーティング”のドライフードということも、このこのごはんをおすすめする理由の一つです。
なお、国産ドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
低カロリーの無添加ドッグフードでおすすめは?
食欲旺盛な愛犬用として、低カロリーのドッグフードを探している方もいるでしょう。
“完全無添加”という条件だと難しいですが、犬に必要のないものが無添加という条件ならシュプレモの「体重管理用」がおすすめで、肉類が主原料かつやや高タンパクで低脂質、低カロリーなドライフードになっています。
その一方で、低カロリーのドッグフードの中には穀物が主原料の低タンパク・高炭水化物のものもあり、該当するフードを選ぶのはおすすめしません。
以下の記事では、低カロリーのドッグフードの選び方のポイントと、おすすめできる内容のドッグフードをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
市販でおすすめの無添加ドッグフードはある?
市販のドッグフードと言うと、様々な添加物が使われている印象がある方もいるかと思いますが、直前の項目で取り上げたシュプレモには、香料・着色料といった必ずしも使う必要のない添加物は使われていません。
それだけでなく、肉・魚が主原料、品質が不明瞭な原材料は不使用という条件は満たしていますし、小麦グルテンフリーorグレインフリーのレシピを採用しています。
また、店舗によって取り扱いのあるラインナップは違うものの、シュプレモには成分バランスの傾向が違うドライフードがあり、愛犬の食の好みや体質、運動量に配慮して選べることも強みです。
なお、市販のドッグフードの選び方については、以下の記事で掘り下げて解説しています。
グレインフリーの無添加ドッグフードでおすすめは?
“グレインフリー”で犬に必要のないものが無添加という条件でドッグフードを選ぶなら、モグワンをおすすめします。
モグワンに使われている添加物は必要最低限のものだけですし、厳選された良質な原材料で作られた高タンパクなドライフードになっています。
そして、低脂質かつカロリーは標準的な範囲の小粒のドライフードということから、室内飼いされていることが多くて運動量が少ない傾向にある日本の飼い犬向け・・・という捉え方ができます。
以下の記事では、グレインフリーのドッグフードの選び方のポイントを詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
小麦グルテンフリーの無添加ドッグフードでおすすめは?
グレインフリーではなく、小麦グルテンフリーの無添加ドッグフードという条件であれば、ドッグフード工房の”小麦不使用のドライフード”がおすすめです。
合成保存料・香料・着色料が使われていないことはもちろん、ドッグフード工房は必要な全ての栄養を天然食材だけで摂ることにこだわっており、合成ビタミン・ミネラルも使われていません。
そして、素材そのものの香りと栄養素を活かすために、”独自の生づくり製法”で作られていることも特徴の一つです。
ただ、ドッグフード工房は子犬の主食用フードとしての栄養基準は満たしていないので、子犬の愛犬用としてなら選択肢からは外れます。
安くてコスパがいい無添加ドッグフードはある?
ドッグフードを選ぶにあたってはコスパも重要な要素ですが、値段が安くなるほど必ずしも使う必要のない添加物が増える傾向にあり、安さを最重要視して選ぶとなると、自信を持っておすすめできる内容のドッグフードは中々見当たりません。
このことを踏まえたうえで、【不要なものが無添加かつ品質と価格のバランスが取れたドッグフード】を”コスパがいいドッグフード”とするなら、この記事でも取り上げているブラバンソンヌをおすすめします。
また、ブラバンソンヌのお得な大容量サイズの大型犬用フードがあるほか、公式サイトの定期コースを利用すると5%or10%オフの値段で購入できることも見逃せません。
なお、安いドッグフードの選び方のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ヒューマングレードでおすすめの無添加ドッグフードは?
“ヒューマングレード”をウリにしているドッグフードを見かけたことがあるかと思いますが、実はヒューマングレードという言葉を使うにあたっての明確な基準はなく、ヒューマングレードを謳っていても原材料の内容には差があります。
例えば、モグワンとカナガンにはヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉・魚が使われていますが、乾燥原材料などはペットフード用に生産されたものが使われています。
このことを踏まえたうえで、不要なものが無添加かつ良質な原材料が使われているドッグフードを選ぶとするなら、この記事で取り上げた10種類のドッグフードはどれもおすすめできる内容のドッグフードです。
以下の記事では、ヒューマングレードのドッグフードの選び方のポイントを詳しくまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
大型犬におすすめの無添加ドッグフードは?
