グランデリドッグフードの評判や口コミは?愛犬家のレビューを検証!

ユニチャームが製造・販売しているグランデリは、フランス語で”偉大な・素晴らしい”という意味の「グラン」、ドイツ語で”美味しいもの”という意味の「デリカテッセ」という、2つの単語を組み合わせて名付けられたドッグフードです。

そして、グランデリには主食用ドライフードだけでなく主食用ソフトフードとおかず用ウェットフード、おやつ(間食)といった様々なタイプのドッグフードがあり、愛犬の食の好みに合わせて選びやすくなっています。

今回はそんなグランデリドッグフードの口コミ・評判を111件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!

また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

グランデリドッグフードの総合評価

項目 詳細
原材料 1.0
成分 1.5
安全性 1.0
食いつき 5.0
コスパ 4.5
総合評価 Eランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
632円/750g
1,245円/1.7kg
※ふっくら仕立て 全成長段階用
※2023年5月に楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 日本
販売会社 ユニ・チャーム株式会社

当サイトのグランデリドッグフードの総合評価はEランクです。

様々な風味や食感のドッグフードを取り揃えており、通販サイトとSNSを調査した限りでも「食いつきがいい」という飼い主の声が目立ったことは評価できます。

また、手に取りやすい価格で販売されていることも魅力的ですが、主食用フードには肉・魚ではなく穀物が主原料として使われていることや、ほとんどのラインナップに着色料と調味料が使われていることが気になりました。

そして、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることや、全体的にタンパク質含有量が控えめなことも気になるところです。

あわせて読みたい

グランデリドッグフードの悪い口コミ・評判

続いて、グランデリドッグフードの口コミ・評判を見ていきましょう。

まず、悪い口コミ・評判については「うちの犬には合わなかった」、「残念ながらあまり食べない」、「気になる原材料が使われている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、グランデリの主食用フードには穀物が主原料として使われていることや、単純に食の好みが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • うちの犬には合わなかった(7件)
  • 食いつきはいまいち(5件)
  • 気になる原材料がある(3件)
  • 値段が高い(2件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2021年8月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。

うちの犬には合わなかった

グランデリの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューで、具体的には「軟便・下痢気味になった」、「吐く回数が増えた」という飼い主の声が目立ちました。

下痢・嘔吐の原因として考えられるのは、急な餌の切り替えにより消化不良を起こしてしまったことや、グランデリの主食用フードには穀物が主原料として使われていることです。

穀物が主原料として使われている国産ドッグフードは珍しくありませんが、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が苦手という問題があります。

また、穀物の中では小麦が、豆類の中では大豆が、肉類の中では牛肉がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、グランデリにはこれらのタンパク源が使われており、体質によっては合わない可能性はあります。

食いつきはいまいち

次に多かった悪い口コミ・評判は「残念ながらあまり食べない」、「我が家の犬の食いつきはいまいち」という内容のレビューです。

食いつきのよさを評価する飼い主の声に比べれば件数は少ないですが、どんな犬でも気に入ってくれる嗜好性の高いドッグフードはまずありません。

グランデリは様々な風味や形状のドッグフードを取り揃えていることから、風味や形状の種類が限定されたドッグフードに比べれば食の好みに合わせやすいものの、こればかりは食べさせてみないことには分からない・・・というのが率直な感想です。

気になる原材料がある

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「グランデリには気になる原材料が使われている」といった内容のレビューです。

実際、グランデリは品質・内容が不明瞭な原材料が多いです.

例えば、“ミール”という肉原材料の品質についての補足は特にされていませんし、“油脂類”には具体的に何の油が使われていて、どんな酸化防止剤が添加されているのかが分かりません。

また、ほとんどのラインナップに人工の着色料と調味料が使われていることや、穀物が主原料として使われていることも気になるところです。

値段が高い

悪い口コミ・評判の中には、「グランデリは値段が高い」という内容のレビューもありました。

ただ、グランデリの100gあたりの値段は約70円と、実際のところはかなりお手頃な値段で販売されている国産ドッグフードです。
(※”ふっくら仕立て 全成長段階用”の1.7kgサイズの調査時点の最安値を参考にしています)

