柴犬のドッグフードでおすすめは?口コミのいい餌30種を徹底検証!

小型の日本犬である柴犬は、ピンと立った三角形の耳やクルッと巻いた尻尾が印象的です。

そんな柴犬の餌を選ぶにあたっては、タンパク源の内容や脂質とカロリーのバランス、不要な添加物が使われていないかどうかに注目してフードを選んであげることが大切です。

この記事では柴犬向けのドッグフードの選び方や、柴犬におすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のフード選びの参考にしてみてください。

柴犬のドッグフードの選び方

柴犬のドッグフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう。

動物性タンパク源の割合に注目する

まず確認しておきたいことは、肉・魚といった動物性タンパク源の割合がどれくらいなのかです。

柴犬に限った話ではありませんが、肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素です。

その一方で、ドッグフードの価格が安くなればなるほど穀物の割合が増える傾向にありますが、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。

そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がります。

 

このことから、柴犬には動物性タンパク源が主原料として使われている、高タンパクなフードを選んであげることをおすすめしています。

ドッグフードの原材料一覧には使われている割合が多い順に記載されており、最初に鶏肉や白身魚などの動物性原材料が記載されていれば、動物性タンパク源が主原料として使われているフード・・・ということになります。

ただ、フードによっては第二原材料以降に穀物やイモ類・豆類などの植物性原材料が続いており、全体でみれば動物性タンパク源の割合がそれほど多くないケースがあることには気をつけてください。

原材料の品質に注目する

動物性タンパク源の割合とあわせて、原材料の品質にも注目しておきましょう。

ドッグフードの中には“家禽ミール”“ミートミール”といった原材料が使われているものがありますが、どちらも具体的に何の動物の肉が使われているのか分かりません。

また、人用の食肉としては出回らない“4Dミール(肉副産物)”が使われている可能性も否定できません。

 

それに対して、品質にこだわりを持って作られているドッグフードの場合には、”放し飼いチキン生肉”や”生サーモン”といったように原材料の内容が明記されており、「人間でも食べられる品質の原材料を使用」といった補足がされていることがほとんどです。

ただ、”家禽ミール”や”ミールミール”が使われているドッグフードでも、公式サイトやパッケージに品質・内容についての補足がされていることがあるので、公開されている情報にはできる限り目を通しておくことをおすすめします。

タンパク源の種類に注目する

特定のタンパク源にアレルギーのある柴犬は少なくないので、柴犬の餌を選ぶ時にはタンパク源の種類にも注目しておきたいところです。

アレルギーの原因は犬によって様々ですが、穀物の中では小麦が、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆が特にアレルギーの原因になりやすい傾向があります。

このことから、小麦アレルギーの愛犬には小麦不使用のフードを、牛肉アレルギーの愛犬には牛肉不使用のフードを・・・といったように、愛犬の体質に配慮してフードを選んであげることも大切です。

 

なお、最近はグレインフリー(穀物不使用)フードに注目が集まっていますが、穀物全般にアレルギーのない愛犬にはグレインフリーは必須ではありません。

ただ、タンパク源の種類がシンプルなフードの方がアレルギーの原因を特定しやすいので、食に敏感な愛犬にはグレインフリーフードや、動物性タンパク源が限定されたフードからお試ししてみるのも一つの手です。

脂質とカロリーのバランスに注目する

そのほかには、脂質とカロリーのバランスにも注目しておくべきです。

柴犬は猟犬として活躍していたこともあり、それなりの運動量を必要とする小型犬ですが、日頃から運動時間を十分に確保できる方もいればそうでない方もいるでしょう。

また、運動量だけでなく食事量にも配慮してフードを選ぶことも大切です。

例えば、愛犬の運動時間を十分に確保できない場合や、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある場合には、脂質とカロリーが控えめなフードを選んであげるのがおすすめです。

 

