
「愛犬に毎日与えるドッグフードは安いに越したことはないけど、かと言って安すぎるフードを選ぶのは何となくかわいそうな気がする・・・」
安いフードと高いフードの違いがいまいち分からないものの、このように考え込んでしまう方は少なくないでしょう。
どれだけ値段が安かったとしても、原材料の品質面や安全性に不安のあるフードは”コスパがいい”とは言えません。
そこでこの記事では、安くてコスパのいいドッグフードの選び方や、コスパのいいおすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のフード選びの参考にしてみてください。
安くてコスパのいいドッグフードの選び方
安くてコスパのいいドッグフードを選ぶにあたって、最低限気を配っておきたいポイントがいくつかあります。
順番に見ていきましょう。
肉・魚が主原料として使われている
はじめに確認しておきたいのは、肉・魚(動物性原材料)が主原料として使われているかどうかです。
なぜなら、肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素だからです。
その一方で、安さを押し出したフードのほとんどには、肉・魚よりも安く仕入れられる穀物が主原料として使われていますが、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。
こういった理由もあり、価格を最優先に考えてフードを選ぶにしても、できれば肉・魚が主原料として使われているフードを選んであげることをおすすめしています。
フードの原材料一覧には使われている割合が多い順に記載されており、先頭に鶏肉や白身魚といった動物性原材料が記載されていれば、肉・魚が主原料として使われているフードということになります。
良質な原材料が使われている
肉・魚が主原料として使われているかだけでなく、原材料の品質にも気を配っておきたいところです。
例えば、ドッグフードの中には“ミートミール”や“家禽ミール”といった動物性原材料が使われているものがありますが、どちらも具体的に何の動物の肉が使われているのかが分かりません。
また、人用の食肉としては出回らない“4Dミール(肉副産物)”が使われている可能性も否定できません。
対照的に、品質面にきちんと配慮して作られているフードは”新鮮鶏肉”、”脱水チキン”といったように原材料が明記されており、「人用の食品レベルの原材料を使用」といったような補足がされていることがほとんどです。
ただし、ミートミールや家禽ミールが使われているフードでも、公式サイトやパッケージに内容と品質の補足がされていることがあるので、メーカーが公開している情報にはできる限り目を通しておくことをおすすめします。
不要な添加物が使われていない
そのほかには、不要な添加物が使われていないかにも注目しておきましょう。
人工の酸化防止剤や着色料が使われているフードは珍しくありませんが、これらの人工添加物がアレルギーや涙やけの原因になることがあります。
BHA・BHTといった人工の酸化防止剤はフードの酸化を抑えるために使われるものの、ローズマリー抽出物やミックストコフェロールといった天然由来のもので代用することができます。
人工の着色料は見た目をよくするために使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していません。
つまり、犬目線で考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はない・・・ということです。
また、食いつきをよくする目的で人工の香料・調味料が使われているフードがありますが、人工の香料・調味料の摂りすぎは体の負担になってしまいます。
その一方で、天然由来の原材料そのものの香りを活かしてフードの嗜好性を高めているフードもあり、中には原材料の香りや栄養素ができる限り損なわれないように、じっくりと時間をかけて低温調理されているフードもあります。
ドライフード(カリカリ)を選ぶ
コスパを重視してドッグフードを選ぶなら、ドライフード(カリカリ)一択です。
ドッグフードにはドライフードのほかにもセミモイスト(半生)フード、ウェットフードといったタイプがありますが、ドライフードに比べるとグラムあたりの価格が高めなことに加えて、カロリーが低いことからその分だけたくさんの量を与えなければいけません。
このことから必然的に、ドライフードを与えるよりも餌代が高くなります。
中にはカリカリとした食感が苦手な愛犬や、噛む力が弱くてドライフードを食べづらい愛犬を飼っている方もいると思いますが、そんな場合はドライフードをぬるま湯で温めてから与えるのも一つの手です。
愛犬が食べ切れるサイズを選ぶ
当然のことですが、愛犬が食べ切れるサイズを選ぶことも大切なことです。
愛犬が食べきれないサイズを購入した場合、食べきれなかった分だけ餌代が勿体ないということは誰でも想像できると思います。
ただ、サイズにいくつかのバリエーションのあるフードの場合、サイズ(内容量)が大きくなるほどグラムあたりの価格が安くなることがほとんどです。
そのため、ドライフードなら開封して1ヶ月くらいで食べ切れるサイズを購入した方が、結果的に月々の餌代が安くなります。
