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シニア猫におすすめのキャットフードは?高齢猫・老猫向けの餌10選

キャットフード

一般的に、猫は7歳を迎えた頃からシニア猫(高齢猫・老猫)と言われる年齢にあたり、成猫の頃に比べて活動量が落ちたりなどの変化が現れます。

そんなシニア猫の餌を選ぶにあたっては、主原料として使われている原材料やタンパク質・脂質・カロリーのバランス、猫にとって必要のない添加物が使われていないかに気を配りながら選んであげることが大切です。

この記事では、シニア猫向けのキャットフードの選び方と、シニア猫におすすめのキャットフードをまとめているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

シニア猫(高齢猫・老猫)のキャットフードの選び方

シニア猫(高齢猫・老猫)のキャットフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう。

肉・魚(動物性タンパク源)が主原料として使われているか

はじめに確認しておきたいことは、肉・魚(動物性タンパク源)が主原料として使われているかどうかです。

この理由は、肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は、肉食動物の猫にとって大切な栄養素だからです。

その一方で、販売価格が安くなるにつれて肉・魚の割合が減り、その代わりに肉・魚よりも安く仕入れられる穀物の割合が増える傾向にありますが、猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。

そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のキャットフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。

 

このことから、タンパク源の割合に特別なこだわりがない限りは、シニア猫には肉・魚(動物性タンパク源)が主原料として使われており、適度にタンパク質が含まれているキャットフードを選んであげることをおすすめします。

なお、原材料一覧には使用割合が多い順に記載されているので、先頭にチキンやサーモンなどの肉・魚が記載されていれば、動物性タンパク源が主原料として使われているキャットフードということになります。

品質・内容が不明瞭な原材料が使われていないか

主原料として使われている原材料を含めて、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていないかも確認しておきましょう。

例えば、”ミートミール”や”家禽ミール”、”動物性油脂”といった原材料表記がされていることがありますが、どれも具体的に何の動物の肉・魚が使われているのかが分かりません。

また、”◯◯ミール”という動物性原材料には、人用の食肉としては出回らない“4Dミール”が使われている可能性を否定できませんし、動物性油脂には人工の酸化防止剤が使われている可能性があります。

 

対照的に、品質面にこだわりを持って作られているキャットフードの場合は、“新鮮鶏肉”や”チキン生肉”といったように具体的な表記がされており、「人用の食品レベルの原材料を使用」といったような補足がされていることがほとんどです。

そして、動物性油脂は”鶏脂(ミックストコフェロールで酸化防止剤)”といったように、酸化防止剤の種類が補足されているキャットフードもあります。

ただ、◯◯ミールや動物性油脂といった動物性原材料が使われていても、公式サイトやパッケージに品質・内容が補足されていることがあるので、メーカーが公開している情報にはできる限り目を通しておくことをおすすめします。

適度にタンパク質を含みつつ脂質とカロリーが控えめか

タンパク質含有量を確認する際には、脂質とカロリーのバランスにも気を配っておきましょう。

冒頭でも触れましたが、シニア猫と言われる年齢を過ぎると成猫の頃と比べて活動量が落ちることから、基本的には脂質とカロリーが控えめなキャットフードを選ぶのがおすすめです。

ただ、食が細くなってあまり量を食べられなくなったシニア猫には、ある程度脂質とカロリーが高めなキャットフードの方が向いています。

また、7歳を過ぎてもまだまだ活発なこともありますし、愛猫に特にこれといった変化が見られない場合には、シニア猫と呼ばれる年齢を迎えたからといって急いでキャットフードを切り替える必要はありません。

猫にとって必要のない添加物が使われていないか

猫にとって必要のない添加物が使われていないかも、きちんと確認しておくべきです。

人工の酸化防止剤や人工の着色料が使われているキャットフードは珍しくありませんが、これらの添加物がアレルギーの原因になることがあります。

BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤については、キャットフードの酸化を抑える目的で添加されるものの、ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物といった天然由来のもので代用することもできます。

人工の着色料はキャットフードの見た目を良くする目的で添加されますが、そもそもの問題として猫は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、猫目線で考えれば人工の着色料を使ってまでキャットフードに色味をつける意味はありません。

