グレインフリーのドッグフードでおすすめは?穀物不使用の餌30種を検証!

「肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に近いフードを与えたい」、「食に敏感な愛犬にも安心して与えられるフードを選びたい」、といった考えを持つ愛犬家から注目を集めているグレインフリーのドッグフード。

ただ、ひとくくりにグレインフリーと言っても原材料の内容や成分バランスは様々で、必ずしもグレインフリーフードが愛犬の体質に合うわけではありません。

そこで、この記事ではグレインフリーのドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容のドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のフード選びの参考にしてみてください。

グレインフリーのドッグフードとは?

選び方のポイントを見ていく前に、まずは「グレインフリーのドッグフード」について確認しておきましょう。

“グレイン”とは日本語で”穀物”という意味で、”フリー”と合わせて使うことで“穀物不使用”という意味になります。

つまり、グレインフリーのドッグフードとは【小麦/トウモロコシ/大麦/米】などの穀物が一切使われていないドッグフードのことで、穀物が使われていない代わりに肉・魚が贅沢に使われており、高タンパクなフードが多い傾向にあります。

 

そして、肉・魚の割合が多い高タンパク・低炭水化物のフードは、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に近いフードと捉えることができるわけですね。

また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすく、犬によっては穀物全般が体質に合わないこともありますが、グレインフリーフードなら小麦はもちろん、穀物全般にアレルギーのある愛犬にも安心して与えられます。

ただ、穀物の代わりに肉・魚の割合を増やすのではなく、イモ類・豆類の割合を増やしているグレインフリーフードもあることは覚えておいてください。

グレインフリーのドッグフードの選び方

それでは、グレインフリーのドッグフードの選び方のポイントを順番に見ていきましょう。

肉・魚が主原料として使われているかを確認する

はじめに確認しておきたいのは、肉・魚が主原料として使われているかどうかです。

先ほどの項目でも触れましたが、グレインフリーフードでもイモ類・豆類が主原料として使われているものがあり、それほど高タンパクなフードではないことがあります。

その一方で、犬にとって肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は大切な栄養素なので、当サイトでは原材料の割合に特別なこだわりがない限りは、肉・魚が主原料かつ高タンパクなフードを選んであげることをおすすめしています。

パッケージや公式サイトに掲載されている原材料一覧には、使用割合が多い順に原材料が記載されているので、先頭にチキンやラムといった動物性原材料が記載されていれば、肉・魚が主原料のフードということになります。

穀物以外のタンパク源の種類を確認する

最近はグレインフリーフードに注目が集まっていることもあり、犬の食物アレルギーと聞くと穀物を連想しがちですが、穀物以外のタンパク源もアレルギーの原因になりえます。

アレルギーの原因は犬によって様々ですが、肉類であれば牛肉が、豆類であれば大豆が特にアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。

そして、牛肉アレルギーの愛犬には牛肉不使用のフードを、牛肉と大豆のどちらにもアレルギーのある愛犬には牛肉・大豆不使用のフードを・・・といったように、該当するタンパク源が使われていないフードを選んであげる必要があります。

その逆に、特にこれといったアレルギーがなければタンパク源の種類にそこまで神経質になる必要はありませんし、グレインフリーフードも必須ではありません。

品質・内容が不明瞭な原材料が使われていないか

タンパク源の割合と種類を確認する際には、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていないかも確認しておきましょう。

例えば、フードによって“ミートミール”“家禽ミール”といった動物性原材料が使われていることがありますが、どちらも具体的に何の動物の肉が使われているのかが分かりません。

このことから、愛犬が特定の動物性タンパク源にアレルギーがある場合、これらが使われているフードは選びづらいです。

また、”◯◯ミール”という動物性原材料には、人用の食肉としては出回らない“4Dミール(肉副産物)”が使われている可能性も否定できません。

 

対照的に、品質にこだわりを持って作られているフードは、”新鮮鶏肉”や”生サーモン”といったように原材料の内容が明記されており、「ヒューマングレード(人用の食品レベル)の原材料を使用」といったような補足がされていることがほとんどです。

ただ、”◯◯ミール”という動物性原材料が使われていても、パッケージや公式サイトに品質・内容について補足されていることがあるので、メーカーが公開している情報にはできる限り目を通しておくことをおすすめします。

