ドッグフードには様々な形状がありますが、半生(ソフトドライ、セミモイスト)フードやウェットフードは柔らかな食感で、固形物を食べ慣れていない子犬や歳をとったシニア犬にも食べやすいです。
また、ドライフードよりも水分量が多いことからカロリーは控えめなので、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬用フードとしても向いています。
その一方で、犬本来の食事内容に配慮されているとは言いづらい半生フードや、必ずしも使う必要のない添加物が使われているフードなど、中にはおすすめしづらい内容のドッグフードもあります。
そこでこの記事では、柔らかいドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容の柔らかいドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
柔らかいドッグフードの種類と特徴
まずはじめに、柔らかいドッグフードの種類と特徴を押さえておきましょう。
ウェットフード
ウェットフードとは水分量が75%程度のフードのことで、ドライフードと比べると香りが強くて嗜好性が高い傾向にあります。
また、缶詰やパウチに密閉された状態で販売されているので、未開封の状態なら長期間保存できることが強みです。
その一方で、開封後は日持ちせず、ドライフードと比べるとグラムあたりの価格はかなり高いです。
それに加えて、ドライフードよりもカロリーが低いことから給餌量が多くなり、ウェットフードだけを毎食与えるとなるとコスパが悪くなります。
半生(ソフトドライ/セミドライ)フード
半生フードは水分量が25〜35%程度のフードのことで、ドライフードとウェットフードの中間的な立ち位置のフードです。
もっちり・しっとり・ふわっとした食感が特徴で、ドライフードと比べると香りは強めになっています。
コスパ面については、原材料の品質と割合が同じレベルと仮定した場合、ドライフードよりは悪くてウェットフードよりは良い、と捉えておくといいでしょう。
なお、半生フードは「ソフトドライフード」と「セミドライフード」に分けられますが、ソフトドライフードは加熱発泡処理されているのに対して、セミモイストフードは押し出し機などで製造されて発泡していないフード・・・という違いがあります。
柔らかいドッグフードの選び方
それでは次に、柔らかいドッグフードの選び方のポイントを見ていきましょう。
目的に合ったドッグフードを選ぶ
柔らかいドッグフードを選ぶにあたって確実に押さえておきたいことは、目的に合ったドッグフードを選ぶことです。
と言うのも、ドッグフードは”主食用”や”おかず用”など目的別に分けられており、おかず用フードだけでは犬に必要な栄養をバランス良く摂り入れられません。
特に、ウェットフードは食いつきをよくする目的で作られているおかず(トッピング)用フードが多いので、勘違いして主食として与えないよう気をつけてください。
ちなみに、主食用フードの多くはパッケージに「総合栄養食」と記載されており、「FEDIAFの栄養基準を満たしている」と説明されているドッグフードも主食用フードになります。
パッケージに「副食」や「一般食」、「栄養補助食」や「栄養補完食」と書かれているフードに関しては、主食用としての栄養基準は満たしていません。
主原料として肉・魚が使われているドッグフードを選ぶ
肉食傾向の雑食である犬にとって、肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は大切な栄養素です。
その一方で、販売価格が安くなるほど肉・魚の割合が減って穀物の割合が増える傾向にありますが、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。
このことから、原材料の割合に特別なこだわりがない限りは柔らかいドッグフードの中から選ぶにしても、肉・魚が主原料として使われている高タンパクなドッグフードを選ぶことをおすすめしています。
原材料の品質・内容が明記されているドッグフードを選ぶ
原材料の割合を確認する際には、品質・内容が明記されているかも注目しておくべきです。
例えば、“ミートミール”や“家禽ミール”といった動物性原材料が使われているドッグフードがありますが、どちらも具体的に何の動物の肉が使われているのかが分からず、人用の食品としては出回らない部位が使われている可能性も否定できません。
また、食いつきを良くする目的で“動物性油脂”が使われているドッグフードもありますが、これについても何の動物の油が使われているかが分かりません。
そして、製造工程で添加されている酸化防止剤は原材料一覧に記載しなくてもいいので、人工の酸化防止剤が使われている可能性も考えられます。
対照的に、品質面にこだわりを持って作られているドッグフードのほとんどは、“新鮮鶏肉”や”生サーモン”、”鶏脂”といったように原材料の名称が明記されています。
ただ、”◯◯ミール”という動物性原材料が使われていても、パッケージや公式サイトに品質・内容が補足されていることがあるので、メーカーが公開している情報にはできる限り目を通しておくことをおすすめします。