大型犬の愛犬用として不要なものが無添加のドッグフードを選ぶとするなら、ブラバンソンヌの大型犬用をおすすめします。
肉・魚が主原料、品質・内容が不明瞭な原材料は不使用という条件を満たしていることに加えて、子犬用フードと2種類の風味の成犬用フードがあり、愛犬の年齢と食の好みに合わせて選べます。
また、成犬用は1袋10kgの大容量サイズになっていることも、体が大きくて食事量が多い大型犬用としておすすめする理由の一つです。
なお、大型犬のドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
中型犬におすすめの無添加ドッグフードは?
直前の項目で取り上げたブラバンソンヌの大型犬用は、中型犬の愛犬にもおすすめできる内容のドッグフードですが、成犬用には10kg未満のサイズがないので、多頭飼いしていない限りは選択肢からは外れます。
そのため、中型犬の愛犬にはブラバンソンヌの小型犬用、もしくは犬に必要のないものは無添加という条件を満たしているモグワンをおすすめします。
さらに言うと、ブラバンソンヌの小型犬用は高脂質なドライフードに、モグワンは低脂質なドライフードになっているので、お好みでどちらかを選ぶといいでしょう。
中型犬のドッグフードの選び方のポイントと、おすすめできる内容のドッグフードは、以下の記事で詳しくまとめています。
フレンチブルドッグにおすすめの無添加ドッグフードは?
フレンチブルドッグの愛犬用として不要なものが無添加のドッグフードを選ぶなら、モグワンをおすすめします。
モグワンは良質な肉・魚が主原料の高タンパクなドライフードということに加えて、低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっており、適度に運動をするフレンチブルドッグ用としてぴったりです。
また、小ぶりでドーナツ型のドライフードということも、そこまで大きくない中型犬のフレンチブルドッグ用としてモグワンを選んだ理由の一つです。
なお、フレンチブルドッグのドッグフードの選び方については、以下の記事で掘り下げて解説しています。
海外産の無添加ドッグフードでおすすめは?
国産ではなく、海外産で不要なものが無添加のドッグフードということであれば、この記事で取り上げたこのこのごはんとドッグフード工房を除いた8種類のドッグフードは、どれもおすすめできる内容の海外産ドッグフードです。
(※このこのごはんとドッグフード工房を除いた理由は、日本国内の工場で作られている国産ドッグフードだからです)
ただ、安心安全なドッグフードを選ぶにあたっては原産国の違いはそれほど重要な要素ではなく、海外産だからといって必ずしも品質面・安全性に配慮されているというわけではありませんし、国産ドッグフードにも同じことが言えます。
そのため、ご自身の目で原材料の内容にきちんと目を通したうえで、愛犬に合ったドッグフードを選ぶことが大切です。
ドイツ産でおすすめの無添加ドッグフードは?
“ドイツ産”という条件に限定して不要なものが無添加のドッグフードを選ぶとするなら、この記事でも取り上げているボッシュはおすすめできる内容のドッグフードです。
ボッシュはペット先進国ドイツ産のドッグフードということもあり、原材料の加工からドッグフードの製造まで管理が徹底された自社工場で行われており、品質・内容が不明瞭な原材料は一切使われていません。
また、年齢や犬種(サイズ)、体質や飼育環境に配慮してタンパク源の種類と成分バランスを調整した、豊富なドライフードを取り揃えていることも強みです。
小粒の無添加ドッグフードでおすすめはある?