不要な添加物が使われていないかを確認する

そのほかには、不要な添加物が使われていないかも確認しておくべきです。

フードによっては人工の酸化防止剤・着色料といった添加物が使われていることがありますが、これらの添加物がアレルギーや涙やけの原因になることがあります。

BHA・BHTといった人工の酸化防止剤については、フードの酸化を抑える目的で添加されているものの、ローズマリー抽出物・ミックストコフェロールといった天然由来のもので代用することもできます。

 

着色料はフードの見た目をよくする目的で添加されますが、そもそもの問題として、犬は食べ物の見た目ではなく香りで良し悪しを判断しています。

つまり、犬目線で考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はないということです。

また、食いつきをよくするために香料や調味料を使って風味を整えているフードがありますが、良質な動物性原材料を使い、原材料そのものの香りを活かして嗜好性を高めることもできます。

口コミのいいグレインフリーのドッグフード30種

商品名 主原料 タンパク質 脂質 水分 カロリー
(100gあたり)
気がかりな原材料
ナチュラルハーベスト(マイリトルダーリン) ワイルドボアー 32.5%以上 13.0%以上 10.0%以下 345kcal
モグワン チキン&サーモン 27%以上 10%以上 9%以下 361.5kcal
メディコート(アドバンス グレインフリー 1歳から フィッシュ味) ミートミール 31.5%以上 15.5%以上 10.0%以下 約380kcal ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー、動物性油脂
ナチュラハ グレインフリー(ターキー・チキン&野菜入り) チキン 33.0%以上 15.0%以上 10.0%以下 385kcal チキンミール、ターキーミール、酸味料
アーテミス(オソピュアグレインフリー サーモン&ガルバンゾー) フレッシュサーモン 24.0%以上 14.0%以上 10.0%以下 360.9kcal
ソルビダ(グレインフリー チキン 室内飼育成犬用) オーガニックチキン生肉 25%以上 15%以上 10%以下 350kcal
プロマネージ(グレインフリー 高たんぱくレシピ) チキンミール 32.0%以上 10.0%以上 9.5%以下 350kcal チキンミール、家禽類、ラムミール、BHA、BHT
カークランド(サーモン・スイートポテト) サーモンミール 24.0%以上 14.0%以上 10.0%以下 約359kcal 香料
POCHI(ベーシック ワイルドサーモン) サーモン生肉 30%以上 10%以上 10%以下 315kcal
カナガン(チキン) チキン生肉 29%以上 15%以上 9%以下 376kcal
アカナ(スモールブリード 成犬用) 新鮮鶏肉 31%以上 17%以上 12%以下 351kcal
スーパーゴールド(フィッシュ&ポテト 子犬・成犬用) ポテト 22.0%以上 12.0%以上 10.0%以下 355kcal 動物性脂肪
キアオラ(ラム&サーモン) ラム生肉 30.0%以上 17.0%以上 10.0%以下 約387.4kcal
セレクトバランス(成犬用 チキン) 乾燥チキン 22.0%以上 13.0%以上 10.0%以下 350kcal
ブリスミックス(グレインフリー サーモン) フレッシュサーモン 24.0%以上 12.0%以上 10.0%以下 348.0kcal
イティ(ラム&ベニソン ディナー) ラム 29%以上 25%以上 19%以下 463.3kcal
ナチュラルバランス(ウルトラプレミアム ポテト&ダックフォーミュラ) ダック 24.0%以上 10%以上 10%以下 343kcal
ナウフレッシュ(成犬用) ターキー生肉(骨抜き) 26%以上 16%以上 10%以下 367.0kcal
ロータス イワシ 25%以上 14%以上 10%以下 342.8kcal
プラペ!(CPチキン&ターキー) チキン&ターキー 30%以上 14.5%以上 9%以下 364kcal
アディクション(ビ・バラ・ベニソン) 鹿生肉 24%以上 12%以上 10%以下 345kcal
オリジン(オリジナル) 新鮮鶏肉 38%以上 18%以上 12%以下 386kcal
ネルソンズ チキン 28%以上 12%以上 10%以下 365.5kcal
シュプレモ(地中海のレシピ ラムのグリル ひよこ豆・トマト・オレガノ添え) ラム(肉) 29.0%以上 16.0%以上 10.0%以下 365kcal タンパク加水分解物
ヤワラハ グレインフリー ソフト(チキン&野菜入り) 肉類 12.0%以上 3.0%以上 30.0%以下 260kcal 肉類(〜等)、野菜類(〜等)、いも類(〜等)、魚介類、油脂類(〜等)、pH調整剤
ワイルドレシピ(超小型犬〜小型犬用 成犬用 ターキー) ターキー(肉) 32.0%以上 16.0%以上 10.0%以下 約375kcal タンパク加水分解物
ウィッシュ(ターキー) 七面鳥 24.00%以上 14.00%以上 10.00%以下 350kcal
エンパイア(成犬用) 鹿肉 25.0%以上 16.0%以上 10%以下 359kcal
K9ナチュラル(ラムフィースト) 子羊肉 35.5%以上 37.0%以上 8.0%以下 572.5kcal
もっとやさしいフード(馬肉&ポテト) 馬肉 20.0%以上 10.0%以上 34.0%以下 約330kcal

