良質な肉原材料が主原料として使われているだけでなく、低GIの野菜・果物が使われているアカナは、犬本来の食事内容に近い高タンパク・低炭水化物のドッグフードとなっています。
また、犬種や食の好み、年齢や飼育環境に配慮して原材料と成分を調整した19種類のドライフードを取り揃えているのも特徴です。
今回はそんなアカナドッグフードの口コミ・評判を110件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
アカナドッグフードの悪い口コミ・評判
アカナドッグフードの悪い口コミ・評判は「残念ながらあまり食べない」、「大粒で小型犬には食べづらそう」、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、アカナドッグフードには人工の香料が使われていないことや、一般的なドライフードよりも大粒なラインナップが多いことが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(7件)
- 大粒で食べづらそう(5件)
- うちの犬には合わなかった(4件)
- 値段が高い(3件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2021年5月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。
食いつきはいまいち
アカナドッグフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは「我が家の犬の食いつきはいまいち」、「残念ながらあまり食べない」といったレビューでした。
アカナドッグフードには人工の香料が使われておらず、原材料そのものの香りで風味が整えられていますが、一般的には人工の香料を使って風味が整えられているフードの方が食いつきがいい傾向にあります。
こういった理由もあり、人工の香料が使われていないフードを食べ慣れていない犬にとっては、アカナドッグフードの香りにあまり魅力が感じられない可能性はあります。
ただ、アカナドッグフードは鶏肉が主原料の「プレイリーポートリー」、ニシンが主原料の「ワイルドコースト」、ラム肉が主原料の「クラシックレッド」など、肉原材料の種類や割合が違うフードを豊富に取り揃えており、愛犬の食の好みに合わせやすいことは大きな強みです。
大粒で食べづらそう
次に多かった悪い口コミ・評判は「大粒で小型犬には食べづらそう」、「他のフードと比較すると粒が大きい」というレビューです。
ラインナップによって粒の大きさは変えられているものの、確かにアカナドッグフードはどれも粒が大きめに作られている傾向があります。
そのため、固形物を食べ慣れていない子犬や小柄な成犬、歳をとったシニア犬には食べづらいかもしれません。
ただ、小柄な犬でも大粒で噛みごたえのあるドライフードが好きな場合もありますし、粒の大きさに関するレビューはあまり参考にならない・・・というのが率直な感想です。
うちの犬には合わなかった
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューです。
具体的には、「軟便・下痢気味になった」という飼い主の声が目立ちました。
この原因として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。
アカナドッグフードにはアレルギーの原因になりにくい原材料が使われているものの、犬によってアレルギーの原因は様々です。
例えば、レジオナルというシリーズの”ワイルドプレイリー”にはタンパク源として【鶏・七面鳥・魚・卵】が使われていますが、特定の動物性タンパク源がアレルギーの原因になることがあります。
ただ、シングルというシリーズは動物性タンパク源が1種類だけに限定されていますし、ほとんどのドライフードはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているので、食に敏感な愛犬にもかなり対応しやすくなっています。
値段が高い
悪い口コミ・評判の中には、「アカナドッグフードは市販の国産フードと比較するとかなり高い」というレビューもありました。
良質な肉原材料が贅沢に使われている高タンパク・低炭水化物の海外産プレミアムフードということもあり、アカナドッグフードの100gあたりの値段は約230円と安くはありません。
(※成犬用スモールブリードの2kgサイズの最安値を参考にしています)
ただ、アカナドッグフードの1.5〜2倍近くの値段で販売されているプレミアムフードも珍しくありませんし、アカナドッグフードの原材料の内容を踏まえると、実際には比較的お手頃な値段で販売されているプレミアムフードと言えます。
とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のフードを選ぶことをおすすめしています。