原材料の内容や成分バランスにこだわりがなく、できるだけ月々の餌代を抑えたいということであれば、グランデリは有力候補の一つになるでしょう。

グランデリドッグフードの良い口コミ・評判

グランデリドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「粒の形状が食べやすそう」、「お手頃な値段だから気軽に買える」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、グランデリは様々な形状・風味のドッグフードを取り揃えていることや、調味料を使って風味が整えられていることが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(60件)
  • 粒の形・硬さがちょうどいい(16件)
  • お手頃な値段(12件)
  • うちの犬には合っている(3件)
  • 保存に便利な小分け包装(3件)

という結果になっています。

食いつきがいい

グランデリの口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」というレビューでした。

「あまり食べない」というレビューが5件だけだったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが60件という件数を踏まえても、グランデリは多くの犬に受け入れられている食いつきがいいドッグフードと捉えてよさそうです。

ここまで食いつきのよさを評価する飼い主の声に偏ったのは、様々な形状や風味のドッグフードを取り揃えていることや、ほとんどのラインナップに調味料が使われていることが関係していると考えられます。

粒の形・固さがちょうどいい

次に多かった良い口コミ・評判は「小粒で食べやすそう」、「柔らかくて食べやすそう」など、主に”ふっくら仕立て”の形状についてのレビューでした。

“ふっくら仕立て”はドライフードよりも水分量が多いソフト(半生)タイプになっており、子犬やシニア犬にも食べやすいです。

それだけでなく、全成長段階用と比較すると粒が約40%の大きさになっている”超小粒”というラインナップもあります。

また、”超小粒”はトッピング素材も小さめになっています。

お手頃な値段

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「グランデリはお手頃な値段で販売されている」といった内容のレビューです。

さすがに100gあたり30~40円で販売されている激安ドッグフードよりは高いですが、グランデリより低価格のドッグフードよりも高価格のドッグフードの方が圧倒的に多いです。

原材料の内容で気になる点はいくつもあるものの、【価格を優先して愛犬のドッグフードを選びたい】ということであれば、手に取りやすい国産ドッグフードと言えるでしょう。

うちの犬には合っている

良い口コミ・評判の中には、「うちの犬には合っている」というレビューもありました。

この理由として考えられるのは、グランデリの主食用フードは全体的に脂質が控えめになっていることです。

というのも、体質によっては高脂質のドッグフードが合わずに、下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がることがあるからです。

 

また、グランデリの主食用フードには繊維質が適度に含まれていることも関係しているかもしれません。

穀物全般にアレルギーのない犬にとってはグレインフリー(穀物不使用)は必須ではないので、愛犬のドッグフードを選ぶ時には原材料の内容だけでなく、脂質や繊維質といった成分にも注目しておくことをおすすめします。

保存に便利な小分け包装

通販サイトでグランデリの口コミ・評判を調査していると、「小分けされているから保存に便利」というレビューも見つかりました。

グランデリの主食用フードは袋の中で小分けされているので、ドッグフードが酸化して品質と風味が落ちる前に使い切ることができ、保存方法について神経質にならずに済みます。

グランデリドッグフードの口コミ・評判まとめ

項目 口コミ内容
悪い口コミ うちの犬には合わなかった
食いつきはいまいち
気になる原材料がある
値段が高い
良い口コミ 食いつきがいい
粒の形・硬さがちょうどいい
お手頃な値段
うちの犬には合っている
保存に便利な小分け包装

グランデリドッグフードの悪い口コミ・評判は「うちの犬には合わなかった」、「残念ながらあまり食べない」、「気になる原材料が使われている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

その一方で、グランデリドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「粒の形状が食べやすそう」、「お手頃な値段だから気軽に買える」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、グランデリは様々な形状・風味のドッグフードを取り揃えていることや、調味料を使って風味が整えられていることが関係していると考えられます。

あわせて読みたい

グランデリドッグフードの種類

グランデリには【ドライフード(カリカリタイプ)】、【ソフトフード(ふっくら仕立て)】、【ウェットフード(パウチ)】、【おやつ・トッピング】といった様々なタイプのドッグフードがあります。

ドライフード(カリカリタイプ)

