食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬や、歳をとって活動量が落ちたシニアの愛犬の主食には、低脂肪のドッグフードが向いています。
ただ、ひとくくりに”低脂肪のドッグフード”と言っても、脂質をはじめとした成分値や原材料の内容は様々で、中には犬にとって必要のないものが添加されているものあります。
そこで、この記事では低脂肪のドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容の低脂肪のドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
低脂肪のドッグフードの選び方
低脂肪のドッグフードを選ぶにあたって、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
順番に見ていきましょう。
目安となる脂質の数値を把握しておく
商品名やパッケージに”低脂肪”と書かれたドッグフードはいくつもありますが、実は明確な数値は特に定められていません。
そのため、商品名やパッケージの言葉に惑わされず、ご自身の目で成分値を確認してドッグフードを選ぶことが大切です。
具体的には、ドライフードなら”脂質10〜12%(以下)”を一つの目安にしておくといいでしょう。
ドライフードと言っても商品によって水分量が違い、厳密に言えば水分を除いた乾物量分析値で見るべきですが、水分量5〜12%(以下)程度の範囲ならそこまでのズレはないので、ざっくりとした目安としては十分に使えます。
ちなみに、ドライフードは水分量10%(以下)のものが多く、もし乾物量分析値を知りたいという場合には、【脂質÷(100-水分含有量)×100】という計算式で求められますよ。
肉・魚がメインの高タンパクなドッグフードを選ぶ
そのほかに注目しておきたいのは、肉・魚が主原料として使われているかどうかです。
特に低価格帯のドッグフードに多い傾向にありますが、脂質を減らすために肉・魚の割合を減らして、その代わりに穀物の割合を増やした低タンパク・高炭水化物のものがあります。
その一方で、肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素です。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。
このことから、当サイトでは原材料の割合やタンパク質含有量に特別なこだわりがない限りは、肉・魚がメインの高タンパクなドッグフードを選んであげることをおすすめしています。
パッケージや公式サイトに掲載されている原材料一覧には、使われている割合が多い順に原材料が記載されているので、はじめにチキンやサーモンといった動物性原材料が記載されていれば、肉・魚が主原料のドッグフードということになります。
ただ、中には第二原材料以降に穀物やイモ類・豆類が続いており、全体で見れば肉・魚の割合がそれほど多くないドッグフードもあるので、第二原材料以降にもしっかりと目を通しておきましょう。
愛犬に合ったカロリーのドッグフードを選ぶ
低脂肪のドッグフードを選ぶにあたっては、カロリーにも注目しておきましょう。
例えば、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬や、歳をとって活動量が落ちたシニア犬には低脂質かつ低カロリーなドッグフードがおすすめです。
その逆に、食が細くてたくさんの量が食べられない愛犬の場合、必要カロリーを摂り入れられるように低カロリー過ぎないドッグフードを選んであげる必要があります。
脂質だけでなく繊維質にも注目しておく
体重管理が必要な愛犬のドッグフードを選ぶ際には、脂質だけでなく繊維質にも注目しておきたいところです。
この理由は、繊維質の多いドッグフードは満腹感を得られやすく、食べ過ぎ防止に期待できるからです。
これもドライフードを例に挙げると、繊維質が5%以上含まれているものがおすすめです。
なお、ドライフードの中には繊維質が10%以上含まれているものもありますが、繊維質が多すぎると便が固くなりすぎてしまう可能性があり、「繊維質が多ければ多い方がいい」というわけではありません。
不要な添加物が使われていないドッグフードを選ぶ
そのほかには、不要な添加物が使われていないかにも注目しておきましょう。
人工の酸化防止剤・着色料が使われているドッグフードは珍しくありませんが、これらの添加物がアレルギーや涙やけの原因になることがあります。
BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤は、ドッグフードの酸化を抑えるために添加されるものの、ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物といった天然由来のもので代用することもできます。