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アカナドッグフードの総合評価
アカナドッグフードの良い口コミ・評判
アカナドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「うちの犬には合っている」、「安心して与えることができるドッグフード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、アカナドッグフードには良質な肉原材料が贅沢に使われていることや、アレルギーの原因になりにくいレシピを採用していることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(40件)
- うちの犬には合っている(25件)
- 原材料に安心感がある(10件)
- 小粒で食べやすそう(10件)
- お手頃な値段(6件)
という結果になっています。
食いつきがいい
アカナドッグフードの口コミ・評判で一番多かったのが、「食いつきがいい」というレビューでした。
「食いつきがいい」というレビューが7件だったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが40件という割合を踏まえても、アカナドッグフードは多くの犬に受け入れられている食いつきがいいフードと捉えてよさそうです。
また、人工の香料が使われていないにもかかわらず、食いつきのよさを評価する飼い主の声がここまで多かったのは、良質な原材料の香りを活かしてしっかりと嗜好性が高められている裏付けにもなりますね。
それと、クラシックシリーズ(3種類)とレジオナルシリーズ(4種類)、シングルシリーズ(3種類)はそれぞれで肉原材料の内容が違い、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせやすいこともメリットと言えます。
うちの犬には合っている
次に多かった良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューです。
この理由として考えられるのは、アカナドッグフードは肉・魚が主原料かつ高タンパクなグルテンフリーフードということです。
その一方で、フードの販売価格が安くなるほど穀物の割合が増える傾向にありますが、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。
また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向がありますが、アカナドッグフードはどのラインナップも小麦が使われていないので、小麦アレルギーの愛犬にも与えられます。
それに加えて、クラシックシリーズ以外はグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していたり、シングルシリーズは動物性タンパク源が1種類だけに限定されているので、複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬にも幅広く対応できます。
原材料に安心感がある
良い口コミ・評判の中には、「アカナドッグフードは原材料に安心感がある」というレビューもありました。
ドッグフードの中には人工の酸化防止剤や着色料が使われているものがある一方で、アカナドッグフードにはそれらの人工添加物が一切使われていないことが安心できる要素と言えるでしょう。
人工の酸化防止剤はドライフードの酸化を抑えるために使われますが、アカナドッグフードには天然由来の酸化防止剤が使われています。
人工の着色料はフードに色味をつけるために使われますが、犬は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しているので、犬の立場になって考えれば着色料を使ってまで色味をつける意味はありません。
小粒で食べやすそう
「大粒で食べづらそう」というレビューとは対照的に、「小粒で食べやすそう」というレビューもありました。
アカナドッグフードには【子犬用/成犬用/シニア犬】といった年齢に配慮したドライフードだけでなく、【小型犬/中型犬/大型犬】といった犬種に配慮したドライフードもあります。
全犬種・全年齢対応のドライフードは子犬や小型犬にとっては食べづらいかもしれないので、心配な場合は愛犬の年齢や犬種に合ったドライフードを選ぶことをおすすめします。
ただ、悪い口コミ・評判の項目でも触れたように、粒の大きさの好みは犬それぞれで違うので、実際に食べさせてみないことには分からない・・・と思っておいた方がいいでしょう。
お手頃な値段
通販サイトとSNSで口コミ・評判を調査していると、「アカナドッグフードはお手頃な値段で販売されている」というレビューも確認できました。
