パグ向けのおすすめドッグフード7選|餌の選び方も徹底解説!

しわくちゃな顔と垂れた耳、大きな目が印象的なパグは、がっしりとした筋肉質な体つきの小型犬でもあります。

そんなパグの餌を選ぶにあたっては、動物性タンパク質の割合や脂質、カロリーに注目してドッグフードを選んであげたり、パグ向けの成分が配合(強化)されているかに注目してドッグフードを選んであげることが大切です。

この記事ではパグ向けのドッグフードの選び方や、パグにおすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

パグのドッグフードの選び方

パグのドッグフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう。

動物性原材料がメインの高タンパクなドッグフードを選ぶ

パグのがっしりとした筋肉質な体つきを維持するためには、動物性原材料がメインの高タンパクなドッグフードを選んであげることをおすすめします。

原材料一覧には使用している割合が多い順に掲載されており、最初に”鶏肉”や”豚肉”といった動物性原材料が記載されていれば動物性原材料が主原料として使われているドッグフード、ということになります。

ただ、主原料として動物性原材料が掲載されていても、第二原材料以降に穀物やイモ類・豆類といった植物性原材料が続いており、全体で見れば動物性原材料の割合が少ないドッグフードもあることには気をつけてください。

 

必ずしも当てはまるわけではありませんが、動物性原材料の割合が多いドッグフードほど高タンパクな傾向があるので、原材料だけでなく成分表にもきちんと目を通しておきましょう。

ちなみに、ドッグフードの中には”新鮮チキン生肉(50%)”といったように、動物性原材料の割合が明記されているものもありますよ。

タンパク源の種類に注目してドッグフードを選ぶ

特定のタンパク源にアレルギーのあるパグも少なくないので、タンパク源の種類にも注目しておきたいところです。

アレルギーの原因は犬によって様々ですが、穀物の中では小麦が、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆が特にアレルギーの原因になりやすい傾向があります。

このことから、小麦アレルギーの愛犬には小麦不使用のドッグフードを、牛肉アレルギーの愛犬には牛肉不使用のドッグフードを・・・といったように、アレルギーに配慮してドッグフードを選んであげることも大切です。

 

ちなみに、最近はグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードをよく見かけるようになりましたが、穀物全般にアレルギーのない犬にとってはグレインフリーは必須ではありません。

ただ、タンパク源の種類が少ない方がアレルギーの原因を特定しやすいので、食に敏感な愛犬にはタンパク源が限定されたドッグフードを選んであげるのもいいでしょう。

低脂質・低カロリーなドッグフードを選ぶ

パグは食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある小型犬です。

そのため、成分バランスにこれといったこだわりがなければ、低脂質・低カロリーなドッグフードを選んであげることをおすすめします。

その一方で、給餌量の調整がきちんとできるのなら低脂質・低カロリーにこだわる必要はありませんし、食が細くてたくさんの量が食べられない愛犬には高カロリーなドッグフードの方が向いています。

また、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬には高脂質・高カロリーなドッグフードを、歳をとって活動量が落ちたシニア犬には成犬時より脂質とカロリーが控えめなドッグフードを・・・といったように、愛犬の年齢に配慮してドッグフードを選ぶことも大切です。

パグ向けの成分が含まれているドッグフードを選ぶ

そのほかには、パグ向けの成分が配合(強化)されているかにも注目しておくといいでしょう。

具体的には、皮膚・被毛に関わる成分であるオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量です。
(※ドッグフードによっては2つの脂肪酸の含有量が掲載されていないものもあります)

2つの脂肪酸はどちらか一方だけを摂り入れればいいというわけではなく、2つの脂肪酸をバランスよく摂り入れることが大切です。

そして、現時点の暫定的な見解ではあるものの、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスは【5:1~10:1】くらいがいいのではないかと考えられています。