グレインフリー(穀物不使用)で口コミ・評判のいい人気ドッグフード30種の主原料と主要な成分値、気がかりな原材料が使われていないかを比較してみました。

それぞれの項目を見比べてみると、肉・魚が主原料として使われていないフードがあることや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているフード、不要な添加物が使われているフードがあることが分かりますね。

ちなみに、“動物性脂肪”“タンパク加水分解物”については、使われているからといって必ずしも安全性に配慮されていないというわけではありません。

ただ、ここで取り上げた動物性脂肪は具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類が何なのかの補足がなく、タンパク加水分解物は製造工程の補足がされていないことが気になりました。

グレインフリーのドッグフードのおすすめ10選

これまでの内容を踏まえつつ、グレインフリーのおすすめのドッグフードを10種類紹介します。

なお、販売価格や原材料については、調査した時点の情報を参考にしています。
(※2023年12月に公式サイトとAmazonで調査)

モグワン

モグワンドッグフードのパッケージ画像(表面1)

通常購入時の価格 5,038円/1.8kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(4袋を定期購入時)
約238円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約205円

モグワンはペット先進国イギリスのグレインフリーフードで、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことに加えて、厳選された良質な原材料で作られています。

そして、メインのタンパク源として使われているチキンとサーモンの割合が全体の56.5%を占めており、動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられます。

また、肉類の中でアレルギーの原因になりやすい牛肉と、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆も使われておらず、複数のタンパク質にアレルギーのある愛犬にも対応しやすいです。

主要な成分バランスについては、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっており、室内飼いで運動量がそれほど多くない成犬・シニア犬の主食として特におすすめです。

カナガン

カナガンドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「チキン」のものです

通常購入時の価格 5,038円/2kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(3袋を定期購入時)
約214円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約171円

グレインフリーのレシピを採用、良質な肉・魚を主原料として使用、犬にとって必要のないものは不使用という3つの条件を満たしたドッグフードのカナガン。

また、メインのタンパク源が違う3種類のドライフードがあるほか、缶詰タイプの主食用ウェットフードも取り揃えています。

ここで取り上げたのは、第一原材料としてチキン生肉が、第二原材料として乾燥チキンが使われている「チキン」で、2つの動物性原材料だけで全体の5割以上の割合を占めています。

主要な成分バランスについては、高タンパクかつ脂質とカロリーもやや高めになっており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、食が細くてたくさんの量が食べられない成犬用フードとしておすすめです。

ネルソンズ

ネルソンズドッグフードのパッケージ(表面1)

通常購入時の価格 9,196円/5kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1〜2袋:7,816円(15%オフ)
3袋以上:7,356円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(2袋を定期購入時)
約156円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約164円

ネルソンズはカナガン チキンと同じように、鶏肉が主原料として使われているグレインフリーフードです。

もちろん、品質・内容が不明瞭な原材料は一切使われていませんし、香料・着色料といった犬にとって必要のないものも使われていません。

主要な成分バランスについては最初に取り上げたモグワンに似ていますが、小粒サイズのモグワンとは違ってネルソンズは中粒サイズのドライフードになっており、1袋あたりの内容量が5kgと多めです。

このことから、中型犬・大型犬の愛犬を飼っていたり、小型犬を多頭飼いしている場合にネルソンズをおすすめしています。

アカナ

アカナドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「スモールブリードレシピ 成犬用」のものです

価格/内容量 1,480円/340g
6,800円/2kg
15,800円/6kg
100gあたりの価格
(2kgの販売価格を参照)
約340円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約230円

アカナは犬種(サイズ)や年齢、飼育環境や体質、食の好みに配慮して原材料の内容や、成分バランスを調整したドライフードを取り揃えています。

この記事で取り上げた「スモールブリードレシピ 成犬用」については、高タンパク・高脂質かつカロリーはやや控えめなグレインフリーフードで、適度に運動をする成犬向けと捉えることができます。

