良質な肉・魚が贅沢に使われていることに加えて、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用している、高タンパク・低炭水化物なキャットフードのオリジン。
また、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった猫に必要のないものは一切使われておらず、動物性タンパク源の内容が違うドライフードを取り揃えています。
今回はそんなオリジンキャットフードの口コミ・評判を114件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
オリジンキャットフードの悪い口コミ・評判
オリジンキャットフードの悪い口コミ・評判は「愛猫の食いつきはいまいちだった」、「うちの猫には合わなかったみたい」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、オリジンキャットフードには香料・調味料が使われていないことや、タンパク源の種類が関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(11件)
- うちの猫には合わなかった(5件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2023年4月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。
食いつきはいまいち
オリジンキャットフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきはいまいち」という内容のレビューでした。
この理由としてまず考えられるのは、オリジンキャットフードには人工の香料・調味料が使われていないことで、それらの添加物が使われているフードを食べ慣れている場合、オリジンキャットフードの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
また、オリジンキャットフードには”オリジナルキャット”や”レジオナルレッドキャット”、”ツンドラキャット”などタンパク源の内容が違うラインナップがありますが、選んだフードの風味が食の好みに合わなかった可能性も考えられますね。
うちの猫には合わなかった
そのほかに見つかったオリジンキャットフードの悪い口コミ・評判は、「うちの猫には合わなかったようで、軟便・下痢気味になった」という内容のレビューです。
軟便・下痢の理由として考えられるのは、急な餌の切り替えや食物アレルギーです。
オリジンキャットフードは、どのラインナップもグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているものの、猫によってアレルギーの原因は様々です。
例えば、”オリジナルキャット”には【鶏/七面鳥/魚/卵】といった動物性タンパク源が使われていますが、特定の動物性タンパク源がアレルギーの原因になることもあります。
それと、オリジンキャットフードは高脂質なドライフードになっていますが、高脂質なフードが合わずに消化不良に繋がることもありますよ。
▼総合評価をチェックする
オリジンキャットフードの総合評価
オリジンキャットフードの良い口コミ・評判
オリジンキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「うちの猫には合っているみたい」、「安心して与えられるキャットフード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、オリジンキャットフードには良質な肉・魚が贅沢に使われていることや、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(49件)
- うちの猫には合っている(22件)
- 原材料に安心感がある(19件)
- 成分バランスがいい(8件)
という結果になっています。
食いつきがいい
オリジンキャットフードの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
「食いつきはいまいち」というレビューが11件、「食いつきがいい」というレビューが49件という件数を踏まえても、オリジンキャットフードはたくさんの猫たちに受け入れられている、と捉えてよさそうです。
食いつきのよさを評価する声が多かった理由として考えられるのは、どのラインナップにも良質な肉・魚が贅沢に使われており、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることです。
また、動物性タンパク源の内容が違うラインナップを取り揃えており、食の好みに合わせて選べることも関係していると考えられます。
うちの猫には合っている
次に多かったオリジンキャットフードの良い口コミ・評判は、「うちの猫には合っている」という内容のレビューです。
この理由として考えられるのは、良質な肉・魚が贅沢に使われている高タンパクなグレインフリーフードということです。
対照的に、販売価格が安くなるにつれて肉・魚の割合が減って穀物の割合が増える傾向にありますが、肉食動物の猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物なフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。
また、穀物の中でも小麦とトウモロコシはアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、オリジンキャットフードなら小麦とトウモロコシはもちろん、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも安心して与えられます。
原材料に安心感がある
そのほかに見つかったオリジンキャットフードの良い口コミ・評判は、「原材料に安心感がある」という内容のレビューでした。
まず第一に、オリジンキャットフードには厳選された良質な原材料が使われていることが安心できる要素と言えるでしょう。
また、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われているキャットフードは珍しくありませんが、オリジンキャットフードにはそれらの添加物が使われていないことも安心感に繋がります。
人工の酸化防止剤はフードの酸化を抑えるために添加されるものの、オリジンキャットフードには人工のものではなく、天然由来の酸化防止剤が添加されています。