その逆に、愛犬の運動時間を十分に確保できる場合や、少食でたくさんの量が食べられない場合には、高脂質・高カロリーなフードの方が向いています。

それと、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬には成犬時よりも高脂質・高カロリーなフードを、歳をとって活動量が落ちたシニア犬には成犬時よりも低脂質・低カロリーなフードを、といったように、愛犬の年齢に配慮してフードを選ぶことも重要になります。

柴犬向けの成分が含まれているかに注目する

柴犬向けの成分が配合(強化)されているかどうかにも注目しておくといいでしょう。

具体的には、皮膚・被毛に関わるオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスで、2つの脂肪酸はどちらか一方だけを摂り入れればいいというわけではなく、バランスよく摂り入れることが大切です。

そして、現時点の暫定的な見解ではあるものの、2つの脂肪酸のバランスは【オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=5:1~10:1】くらいがいいのではないかと考えられているので、愛犬のフード選びの参考にしてみてください。

ちなみに、メインのタンパク源として魚が使われているフードは、オメガ3脂肪酸の含有量が多い傾向があります。

不要な添加物が使われていないかに注目する

そのほかには、不要な添加物が使われていないかどうかにも注目すべきです。

ドッグフードの中には人工の酸化防止剤や着色料が使われているものがありますが、これらの添加物が涙やけやアレルギーの原因になることがあります。

BHA・BHT・没食子酸プロピルなどの人工の酸化防止剤については、フードの酸化を抑えるために使われるものの、ミックストコフェロールやローズマリー抽出物といった天然由来のもので代用することもできます。

また、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はありません。

柴犬用として口コミのいいドッグフード30種

商品名 主原料 タンパク質 脂質 水分 カロリー
(100gあたり)
オメガ6:オメガ3 気がかりな原材料
ロイヤルカナン(柴犬専用フード 成犬用) とうもろこし 24.0%以上 12.0%以上 10.5%以下 376kcal 動物性脂肪、加水分解タンパク
プロマネージ(柴犬専用 成犬用) 24.0%以上 12.0%以上 10.0%以下 350kcal チキンミール、家禽類、BHA、BHT
ロータス イワシ 25%以上 14%以上 10%以下 342.8kcal 5:1
日本犬 柴専用(成犬用 チキン味) 穀類 21.0%以上 7.0%以上 10.0%以下 315kcal チキンミール、ポークミール、フェザーミール
モグワン チキン&サーモン 27%以上 10%以上 9%以下 361.5kcal 1.4:1
ウェルケア(柴専用 オールステージ) 肉類 25.0%以上 10.5%以上 10.0%以下 340kcal チキンミール、動物性油脂
シュプレモ(成犬用) チキン(肉) 24.0%以上 15.0%以上 10.0%以下 365kcal 5.5:1 タンパク加水分解物
スマック 柴犬用(子犬〜成犬用) 穀類 25.0%以上 8.0%以上 10.0%以下 330kcal チキンミール、ポークミール、ミートミール、チキンレバーパウダー、動物性油脂
サイエンスダイエット(小型犬用 成犬用 チキン) トリ肉 21.0%以上 13.0%以上 10.0%以下 373.1kcal 6.6:1 動物性油脂
ベストバランス(カリカリ仕立て 柴犬用) 穀類 23.0%以上 10.0%以上 10.0%以下 約350kcal チキンミール、動物性油脂、pH調整剤
グリーンプラス(チキン) 鶏肉 19.9%以上 2.9%以上 10.0%以下 373kcal
アイムス(成犬用 体重管理用 小粒 チキン) 小麦 21.0%以上 8.5%以上 10.0%以下 360kcal 8.3:1 チキンミール、家禽ミール、動物性油脂、BHA、BHT
カナガン(チキン) チキン生肉 29%以上 15%以上 9%以下 376kcal 3.1:1
ゴン太のふっくらソフト(柴犬用) 穀類 13.5%以上 3.4%以上 33%以下 260kcal チキンミール、ビーフミール、プロピレングリコール、pH調整剤、エリソルビン酸ナトリウム、着色料
スーパーゴールド(フィッシュ&ポテト 子犬・成犬用) ポテト 22.0%以上 12.0%以上 10.0%以下 355kcal 動物性脂肪
アーテミス(フレッシュミックス 成犬用) フレッシュチキン 23.0%以上 14.0%以上 10.0%以下 361.5kcal 5.5:1
ネルソンズ チキン 28%以上 12%以上 10%以下 365.5kcal
アカナ(グラスフェッドラム) 草を与えられて育った生ラム肉 31.0%以上 15.0%以上 12.0%以下 339.3kcal 2.3:1
愛犬元気 パックン(柴犬用) 穀類 20.0%以上 7.0%以上 30.0%以下 約290kcal チキンミール、ササミパウダー、ビーフミール、ポークミール、動物性油脂、プロピレングリコール、乳化剤、pH調整剤、調味料、着色料
ピッコロ 骨抜きチキン生肉 32.0% 15.0% 8.0% 約355kcal 3.1:1
このこのごはん 鶏肉 20.9%以上 8.0%以上 10.0%以下 343kcal
サイエンスダイエットプロ(皮膚サポート機能 小粒 1〜6歳) ラム 19.5%以上 12.5%以上 10.0%以下 372.4kcal 動物性油脂
ナウフレッシュ(成犬用) ターキー生肉(骨抜き) 26%以上 16%以上 10%以下 367.0kcal 2.8:1
ナチュラルチョイス(小型犬用[成犬用]チキン&玄米) チキン(肉) 24.0%以上 16.0%以上 10.0%以下 375kcal 10:1 タンパク加水分解物
ビタワン(5つの健康バランス ビーフ味・野菜入り 小粒) 穀類 20.0%以上 6.0%以上 10.0%以下 350kcal 牛肉粉、チキンミール、豚肉粉、チキンレバーパウダー、動物性油脂、着色料、調味料
ファーストチョイス(成犬 アレルゲンケア 小粒 白身魚&スイートポテト) えんどう豆 23%以上 10%以上 10%以下 330kcal 1:8:1 たん白加水分解物
プロプラン(成犬用 中型犬・大型犬 チキン) チキン 26%以上 16%以上 12%以下 約400kcal たんぱく加水分解物
うまか 鶏肉 21.4%以上 9.5%以上 10.0%以下 350kcal
メディコート(お腹から健康サポート 1歳から) 穀類 27.0%以上 11.0%以上 10.0%以下 約360kcal ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー、動物性油脂
オリジン(オリジナル) 新鮮鶏肉 38%以上 18%以上 12%以下 386kcal

