缶詰タイプのドッグフードでおすすめは?25種類の犬の餌を徹底検証!

缶詰タイプのドッグフードと言えば、食いつきをよくするためにドライフードにトッピングして与えたり、水分補給を兼ねてドライフードとローテーションして与えたりなど、色々な与え方ができるから便利ですよね。

また、水分量が多くて柔らかな食感なので、まだ固形物を食べ慣れていない子犬やシニア犬にも食べやすいです。

ただ、缶詰によって原材料の内容は様々ですし、主食フードとしての栄養基準を満たしていないおかず(トッピング)用の缶詰も多いので、ご自身の目でしっかりと表示を確認して購入する必要があります。

この記事では缶詰タイプのドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容の缶詰タイプのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

缶詰タイプのドッグフードの選び方

缶詰タイプのドッグフードを選ぶにあたって、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう。

目的に合わせて犬用缶詰を選ぶ

犬用缶詰には大きく分けて、主食用とおかず(トッピング)用の2つがあります。

主食用フードとはその呼び方の通り、主食として成分バランスが調整されているフードのことで、主食用フードと水を与えていれば犬に必要な栄養が摂り入れられるようになっています。

そして、普段私たちが目にする多くの主食用フードはAAFCO(全米飼料検査官協会)の栄養基準をもとに作られており、パッケージに「総合栄養食」と記載されています。

また、AAFCOではなくFEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)の栄養基準を満たしたフードも、毎日の主食として与えることができます。

 

その一方で、おかず用フードは主食としての栄養基準は満たしておらず、パッケージに「副食」や「一般食」、「栄養補助食」や「栄養補助食」といった記載がされています。

これらの表示に気をつけながら、目的に合わせたフードを選ぶようにしましょう。

良質な原材料が使われているか

次に確認しておきたいのは、良質な原材料が使われているかどうかです。

例えば、“家禽ミール”“ミートミール”といった動物性原材料が使われていることがありますが、どちらも具体的に何の動物の肉が使われているのかが分かりません。

そして、“◯◯ミール”という動物性原材料には、人用の食肉としては出回らない“4Dミール(肉副産物)”が使われている可能性も否定できません。

 

対照的に、品質にこだわりを持って作られている犬用缶詰なら、”フレッシュチキン”や”有機チキン”といったように何の肉が使われているのかが明記されており、「人用の食品レベルの原材料を使用」といった補足がされていることがほとんどです。

ただ、”◯◯ミール”という動物性原材料が使われていても、パッケージや公式サイトに肉の種類と品質についての補足がされていることがあるので、メーカーが公開している情報にはできる限り目を通しておくことをおすすめします。

内容が不明瞭な原材料が使われていないか

家禽ミールやミートミールのほかにも、内容が不明瞭な原材料表記はあります。

分かりやすい例を挙げると“チキン等”といった表記で、これだけではチキンのほかに何が使われているのかが分かりません。

また、“油脂類”“動物性油脂”についても、具体的に何の油が使われているのかが分かりません。

 

それと、とろみをつけるために“増粘多糖類”を使用している缶詰タイプのドッグフードは少なくありませんが、この書き方もどんな多糖類が使われているのかが分からないです。

ただ、動物性油脂(チキン由来)といったように、具体的に何が使われているのかが補足されているフードもあるので、曖昧な記載がされていないかどうかはご自身の目で一通り確認しておきましょう。

不要な人工添加物が使われていないか

そのほかには、不要な人工添加物が使われていないかも確認しておくべきです。

例えば、色味をつける目的で着色料や発色剤が使われている缶詰タイプのドッグフードがありますが、そもそもの問題として、犬は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しています。

つまり、犬の立場になって考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料や発色剤を使ってまで色味をつける意味はないということです。

 

また、食いつきをよくする目的で人工の香料・調味料が使われている缶詰もありますが、これらの添加物の摂りすぎは体の負担になってしまいます。

対照的に、品質にこだわりを持って作られているフードの多くは、良質な原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていたり、原材料そのものの香りや栄養素ができる限り損なわれないように、手間ひまがかかる調理方法で作られています。