犬に必要のないものが無添加という条件を満たしている小粒のドッグフードということなら、モグワンをおすすめします。
モグワンの粒の直径は8〜12mm、厚みは3〜4mmと、固形物を食べ慣れていない子犬や、歳をとったシニア犬にも食べやすいサイズ感になっています。
また、モグワンのようなドーナツ型のドライフードは軽めの力でも噛み砕きやすく、水やぬるま湯でふやかしやすいというメリットもあります。
小粒のドライフードの選び方は以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
大粒でおすすめの無添加ドッグフードは?
不要なものが無添加の大粒のドッグフードとしてなら、ブラバンソンヌの「大型犬の成犬用」がおすすめです。
ブラバンソンヌの「大型犬の成犬用」の粒の直径は14〜15mmと、かなり大粒のドライフードになっており、噛みごたえのあるドライフードが好きな愛犬用としてぴったりです。
また、グレインフリーかつ動物性タンパク源が鶏肉or魚類のどちらかに限定されているので、複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応しやすくなっています。
なお、大粒のドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
ラム肉メインでおすすめの無添加ドッグフードは?
ラム肉がメインで犬に必要のないものが無添加のドッグフードとしておすすめしたいのは、K9ナチュラルの「ラム・フィースト」です。
原材料の99%以上に自然食材が使われており、原材料そのものの香りと栄養素ができる限り損なわれないように、特殊なフリーズドライ製法で作られています。
また、グレインフリーかつ動物性タンパク源がラム・卵・貝類と少なめで、食に敏感な愛犬にも対応しやすくなっています。
以下の記事では、ラム肉メインのドッグフードの選び方のポイントをまとめているので、こちらも参考にしてみてください。
鹿肉メインの無添加ドッグフードでおすすめは?
鹿肉メインかつ無添加ドッグフードを探しているということであれば、ドッグフード工房の「鹿肉」がおすすめです。
香料・着色料などの余計な添加物はもちろん、合成ビタミン・ミネラルも使われておらず、小麦が使われているドライフードと小麦が使われていないドライフードのどちらかを選べます。
主要な成分バランスについては、脂質が控えめでタンパク質とカロリーは標準的と言えるくらいの範囲になっており、それほど運動量が多くない室内飼いの成犬用フードとして向いています。
以下の記事では、鹿肉メインのドッグフードの選び方のポイントと、おすすめできる内容のドッグフードを詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
サーモンの無添加ドッグフードでおすすめはある?
サーモンが主原料として使われており、犬に必要のないものが無添加のドッグフードとしておすすめなのは、カナガンのドライフード「サーモン」です。
カナガンの「サーモン」をおすすめする理由は、動物性タンパク源が魚類だけに限定されているだけでなく、グレインフリーのレシピを採用しているからです。
また、高タンパクかつ脂質とカロリーは標準的な全年齢対応のドライフードなので、給餌量の調整で子犬からシニア犬までの幅広い年齢に対応しやすくなっています。
なお、サーモンのドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
半生(ソフト)の無添加ドッグフードでおすすめは?
半生(ソフト)かつ余計な添加物が使われていないドッグフードということであれば、この記事でも取り上げているやわかをおすすめします。
半生フードというと色々な添加物が使われている印象があるかもしれませんが、やわかには保存料・酸化防止剤・香料・着色料が使われておらず、人用の食品レベルの良質な国産原材料がメインに使われています。
そして、主原料として九州産華味鳥を使いつつかつお節も使うことで、素材を活かした優しい味わいに仕上げられています。
以下の記事では、半生タイプのドッグフードの選び方のポイントと、おすすめできる内容のドッグフードを詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
ウェットタイプでおすすめの無添加ドッグフードは?
“ウェットタイプ”という縛りで不要なものが無添加のドッグフードを選ぶとするなら、カナガンの犬用缶詰「チキン ウェットタイプ」がおすすめです。
カナガンの犬用缶詰には平飼いチキンが贅沢に使われているだけでなく、素材そのものの香りと栄養素が損なわれないように、128℃の低温でじっくりと調理されています。
また、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用しており、複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応しやすいです。
柔らかい無添加ドッグフードでおすすめは?