着色料についてはドッグフードの見た目をよくするために使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していません。
つまり、犬目線で考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はない・・・ということです。
口コミ・評判のいい低脂肪のドッグフード30種
商品名 | 主原料 | タンパク質 | 脂質 | 粗繊維 | 水分 | カロリー (100gあたり) |
気がかりな原材料 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ビューティープロ(低脂肪 1歳から) | 穀類 | 25.0%以上 | 8.0%以上 | 3.0%以下 | 10.0%以下 | 350kcal | チキンミール、チキンレバーパウダー、動物性油脂 |
ドッグフード工房(馬肉) | 馬肉 | 21%以上 | 7%以上 | 2%以下 | 6%以下 | 365kcal | – |
このこのごはん(全年齢用) | 鶏肉 | 20.9%以上 | 8.0%以上 | 1.1%以下 | 10.0%以下 | 343kcal | – |
モグワン | チキン&サーモン | 27%以上 | 10%以上 | 4.75%以下 | 9%以下 | 361.5kcal | – |
ブラックウッド(ローファット) | チキンミール | 21.0%以上 | 6.5%以上 | 4.0%以下 | 10.0%以下 | 313.5〜326.0kcal | – |
ナチュラルハーベスト(メンテナンス スモールラム) | ラム | 18.0%以上 | 8.0%以上 | 4.0%以下 | 10.0%以下 | 320kcal | – |
グランデリ(カリカリ仕立て 低脂肪 味わいビーフ入りセレクト) | 穀類 | 21.0%以上 | 7.5%以上 | 4.5%以下 | 13.0%以下 | 約340kcal | チキンミール、ポークミール、ビーフミール、ササミパウダー、油脂類、プロピレングリコール、調味料、着色料、pH調整剤、エリソルビン酸Na |
プラペ!(CP シニア) | チキン&ターキー | 30%以上 | 13%以上 | 4%以下 | 8%以下 | 345kcal | – |
テラカニス(アリベット ローファット 鹿肉) | 鹿の筋肉 | 7.0% | 3.4% | 1.7% | 77% | 62.1kcal | – |
PAL&I | 鶏肉 | 18.0%以上 | 9.7%以上 | 1.1%以下 | 10.0%以下 | 357kcal | – |
ハッピードッグ(ミニライト) | チキンプロテイン | 26.0% | 7.5% | 5.5% | 9% | 324.5kcal | 油脂類 |
愛犬ワンダフル(馬肉) | 馬肉 | 22%以上 | 8%以上 | 5%以下 | 8%以下 | 310kcal | – |
POCHIザ・ドッグフード(ベーシック ワイルドサーモン) | サーモン生肉 | 30%以上 | 10%以上 | 7.4%以下 | 10%以下 | 315kcal | – |
ナナ(ライトエナジー) | 米 | 20%以上 | 6.5%以上 | 8%以下 | 8%以下 | 295kcal | 家禽ミール、動物性油脂、家禽ダイジェスト |
ポンポンデリ | 鶏肉 | 21.3%以上 | 9.2%以上 | 1.9%以下 | 10.0%以下 | 351kcal | – |
ロイヤルカナン(ミニ ライト ウェイトケア) | 肉類 | 28.0%以上 | 9.0%以上 | 9.6%以下 | 10.5%以下 | 319kcal | 動物性油脂、加水分解タンパク |
グランデリ フレシャス(低脂肪設計 チキン・ビーフ入り) | 穀類 | 22.0%以上 | 9.0%以上 | 4.5%以下 | 10.0%以下 | 約355kcal | チキンミール、ビーフミール、ポークミール、動物性油脂、調味料 |
コンボ(低脂肪) | 穀類 | 20.0%以上 | 5.0%以上 | 4.0%以下 | 20.0%以下 | 290kcal | チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、チキンレバーパウダー、動物性油脂、プロピレングリコール、pH調整剤、デヒドロ酢酸ナトリウム、膨張剤、着色料、エリソルビン酸ナトリウム、香料 |
サイエンスダイエット(ライト 1〜6歳 小粒 チキン) | トウモロコシ | 21.0%以上 | 9.0%以上12.5%以下 | 14.5%以下 | 10.0%以下 | 315.0lcal | 動物性油脂 |
シュプレモ(体重管理用) | チキン(肉) | 26.0%以上 | 9.0%以上12.0%以下 | 4.0%以下 | 10.0%以下 | 335kcal | タンパク加水分解物 |