ホームセンターやペットショップでよく見かける市販の国産ドッグフードと比較すれば高いですが、アレルギーの原因になりにくい原材料が使われているプレミアムフードの中では手に取りやすい価格帯と言えます。
また、ラインナップによっては大容量サイズが販売されており、少量サイズよりもグラムあたりの値段が安くなることも強みです。
アカナドッグフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
大粒で食べづらそう | |
うちの犬には合わなかった | |
値段が高い | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
うちの犬には合っている | |
原材料に安心感がある | |
小粒で食べやすそう | |
お手頃な値段 |
アカナドッグフードの悪い口コミ・評判は「残念ながらあまり食べない」、「大粒で小型犬には食べづらそう」、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
その一方で、アカナドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「うちの犬には合っている」、「安心して与えることができるドッグフード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、アカナドッグフードには良質な肉原材料が贅沢に使われていることや、アレルギーの原因になりにくいレシピを採用していることが関係していると考えられます。
アカナドッグフードの種類
シリーズ名 | 肉類の含有量 | 特徴 |
---|---|---|
クラシック | 50% | 穀物(オーツ麦)を使用 |
ヘリテージ | 60〜75% | 年齢・犬種・飼育環境に配慮して成分バランスを調整 |
レジオナル | 70% | 高タンパク・高脂質・高カロリーな成分バランス |
シングル | 50% | 動物性タンパク源を1種類に限定 |
アカナドッグフードには「クラシック」、「ヘリテージ」、「レジオナル」、「シングル」といった4つのシリーズがあり、シリーズによって原材料の内容や成分バランスの傾向に違いがあります。
ただ、どのシリーズに関しても一般的なドライフードより肉類の割合が多い、高タンパク・低炭水化物のドッグフードという点は変わりません。
クラシックシリーズ
商品名 | 対象 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
プレイリーポートリー | 全犬種・全年齢 | 鶏肉ミール | 29% | 17% | 349kcal |
ワイルドコースト | 全犬種・全年齢 | ニシンミール | 29% | 17% | 349kcal |
クラシックレッド | 全犬種・全年齢 | ラム肉ミール | 29% | 17% | 349kcal |
クラシックシリーズは「プレイリーポートリー」、「ワイルドコースト」、「クラシックレッド」の3種類で、全てが全犬種・全年齢対応のドライフードとなっています。
「プレイリーポートリー」には鶏肉が、「ワイルドコースト」にはニシンが、「クラシックレッド」にはラム肉が主原料として使われており、愛犬の食の好みに合わせて選ぶことができます。
また、アカナドッグフードのほとんどのラインナップはグレインフリーのレシピを採用していますが、クラシックシリーズだけは穀物(オーツ麦)が使われています。
とは言え、オーツ麦はアレルギーの原因になりにくい穀物ですし、穀物が使われているからといってそこまで神経質になる必要はないでしょう。
成分バランスについては高タンパク・高脂質かつカロリーはやや控えめになっており、室内飼いで運動量がそれほど多くはない成犬向けのフードと言えます。
ヘリテージシリーズ
商品名 | 対象 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
パピースモールブリード | 小型犬・子犬用 | 新鮮骨抜き鶏肉 | 33% | 20% | 366kcal |
パピー&ジュニア | 中型犬・子犬用 | 新鮮骨抜き鶏肉 | 33% | 20% | 366kcal |
パピーラージブリード | 大型犬・子犬用 | 新鮮骨抜き鶏肉 | 33% | 15% | 338kcal |
スモールブリード | 小型犬・成犬用 | 新鮮骨抜き鶏肉 | 31% | 17% | 351kcal |
成犬用(旧コッブチキン&グリーンズ) | 全犬種・成犬用 | 新鮮骨抜き鶏肉 | 29% | 17% | 351kcal |
ラージブリード | 大型犬・成犬用 | 新鮮骨抜き鶏肉 | 31% | 15% | 338kcal |
スポーツ&アジリティ | 活発な成犬用 | 新鮮骨抜き鶏肉 | 35% | 22% | 373kcal |
ライト&フィット | 全犬種・成犬用 | 新鮮骨抜き鶏肉 | 35% | 11% | 307kcal |
シニアドッグ | シニア犬用 | 新鮮骨抜き鶏肉 | 33% | 14% | 333kcal |