口コミ・評判のいい缶詰タイプのドッグフード25種

商品名 主原料 タンパク質 脂質 水分 カロリー
(100gあたり)
気がかりな原材料 目的
カナガン(ウェット) チキン 8%以上 3%以上 86%以下 115kcal 主食用
K9ナチュラル 缶(チキン・フィースト) 鶏肉 9.0%以上 6.5%以上 81.2%以下 100.2kcal 主食用
日本の魚(さば まぐろ・かつお入り) さば 9.0%以上 2.0%以上 86.0%以下 約70.6kcal 増粘多糖類 おかず用
ペディグリー 缶(成犬用 チキン&緑黄色野菜) 肉類 5.0%以上 4.0%以上 85.0%以下 80kcal 〜等、増粘多糖類、pH調整剤、着色料、発色剤 主食用
ジウィピーク 缶(ビーフ) ビーフ生肉 9.0%以上 5.5%以上 78.0%以下 125kcal 主食用
ごちそうタイム(牛肉角切り) 牛肉 10.0%以上 0.5%以上 93.0%以下 約52kcal おかず用
プレイアーデン 缶(100%有機 チキン) 有機チキン 11.1% 6.2% 78.7% 102kcal 主食用
テラカニス(グレインフリー ウサギ肉) ウサギの筋肉 8.9% 3.6% 83.1% 69.3kcal 主食用
デビフ(ささみ&レバーミンチ) 鶏肉 12.5%以上 5.0%以上 80.0%以下 105kcal 増粘多糖類 主食用
ナチュラルバランス(ダック&ポテト缶) ダック 5.0%以上 4.0%以上 78.0%以下 109kcal 主食用
シシア 缶(チキン&ラム) チキンフィレ 10% 0.30% 86% 56kcal おかず用
ヘルシーステップ(ビーフ&野菜) 肉類 5.5%以上 4.0%以上 84.0%以下 約95kcal でん粉類、発色剤 主食用
いつものごちそう 缶(チキン) 肉類 5.0%以上 3.0%以上 85.0%以下 約96kcal おかず用
アニウェル(ラム&ポテト) ラム 6.0%以上 9.0%以上 83.0%以下 140kcal 砂糖、増粘多糖類 主食用
ジーランディア(ラム) ラム 7.8%以上 9%以上 78%以下 103.5kcal 主食用
アニモンダ(グランカルノ 豚・鴨 成犬用) 11.5% 4.5% 79% 96kcal 主食用
リリーズキッチン (子羊のホットポット・ドッグ) フレッシュラム 10.4% 7.3% 73% 130kcal 主食用
アーテミス(オソピュア ラム缶) ラム 8.0%以上 6.0%以上 82.0%以下 119.7kcal 主食用
アートゥー 缶(チキン) チキン 10.9%以上 6.4%以上 78%以下 131kcal 主食用
日本のみのり(さば缶) 国産さば 14.5%以上 9.0%以上 75.0%以下 150kcal おかず用
ニュートライプ 缶(チキン&グリーントライプ) サーモン 9.10% 6.10% 77.5% 108.0kcal 主食用
ザッツイット(SAPラムトライプ) グリーンラムトライプ 8.0%以上 5.5%以上 79.0%以下 119kcal おかず用
ソリッドゴールド(ラム&大麦缶) ラム 8.5%以上 8.5%以上 78.0%以下 約145.7kcal 主食用
ヤラー(ドッグディナー チキンパテ缶) 鶏肉 9% 5% 81% 82kcal 主食用
愛犬元気 缶(角切り ビーフ入り) 肉類 5.0%以上 3.0%以上 85.0%以下 約80kcal 動物性油脂、増粘多糖類、着色料、発色剤 主食用

口コミ・評判のいい缶詰タイプのドッグフード25種の主原料と主な成分値、気がかりな原材料が使われていないかと目的(主食用/おかず用)を比較してみました。

一つ一つの項目に目を通してみると、缶詰によって主原料だけでなく主要な成分バランスも様々なことが分かると思います。

また、増粘多糖類やでん粉類、動物性油脂といったような、具体的に何が使われているのかが分からない缶詰や、色味をつけるために着色料や発色剤が使われている缶詰もあります。

