中型犬におすすめのドッグフード7選|評判のいい餌20種を徹底検証!

中型犬とは一般的に成犬時の体重が10~25kgの犬種のことを指し、フレンチブルドッグやコーギー、シェルティやボーダーコリー、アメリカンコッカースパニエルなどが挙げられます。

そんな中型犬の餌を選ぶにあたっては、動物性原材料の割合やタンパク源の種類、愛犬の活動量や年齢にあった成分バランスか、必要のない添加物が使われていないかに注目してフードを選んであげることが大切です。

この記事では中型犬向けのドッグフードの選び方や、中型犬におすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

中型犬のドッグフードの選び方

中型犬のドッグフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう。

動物性原材料の割合に注目する

はじめに確認しておきたいのは動物性原材料の割合で、主原料として肉・魚が使われているかに注目してみてください。

なぜなら、動物性原材料から摂り入れられる動物性タンパク質は、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素だからです。

その一方で、ドッグフードの価格が安くなるにつれて動物性原材料の割合が減って穀物の割合が増える傾向にありますが、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。

そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは下痢や吐き戻しといった消化不良や、涙やけの原因になりえます。

 

このことから中型犬には、主原料として動物性原材料が使われている高タンパクなドッグフードを選んであげることをおすすめしています。

パッケージや公式サイトに掲載されている原材料一覧には、使われている割合が多い順に原材料が並んでいるので、最初にチキンやサーモンといった動物性原材料が記載されていれば、主原料として動物性原材料が使われているドッグフードということになります。

ただ、中には第二原材料以降に穀物やイモ類・豆類が続いており、全体で見れば動物性原材料の割合がそれほど多くないドッグフードもあるので、第二原材料以降と成分表のタンパク含有量にもきちんと目を通しておきましょう。

ちなみに、プレミアムドッグフードの中には動物性原材料の総割合が補足されていたり、一つ一つの割合が明記されているものもありますよ。

タンパク源の種類に注目する

特定のタンパク源にアレルギーのある中型犬も少なくないので、タンパク源の種類にも注目しておくべきです。

アレルギーの原因は犬それぞれで違いますが、穀物の中では小麦が、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆が特にアレルギーの原因になりやすい傾向があります。

このことから、小麦アレルギーの愛犬には小麦不使用のドッグフードを、牛肉アレルギーの愛犬には牛肉不使用のドッグフードを・・・といったように、愛犬の体質に配慮してドッグフードを選んであげることも大切になります。

 

なお、最近はグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用したドッグフードが増えてきましたが、穀物全般にアレルギーがなければグレインフリーは必須ではありません。

ただ、タンパク源の種類がシンプルな方がアレルギーの原因を特定しやすいので、食に敏感な愛犬にはグレインフリーのドッグフードや、動物性タンパク源が限定されたドッグフードからお試ししてみるのもいいでしょう。

愛犬の活動量や年齢に配慮する

愛犬の活動量に合わせてフードを選ぶのも重要なことです。

例えば、運動量がそれほど多くない愛犬や、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬には、脂質とカロリーが控えめに調整されたドッグフードが向いています。

その逆に、運動量が多い活発な愛犬や、食が細くてたくさんの量が食べられない愛犬には、脂質とカロリーが高めに調整されたドッグフードが向いています。

 

また、年齢に配慮してドッグフードを切り替えるのもおすすめです。

具体的には、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬には成犬時よりも高脂質・高カロリーなドッグフードを、歳をとって活動量が落ちたシニア犬には成犬時よりも低脂質・低カロリーなドッグフードを選んであげるといいでしょう。

ドライフードは粒サイズに注目する

ドライフードを選ぶ時には、愛犬が食べやすい粒サイズかという点にも気を配っておきたいところです。

中型犬用のドライフードは小粒~中粒サイズのものが多いですが、大粒で食べごたえのあるドライフードが好きな愛犬なら、大粒のドライフードを選んであげれば大丈夫です。

その逆に、カリカリとした食感が苦手な愛犬ならドライフードよりも水分量が多いセミモイスト(半生)タイプの主食フードや、それ以上に水分量が多い主食用ウェットフードを選ぶのも一つの手です。