ヘリテージシリーズのラインナップは全9種類と多く、犬種や年齢、飼育環境に配慮して成分バランスを調整したドライフードを取り揃えています。
子犬用フードには小型犬向けの「パピースモールブリード」、中型犬向けの「パピー&ジュニア」、大型犬向けの「パピーラージブリード」の3種類があり、「パピーラージブリード」は脂質とカロリーがやや控えめになっています。
成犬用フードは「スモールブリード」、「ラージブリード」、「スポーツ&アジリティ」、「ライト&フィット」の4種類で、「スポーツ&アジリティ」は活発な成犬に配慮してかなり高タンパク・高脂質・高カロリーなドライフードになっています。
その逆に、「ライト&フィット」は脂質とカロリーがかなり控えめに調整されており、運動量が控えめな成犬や食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬用フードとしてぴったりです。
シニア犬用フードは「シニアドッグ」の1種類で、歳をとって運動量が落ちる7歳以上のシニア犬に配慮して脂質とカロリーが控えめに調整されています。
そして、「成犬用(旧コッブチキン&グリーンズ)」は全犬種・全年齢対応のドライフードとなっており、高タンパク・高脂質かつカロリーはやや控えめになっています。
レジオナルシリーズ
商品名 | 対象 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
ワイルドプレイリー | 全犬種・全年齢 | 新鮮鶏肉 | 35% | 17% | 385kcal |
パシフィカ | 全犬種・全年齢 | 新鮮丸ごと太平洋ニシン | 35% | 17% | 385kcal |
グラスランド | 全犬種・全年齢 | ニシンミール | 35% | 17% | 381kcal |
ランチランド | 全犬種・全年齢 | 新鮮アンガスビーフ | 35% | 17% | 379kcal |
レジオナルシリーズは「ワイルドプレイリー」、「パシフィカ」、「グラスランド」、「ランチランド」の4種類で、全てのラインナップが全犬種・全年齢対応のドライフードです。
4種類の成分バランスにほとんど違いはありませんが、穀物を使用しているクラシックシリーズよりも肉類の割合が多いこともあってか、クラシックシリーズ以上に高タンパクでカロリーも高めになっています。
こういった成分バランスの違いもあり、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、食が細くてたくさんの量が食べられない成犬にはレジオナルシリーズをおすすめしています。
また、それぞれのフードで使われている肉類の種類が違うので、食にこだわりのあるグルメな愛犬にも対応しやすいです。
シングルシリーズ
商品名 | 対象 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
グラスフェッドラム | 全犬種・全年齢 | 草を与えられて育った生ラム肉 | 31% | 15% | 339kcal |
フリーランダック | 全犬種・全年齢 | 新鮮鴨肉 | 31% | 15% | 339kcal |
ヨークシャーポーク | 全犬種・全年齢 | 新鮮ヨークシャー種豚肉 | 31% | 15% | 339kcal |
シングルシリーズのラインナップは「グラスフェッドラム」、「フリーランダック」、「ヨークシャーポーク」の3種類です。
全てが全犬種・全年齢対応のグレインフリー(穀物不使用)フードという点はレジオナルシリーズと変わりませんが、シングルシリーズは動物性タンパク源が1種類に限定されているという違いがあります。
具体的には「グラスフェッドラム」はラム肉のみ、「フリーランダック」は鴨肉のみ、「ヨークシャーポーク」は豚肉のみ・・・といったように動物性タンパク源が限定されています。
このような特徴があることから、特定の動物性タンパク源にアレルギーのある愛犬にはシングルシリーズをおすすめしています。
アカナドッグフードのお試しサンプルはある?
調査してみた限りでは、アカナドッグフードのお試しサンプルの無料配布は行われていませんでしたが、楽天で有料のお試しサンプルが販売されていることがあります。
ただ、数食分くらいの少量サンプルだと、愛犬の食の好みや体質に合っているかをしっかりと確認することができません。
このことから、当サイトでは少量サンプルだけのお試しは積極的にはおすすめしておらず、最初から1ヶ月くらいは様子見するつもりで本商品を購入してみて、本当に愛犬にあっているかどうかを時間をかけて確認することをおすすめしています。
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アカナドッグフードの総合評価
アカナドッグフードをお試ししてレビュー!
実際に、アカナドッグフード(スモールブリード 成犬用)をお試ししてみました!