ビタワン(5つの健康バランス ビーフ味・野菜入り 小粒) | 穀類 | 20.0%以上 | 6.0%以上 | 4.0%以下 | 10.0%以下 | 350kcal | 牛肉粉、チキンミール、豚肉粉、チキンレバーパウダー、動物性油脂、着色料、香料 |
ファーストチョイス(成犬 小粒 チキン) | コーン | 24%以上 | 9%以上 | 5%以下 | 10%以下 | 333kcal | たんぱく加水分解物 |
メディコート(アドバンス アレルゲンカット 魚&お米 1歳から 低脂肪) | 穀類 | 18.5%以上 | 9.0%以上 | 7.5%以下 | 10.0%以下 | 約315kcal | 動物性油脂 |
アーテミス(フレッシュミックス ウェイトマネージメント&スモールシニアドッグ) | フレッシュチキン | 22.0%以上 | 12.0%以上 | 3.0%以下 | 10.0%以下 | 355.0kcal | – |
金の旨味(チキン) | 鶏肉 | 20.6%以上 | 10.7%以上 | 0.8%以下 | 10.0%以下 | 357kcal | – |
クプレラ(セミベジタリアンドッグ) | 燕麦 | 18%以上 | 6%以上 | 5%以下 | 10%以下 | 349kcal | – |
JPスタイル 和の究み(小粒 低脂肪 1歳から) | 穀類 | 24.0%以上 | 8.0%以上 | 6.0%以下 | 10.0%以下 | 約320kcal | ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー |
ペロリコ ライト | 肉類 | 22.5%以上 | 8.0%以上 | 8.0%以下 | 9.5%以下 | 326.9kcal | – |
アカナ(ライト&フィットレシピ) | 新鮮鶏肉 | 35%以上 | 11%以上 | 8%以下 | 12%以下 | 307kcal | – |
犬猫生活(オールステージ用 国産の生鶏肉) | 生肉 | 28%以上 | 10%以上 | 3%以下 | 10%以下 | 347kcal | – |
口コミ・評判のいい低脂肪のドッグフード30種の主原料と主要な成分値、気がかりな原材料が使われていないかどうかを比較してみました。
それぞれの項目に目を通してみると、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われているドッグフードがあることや、タンパク質含有量に物足りなさを感じるドッグフードがあることが分かりますね。
また、ドッグフードによって脂質だけでなく繊維質、カロリーの数値も様々なことや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているドッグフードがあることも分かります。
ちなみに、“動物性油脂”と“タンパク加水分解物(加水分解タンパク)”は、使われているからといって必ずしも安全性に配慮されていないというわけではありません。
ただ、ここで取り上げた動物性油脂は具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類が分からないことが、タンパク加水分解物については製造工程の補足がないことが気になりました。
低脂肪のおすすめドッグフード10選
これまでの内容を踏まえつつ、低脂肪のおすすめドッグフードを10種類紹介します。
なお、販売価格や原材料については、調査した時点の情報を参考にしています。
(※2024年11月に公式サイトとAmazonで調査)
ペロリコ
※各項目は「ライト」のものです
通常購入時の価格 | 5,038円/1.8kg |
---|---|
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
100gあたりの価格 (4袋を定期購入時) |
約238円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約221円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
低脂質かつカロリーが控えめなオランダ産ドッグフードのペロリコ ライト。
脂質とカロリーを抑えるために、肉・魚の割合を減らして穀物をかさ増ししているドッグフードも少なくない中、ペロリコ ライトには良質な肉類が主原料として使われているだけでなく、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。
もちろん、香料・着色料といった犬にとって必要のないものは使われていませんし、繊維質も多すぎない程度に含まれています。
このような性質上、運動量が少ない割に食べすぎてしまう傾向のある成犬や、歳をとって活動量が落ちたのに食事量があまり変わらないシニア犬の主食としてぴったりです。
