ビューティープロドッグフードの評判はどう?愛犬家の口コミを徹底検証!

日本ペットフードが製造・販売しているドッグフードのビューティープロには、毛並み・毛艶に配慮してコラーゲンが3,000mg/kgも配合されているのが特徴的です。

それに加えて、愛犬の年齢や飼育環境、体質に配慮して原材料の内容と成分バランスが調整されたドライフードを取り揃えています。

今回はそんなビューティープロドッグフードの口コミ・評判を108件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!

また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

ビューティープロドッグフードの悪い口コミ・評判

ビューティープロドッグフードの悪い口コミ・評判は「残念ながらあまり食べない」、「うちの犬には合わなかった」、「穀物の割合や肉類の品質が気がかり」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ビューティープロドッグフードは風味の種類が少ないことや、アレルギーの原因になりやすい原材料が使われていることが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきはいまいち(8件)
  • うちの犬には合わなかった(3件)
  • 原材料の内容が気がかり(3件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2021年10月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。

食いつきはいまいち

ビューティープロドッグフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは「食いつきはいまいち」、「あまり食べない」という内容のレビューでした。

食いつきが悪い原因として考えられるのは、ビューティープロドッグフードは風味の種類が少なく、食の好みに合わせて選びづらいことです。

また、動物性油脂を使って風味が整えられているものの、人工の香料は使われていないので、人工の香料が使われているフードを食べ慣れている犬にとっては、ビューティープロドッグフードの風味にあまり魅力を感じられない可能性もあります。

うちの犬には合わなかった

次に多かった悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューで、具体的には「軟便・下痢気味になった」、「吐く回数が増えた」という飼い主の声を確認できました。

この理由として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。

ビューティープロドッグフードはほとんどのラインナップに小麦が使われていますが、小麦は穀物の中で特にアレルギーの原因になりやすいという問題があります。

また、穀物全般にアレルギーのある犬もいますし、【鶏/牛/豚】などの特定の動物性タンパク源が体質に合わないこともあるので、食に敏感な愛犬にビューティープロドッグフードを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類に注目しておくといいでしょう。

原材料の内容が気がかり

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「原材料の内容が気がかり」というレビューです。

例えば、ビューティープロドッグフードはどのラインナップにも穀物が主原料として使われていますが、穀物の割合が増えるほど肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容からは遠ざかります。

また、肉類の品質が不明瞭なことや、動物性油脂に何の動物の油が使われているのか分からないこと、動物性油脂に添加されている酸化防止剤の種類が分からないことも気になるところです。

▼総合評価をチェックする
ビューティープロドッグフードの総合評価

ビューティープロドッグフードの良い口コミ・評判

ビューティープロドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのフード」、「うちの犬には合っている」、「値段が手頃で気軽に買える」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ビューティープロドッグフードは動物性油脂を使って風味が整えられていることや、コラーゲンが3,000mg/kgも配合されていることが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(48件)
  • うちの犬には合っている(15件)
  • お手頃な値段(14件)
  • 成分バランスがいい(9件)
  • 粒の大きさがちょうどいい(5件)
  • 保存に便利な包装(3件)

という結果になっています。

食いつきがいい

ビューティープロドッグフードの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」というレビューでした。

「食いつきはいまいち」というレビューが8件、「食いつきがいい」というレビューが48件という割合を踏まえても、ビューティープロドッグフードは多くの犬に受け入れられている食いつきがいいフードと捉えてよさそうです。

ここまで食いつきのよさを評価する飼い主の声に偏った理由として考えられるのは、ビューティープロドッグフードは食いつきをよくするために使われる動物性油脂でコーティングされたドライフードということです。

また、ほとんどのラインナップに2種類以上の動物性タンパク源が使われていることも、食いつきの良し悪しに関係しているかもしれませんね。

うちの犬には合っている

次に多かった良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューです。

この理由としてまず考えられるのは、ビューティープロドッグフードには毛並み・毛艶に配慮してコラーゲンが3,000mg/kgも配合されていることが関係していることです。

また、ビューティープロドッグフードには脂質が控えめなラインナップがあることや、小麦不使用のレシピを採用しているラインナップがあることも理由でしょう。

 

というのも、体質によっては高脂質のフードが合わずに、下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がることがあるからです。

そして、小麦にアレルギーがある場合にも、小麦が使われていない”食物アレルゲンに配慮(1歳から/10歳から)”で対応できます。

お手頃な値段

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「ビューティープロドッグフードはお手頃な値段で販売されている」という内容のレビューです。

実際、ビューティープロドッグフードの100gあたりの値段は約70円と、市販で買えるドッグフードの中では比較的手に取りやすい値段で販売されています。
(※”成犬用 1歳から”の2.5kgサイズの調査時点の最安値を参考にしています)

