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缶詰タイプのドッグフードでおすすめは?25種類の犬の餌を徹底検証!

おすすめドッグフード

缶詰タイプのドッグフードと言えば、食いつきをよくするためにドライフードにトッピングして与えたり、水分補給を兼ねてドライフードとローテーションして与えたりなど、色々な与え方ができるから便利ですよね。

また、水分量が多くて柔らかな食感なので、まだ固形物を食べ慣れていない子犬やシニア犬にも食べやすいです。

ただ、缶詰によって原材料の内容は様々ですし、主食用としての栄養基準を満たしていないおかず(トッピング)用の缶詰タイプのドッグフードも多いので、ご自身の目でしっかりと表示を確認して購入する必要があります。

この記事では缶詰タイプのドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容の缶詰タイプのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

  1. 缶詰タイプのドッグフードの選び方
    1. 目的に合わせて犬用缶詰を選ぶ
    2. 良質な原材料が使われているか
    3. 内容が不明瞭な原材料が使われていないか
    4. 不要な人工添加物が使われていないか
  2. 口コミ・評判のいい缶詰タイプのドッグフード25種
  3. 缶詰タイプのおすすめドッグフード10選
    1. ジーランディア ラム
    2. ニュートライプ チキン&グリーントライプ
    3. テラカニス グレインフリー ウサギ肉
    4. ジウィピーク 缶 ビーフ
    5. K9ナチュラル 缶 チキン・フィースト
    6. プレイアーデン 缶 100%有機 チキン
    7. アニモンダ グランカルノ 豚・鴨 成犬用
    8. アーテミス オソピュア ラム缶
    9. カナガン チキン 缶詰
    10. アートゥー 缶 チキン
  4. 缶詰タイプのドッグフードで迷った時はジーランディアがおすすめ
  5. 犬用缶詰の与え方|ドライフードと混ぜる場合は?
  6. 缶詰タイプのドッグフードに関するQ&A
    1. 缶詰タイプの無添加ドッグフードでおすすめは?
    2. 缶詰タイプでおすすめのヒューマングレードのドッグフードは?
    3. 缶詰タイプで子犬におすすめのドッグフードは?
    4. 老犬(シニア犬)におすすめの缶詰タイプのドッグフードは?
    5. 安い缶詰タイプのドッグフードでおすすめはある?
    6. 高級な缶詰タイプのドッグフードでおすすめは?
    7. 市販で買えるおすすめの犬用缶詰はある?
    8. 魚がメインの犬用缶詰でおすすめはある?
    9. ラム肉がメインの犬用缶詰でおすすめはある?
    10. 缶詰タイプで低脂肪のドッグフードでおすすめは?
    11. 缶詰タイプの野菜のドッグフードでおすすめは?
    12. 缶詰タイプのドッグフードの開封前・開封後の賞味期限は?
    13. 缶詰タイプのドッグフードの保存方法(冷蔵/冷凍)は?
  7. まとめ

缶詰タイプのドッグフードの選び方

缶詰タイプのドッグフードを選ぶにあたって、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう。

目的に合わせて犬用缶詰を選ぶ

犬用缶詰には大きく分けて、主食用とおかず(トッピング)用の2つがあります。

主食用フードとはその呼び方の通り、主食として成分バランスが調整されているドッグフードのことで、主食用フードと水を与えていれば犬に必要な栄養が摂り入れられるようになっています。

そして、普段私たちが目にする多くの主食用フードはAAFCO(全米飼料検査官協会)の栄養基準をもとに作られており、パッケージに「総合栄養食」と記載されています。

また、AAFCOではなくFEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)の栄養基準を満たしたフードも、毎日の主食として与えることができます。

 

その一方で、おかず用フードは主食としての栄養基準は満たしておらず、パッケージに「副食」や「一般食」、「栄養補助食」や「栄養補助食」といった記載がされています。

これらの表示に気をつけながら、目的に合わせたドッグフードを選ぶようにしましょう。

良質な原材料が使われているか

次に確認しておきたいのは、良質な原材料が使われているかどうかです。

例えば、“家禽ミール”“ミートミール”といった動物性原材料が使われていることがありますが、どちらも具体的に何の動物の肉が使われているのかが分かりません。

そして、“◯◯ミール”という動物性原材料には、人用の食肉としては出回らない“4Dミール(肉副産物)”が使われている可能性も否定できません。

 