また、まとめ買い割引や定期購入割引を導入しているフードもあるので、それらの割引情報も見逃さないようにしましょう。
コスパがいいと評判のドッグフード30種
商品名 | 価格/内容量 | 100gあたりの価格 | 主原料 | 気がかりな原材料 |
---|---|---|---|---|
カークランド(成犬用 チキン・ライス・ベジタブル) | 3,858円/12kg | 32円 | 鶏肉 | 香料 |
愛犬元気(全成長段階用) | 2,200円/6kg | 37円 | 穀類 | チキンミール、ビーフパウダー、ササミパウダー、動物性油脂、着色料 |
ビタワン(全成長段階用) | 2,525円/6.5kg | 39円 | 穀類 | チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、チキンレバーパウダー、動物性油脂、香料 |
ピュリナワン(ほぐし粒入り 成犬用 チキン) | 1,727円/2.1kg
2,073円/4.2kg |
49〜82円 | チキン | たんぱく加水分解物 |
アイムス(成犬用 健康維持用 小粒 チキン) | 818円/1.2kg
1,591円/2.6kg 2,948円/5kg 4,389円/8kg 6,098円/12kg |
51〜68円 | 肉類 | チキンミール、家禽ミール、BHA、BHT |
ウェルケア(チワワ専用 オールステージ) | 982円/1.5kg | 65円 | 肉類 | チキンミール、動物性油脂 |
スーパーゴールド(フィッシュ&ポテト 子犬・成犬用) | 1,751円/800g
6,606円/7.5kg 10,500円/15kg |
70〜219円 | ポテト | 動物性脂肪 |
ホリスティックレセピー(ラム&ライス【小粒】成犬用) | 1,600円/800g
3,981円/2.4kg 8,033円/6.4kg 14,000円/18.1kg |
77〜200円 | ラム肉粉 | – |
サイエンスダイエット(小型犬用 成犬用 チキン) | 1,055円/750g
1,633円/1.5kg 2,818円/3kg 4,003円/5kg |
80〜141円 | トリ肉 | 動物性油脂 |
プロマネージ(トイプードル専用) | 719円/800g
1,582円/1.7kg 3,458円/4kg |
86〜90円 | チキンミール | チキンミール、家禽類、BHA、BHT |
ユーカヌバ(小型犬用 成犬用) | 1,714円/800g
4,500円/2.7kg 8,300円/7.5kg 13,500円/15kg |
90〜214円 | 肉類 | 動物性脂肪 |
プラチナムナチュラル(成犬用 チキン) | 2,134円/1.5kg
5,291円/5kg 15,301円/5kg×3袋 |
102〜142円 | フレッシュチキンミート | – |
アーテミス(フレッシュミックス 成犬用) | 4,620円/3kg
8,250円/6kg 14,960円/13.6kg |
110〜154円 | フレッシュチキン | – |
ナチュラルチョイス(小型犬用[成犬用]チキン&玄米) | 2,092円/1kg
4,841円/3kg 8,380円/6kg |
140〜209円 | チキン(肉) | タンパク加水分解物 |
シュプレモ(成犬用) | 3,359円/2kg
6,675円/4kg 10,880円/7.5kg |
145〜168円 | チキン(肉) | タンパク加水分解物 |
ナチュラルバランス(ホールボディヘルス) | 995円/300g
1,881円/1.00kg 3,916円/2.27kg 9,141円/5.45kg 17,171円/10.90kg 24,079円/16.35kg |
147〜332円 | 鶏肉 | – |
ロイヤルカナン(ミニインドア 成犬用) | 2,050円/800g
3,679円/2kg 6,300円/4kg |
158〜256円 | 米 | 動物性油脂、加水分解タンパク |
アカナ(スモールブリード 成犬用) | 1,180円/340g
4,300円/2kg 10,180円/6kg |
170〜347円 | 新鮮鶏肉 | – |
ネルソンズ | 8,580円/5kg | 172円 | 乾燥チキン | – |
ファインペッツ(小粒) | 3,803円/1.5kg
8,048円/4kg 15,991円/8kg 28,839円/16kg |
180〜254円 | 鹿肉 | – |
ボッシュ(ハイプレミアム 小型犬 成犬用 ラム&ライス) | 2,200円/1kg
5,500円/3kg |
183〜220円 | 鶏肉 | – |
プラペ!(CPチキン&ターキー) | 4,345円/2kg
8,580円/2kg×2袋 12,650円/2kg×3袋 22,550円/2kg×6袋 |
188〜217円 | チキン&ターキー | – |
ソルビダ(グレインフリー チキン 室内飼育成犬用) | 2,618円/900g
4,675円/1.8kg 8,723円/3.6kg 12,782円/5.8kg |
220〜291円 | オーガニックチキン生肉 | – |
オリジン(オリジナル) | 1,564円/340g