モグワン
通常購入時の価格 | 5,456円/1.8kg |
---|---|
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,910円(10%オフ) 2〜4袋:4,637円(15%オフ) 5袋以上:4,364円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
100gあたりの価格 (4袋を定期購入時) |
約258円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約222円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
メインのタンパク源として良質なチキンとサーモンが使われている、高タンパク・低脂質なドッグフードのモグワン。
グレインフリーのレシピを採用していることや、犬にとって必要のないものが一切使われていないことは先に取り上げたペロリコ ライトと同じですが、モグワンのカロリーは標準的な範囲になっています。
このことから、適度に運動をする愛犬用フードとして向いています。
また、動物性原材料とのバランスを考えて、様々な野菜や果物が配合されていることも見逃せません。
アカナ
※各項目は「ライト&フィットレシピ」のものです
価格/内容量 | 7,480円/2kg 25,300円/11.4kg |
---|---|
100gあたりの価格 (2kgの販売価格を参照) |
約374円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約299円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
アカナは良質な肉・魚が主原料として使われているだけでなく、低GIの野菜・果物が使われており、犬本来の食事内容に近い高タンパク・低炭水化物のドッグフードになっています。
また、犬種(サイズ)や食の好み、年齢や飼育環境に配慮して原材料の内容と成分バランスを調整したドライフードを取り揃えているのも特徴です。
この記事で取り上げた「ライト&フィット」は商品名から連想できる通り、脂質とカロリーが控えめに調整されたドライフードで、繊維質も豊富に含まれています。
このような成分バランス上、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬用フードとしてぴったりです。
犬猫生活
※各項目は「オールステージ用 国産の生鶏肉」のものです
価格/内容量 | 通常購入:6,908円/850g×2袋 定期購入:5,258円/850g×2袋 ※定期購入時は23%オフ |
---|---|
100gあたりの価格 (定期購入時) |
約309円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約312円 |
穀物 | 不使用(グレインフリー) |
犬猫生活は人用の食品レベルの原材料で作られていることに加えて、動物性の油脂が吹きかけられていないノンオイルコーティングの国産ドッグフードです。
そして、保存料・香料・着色料といった添加物は使われておらず、シニア犬用ドライフードはグルテンフリーの、それ以外のラインナップはグレインフリーのレシピを採用しています。
ここで取り上げている「オールステージ用 国産の生鶏肉」を含めて、ドライフードは高タンパク・低脂質・低カロリーになっており、室内飼いされていることが多くて運動量が少ない傾向にある日本の飼い犬向けの成分バランス・・・と捉えることができます。
「愛犬には高タンパク・低脂質な国産ドッグフードを与えたい」と考えているなら、犬猫生活は有力候補の一つになるでしょう。
POCHIザ・ドッグフード
※各項目は「ベーシック ワイルドサーモン」のものです
価格/内容量 | 2,200円/1kg 6,100円/3kg |
---|---|
100gあたりの価格 (3kgの販売価格を参照) |
約203円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約203円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
メインのタンパク源の内容が違うドライフードを取り揃えており、どれも高タンパクなグレインフリーフードになっているPOCHI。
その一方で、脂質とカロリーはかなり控えめに調整されており、繊維質も多すぎない程度に含まれています。
脂質とカロリーが控えめな理由は、ウェットフードなどをトッピングして与えることを考慮しているためですが、あえてトッピングなしでPOCHIだけを与えると仮定した場合、食欲旺盛な成犬・シニア犬向けの成分バランスと言えます。