缶詰タイプのおすすめドッグフード10選

これまでの内容を踏まえつつ、缶詰タイプのおすすめドッグフードを10種類紹介します。

なお、販売価格や原材料については、調査した時点の情報を参考にしています。
(※2024年1月に公式サイトとAmazonで確認)

それと、ここでは使い勝手のいい主食用の缶詰に絞っています。

カナガン

※各項目は「チキン ウェットタイプ」のものです

通常購入時の価格 3,784円/400g×3缶
定期購入時の価格
(1セットあたり)
1〜2セット:3,405円(10%オフ)
3〜5セット:3,216円(15%オフ)
6セット以上:3,027円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(6セットを定期購入時)
約252円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約505円
穀物 不使用
(グレインフリー)

良質なチキンを主原料としてつかいつつ、肉類とのバランスを考えてサツマイモやバナナ、ブロッコリーやリンゴなどの野菜と果物がバランスよく配合されたカナガンの犬用缶詰。

また、原材料そのものの香りや栄養素ができる限り損なわれないように、120℃の温度で1時間以上じっくりと調理されていることも特徴の一つです。

もちろん、人工の香料・調味料・着色料・発色剤などの犬にとって必要のないものは一切使われていません。

それに加えて、グレインフリー(穀物不使用)かつ動物性タンパク源がシンプルなので、複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応しやすいです。

ジーランディア

※各項目は「ラム」のものです

価格/内容量 495円/185g×1缶
10,890円/185g×24缶
100gあたりの価格
(185g×24缶の価格を参照)
約245円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約908円
穀物 不使用
(グレインフリー)

ニュジーランド産の動物性原材料が贅沢に使われているジーランディア。

この記事では「ラム」を取り上げていますが、そのほかにも「ビーフ/チキン/サーモン/ベニソン/ワラビー」といった、メインのタンパク源が違う犬用缶詰を取り揃えており、愛犬の食の好みに合わせて選べます。

そして、どの犬用缶詰も高品質な原材料を使用、不要な人工添加物は不使用、グレインフリーのレシピを採用という点は共通しており、さらに全体的にかなり高タンパクな傾向があります。

その一方で、脂質についてはラインナップによってかなりの開きがあるので、高脂質なフードが合わない愛犬には低脂質なフードを・・・といった選び方もできますよ。

ニュートライプ

※各項目は「チキン&グリーントライプ」のものです

価格/内容量 657円/185g×1缶
1,820円/185g×3缶
13,838円/185g×24缶
100gあたりの価格
(185g×24缶の価格を参照)
約355円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約832円
穀物 不使用
(グレインフリー)

ニュートライプはメインの原材料の一つに、栄養価が高くて嗜好性も高い傾向にあるグリーントライプが使われているドッグフードです。

この記事では「チキン&グリーントライプ」を取り上げていますが、そのほかにも動物性タンパク源の内容と主要な成分バランスが違う缶詰を取り揃えており、愛犬の好みや体質に合わせて選べます。

そして、どの犬用缶詰にも良質な動物性原材料が贅沢に使われていることは変わらず、肉食傾向の雑食の犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられます。

また、グルコサミンとコンドロイチンを豊富に含む緑イ貝が配合されていることも見逃せません。

テラカニス

※各項目は「グレインフリー ウサギ肉」のものです

価格/内容量 858円/200g×1缶
1,188円/400g×1缶
5,148円/200g×6缶
7,128円/400g×6缶
100gあたりの価格
(400gの価格を参照)
約297円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約1,040円
穀物 不使用
(グレインフリー)

テラカニスは、ドイツ・ミュンヘンの複数の賞を受賞したお肉屋さんで作られている缶詰タイプのドッグフードです。

テラカニスには原材料の内容や成分バランスの傾向が違う8つのシリーズがありますが、どのシリーズの缶詰も人用の食品レベルの良質な原材料が使われていることや、不要な人工添加物が使われていないことは変わりません。

例えば、ここで取り上げた「グレインフリー ウサギ肉」を含むグレインフリーシリーズについては、穀物不使用かつ乳製品が使われておらず、食の好みやアレルギーに幅広く対応できます。