そのほかにも、脂質とカロリーが控えめに調整された「ライト&フィット」というグレインフリーフードもあり、愛犬の運動量・食事量に合わせてフードを選びやすいです。

なお、アカナはほとんどのラインナップがグレインフリーのレシピを採用していますが、【クラシック】というシリーズはオーツ麦が使われたグルテンフリーフードになっています。

シュプレモ

シュプレモドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「地中海のレシピ ラムのグリル ひよこ豆・トマト・オレガノ添え」のものです

価格/内容量 2,224円/800g
4,058円/2kg
6,736円/4kg
100gあたりの価格
(2kgの販売価格を参照)
約203円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約183円

ニュートロのシュプレモは先に取り上げたアカナと同じように、原材料の内容と成分バランスを調整したドライフードを取り揃えています。

シュプレモのドライフードには3つのシリーズがあり、ここで取り上げた「地中海のレシピ ラムのグリル ひよこ豆・トマト・オレガノ添え」を含む、【シュプレモ レシピ】というシリーズがグレインフリーのレシピを採用しています。

そして、【シュプレモ レシピ】は高タンパク・高脂質でカロリーは標準的と言えるくらいの範囲になっており、適度に運動をする超小型犬〜小型犬の成犬用フードとしておすすめです。

シュプレモの気になる要素として、“タンパク加水分解物”の製造工程が不明瞭なことが挙げられますが、手に取りやすい価格帯のグレインフリーフードということを評価してピックアップしました。

ソルビダ

ソルビダドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「グレインフリー チキン 室内飼育成犬用」のものです

価格/内容量 2,838円/900g
5,071円/1.8kg
9,460円/3.6kg
13,860円/5.8kg
100gあたりの価格
(1.8kgの販売価格を参照)
約282円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約270円

ソルビダはターキーが主原料の全年齢対応フードと、チキンが主原料の子犬用フードとシニア犬用フードを1種類ずつ、成犬用フードを2種類取り揃えています。

そして、どのラインナップもグレインフリーのレシピを採用していることに加えて、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物は使われていません。

また、どれも室内飼いの犬向けに成分バランスが調整されており、一般的なグレインフリーの主食用ドライフードと比べるとカロリーが控えめです。

ここで取り上げている「グレインフリー チキン 室内飼育成犬用」については、適度にタンパク質を含みつつ脂質はやや高めで、適度に運動をする室内飼いの成犬の主食として向いています。

ナチュラルハーベスト

※各項目は「マイリトルダーリン」のものです

価格/内容量 462円/100g
2,090円/566g
3,960円/566g×2袋
11,220円/566g×6袋
21,120円/566g×12袋
100gあたりの価格
(566g×12袋の販売価格を参照)
約311円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約264円

ナチュラルハーベストは日本で暮らす飼い犬に配慮して成分バランスが調整されたドッグフードで、全体的に脂質とカロリーが控えめな傾向があるほか、アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われているのが特徴です。

この記事で取り上げた「マイリトルダーリン」はグレインフリーのレシピを採用しており、非常に高タンパクな一方で脂質とカロリーは抑えられています。

そして、マイリトルダーリンは超小粒サイズのドライフードなので、口の小さな(超)小型犬用フードとしておすすめです。

また、100g・566gの2サイズが小分け販売されているので、開封後の賞味期限や保存方法にそれほど神経質にならずに済みます。

アーテミス

アーテミス アガリクスI/Sのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「オソピュアグレインフリー サーモン&ガルバンゾー」のものです

価格/内容量 2,750円/1kg
9,460円/4.5kg
18,150円/9.9kg
100gあたりの価格
(1kgの販売価格を参照)
約275円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約283円

アーテミスには原材料の内容や成分バランスの傾向に違いのある4つのシリーズのドッグフードがあり、どのシリーズにも人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物は使われておらず、ほとんどのフードに肉・魚が主原料として使われています。

この記事で取り上げている「オソピュアグレインフリー サーモン&ガルバンゾー」は、商品名から連想できる通り、サーモンが主原料のグレインフリーフードです。

主要な成分バランスに関しては、タンパク質・脂質・カロリーのどれも標準的な範囲になっており、室内飼いで運動量が少ない成犬やシニア犬用フードとして向いています。

また、【オソピュアグレインフリー】には缶詰タイプの主食用ウェットフードもあり、主食用ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりに主食として与えられることも強みです。

POCHI

POCHIザ・ドッグフードのパッケージ画像(表面2)
※各項目は「ベーシック ワイルドサーモン」のものです

価格/内容量 1,782円/1kg
4,851円/3kg
100gあたりの価格
(3kgの販売価格を参照)
約162円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約162円