その逆に、食が細くてたくさんの量が食べられない愛犬用フードとしてのおすすめ度は下がります。
ブラックウッド
※各項目は「ローファット」のものです
価格/内容量 | 2,530円/980g 5,280円/2.7kg 11,000円/7.05kg 25,960円/5kg×4袋 |
---|---|
100gあたりの価格 (2.7kgの販売価格を参照) |
約196円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約199円 |
穀物 | 玄米、キビ、グレインソルガム、オート麦、パール大麦、米ぬか |
人間でも食べられる高品質な原材料が使われていることに加えて、原材料そのものの香りや栄養素ができる限り損なわれないように、低温で調理されているアメリカ産ドッグフードのブラックウッド。
また、先に取り上げたアカナと同じように年齢や体質、飼育環境に配慮して原材料の内容と成分バランスを調整したラインナップを取り揃えています。
ここで取り上げた「ローファット」は商品名の通り、かなり脂質が控えめに調整されており、カロリーについても控えめです。
そして、これまでに取り上げたドッグフードと比べるとタンパク質も控えめで、「活動量が落ちたシニア犬に低脂質・低カロリーかつタンパク質が控えめなドッグフードを与えたい」、と考えている場合に向いています。
このこのごはん
※各項目は「全年齢用」のものです
価格/内容量 | 通常購入:3,850円/1kg 定期初回:3,278円/1kg 定期購入:6,556円/1kg×2袋 ※定期購入時は15%オフ ※定期2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
---|---|
100gあたりの価格 (定期購入時) |
約328円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約331円 |
穀物 | 大麦、玄米 |
このこのごはん(全年齢用)は、日本に多く暮らす小型犬向けに成分バランスが調整された国産ドッグフードです。
主原料として使われているのは良質な国産鶏肉で、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われてないだけでなく、動物性の油脂を吹きかけないノンオイルコーティングのドライフードになっています。
また、牛肉・小麦・大豆不使用のレシピを採用しているので、それらのタンパク源にアレルギーのある愛犬にも安心して与えることができます。
脂質とカロリーについては、先に取り上げたブラックウッドの「ローファット」よりも若干高めになっており、歳をとって活動量が落ちたシニア犬の主食として向いています。
シュプレモ
※各項目は「体重管理用」のものです
価格/内容量 | 4,411円/2kg 7,354円/4kg 12,001円/7.5kg 19,485円/13.5kg |
---|---|
100gあたりの価格 (2kgの販売価格を参照) |
約221円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約210円 |
穀物 | 玄米、モロコシ、大麦、オーツ麦、粗挽き米 |
ニュートロのドッグフードのシュプレモは、(超)小型犬向けのドライフードを中心に取り揃えており、どのラインナップも肉・魚が主原料かつ小麦グルテンフリーのレシピを採用しています。
この記事で取り上げた「体重管理用」は全犬種向け(成犬用)フードで、高タンパクかつ脂質とカロリーは控えめに調整されています。
“タンパク加水分解物”の製造工程が不明瞭なことは気になるものの、コスパのよさと流通量も考慮してピックアップしました。
それと、シュプレモには主食用フードとしての基準を満たしたウェットフードもあり、ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えられることも強みです。
アーテミス
※各項目は「フレッシュミックス ウェイトマネージメント&スモールシニアドッグ」のものです
価格/内容量 | 2,970円/1kg 5,830円/3kg 10,560円/6kg |
---|---|
100gあたりの価格 (3kgの販売価格を参照) |
約194円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約185円 |
穀物 | 大麦、玄米、オーツ麦、黍 |
アーテミスは年齢や犬種(サイズ)、飼育環境や体質に合わせて、原材料の内容と成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えています。
この記事で取り上げている「フレッシュミックス ウェイトマネージメント&スモールシニアドッグ」は、適度にタンパク質を含みつつカロリーはやや控えめなドライフードです。