柴犬用として口コミのいい人気ドッグフードの主原料や主な成分値、気がかりな原材料が使われていないかどうかを比較してみました。

それぞれのフードの各項目を見比べてみると、動物性原材料ではなく植物性原材料が主原料として使われているフードがあることや、タンパク質含有量に物足りなさを感じるフードがあることが分かりますね。

また、脂質とカロリーの数値にかなりの開きがあることや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているフードがあること、犬にとって必要のない添加物が使われているフードがあることも分かります。

 

なお、“動物性油脂(動物性脂肪)”“タンパク加水分解物(加水分解タンパク)”については、使われているからといって必ずしも安全性に配慮されていないというわけではありません。

ただ、ここで取り上げている動物性油脂は具体的に何の動物の油が使われているのかに加えて、添加されている酸化防止剤の種類についての説明がないことが気になりました。

タンパク加水分解物に関しては、製造工程の説明がされていないことが気がかりです。

柴犬におすすめのドッグフード10選

これまでの内容を踏まえつつ、柴犬におすすめの10種類のドッグフードを紹介します。

なお、販売価格や原材料は調査した時点の情報を参考にしています。
(※2023年12月に公式サイトとAmazonで調査)

モグワン

モグワンドッグフードのパッケージ画像(表面1)

通常購入時の価格 5,038円/1.8kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(5袋を定期購入時)
約224円
1日あたりの餌代
(8kgの成犬を想定)
約272円
穀物 不使用
(グレインフリー)