不要な添加物が使われていないドッグフードを選ぶ
そのほかには、不要な添加物が使われていないかにも注目しておきましょう。
具体的には、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物で、BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤については、ドッグフードの酸化を抑える目的で添加されます。
ただ、ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物といった天然由来のもので代用することもでき、人工の酸化防止剤は必ずしも使う必要のない添加物と言えます。
また、人工の香料や調味料は食いつきを良くする目的で添加されますが、品質面にこだわりを持って作られているプレミアムドッグフードの多くは香料・調味料に頼らず、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられています。
そして、着色料はドッグフードの見た目を良くする目的で添加されますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。
なお、特に半生フードには様々な添加物が使われているものが多い傾向にあり、次の項目で取り上げている口コミ・評判のいい20種類の柔らかいドッグフードの中で、気になった添加物は赤色で記載しています。
口コミ・評判のいい柔らかいドッグフード20種
商品名 | 主原料 | タンパク質 | 脂質 | 水分 | カロリー (100gあたり) |
気がかりな原材料 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヤムヤムヤム (チキン やわらかドライタイプ) |
鶏肉 | 18.7%以上 | 6.5%以上 | 30%以下 | 277kcal | – |
サクラペットフード (プレミアム やわらかタイプ) |
肉類 | 12.0%以上 | 2.0%以上 | 30.0%以下 | 約250kcal | – |
ビタワン (君のWソフト 成犬用 ビーフ味・やわらかささみ添え) |
肉類 | 16.0%以上 | 4.0%以上 | 40.0%以下 | 220kcal | 動物性油脂、プロピレングリコール、デヒドロ酢酸ナトリウム、香料、エリソルビン酸ナトリウム、着色料、発色剤 |
やわか | 鶏肉 | 17.3%以上 | 7.6%以上 | 27.0%以下 | 287kcal | – |
コンボ (やわらかソフト 角切りビーフ・ささみ入り) |
穀類 | 16.0%以上 | 8.0%以上 | 33.0%以下 | 260kcal | チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、動物性油脂、プロピレングリコール、デヒドロ酢酸ナトリウム、pH調整剤、膨張剤、着色料、エリソルビン酸ナトリウム |
プッチーヌ (1歳から 国産牛肉入り) |
穀類 | 16.0%以上 | 5.5%以上 | 40.0%以下 | 約250kcal | 動物性油脂、プロピレングリコール |
からだ想いの毎日ごはん (子犬-成犬用) |
肉類 | 13.0%以上 | 4.0%以上 | 37.0%以下 | 280kcal | 油脂類、pH調整剤、増粘多糖類、膨張剤、着色料 |
グランデリ (ふっくら仕立て 食べやすい超小粒 全成長段階) |
穀類 | 17.6%以上 | 7.5%以上 | 30%以下 | 約295kcal | ビーフミール、ポークミール、チキンミール、油脂類、プロピレングリコール、pH調整剤、調味料、着色料、亜硝酸Na |
ドッグヴォイス (ホースミート60) |
馬肉 | 31.0%以上 | 10.0%以上 | 33.0%以下 | 307kcal | – |
ココグルメ (チキン&ベジタブル) |
国産鶏肉 | 13.2%以上 | 6.0%以上 | 71.4%以下 | 124kcal | – |
K9ナチュラル (フリーズドライ ラム・フィースト) |
子羊肉 | 41.0%以上 | 34.0%以上 | 8.0%以下 | 503.0kcal | – |
ペトコトフーズ (冷凍フレッシュ チキン) |
国産鶏肉 | 11%以上 | 5.0%以上 | 70.0%以下 | 130kcal | – |
シーザー (平飼い鶏の蒸しささみ&農園野菜 ゼリータイプ) |
肉類 | 7.5%以上 | 0.2%以上 | 90.0%以下 | 41.7kcal | 〜等、増粘多糖類 |
リモナイトラボ (室内犬用 成犬用) |
肉類 | 15.5%以上 | 7.0%以上 | 30.0%以下 | 298kcal | でんぷん類、プロピレングリコール、pH調整剤、エリソルビン酸Na、香料 |
ホリスティッククッキング (ホース) |
生肉 | 30%以上 | 10%以上 | 10%以下 | 360kcal | – |
国産生肉使用の贅沢ごはん (やわらかタイプ チキン 成犬用) |
肉類 | 18.1%以上 | 9.0%以上 | 27.0%以下 | 303kcal | – |
ゴン太のふっくらソフト (成犬用) |