愛猫が食べやすい形状(タイプ)のキャットフードか

シニア猫の愛猫が食べやすい形状(タイプ)のキャットフードを選ぶことも大切です。

シニア猫と言われる年齢を過ぎると噛む力が弱くなってくるので、愛猫が当てはまる場合は粒サイズが小さめなドライフードを選んであげるといいでしょう。

また、水分量が多くて柔らかな食感のウェットフードを選ぶのもいいですね。

ただ、ウェットフードはドライフードと比べてカロリーが控えめなことから、たくさんの量を与えなければいけませんし、グラムあたりの価格も高い傾向にあり、ウェットフードだけを与えるとなるとコスパが悪いです。

 

このことから、ウェットフードを与えるならドライフードとローテーションして与えたり、ドライフードにトッピングして与えることをおすすめしています。

そのほかには、ドライフードを水やぬるま湯でふやかしてから与えるのもいいでしょう。

シニア猫用として評判のいいキャットフード30種

商品名 主原料 タンパク質 脂質 水分 カロリー
(100gあたり)
気がかりな原材料
サイエンスダイエット
(シニア 11歳以上 高齢猫用 チキン)
トリ肉 29.0%以上 15.0%以上 8.0%以下 393.9kcal 動物性油脂
ナチュラルチョイス
(室内猫用 エイジングケア チキン)
チキン(肉) 36.0%以上 17.0%以上 10.0%以下 375kcal タンパク加水分解物
ワイルドレシピ ドライ
(エイジングケア チキン)
チキン(肉) 42.0%以上 18.0%以上 10.0%以下 375kcal タンパク加水分解物
ミャウミャウ
(カリカリ小粒 シニア猫用 かつお味)
穀類 30.0%以上 10.0%以上 10.0%以下 350kcal ビーフミール、ポークミール、動物性油脂
レオナルド
(シニア)
新鮮な肉 28% 15% 10% 374kcal
ハッピーキャット
(シニア ファームラム)
ポルトリープロテイン 29.0% 12.0% 9.0% 365.5kcal
カルカン パウチ
(ジューシーゼリー仕立て 11歳から まぐろ)
肉類 8.5%以上 1.0%以上 88.0%以下 約61.7kcal ~等、調味料、増粘多糖類、発色剤
キャネットチップ
(お肉とお魚ミックス)
穀類 27.0%以上 9.0%以上 10.0%以下 約350kcal ~等、ミートミール、チキンミール、ビーフパウダー、動物性油脂、着色料
アボダーム
(ヘアーボール&ライト)
乾燥チキン 32.0%以上 16.0%以上 10.0%以下 356kcal
懐石
(2つのごほうび 腎臓の健康維持)
穀類 27.5%以上 9.0%以上 10.0%以下 約370kcal ミートミール、チキンミール、動物性油脂
ナウフレッシュ
(シニアキャット&ウェイトマネジメント)
ターキー生肉(骨抜き) 30%以上 14%以上 10%以下 352.8kcal
ビューティープロ
(下部尿路の健康維持 11歳以上)
穀類 32.0%以上 8.5%以上 10.0%以下 350kcal 牛肉粉、豚肉粉、動物性油脂、pH調整剤
オールウェル
(10歳以上の腎臓の健康維持用)
穀類 30.0%以上 9.0%以上 10.0%以下 約340kcal チキンミール、ポークミール、ビーフミール、動物性油脂、調味料
グランツ
(チキン)
脱水チキン 32.00%以上 15.00%以上 10.00%以下 358kcal
ロイヤルカナン
(インドア 7+)
コーン 27.0%以上 11.0%以上 6.5%以下 377kcal 動物性油脂、加水分解タンパク
シーバ デュオ
(15歳以上 香りのまぐろ味セレクション)
肉類 30.0%以上 17.0%以上 12.0%以下 405kcal チキンミール、牛・羊副産物、家禽ミール、~等、油脂類、着色料、BHA、BHT
ピュリナワン ドライ
(健康マルチケア 7歳以上)
チキン 37%以上 11%以上 12%以下 約355kcal たんぱく加水分解物
メディファス ドライ
(11歳から)
穀類 28.5%以上 15.0%以上 10.0%以下 約405kcal ミートミール、動物性油脂
アイムス
(11歳以上用 毎日の健康サポート)
肉類 31.5%以上 18.0%以上 7.5%以下 394kcal 家禽類、BHA、BHT
コンボ キャット ドライ
(毛玉対応 11歳以上 かつお味・かつおチップ・かつお節添え)
穀類 27.5%以上 8.5%以上 10.0%以下 350kcal チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、動物性油脂、pH調整剤、調味料、着色料
ジャガー 肉類 37%以上 14.88%以上 8%以下 387.5kcal
モグニャン 白身魚 27%以上 11%以上 5%以下 379kcal
銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て
(10歳頃から)
穀類 30.0%以上 16.0%以上 10.0%以下 約400kcal ポークミール、ビーフミール、チキンミール、動物性油脂、調味料、着色料
アカナ
(インドアエントリー)
新鮮鶏肉 37%以上 14%以上 10%以下 363.0kcal
ホリスティックレセピー
(シニア 7才から)
鶏肉粉 26.0%以上 9.0%以上 10.0%以下 324kcal
キャットスマック
(かつお味)
穀類 27.0%以上 9.0%以上 10.0%以下 330kcal ~等、チキンミール、ポークミール、ミートミール、動物性油脂、pH調整剤
カナガン チキン 乾燥チキン 34%以上 16.7%以上 8%以下 405kcal
モンプチ ドライ
(15歳以上用 5種のブレンド)
穀類 34%以上 12%以上 12%以下 360kcal ~等、チキンミール、ターキーミール、動物性油脂、たんぱく加水分解物
犬猫生活
(オールステージ用 国産の生鶏肉)
生肉 31%以上 15%以上 10%以下 373kcal