商品名 風味
成犬用 味わいビーフ入りセレクト 【ビーフ・緑黄色野菜・ささみ・小魚入り】
成犬用 味わいチーズ入りセレクト 【ビーフ・緑黄色野菜・ささみ・小魚入り】
成犬用 彩り野菜入りセレクト 【ビーフ・緑黄色野菜・ささみ・小魚入り】
成犬用 低脂肪 味わいビーフ入りセレクト~脂肪分約25%カット~ 【ビーフ・緑黄色野菜・ささみ・小魚入り】
成犬用 低脂肪 彩り野菜入りセレクト~脂肪分約25%カット~ 【ビーフ・緑黄色野菜・ささみ・小魚入り】
7歳頃からの低脂肪 栄養バランスセレクト~脂肪分約35%カット~ 【チキン・ささみ・緑黄色野菜・小魚入り】
10歳以上用 栄養バランスセレクト 【ビーフ・緑黄色野菜・ささみ・小魚入り】
13歳以上用 栄養バランスセレクト 【ビーフ・緑黄色野菜・ささみ・小魚入り】

ドライフード(カリカリタイプ)は1歳以上の成犬・シニア犬を対象にした主食用フードを取り揃えており、”ささみ入り粒/角切りビーフ粒/小魚”などの素材がトッピングされているのが特徴です。

成分バランスに関しては、一般的な主食用ドライフードと比較すると、タンパク質・脂質・カロリーがやや控えめになっています。

また、ラインナップによって原材料の割合が違いますが、主原料として穀物が使われていることは変わりません。

ソフトフード(ふっくら仕立て)

商品名 風味
全成長段階用 【ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入り】、【ビーフ・さつまいも・鶏ささみ・緑黄色野菜・小魚・角切りビーフ粒入り】、【ビーフ・白身魚・チキン・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入り】
低脂肪設計 成犬用 【鶏ささみ・ビーフ・緑黄色野菜・小魚・チーズ・角切りビーフ粒入り】
10歳以上用 【鶏ささみ・ビーフ・緑黄色野菜・小魚・チーズ・角切りビーフ粒入り】
13歳以上用 【鶏ささみ・ビーフ・緑黄色野菜・小魚・チーズ・角切りビーフ粒入り】
食べやすい超小粒 全成長段階用 【ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入り】
食べやすい超小粒 13歳以上用 【鶏ささみ・ビーフ・緑黄色野菜・小魚・チーズ・角切りビーフ粒入り】

ソフトフード(ふっくら仕立て)はトッピング素材が入っていることや、穀物が主原料として使われていることはドライフードと変わりませんが、子犬にも与えることができる「全成長段階用」というソフトフードがあります。

また、ドライフードよりも水分量が多いことから、カリカリとした食感ではなくふっくらとした食感に仕上げられており、超小型犬にも食べやすい「超小粒」というラインナップがあるのも特徴です。

ウェットフード(パウチ)

商品名 風味
2つの味わい 成犬用 ほぐし 【鶏ささみ・チーズ入り】、【ブロッコリー&かぼちゃ】
2つの味わい 成犬用 ジュレ 【ビーフ&なんこつ】、【ブロッコリー&チーズ】
2つの味わい 13歳以上用 ジュレ 【ビーフ&なんこつ】、【ブロッコリー&チーズ】
国産鶏ささみ ほぐし 成犬用 【緑黄色野菜・チーズ入り】、【緑黄色野菜入り】
国産鶏ささみ ほぐし 成犬用 バラエティ 【ビーフ入り、なんこつ入り】、【ブロッコリー入り、かぼちゃ入り】、【緑黄色野菜入り、チーズ入り】
国産鶏ささみ ほぐし 13歳以上用 【緑黄色野菜入り】、【緑黄色野菜・チーズ入り】
国産鶏ささみ ほぐし 13歳以上用 バラエティ 【緑黄色野菜入り】、【チーズ入り】
国産鶏ささみ ジュレ 成犬用 【緑黄色野菜・チーズ入り】、【緑黄色野菜入り】
国産鶏ささみ ジュレ 成犬用 バラエティ 【ビーフ入り、なんこつ入り】、【ブロッコリー入り、かぼちゃ入り】、【緑黄色野菜入り、チーズ入り】
国産鶏ささみ ジュレ 13歳以上用 【緑黄色野菜・チーズ入り】、【緑黄色野菜入り】
国産鶏ささみ ジュレ 13歳以上用 バラエティ 【緑黄色野菜入り】、【チーズ入り】
無添加仕立て 国産 【緑黄色野菜入り】、【ナチュラルチーズ入り】、【緑黄色野菜・さつまいも入り】、【緑黄色野菜・ビーフ入り】
無添加仕立て 国産 高齢犬用 【緑黄色野菜入り】、【ナチュラルチーズ入り】
無添加仕立て 国産 成犬用 【ビーフ入り×ナチュルチーズ入り】、【緑黄色野菜入り×さつまいも入り】
無添加仕立て 国産 高齢犬用 【緑黄色野菜入り×ナチュラルチーズ入り】