脂質については、ここまでに取り上げたドッグフードと比べれると高めな方で、商品名の通り小型犬のシニア犬に合わせて成分バランスが調整されている印象を受けました。
また、アーテミスはシュプレモと同じく主食用ウェットフードも取り揃えており、ドライフードにトッピングしたりローテーションして与えることで、食欲旺盛な愛犬のカロリー調整にも役立ちます。
テラカニス
※各項目は「アリベット ローファット 鹿肉」のものです
価格/内容量 | 1,628円/400g 6,500円/400g×4缶 |
---|---|
100gあたりの価格 (400g×4缶の販売価格を参照) |
約406円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約1,422円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
テラカニスは、ドイツ・ミュンヘンの複数の賞を受賞したお肉屋さんで作られている缶詰タイプのドッグフードで、原材料の内容や成分バランスの傾向が違う8シリーズのウェットフードを取り揃えています。
そして、どのラインナップも人間でも食べられる品質の原材料を使用、犬に必要のないものは不使用という条件を満たしており、おかず用フードよりも主食用フードのラインナップが豊富です。
この記事で取り上げた「アリベット ローファット 鹿肉」は、メインのタンパク源として鹿肉が使われているグレインフリーのウェットフードで、低脂肪・低カロリーな主食用フードになっています。
ただ、テラカニスだけを主食として与えるとなると月々の餌代がかなり高くなってしまうので、基本はドライフードとローテーションして与えたり、トッピングして与えるのがおすすめです。
低脂肪のドッグフードで迷った時はペロリコ ライトがおすすめ
ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、ペロリコ ライトをおすすめします。
当サイトが低脂肪のドッグフードの中でも、ペロリコ ライトをおすすめする理由は以下の通りです。
- 良質な肉類が主原料として使われている
- グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用
- 犬にとって必要のないものは不使用
- 繊維質が多すぎない程度に含まれている
- 無理なく続けやすい販売価格
まず言えることは、ペロリコ ライトには良質な肉類が主原料として使われており、犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。
また、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることから、小麦はもちろん穀物全般にアレルギーのある愛犬にも安心して与えられます。
それに加えて、犬にとって必要のないものが一切使われていないことや、繊維質が多すぎない程度に含まれていることも見逃せません。
そして、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。
低脂肪のドッグフードに関するQ&A
低脂肪のドッグフードに関するよくある質問を一覧にしてみました!
低脂肪でシニア犬におすすめのドッグフードは?
低脂肪でシニア犬向けのドッグフードということなら、この記事でも取り上げたペロリコ ライトやモグワンがおすすめです。
と言っても、それぞれでタンパク質・カロリーの数値に違いがあり、ペロリコ ライトは適度にタンパク質を含みつつカロリーは控えめに、モグワンは高タンパクかつカロリーは標準的な範囲になっています。
このことから、活動量が落ちたのに食事量があまり変わらないシニア犬にはペロリコ ライトを、きちんと給餌量を調整できるのであればモグワンをおすすめします。
シニア犬のドッグフードの選び方は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
低脂肪の市販のドッグフードでおすすめは?
“市販”という縛りで低脂肪のドッグフードを選ぶとするなら、アカナの「ライト&フィットレシピ」やPOCHIザ・ドッグフードはおすすめできる内容のドッグフードです。
どちらも良質な肉・魚が主原料、必要のないものは無添加という条件を満たしており、高タンパクで繊維質も豊富に含まれています。
それに加えて、カロリーが控えめなドライフードなので、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬用フードとして特におすすめです。
市販のドッグフードの選び方のポイントについては、以下の記事でまとめています。
低脂肪でグレインフリーのドッグフードでおすすめは?