余計な添加物が使われていないドッグフードを選ぶ

パグに限った話ではありませんが、余計な添加物が使われていないドッグフードを選んであげることも大切です。

ドッグフードによっては人工の酸化防止剤や着色料が使われていることがありますが、これらの添加物がアレルギーや涙やけの原因になることがあります。

人工の酸化防止剤に関してはドッグフードの酸化を抑えるために使われるものの、天然由来のもので代用することもできます。

また、犬は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、犬の立場になって考えれば人工のもの天然のものにかかわらず、着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。

パグ用として評判のいいドッグフード20種

商品名 主原料 タンパク質 脂質 水分 カロリー
(100gあたり)
オメガ6:オメガ3 気がかりな原材料
モグワン チキン&サーモン 27%以上 10%以上 9%以下 361.5kcal 1.4:1
カナガン(チキン) チキン生肉 29%以上 15%以上 9%以下 376kcal 3.1:1
ブッチ(ブラック・レーベル) ビーフ 10.5%以上 8.0%以上 74.5%(最大) 116kcal
ウェルケア(パグ専用 オールステージ) 肉類 24.5%以上 10.0%以上 10.0%以下 335kcal チキンミール、動物性油脂
ロイヤルカナン(パグ 成犬・高齢犬用) 23.0%以上 14.0%以上 10.5%以下 390kcal 動物性脂肪、加水分解タンパク
このこのごはん(全年齢用) 鶏肉 20.9%以上 8.0%以上 10.0%以下 343kcal
ソルビダ(グレインフリー チキン 室内飼育体重管理用) オーガニックチキン生肉 24%以上 9%以上 10%以下 310kcal 1:1
ピッコロ 骨抜きチキン生肉 32.00% 15.00% 8.00% 約355kcal 3.1:1
ポンポンデリ 鶏肉 21.3%以上 9.2%以上 10.0%以下 351kcal
うまか 鶏肉 21.4%以上 9.5%以上 10.0%以下 350kcal
ナチュラルチョイス(小型犬用[成犬用]チキン&玄米) チキン(肉) 24.0%以上 16.0%以上 10.0%以下 375kcal 10:1 タンパク加水分解物
アーテミス(フレッシュミックス スモールブリード 成犬用) フレッシュチキン 25.0%以上 15.0%以上 10.0%以下 368.3kcal 6:1
サイエンスダイエット(小型犬用 成犬用 チキン) トリ肉 21.0%以上 13.0%以上 10.0%以下 373.1kcal 6.6:1 動物性油脂
ペロリコ ライト 肉類 22.5%以上 8.0%以上 9.5%以下 326.9kcal
ミシュワン(全犬種用) チキン、ターキーとサーモン 29% 15% 8% 384kcal 1.6:1
アカナ(スモールブリード 成犬用) 新鮮鶏肉 31%以上 17%以上 12%以下 351kcal 2.6:1
オリジン(オリジナル) 新鮮鶏肉 38%以上 18%以上 12%以下 386kcal
シュプレモ(小型犬用 成犬用) チキン(肉) 26.0%以上 17.0%以上 10.0%以下 375kcal 5.1:1 タンパク加水分解物
ドッグフード工房(馬肉) 馬肉 20%以上 7%以上 6%以下 375kcal
プロプラン(スタンダードレンジ 小型犬用 成犬用) チキン 29%以上 17%以上 12%以下 約403kcal たんぱく加水分解物

パグ用として人気で評判のいいドッグフード20種類の原材料や主要な成分値、気がかりな原材料が使われていないかどうかをまとめてみました。

それぞれのドッグフードを見比べてみると、主原料として穀物が使われているドッグフードや、タンパク質含有量に物足りなさを感じるドッグフードがあることが分かりますね。

また、ドッグフードによって脂質とカロリーの数値にかなりの開きがあることも分かります。

 

なお、“動物性油脂(動物性脂肪)”“タンパク加水分解物(加水分解タンパク)”については、使われているからといって必ずしも安全性に配慮されていないというわけではありません。