穀類 | 13.5%以上 | 3.4%以上 | 33.0%以下 | 260kcal | 〜等、チキンミール、ビーフミール、糖類、プロピレングリコール、pH調整剤、エリソルビン酸ナトリウム、着色料 |
ピュアロイヤル (チキン) |
ササミ | 25.0%以上 | 8.0%以上 | 35.0%以下 | 275kcal | – |
モアソフト (チキン 成犬用) |
肉類 | 17.0%以上 | 7.0%以上 | 30.0%以下 | 311kcal | 糖類、プロピレングリコール、膨張剤 |
やさしいフード (チキン&ビーフ) |
鶏肉 | 22.0%以上 | 8.0%以上 | 37.0%以下 | 約290kcal | 調味料 |
口コミ・評判のいい柔らかいドッグフード20種の主原料と主な成分値、気がかりな原材料が使われていないかどうかを比較してみました。
一つ一つの項目に目を通してみると、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われているドッグフードがあることや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているドッグフードがあることが分かります。
また、タンパク質含有量に物足りなさを感じるドッグフードや、必ずしも使う必要のない添加物が使われているドッグフードも見られました。
それと、タンパク質・脂質・カロリーのバランスはドッグフードによって様々、ということも分かりますね。
柔らかいドッグフードのおすすめ7選
これまでの内容を踏まえつつ、おすすめの柔らかいドッグフードを7種類紹介します。
なお、販売価格は公式サイトとAmazonで調査しており、最安値で購入できるサイトの価格を優先して掲載しています。
公式サイトとAmazonで価格差がない場合や、公式サイトで販売されていないものに関しては、Amazonの価格を掲載しています。
(※商品情報と販売価格は2025年10月に確認しました)
やわか
やわかは半生タイプの国産ドッグフードで、九州産華味鳥を主原料として使いつつかつお節を配合することで、素材を生かした優しい味わいに仕上げられています。
もちろん、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった犬に必要のないものは一切使われていませんし、動物性の油脂が吹きかけられていないノンオイルコーティングのドッグフードということも特徴です。
それに加えて、小麦グルテンフリーのレシピを採用しているので、小麦アレルギーの愛犬にも安心して与えられます。
また、脂質とカロリーは控えめになっており、室内飼いされていて運動量が少ない成犬・シニア犬向け、と捉えることができます。
主原料 | 鶏肉 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:17.3%以上 脂質:7.6%以上 水分:27.0%以下 カロリー:287kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
特長 | ・小麦グルテンフリー ・ノンオイルコーティング ・コンドロイチン、グルコサミン配合 |
価格/内容量 | 通常購入:6,578円/1.2kg 定期初回:4,378円/1.2kg(33%オフ) 定期購入:5,920円/1.2kg(10%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回発送日の10日前まで |
100gあたりの価格 (定期2回目以降) |
約493円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約661円 |
ヤムヤムヤム チキン やわらかドライタイプ
様々な風味や食感のドッグフードを取り揃えているヤムヤムヤム。
ただ、どのラインナップにも国産のものを中心とした良質な原材料が使われていることや、犬に必要のないものが一切使われていないことは変わりません。
この記事で取り上げているのは、チキンが主原料として使われている半生フードの「チキン やわらかドライタイプ」ですが、そのほかにもマグロが主原料として使われている半生フードと、馬肉が主原料として使われている半生フードがあります。
このことから、愛犬の風味の好みに合わせて選べますし、半生フードはドライフードよりも水分量が多くてカロリーが控えめなので、食べすぎてしまう傾向のある愛犬用フードとしてもおすすめです。
主原料 | 鶏肉 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:18.7%以上 脂質:6.5%以上 水分:30.0%以下 カロリー:277kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
特長 | ・小麦グルテンフリー ・人用の食品レベルの製造、品質管理 |
価格/内容量 | 1,490円/80g×3袋 3,770円/80g×10袋 |
100gあたりの価格 (80g×10袋の販売価格を参照) |
約471円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約566円 |