6,930円/2kg 17,820円/6kg 25,740円/11.4kg |
226〜460円 | 新鮮鶏肉 | – |
カナガン(チキン) | 4,708円/2.0kg | 235円 | チキン生肉 | – |
リガロ(ラム) | 2,761円/900g
5,016円/1.8kg 9,031円/3.6kg 13,794円/5.8kg |
238〜307円 | ラム生肉 | – |
アディクション(ル・ラム) | 2,046円/600g
4,840円/1.8kg 21,615円/9kg |
240〜341円 | ラム肉粉 | – |
キアオラ(ラム&サーモン) | 2,068円/450g
3,366円/900g 8,580円/2.7kg 14,850円/5kg 23,650円/9.5kg |
249〜460円 | ラム生肉 | – |
モグワン | 4,708円/1.8kg | 262円 | チキン&サーモン | – |
ロータス | 798円/80g
3,580円/800g 7,980円/2.27kg 15,800円/5kg |
316〜998円 | イワシ | – |
コスパがいいと評判のドッグフード30種の価格や主原料、気がかりな原材料が使われていないかを比較してみました。
それぞれのフードを見比べてみると、価格が安いフードには穀物やイモ類が主原料として使われていたり、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていたり、犬にとって必要のない添加物が使われている傾向があることが分かりますね。
ちなみに、“動物性油脂(動物性脂肪)”と“タンパク加水分解物(加水分解タンパク)”については、使われているからといった必ずしも安全性に配慮されていないというわけではありません。
ただ、ここで取り上げた動物性油脂には、具体的に何の動物の油が使われているのかが分かりません。
それに加えて、添加されている酸化防止剤の種類が分からないことも気がかりです。
タンパク加水分解物に関しては、製造工程の補足がないことが気になりました。
なお、「ネルソンズ」と「ファインペッツ」と「プラペ!」と「カナガン」と「モグワン」については、割引価格で購入できる定期コースが導入されています。
それぞれのフードの割引後の価格や割引特典もまとめてみたので、参考にしてみてください。
商品名 | 価格/内容量 | 100gあたりの価格 |
---|---|---|
ネルソンズ | 6,864〜7,293円/5kg ※まとめ買い袋数に応じて15%or20%オフ |
137〜146円 |
ファインペッツ(小粒) | 〜3,423円/1.5kg 〜7,244円/4kg 〜14,392円/8kg 〜25,956円/16kg ※注文回数に応じて10〜100%の割引が適用 |
0〜228円 |
プラペ!(CPチキン&ターキー) | 3,042〜4,128円/2kg 6,006〜8,151円/2kg×2袋 8,855〜12,018円/2kg×3袋 15,785〜21,423円/2kg×6袋 ※初回は30%オフ、2回目以降は5%オフ |
132〜206円 |
カナガン(チキン) | 3,766〜4,237円/2.0kg ※まとめ買い袋数に応じて10%or15%or20%オフ |
188〜212円 |
モグワン | 3,766〜4,237円/1.8kg ※まとめ買い袋数に応じて10%or15%or20%オフ |
209〜235円 |
定期購入割引と言っても、まとめ買い袋数に応じて割引率が変わるフードもあれば、継続回数に応じて割引額が変わるフード、初回と2回目以降で割引率が変わるフードなど様々です。
それと、ここで取り上げた5つのフードの定期コースには継続回数の縛りはなく、解約にあたって違約金や解約金といった費用もかかりませんが、中には継続回数の縛りがあったり、解約時に費用が発生するフードもあることには気をつけてください。
また、継続回数の縛りがないフードも到着直前には解約できないので、定期コースを利用する際にはいつまでに解約手続きを済ませる必要があるかは前もって確認しておきましょう。
コスパのいいおすすめのドッグフード10選
これまでの内容を踏まえつつ、コスパのいいおすすめのドッグフードを10種類紹介します。
なお、販売価格や原材料は調査した時点の情報を参考にしています。
ネルソンズ
通常購入時の価格 | 8,580円/5kg |
---|---|
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1〜2袋:7,293円(15%オフ) 3袋以上:6,864円(20%オフ) ※まとめ買い袋数に応じて割引率が変動 |
100gあたりの価格 | 137〜172円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
ネルソンズは中粒サイズのドライフードで、主原料として使われているチキンの割合が全体の5割を占めています。
また、香料・着色料といった犬にとって必要のないものは不使用という条件も満たしていますし、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用していることから、食に敏感でお腹が弱い愛犬にも対応しやすくなっています。