対照的に、品質にこだわりを持って作られている犬用缶詰なら、”フレッシュチキン”や”有機チキン”といったように何の肉が使われているのかが明記されており、「人用の食品レベルの原材料を使用」といった補足がされていることがほとんどです。

ただ、”◯◯ミール”という動物性原材料が使われていても、パッケージや公式サイトに肉の種類と品質についての補足がされていることがあるので、メーカーが公開している情報にはできる限り目を通しておくことをおすすめします。

内容が不明瞭な原材料が使われていないか

家禽ミールやミートミールのほかにも、内容が不明瞭な原材料表記はあります。

分かりやすい例を挙げると“チキン等”といった表記で、これだけではチキンのほかに何が使われているのかが分かりません。

また、“油脂類”“動物性油脂”についても、具体的に何の油が使われているのかが分かりません。

 

それと、とろみをつけるために“増粘多糖類”を使用している缶詰タイプのドッグフードは少なくありませんが、この書き方もどんな多糖類が使われているのかが分からないです。

ただ、動物性油脂(チキン由来)といったように、具体的に何が使われているのかが補足されているドッグフードもあるので、曖昧な記載がされていないかどうかはご自身の目で一通り確認しておきましょう。

不要な人工添加物が使われていないか

そのほかには、不要な人工添加物が使われていないかも確認しておくべきです。

例えば、色味をつける目的で着色料や発色剤が使われている缶詰タイプのドッグフードがありますが、そもそもの問題として、犬は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しています。

つまり、犬の立場になって考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料や発色剤を使ってまで色味をつける意味はないということです。

 

また、食いつきをよくする目的で人工の香料・調味料が使われている缶詰タイプのドッグフードもありますが、これらの添加物の摂りすぎは体の負担になってしまいます。

対照的に、品質にこだわりを持って作られているフードの多くは、良質な原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていたり、原材料そのものの香りや栄養素ができる限り損なわれないように、手間ひまがかかる調理方法で作られています。

口コミ・評判のいい缶詰タイプのドッグフード25種

商品名 主原料 タンパク質 脂質 水分 カロリー
(100gあたり)
気がかりな原材料 目的
カナガン ウェット
(チキン 缶詰)
チキン 8%以上 3%以上 86%以下 115kcal 主食用
K9ナチュラル
(缶 チキン・フィースト)
鶏肉 9.0%以上 6.5%以上 81.2%以下 100.2kcal 主食用
日本の魚
(さば まぐろ・かつお入り)
さば 9.0%以上 2.0%以上 86.0%以下 約70.6kcal 増粘多糖類 おかず用
ペディグリー
(缶 成犬用 チキン&緑黄色野菜)
肉類 5.0%以上 4.0%以上 85.0%以下 80kcal 〜等、増粘多糖類、pH調整剤、着色料、発色剤 主食用
ジウィピーク
(缶 ビーフ)
ビーフ生肉 9.0%以上 5.5%以上 78.0%以下 125kcal 主食用
ごちそうタイム
(牛肉角切り)
牛肉 10.0%以上 0.5%以上 93.0%以下 約52kcal おかず用
プレイアーデン
(缶 100%有機 チキン)
有機チキン 11.1% 6.2% 78.7% 102kcal 主食用
テラカニス
(グレインフリー ウサギ肉)
ウサギの筋肉 8.9% 3.6% 83.1% 69.3kcal 主食用
デビフ
(ささみ&レバーミンチ)
鶏肉 12.5%以上 5.0%以上 80.0%以下 105kcal 増粘多糖類 主食用
カークランド
(ターキー&ビー シチュー)
ターキー 8.0%以上 5.0%以上 82.0%以下 95.2kcal 主食用
シシア
(缶 チキン&ラム)
チキンフィレ 10% 0.30% 86% 56kcal おかず用
ヘルシーステップ
(ビーフ&野菜)
肉類 5.5%以上 4.0%以上 84.0%以下 約95kcal でん粉類、発色剤 主食用
いつものごちそう
(缶 チキン)
肉類 5.0%以上 3.0%以上 85.0%以下 約96kcal おかず用
アニウェル
(ラム&ポテト)
ラム 6.0%以上 9.0%以上 83.0%以下 140kcal 砂糖、増粘多糖類 主食用
ジーランディア
(ラム)
ラム 7.8%以上 9%以上 78%以下 103.5kcal 主食用
アニモンダ
(グランカルノ 豚・鴨 成犬用)
11.5% 4.5% 79% 96kcal 主食用
リリーズキッチン
(子羊のホットポット・ドッグ)
フレッシュラム 10.4% 7.3% 73% 130kcal 主食用
アーテミス オソピュア
(ラム缶)
ラム 8.0%以上 6.0%以上 82.0%以下 119.7kcal 主食用
アートゥー
(缶 チキン)
チキン 10.9%以上 6.4%以上 78%以下 131kcal 主食用
日本のみのり
(さば缶)
国産さば 14.5%以上 9.0%以上 75.0%以下 150kcal おかず用
ニュートライプ
(缶 チキン&グリーントライプ)
サーモン 9.10% 6.10% 77.5% 108.0kcal 主食用
ペットカインド
(ザッツイット SAPラムトライプ)
グリーンラムトライプ 8.0%以上 5.5%以上 79.0%以下 119kcal おかず用
ソリッドゴールド
(ラム&大麦缶)
ラム 8.5%以上 8.5%以上 78.0%以下 約145.7kcal 主食用
ヤラー
(ドッグディナー チキンパテ缶)
鶏肉 9% 5% 81% 82kcal 主食用
愛犬元気 缶詰
(角切り ビーフ入り)
肉類 5.0%以上 3.0%以上 85.0%以下 約80kcal 動物性油脂、増粘多糖類、着色料、発色剤 主食用