着色料についてはフードの見た目を良くするために使われますが、そもそもの問題として猫は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、猫目線で考えれば着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はありません。
成分バランスがいい
通販サイトとSNSでオリジンキャットフードの口コミ・評判を調査していると、「成分バランスがいい」という内容のレビューも見つかりました。
オリジンキャットフードは高タンパク・高脂質・高カロリーなドライフードになっており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫や、運動量が多い活発な成猫の主食としてぴったりです。
また、カルシウム・リン・マグネシウムのバランスがきちんと調整されていることも評価できます。
オリジンキャットフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
うちの猫には合わなかった | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
うちの猫には合っている | |
原材料に安心感がある | |
成分バランスがいい |
オリジンキャットフードの悪い口コミ・評判は「愛猫の食いつきはいまいちだった」、「うちの猫には合わなかったみたい」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、オリジンキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「うちの猫には合っているみたい」、「安心して与えられるキャットフード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、オリジンキャットフードには良質な肉・魚が贅沢に使われていることや、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることが関係していると考えられます。
オリジンキャットフードの種類
商品名 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
動物性タンパク源 |
---|---|---|---|---|---|---|
キトゥン | 新鮮鶏肉 | 40% | 20% | 10% | 412.0kcal | 鶏、七面鳥、魚、卵 |
オリジナルキャット | 新鮮鶏肉 | 40% | 20% | 10% | 416.0kcal | 鶏、七面鳥、魚、卵 |
レジオナルレッドキャット | 生牛肉 | 40% | 20% | 10% | 410.0kcal | 牛、魚、猪、羊、豚、卵 |
ガーディアン8 | 新鮮鶏肉 | 40% | 18% | 10% | 398.0kcal | 鶏、魚、七面鳥、卵、兎 |
ツンドラキャット | 生鴨肉 | 40% | 20% | 10% | 412.0kcal | 鴨、魚、鹿、豚、卵、羊 |
オリジンキャットフードのラインナップは「キトゥン」、「オリジナルキャット」、「レジオナルレッドキャット」、「ガーディアン8」、「ツンドラキャット」の5種類です。
そして、「キトゥン」は子猫向けの主食用ドライフード、それ以外は全年齢対応の主食用ドライフードという違いはあるものの、どれも良質な肉・魚が贅沢に使われていることや、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることは変わりません。
また、高タンパク・高脂質・高カロリーなドライフードということも共通しています。
そのため、成分バランスに注目して選ぶというよりは、動物性タンパク源の内容に注目して選ぶのがおすすめです。
オリジンキャットフードをお試ししてレビュー!
実際に、オリジンキャットフードをお試ししてみました!
(※お試ししたのは旧製品の”キャット&キトゥン”です)
オリジンキャットフードはカナダ産ということもあり、パッケージには英語で商品情報が印字されていますが、正規品には日本語で原材料や成分値、給餌量の説明が書かれているシールが貼られています。
オリジンキャットフードの袋を開封してみると、人間用のおつまみのような食欲をそそる香りが漂ってきました!
手にとって香りを確認してみても、思わず鼻をつまみたくなるようなキツい臭いではなく、あくまで素材由来の自然な香りという印象です。
オリジンキャットフードの粒の大きさや形には多少のバラつきがあり、お試しした”キャット&キトゥン”の直径は平均すると9〜10mmほどでした。
子猫用にしては大きめの粒サイズだと思いましたが、我が家の愛猫は特に食べづらそうにしている様子はなく、フードの切り替えにも苦労はしませんでした!
▼総合評価をチェックする
オリジンキャットフードの総合評価
オリジンキャットフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
新鮮鶏肉(20%)、生七面鳥肉(10%)、生の丸ごとニシン(9%)、新鮮鶏内臓(レバー、心臓)(6%)、生の丸ごとヘイク(5%)、生七面鳥レバー(5%)、新鮮卵(5%)、ディハイドレート鶏肉(4%)、ディハイドレート七面鳥肉(4%)、ディハイドレートサバ (4%)、ディハイドレートイワシ(4%)、ディハイドレートニシン(4%)、鶏脂肪(4%)、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとエンドウ豆、丸ごと緑レンズ豆、丸ごとヒヨコ豆、レンズ豆繊維、丸ごとピント豆、エンドウ豆スターチ、丸ごと白インゲン豆、ポロック油(1%)、乾燥ケルプ、新鮮丸ごとカボチャ、新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ、新鮮丸ごとズッキーニ、新鮮丸ごとニンジン、新鮮丸ごとリンゴ、新鮮丸ごと洋梨、乾燥チコリールート、新鮮ケール、新鮮ホウレン草、新鮮ビートの葉、新鮮カブラ菜、丸ごとクランベリー、丸ごとブルーベリー、丸ごとサスカトゥーンベリー、ターメリック、オオアザミ、ゴボウ、ラベンダー、マシュマロルート、ローズヒップ 酸化防止剤;植物油から抽出したトコフェロール:121mg、クエン酸:40mg、ローズマリーエキス:80mg |
ここからは、オリジンキャットフードの原材料を評価していきます!