主要な成分バランスについては、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっており、適度に運動をする愛犬の主食としてぴったりです。
そして、まとめ買い袋数に応じて「15%or20%」オフの価格で購入できる定期コースが導入されていることも見逃せません。
ただ、サイズが5kgの1種類だけなので、小型犬を1匹飼いしている場合にはおすすめしておらず、中型犬・大型犬の愛犬を飼っていたり、小型犬を多頭飼いしている場合におすすめしています。
カナガン
※各項目は「チキン」のものです
通常購入時の価格 | 4,708円/2kg |
---|---|
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,237円(10%オフ) 2〜4袋:4,001円(15%オフ) 5袋以上:3,766円(20%オフ) ※まとめ買い袋数に応じて割引率が変動 |
100gあたりの価格 | 188〜235円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
ネルソンズと同じく動物性原材料の割合が全体の5割以上、犬にとって必要のないものは不使用、穀物・牛肉・大豆不使用という3つの条件を満たしているカナガン。
また、メインのタンパク源が違う3種類のドライフードがあるほか、缶詰タイプのウェットフードまで取り揃えています。
ここで取り上げているのはドライフードの「チキン」で、粒サイズがネルソンズよりも小さめになっていることに加えて、主要な成分バランスについてはネルソンズよりも高タンパク・高脂質かつカロリーもやや高めです。
このことから、カナガン チキンは育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、食が細くてたくさんの量が食べられない成犬用フードとして特におすすめです。
なお、サイズについては2.0kgの1種類で、まとめ買い袋数に応じて「10%or15%or20%」オフの価格で購入できる定期コースが導入されています。
ホリスティックレセピー
※各項目は「ラム&ライス 小粒 成犬用」のものです
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
1,600円/800g 3,981円/2.4kg 8,033円/6.4kg 14,000円/18.1kg ※2023年3月にAmazonで確認 |
---|---|
100gあたりの価格 | 77〜200円 |
穀物 | 醸造米、玄米、大麦 (グルテンフリー) |
【チキン&ライス】と【ラム&ライス】と【ソリューション】といった3つのシリーズがあり、それぞれで原材料の内容や成分バランスが細かく調整されているホリスティックレセピー。
この記事で取り上げている「ラム&ライス 小粒 成犬用」には主原料としてラム肉粉が使われており、適度にタンパク質を含みつつも脂質とカロリーが控えめなドライフードになっています。
そのほかのラインナップも脂質とカロリーが控えめなものが中心になっており、室内飼いされていることが多くて運動量がそれほど少ない傾向にある日本の飼い犬向き・・・と捉えることができます。
これといった割引特典はないものの、元々の価格がかなり手に取りやすいことに加えて、様々なサイズを取り揃えていることが魅力的です。
アーテミス
※各項目は「フレッシュミックス 成犬用」のものです
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
4,620円/3kg 8,250円/6kg 14,960円/13.6kg ※2023年3月にAmazonで確認 |
---|---|
100gあたりの価格 | 110〜154円 |
穀物 | 大麦、玄米、オーツ麦、黍 (グルテンフリー) |
良質な原材料を使用、不要な添加物は不使用という2つの条件を満たしており、ほとんどのラインナップに動物性原材料が主原料として使われているアーテミス。
ここで取り上げた「フレッシュミックス 成犬用」は中型犬・大型犬向けに販売されているドライフードで、フレッシュチキンが主原料として使われているグルテンフリー(小麦不使用)フードになっています。
主要な成分バランスについては、タンパク質・脂質・カロリーのどれもが標準的な範囲になっており、適度に運動をする成犬用フードとして向いています。
お手頃な値段で販売されていることも評価できますが、一部のラインナップに穀物が主原料として使われていることに加えて、タンパク質含有量がかなり控えめなことは気になりました。
プラチナムナチュラル
※各項目は「成犬用 チキン」のものです
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
2,134円/1.5kg 5,291円/5kg 15,301円/5kg×3袋 ※2023年3月に公式サイトで確認 |
---|---|
100gあたりの価格 | 102〜142円 |
穀物 | 砕精米、トウモロコシ (グルテンフリー) |