ココグルメ 冷凍タイプ チキン&ベジタブル
ココグルメは手作りごはん風の国産ドッグフードで、人用の食品レベルの国産原材料だけを使いつつ、「チキン&ベジタブル」や「ポーク&ブロッコリー」など、タンパク源や成分バランスの傾向が違うラインナップを取り揃えています。
このことから、愛犬の食の好みやアレルギー、運動量や食事量に配慮してフードを選べます。
さらに、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用している高タンパクなウェットフードということで、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に配慮されたドッグフードと言っていいでしょう。
また、人工の酸化防止剤・保存料・着色料・香料といった添加物は使われておらず、原材料そのものの香りや栄養素ができる限り損なわれないように、98℃の低温で調理されていることも見逃せません。
(※ココグルメには冷凍タイプと常温タイプがあり、常温タイプは最後に高温高圧処理されています)
主原料 | 国産鶏肉 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:13.1%以上 脂質:5.4%以上 水分:72.6%以下 カロリー:116kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
特長 | ・厳選された国産食材を使用 ・人用の食品と同じ品質管理のもと製造 |
通常購入時の価格 | 980円/100g×4袋(初回かつ1日500名限定) 2,480円/100g×4袋 6,238円/100g×12袋 7,491円/100g×16袋 |
定期購入時の価格 | 4,990円/100g×12袋 5,990円/100g×16袋 ※定期便は20%オフ ※定期便の回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の1週間前まで |
100gあたりの価格 (16袋を定期購入時) |
約374円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約507円 |
ペトコトフーズ 冷凍フレッシュ チキン
ペトコトフーズも先に取り上げたココグルメと同じく国産手作りごはん風ドッグフードで、「ビーフ/チキン/フィッシュ/低脂肪チキン」といった、5種類のフレッシュドッグフードを取り揃えています。
そして、これらのフレッシュドッグフードは原材料そのものの香りが損なわれないよう、最低限の加熱調理で作られています。
また、「チキン」はグレインフリー、「フィッシュ」はグレインフリーかつ動物性タンパク源が魚類のみ・・・といったようにタンパク源の内容が違い、食の好みだけでなくアレルギーに配慮して選ぶこともできます。
なお、そのほかの3種類については、グレインフリーではなくグルテンフリーのレシピを採用しているフレッシュドッグフードです。
主原料 | 国産鶏肉 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:11.0%以上 脂質:5.0%以上 水分:70.0%以下 カロリー:130kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
特長 | ・グレインフリー ・人用の食品と同じ基準のキッチンで製造管理 |
通常購入時の価格 | 6,100円/100g×8パック 8,600円/100g×12パック 16,225円/100g×24パック 32,250円/100g×48パック |
定期購入時の価格 | 初回:1,000円/100g×4パック(78%オフ) 2回目以降:6,880円/100g×12パック(20%オフ) ※2回目以降はパック数の変更可能 ※定期便の回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の4日前まで |
100gあたりの価格 (48パックを定期購入時) |
約538円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約968円 |
ドッグヴォイス ホースミート
ドッグヴォイスは動物性原材料が贅沢に使われている国産ドッグフードで、タンパク源の種類が違う主食用の半生フードと、おかず用のウェットフードを取り揃えています。
半生フードについては、この記事で取り上げている「ホースミート」のほかに、「オールステージ」と「ダイエタリー」、「シニア」といった全4種類のラインナップがあり、動物性原材料の割合は全体の55〜75%を占めています。
また、「ホースミート」は動物性タンパク源がシンプルなので、複数のタンパク源にアレルギーのある食に敏感な愛犬にも対応しやすいです。
ただ、ここまでに取り上げた4種類のドッグフードと比べると、販売価格はかなり高いです。
主原料 | 馬肉 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:31.0%以上 脂質:10.0%以上 水分:33.0%以下 カロリー:307kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
