
「ヤワラハ グレインフリー ソフト」は、マルカン(サンライズ)が製造・販売している半生タイプのドッグフードです。
ヤワラハは商品名の通り、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているほか、超小型犬〜小型犬向けに販売されていることもあり、小粒の半生フードになっていることが特徴です。
今回はそんなヤワラハ グレインフリー ソフトの口コミ・評判を88件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
ヤワラハ グレインフリー ソフトの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 4.0 |
成分 | 2.5 |
安全性 | 4.0 |
食いつき | 5.0 |
コスパ | 4.0 |
総合評価 | Bランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
1,078円/600g ※チキン&野菜入り ※2023年12月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 成犬・シニア犬 |
原産国 | 日本 |
販売会社 | 株式会社マルカン |
製品情報サイト | 【マルカン|PAGE】|ペット用品・ペット情報サイト |
当サイトのヤワラハ グレインフリー ソフトの総合評価はBランクです。
肉類が主原料かつグレインフリーのレシピを採用している半生フードの中では、かなり手に取りやすい価格で販売されていることが魅力と言えます。
その一方で、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることや、タンパク質含有量が控えめ過ぎることが気になりました。
このことから、「愛犬には肉類が主原料かつ高タンパクな半生フードを与えたい」と考えている場合には、ヤワラハ グレインフリー ソフトは選択肢からは外れます。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した251種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。
ヤワラハ グレインフリー ソフトの悪い口コミ・評判
続いて、ヤワラハ グレインフリー ソフトの口コミ・評判を見ていきましょう。
まず、悪い口コミ・評判については「値段が高い」、「小粒で食べづらそう」、「内容量が少ない」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、ヤワラハは肉類が主原料かつグレインフリーのレシピを採用していることや、超小型犬〜小型犬向けに販売されている半生フードということが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 値段が高い(5件)
- 小粒で食べづらそう(2件)
- 内容量が少ない(2件)
- 食いつきはいまいち(2件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2023年12月にAmazon、楽天、X、インスタグラムで調査しました。
値段が高い
ヤワラハの悪い口コミ・評判でまず確認できたのは、「値段が高い」という内容のレビューでした。
ヤワラハの100gあたりの値段は約180円ということで、確かに店頭のペットフードコーナーでよく見かける市販の国産ドライフードと比べると値段が高いです。
値段が高くなる理由として考えられれるのは、肉類が主原料かつグレインフリーのレシピを採用していることや、人工の酸化防止剤・着色料といった添加物が使われていないことです。
ただ、いくら原材料の内容にこだわってドッグフードを選んでも継続できなければ意味がないので、現実的に無理なく購入できるかどうかということまで考えてお試しすることをおすすめします。
小粒で食べづらそう
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「小粒で食べづらそう」という内容のレビューです。
ヤワラハは超小型犬〜小型犬向けに販売されている半生フードということで、かなり小粒になっています。
このことから、体が大きめな愛犬には食べづらそうと感じるかもしれません。
また、大粒で噛みごたえのあるドライフードが好きな愛犬用としても、ヤワラハのおすすめ度は下がります。
内容量が少ない
悪い口コミ・評判の中には、「内容量が少ない」というレビューもありました。
ヤワラハは600g以上のサイズがなく、ドライフードよりも低カロリーな半生フードということで、毎日の主食として与えるとすぐに無くなってしまいます。
「なるべく新鮮なドッグフードを与えたいから内容量が少なめな方がいい」、と考えている方には好都合ですが、毎回何セットもドッグフードを購入するのが手間と考えている場合にはデメリットと言えます。
食いつきはいまいち
通販サイトとSNSでレビューを調査していると、「食いつきはいまいち」という内容の悪い口コミ・評判も見つかりました。
食いつきのよさを評価する声の方が遥かに多かったものの、どんな犬でも気に入ってくれる嗜好性の高いドッグフードはまずありません。
ヤワラハの食いつきが悪い理由として考えられるのは、単純に食感や風味が好みではなかったことです。
ヤワラハは風味の種類が”チキン&野菜入り”だけで、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせづらいことがデメリットです。
ヤワラハ グレインフリー ソフトの良い口コミ・評判
ヤワラハ グレインフリー ソフトの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「柔らか小粒で食べやすそう」、「うちの犬には合っている」という内容のレビューがあり、食いつきのよさを評価する内容のレビューが特に多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ヤワラハには肉類が主原料として使われており、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(44件)
- 柔らか小粒で食べやすそう(15件)
- うちの犬には合っている(9件)
- 原材料に安心感がある(4件)
- お手頃な値段(3件)
- 小分けされているのがいい(2件)
という結果になっています。
食いつきがいい
ヤワラハの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
今回の調査で「食いつきはいまいち」というレビューが2件だけだったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが44件だったことを踏まえると、ヤワラハはたくさんの犬たちに受け入れられている嗜好性の高いドッグフードと捉えて良さそうです。
これだけ食いつきのよさを評価する声に偏った理由としてまず考えられるのは、ヤワラハには肉類が主原料として使われており、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることです。