メインのタンパク源としてチキンとサーモンが使われているモグワン。

動物性原材料の占める割合は全体の56.5%と多く、柴犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れることができます。

また、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることに加えて、肉類の中でアレルギーの原因になりやすい牛肉と、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆が使われていないことも見逃せません。

主要な成分バランスについては、高タンパクかつ脂質は控えめでカロリーは標準的な範囲になっており、適度に運動をする柴犬の主食としてぴったりです。

カナガン

カナガンドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「チキン」のものです

通常購入時の価格 5,038円/2kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(5袋を定期購入時)
約202円
1日あたりの餌代
(8kgの成犬を想定)
約234円
穀物 不使用
(グレインフリー)

メインのタンパク源が違う3種類のドライフードがあるほか、缶詰タイプのウェットフードも取り揃えているカナガン。

ここで取り上げているのは第一原材料としてチキン生肉が、第二原材料として乾燥チキンが使われているドライフードの「チキン」で、モグワンと同じように穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用しています。

主要な成分バランスについては、モグワンよりもタンパク質・脂質・カロリーが高めになっており、育ち盛りの子犬や運動量が多い活発な成犬、少食でたくさんの量が食べられない成犬用フードとして向いています。

また、カナガン チキンのオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスは【3.1:1】と、まずまずのバランスになっていることも評価できます。

ピッコロ

ピッコロドッグフードのパッケージ画像

通常購入時の価格 5,038円/1.5kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(5袋を定期購入時)
約269円
1日あたりの餌代
(8kgの成犬を想定)
約282円
穀物 不使用
(グレインフリー)

ピッコロは7歳以上のシニア犬向けに販売されているグレインフリーフードで、動物性原材料の占める割合も全体の約70%と非常に多いです。

もちろん、香料・着色料といった犬にとって必要のないものは一切使われていませんし、シニア犬の関節に配慮して【グルコサミン/MSM/コンドロイチン】も配合されています。

成分バランスに関しては、高タンパク・高脂質かつカロリーはやや控えめに調整されていることから、若い頃とそれほど活動量が変わらないシニア犬用フードとしておすすめです。

なお、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスについては、カナガン チキンと同じく【3.1:1】となっています。

アーテミス

アーテミスドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「フレッシュミックス 成犬用」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
5,060円/3kg
9,130円/6kg
16,500円/13.6kg
100gあたりの価格
(3kgの価格を参照)
約169円
1日あたりの餌代
(8kgの成犬を想定)
約313円
穀物 大麦、玄米、オーツ麦、黍

アーテミスは年齢やサイズ、体質や飼育環境に配慮して原材料の内容と成分バランスを調整したフードを取り揃えています。

この記事で取り上げている「フレッシュミックス 成犬用」については、タンパク質・脂質・カロリーが標準的な範囲のドライフードになっており、適度に運動をする柴犬向け・・・と捉えることができます。

その一方で、高タンパク・高脂質・高カロリーなドライフードや、低脂質・低カロリーなドライフードもあり、愛犬の運動量と食事量に配慮してフードを選べることが強みです。

また、全てのラインナップが小麦グルテンフリーのレシピを採用していることも評価できます。

シュプレモ

シュプレモドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「成犬用」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
3,359円/2kg
5,744円/4kg
9,709円/7.5kg
16,252円/13.5kg
100gあたりの価格
(2kgの最安値を参照)
約168円
1日あたりの餌代
(8kgの成犬を想定)
約212円
穀物 モロコシ、大麦、オーツ麦、玄米、粗挽き米

ニュートロのシュプレモもアーテミスと同じように、様々な小麦グルテンフリーのドッグフードを取り揃えています。

ここで取り上げた「成犬用」に関しては、タンパク質・脂質・カロリーが標準的な範囲に調整されていますが、「子犬用」は育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬に配慮して、高タンパク・高脂質・高カロリーに調整されています。

その一方で、「体重管理用」というフードは高タンパクかつ低脂質・低カロリーになっており、年齢や飼育環境に配慮してしっかりと成分バランスが調整されている印象を受けました。