口コミ・評判のいい缶詰タイプのドッグフード25種の主原料と主な成分値、気がかりな原材料が使われていないかと目的(主食用/おかず用)を比較してみました!

一つ一つの項目に目を通してみると、缶詰によって主原料だけでなく主要な成分バランスも様々なことが分かると思います。

また、増粘多糖類やでん粉類、動物性油脂といったような、具体的に何が使われているのかが分からない缶詰や、色味をつけるために着色料や発色剤が使われている缶詰もあります。

缶詰タイプのおすすめドッグフード10選

これまでの内容を踏まえつつ、缶詰タイプのおすすめドッグフードを10種類紹介します。

なお、販売価格は公式サイトとAmazonで調査しており、最安値で購入できるサイトの価格を優先して掲載しています。

公式サイトとAmazonで価格差がない場合や、公式サイトで販売されていないものに関しては、Amazonの価格を掲載しています。
(※商品情報と販売価格は2025年9月に確認しました)

それと、ここでは使い勝手のいい主食用の缶詰に絞っています。

ジーランディア ラム

ニュジーランド産の動物性原材料が贅沢に使われているジーランディア。

この記事では「ラム」を取り上げていますが、そのほかにも「ビーフ/チキン/サーモン/ベニソン/ワラビー」といった、メインのタンパク源が違う犬用缶詰を取り揃えており、愛犬の食の好みに合わせて選べます。

そして、どの犬用缶詰も高品質な原材料を使用、不要な人工添加物は不使用、グレインフリーのレシピを採用という点は共通しており、さらに全体的にかなり高タンパクな傾向があります。

その一方で、脂質についてはラインナップによってかなりの開きがあるので、高脂質なフードが合わない愛犬には低脂質なフードを・・・といった選び方もできますよ。

主原料 ラム
主な成分値 タンパク質:7.8%以上
脂質:6.5%以上
水分:78%以下
カロリー:121.8kcal/100g
対象 全犬種・成犬以上
特長 ・動物性原材料の割合が9割以上
・緑イ貝配合
価格/内容量 660円/170g
14,520円/170g×24缶
100gあたりの価格
(170g×24缶の販売価格を参照)
約356円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約1,210円

ニュートライプ チキン&グリーントライプ

ニュートライプはメインの原材料の一つに、栄養価が高くて嗜好性も高い傾向にあるグリーントライプが使われているドッグフードです。

この記事では「チキン&グリーントライプ」を取り上げていますが、そのほかにも動物性タンパク源の内容と主要な成分バランスが違う缶詰を取り揃えており、愛犬の好みや体質に合わせて選べます。

そして、どの犬用缶詰にも良質な動物性原材料が贅沢に使われていることは変わらず、肉食傾向の雑食の犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられます。