また、ドライフードをぬるま湯でふやかしてから与えるのもいいですね。

不要な添加物が使われていないかに注目する

そのほかには、不要な添加物が使われていないかにも注目すべきです。

人工の酸化防止剤や着色料が使われているドッグフードは珍しくありませんが、これらの人工添加物が涙やけやアレルギーの原因になることがあります。

BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤は、ドッグフードの酸化を抑えるために添加されるものの、ミックストコフェロールやローズマリー抽出物といった天然由来のもので代用することができます。

 

人工の着色料についてはドッグフードに色味をつけるために使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していません。

つまり、犬目線で考えれば人工のもの、天然のものにかかわらず、着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はないということです。

中型犬用として評判のいいドッグフード20種

商品名 主原料 タンパク質 脂質 水分 カロリー
(100gあたり)
気がかりな原材料
プロプラン(中型犬・大型犬 成犬用) チキン 26%以上 16%以上 12%以下 約400kcal たんぱく加水分解物
ニュートロ ナチュラルチョイス(中型犬~大型犬用[成犬用]ラム&玄米) ラム(肉) 22.0%以上 14.0%以上 10.0%以下 355kcal タンパク加水分解物
ネルソンズ チキン 28%以上 12%以上 10%以下 365.5kcal
カナガン(チキン) チキン生肉 29%以上 15%以上 9%以下 376kcal
モグワン チキン&サーモン 27%以上 10%以上 9%以下 361.5kcal
シュプレモ(成犬用) チキン(肉) 24.0%以上 15.0%以上 10.0%以下 365kcal タンパク加水分解物
オリジン(オリジナル) 新鮮鶏肉 38%以上 18%以上 12%以下 386kcal
うまか 鶏肉 21.4%以上 9.5%以上 10.0%以下 350kcal
サイエンスダイエット(大型犬用 成犬用 チキン) トウモロコシ 19.6%以上 12.8%以上 10.0%以下 368.2kcal 動物性油脂
ドッグフード工房(馬肉) 馬肉 20%以上 7%以上 6%以下 375kcal
ユーカヌバ(大型犬用 成犬用) 肉類 21.0%以上 11.0%以上 9.0%以下 380kcal 動物性脂肪
ナチュロル 新鮮牛生肉 23~27% 10%以上 9%以下 400kcal
ロイヤルカナン(中型犬の成犬用) 肉類 23.0%以上 12.0%以上 10.5%以下 385kcal 動物性油脂、加水分解タンパク
ブッチ(ブラック・レーベル) ビーフ 10.5%以上 8.0%以上 74.5%(最大) 116kcal
わんこのヘルシー食卓 生肉 27%以上 8%以上 10%以下 290kcal
愛犬元気(成犬用) 穀類 22.0%以上 10.0%以上 10.0%以下 約355kcal チキンミール、ビーフパウダー、ササミパウダー、動物性油脂、着色料
アカナ(ワイルドプレイリー) 新鮮鶏肉 35.0%以上 17.0%以上 12.0%以下 385kcal
アゼット(アレルギーケア ラム&ポテト) ラムミール 22.0%以上 12.0%以上 10.0%以下 約315.5kcal
アーテミス(フレッシュミックス 成犬用) フレッシュチキン 23.0%以上 14.0%以上 10.0%以下 361.5kcal
アディクション(アイランドバーズ) 鴨生肉 40.0%以上 15.0%以上 10.0%以下 395.0kcal

中型犬用として評判のいいドッグフード20種の主原料や主要な成分値、気がかりな原材料が使われていないかを比較してみました。

一つ一つの項目に目を通してみると、動物性原材料(肉・魚)ではなく穀物が主原料として使われているドッグフードや、タンパク質含有量に物足りなさを感じるドッグフードがあることが分かります。

また、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているドッグフードや、犬にとって必要のない人工添加物が使われているドッグフードがあることも分かりますね。

 

なお、“動物性油脂(動物性脂肪)”“タンパク加水分解物(加水分解タンパク)”については、使われているからといって必ずしも安全性に配慮されていないというわけではありません。