レトルトパウチタイプのウェットフードには、食べごたえのある「ほぐしタイプ」と主食用フードにトッピングしやすい「ジュレタイプ」の2種類があります。

また、”着色料/発色剤/調味料”が使われていない「無添加仕立て」というラインナップもあります。

ただ、どれに関してもおかず用ウェットフードとなっているので、主食として与えるのは避けてください。

おやつ・トッピング

シリーズ 商品名
きょうのごほうび 美味しくカロリー計算ふんわり仕立て
美味しくカロリー計算しっとり仕立て
美味しくカロリー計算もっちり仕立て
鶏ささみの熟成細切り
鶏ささみの熟成うすぎり
鶏ささみのチーズ入りロール
鶏ささみのたら巻き
鶏ささみのうまみ角切り
鶏ささみのミニロールミックス
鶏ささみのやわらか芳醇粒入り
鶏ささみのやわらかミックス野菜・チーズ入り
鶏ささみの長もちカミカミ
鶏ささみのもっちりカミカミ
鶏ささみのダブルもっちり棒
鶏ささみにふっくらおさつ
鶏ささみのふっくら野菜入り
プチごほうびパン
トッピング ふわふわ鶏ささみ削り
おっとっと ワンちゃん専用おっとっと
とりぷる~ん やわらかジュレ
ふんわりムース
ぷるっとゼリー
美味しくカロリー計算ジュレ とりささみ入り
美味しくカロリー計算ムース とりささみ入り
美味しくカロリー計算ゼリー とりささみ入り

グランデリのおやつには「きょうのごほうび」、「おっとっと」、「とりぷる~ん」といった3シリーズがあり、そのほかにトッピングタイプのドッグフードもあります。

「きょうのごほうび」に関しては、”スティックタイプ”や”ロールタイプ”など形状が豊富で、愛犬の好みに合わせて選びやすいです。

グランデリドッグフードの原材料の評価

原材料一覧
穀類(小麦粉、トウモロコシ、パン粉小麦グルテン)、糖類(ブドウ糖果糖液糖、ショ糖、粉末水あめ)、豆類(脱脂大豆大豆パウダーおからパウダー大豆エキス大豆タンパク)、肉類(ビーフミール、ポークミールビーフ、チキンエキス、チキンミール、ササミパウダー)、油脂類、フィッシュミール、ビール酵母、チーズパウダー、野菜類(ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、プロピレングリコール、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、ナトリウム、リン、亜鉛)、グリセリン、乳化剤、増粘安定剤(加工でん粉、アルギン酸エステル)、保存料(ソルビン酸K、ソルビン酸)、ソルビトール、pH調整剤調味料、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸)、着色料(二酸化チタン、赤色40号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、リン酸塩、酸化防止剤(アスコルビン酸Na、ミックストコフェロール、ハーブエキス、ローズマリー抽出物)、発色剤(亜硝酸Na)
※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載

ここからは、グランデリドッグフードの原材料を評価していきます!
(※表は「ふっくら仕立て ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入り 全成長段階用」の原材料一覧です)

主食用フードは穀物が主原料

まずはじめに言えることは、グランデリの主食用フード(カリカリタイプ/ふっくら仕立て)には穀物が主原料として使われていることです。

穀物は肉・魚より安く仕入れられるというメリットがある反面、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多くなるほど犬本来の食事内容からは遠ざかります。

また、穀物の中でも小麦は特にアレルギーの原因になりやすい傾向にあり、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、グランデリには小麦・牛肉・大豆が使われています。

そのため、食に敏感な愛犬にグランデリを与えようと考えている場合には、タンパク源の割合と種類にも注目して購入を検討するのがいいでしょう。

品質・内容が不明瞭な原材料あり

グランデリには【ミール/油脂類/乳化剤/加工でん粉】といった、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることも気になるところです。