また、油脂類が使われていることも関係しているかもしれませんね。
(※亜麻仁油以外に具体的にどんな油が使われているのかは不明です)
柔らか小粒で食べやすそう
次に多かった良い口コミ・評判は、「柔らか小粒で食べやすそう」という内容のレビューです。
食いつきのよさにも繋がる要素ですが、悪い口コミ・評判の項目でも触れた通り、ヤワラハは超小型犬〜小型犬向けの小粒の半生フードになっています。
このことから、カリカリとした食感のドライフードが苦手な愛犬や、シニア犬にも食べやすい形状のドッグフードと言えるでしょう。
うちの犬には合っている
そのほかには、「うちの犬には合っている」という内容のレビューもありました。
この理由として考えられるのは、ヤワラハはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用している半生フードということです。
ドッグフードの販売価格が安くなるにつれて穀物の割合が増える傾向にあり、小麦が使われているドッグフードは珍しくありませんが、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすいという問題があります。
それに対して、グレインフリーのレシピを採用しているヤワラハなら、小麦はもちろん穀物全般にアレルギーのある愛犬にも安心して与えられます。
原材料に安心感がある
良い口コミ・評判の中には、「原材料に安心感がある」という内容のレビューもありました。
人工の酸化防止剤・着色料といった添加物が使われているドッグフードも少なくない中、ヤワラハにはそれらの添加物が使われていません。
人工の酸化防止剤はドッグフードの酸化を抑えるために添加されるものの、ヤワラハは天然由来のものを代用しています。
着色料についてはドッグフードに色味をつけるために使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目で良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。
お手頃な値段
「値段が高い」というレビューとは対照的に、「お手頃な値段」という内容のレビューも見つかりました。
激安価格で売られているドッグフードと比べると高額ですが、通販でしか売られていない高級ドッグフードまでを含めて総合的に比較すれば、ヤワラハは手に取りやすい価格帯の半生フードと捉えることができます。
むしろ、グレインフリーのレシピを採用していることと、人工の酸化防止剤・着色料が使われていないことも加味すると、かなりお手頃な価格で販売されている・・・というのが率直な感想です。
小分けされているのがいい
調査したレビューの中には、「小分けされているのがいい」という内容のレビューもありました。
ドライフードよりも水分量が多い半生フードは品質の劣化が早いですが、ヤワラハは600gサイズが”100g×6パック”という形で販売されているので、開封後の賞味期限や保存方法でそれほど神経質にならなくて済みます。
ヤワラハ グレインフリー ソフトの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 値段が高い |
小粒で食べづらそう | |
内容量が少ない | |
食いつきはいまいち | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
柔らか小粒で食べやすそう | |
うちの犬には合っている | |
原材料に安心感がある | |
お手頃な値段 | |
小分けされているのがいい |
ヤワラハ グレインフリー ソフトの悪い口コミ・評判は「値段が高い」、「小粒で食べづらそう」、「内容量が少ない」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、ヤワラハ グレインフリー ソフトの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「柔らか小粒で食べやすそう」、「うちの犬には合っている」という内容のレビューがあり、食いつきのよさを評価する内容のレビューが特に多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ヤワラハには肉類が主原料として使われており、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることが関係していると考えられます。
ヤワラハ グレインフリー ソフトの種類
商品名 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
カロリー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|
チキン&野菜入り | 12.0% | 3.0% | 30.0% | 260kcal |
チキン&野菜入り 体重管理用 | 12.0% | 2.5% | 30.0% | 250kcal |
チキン&野菜入り 11歳以上用 | 12.0% | 3.0% | 30.0% | 255kcal |
チキン&野菜入り 13歳以上用 | 12.0% | 3.0% | 30.0% | 255kcal |
ヤワラハ グレインフリー ソフトには4種類のラインナップがあり、主要な成分バランスに若干の違いがあります。
具体的には、「体重管理用」は通常のものより脂質とカロリーがやや控えめに、シニア犬用の「11歳以上用/13歳以上用」は通常のものよりカロリーがやや控えめです。
なお、原材料の内容自体はどれもほぼ同じです。
また、ヤワラハのラインナップは成犬・シニア犬用だけで、子犬用フードはありません。
ヤワラハ グレインフリー ソフトの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
肉類(チキン等)、糖類、野菜類(エンドウマメ、エンドウ蛋白、ニンジン、かぼちゃ、ブロッコリー、トマト等)、いも類(馬鈴薯でん粉等)、魚介類、油脂類(亜麻仁油等)、食物繊維、グルコサミン(カニ由来)、サメ軟骨抽出物(コンドロイチンを含む)、乳酸菌、ミネラル類(リン酸カルシウム、塩化カリウム、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、炭酸マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、増粘安定剤(グリセリン、カゼインナトリウム)、pH調整剤、ビタミン類(コリン、C、E、A、B12、ニコチン酸、パントテン酸、B6、B1、B2、葉酸、D)、アミノ酸(DL-メチオニン、トリプトファン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブ抽出物) ※内容が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載 |
ここからは、ヤワラハ グレインフリー ソフトの原材料を評価していきます!