ただ、ここで取り上げた動物性油脂は具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類が分からないことが気がかりです。

加水分解タンパクに関しては、製造工程の補足がされていないことが気になりました。

中型犬におすすめのドッグフード7選

これまでの内容を踏まえつつ、中型犬におすすめの7種類のドッグフードを紹介します。

なお、販売価格や原材料は調査した時点の情報を参考にしています。
(※2024年11月に公式サイトとAmazonで調査)

ネルソンズ

ネルソンズドッグフードのパッケージ(表面1)

通常購入時の価格 9,196円/5kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1〜2袋:7,816円(15%オフ)
3袋以上:7,356円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(3袋を定期購入時)
約147円
1日あたりの餌代
(17kgの成犬を想定)
約328円
穀物 不使用
(グレインフリー)

ネルソンズは中型犬・大型犬向けに販売されている中粒サイズのドライフードで、主原料として使われているチキンの割合が全体の半分を占めています。

それに加えて、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用していることから、それらのタンパク源にアレルギーのある愛犬にも安心して与えられます。

また、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことや、関節に配慮してグルコサミンとコンドロイチンが配合されていることも評価できます。

主要な成分バランスに関しては、高タンパクかつ脂質とカロリーは標準的な範囲になっており、適度に運動をする中型犬の主食としてぴったりです。

カナガン

カナガンドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目はドライフード「チキン」のものです

通常購入時の価格 5,038円/2kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(5袋を定期購入時)
約202円
1日あたりの餌代
(17kgの成犬を想定)
約419円
穀物 不使用
(グレインフリー)

メインのタンパク源が違う3種類のドライフードがあるほか、缶詰タイプのウェットフードまで取り揃えているカナガン。

ここで取り上げているのはドライフードの「チキン」で、チキンの割合が全体の約5割を占めていることや、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用していることはネルソンズと変わりません。

ただ、カナガン チキンはネルソンズよりも高脂質・高カロリーなドライフードになっていることから、育ち盛りの子犬やかなり活発な成犬、食が細い成犬用フードとしておすすめしています。

もちろん、犬にとって必要のないものは一切使われていませんし、小粒~中粒と言えるサイズ感のドライフード(8~10mm程度)ということも見逃せません。

モグワン

モグワンドッグフードのパッケージ画像(表面1)

通常購入時の価格 5,456円/1.8kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,910円(10%オフ)
2〜4袋:4,637円(15%オフ)
5袋以上:4,364円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(5袋を定期購入時)
約242円
1日あたりの餌代
(17kgの成犬を想定)
約525円
穀物 不使用
(グレインフリー)

メインのタンパク源としてチキンとサーモンが使われているモグワン。

動物性原材料の割合は56.5%と多く、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れることができます。

また、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用していることも評価できます。

主要な成分バランスは最初に取り上げたネルソンズに似ていますが、モグワンは中粒ではなく小粒サイズのドライフードです。

このことから、早食いする傾向のある愛犬用フードとしてはおすすめしておらず、小粒のフードを少しずつ食べるのが好きな愛犬用フードとしておすすめしています。

シュプレモ

シュプレモドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「成犬用」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
4,241円/2kg
6,987円/4kg
11,106円/7.5kg
19,283円/13.5kg
100gあたりの価
格(4kgの最安値を参照)
約175円
1日あたりの餌代
(17kgの成犬を想定)
約384円
穀物 モロコシ、大麦、オーツ麦、玄米、粗挽き米

犬種(サイズ)や年齢、飼育環境や食の好みに配慮して、原材料の内容と成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えているニュートロのシュプレモ。

この記事で取り上げている「成犬用」については、やや高脂質かつタンパク質とカロリーは標準的な範囲になっていますが、食べすぎてしまう成犬向けに脂質とカロリーが控えめに調整されたドライフードも製造・販売しています。

また、どのドライフードも主原料として動物性原材料が使われていることや、小麦グルテンフリーのレシピを採用していること、それらの条件を満たしたプレミアムドッグフードの中ではお手頃な値段で販売されていることも評価できます。