また、主食用のシリーズだけでなくおかず用のシリーズもあり、いつものフードにテラカニスをトッピングするだけで色々なアレンジができることも強みです。

ジウィピーク

※各項目は「ビーフ」のものです

価格/内容量 869円/170g×1缶
1,265円/390g×1缶
10,428円/170g×12缶
15,180円/390g×12缶
100gあたりの価格
(390gの価格を参照)
約324円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約867円
穀物 不使用
(グレインフリー)

動物性原材料が全体の9割以上を占めており、高級ドッグフードという印象が強いジウィピーク。

缶詰タイプには【オリジナル】、【プロヴェナンス】という2つのシリーズがありますが、どちらも主食としての基準を満たしたシリーズなので、主食用ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えることもできます。

2つのシリーズの大きな違いは、オリジナルは動物性タンパク源が2種類以内に限定されているのに対して、プロヴェナンスは5種類の動物性タンパク源が使われていることです。

このことから、食にこだわりのあるグルメな愛犬や、食に敏感な愛犬にも合わせやすくなっています。

K9ナチュラル

※各項目は「チキン・フィースト」のものです

価格/内容量 561円/170g
100gあたりの価格 約330円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約842円
穀物 不使用
(グレインフリー)

K9ナチュラルもジウィピークなどと同じく、ニュジーランド産の高品質な原材料が使われているドッグフードです。

缶詰タイプの主食用フードのラインナップはここで取り上げた「チキン」を含めた5種類で、フリーズドライフードのシリーズと同じレシピの原材料を採用しつつ、新鮮な水を少しだけ加えて作られています。

また、増粘剤や安定剤が使われていないことも、K9ナチュラルの缶詰の特徴の一つです。

肉類の割合についても9割以上と非常に多く、犬本来の食事内容に配慮された缶詰タイプのドッグフードと言えるでしょう。

プレイアーデン

※各項目は「100%有機 チキン」のものです

価格/内容量 748円/200g
100gあたりの価格 約374円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約561円
穀物 有機キビ、有機コメ
(グルテンフリー)

プレイアーデンはドイツ産のドッグフードで、人用の食品レベルの良質な原材料で作られているだけでなく、100%オーガニックの原材料が使われている犬用缶詰もあります。

この記事で取り上げている「100%有機 チキン」がまさにそれで、有機飼料で育てられたドイツ産の鶏肉を95%も使用しつつ、キビやコメ、キクイモが配合されています。

また、チキンのほかに「ドイツ牛/七面鳥/ドイツ豚/ラム/ドイツ鴨/サーモン」といったラインナップがあり、愛犬の食の好みに合わせて選べます。

ただし、ラムとドイツ鴨とサーモンの3種類はほかのラインナップよりも販売価格がかなり高く、中々気軽に与えられないことがデメリットです。
(※ラムは200g1缶で1,738円、ドイツ鴨とサーモンは200g1缶で2,838円)

アニモンダ

※各項目は「グランカルノ 豚・鴨 成犬用」のものです

価格/内容量 836円/400g
100gあたりの価格 約209円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約641円
穀物 不使用
(グレインフリー)

アニモンダも先に取り上げたテラカニスやプレイアーデンと同じように、人用の食品と同じレベルの原材料が使われているドイツ産のドッグフードです。

この記事で取り上げている【グランカルノ】というシリーズは缶詰タイプの主食用ウェットフードで、タンパク源(風味)が違う様々なラインナップを取り揃えています。

このほかにも、【グランカルノ シングルプロテイン】という動物性タンパク源が1種類に限定されたシリーズもあり、愛犬の食の好みやアレルギーに配慮して缶詰を選べます。

もちろん、合成保存料・香料・着色料といった不要な人工添加物は一切使われていません。

アーテミス

※各項目は「オソピュア ラム缶」のものです

価格/内容量 3,780円/340g×6缶
100gあたりの価格
(340g×6缶の価格を参照)
約185円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約700円
穀物 不使用
(グレインフリー)

アーテミスの犬用缶詰はカナガンやアニモンダ(グランカルノ)と同じ大容量サイズで、ここで取り上げた「ラム」以外に「チキン/ダック/ターキー&サーモン」の3種類があります。