値段が安いだけあって、穀物が主原料として使われていることや肉類の品質が不明瞭なことなど気になる点は少なくありませんが、【月々の愛犬の餌代をなるべく抑えたい】ということであれば有力候補の一つになるでしょう。

成分バランスがいい

良い口コミ・評判の中には、ビューティープロドッグフードの成分バランスを評価する飼い主の声もありました。

ビューティープロドッグフードは、年齢や飼育環境に配慮して成分バランスを調整したフードを取り揃えています。

例えば、”子犬用 12ヵ月頃まで”は育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬に配慮して、成犬用よりも高タンパクに調整されています。

また、成犬用には脂質とカロリーが控えめなものと脂質は控えめでカロリーは標準的なもの、脂質は標準的でカロリーが高めなものがあり、愛犬の運動量・食事量に配慮してフードを選ぶことができます。

粒の大きさがちょうどいい

通販サイトとSNSでビューティープロドッグフードの口コミ・評判を調査していると、「粒の大きさがちょうどいい」という内容のレビューも確認できました。

ビューティープロドッグフードはラインナップによって粒の大きさが違い、全体的には小粒のフードが多くなっています。

ただ、中型犬・大型犬向けの大粒タイプのフードもありますし、噛みごたえのある特殊形状粒を採用しているフードもあります。

このことから、形状の好みに配慮してフードを選ぶこともできるようになっています。

保存に便利な包装

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は「ビューティープロドッグフードは小分けされているのがいい」、「ジッパーが付いているのがいい」といったレビューです。

ラインナップによって内容量が違いますが、参考までに”成犬用 1歳から”を例に挙げると、400gサイズと5.2kgサイズはジッパー付きの袋になっており、2.5kgサイズは6袋に小分けされています。

そのため、フードの消費量が多い場合は大容量の5.2kgサイズを、消費量が少ない場合は小分けされている2.5kgサイズを・・・といったように、状況に合わせたサイズを選ぶことができます。

ビューティープロドッグフードの口コミ・評判まとめ

項目 口コミ内容
悪い口コミ 食いつきはいまいち
うちの犬には合わなかった
原材料の内容が気がかり
良い口コミ 食いつきがいい
うちの犬には合っている
お手頃な値段
成分バランスがいい
粒の大きさがちょうどいい
保存に便利な包装

ビューティープロドッグフードの悪い口コミ・評判は「残念ながらあまり食べない」、「うちの犬には合わなかった」、「穀物の割合や肉類の品質が気がかり」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

その一方で、ビューティープロドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのフード」、「うちの犬には合っている」、「値段が手頃で気軽に買える」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ビューティープロドッグフードは動物性油脂を使って風味が整えられていることや、コラーゲンが3,000mg/kgも配合されていることが関係していると考えられます。

ビューティープロドッグフードの種類

商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
エネルギー
(100gあたり)
粒サイズ
子犬用 12ヵ月頃まで 30.0% 13.0% 380kcal 小粒
成犬用 1歳から 25.0% 13.5% 380kcal 小粒
10歳以上 20.0% 9.0% 360kcal サクサク小粒
低脂肪 1歳から 25.0% 8.0% 350kcal 小粒
ダイエット 1歳から 25.0% 8.0% 300kcal 小粒
歯の健康 1歳から 25.0% 12.0% 370kcal 特殊形状粒
お腹の健康 1歳から 25.0% 9.0% 360kcal サクサク小粒
食物アレルゲンに配慮 1歳から 23.0% 10.0% 360kcal 小粒
食物アレルゲンに配慮 10歳以上 20.0% 8.0% 360kcal サクサク小粒
大粒タイプ 1歳から 25.0% 13.5% 380kcal 大粒

ビューティープロドッグフードのラインナップは表の通りで、年齢や飼育環境、体質に配慮して原材料の内容と成分バランスを調整したフードを取り揃えています。

例えば、「食物アレルゲンに配慮(1歳から/10歳から)」には【小麦/鶏/牛】といったタンパク源が使われていません。

また、「低脂肪 1歳から」は「成犬用 1歳から」と比較すると脂肪分が約40%がカットされており、「ダイエット 1歳から」は脂肪分をカットしつつカロリーも約20%カットされています。

 

それと、【小粒/サクサク小粒/特殊形状粒/大粒】といった4タイプの粒の形状があることも印象的です。

なお、どのラインナップに関しても穀物が主原料として使われている点は変わりません。

▼総合評価をチェックする
ビューティープロドッグフードの総合評価

ビューティープロドッグフードの原材料の評価

原材料一覧
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦ブラン、小麦粉、ライスブラン)、肉類(チキンミール、チキンレバーパウダー)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂(オメガ‐6脂肪酸含む)、共役リノール酸)、魚介類(フィッシュエキスパウダー、マリンコラーゲン、小魚粉末(DHA、EPA/オメガ‐3脂肪酸源))、ビール酵母(β‐グルカン源)、乳酸菌加熱菌体、糖類(オリゴ糖、エリスリトール)、カゼインホスホペプチド、果実類(クランベリーパウダー、ブルーベリーパウダー(アントシアニン源))、トマト(リコピン源)、L‐カルニチン、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、グルコン酸亜鉛、硫酸亜鉛、ヨウ素、コバルト)、ビタミン類(A、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン)、バチルスサブチルス(活性菌)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、アミノ酸類(アルギニン、タウリン、メチオニン)、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸
※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載