素材そのものの香りと栄養素ができる限り損なわれないよう、水を使わずに素材の水分だけで調理されているプラチナムナチュラル。
それに加えて、良質な動物性原材料の割合が全体の7割を占めているのにもかかわらず、かなり手に取りやすい価格で販売されています。
この記事で取り上げた「成犬用 チキン」については、フレッシュチキンミートが主原料として使われている高タンパク・高脂質なフードで、アレルギーの原因になりやすい小麦は使われていません。
また、”チキン”以外にも”イベリコ+グリーン”や”ラム+ライス”、”ビーフ+ポテト”といったタンパク源の内容が違うラインナップがあり、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせやすくなっています。
ファインペッツ
※各項目は「小粒」のものです
価格/内容量 (通常購入時) |
3,803円/1.5kg 8,048円/4kg 15,991円/8kg 28,839円/16kg ※初回は1.5kgサイズを1,100円で購入可 |
---|---|
価格/内容量 (定期購入時) |
〜3,423円/1.5kg 〜7,244円/4kg 〜14,392円/8kg 〜25,956円/16kg ※注文回数に応じて10〜100%の割引が適用 |
100gあたりの価格 (小粒) |
0〜254円 |
穀物 | オートミール、大麦、全粒米 (グルテンフリー) |
動物性原材料の割合が全体の8割以上を占めていることに加えて、人用の食品レベルの原材料を使用、犬にとって必要のない添加物は不使用、グルテンフリーのレシピを採用といった条件を満たしたドッグフードのファインペッツ。
“小粒”と”大粒”といった2種類の粒サイズがあるほか、グレインフリーのレシピを採用した”極”というラインナップがありますが、ここでは小粒の内容量と価格を取り上げています。
(※小粒と大粒の原材料と成分値は変わりません)
主要な成分バランスに関しては、高タンパク・高脂質かつ非常に高カロリーなドライフードになっており、育ち盛りの子犬や活発な成犬、少食の成犬用フードとしておすすめです。
また、ファインペッツは継続回数に応じて割引額が変わる定期コースを導入しており、基本的には10%の割引が適用されます。
特徴的なのは、20回目は20%、30回目は30%、40回目は40%といったように、下一桁が0回の時には回数に応じた割引率が適用されることで、100回目以降の下一桁が0回目の時の割引率は一律で100%となります。
それと、初回は1.5kgサイズ(小粒)を1,100円でお試しできることも見逃せません。
ナチュラルバランス
※各項目は「ホールボディヘルス」のものです
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
995円/300g 1,881円/1.00kg 3,916円/2.27kg 9,141円/5.45kg 17,171円/10.90kg 24,079円/16.35kg ※2023年3月にAmazonで確認 |
---|---|
100gあたりの価格 | 147〜332円 |
穀物 | 大麦、オーツ麦、玄米 (グルテンフリー) |
ナチュラルバランスは体質や飼育環境に合わせて、原材料の内容と成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えています。
穀物・イモ類が主原料のドライフードもあるものの、どのラインナップも合成保存料や着色料、香料・調味料といった添加物は使われておらず、プレミアムフードの中ではお手頃な値段で販売されています。
ここで取り上げた「ホールボディヘルス」は鶏肉が主原料かつグルテンフリーのレシピを採用しており、タンパク質・脂質・カロリーは標準的な範囲のドライフードです。
また、脂質とカロリーがかなり控えめに調整されたフードもあり、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬にも対応できます。
アカナ
※各項目は「スモールブリード 成犬用」のものです
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
1,180円/340g 4,300円/2kg 10,180円/6kg ※2023年3月にAmazonで確認 |
---|---|
100gあたりの価格 | 170〜347円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
良質な動物性原材料が主原料として使われているだけでなく、低GIの野菜と果物が使われている高タンパク・低炭水化物のドッグフードのアカナ。
また、犬種(サイズ)や食の好み、年齢や飼育環境に配慮して原材料の内容と成分バランスを調整したフードを取り揃えているのも特徴です。
この記事で取り上げた「スモールブリード 成犬用」については、高脂質でカロリーはやや控えめになっていますが、「ライト&フィット」という脂質とカロリーが控えめなフードも製造・販売しています。
それと、お試し購入しやすい少量サイズを販売していることや、お得な大容量サイズを販売していることも評価できます。
(※ラインナップによってサイズのバリエーションは異なります)