(※表は「オリジナルキャット」の原材料一覧です)
良質な肉・魚の割合が全体の8割以上
オリジンキャットフードの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、良質な肉・魚の割合が全体の8割以上も占めていることです。
放し飼いの鶏や七面鳥、牧場飼育の肉や天然・養殖の魚など、捕れてから5日以内の生の原材料が使われており、自社工場で原材料そのものの栄養素ができる限り損なわれないように調理されています。
また、原材料の個々の生産者まで辿れるトレーサビリティシステムも整っており、品質面・安全性ともにきちんと配慮されている印象を受けました。
グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用
オリジンキャットフードには良質な肉・魚が贅沢に使われているだけでなく、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることも特徴です。
グレインフリーフードの中には、穀物を使わない代わりに高GIのイモ類や豆類を使ってかさ増ししているものもありますが、オリジンキャットフードには低GIの豆類やフルーツなどが使われています。
このことから、高タンパク・低炭水化物なドライフードになっており、肉食動物の猫本来の食事内容に配慮されたキャットフードと言っていいでしょう。
オリジンキャットフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
粗タンパク質 | 40%以上 |
粗脂肪 | 20%以上 |
粗灰分 | 8%以下 |
粗繊維 | 3%以下 |
水分 | 10%以下 |
カルシウム | 1.4%以上 |
リン | 1.1%以上 |
マグネシウム | 0.1%以上 |
タウリン | 0.2%以上 |
オメガ6脂肪酸 | 3.1%以上 |
オメガ3脂肪酸 | 1%以上 |
エネルギー | 416.0kcal/100g |
原材料の次は、オリジンキャットフードの成分を評価していきます!
(※表は「オリジナルキャット」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
オリジンキャットフードのタンパク質は40%以上、脂質は18〜20%以上、水分は10%以下、カロリーは100gあたり398.0〜412kcalと、高タンパク・高脂質・高カロリーな主食用ドライフードになっています。
このことから、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫や、運動量が多い活発な成猫、少食の成猫用フードとして特におすすめです。
その一方で、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成猫用フードとしては向いていません。
また、”高タンパク”という性質上、「歳をとったシニア猫にタンパク質が控えめなフードを与えたい」と考えている場合にも、オリジンキャットフードは選択肢からは外れます。
▼総合評価をチェックする
オリジンキャットフードの総合評価
オリジンキャットフードの給餌量
体重 | 成猫 | 避妊・去勢後 | シニア猫 |
---|---|---|---|
2-3kg | 33-43g | 26-33g | – |
3-4kg | 43-65g | 33-43g | – |
4-5kg | 65-74g | 43-52g | 43-52g |
5-6kg | 74-86g | 52-65g | 52-65g |
6-8kg | 86-97g | 65-74g | 65-86g |
オリジンキャットフード「オリジナルキャット」の1日あたりの給餌量の目安は表の通りです。
そのほかのラインナップも公式サイトやパッケージに給餌量の目安が掲載されていますが、どれに関してもあくまで“目安”でしかありません。
実際には体質や飼育環境によって適量が変わってくるので、愛猫の体重や便の固さを確認しながら給餌量を調整するようにしましょう。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
340g | 1,980円 | 1,584円 | 1,584円 |
1.8kg | 8,800円 | 7,040円 | 7,040円 |
5.4kg | 20,900円 | 16,720円 | 16,720円 |
オリジンキャットフードの公式通販サイトと楽天市場、Amazonで「オリジナルキャット」の販売状況を調査してみたところ、公式通販サイトよりも楽天とAmazonの方が価格が安く、どのサイズも楽天とAmazonの最安値は変わらずという結果になりました!
(※販売状況と販売価格は2023年12月に確認しました)
オリジンキャットフードを店頭で取り扱っている販売店はそれほど多くはないので、オリジンキャットフードを購入するなら販売状況もあわせて確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。
通販なら重い袋をわざわざ持ち運ぶ手間が省けますし、一定金額以上の購入で送料が無料になる販売店も多いですからね。
ただ、楽天やAmazonでは賞味期限や管理状態に不安のある並行輸入品・転売品も販売されているので、販売店のレビュー件数や評価、レビュー内容にも目を通しておくといいでしょう。
オリジンキャットフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 5.0 |
成分 | 3.5 |
安全性 | 5.0 |
食いつき | 4.5 |
コスパ | 2.0 |
総合評価 | Aランク (S~Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
1,585円/340g 7,040円/1.8kg 16,720円/5.4kg ※オリジナル ※2023年12月に公式サイト・楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | カナダ |
販売会社 | 株式会社トランペッツ |
当サイトのオリジンキャットフードの総合評価はAランクです。
良質な肉・魚を贅沢に使用、グレインフリーのレシピを採用、猫に必要のないものは不使用という条件を満たしており、原材料の品質面・安全性については文句のつけようがありません。
また、動物性タンパク源の内容が違うラインナップを取り揃えており、「食いつきがいい」という口コミ・評判が多かったことも評価できます。
決して安いとは言えない価格帯のキャットフードではあるものの、「愛猫には猫本来の食事内容に配慮された高タンパク・低炭水化物なフードを与えたい」と考えているなら、オリジンキャットフードを一度お試ししてみる価値はあるでしょう。
この記事では、キャットフードを選ぶにあたって押さえておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した70種類のキャットフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいキャットフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のキャットフードを10種類ピックアップしています。