ただ、“タンパク加水分解物”の製造工程が不明瞭な点は気になりました。

プロプラン

※各項目は「中型犬・大型犬 成犬用」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
2,727円/2.5kg
9,345円/12kg
100gあたりの価格
(2.5kgの最安値を参照)
約109円
1日あたりの餌代
(17kgの成犬を想定)
約266円
穀物 米、小麦、とうもろこし、コーングルテン、小麦アリューロン

プロプランはピュリナの最高峰ブランドとして位置づけられており、シュプレモと同じように犬種(サイズ)や年齢、飼育環境に配慮して成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えています。

ここで取り上げた「中型犬・大型犬 成犬用」については、やや高タンパク・高脂質かつかなり高カロリーなドライフードになっており、運動量が非常に多い活発な成犬用フードとしておすすめです。

また、プロプランは全体的に高タンパク・高脂質・高カロリーなドッグフードが多く、食が細くてたくさんの量が食べられない愛犬用フードとしても向いています。

シュプレモ以上に手に取りやすい値段で販売されていることも見逃せませんが、“たんぱく加水分解物”の製造工程が不明瞭な点は気になるところです。

うまか

うまか(UMAKA)ドッグフードのパッケージ画像2

通常購入時の価格 5,478円/1.5kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
初回:1,980円(63%オフ)
1袋:4,930円(10%オフ)
2袋以上:4,382円(20%オフ)
※2回目以降はまとめ買い袋数に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(2袋を定期購入時)
約292円
1日あたりの餌代
(17kgの成犬を想定)
約833円
穀物 玄米、大麦

水たき料亭「博多華味鳥」が素材を厳選して作った国産ドッグフードのうまか。

主原料として使われているのは九州産華味鳥で、さらに消化吸収に配慮して小麦グルテンフリーのレシピを採用しています。

また、合成保存料・香料・着色料などの必ずしも使う必要のないものは一切使われていませんし、関節に配慮してコンドロイチンとグルコサミンが配合されていることも評価できます。

そして、動物性の油脂が吹きかけられていないノンオイルコーティングのドライフードというのも特徴として挙げられ、原材料そのものの香りを活かした優しい味わいに仕上げられています。

ロイヤルカナン

※各項目は「中型犬の成犬用」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
6,780円/4kg
14,600円/10kg
100gあたりの価格
(4kgの最安値を参照)
約170円
1日あたりの餌代
(17kgの成犬を想定)
約407円
穀物 コーン、コーンフラワー、小麦粉、小麦

「犬を飼っていて知らない人はいない」、と言ってもいいくらいメジャーなドッグフードのロイヤルカナン。

この記事で取り上げた「中型犬の成犬用」は、適度にタンパク質と脂質を含みつつも高カロリーなドライフードになっており、少食でたくさんの量が食べられない成犬・シニア犬向けと捉えることができます。

その一方で、穀物が主原料として使われているラインナップがあることや、“動物性油脂”“加水分解タンパク”の内容が不明瞭であったりと、気になる点もそれなりに多いです。

ただ、ロイヤルカナンは流通量が非常に多く、うっかりドッグフードを切らした際にも近場のお店のペットフードコーナーで気軽に買えることも評価してピックアップしました。

中型犬の餌で迷った時にはネルソンズがおすすめ

ネルソンズドッグフードのパッケージ(表面2)

ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、ネルソンズをおすすめします。

当サイトが中型犬用のドッグフードとして、ネルソンズをおすすめする理由は以下の通りです。

ネルソンズをおすすめする5つの理由
  • 主原料のチキンの割合が全体の半分を占めている
  • 高タンパクで脂質とカロリーは標準的なドッグフード
  • 穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用
  • 犬にとって必要のないものは不使用
  • 無理なく続けやすい販売価格

まず言えることは、ネルソンズは主原料として使われているチキンの割合が全体の半分を占めており、中型犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

また、高タンパクかつ脂質とカロリーは標準的な範囲になっており、適度に運動をする中型犬の主食としてぴったりです。

そして、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用していることや、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないこと、中粒サイズのドライフードということも見逃せません。