そして、どの缶詰もグレインフリーのレシピを採用しているほか、子犬からシニア犬までの全年齢対応の主食用フードになっています。

また、品質・内容が不明瞭な原材料や不要な人工添加物は一切使われておらず、安心して愛犬に与えることができます。

なお、この記事で取り上げている犬用缶詰の中ではグラムあたりの価格はアーテミスが一番安いですが、給餌量を参考にして1日あたりの餌代を算出してみた結果、10商品中4番目という結果になりました。

アートゥー

※各項目は「チキン」のものです

価格/内容量 880円/400g×1缶
10,560円/400g×12缶
100gあたりの価格
(400g×12缶の価格を参照)
約220円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約880円
穀物 不使用
(グレインフリー)

良質な動物性原材料を贅沢に使用、グレインフリーのレシピを採用、不要な人工添加物は不使用という3つの条件を満たしていることに加えて、主食用フードとしての基準を満たしているアートゥーの犬用缶詰。

ラインナップについては、ここで取り上げた「チキン」を含めて6種類となっており、どの缶詰も動物性タンパク源が1〜2種類に限定されています。

このことから食の好みや体質に配慮して選べますし、1缶400gの大容量サイズということから、多頭飼いしている場合のトッピング用フードとしても使い勝手がいいです。

また、関節に配慮してグルコサミン・コンドロイチン・MSMが配合されていることも見逃せません。

犬用缶詰選びで迷った時にはカナガンがおすすめ

カナガンのウェットフード(缶詰タイプ)のパッケージ画像

ここまで読み進めたところで愛犬の缶詰選びで迷った時には、カナガンの缶詰をおすすめします。

当サイトが缶詰タイプのドッグフードのなかでも、カナガンの缶詰をおすすめする理由は以下の通りです。

カナガンをおすすめする5つの理由
  • 良質なチキンが贅沢に使われている
  • 主食としてもおかずとしても与えられる
  • 犬にとって必要のないものは不使用
  • グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用
  • 無理なく続けやすい販売価格

まず言えることは、カナガンの缶詰には良質なチキンが贅沢に使われており、犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

また、主食用フードとしての基準を満たしていることから、色々な与え方ができて使い勝手がいいことも、カナガンの缶詰をおすすめする理由の一つです。

それに加えて、犬にとって必要のないものが一切使われていないことや、グレインフリーかつ動物性タンパク源がシンプルで、複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応しやすいことも見逃せません。

そして、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。

犬用缶詰の与え方|ドライフードと混ぜる場合は?

主食としての基準を満たしている缶詰であれば、そのままの状態で与えても大丈夫です。

ただ、冷たい状態より温めた方が香りが強くなって食いつきアップに期待できるので、必要量を取り出して電子レンジで温めてから与えるのがおすすめです。

と言っても、温めすぎは熱くて危険なので、“人肌程度”の温かさになるよう調節してください。

主食用の缶詰やおかず用の缶詰をドライフードにトッピングして与える場合も、人肌程度に温めてから与えた方が食いつきアップに期待できます。

 

ドライフードと混ぜる場合の注意点としては、缶詰を与えた分だけドライフードの量を減らすことです。

また、おかず用の缶詰をトッピングする場合は、主食用ドライフードの給餌量の10〜20%を目安にしておきましょう。

缶詰タイプの無添加ドッグフードでおすすめは?

“無添加”と書かれたドッグフードを何種類も見かけたことがあるかもしれませんが、完全無添加のドッグフードはかなり少ないです。

ただ、全ての添加物が避けた方がいいものというわけではなく、例えば主食用フードとしての基準を満たすために添加されている合成ビタミン・ミネラルは、犬にとって必要性のある添加物です。

そして、”不要なものが無添加”という意味で缶詰タイプのドッグフードを絞り込むとするなら、この記事で取り上げている10種類の犬用缶詰はどれも条件を満たしています。

 

もし合成ビタミン・ミネラルも添加されていない缶詰ということであれば、プレイアーデンをおすすめします。

なお、無添加ドッグフードの選び方のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

安い缶詰タイプのドッグフードでおすすめはある?