また、グルコサミンとコンドロイチンを豊富に含む緑イ貝が配合されていることも見逃せません。

主原料 チキン
主な成分値 タンパク質:9.1%
脂質:6.1%
水分:77.5%
カロリー:108.0kcal/100g
対象 全犬種・全年齢
特長 ・グレインフリー
・緑イ貝配合
価格/内容量 580円/185g×1缶
1,880円/185g×3缶
6,630円/185g×12缶
13,260円/185g×24缶
100gあたりの価格
(185g×24缶の販売価格を参照)
約314円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約797円

テラカニス グレインフリー ウサギ肉

テラカニスは、ドイツ・ミュンヘンの複数の賞を受賞したお肉屋さんで作られている缶詰タイプのドッグフードです。

テラカニスには原材料の内容や成分バランスの傾向が違う8つのシリーズがありますが、どのシリーズの缶詰も人用の食品レベルの良質な原材料が使われていることや、不要な人工添加物が使われていないことは変わりません。

例えば、ここで取り上げた「グレインフリー ウサギ肉」を含むグレインフリーシリーズについては、穀物不使用かつ乳製品が使われておらず、食の好みやアレルギーに幅広く対応できます。

また、主食用のシリーズだけでなくおかず用のシリーズもあり、いつものフードにテラカニスをトッピングするだけで色々なアレンジができることも強みです。

主原料 ウサギ肉
主な成分値 タンパク質:8.9%
脂質:3.6%
水分:83.1%
カロリー:69kcal/100g
対象 全犬種・成犬以上
特長 ・グレインフリー
・動物性原材料の割合が全体の6割以上
価格/内容量 968円/200g×1缶
1,396円/400g×1缶
4,224円/400g×3缶
7,948円/400g×6缶
8,918円/200g×12缶
16,727円/400g×12缶
100gあたりの価格
(400g×12缶の販売価格を参照)
約348円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約1,220円

ジウィピーク 缶 ビーフ

動物性原材料が全体の9割以上を占めており、高級ドッグフードという印象が強いジウィピーク。

缶詰タイプには【オリジナル】、【プロヴェナンス】という2つのシリーズがありますが、どちらも主食としての基準を満たしたシリーズなので、主食用ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えることもできます。

2つのシリーズの大きな違いは、オリジナルは動物性タンパク源が2種類以内に限定されているのに対して、プロヴェナンスは5種類の動物性タンパク源が使われていることです。

このことから、食にこだわりのあるグルメな愛犬や、食に敏感な愛犬にも合わせやすくなっています。

主原料 ビーフ生肉
主な成分値 タンパク質:9.0%以上
脂質:5.5%以上
水分:78.0%以下
カロリー:125kcal/100g
対象 全犬種・全年齢
特長 ・動物性原材料の割合が全体の9割以上
・緑イ貝配合
価格/内容量 869円/170g×1缶
1,265円/390g×1缶
10,428円/170g×12缶
15,180円/390g×12缶
100gあたりの価格
(390g×12缶の販売価格を参照)
約324円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約867円

K9ナチュラル 缶 チキン・フィースト

K9ナチュラルもジウィピークなどと同じく、ニュジーランド産の高品質な原材料が使われているドッグフードです。

缶詰タイプの主食用フードのラインナップはここで取り上げた「チキン」を含めた5種類で、フリーズドライフードのシリーズと同じレシピの原材料を採用しつつ、新鮮な水を少しだけ加えて作られています。

また、増粘剤や安定剤が使われていないことも、K9ナチュラルの缶詰の特徴の一つです。

肉類の割合についても9割以上と非常に多く、犬本来の食事内容に配慮された缶詰タイプのドッグフードと言えるでしょう。

主原料 鶏肉
主な成分値 タンパク質:9.0%以上
脂質:6.5%以上
水分:81.2%以下
カロリー:100.2kcal/100g
対象 全犬種・全年齢
特長 ・グレインフリー
・緑イ貝配合
価格/内容量 605円/170g
100gあたりの価格 約356円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約908円