特長 | ・グレインフリー ・馬肉の割合が原材料全体の約6割 |
価格/内容量 | 1,077円/100g 4,378円/400g |
100gあたりの価格 (400gの販売価格を参照) |
約1,095円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約1,565円 |
K9ナチュラル フリーズドライ ラム・フィースト
※パッケージ画像は「フリーズドライ チキン・フィースト」のものです
K9ナチュラルは、ニュージーランド産の高品質な原材料が使われているドッグフードで、肉類の占める割合は全体の約90%と非常に多くなっています。
主食用フードについては、フリーズドライフードとウェットフード(缶詰)の2タイプがありますが、ここではフリーズドライフードの「ラム・フィースト」をピックアップしてみました。
K9ナチュラルのフリーズドライフードは水(ぬるま湯)を加えて与えるタイプのフードなので、水の量を調整するだけで食感(柔らかさ)を手軽に変えられますし、普段あまり水を飲まない愛犬には水(ぬるま湯)の量を多めにするのもいいでしょう。
また、ラムのほかにもチキンやビーフなどの様々なラインナップがあり、愛犬の風味の好みに合わせて選べることも強みです。
主原料 | 子羊肉 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:41.0%以上 脂質:34.0%以上 水分:8.0%以下 カロリー:503.0kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
特長 | ・グレインフリー ・動物性原材料の割合が9割以上 ・人用の食品レベルの原材料を使用 |
価格/内容量 | 2,585円/100g 7,194円/500g 28,750円/1.8kg 37,956円/3.6kg |
100gあたりの価格 (500gの販売価格を参照) |
約1,439円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約576円 |
ピュアロイヤル チキン
肉・魚を主原料として使用、合成保存料・着色料・発色剤といった添加物不使用、という条件を満たした国産の半生フードのピュアロイヤル。
ここで取り上げた「チキン」については、高タンパクかつカロリーは控えめな主食用フードで、小麦蛋白・小麦粉・米糠といった穀物が使われています。
その一方で、「ラム」と「フィッシュ」は小麦グルテンフリーのレシピを採用しており、小麦アレルギーの愛犬にはラムかフィッシュを・・・といったように、食の好みだけでなく体質に合わせて選ぶこともできます。
また、ラインナップによってタンパク質と脂質の数値にもそれなりの開きがあるので、それらの成分バランスにも注目しながら選ぶのがおすすめです。
主原料 | ササミ |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:25.0%以上 脂質:8.0%以上 水分:35.0%以下 カロリー:275kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
特長 | ・第一原材料にササミを、第二原材料に鶏肉を使用 ・独自のチルド成型低温乾燥製法で調理 |
価格/内容量 | 3,300円/600g |
100gあたりの価格 | 約550円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約880円 |
柔らかいドッグフードで迷った時にはやわかがおすすめ
ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、やわかをおすすめします。
当サイトが柔らかいドッグフードの中でも、やわかをおすすめする理由は以下の通りです。
- 良質な九州産華味鳥を主原料として使用
- 人工の酸化防止剤・香料・着色料は不使用
- 小麦グルテンフリーのレシピを採用
- 脂質とカロリーが控えめな主食用フード
- 割引価格で購入できる定期コースあり
まず言えることは、やわかには良質な九州産華味鳥が主原料として使われていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった犬に必要のないものが一切使われていないことです。
それに加えて、小麦グルテンフリーのレシピを採用しているので、小麦アレルギーの愛犬にも安心して与えられます。
また、脂質とカロリーが控えめな主食用フードになっており、日本で多く暮らす室内飼いの小型犬向けの成分バランスということも、やわかをおすすめする理由の一つです。
そして、定期コースを利用すると初回は33%の割引が、2回目以降は10%の割引が適用されるほか、定期コースに継続回数の縛りがなく、気軽にお試しできることも嬉しいポイントです。
柔らかいドッグフードに関するQ&A
柔らかいドッグフードに関するよくある質問を一覧にしてみました!
無添加の柔らかいドッグフードでおすすめは?