シニア猫(高齢猫・老猫)用として評判のいい、30種類のキャットフードの主原料と主要な成分値、気がかりな原材料が使われていないかどうかを比較してみました!

一つ一つの項目に目を通していくと、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われているキャットフードがあることや、品質・内容が不明瞭な原材料表記が見られるキャットフードがあることが分かりますね。

また、人工の酸化防止剤や人工の着色料、調味料が使われているキャットフードがあることや、タンパク質・脂質・カロリーのバランスはキャットフードによって様々ということも分かります。

 

なお、“タンパク加水分解物(加水分解タンパク)”に関しては、使われているからといって必ずしも避けた方がいいものというわけではありません。

ただ、ここで取り上げているタンパク加水分解物は、製造工程の補足がされていないことが気になりました。

シニア猫(高齢猫・老猫)におすすめのキャットフード10選

これまでの内容を踏まえつつ、シニア猫(高齢猫・老猫)におすすめの10種類のキャットフードを紹介します。

ちなみに、販売価格や原材料については、調査した時点の情報を参考にしています。
(※2025年7月に公式サイトとAmazonで確認)

グランツ

グランツキャットフード(リニューアル前)のパッケージ表面
※写真は旧パッケージのものです
※各項目は「チキン」のものです

通常購入時の価格 6,000円/500g×3袋
定期購入時の価格 初回:980円/500g×1袋+50g×2袋
2回目以降:4,800円/500g×3袋
※定期初回は63%オフ
※定期2回目以降は20%オフ
100gあたりの価格
(定期2回目以降)
約320円
1日あたりの餌代
(4kgのシニア猫を想定)
約195円
穀物 不使用
(グレインフリー)

厳選された良質な動物性原材料の割合が全体の6割以上を占めていることに加えて、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているキャットフードのグランツ。

また、着色料などの猫に必要のないものも一切使われていませんし、「チキン&サーモン」と「チキン」、「サーモン」といったタンパク源の内容が違う3種類のドライフードを取り揃えています。

この記事で取り上げているのは「チキン」ですが、どれも適度にタンパク質と脂質を含みつつもカロリーはやや控えめで、歳をとって活動量が落ちたシニア猫にもおすすめできる内容のキャットフードです。

それと、「チキン」は動物性タンパク源が限定されていることから、鶏肉以外の複数のタンパク源にアレルギーのある愛猫にも対応しやすいです。

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アカナ

アカナキャットフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「インドアエントリー」のものです

価格/内容量 1,408円/340g
6,050円/1.8kg
12,980円/4.5kg
100gあたりの価格
(340gの販売価格を参照)
約414円
1日あたりの餌代
(4kgのシニア猫を想定)
約178円
穀物 ホールオーツ
(グルテンフリー)

アカナは肉・魚を贅沢に使用、品質・内容が不明瞭な原材料や人工の酸化防止剤・香料・着色料不使用、という条件を満たしているだけでなく、グルテンフリーorグレインフリーのレシピを採用しているキャットフードです。