この記事では低脂肪のグレインフリーのドッグフードを数種類取り上げていますが、その中で一つに絞るならペロリコ ライトをおすすめします。
穀物が使われていないことに加えて、肉類の中でアレルギーの原因になりやすい牛肉が、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆が使われておらず、食に敏感な愛犬にも対応しやすくなっています。
また、低脂肪という条件に加えて低カロリーなドッグフードを探している方は多いですが、ペロリコ ライトはどちらの条件も満たしていることもおすすめする理由の一つです。
グレインフリーのドッグフードの選び方や、おすすめのドッグフードは以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
低脂肪で安くてコスパのいいドッグフードはある?
ドッグフードを選ぶにあたってはコスパも重要視したいところですが、いくら値段が安いからといって穀物が過剰に使われていたり、品質・内容が不明瞭な原材料や不要な添加物が使われているドッグフードは、本当の意味で”コスパがいい”とは言えません。
このことを踏まえたうえで、【品質と価格のバランスが取れている】という意味で”コスパがいい”という表現を使うとするなら、モグワンをおすすめします。
モグワンは低脂肪というだけでなく、良質な肉・魚が主原料、犬に必要のないものは不使用という条件を満たしており、公式サイトでは合計金額に応じて10〜20%の割引が適用される定期コースが導入されています。
そして、配送周期は1週間ごとから13週間ごとの1週間単位で設定できるので、配送周期を長めに設定してまとめ買いすれば、1袋ずつ都度買いするよりお得に購入できます。
なお、安くてコスパのいいドッグフードの選び方については、以下の記事で掘り下げて解説しています。
低脂肪で高タンパクなドッグフードでおすすめは?
“低脂肪”という条件に”高タンパク”という条件を付け加えてドッグフードを選ぶとするなら、直前の項目でも取り上げたモグワンがおすすめです。
良質なチキンとサーモンの割合が全体の半分以上を占めていることもあってか、モグワンのタンパク質含有量は27%以上と、低脂肪かつ高タンパクなドライタイプのドッグフードになっています。
(※水分量は9%以下)
その一方で、カロリーは標準的な範囲に収まっており、室内飼いされていてそれほど運動量が多くない(超)小型犬向けの成分バランス、という捉え方ができます。
低脂肪の無添加ドッグフードでおすすめは?
“無添加”をウリにしているドッグフードを見かけたことがあるかもしれませんが、実は完全無添加のドッグフードはほとんどありません。
ただ、全ての添加物を避けるべきというわけではなく、主食用としての栄養基準を満たすために添加される合成ビタミン・ミネラルや、酸化を抑える目的で添加される天然由来の酸化防止剤は必要性のある添加物です。
そして、“不要なものが無添加”という意味で低脂肪のドッグフードを選ぶとするなら、この記事でピックアップした10種類のドッグフードはどれもおすすめできる内容のドッグフードです。
以下の記事では、不要なものが無添加のドッグフードの選び方のポイントをまとめているので、よければ参考にしてみてください。
低脂肪かつ高繊維のドッグフードでおすすめは?
低脂肪で高繊維のドッグフードはいくつもありますが、この記事のはじめの選び方の項目で説明したように、繊維質が多すぎると便が固くなりすぎてしまう可能性があります。
このことを踏まえながら高繊維のドッグフードを選ぶとするなら、リンゴやサツマイモ、セージやショウガなど30種類以上の野菜とハーブがブレンドされているペロリコ ライトをおすすめします。
様々な野菜とハーブが使われているといっても、繊維質は8.0%以下と多すぎない範囲に収まっていますし、グレインフリーのレシピを採用していることもペロリコ ライトをおすすめする理由の一つです。
(※水分量は9.5%以下)
低脂肪で小粒のドッグフードでおすすめは?