(※表は「チキン&野菜入り」の原材料一覧です)
肉類が主原料かつグレインフリーの半生フード
ヤワラハの特徴としてまず挙げられるのは、肉類が主原料として使われている半生フードということでしょう。
対照的に、販売価格が安くなるにつれて穀物の割合が増える傾向にありますが、穀物の割合が多いドッグフードは肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に配慮されたドッグフードとは言いづらいです。
また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、グレインフリーのレシピを採用しているヤワラハなら、小麦はもちろん穀物全般にアレルギーのある愛犬にも対応できます。
それに加えて、人工の酸化防止剤・着色料といった添加物が使われていないことも評価できます。
品質・内容が不明瞭な原材料あり
ヤワラハの原材料一覧を見て気になったのは、ところどころに“等”・”類”といった記載があり、具体的に何が使われているかの補足がされていないことです。
例えば、肉類(チキン等)とありますが、チキン以外に何の肉が使われているのかが分からないので、「食に敏感な愛犬にタンパク源が限定されたドッグフードを与えたい」と考えている場合には選びづらいです。
また、公式サイトには【主原料は新鮮な生肉を使用】と書かれていますが、原材料の品質についてそれ以外の補足がされていないことも気になりました。
ヤワラハ グレインフリー ソフトの成分の評価
成分表 | |
---|---|
たん白質 | 12.0%以上 |
脂質 | 3.0%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
灰分 | 11.0%以下 |
水分 | 30.0%以下 |
エネルギー | 260kcal/100g |
原材料の次は、ヤワラハ グレインフリー ソフトの成分を評価していきます!
(※表は「チキン&野菜入り」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
半生フードのヤワラハの脂質は2.5〜3.0%以上、カロリーは250〜260kaclと、脂質とカロリーがかなり控えめです。
そして、脂質とカロリーのバランスだけに注目すれば、食欲旺盛で食べ過ぎてしまう傾向のある愛犬向けと捉えることができます。
ただ、肉類が主原料として使われている割には、タンパク質含有量が控えめ過ぎる印象を受けました。
肉食傾向の雑食である犬にとってタンパク質は大切な栄養素なので、当サイトでは特別なこだわりがない限りは成犬には高タンパクなドッグフードを、シニア犬には適度にタンパク質が含まれているドッグフードを選んであげることをおすすめしています。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
600g (100g×6パック) |
– | 1,203円 | 1,078円 |
ヤワラハを製造・販売しているマルカンの公式サイトと楽天市場、Amazonで販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※表は「チキン&野菜入り」のもので、販売状況と販売価格は2023年12月に確認しました)
そして、最安値はAmazonという結果になりました!
ヤワラハを店頭で取り扱っている販売店はそれほど多くはないので、ヤワラハを購入するなら販売状況をあわせて確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。
通販なら重い袋を持ち運ぶ手間がありませんし、一定金額以上の購入で送料無料となる販売店も多いですからね。
まとめ
ヤワラハ グレインフリー ソフトは主原料として肉類を使用、グレインフリーのレシピを採用という条件を満たした半生フードにもかかわらず、かなり手に取りやすい価格で販売されていることは評価できます。
また、ドライフードよりも水分量が多いことからカロリーは控えめで、脂質についても控えめな半生フードになっており、食欲旺盛な愛犬向けと捉えることができます。
その一方で、肉類が主原料として使われている割にはタンパク質含有量が控えめ過ぎる印象を受け、“〜等”や“〜類”といった曖昧な原材料の記載が見られることが気になりました。
とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のドッグフードを選ぶことをおすすめしています。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した251種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。