ただ、ここで取り上げている動物性油脂は具体的に何の動物の油が使われているのかが分からないことに加えて、添加されている酸化防止剤の種類が分からないことが気がかりです。

タンパク加水分解物に関しては、製造工程の説明がされていないことが気になりました。

パグにおすすめのドッグフード7選

これまでの内容を踏まえつつ、パグにおすすめの7種類のドッグフードを紹介します。

なお、販売価格や原材料、成分は調査した時点の情報を参考にしています。
(※2024年11月に公式サイトとAmazonで調査)

モグワン

モグワンドッグフードのパッケージ画像(表面1)

通常購入時の価格 5,456円/1.8kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,910円(10%オフ)
2〜4袋:4,637円(15%オフ)
5袋以上:4,364円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(5袋を定期購入時)
約242円
1日あたりの餌代
(7kgの成犬を想定)
約266円
穀物 不使用
(グレインフリー)

香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことはもちろん、良質な動物性タンパク源となるチキンとサーモンが贅沢に使われているモグワン。

それに加えて、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることから、食に敏感な愛犬にも対応しやすいです。

主要な成分バランスについては、高タンパクかつ低脂質でカロリーは標準的な範囲になっており、そこまで運動量が多くない成犬やシニア犬の主食としてぴったりです。

また、動物性原材料が贅沢に使われているグレインフリーのドッグフードの中では、手に取りやすい価格で販売されていることも評価できます。

カナガン

カナガンドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目はドライフード「チキン」のものです

通常購入時の価格 5,038円/2kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(4袋を定期購入時)
約214円
1日あたりの餌代
(7kgの成犬を想定)
約223円
穀物 不使用
(グレインフリー)

カナガンはモグワンと同じく、グレインフリーかつ動物性原材料の占める割合が全体の半分以上を占めており、さらにメインのタンパク源が違う3種類のドライフードと缶詰タイプのウェットフードを取り揃えています。

ここで取り上げているのはドライフードの「チキン」で、メインのタンパク源としてチキンとサーモンが使われているモグワンに対して、チキン(チキン生肉/乾燥チキン)がメインに使われており、魚類が使われていないという違いがあります。

また、カナガン チキンはモグワンよりも高タンパク・高脂質・高カロリーになっており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、食が細くてたくさんの量が食べられない成犬用フードとして向いています。

それと、カナガン チキンのオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスは【3.1:1】と、理想的と考えられているバランスに近くなっていることも評価できます。

アカナ

アカナドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「スモールブリード 成犬用」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,480円/340g
5,478円/2kg
12,380円/6kg
100gあたりの価格
(2kgの最安値を参照)
約274円
1日あたりの餌代
(7kgの成犬を想定)
約233円
穀物 不使用
(グレインフリー)

アカナは犬種(サイズ)や年齢、体質や飼育環境に配慮して原材料の内容と成分バランスを調整した様々なドッグフードを取り揃えています。

この記事で取り上げている「スモールブリード 成犬用」については、高タンパク・高脂質かつカロリーはやや控えめに調整されており、どちらかと言えば運動量が控えめなパグ向けの成分バランスと捉えることができます。

その一方で、高脂質・高カロリーな【レジオナル】というシリーズや、低脂質・低カロリーな「ライト&フィット」というドッグフードもあることから、愛犬の運動量や食事量に合わせて選びやすいです。

なお、アカナはほぼ全てのラインナップがグレインフリーのレシピを採用していますが、【クラシック】というシリーズだけは穀物(オーツ麦)が使われています。

オリジン

オリジンドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「オリジナル」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,762円/340g
7,840円/2kg
19,404円/6kg
27,720円/11.4kg
100gあたりの価格
(2kgの最安値を参照)
約392円
1日あたりの餌代
(7kgの成犬を想定)
約329円
穀物 不使用
(グレインフリー)