メインのタンパク源が違う3種類のグレインフリーフードを取り揃えているほか、年齢に合わせて成分バランスを調整した2つのシリーズがあるPOCHI。

ここでは「ベーシック ワイルドサーモン」を取り上げていますが、残りの2種類も主要な成分バランスはほとんど変わらず、高タンパクかつ脂質とカロリーが控えめなドライフードになっています。

このような成分バランスになっているのには理由があり、ドライフードだけでなくウェットフードなどをトッピングして与えることを想定しているためです。

と言っても、必ずしもトッピング用フードを用意する必要はありませんし、低脂質・低カロリーという成分バランス上、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬や、歳をとって活動量が落ちたのに食事量が変わらないシニア犬用フードとして向いています。

ロータス

ロータスドッグフードのパッケージ画像(表面1)

価格/内容量 730円/80g
3,960円/800g
9,600円/2.27kg
19,406円/5kg
100gあたりの価格
(2.27kgの販売価格を参照)
約423円
1日あたりの餌代
(5kgの成犬を想定)
約359円

ロータスはカナダ産のグレインフリーフードで、原材料そのものの香りと栄養素ができる限り損なわれないように、低温で時間をかけて焼き上げる”オーブンベイクド製法”で作られています。

主原料として使われているのは人用の食品レベルの動物性原材料で、品質・内容が不明瞭な原材料や不要な添加物は一切使われていません。

主要な成分バランスについては、適度にタンパク質を含みつつもカロリーは控えめになっており、室内飼いで運動量が少ない成犬・シニア犬の主食としておすすめです。

ただ、これまでに取り上げたそのほかのフードと比べて、餌代がかなり高くなることがデメリットと言えます。

グレインフリーの餌で迷った時はモグワンがおすすめ

モグワンドッグフードのパッケージ画像(表面2)

ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、モグワンをおすすめします。

当サイトがグレインフリーフードの中でも、モグワンをおすすめする理由は以下の通りです。

モグワンをおすすめする5つの理由
  • 良質なチキン・サーモンが贅沢に使われている
  • 高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲
  • 牛肉・大豆不使用のレシピを採用
  • 犬にとって必要のないものが使われていない
  • 無理なく続けやすい販売価格

まず言えることは、モグワンには良質なチキンとサーモンが贅沢に使われており、犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

また、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっており、室内飼いされていることが多くて運動量が少ない傾向にある日本の飼い犬向け・・・ということもモグワンをおすすめする理由の一つです。

それに加えて、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことや、牛肉・大豆不使用のレシピを採用していることも見逃せません。

そして、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。

グレインフリーで安いドッグフードはある?

基本的には販売価格が安くなるにつれて穀物の割合が増え、穀物が使われているフードと比べるとグレインフリーのドッグフードは価格が高い傾向にあります。

また、中には穀物を使わない代わりにイモ類・豆類の割合を増やしており、全体で見ると肉・魚の割合がそれほど多くないグレインフリーフードや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているグレインフリーフードがあることにも注意しなければいけません。

このことを踏まえた上で、コスパのいいグレインフリーのドッグフードを選ぶとなると、この記事でも取り上げているネルソンズがおすすめです。

ネルソンズは5kgの大袋で販売されていることもあってか、グレインフリーフードの中では手に取りやすい価格で販売されています。

 

大袋のドライフードは使い切れないということであれば、モグワンカナガンをおすすめします。

なお、ネルソンズ・モグワン・カナガンはどれも通販限定のドッグフードですが、店頭販売されていない理由の一つとして、流通にかかるコストをできるだけ省いて少しでもお手頃な価格で提供したい、という販売会社の意図があるからです。

安いドッグフードの選び方のポイントは以下の記事でまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

グレインフリーの無添加ドッグフードでおすすめは?

“無添加”を謳っているドッグフードを何種類も見かけたことがあるかもしれませんが、実は完全無添加のドッグフードはほとんどありません。

ただ、全ての添加物が避けた方がいいものというわけではなく、主食用フードとしての基準を満たすために添加される合成ビタミン・ミネラルや、酸化を抑える目的で添加される天然由来の酸化防止剤は、犬にとって必要性のある添加物です。

そして、”犬にとって必要のないものが無添加”という意味でグレインフリーのドッグフードを絞り込むとするなら、この記事でピックアップした10種類のフードはどれも条件を満たしています。

なお、不要なものが無添加のドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

市販のグレインフリーのドッグフードでおすすめは?