ここからは、ビューティープロドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表は「成犬用 1歳から」の原材料一覧です)

穀物が主原料として使われているドライフード

ビューティープロドッグフードの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、どのラインナップにも穀物が主原料として使われていることです。

穀物は肉・魚よりも安く仕入れることができ、穀物の割合が増えるほどフードの販売価格が安くなる傾向があります。

その一方で、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が増えるほど犬本来の食事内容からは遠ざかります。

 

また、ほとんどのラインナップに小麦が使われていますが、小麦は穀物の中でも特にアレルギーの原因になりやすいという問題があります。

このことから、【愛犬には良質な動物性タンパク質がたっぷりと含まれているフードを与えたい】と考えている場合には、穀物が主原料として使われているフードはおすすめしていません。

品質・内容が不明瞭な原材料あり

ビューティープロドッグフードは、肉類(ミール/パウダー)の品質や、動物性油脂の内容が不明瞭なことも気になるところです。

公式サイトやパッケージを見る限りでは、肉類の品質についての説明は特に見当たりませんでした。

また、動物性油脂は具体的に何の動物の油が使われているのか分かりませんし、動物性油脂に添加されている酸化防止剤が人工のものなのか、それとも天然由来のものなのかどうかも分かりません。

ただ、人工の香料や着色料が使われていないことは評価できます。

ビューティープロドッグフードの成分の評価

成分表
タンパク質 25.0%以上
脂質 13.5%以上
粗繊維 3.0%以下
灰分 8.5%以下
水分 10.0%以下
カルシウム 1.1%以上
リン 0.9%以上
エネルギー 380kcal/100g

原材料の次は、ビューティープロドッグフードの成分を評価していきます。
(※表は「成犬用 1歳から」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

ビューティープロドッグフードのタンパク質は20.0〜30.0%以上、脂質は8.0〜13.5%以上、100gあたりのカロリーは300〜380kcalと、ラインナップによって成分バランスに開きがあります。

例えば、「子犬用 12ヵ月頃まで」のタンパク質は30.0%以上、脂質は13.0%以上、100gあたりのカロリーは380kcalと、適度に脂質を含みつつ高タンパク・高カロリーに調整されており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬向きと捉えることができます。

その一方で、「ダイエット 1歳から」のタンパク質は25.0%以上、脂質は8.0%以上、100gあたりのカロリーは300kcalと、適度ににタンパク質を含みつつ低脂質・低カロリーで、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬用フードとしておすすめできます。

ただ、2種類のシニア犬用フード(10歳以上)については、タンパク質含有量にやや物足りなさを感じました。

 

それと、ビューティープロドッグフードには穀物が主原料として使われていることを踏まえると、植物性タンパク質の割合がかなり多いと推測できます。

このことから、タンパク質の内容にもこだわりたいということであれば、良質な肉・魚が主原料として使われている高タンパクなフードを選ぶことをおすすめします。

▼総合評価をチェックする
ビューティープロドッグフードの総合評価

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
400g(ジッパー付) 402円
2.5kg(小分け6袋) 1,741円 1,800円
5.2kg(ジッパー付) 3,141円 3,245円

ビューティープロの公式サイトと楽天市場、Amazonでドッグフード「成犬用 1歳から」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年5月に確認しました)

また、Amazonでは400gサイズは販売されておらず、2.5kgと5.2kgの2サイズの最安値は楽天という結果になりました!

ビューティープロドッグフードを店頭で販売しているホームセンターやペットショップは多いですが、通販サイトは一定金額以上で送料無料となる販売店が多く、わざわざ重い袋を持ち運ぶ手間も省けるので、継続して購入するなら通販サイトでまとめ買いするのがお手軽です。

ビューティープロドッグフードの総合評価

項目 詳細
原材料 1.0
成分 3.0
安全性 4.5
食いつき 4.5
コスパ 4.5
総合評価 Cランク
(S〜Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
402円/400g
1,741円/2.5kg
3,141円/5.2kg
※成犬用 1歳から
※2023年5月に楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 日本
販売会社 日本ペットフード株式会社

当サイトのビューティープロドッグフードの総合評価はCランクです。

かなり手に取りやすい価格で販売されていることや、「食いつきがいい」という飼い主の声が多かったことは評価できます。

その一方で、どのラインナップにも穀物が主原料として使われていることや、品質・内容が不明瞭な原材料があることが気になりました。

とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のフードを選ぶことをおすすめしています。

あわせて読みたい