アカナと同じく、チャンピオンペットフード社が製造・販売しているドッグフードのオリジン。

オリジンはアカナよりも動物性原材料の割合が多く、より高タンパクなドッグフードになっています。

ただ、アカナは高脂質・高カロリーなドッグフードから低脂質・低カロリーなドッグフードまで取り揃えている一方で、オリジンはこの記事で取り上げた「オリジナル」を含めて、全体的に高脂質・高カロリーな傾向があります。

このことから、オリジンは育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、食が細くてたくさんの量が食べられない成犬用フードとしておすすめしています。

サイエンスダイエット

サイエンスダイエットドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「小型犬用 成犬用 チキン」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,145円/750g
1,973円/1.5kg
3,027円/3kg
4,440円/5kg
100gあたりの価格
(3kgの最安値を参照)
約101円
1日あたりの餌代
(7kgの成犬を想定)
約131円
穀物 トウモロコシ、小麦、米

犬を飼っているなら知らない人はいない・・・と言ってもいいくらいメジャーなドッグフードのサイエンスダイエット。

一部のラインナップの主原料が穀物ということや、動物性油脂の内容が不明瞭なことは気になるものの、成分バランスを調整したバラエティ豊かなドッグフードを取り揃えていることが大きな魅力と言えます。

それに加えて、プレミアムドッグフードの中では手に取りやすい価格で販売されていることも強みです。

この記事で取り上げた「小型犬用 成犬用 チキン」については、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスが【6.6:1】と、理想的と考えられているバランス通りになっています。

ブッチ

ブッチ(犬用)のイメージ画像

価格/内容量
(通常購入時)
1,650円/800g
3,300円/2kg
3,000円/800g×3本(初回限定)
価格/内容量
(定期購入時)
1,485円/800g
2,970円/2kg
※定期購入時は10%オフ
100gあたりの価格
(2kgを定期購入時)
約149円
1日あたりの餌代
(7kgの成犬を想定)
約519円
穀物 コーン、米
(グルテンフリー)

ブッチは、生肉と同じ栄養成分と水分量にこだわったチルド(ウェット)タイプのドッグフードです。

そして、ブッチには人間でも食べられる高品質な動物性原材料が贅沢に使われているだけでなく、「小麦/グルテン/イースト」といった消化不良の原因になりやすいタンパク源が使われていません。

また、水分量が多いウェットフードということからカロリーは控えめなので、固形物を食べ慣れていない子犬やシニア犬用フードとしてだけでなく、食べすぎてしまう傾向のある成犬用フードとしても向いています。

ただ、低カロリーなウェットフードはドライフードに比べて餌代が高くなってしまうので、当サイトではドライフードとローテーションして与えたり、トッピングして与えることをおすすめしています。

このこのごはん

このこのごはんドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「全年齢用」のものです

価格/内容量 通常購入:3,850円/1kg
定期初回:3,278円/1kg
定期購入:6,556円/1kg×2袋
※定期購入時は15%オフ
※定期2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件
100gあたりの価格
(定期購入時)
約328円
1日あたりの餌代
(7kgの成犬を想定)
約394円
穀物 大麦、玄米

このこのごはん(全年齢用)は、日本で暮らす小型犬向けに販売されているドライタイプの国産ドッグフードです。

主原料として使われているのは人用の食品レベルの鶏肉で、消化吸収に配慮して小麦グルテンフリーのレシピを採用しています。

もちろん、犬にとって必要のない添加物は一切使われていませんし、動物性の油脂が吹きかけられていないノンオイルコーティングのドライフードということも大きな特徴です。

ただ、100gあたりの価格が約328円ということで、月々の餌代がかなり高くなってしまうことがデメリットと言えます。

パグの餌で迷った時にはモグワンがおすすめ

モグワンドッグフードのパッケージ画像(表面2)

ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、モグワンをおすすめします。

当サイトがパグ用のドッグフードとして、モグワンをおすすめする理由は以下の通りです。

モグワンをおすすめする5つの理由
  • 良質な動物性原材料が全体の5割以上を占めている
  • 低脂質かつカロリーは標準的な範囲
  • 穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用
  • 犬にとって必要のないものが一切使われていない
  • 無理なく続けやすい販売価格