そして、どのラインナップについても、高タンパク・低炭水化物ということは変わらず、肉食動物の猫本来の食事内容に配慮されたキャットフードと捉えることができます。

ここで取り上げた「インドアエントリー」については、脂質は標準的と言えるくらいの範囲に、カロリーはやや控えめと言えるくらいの範囲になっており、活動量の少なめなシニア猫としても向いています。

なお、「インドアエントリー」には穀物(ホールオーツ)が使われていますが、ホールオーツはアレルギーの原因になりにくい穀物なので、愛猫にこれといったアレルギーがなければ、穀物が使われているからといって気にしすぎる必要はないでしょう。

犬猫生活

犬猫生活キャットフードのパッケージ画像15
※各項目は「オールステージ用 国産の生鶏肉」のものです

価格/内容量 通常購入:7,508円/750g×2袋
定期購入:5,478円/750g×2袋
※定期購入時は23%の割引が適用
100gあたりの価格
(定期購入時)
約365円
1日あたりの餌代
(4kgのシニア猫を想定)
約214円
100gあたりの価格
(定期購入時)
不使用
(グレインフリー)

犬猫生活は日本国内の工場で作られている国産キャットフードで、ここで取り上げている「オールステージ用 国産の生鶏肉」は、生肉(鶏肉/牛肉/魚肉/鶏レバー)が主原料として使われているグレインフリーのドライフードです。

もちろん、人工の酸化防止剤・香料・着色料は使われていませんし、動物性の油脂が吹きかけられていない”ノンオイルコーティング”のドライフードということも特徴です。

そして、原材料そのものの香りを活かすために80~90℃でじっくりと低温加熱されており、品質面だけでなく調理方法にもこだわりを感じられます。

主要な成分バランスについては、タンパク質はやや控えめで脂質とカロリーは標準的と言えるくらいになっており、シニア猫と言われる年齢を迎える頃の愛猫用としておすすめです。

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モグニャン

モグニャンキャットフードのパッケージ画像(表面2)

通常購入時の価格 5,038円/1.5kg×1袋
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(3袋を定期購入時)
約285円
1日あたりの餌代
(4kgのシニア猫を想定)
約137円
穀物 不使用
(グレインフリー)

モグニャンはFEDIAFの厳しいガイドラインを遵守したイギリスの工場で作られているキャットフードで、ヒューマングレードの食品工場から仕入れた魚が使われています。
(※乾燥原材料等はペットフード用に生産されたものを使用)

そして、主原料として使われている白身魚の割合は全体の65%を占めており、グレインフリーのレシピを採用している一方で、タンパク質と脂質は控えめになっています。

また、粒の直径は8mm程度、厚さは6mm程度の俵型と、シニア猫にも食べやすいサイズ感のドライフードということも、モグニャンを選んだ理由の一つです。

それだけでなく、猫にとって必要のない添加物が一切使われていないことや、マグネシウム含有量に合わせてカルシウムとリンの含有量がきちんと調整されていることも見逃せません。

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カナガン

カナガンキャットフード チキンのパッケージ画像(表面2)
※各項目はドライフード「チキン」のものです

通常購入時の価格 5,038円/1.5kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,534円(10%オフ
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(3袋を定期購入時)
約285円
1日あたりの餌代
(4kgのシニア猫を想定)
約128円
穀物 不使用
(グレインフリー)

良質な肉・魚が主原料、香料・着色料不使用、グレインフリーのレシピを採用、という3つの条件を満たしていることに加えて、動物性タンパク源の内容が違う複数のドライフードを取り揃えているカナガン。

この記事で取り上げている「チキン」は第一原材料として乾燥チキンが、第二原材料としてチキン生肉が使われており、適度にタンパク質と脂質を含みながらも高カロリーなドライフードになっています。

このような成分バランス上、若い頃とあまり運度量が変わらない活発なシニア猫や、少食であまり量を食べられないシニア猫用としておすすめです。

なお、カナガンのドライフード「サーモン」については、動物性タンパク源が魚類だけに限定されているので、魚以外の動物性タンパク源にアレルギーのある愛猫にも対応できますよ。

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ナウフレッシュ

※各項目は「シニアキャット&ウェイトマネジメント」のものです

価格/内容量 1,485円/350g
5,280円/1.36kg
12,650円/3.63kg
23,100円/7.25kg
100gあたりの価格
(1.36kgの販売価格を参照)
約388円
1日あたりの餌代
(4kgのシニア猫を想定)
約265円
穀物 不使用
(グレインフリー)