なお、アカナはほとんどのラインナップがグレインフリーのレシピを採用していますが、【クラシック】というシリーズのフードには穀物(オーツ麦)が使われています。
シュプレモ
※各項目は「成犬用」のものです
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
3,359円/2kg 6,675円/4kg 10,880円/7.5kg ※2023年3月にAmazonで確認 |
---|---|
100gあたりの価格 | 145〜168円 |
穀物 | モロコシ、大麦、オーツ麦、玄米、粗挽き米 (グルテンフリー) |
ニュートロのシュプレモは、厳選された自然素材がたっぷりと使われているドッグフードです。
(超)小型犬向けのラインナップを中心に取り揃えていますが、この記事で取り上げた「成犬用」については全犬種対応のドライフードで、やや高脂質かつタンパク質とカロリーは標準的な範囲になっています。
そして、どのラインナップも動物性原材料が主原料、グルテンフリーのレシピを採用、合成保存料や着色料といった添加物は不使用という点は変わらず、それらの条件を満たしたフードの中では手に取りやすい価格で販売されています。
“タンパク加水分解物”の製造工程が不明瞭なことは気になるものの、コスパのよさに加えて流通量が多いドッグフードということを評価してピックアップしました。
モグワン
通常購入時の価格 | 4,708円/1.8kg |
---|---|
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,237円(10%オフ) 2〜4袋:4,001円(15%オフ) 5袋以上:3,766円(20%オフ) ※まとめ買い袋数に応じて割引率が変動 |
100gあたりの価格 | 209〜262円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
良質なチキンとサーモンがメインのタンパク源として使われていることに加えて、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用しているモグワン。
また、香料・着色料といった犬にとって必要のないものは一切使われておらず、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲の小粒サイズのドライフードになっています。
こういった特性上、室内飼いの小型犬用フードとして特におすすめですし、小粒のドライフードを少しずつ食べるのが好きな中型犬・大型犬用フードとしても向いています。
サイズについては1.8kgの1種類で、まとめ買い袋数に応じて「10%or15%or20%」オフの価格で購入できる定期コースが導入されていることも評価できます。
迷った時にはネルソンズがおすすめ
ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、ネルソンズをおすすめします。
当サイトがコスパのいいフードとして、ネルソンズをおすすめする理由は下記の通りです。
- 主原料のチキンの割合が全体の5割
- 良質な原材料で作られている
- 犬にとって必要のないものは不使用
- 無理なく続けやすい販売価格
- 割引価格で購入できる定期コースあり
まず言えることは、ネルソンズは主原料のチキンの割合が全体の5割を占めていることに加えて、良質な原材料で作られているドライタイプのドッグフードということです。
また、香料・着色料といった犬にとって必要のないものは一切使われていませんし、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用していることから、食に敏感でお腹が弱い愛犬にも対応しやすいです。
そして、無理なく続けやすい価格で販売されているだけでなく、まとめ飼い袋数に応じて「15%or20%」オフの価格で購入できる定期コースが導入されていることも見逃せません。
ただ、内容量が5kgの1種類だけなので、小型犬を1匹飼いしている場合はカナガン チキンなどの2kg以下のサイズがあるフードを検討してみるといいでしょう。
まとめ
愛犬のドッグフードを選ぶにあたってコスパは重要な要素の1つになりますが、どれだけ値段が安かったとしても、品質面や安全性に不安のあるフードは”コスパがいい”とは言えません。
必ずしも当てはまるわけではないものの、一般的には値段が高くなるほど肉・魚の割合が増えたり、原材料の品質や製造工程にこだわりを持って作られている傾向があります。
対照的に、値段が安くなるほど肉・魚の割合が減って穀物の割合が増えたり、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていたり、犬にとって必要のない添加物が使われている傾向があります。
とは言え、愛犬の餌代にいくらまでかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面と安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のフードを選ぶことをおすすめしています。