まず第一に言えることは、モグワンは良質な動物性原材料の割合が全体の5割以上を占めており、パグにとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

また、低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっており、それほど運動量が多くないパグの主食としてぴったりです。

それに加えて、アレルギーの原因になりやすいタンパク源が使われていないことや、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことも見逃せません。

そして、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。

パグの餌の量と回数

バグだからといってそのほかの犬種とは給餌量の考え方が違うというわけではなく、基本的には購入したドッグフードのパッケージや公式サイト、冊子などに掲載されている給餌量を目安にすれば大丈夫です。

ただ、どのドッグフードの給餌量についてもあくまで“目安量”でしかなく、実際のところは愛犬の体重や年齢はもちろん、体質や運動量によっても最適な給餌量が変わってきます。

そのため、愛犬の便の状態や体重を確認しながら給餌量を微調整するようにしてください。

 

便の状態に関しては、柔らかめな場合は餌の量が多すぎる可能性があり、反対に固めな場合は餌の量が少ない可能性があります。

なお、成犬の餌の回数については1日2回が目安になりますが、食べすぎてしまう傾向のある愛犬なら3回に分けて様子見・・・といったように、食事量に合わせて回数を増やす分には問題ありません。

子犬の給餌量と餌の回数の補足

育ち盛りの子犬は成犬時よりもたくさんの栄養が必要なことから、1日あたりの餌の量も多くなります。

そして、成長が緩やかになるにつれて成犬時の給餌量に近づけていきます。

子犬の餌の回数については、生後2〜3ヶ月くらいまでは1日4〜5回を、生後4〜5ヶ月くらいまでは1日3〜4回を目安にしつつ、1日の必要量を食べられるようにしましょう。

生後6ヶ月以降の餌の回数は、成犬と同じ1日2回が目安になります。

シニア犬の給餌量と餌の回数の補足

7歳以上のシニア犬の給餌量に関しては、成犬時の1〜2割ほど減らした量が目安です。

ただ、7歳を過ぎたからといってすぐに活動量が落ちるわけではありませんし、これといって変わりがないようであれば餌の量は減らさなくても大丈夫です。

また、シニア犬の餌の回数については1日2〜3回が目安になりますが、一度にたくさん食べると消化不良を起こしてしまう場合や、食が細くなってたくさんの量が食べられなくなった場合には、餌の回数を多めにしてあげるといいでしょう。

パグがドッグフードを食べない時の対処法

パグがドッグフードを食べない理由はいくつも考えられますが、主な理由の一つとして挙げられるのはドッグフードの風味や食感が好みではないことです。

そんな時に手軽に試せる食いつきをよくする方法は、ドッグフードを電子レンジで少しだけ温めてから与えたり、ドライフードであれば人肌程度のぬるま湯でふやかしてから与えることです。

どちらもドッグフードの香りを強めて嗜好性を高める方法ですが、くれぐれも温めすぎには気をつけてくださいね。

 

そのほかには、餌の切り替えはじめの頃は警戒して食べないこともあります。

急な餌の切り替えは消化の負担にもなってしまうので、1日目は新しいドッグフードを1割ほど混ぜて与え、3日目は5割ほど・・・といったように、1週間くらいかけて少しずつドッグフードを切り替えるようにしてください。

また、新しいドッグフードに慣れてもらうためには、細かく砕いて切り替え前のドッグフードにふりかけて与えるのもおすすめです。

それと、開封したドッグフードが空気に触れる時間が長くなるほど品質だけでなく風味も落ちるので、日頃から高温多湿や直射日光、照明の当たる場所を避けて密閉保存しておくことも重要です。

パグの餌代について

パグの成犬時の平均体重は6.3〜8.1kg前後ということで、トイプードルやチワワといった超小型犬と比べれば月々の餌代は高くなります。

ただ、ドッグフードの種類によって販売価格やカロリーが違うこともあり、実際には与えるドッグフードによって餌代がかなり違ってきます。

そこで参考までに、パグにおすすめの3種類のドッグフードの餌代の比較表を作ってみました。
(※どれも7kgの成犬に毎日の主食として与えることを想定しています)