ただ、“タンパク加水分解物”の製造工程が分からないことは気になりました。

アカナ

アカナドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「グラスフェッドラム」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
5,483円/2kg
16,720円/6kg
19,500円/11.4kg
100gあたりの価格
(2kgの最安値を参照)
約274円
1日あたりの餌代
(8kgの成犬を想定)
約263円
穀物 不使用
(グレインフリー)

人用の食品レベルの動物性原材料がメインに使われていることはもちろん、低GIの野菜・果物が使われている高タンパク・低炭水化物のドッグフードのアカナ。

それに加えて、年齢や食の好み、サイズや飼育環境に配慮して原材料と成分バランスを調整した豊富なラインナップがあることも印象的です。

ここで取り上げている「グラスフェッドラム」に関しては、グレインフリーかつ動物性タンパク源が1種類に限定されていることから、穀物だけでなくラム肉以外の動物性タンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応できます。

なお、アカナはほぼ全てのラインナップがグレインフリーのレシピを採用していますが、【クラシック】というシリーズの3種類のフードに関しては、タンパク源として穀物(オーツ麦)が使われています。

ウェルケア

ウェルケアドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「柴専用 オールステージ」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,482円/3kg
1,936円/4.5kg
100gあたりの価格
(4.5kgの最安値を参照)
約43円
1日あたりの餌代
(8kgの成犬を想定)
約75円
穀物 米糠、小麦粉、コーングルテンフィード、米粉、コーングルテンミール

イースターのウェルケアは、特定の犬種別に成分バランスを調整した国産ドッグフードです。

柴専用については全年齢対応とシニア用の2種類があり、この記事で取り上げた全年齢対応フード(オールステージ)については、適度にタンパク質を含みつつ脂質とカロリーが控えめになっています。

こういった成分バランス上、運動量が少ない成犬や、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬向けと捉えることができます。

その一方で、米糠や小麦粉をはじめとした様々な穀物が使われていることや、“動物性油脂”の内容が不明瞭なことが気になるところですが、100gあたり約43円というコスパの良さは大きな魅力です。

ナウフレッシュ

ナウフレッシュドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「成犬用」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
5,170円/1.59kg
8,140円/2.72kg
14,850円/5.44kg
24,750円/9.98kg
100gあたりの価格
(2.72kgの最安値を参照)
約299円
1日あたりの餌代
(8kgの成犬を想定)
約455円
穀物 不使用
(グレインフリー)

カナダ産プレミアムドッグフードのナウフレッシュには、人用の食品レベルの新鮮な生肉、鮮魚とオイルが使われています。

ここで取り上げた「成犬用」については、やや高タンパク・高脂質かつカロリーは標準的な範囲になっており、適度に運動をする柴犬用の主食としておすすめです。

また、どのラインナップもグレインフリーのレシピを採用していることや、脂質とカロリーが控えめに調整されたドライフードを取り揃えていることも評価できます。

ただ、1日あたりの餌代は約455円ということで、ここまでに取り上げてきたドライフードと比べると月々の餌代は高めになります。

オリジン

オリジンドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「オリジナル」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,738円/340g
6,250円/2kg
15,280円/6kg
24,640円/11.4kg
100gあたりの価格
(2kgの最安値を参照)
約313円
1日あたりの餌代
(8kgの成犬を想定)
約347円
穀物 不使用
(グレインフリー)

どのラインナップもグレインフリーのレシピを採用していることに加えて、動物性原材料が全体の8割以上を占めているオリジン。

それだけに非常に高タンパクなドライフードになっており、全体的に脂質とカロリーも高めな傾向があります。

こういった成分バランス上、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、食が細くてたくさんの量が食べられない成犬用フードとして向いています。

その一方で、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬や、歳をとって活動量が落ちたシニア犬用フードとしてのおすすめ度は下がります。

うまか

うまか(UMAKA)ドッグフードのパッケージ画像2

通常購入時の価格 5,478円/1.5kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
初回:3,278円(40%オフ)
1袋:4,930円(10%オフ)
2袋以上:4,382円(20%オフ)
※2回目以降はまとめ買い袋数に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(2袋以上を定期購入時)
約292円
1日あたりの餌代
(8kgの成犬を想定)
約453円
穀物 玄米、大麦