市販のグレインフリーのドッグフードの中から選ぶのであれば、この記事でも取り上げているアカナソルビダがおすすめです。
(※アカナの「クラシックシリーズ」はグレインフリーフードではありません)

どちらも良質な肉・魚が主原料、品質・内容が不明瞭な原材料は不使用、犬にとって必要のないものは不使用という条件を満たしており、原材料の内容と成分バランスを調整したラインナップも取り揃えています。

ただし、店舗によって取り扱っているメーカー(ブランド)の種類は様々ですし、取り扱いのないラインナップがある可能性はあります。

市販のドッグフードの選び方のポイントや、そのほかにおすすめのグレインフリーフードについては、以下の記事で詳しく解説しています。

グレインフリーのドッグフードは涙やけにはどう?

涙やけの原因には様々なものが挙げられ、ドッグフードなど毎日の食事が関係していることもあります。

例えば、穀物の割合が多くて消化吸収しづらい低タンパク・高タンパクのフードや、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われているフードは涙やけの原因になりえます。

また、特定のタンパク源がアレルギーが原因になって涙やけに繋がることもあります。

 

それに対して、グレインフリーフードは穀物不使用かつ全体的に高タンパクな傾向があり、不要な添加物が使われていないフードも多いです。

さらに、アカナの【シングルシリーズ】ように、動物性タンパク源が限定されたラインナップを取り揃えていることもあり、涙やけが気になる愛犬に配慮してフードを選びたいと考えている場合には、おすすめできる内容のフードが多いです。

フードを変えたからといって、必ずしも目元に変化が出るわけではないということが前提になりますが、涙やけに配慮したドッグフードの選び方のポイントは以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

グレインフリーの国産ドッグフードでおすすめは?

グレインフリーで”国産”という条件を付け加えて選ぶとするなら、犬猫生活(オールステージ用)はおすすめできる内容のドッグフードです。

動物性原材料が主原料、人用の食品レベルの高脂質な原材料を使用、人工の酸化防止剤・香料・着色料不使用という条件を満たしており、一つ一つの原材料の産地も公開されています。

また、動物性の油脂が吹きかけられていないノンオイルコーティングのドライフード、ということも犬猫生活をおすすめする理由の一つです。

以下の記事では、犬猫生活の口コミ・評判や原材料と成分を踏まえた総合的な評価をしているので、ぜひ参考にしてみてください。

グレインフリーのドッグフードのデメリット

グレインフリーのドッグフードのデメリットとして真っ先に挙げられるのは、穀物の割合が多いフードと比べて値段が高いことです。

そして、グレインフリーフードは高タンパクなものが多い傾向にあり、「タンパク質が控えめなフードを与えたい」という事情がある場合、選べるフードが限られてくることもデメリットと言えます。

また、最近は国産のグレインフリーフードも増えてきてはいるものの、海外産に比べると種類はかなり少なく、「グレインフリーかつ国産のドッグフードを与えたい」と考えている場合も選択肢が少なくなります。

グレインフリーフードとグルテンフリーフードの違い

グレインフリーフードとグルテンフリーフードは混同されがちですが、穀物が一切使われていないグレインフリーフードに対して、グルテンフリーフードには穀物が使われています。

“グルテン”というのは小麦などに含まれているタンパク質のことで、グルテンフリーフードには米やオーツ麦など、グルテンが含まれていない穀物が使われている・・・というわけですね。

そして、穀物に含まれているビタミンやミネラル、食物繊維を摂り入れさせたいという意図から、グレインフリーではなくグルテンフリーのレシピを採用しているフードもあります。

また、メーカー(ブランド)によってはどちらのフードも取り揃えており、グルテンフリーフードはグレインフリーフードよりも販売価格が安い傾向にあります。

まとめ

穀物が一切使われていないグレインフリーフードは、「肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に配慮されたドッグフード」と捉えることができます。

ただ、ひとくくりに”グレインフリー”と言っても原材料の内容や成分バランスは様々で、必ずしもグレインフリーフードが愛犬の体質に合うわけではありません。

そのため、タンパク源の種類・割合や品質・内容が不明瞭な原材料が使われていないか、不要な添加物が使われていないかを確認しつつ、愛犬の体質や飼育環境、食の好みに配慮してフードを選んであげるといいでしょう。

 

ここまで読み進めたところで、もしもまだグレインフリーのドッグフード選びに迷っているなら、まずはモグワンをお試ししてみることをおすすめします。

現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でモグワンを手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。