プレイアーデン 缶 100%有機 チキン

プレイアーデンはドイツ産のドッグフードで、人用の食品レベルの良質な原材料で作られているだけでなく、100%オーガニックの原材料が使われている犬用缶詰もあります。

この記事で取り上げている「100%有機 チキン」がまさにそれで、有機飼料で育てられたドイツ産の鶏肉を95%も使用しつつ、キビやコメ、キクイモが配合されています。

また、チキンのほかに「ドイツ牛/七面鳥/ドイツ豚/ラム/ドイツ鴨/サーモン」といったラインナップがあり、愛犬の食の好みに合わせて選べます。

ただし、ラムとドイツ鴨とサーモンの3種類はほかのラインナップよりも販売価格がかなり高く、中々気軽に与えられないことがデメリットです。
(※ラムは200g1缶で1,738円、ドイツ鴨とサーモンは200g1缶で2,838円)

主原料 有機チキン
主な成分値 タンパク質:11.1%
脂質:6.2%
水分:78.7%
カロリー:102kcal/100g
対象 全犬種・全年齢
特長 ・グルテンフリー
・Bioの審査を合格した有機製品
価格/内容量 748円/200g×1缶
4,980円/200g×6缶
100gあたりの価格
(200g×6缶の販売価格を参照)
約415円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約623円

アニモンダ グランカルノ 豚・鴨 成犬用

アニモンダも先に取り上げたテラカニスやプレイアーデンと同じように、人用の食品と同じレベルの原材料が使われているドイツ産のドッグフードです。

この記事で取り上げている【グランカルノ】というシリーズは缶詰タイプの主食用ウェットフードで、タンパク源(風味)が違う様々なラインナップを取り揃えています。

このほかにも、【グランカルノ シングルプロテイン】という動物性タンパク源が1種類に限定されたシリーズもあり、愛犬の食の好みやアレルギーに配慮して缶詰を選べます。

もちろん、合成保存料・香料・着色料といった不要な人工添加物は一切使われていません。

主原料
主な成分値 タンパク質:11.5%
脂質:4.5%
水分:79%
カロリー:96kcal/100g
対象 全犬種・成犬以上
特長 ・グレインフリー
・2種類の動物性タンパク源を使用
価格/内容量 1,142円/400g
100gあたりの価格 約286円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約875円

アーテミス オソピュア ラム缶

アーテミスの犬用缶詰はカナガンやアニモンダ(グランカルノ)と同じ大容量サイズで、ここで取り上げた「ラム」以外に「チキン/ダック/ターキー&サーモン」の3種類があります。

そして、どの缶詰もグレインフリーのレシピを採用しているほか、子犬からシニア犬までの全年齢対応の主食用フードになっています。

また、品質・内容が不明瞭な原材料や不要な人工添加物は一切使われておらず、安心して愛犬に与えることができます。

なお、この記事で取り上げている犬用缶詰の中ではグラムあたりの価格はアーテミスが一番安いですが、給餌量を参考にして1日あたりの餌代を算出してみた結果、10商品中3番目という結果になりました。

主原料 ラム
主な成分値 タンパク質:8.0%以上
脂質:6.0%以上
水分:82.0%以下
カロリー:119.7kcal/100g
対象 全犬種・全年齢
特長 ・グレインフリー
・動物性タンパク源として子羊、魚、卵を使用
価格/内容量 3,960円/340g×6缶
100gあたりの価格
(340g×6缶の販売価格を参照)
約194円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約733円

カナガン チキン 缶詰

良質なチキンを主原料として使いつつ、肉類とのバランスを考えてサツマイモやバナナ、ブロッコリーやリンゴなどの野菜と果物がバランスよく配合されたカナガンの「チキン 缶詰」。

また、原材料そのものの香りや栄養素ができる限り損なわれないように、120℃の温度で1時間以上じっくりと調理されていることも特徴の一つです。

もちろん、人工の香料・調味料・着色料・発色剤などの犬にとって必要のないものは一切使われていません。

それに加えて、グレインフリー(穀物不使用)かつ動物性タンパク源がシンプルなので、複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応しやすいです。

主原料 チキン
主な成分値 タンパク質:8%以上
脂質:3%以上
水分:86%以下
カロリー:115kcal/100g
対象 全犬種・全年齢
特長 ・グレインフリー
・緑イ貝配合
通常購入時の価格 1,540円/400g×1缶
7,568円/400g×6缶
定期購入時の価格
(1セットあたり)
1セット:6,811円(10%オフ)
2セット:6,432円(15%オフ)
3セット以上:6,054円(20%オフ)
※1セット=400g×6缶
※定期コースの回数縛りなし
※手続き期限は次回配送日の7日前まで
100gあたりの価格
(3セットを定期購入時)
約252円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約505円