うまかは水たき料亭「博多華味鳥」が、人も食べられる良質な原材料を厳選して作った国産ドッグフードです。

主原料として使われているのは九州産華味鶏で、消化吸収に配慮して小麦グルテンフリーのレシピを採用しています。

また、食いつきをよくするために動物性の油脂が吹きかけられているドライフードが少なくない中、うまかは”ノンオイルコーティング”のドライフードということも見逃せません。

成分バランスに関しては、タンパク質・脂質・カロリーがやや控えめに調整されており、「歳をとったシニア犬にタンパク質が控えめなフードを与えたい」と考えている場合におすすめです。

柴犬の餌で迷った時にはモグワンがおすすめ

モグワンドッグフードのパッケージ画像(表面2)

ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、モグワンをおすすめします。

当サイトが柴犬用のフードとして、モグワンをおすすめする理由は以下の通りです。

モグワンをおすすめする5つの理由
  • 良質な動物性原材料が全体の56.6%を占めている
  • 高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲
  • グレインフリーかつ牛肉・大豆不使用のレシピを採用
  • 犬にとって必要のないものが使われていない
  • 無理なく続けやすい販売価格

まず言えることは、モグワンは放し飼いチキン生肉や生サーモンをはじめとした良質な動物性原材料が全体の56.5%を占めており、柴犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

また、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっており、適度に運動をする柴犬の主食としてぴったりです。

それに加えて、アレルギーの原因になりやすい傾向のあるタンパク源が使われていないことや、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことも見逃せません。

そして、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。

柴犬の餌の量と回数

猟犬として活躍していた小型犬の柴犬だからといって、そのほかの犬種とは給餌量の考え方が全く違うというわけではありません。

基本的には購入したドッグフードのパッケージや冊子、公式サイトなどに掲載されている給餌量を参考にすれば大丈夫です。

ただし、どのフードの給餌量もあくまで“目安”でしかなく、実際には愛犬の体重や年齢はもちろん、飼育環境や体質によっても適量が変わってきます。

そのため、愛犬の便の固さや体重を確認しながら給餌量を微調整するようにしてください。

 

便の固さに関してですが、柔らかめな便であれば餌の量が多すぎる可能性があり、反対に固めの便であれば餌の量が少ない可能性があります。

なお、成犬の餌の回数は1日2回が目安となりますが、食べすぎてしまう傾向のある愛犬の場合は3回に分けて様子見・・・といったように、食事量に合わせて回数を増やす分には問題ありません。

子犬の給餌量と餌の回数の補足

育ち盛りの子犬の時期は成犬時よりもたくさんの栄養が必要なので、それに伴い1日あたりの餌の量も多くなります。

そして、成長が緩やかになるにつれて成犬時の給餌量に近づけていきます。

子犬の餌の回数に関しては、生後2〜3ヶ月くらいまでは1日4〜5回、生後4〜5ヶ月くらいまでは1日3〜4回を目安にして、1日の必要量を食べられるようにしましょう。

生後6ヶ月を過ぎた子犬の餌の回数は、成犬と同じ1日2回が目安になります。

シニア犬の給餌量と餌の回数の補足

シニア犬の給餌量については、成犬時の1〜2割くらい減らした量が目安です。

ただ、シニア犬と呼ばれる年齢を迎えてすぐに活動量が落ちるわけではありませんし、これといった変化がなければ特に餌の量を減らさなくても大丈夫です。

また、シニア犬の餌の回数は1日2〜3回が目安になりますが、一度にたくさん食べると消化不良を起こしてしまう場合や、食が細くなってたくさんの量が食べられなくなった場合には、餌の回数を多めにしてあげるといいでしょう。