低脂肪で小粒のドライタイプのドッグフードということであれば、ここまでにも何度か取り上げたモグワンがおすすめです。
モグワンの粒は直径が8〜12mm、厚みが3〜4mmでドーナツ型と、口の小さな愛犬にも食べやすいサイズ感のドライフードになっています。
また、モグワンのようなドーナツ型のドライフードは軽めの力でも噛み砕きやすく、水やぬるま湯でふやかしやすいというメリットもあります。
なお、小粒のドライフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
低脂肪・低カロリーなおすすめドッグフードはある?
中には体重管理が必要な愛犬用として、低脂肪かつ低カロリーなドッグフードを探している方もいるでしょう。
そんな場合におすすめしたいのはペロリコ ライトで、低脂肪・低カロリーなだけでなくタンパク質が適度に含まれています。
その一方で、低脂肪・低カロリーなドッグフードの中には、肉・魚の割合を減らして穀物の割合を増やした低タンパク・高炭水化物のものもあり、該当するドッグフードを選ぶのはおすすめしません。
以下の記事では、低カロリーのドッグフードの選び方のポイントを詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
低脂肪の缶詰タイプのウェットドッグフードでおすすめは?
ドライフードではなく、缶詰タイプのウェットドッグフードということなら、この記事でも取り上げたテラカニスの「アリベット ローファット 鹿肉」がおすすめです。
テラカニスの「アリベット ローファット 鹿肉」は、人間でも食べられる品質の原材料を使用、香料・着色料などの犬に必要のないものは不使用という条件を満たしているだけでなく、メインのタンパク源として高タンパク・低脂肪・低カロリーな鹿肉が使われています。
また、鹿肉はアレルギーの原因になりにくいタンパク源でもあり、さらにグレインフリーのレシピを採用していることから、食に敏感な愛犬にも対応しやすいですし、使い勝手のいい主食用フードということもおすすめする理由の一つです。
なお、缶詰タイプのドッグフードの選び方については、以下の記事で掘り下げて解説しています。
低脂肪でおすすめの国産ドッグフードはある?
“国産”という条件で低脂肪のドッグフードを選ぶとするなら、犬猫生活のドライフードをおすすめします。
国産ドッグフードというと、主原料として肉・魚ではなく穀物が使われていたり、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていたり、犬に必要のない添加物が使われているものも珍しくありません。
そんな状況の中、犬猫生活のドライフードは良質な肉類が主原料として使われているだけでなく、動物性の油脂が吹きかけられていないノンオイルコーティングのドライフードになっており、脂質も9〜10%以上と控えめです。
(※水分量は10%以下で、ラインナップによって脂質は異なります)
以下の記事では、国産ドッグフードの選び方のポイントと、おすすめできる内容のドッグフードをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
低脂肪で魚メインのおすすめドッグフードは?
低脂肪かつ魚がメインで使われているドッグフードということであれば、POCHIザ・ドッグフードの「ワイルドサーモン」がおすすめです。
ウェットフードなどをトッピングして与えることを考慮しているため、低脂肪なだけでなく低カロリーなドライフードになっており、繊維質も多すぎない程度に含まれています。
また、動物性タンパク源が魚類と鶏肉と少なめなことと、グレインフリーのレシピを採用していることも、POCHIザ・ドッグフードの「ワイルドサーモン」をおすすめする理由です。
まとめ
低脂肪のドッグフードは、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬や、歳をとって活動量が落ちたシニアの愛犬用フードとして向いています。
ただ、低脂肪のドッグフードと言っても脂質を含めた成分値や原材料の内容は様々で、パッケージや商品名に書かれている”低脂肪”という言葉に惑わされず、ご自身でしっかりと成分値と原材料を確認することが大切です。
また、犬にとって必要のない添加物が使われていないかにも注目しておくいいでしょう。
ここまで読み進めたところで、もしもまだ愛犬のドッグフード選びに迷っているなら、まずはペロリコ ライトをお試ししてみることをおすすめします。
現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でペロリコ ライトを手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。