カナダ産キャットフードのナウフレッシュは、年齢や食の好みに配慮して、タンパク源の内容と成分バランスを調整したドライフードを取り揃えています。

この記事で取り上げている「シニアキャット&ウェイトマネジメント」は、タンパク質・脂質・カロリーがやや控えめに調整されており、歳をとって活動量が落ちたシニア猫に配慮して、きちんと成分バランスが調整されている印象を受けました。

それと、成猫用ドライフードは脂質とカロリーが高めになっているので、少食のシニア猫には成猫用フードを・・・といった選び方もできます。

もちろん、どのキャットフードに関しても、着色料などの猫に必要のないものは一切使われていません。

ハッピーキャット

キャットフード「ハッピーキャット」のパッケージ画像(表面)
※各項目は「シニア ファームラム」のものです

価格/内容量 1,210円/300g
3,993円/1.3kg
8,470円/4kg
100gあたりの価格
(1.3kgの販売価格を参照)
約307円
1日あたりの餌代
(4kgのシニア猫を想定)
約169円
穀物 コーン粉、米、コーン、ライスプロテイン
(グルテンフリー)

年齢や食の好み、体質やお悩みなどに配慮して、原材料の内容と成分バランスを調整したキャットフードを取り揃えているハッピーキャット。

この記事で取り上げた「シニア ファームラム」は、主原料としてポルトリープロテインが使われており、タンパク質・脂質・カロリーが控えめに調整されています。

【コーン粉/米/コーン/ライスプロテイン】といった穀物は使われていますが、穀物の中で特にアレルギーの原因になりやすい傾向にある小麦は使われていません。

また、ハッピーキャットにはパウチタイプの主食用ウェットフードもあり、ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりに主食としてそのまま与えることもできますよ。

ナチュラルチョイス

ナチュラルチョイスキャットフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「室内猫用 エイジングケア チキン」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,175円/500g
3,611円/2kg
100gあたりの価格
(2kgの販売価格を参照)
約181円
1日あたりの餌代
(4kgのシニア猫を想定)
約108円
穀物 玄米、粗挽き米、オートミール
(グルテンフリー)

ニュートロのナチュラルチョイスもハッピーキャットと同じように、タンパク源の内容が成分バランスの傾向が違う様々なドライフードを取り揃えています。

ここで取り上げた「室内猫用 エイジングケア チキン」は、やや高タンパク・高脂質でカロリーは標準的な範囲に収まっており、適度に運動をするシニア猫用としておすすめです。

その一方で、適度にタンパク質を含みつつも脂質とカロリーが控えめなキャットフードもあり、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のあるシニア猫にも対応できます。

“タンパク加水分解物”の製造工程が不明瞭なことは気になるものの、肉・魚が主原料かつ小麦グルテンフリーのプレミアムキャットフードの中では、比較的手に取りやすい価格で販売されていることと、流通量の多さを踏まえてピックアップしてみました。

アボダーム

※各項目は「ヘアーボール&ライト」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
814円/300g
1,893円/900g(300g×3)
14,228円/6.0kg
100gあたりの価格
(900gの販売価格を参照)
約210円
1日あたりの餌代
(4kgのシニア猫を想定)
約112円
穀物 玄米、白米
(グルテンフリー)

脂肪酸が豊富に含まれており、【森のバター】と呼ばれる”アボカド”が使われていることが印象なアボダーム。

この記事で取り上げた「ヘアーボール&ライト」は、乾燥チキンが主原料かつグルテンフリーのレシピを採用しているドライフードで、適度にタンパク質と脂質を含みつつもカロリーはやや控えめです。

また、そのほかのラインナップも含めて、人用の食品として出回らない副産物は使われておらず、原材料一覧に目を通しても内容が不明瞭なものは一切見当たりません。

そして、色味をつけるための着色料も使われていませんし、人間ではなく猫目線になって作られているキャットフードという印象を受けました。

ピュリナワン

ピュリナワンキャットフードのパッケージ画像(表面)
※各項目は「健康マルチケア 7歳以上」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
2,100円/2kg(500g×4)
100gあたりの価格 約105円
1日あたりの餌代
(4kgのシニア猫を想定)
約58円
穀物 とうもろこしたんぱく、小麦たんぱく、とうもろこし、米、小麦