食いつきがいまいちな時の対処法

柴犬が餌を食べない理由はいくつも考えられますが、主な理由の一つとして挙げられるのは、フードの風味や食感が気に入らないことです。

そんな時にすぐ試せる食いつきをよくする方法は、フードを電子レンジで少しだけ温めてから与えたり、ドライフードであれば人肌程度のぬるま湯でふやかしてから与えることです。

どちらもフードの香りを強めて嗜好性を高める方法ですが、くれぐれも温めすぎには気をつけてくださいね。

それと、開封したフードは空気に触れる時間が長くなるほど風味が落ちてしまうので、日頃から高温多湿や直射日光、照明の当たる場所を避けて密閉保存しておくことも重要です。

市販のドッグフードで柴犬におすすめなのは?

市販のドッグフードの中から柴犬の餌を選ぶなら、この記事でも取り上げているアカナナウフレッシュをおすすめします。

どちらも良質な動物性原材料が主原料、品質・内容が不明瞭な原材料や人工の酸化防止剤・香料・着色料は不使用、という条件を満たしていることに加えて、グルテンフリーorグレインフリーのレシピを採用しています。

また、年齢や飼育環境に合わせて成分バランスを調整したラインナップを取り揃えていることも強みです。

市販のドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容のドッグフードは以下の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

コスパがよくて柴犬におすすめなドッグフードは?

コスパがいいと言っても、価格が安くなればなるほど穀物の割合が増えるだけでなく、品質・内容が不明瞭な原材料や不要な添加物が使われていることが多い傾向にあり、当サイトでは該当するドッグフードはおすすめしていません。

動物性原材料を主原料として使用、人工の酸化防止剤・着色料不使用という最低限の条件を満たしており、手に取りやすい価格で販売されている柴犬向けのドッグフードということであれば、この記事で取り上げたウェルケアをおすすめします。

これに加えて、小麦グルテンフリーという条件を追加するならシュプレモが候補の一つになるでしょう。

安いドッグフードの選び方のポイントや、コスパのいいおすすめのドッグフードについては以下の記事で詳しく解説しています。

柴犬の餌代について

柴犬の成犬時の平均体重は8〜10kg程度ということで、ポメラニアンやチワワなどの超小型犬と比べれば月々の餌代は高くなります。

ただ、ドッグフードによって販売価格やカロリーが違うこともあり、実際のところは与えるフードによって餌代がかなり変わってきます。

そこで参考までに、柴犬におすすめの3種類のドッグフードの餌代の比較表を作ってみました。
(※どれも8kgの成犬に毎日の主食として与えることを想定しています)

ウェルケア
(柴専用 オールステージ)
モグワン うまか
1日あたり 約75円 約272円 約453円
1ヶ月あたり 約2,250円 約8,160円 約13,590円
3ヶ月あたり 約6,750円 約24,480円 約40,770円
半年あたり 約13,500円 約48,960円 約81,540円
1年あたり 約27,000円 約97,920円 約163,080円

一概には言えないもののの、一般的にはフードの販売価格が高くなればなるほど動物性原材料の割合が増えたり、原材料の品質や製造工程にこだわりを持って作られている傾向があります。

その反対に、フードの販売価格が安くなればなるほど穀物の割合が増えたり、品質が不明瞭な原材料が使われていたり、犬にとって必要のない添加物が使われている傾向があります。

とは言え、愛犬の餌代にいくらまでかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のフードを選ぶことをおすすめしています。

まとめ

柴犬の餌を選ぶにあたっては、タンパク源の内容や脂質とカロリーのバランス、不要な添加物が使われていないかどうかに注目してフードを選んであげることが大切です。

また、原材料の品質や、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスにも注目しておくといいでしょう。

現在は何百種類ものドッグフードが販売されていますが、最終的にどのフードを買うのかを決めるのは愛犬ではなく飼い主である人間です。

だからこそ、愛犬のことを第一に考えた上で自分自身も納得のいくフード選びを心がけたいところですね。

 

ここまで読み進めたところで、もしもまだ柴犬のフード選びに迷っているなら、まずはモグワンをお試ししてみることをおすすめします。

現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でモグワンを手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。