アートゥー 缶 チキン

良質な動物性原材料を贅沢に使用、グレインフリーのレシピを採用、不要な人工添加物は不使用という3つの条件を満たしていることに加えて、主食用フードとしての基準を満たしているアートゥーの犬用缶詰。

ラインナップについては、ここで取り上げた「チキン」を含めて6種類となっており、どの缶詰も動物性タンパク源が1〜2種類に限定されています。

このことから食の好みや体質に配慮して選べますし、1缶400gの大容量サイズということから、多頭飼いしている場合のトッピング用フードとしても使い勝手がいいです。

また、関節に配慮してグルコサミン・コンドロイチン・MSMが配合されていることも見逃せません。

主原料 チキン
主な成分値 タンパク質:10.9%
脂質:6.4%
水分:78%
カロリー:131kcal/100g
対象 全犬種・成犬以上
特長 ・グレインフリー
・動物性原材料の割合が全体の約9割
価格/内容量 880円/400g×1缶
100gあたりの価格
(340g×6缶の販売価格を参照)
約220円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約880円

缶詰タイプのドッグフードで迷った時はジーランディアがおすすめ

ここまで読み進めたところで缶詰タイプのドッグフード選びで迷った時には、ジーランディアをおすすめします。

当サイトが缶詰タイプのドッグフードのなかでも、ジーランディアをおすすめする理由は以下の通りです。

  • 良質な動物性原材料が贅沢に使われている
  • 主食としてもおかずとしても与えられる
  • 犬にとって必要のないものは不使用
  • グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用
  • 無理なく続けやすい販売価格

まず言えることは、ジーランディアには良質な動物性原材料が贅沢に使われており、犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

また、主食用フードとしての基準を満たしていることから、色々な与え方ができて使い勝手がいいことも、ジーランディアをおすすめする理由の一つです。

それに加えて、犬にとって必要のないものが一切使われていないことや、メインのタンパク源が違うラインナップを取り揃えており、愛犬の食の好みにあわせて選べることも評価できます。

そして、グレインフリーかつ動物性タンパク源が「メインのタンパク源/ラム/緑イ貝」と少なく、複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応しやすいことも見逃せません。

犬用缶詰の与え方|ドライフードと混ぜる場合は?

主食としての基準を満たしている缶詰であれば、そのままの状態で与えても大丈夫です。

ただ、冷たい状態より温めた方が香りが強くなって食いつきアップに期待できるので、必要量を取り出して電子レンジで温めてから与えるのがおすすめです。

と言っても、温めすぎは熱くて危険なので、“人肌程度”の温かさになるよう調節してください。

主食用の缶詰やおかず用の缶詰をドライフードにトッピングして与える場合も、人肌程度に温めてから与えた方が食いつきアップに期待できます。

 

ドライフードと混ぜる場合の注意点としては、缶詰を与えた分だけドライフードの量を減らすことです。

また、おかず用の缶詰をトッピングする場合は、主食用ドライフードの給餌量の10〜20%を目安にしておきましょう。

缶詰タイプのドッグフードに関するQ&A

缶詰タイプのドッグフードに関するよくある質問を一覧にしてみました!

缶詰タイプの無添加ドッグフードでおすすめは?

“無添加”と書かれたドッグフードを何種類も見かけたことがあるかもしれませんが、完全無添加のドッグフードはかなり少ないです。

ただ、全ての添加物が避けた方がいいものというわけではなく、例えば主食用フードとしての基準を満たすために添加されている合成ビタミン・ミネラルは、犬にとって必要性のある添加物です。

そして、”不要なものが無添加”という意味で缶詰タイプのドッグフードを絞り込むとするなら、この記事で取り上げている10種類の犬用缶詰はどれも条件を満たしています。

 

もし合成ビタミン・ミネラルも添加されていない缶詰ということであれば、プレイアーデンをおすすめします。

なお、不要なものが無添加のドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

缶詰タイプでおすすめのヒューマングレードのドッグフードは?