ドッグフードの価格と原材料の内容はある程度比例し、販売価格が安くなるほど品質・内容が不明瞭な原材料や、不要な人工添加物が使われていることが多い傾向にあります。

そのため、自信を持っておすすめできる内容の安い缶詰タイプのドッグフードは中々ない・・・というのが率直な意見です。

このことを踏まえた上で、この記事で取り上げた10種類の缶詰の中からコスパを重視して選ぶとするなら、給餌量と販売価格をもとに1日あたりの餌代を算出した結果、一番安くなったカナガンをおすすめします。

以下の記事ではコスパを重視したドライフードの選び方を解説していますが、缶詰タイプにしても押さえておきたいポイントは変わらないので、あわせて参考にしてみてください。

高級な缶詰タイプのドッグフードでおすすめは?

高級な缶詰タイプのドッグフードということであれば、この記事で取り上げたプレイアーデンの「100%有機 ドイツ鴨」と「100%有機 サーモン」がおすすめです。

「100% ドイツ鴨」についてはBio認定のドイツ産鴨肉を100%使用、「100%有機 サーモン」についてはBio認定のドイツ産サーモンを98%使用と、非常に贅沢な内容の犬用缶詰になっています。
(※サーモンには有機キヌアが2%配合されています)

そして、1缶(200g)あたりの価格は2,838円ということで、中々気軽には与えられない”高級”という言葉がふさわしい犬用缶詰です。

老犬におすすめの缶詰タイプのドッグフードは?

老犬におすすめの缶詰タイプのドッグフードを1つに絞り込むとするなら、カナガンはおすすめできる内容の犬用缶詰です。

ここで取り上げたそのほかの9種類の犬用缶詰と比較すると、脂質は控えめな一方でカロリーは平均よりも高く、歳をとって活動量が落ちた老犬にも合わせやすい缶詰と言えるでしょう。

ただ、たくさんの量が食べられなくなった老犬には高カロリーなフードが向いているので、シニアの愛犬の運動量・食事量に配慮して切り替えられるのが理想的です。

なお、老犬のドッグフードの選び方のポイントは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

魚がメインの犬用缶詰でおすすめはある?

メインの原材料として魚が使われている犬用缶詰はたくさんありますが、その中でもおすすめのものを1つ挙げるとするなら、この記事でも取り上げているアートゥーの「ツナ&サーモン」です。

アートゥーの「ツナ&サーモン」をピックアップした理由は、主食としてもおかずとしても与えられる犬用缶詰ということに加えて、動物性タンパク源の種類だ魚だけに限定されており、魚以外の動物性タンパク源にアレルギーのある愛犬にも合わせやすいからです。

また、グレインフリーかつ豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆が使われていないことも強みですし、ツナとサーモンの割合が全体の9割を占めていることも評価できます。

犬用缶詰の保存方法(冷蔵/冷凍)について

缶詰タイプのドッグフードはドライフードよりも水分が多く、開封すると酸化の進行も早いです。

そのため、開封した缶詰は1日以内に使い切るようにして、一度に使い切れない分は出しっぱなしにはせず、別の容器に移してラップをかけて冷蔵保存するようにしてください。

もし大容量サイズの缶詰を購入して1日では使い切れないということであれば、1日以内に食べ切れる量だけを冷蔵保存しておき、残った分を1食ずつ小分けして冷凍保存するのもいいでしょう。

小分けしたフードは1食分ずつラップに包み、大きめのフリーザーバッグなどにまとめて保存しておけば管理が楽です。

 

そして、冷凍保存したフードについては、2〜3週間以内に使い切りましょう。

ドッグフードのタイプ別の保存方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ

缶詰タイプのドッグフードは水分量が多くて柔らかな食感なので、まだ固形物を食べ慣れていない子犬やシニア犬にも与えやすいです。

また、食いつきをよくするためにドライフードにトッピングして与えたり、水分補給を兼ねてドライフードとローテーションして与えたりなど、色々な与え方ができることも強みです。

ただ、主食として与えるなら主食用フードとしての基準を満たした缶詰を選ぶ必要がありますし、缶詰によって原材料の内容は様々なので、ご自身の目でしっかりと表示を確認した上で購入しなければいけません。

 

ここまで読み進めたところで、もしもまだ愛犬の缶詰選びに迷っているなら、まずはカナガンの缶詰をお試ししてみることをおすすめします。

現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でカナガンの缶詰を手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。