それに加えて、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。

中型犬の餌の量と回数

中型犬ならではの餌の量の考え方があるわけではないので、基本的には購入したドッグフードのパッケージや冊子、公式サイトなどに掲載されている給餌量を参考にすれば大丈夫です。

ただ、どのドッグフードの給餌量もあくまで“目安”でしかなく、実際のところは年齢や体重はもちろん、体質や飼育環境によって適量が変わってきます。

そのため、愛犬の便の固さや体重を確認しながら給餌量を調整するようにしてください。

 

便の固さについてですが、柔らかめの便をする時は餌の量が多い可能性があり、その逆に固めの便をする時は餌の量が少ない可能性があります。

それと、1歳以上の成犬の餌の回数は1日2回が目安ですが、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向があるなら3回に分けて様子見・・・といったように、愛犬の食事量に合わせて回数を増やす分には問題ありません。

子犬の給餌量と餌の回数の補足

育ち盛りの子犬は成犬時よりもたくさんの栄養が必要なこともあり、体重に対しての餌の量が多くなります。

そして、成長が緩やかになるにつれて成犬時の給餌量に近づけていきます。
(※子犬の月齢別の給餌量が掲載されているドッグフードもあります)

子犬の餌の回数に関しては、生後2〜3ヶ月くらいまでは1日4〜5回を、生後4~5ヶ月くらいまでは1日3〜4回を目安にして、1日の必要量を食べられるようにしましょう。

生後6ヶ月以降の子犬の餌の回数は、成犬と同じ1日2回が目安です。

シニア犬の給餌量と餌の回数の補足

7歳以上のシニア犬の給餌量は、成犬時の1~2割程度減らした量が目安になります。

と言っても、7歳を迎えてすぐに活動量が落ちるわけではありませんし、愛犬にこれといった変化がなければ餌の量は減らさなくても大丈夫です。

シニア犬の餌の回数は1日2~3回を目安にしつつ、一度にたくさん食べると消化不良を起こしてしまったり、食が細くなってたくさんの量が食べられなくなった時には、餌の回数を多めにしてあげるといいでしょう。

小型犬用と中型犬用・2つのドッグフードの違い

メーカーによっては「小型犬用」、「中型犬用」とったように、サイズ別のドッグフードを販売していますが、実は厳密な決まりがあるわけではなく、中型犬に小型犬用フードを与えても問題はないです。

ただ、小型犬用は中型犬用よりもタンパク質・脂質・カロリーが高めに調整されている場合が多く、中型犬用は小型犬用と大型犬用の中間くらいの成分バランスになっている傾向があります。

また、ドライフードの場合、小型犬用は超小粒~小粒サイズに、中型犬用は小粒~中粒サイズに作られていることが多いです。

なお、小型犬向けのドッグフードの選び方のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

中型犬の餌代について

中型犬の成犬時の体重は10~25kg程度ということで、10kg未満の小型犬と比較すれば月々の餌代は高くなります。

ただ、ドッグフードによって販売価格やカロリーが違うこともあり、実際には与えるドッグフードによっても餌代がかなり変わってきます。

そこで参考までに、中型犬におすすめの3種類のドッグフードの餌代の比較表を作ってみました。
(※どれも17kgの成犬に毎日の主食として与えることを想定しています)

プロプラン
(中型犬・大型犬 成犬用)
ネルソンズ うまか
1日あたり 約266円 約328円 約833円
1ヶ月あたり 約7,980円 約9,840円 約24,990円
3ヶ月あたり 約23,940円 約29,520円 約74,970円
半年あたり 約47,880円 約59,040円 約149,940円
1年あたり 約95,760円 約118,080円 約299,880円

一概には言えないものの、一般的にはドッグフードの価格が高くなるにつれて動物性原材料の割合が増えたり、原材料の品質や製造工程にこだわりを持って作られている傾向があります。

その逆に、ドッグフードの価格が安くなるにつれて動物性原材料の割合が減って穀物の割合が増えたり、品質と内容が不明瞭な原材料が使われていたり、犬にとって必要のない人工添加物が使われている傾向があります。

とは言え、愛犬の餌代にいくらまでかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のドッグフードを選ぶことをおすすめしています。

中型犬のドッグフードに関するQ&A

中型犬のドッグフードに関するよくある質問を一覧にしてみました!