アカナドッグフードのパッケージの商品情報自体は英語で書かれていますが、裏面に日本語で商品情報が書かれたシールが貼られています。
原材料と成分についての詳しいレビューは後ほどの項目でしていきますが、一つ一つの原材料の名称が具体的に書かれていることに加えて、動物性原材料の割合まで記載されていることは好印象です。
アカナドッグフード(スモールブリード 成犬用)の袋を開けてみると、ほんのりと香ばしい香りが漂ってきました。
思わず鼻をつまみたくなるような嫌な匂いはせず、いい意味で匂いに敏感な飼い主にも優しいドライフードと感じました。
アカナドッグフード(スモールブリード 成犬用)の粒は、平べったい楕円形になっています。
こうやって手にとって確認してみると、大きさ・形に若干のバラつきがあることがよく分かると思います。
また、フードボウルに盛り付けた画像だけをみると大きめの粒に感じるかもしれませんが、小型犬向けに作られていることもあって、実際には大粒と言えるほどのサイズ感ではありません。
試しにいくつかの粒をピックアップしてサイズを測ってみると・・・
直径は10mm前後といったところでした。
かなり薄めで厚みのない粒ですし、ドライフードを食べ慣れている小型犬なら問題なく食べられるでしょう。
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アカナドッグフードの総合評価
アカナドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
新鮮鶏肉(16%)、乾燥鶏肉(15%)、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとグリーンピース、丸ごとヒヨコ豆、乾燥七面鳥肉(4.5%)、鶏脂肪(4%)、新鮮鶏内臓(レバー、心臓)(4%)、乾燥ニシン(4%)、卵(4%)、生カレイ(4%)、フィッシュオイル(4%)、丸ごと緑レンズ豆、丸ごとイエローピース、エンドウ豆繊維、エンドウ豆スターチ、生七面鳥レバー(0.5%)、塩、乾燥ケルプ、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、新鮮丸ごとニンジン、新鮮丸ごとリンゴ、新鮮丸ごと洋梨、新鮮丸ごとズッキーニ、乾燥チコリールート、新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮カブラ菜、新鮮ビートの葉、新鮮丸ごとクランベリー、新鮮丸ごとブルーベリー、新鮮丸ごとサスカトゥーンベリー、ターメリック、オオアザミ、ゴボウ、ラベンダー、マシュマロルート、ローズヒップ 酸化防止剤:植物油から抽出したトコフェロール、クエン酸、ローズマリーエキス |
ここからは、アカナドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表は「スモールブリード 成犬用」の原材料一覧です)
肉類の占める割合は全体の50%以上
アカナドッグフードは肉類の占める割合が全体の50%以上と非常に多く、犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質がたっぷりと含まれたドライフードになっています。
例えば、ヘリテージシリーズの「スモールブリード 成犬用」には新鮮鶏肉や乾燥鶏肉をはじめとした肉原材料が贅沢に使われています。
もしかすると”ミール”という記載を見て、ほとんど栄養がなく人間用の食肉として出回らない“4Dミール(副産物)”を連想する方もいるかもしれませんが、アカナドッグフードには人間でも食べられる品質の肉原材料が使われているので安心してください。
それだけでなく、アカナドッグフードは炭水化物の量が30%以内に抑えられており、肉食傾向である雑食の犬本来の食事内容に近いドッグフードと捉えることができます。
グルテンフリーのドライフード
アカナドッグフードはグルテンフリーのレシピを採用しているのも特徴です。
クラシックシリーズにはオーツ麦が使われているものの、オーツ麦はアレルギーの原因になりにくい穀物ですし、それ以外のシリーズは全てグレインフリー(穀物不使用)フードとなっています。
さらに、シングルシリーズは動物性タンパク源が1種類だけに限定されており、食に敏感な愛犬のアレルギーに幅広く対応することができます。
また、ヘリテージシリーズ以外は肉原材料の種類と割合が違うことから、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みにも合わせやすいです。
人工の酸化防止剤や香料・着色料は不使用
アカナドッグフードには、人工の酸化防止剤や香料・着色料といった添加物が使われていません。
安さをウリにした激安フードや一部のプレミアムフードには、BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤が添加されていますが、アカナドッグフードはビタミンEやクエン酸、ローズマリーエキスといった天然由来の酸化防止剤を使っています。
また、犬目線で考えればフードに色味をつける意味は特にないこともあってか、アカナドッグフードには人工のもの天然由来のものにかかわらず、着色料そのものが使われていません。
それに加えて、香料を使わずに天然由来の原材料そのものの香りで風味が整えられていることも評価できます。
賞味期限と保存方法について
アカナドッグフードの未開封時の賞味期限は製造日から約1年半となっており、パッケージ裏面に賞味期限が印字されています。
(※【BB】というアルファベット以降に【日/月/年】の順に印字されています)
開封後は賞味期限にかかわらず、なるべく早めに消費するようにしてください。
また、保存方法については高温多湿や直射日光・照明の当たる場所を避け、開封後はできる限り空気に触れさせないように保存することが大切です。
アカナドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
粗タンパク質 | 31%以上 |
粗脂肪 | 17%以上 |
粗灰分 | 7%以下 |
粗繊維 | 5%以下 |
水分 | 12%以下 |
カルシウム | 1.4%以上 |
リン | 1.1%以上 |
オメガ6脂肪酸 | 2.6%以上 |
オメガ3脂肪酸 | 1%以上 |
エネルギー | 351kcal/100g |
原材料の次は、アカナドッグフードの成分を評価していきます。
(※表は「スモールブリード 成犬用」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
アカナドッグフードには肉原材料が贅沢に使われていることもあり、タンパク質は29〜33%以上とかなり高くなっています。
脂質に関しては11〜22%以上、カロリーは100gあたり307〜385kcalと幅広く、愛犬の年齢や犬種、飼育環境に合わせてフードを選ぶことができるようになっています。
例えば、室内飼いで運動量がそれほど多くない成犬には、カロリーがやや控えめなクラシックシリーズかシングルシリーズがおすすめです。
その逆に、運動量が多い活発な成犬にはレジオナルシリーズや、ヘリテージシリーズの「スポーツ&アジリティ」を選んであげるといいでしょう。
育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬には犬種に対応した子犬用フード、もしくは高カロリーな全犬種・全年齢対応フードがおすすめです。
ただ、シニア犬用フードの「シニアドッグ」に関しては脂質が14%以上と、シニア犬用フードにしては脂質が高めなことが気になりました。
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アカナドッグフードの総合評価
アカナドッグフードの給餌量
体重 | 通常 | 活発 |
---|---|---|
1~2kg | 15~30g | 30~48g |
2~4kg | 30~60g | 48~90g |
4~6kg | 60~75g | 90~120g |
6~9kg | 75~105g | 120~160g |
9~12kg | 105~135g | 160~195g |
12~15kg | 135~150g | 195~225g |
アカナドッグフード「スモールブリード 成犬用」の1日あたりの給餌量の目安は表の通りです。
そのほかのラインナップのパッケージにも給餌量の目安が掲載されていますが、どのラインナップの給餌量もあくまで”目安”でしかありません。
体質や飼育環境によって適正量が変わってくるので、愛犬の体重や便の固さを確認しながら分量を調整するようにしてください。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
340g | 1,480円 | 1,014円 | 1,180円 |
2kg | 6,800円 | 4,490円 | 4,980円 |
6kg | 15,800円 | 10,142円 | 13,904円 |
アカナの公式通販サイトと楽天市場、Amazonでドッグフード「スモールブリード 成犬用」の販売状況を調査してみたところ、どのサイズも最安値は楽天という結果になりました!
(※販売状況と販売価格は2023年8月に確認しました)
店頭でアカナドッグフードを取り扱っている販売店もありますが、店頭では定価で販売されていることが多いですし、通販サイトは一定金額以上の注文で送料無料となる販売店が多いので、アカナドッグフードを購入するなら通販サイトを利用することをおすすめします。
通販なら重い大袋をわざわざ持ち運ぶ手間もありませんしね。
ただ、公式以外の通販サイトを通してアカナドッグフードを購入する場合、賞味期限や管理状態に不安のある非正規品(並行輸入品や転売品)が販売されていることに気をつけてください。
信頼できる販売店かどうかはレビュー件数と評価、レビュー内容からある程度判断できるので、楽天やAmazonで購入する場合は事前に目を通しておくといいでしょう。
アカナドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 5.0 |
成分 | 4.5 |
安全性 | 5.0 |
食いつき | 4.5 |
コスパ | 3.5 |
総合評価 | Sランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
1,014円/340g 4,490円/2kg 10,142円/6kg ※スモールブリード 成犬用 ※2023年8月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | カナダ |
正規販売代理店 | 株式会社トランペッツ |
当サイトのアカナドッグフードの総合評価はSランクです。
良質な肉原材料が贅沢に使われているだけでなく、アレルギーの原因になりにくい原材料が使われているドライフードを取り揃えているのは魅力的です。
また、犬種・年齢・飼育環境に配慮して成分バランスが調整されたフードが製造・販売されていることや、食の好みに合わせやすいように肉原材料の種類・割合が違うフードが揃っていることも評価できます。
「食に敏感な愛犬に安心して与えることができるフードを探している」・・・ということであれば、アカナドッグフードは自信を持っておすすめできる内容のドッグフードです。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイトが調査した226種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のフードを10種類ピックアップしています。