サイエンスダイエット
(小型犬用 成犬用 チキン)
モグワン ブッチ
1日あたり 約131円 約266円 約519円
1ヶ月あたり 約3,930円 約7,980円 約15,570円
3ヶ月あたり 約11,790円 約23,940円 約46,710円
半年あたり 約23,580円 約47,880円 約93,420円
1年あたり 約47,160円 約95,760円 約186,840円

一概には言えないものの、一般的にはドッグフードの販売価格が高くなればなるほど動物性原材料の割合が増えたり、原材料の品質や製造方法にこだわりを持って作られている傾向があります。

その逆に、ドッグフードの販売価格が安くなるにつれて動物性原材料の割合が減って穀物の割合が増えたり、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていたり、犬にとって必要のない添加物が使われている傾向があります。

とは言え、愛犬の餌代にいくらまでかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のドッグフードを選ぶことをおすすめしています。

パグにおすすめの市販のドッグフードはある?

市販のドッグフードの中からパグの餌を選ぶとするなら、この記事でも取り上げたアカナの「スモールブリード 成犬用」をおすすめします。

主原料として良質な肉類を使用、品質・内容が不明瞭な原材料や犬に必要のないものは不使用という条件を満たしており、高タンパク・高脂質かつカロリーはやや控えめで、それほど運動量が多くないパグ用として向いています。

また、店舗によって取り扱っているラインナップは違うものの、アカナにはタンパク源の内容や成分バランスの傾向が違うドライフードがあり、愛犬の食の好みや体質、運動量に配慮して選べることも強みです。

なお、市販のドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

パグの子犬におすすめのドッグフードは?

“子犬”の時期という条件に絞ってパグの餌を選ぶなら、カナガンのドライフード「チキン」をおすすめします。

カナガンの「チキン」は良質な鶏肉の割合が全体の半分を占めているグレインフリーのドッグフードで、粒の直径は約10mm、厚みは約4.5mmのドーナツ型と、口の小さな子犬にも食べやすいサイズ感のドライフードになっています。

そして、高タンパクかつ脂質とカロリーもやや高めになっており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬用フードとしてぴったりです。

以下の記事では、子犬のドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容のドッグフードをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

パグにおすすめの安いドッグフードはある?

販売価格が安くなるほど肉・魚の割合が減ったり、犬に必要のないものが使われている傾向があることから、”安さ”を最重要視してパグの餌を選ぶとなると、自信を持っておすすめできるドッグフードは中々見当たりません。

ただ、【品質と価格のバランスが取れたコスパのいいドッグフード】ということであれば、サイエンスダイエットの「小型犬用 成犬用 チキン」をおすすめします。

そのほかのラインナップから選ぶ場合、穀物が主原料として使われているものや、タンパク質含有量がかなり控えめなものもあるので、それらの要素にも気を配りながら購入を検討するのがいいでしょう。

以下の記事では、安いドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容のドッグフードをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

まとめ

パグの餌を選ぶにあたっては、動物性タンパク質の割合や脂質、カロリーに注目してドッグフードを選んであげたり、パグ向けの成分が配合(強化)されているかに注目してドッグフードを選んであげることが大切です。

それに加えて、人工の酸化防止剤や着色料など、必ずしも使う必要のない添加物が使われていないかどうかにも注目しておくべきです。

現在は何百種類ものドッグフードが販売されていますが、最終的にどのドッグフードを買うのかを決めるのは愛犬ではなく飼い主である人間です。

だからこそ愛犬のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくドッグフード選びを心がけたいところですね。

 

ここまで読み進めたところで、もしもまだパグのドッグフード選びに迷っているなら、まずはモグワンをお試ししてみることをおすすめします。

現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でモグワンを手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。