“無添加”を謳っているドッグフードをいくつも見かけたことがあるかもしれませんが、実は完全無添加のドッグフードはかなり少ないです。
ただ、添加物の全てが避けるべきものというわけではなく、主食用フードとしての栄養基準を満たすために添加されている合成ビタミン・ミネラルについては、犬にとって必要性のある添加物です。
そして、”不要なものが無添加”という意味で柔らかいドッグフードを選ぶとするなら、この記事で取り上げている7種類のフードはどれも条件を満たしています。
なお、無添加ドッグフードの選び方のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
老犬におすすめの無添加の柔らかいドッグフードはある?
“歳をとった老犬の時期”という条件に絞って、不要なものが無添加の柔らかいドッグフードの中から選ぶのであれば、やわかをおすすめします。
老犬にやわかをおすすめする理由は、グルコサミンとコンドロイチンが配合されているからです。
また、ウェットフードよりも水分量が少なく半生フードなので、カリカリとした食感のドライフードほどではないけど適度な固さと弾力のあるドッグフードを与えたい、と考えている場合にぴったりです。
以下の記事では、老犬のドッグフードの選び方のポイントとおすすめできる内容のドッグフードをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
市販の柔らかいドッグフードで老犬におすすめなのは?
“柔らかい”という条件に加えて、”市販されている”という条件を追加してドッグフードを選ぶなら、K9ナチュラルがおすすめです。
良質な動物性原材料を贅沢に使用、着色料などの余計なものは無添加、グレインフリーのレシピを採用という条件を満たしていることに加えて、タンパク源の内容が違う様々なラインナップがあり、愛犬の食の好みに合わせて選べます。
また、K9ナチュラルは独自の非加熱フリーズドライ製法で作られており、手間ひまがかかるというデメリットがある反面、生の原材料に含まれている栄養素をそのまま残すことができるというメリットがあります。
なお、市販のドッグフードの選び方については、以下の記事で掘り下げて解説しています。
ドライタイプのドッグフードを柔らかくする方法
この記事では半生タイプのドッグフードとウェットタイプのドッグフードを取り上げてきましたが、柔らかい食感のドッグフードということであれば、ドライタイプのドッグフードをふやかして与えるのもおすすめです。
ただ、高温で壊れてしまう栄養素があるので、ドライタイプのドッグフードをふやかして与える場合はぬるま湯を使うようにしてください。
(※水でもいいですが、冷水を使うのは避けてください)
また、ふやかした時に水分に栄養が溶け出すので、水分も捨てずに一緒に与えるようにしましょう。
なお、ドライタイプのドッグフードをふやかす時間は10〜15分程度が目安ですが、ふやかす時間を短くすればドライフードの食感を残した状態で与えられるので、愛犬の好みに合わせてふやかし具合を調整してみてください。
まとめ
半生(ソフトドライ、セミモイスト)フードや、ウェットフードといった柔らかいタイプのドッグフードは、固形物を食べ慣れていない子犬や歳をとったシニア犬にも与えやすいです。
また、ドライフードと比べるとカロリーは控えめなので、食べすぎてしまう傾向のある成犬用フードとしても向いています。
ただ、ひとくくりに柔らかいドッグフードと言っても、原材料の割合や品質、使われている添加物については様々なので、ご自身の目でしっかりと内容を確認した上で購入するようにしましょう。
それと、目的(主食/おかず)に合ったドッグフードを選ぶことも忘れないでください。
ここまで読み進めたところで、もしもまだ愛犬のドッグフード選びに迷っているなら、まずはやわかをお試ししてみることをおすすめします。
なお、やわかの公式サイトでは定期コースが導入されており、定期コースを利用すると1袋(1.2kg)の通常価格が6,538円のところ、初回は33%オフの4,378円で、2回目以降は10%オフの5,920円で購入できるようになっています。
また、定期コースと言っても継続回数の縛りはなく、次回発送予定日の10日前までに手続きすれば何回目からでも解約できます。
それに加えて、初回は送料無料で注文できるので、やわかをお試しするならまずは定期コースで1袋だけ購入してみて、愛犬に合っているかどうかを確認しながら、定期コースを継続するか解約するかを検討するのがおすすめです。