“無添加”のほかには”ヒューマングレード”という言葉を押し出しているドッグフードもありますが、ヒューマングレードという言葉を使うにあたって明確な基準はなく、ヒューマングレードを謳っていても原材料の内容には差があります。

そのため、原材料の品質・内容がどこまで記載されているかや、製造設備・工程やトレーサビリティの説明があるか・・・といった点に気を配っておく必要があります。

このことを踏まえたうえで、品質面にこだわって缶詰タイプのドッグフードを選ぶなら、この記事で取り上げた10種類のドッグフードはどれもおすすめできる内容のドッグフードです。

以下の記事ではヒューマングレードのドッグフードの選び方のポイントと、おすすめのドッグフードを詳しくまとめているので、よければ参考にしてみてください。

缶詰タイプで子犬におすすめのドッグフードは?

“育ち盛りの子犬の時期”という条件で缶詰タイプのドッグフードを選ぶとするなら、ジウィピークをおすすめします。

ジウィピークはタンパク源の内容が違う缶詰タイプのドッグフードを取り揃えており、どれも子犬からシニア犬にまで与えられる全年齢対応の主食用フードです。

そして、缶詰タイプのドッグフードの中では、高タンパクかつカロリーが高めなラインナップが多くなっています。

なお、子犬のドッグフードの選び方については、以下の記事で掘り下げて解説しています。

老犬(シニア犬)におすすめの缶詰タイプのドッグフードは?

老犬(シニア犬)におすすめの缶詰タイプのドッグフードを1つに絞り込むなら、カナガンの「チキン 缶詰」はおすすめできる内容の犬用缶詰です。

ここで取り上げたそのほかの9種類の犬用缶詰と比較すると、脂質は控えめな一方でカロリーは平均よりも高く、歳をとって活動量が落ちた老犬にも合わせやすい缶詰と言えるでしょう。

ただ、たくさんの量が食べられなくなった老犬には高カロリーなフードが向いているので、シニアの愛犬の運動量・食事量に配慮して切り替えられるのが理想的です。

以下の記事では、老犬(シニア犬)のドッグフードの選び方のポイントを詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

安い缶詰タイプのドッグフードでおすすめはある?

ドッグフードの価格と原材料の内容はある程度比例し、販売価格が安くなるほど品質・内容が不明瞭な原材料や、不要な人工添加物が使われていることが多い傾向にあります。

そのため、自信を持っておすすめできる内容の安い缶詰タイプのドッグフードは中々ない・・・というのが率直な意見です。

このことを踏まえたうえで、この記事で取り上げた10種類の缶詰の中からコスパを重視して選ぶとするなら、給餌量と販売価格をもとに1日あたりの餌代を算出した結果、一番安くなったプレイアーデンの「100%有機 チキン」をおすすめします。

なお、安くてコスパのいいドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

高級な缶詰タイプのドッグフードでおすすめは?

高級な缶詰タイプのドッグフードということであれば、この記事で取り上げたプレイアーデンの「100%有機 ドイツ鴨」と「100%有機 サーモン」がおすすめです。

「100% ドイツ鴨」についてはBio認定のドイツ産鴨肉を100%使用、「100%有機 サーモン」についてはBio認定のドイツ産サーモンを98%使用と、非常に贅沢な内容の缶詰タイプのドッグフードになっています。
(※サーモンには有機キヌアが2%配合されています)

そして、1缶(200g)あたりの価格は2,838円ということで、中々気軽には与えられない”高級”という言葉がふさわしい缶詰タイプのドッグフードです。
(※販売価格は調査時点のものです)

市販で買えるおすすめの犬用缶詰はある?

“市販で買える”という条件に絞って犬用缶詰を選ぶなら、アーテミスジウィピークをおすすめします。

どちらも品質・内容が不明瞭な原材料は不使用、香料・着色料などの犬に必要のないものは不使用という条件を満たしていることに加えて、グレインフリーのレシピを採用している犬用缶詰です。

そして、子犬からシニア犬にまで与えられる全年齢対応の主食用フードなので、いつものドライフードにトッピングして与えたり、ドライフードの代わりにそのまま与えたりなど、色々な与え方ができて使い勝手がいいです。

以下の記事では、市販で買えるドッグフードの選び方のポイントをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

魚がメインの犬用缶詰でおすすめはある?

メインの原材料として魚が使われている犬用缶詰はたくさんありますが、その中でもおすすめのものを1つ挙げるとするなら、この記事でも取り上げているアートゥーの「ツナ&サーモン」です。

アートゥーの「ツナ&サーモン」をピックアップした理由は、主食としてもおかずとしても与えられる犬用缶詰ということに加えて、動物性タンパク源が魚類だけに限定されており、魚以外の複数の動物性タンパク源にアレルギーのある愛犬にも与えられます。

また、グレインフリーかつ豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆が使われていないことも強みですし、ツナとサーモンの割合が全体の9割を占めていることも評価できます。

ラム肉がメインの犬用缶詰でおすすめはある?