コスパのいい中型犬におすすめのドッグフードは?

コスパを重視して中型犬のドッグフードを選ぶなら、ネルソンズをおすすめします。

ネルソンズは大容量サイズのドライフードということもあってか、良質な鶏肉の占める割合が全体の半分、グレインフリーのレシピを採用、犬に必要のないものは不使用という条件を満たしているにもかかわらず、手に取りやすい価格で販売されています。

また、主要な成分バランスや粒サイズが中型犬向けになっていることも、ネルソンズをおすすめする理由です。

安いドッグフードの選び方のポイントや、コスパのいいおすすめのドッグフードは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

中型犬におすすめの国産ドッグフードはある?

“国産”という条件付きで中型犬のドッグフードを選ぶとするなら、この記事でも取り上げているうまかがおすすめです。

国産ドッグフードと言うと、主原料として穀物が使われていたり、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていたり、必ずしも使う必要のない添加物が使われているものも少なくありません。

そんな状況の中、うまかは主原料として九州産華味鳥が使われている小麦グルテンフリーのドライフードになっており、品質・内容が不明瞭な原材料や合成保存料・香料・着色料は使われていません。

なお、国産ドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容の国産ドッグフードについては、以下の記事で詳しく解説しています。

中型犬の子犬(パピー)におすすめの餌は?

中型犬の子犬(パピー)の時期の餌としてなら、カナガンのドライフード「チキン」をおすすめします。

良質な鶏肉が主原料、グレインフリー、犬に必要のないものは不使用という条件を満たしていることに加えて、ネルソンズに比べて高脂質・高カロリーなドライフードで、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬(パピー)用としてぴったりです。

また、ネルソンズは中粒サイズのトライアングル型になっているのに対して、カナガンの「チキン」は小粒サイズのドーナツ型になっており、子犬(パピー)の時期にも食べやすいサイズ感と言えます。

以下の記事では、子犬(パピー)のドッグフードの選び方を詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

中型犬のシニア犬におすすめのドッグフードは?

中型犬のシニア犬にも基本的にはネルソンズをおすすめしますが、中粒サイズのドライフードが食べづらくなったということであれば、モグワンをおすすめします。

主要な成分バランスはネルソンズと似ていますが、モグワンはカナガンの「チキン」と同じく小粒のドーナツ型になっています。

また、モグワンには【グルコサミン/MSM/コンドロイチン】が配合されていることも、シニア犬用としておすすめする理由の一つです。

なお、シニア犬のドッグフードの選び方のポイントとおすすめできる内容のドッグフードは、以下の記事にまとめています。

小粒のドライフードで中型犬におすすめなのは?

小粒のドライフードを少しずつ食べるのが好きな中型犬の愛犬や、噛みごたえのあるドライフードが好みではない中型犬の愛犬にはモグワンがおすすめです。

直前の項目で触れた内容を掘り下げて解説しますが、モグワンは粒の直径が約8〜12mm、厚みが約3〜4mmのドーナツ型と、小ぶりな粒サイズのドライフードになっています。

そして、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっており、適度に運動をする中型犬の主食としてぴったりです。

小粒のドライフードの選び方は以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

まとめ

中型犬の餌を選ぶにあたっては、動物性原材料の割合やタンパク源の種類、愛犬の活動量や年齢にあった成分バランスか、必要のない添加物が使われていないかに注目してドッグフードを選んであげることが大切です。

また、ドライフードであれば粒サイズにも注目しておきたいところです。

現在は何百種類ものドッグフードが販売されていますが、最終的にどのドッグフードを買うのかを決めるのは愛犬ではなく飼い主である人間です。

だからこそ愛犬のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくドッグフード選びを心がけたいところですね。

 

ここまで読み進めたところで、もしもまだ中型犬のドッグフード選びに迷っているなら、まずはネルソンズをお試ししてみることをおすすめします。

現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でネルソンズを手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。