「猫を飼っている誰もが知っている」、と言ってもいいくらいメジャーなキャットフードのピュリナワン。

そして、先に取り上げたナチュラルチョイスなどと同じく、愛猫の年齢や食の好み、お悩みなどに配慮して選べるように、豊富なラインナップを取り揃えています。

ここで取り上げた「健康マルチケア 7歳以上」は、若い頃と比べて消費カロリーが減る傾向のあるシニア猫に配慮して、通常の成猫用フードと比べて脂質とカロリーが控えめに調整されています。

“たんぱく加水分解物”の製造工程が不明瞭なことは気になるものの、袋の中で小分け包装されていることや、非常に手に取りやすい価格で販売されていることは魅力的です。

シニア猫(高齢猫・老猫)の餌で迷った時はグランツがおすすめ

グランツキャットフードのイメージ画像1

ここまで読み進めたところで愛猫のキャットフード選びに迷った時には、グランツをおすすめします。

当サイトがシニア猫(高齢猫・老猫)用のキャットフードとして、グランツをおすすめする理由は以下の通りです。

  • 良質な動物性原材料の占める割合が全体の6割以上
  • 適度にタンパク質を含みつつもカロリーはやや控えめ
  • 着色料などの猫に必要のないものは不使用
  • グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用
  • 無理なく続けやすい販売価格

まず言えるのは、グランツは良質な動物性原材料の割合が全体の6割以上を占めており、肉食動物の猫にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

それに加えて、適度にタンパク質・脂質を含みつつもカロリーはやや控えめで、歳をとって活動量が落ちたシニア猫にもおすすめできます。

また、着色料などの猫に必要のないものは一切使われていませんし、「チキン」についてはグレインフリーかつ動物性タンパク源が限定されており、鶏肉以外の複数のタンパク源にアレルギーのあるシニア猫にも対応しやすいです。

そして、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。

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シニア猫(高齢猫・老猫)の餌の量と回数

シニア猫(高齢猫・老猫)の餌の量は、成猫時の1~2割くらい減らした量が目安になりますが、パッケージや公式サイトにシニア猫向けの給餌量の目安が掲載されていれば、目安量を参考にすれば大丈夫です。

ただ、どのキャットフードの給餌量もあくまで“目安”にすぎず、実際のところは年齢や体重だけでなく、体質や飼育環境によっても適量は変わってきます。

そのため、愛猫の便の固さや体重を確認しながら給餌量を調整するようにしてください。

 

便の固さについては、柔らかめな場合は餌の量が多い可能性が、その逆に固めな場合は餌の量が少ない可能性があります。

それと、シニア猫の餌の回数は1日3~4回が目安になりますが、一度にあまり量を食べられなくなった場合や、消化吸収に配慮して少しずつ食べさせたいと考えている場合には、餌の回数を多めにしてあげるといいでしょう。

シニア猫(高齢猫・老猫)のキャットフードのふやかし方

歳をとったシニア猫(高齢猫・老猫)に配慮して、キャットフード(ドライフード)をふやかしてから与えることもあるでしょう。

ドライフードをふやかすにあたって確実に押さえておきたいことは、熱湯ではなく水かぬるま湯でふやかすことです。

熱湯を使わない理由は、高温で壊れてしまう栄養素があるからです。

 

また、ふやかした時には水分に栄養が溶け出しているので、水分も捨てずに一緒に与えるようにしましょう。

なお、ドライフードをふやかす時間は10~15分くらいが目安ですが、ふやかす時間を短めにすればドライフードの食感を残した状態で与えられますよ。

シニア猫(高齢猫・老猫)がキャットフードを食べない時の対処法

シニア猫(高齢猫・老猫)がキャットフードを食べない原因はいくつも考えられますが、主な原因の一つとして考えられるのは、単純にキャットフードの風味や食感が気に入らないことです。

そんな場合に手軽に試せる食いつきをよくする方法は、直前の項目でも取り上げたように、ドライフードならふやかしてから与えたり、電子レンジで少しだけ温めてから与えることです。

どちらもキャットフードの香りを強めて嗜好性を高める方法ですが、くれぐれも温めすぎには気をつけてください。

 

また、餌の切り替えはじめの頃は警戒して食べてくれないこともあります。

急な餌の切り替えは消化の負担にもなってしまうので、1日目は切り替えたいキャットフードを1割ほど混ぜて与え、3日目には5割ほど・・・といったように、1週間から10日ほどかけて少しずつ切り替えるようにしましょう。

それと、フードが空気に触れる時間が長くなるほど品質・風味が落ちていくので、日頃から高温多湿や直射日光、照明の当たる場所を避けて密閉保存しておくことも大切です。

シニア猫(高齢猫・老猫)のキャットフードに関するQ&A

シニア猫(高齢猫・老猫)のキャットフードに関するよくある質問を一覧にしてみました!