柔らかい食感で不要なものが無添加のドッグフードということなら、直前の項目でも取り上げているやわかやカナガンの「チキン ウェットタイプ」をおすすめします。
どちらも犬種と年齢を問わない全犬種・全年齢対応の主食用フードなので、給餌量の調整次第で固形物を食べ慣れていない子犬にも、歳をとったシニア犬にも与えられます。
また、カナガンの犬用缶詰のような主食用ウェットフードについては、ドライフードにトッピングして与えたり主食としてそのまま与えたりなど、色々な与え方ができて使い勝手がいいです。
以下の記事では、柔らかいドッグフードの選び方のポイントを掘り下げて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
低脂肪でおすすめの無添加ドッグフードはある?
“低脂肪”という条件で不要なものが無添加のドッグフードを選ぶとするなら、良質な動物性原材料の割合が全体の半分以上を占めており、高タンパクなドライフードのモグワンがおすすめです。
低脂肪のドッグフードを選ぶにあたっては、ドライフードなら”脂質10〜12%以下”が目安になりますが、モグワンの質は”10%以上”と条件を満たしており、カロリーは標準的な範囲と言えるくらいに収まっています。
また、繊維質の多いドッグフードは満腹感が得られやすくて食べ過ぎ防止に期待できる、というメリットがありますが、モグワンの繊維質は4.75%以下と、適度に繊維質が含まれていることもおすすめする理由の一つです。
なお、低脂肪のドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
ホームセンターで買える無添加ドッグフードはある?
ホームセンターで買えるドッグフードと言えば、コスパのいい大容量サイズで販売されていたり、そもそもの値段がかなり安いものが多いですよね。
ただ、やはり値段が安くなるにつれて添加物が増える傾向にあり、“完全無添加”という条件で選ぶとなると難しいです。
このことを踏まえたうえで、ホームセンターで買えるドッグフードの中から選ぶとするなら、必ずしも使う必要のない香料・着色料不使用という条件を満たしており、肉・魚が主原料として使われているシュプレモをおすすめします。
以下の記事では、ホームセンターで買えるドッグフードの選び方のポイントを詳しくまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
お試しサンプルがある無添加ドッグフードは?
不要なものが無添加という条件であれば、この記事でも取り上げているブラバンソンヌの公式サイトでは、50gの少量パックが3袋1セットになったお試しサンプルが送料無料の330円で販売されています。
ただ、お試しサンプルくらいの量だと物珍しさで食べているだけの可能性もありますし、愛犬の食の好みや体質に合っているかどうかの判断がきちんとできません。
このことから当サイトでは少量だけのお試しは積極的にはおすすめしておらず、はじめから1ヶ月くらいは様子見するつもりで本商品を購入してみて、本当に愛犬に合っているかを時間をかけて確認することをおすすめしています。
大袋でおすすめの無添加ドッグフードはある?
“大袋”という条件で不要なものが無添加のドッグフードを選ぶとするなら、ブラバンソンヌの「大型犬の成犬用」をおすすめします。
ブラバンソンヌの「大型犬の成犬用」の内容量は10kgとなっており、1袋2.5kgの「大型犬の子犬用」と比べるとグラムあたりの値段が約1.5倍も安いです。
(※調査時点の内容量と最安値を参考にしています)
ただし、大袋のドッグフードを購入する場合には、開封後に1ヶ月程度で使い切れるということを前提に購入するようにしてくださいね。
なお、大袋のドッグフードの選び方とおすすめのドッグフードについては、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
“無添加ドッグフード”と言っても、実際のところは完全無添加のドッグフードはほとんどなく、何かしらの添加物が使われています。
ただ、全ての添加物が避けた方がいいものというわけではなく、必要性のある添加物と必要性のない添加物の種類を把握したうえで、愛犬のドッグフードを選んであげることが大切です。
具体的には、香料・着色料といった添加物は必ずしも使う必要のないもので、内容が不明瞭な原材料が使われていないかにも注目しておくといいでしょう。
ここまで読み進めたところで、もしもまだ愛犬のドッグフード選びに迷っているなら、まずはモグワンをお試ししてみることをおすすめします。
現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でモグワンを手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。