ラム肉がメインの犬用缶詰ということなら、ジーランディアの「ラム」をおすすめします。

ジーランディアの「ラム」は、グレインフリーかつ動物性タンパク源は2種類(ラム/緑イ貝)に限定されているので、食に敏感な愛犬(たち)にも幅広く対応しやすいです。

もちろん、合成保存料・香料・着色料などの犬に必要のないものは使われておらず、人間ではなく犬の立場になって作られているドッグフード・・・という捉え方ができます。

なお、ラム肉メインのドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

缶詰タイプで低脂肪のドッグフードでおすすめは?

缶詰タイプで低脂肪のドッグフードということであれば、ジーランディアの「ベニソン」や「ワラビー」をおすすめします。

ジーランディアの原材料の特徴はこれまでに何度か触れている通りで、「ベニソン」と「ワラビー」はジーランディアのラインナップの中で一番脂質が控えめです。

その一方で、タンパク質についてはかなり高めになっており、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素の動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられます。

低脂肪のドッグフードの選び方のポイントは以下の記事でまとめているので、よければ参考にしてみてください。

缶詰タイプの野菜のドッグフードでおすすめは?

缶詰タイプのドッグフードに”野菜”という条件を付け加えて選ぶなら、テラカニスの【ガーデンベジタブルシリーズ】がおすすめです。

「レッドフルーツ&ベジタブル」、「オレンジフルーツ&ベジタブル」、「グリーンフルーツ&ベジタブル」という3種類のラインナップがあり、ヒューマングレードの原材料だけで作られています。

ただ、どれも一般食の缶詰タイプのドッグフードなので、主食ではなくトッピング用として与えるようにしてくださいね。

缶詰タイプのドッグフードの開封前・開封後の賞味期限は?

缶詰タイプのドッグフードの開封前の賞味期限は製造日から約3年程度のものが多く、開封前の賞味期限はパッケージに印字されています。

そして、多くの場合は【年(西暦)/月/日】という形式で賞味期限が印字されていますが、海外産の缶詰タイプのドッグフードの中には【日/月/年(西暦)】という逆順で印字されているものもあるので気をつけてください。

開封後の賞味期限についてですが、缶詰タイプのドッグフードはドライフードよりも水分が多くて開封すると酸化の進行が早いことから、1日以内を目安に使い切ることをおすすめしています。
(※中には2〜3日に設定されているものなど、商品によってバラつきがあります)

以下の記事ではドッグフードのタイプ別の賞味期限の目安をまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

缶詰タイプのドッグフードの保存方法(冷蔵/冷凍)は?

缶詰タイプのドッグフードを一度開封した場合、使い切れない分は出しっぱなしにせず、別の容器に移してラップをかけて冷蔵保存するようにしてください。

もし大容量サイズの缶詰を購入して1日では使い切れないということであれば、1日以内に食べ切れる量だけを冷蔵保存しておき、残った分を1食ずつ小分けして冷凍保存するのもいいでしょう。

小分けしたフードは1食分ずつラップに包み、大きめのフリーザーバッグなどにまとめて保存しておけば管理が楽です。

 

そして、冷凍保存したウェットフードについては、2〜3週間以内に使い切りましょう。

なお、ドッグフードのタイプ別の保存方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ

缶詰タイプのドッグフードは水分量が多くて柔らかな食感なので、まだ固形物を食べ慣れていない子犬やシニア犬にも与えやすいです。

また、食いつきをよくするためにドライフードにトッピングして与えたり、水分補給を兼ねてドライフードとローテーションして与えたりなど、色々な与え方ができることも強みです。

ただ、主食として与えるなら主食用フードとしての基準を満たした缶詰タイプのドッグフードを選ぶ必要がありますし、缶詰によって原材料の内容は様々なので、ご自身の目でしっかりと表示を確認したうえで購入しなければいけません。

最終的にどの缶詰タイプのドッグフードを買うのかを決めるのは愛犬ではなく飼い主である人間なので、だからこそ愛犬のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくドッグフード選びを心がけたいところですね。