シニア猫におすすめの柔らかいキャットフードは?

この記事では、シニア猫におすすめの10種類のドライフードをピックアップしましたが、”柔らかい”という条件に絞るならカナガンのウェットフードをおすすめします。

ウェットフードもドライフードと同じように、良質な動物性原材料が贅沢に使われていることや、香料・着色料が使われていないことは変わりません。

また、主食用としての基準を満たしており、主食用ドライフードの変わりにそのまま与えることもできて使い勝手がいいです。

ハイシニア猫におすすめのキャットフードは?

15歳以上のハイシニア猫は食事量が落ちる傾向にあることから、ある程度カロリーが高めなキャットフードがおすすめです。

そして、この記事で取り上げている10種類のキャットフードの中から選ぶとするなら、タンパク質と脂質が控えめな一方で、カロリーは標準的と言えるくらいの範囲のモグニャンをおすすめします。

また、モグニャンは小粒で俵型のドライフードということも、ハイシニア猫用としてモグニャンを選んだ理由の一つです。

シニア猫におすすめの小粒のドライフードは?

シニア猫向けの小粒のドライフードを探しているということであれば、直前の項目で取り上げたモグニャングランツの「チキン&サーモン」をおすすめします。

モグニャンの粒の直径は8mm程度、厚さは6mm程度、グランツの「チキン&サーモン」の粒の直径は6mm程度、厚さは3mm程度と、どちらもシニア猫にも食べやすいサイズ感のドライフードです。

なお、グランツの「チキン」は粒の直径は7mm程度、厚さは6mm程度、「サーモン」の粒の直径は7mm程度、厚さは4mm程度と、「チキン&サーモン」以外の2種類も小粒のドライフードになっています。

シニア猫用のキャットフードに切り替えるのはいつから?

記事のはじめに触れた通り、7歳を過ぎた頃からがシニア猫と言われる時期にあたり、シニア猫用のキャットフードへの切り替えも7歳が目安になります。

ただ、7歳を迎えてすぐに活動量が落ちるわけではありませんし、特にこれといった変化が見られなければ急いでキャットフードを切り替える必要はありません。

また、全年齢用や成猫用でもシニア猫向けの成分バランスのフードはあるので、切り替えではなく給餌量の調整で対応するのもいいでしょう。

シニア猫用フードと成猫用フードの違いは何?

「シニア猫(高齢猫・老猫)用」、「成猫用」といったくくりだけでなく、「7歳以上/11歳以上/15歳以上」といったように、年齢別のキャットフードが販売されていますが、実は成分バランスなどに厳密な決まりがあるわけではありません。

ただ、シニア猫用フードは成猫用フードと比べて脂質とカロリーが控えめに調整されていることが多く、メーカー(ブランド)によってはタンパク質含有量やリン・ナトリウム含有量が控えめに調整されていることもあります。

そして、11歳以上のシニア猫用フードに関しては、7歳以上のシニア猫フードよりもカロリーが高めに調整されている傾向にあります。

まとめ

7歳以上のシニア猫(高齢猫・老猫)の餌を選ぶにあたっては、動物性タンパク源が主原料として使われているかや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていないかに注目して選んであげることが大切です。

また、タンパク質・脂質・カロリーのバランスや、人工の着色料などの猫に必要のないものが使われていないか、愛猫が食べやすい形状(タイプ)のキャットフードかどうか、といった要素にも気を配っておくといいでしょう。

現在は何百種類ものキャットフードが販売されていますが、最終的にどのキャットフードを買うのかを決めるのは愛猫ではなく飼い主である人間です。

だからこそ愛猫のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくキャットフード選びを心がけたいところですね。

 

ここまで読み進めたところで、もしもまだシニア猫のキャットフード選びに迷っているなら、まずはグランツをお試ししてみることをおすすめします。

現在、公式サイトで導入されている定期コースを利用すると、初回は本商品1袋とサンプル2袋を送料無料の980円で購入できるようになっているので、お得にグランツをお試ししてみたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

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