パッケージや公式サイトを確認した限りでは、”ミール”の品質についての説明は見当たりませんでした。

また、”油脂類”と”乳化剤”と”加工でん粉”は具体的に何が使われているのか分からず、種類によってはアレルギーの原因になることがあります。

ほとんどのドッグフードに調味料・人工の着色料を使用

グランデリは、ほとんどのドッグフードに調味料・人工の着色料が使われていることも気になりました。

調味料に関しては食いつきをよくするために使われますが、天然由来の原材料そのものの香りで風味が整えられているドッグフードでも、食いつきのよさを評価する飼い主の声が多いドッグフードはあります。

人工の着色料については見た目をよくするために使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれ着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。

グランデリドッグフードの成分の評価

成分表
タンパク質 17.6%以上
脂質 7.5%以上
粗繊維 4.0%以下
粗灰分 7.5%以下
水分 30.0%以下
エネルギー 約295kcal/100g

原材料の次は、グランデリドッグフードの成分を評価していきます!
(※表は「ふっくら仕立て ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入り 全成長段階用」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

グランデリのソフトフード「ふっくら仕立て」のタンパク質は16.0~17.6%以上、脂質は5.6~7.5%以上、100gあたりのカロリーは約285~295kcalと、全体的にタンパク質と脂質が控えめになっています。

ドライフードもタンパク質と脂質が控えめになっていますが、どちらに関してもタンパク質が控えめすぎる印象を受けました。

「ふっくら仕立て」には子犬にも与えることができる”全成長段階用”があるものの、育ち盛りの子犬はたくさんの栄養が必要なことから、当サイトでは高タンパク・高脂質・高カロリーなドッグフードをおすすめしています。

また、「愛犬には肉・魚が主原料として使われている高タンパクな主食用フードを与えたい」と考えている場合には、グランデリは成犬用としても選択肢からは外れます。

グランデリドッグフードを与える量は?給与量の目安

成犬時の体重 1日あたりの給与量
1kg 45g
2kg 75g
3kg 100g
4kg 125g
5kg 150g
6kg 170g
7kg 195g
8kg 215g
9kg 235g
10kg 250g
15kg 340g
20kg 425g

グランデリドッグフードの「ふっくら仕立て ビーフ・鶏ささみ・緑黄色野菜・チーズ・角切りビーフ粒入り 全成長段階用」の給餌量の目安は表の通りです。

そのほかのラインナップのパッケージにも給餌量の目安が掲載されていますが、どのラインナップの給餌量もあくまで”目安”でしかありません。

そのため、愛犬の体重や便の固さを確認しながら分量を調整するようにしてください。

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
750g 696円 632円
1.7kg 1,292円 1,245円

ユニチャームペットの公式ホームページと楽天市場、Amazonでグランデリドッグフードの「ふっくら仕立て 全成長段階用」の販売状況を調査してみたところ、公式ホームページからは直接購入することができませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年5月に確認しました)

そして、750g・1.7kgの2サイズともに最安値はAmazon、という結果になりました!

店頭でグランデリを取り扱っている店舗は多いですが、店頭では定価で販売されていることが多いですし、通販サイトは一定金額以上で送料無料となる販売店も多いので、継続して購入するなら通販サイトでまとめ買いすることをおすすめします。

通販なら重い大袋をわざわざ持ち運ぶ手間もありませんしね。

グランデリドッグフードとフレシャスの違いは?

グランデリ フレシャスは2021年9月から販売されているシリーズで、現時点のラインナップは主食用ドライフードが9種類と、通常のグランデリと比べてラインナップが少ないです。

そして、通常のグランデリとの大きな違いは、フリーズドライの鶏ささみ・かぼちゃ・ブロッコリーや、エアドライのにんじんが使われていることです。

また、グランデリ フレシャスには着色料は使われておらず、通常のグランデリの主食用ドライフードと比較するとやや高タンパク・高脂質・高カロリーになっていますが、穀物が主原料として使われている点は変わりません。

なお、以下の記事ではグランデリ フレシャスの口コミ・評判を整理し、原材料と成分も踏まえて総合的な評価をしているので、あわせて参考にしてみてください。

まとめ

グランデリはドライフードとソフト(半生)フード、ウェットフード、おやつ(間食)といった様々なタイプのドッグフードを取り揃えており、愛犬の食の好みに合わせて選ぶことができます。

また、主食用フードは袋の中で小分けされていることや、お手頃な値段で販売されていることも強みですが、主食用フードには穀物が主原料として使われていることが気になりました。

また、ほとんどのラインナップに着色料・調味料が使われていることと、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることも気になるところです。

とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。

あわせて読みたい