一膳ドッグフードを6段階で徹底評価!愛犬家の口コミ・評判はどう?

ドッグフードの口コミと評価

ニチドウのドッグフードのドクタープロには、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用している「一膳」というシリーズがあります。

また、一膳には主原料として動物性タンパク源(肉・魚)が使われているほか、動物性タンパク源の内容が違う3種類のラインナップを取り揃えています。

この記事では、そんな一膳ドッグフードの口コミ・評判、原材料と成分をもとに総合的な評価をしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

一膳ドッグフードの総合評価

項目 詳細
原材料 4.5
成分 4.0
安全性 4.5
食いつき ※レビューが少ないため未評価
コスパ 2.5
総合評価 Bランク
(S~Eの6段階評価)
対応年齢 全年齢対応
原産国 日本
販売会社 株式会社ニチドウ

当サイトの一膳ドッグフードの総合評価はBランクです。

動物性タンパク源(肉・魚)が主原料、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用、という条件を満たしていることに加えて、日本で暮らす飼い犬向けに成分バランスが調整されていることは魅力的です。

また、「鶏・じゃがいも」と「豚・じゃがいも」、「魚・じゃがいも」といった3種類のラインナップがあり、愛犬の食の好みや体質に配慮して選べることも強みです。

その一方で、原材料の品質面や製造工程についての詳しい説明がされていないことや、香料を使って風味が整えられていること、決して安いとは言えない販売価格も総合評価に影響しています。

一膳ドッグフードの口コミ・評判

一膳ドッグフードは楽天市場やAmazon、ヤフーショッピングといった通販サイトでは販売されておらず、一部の実店舗のペット専門店でのみ販売されていることもあってか、これといった口コミ・評判が見つかりませんでした。

一膳ドッグフードの口コミ・評判は今後も定期的に調査し、もし見つかれば改めて追記することにします。

なお、口コミ・評判は2025年7月にXとインスタグラムで調査しました。

一膳ドッグフードの種類

商品名 主原料 穀物 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
鶏・じゃがいも 乾燥チキン粉 不使用 26.0% 13.5% 10.0% 約350kcal
豚・じゃがいも 乾燥ポーク粉 不使用 27.0% 13.5% 10.0% 約350kcal
魚・じゃがいも キャットフィッシュ 不使用 25.0% 13.5% 10.0% 約345kcal

一膳ドッグフードのラインナップは「鶏・じゃがいも」、「豚・じゃがいも」、「魚・じゃがいも」の3種類で、どれもグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。

また、主原料として動物性タンパク源が使われていることも共通していますし、主要な成分バランスもほとんど変わりません。

そのため、単純に愛犬の食の好みやアレルギーに配慮していずれかを選ぶのがいいでしょう。

なお、一膳以外のドクタープロドッグフードのラインナップについては、以下の記事でまとめています。

一膳ドッグフードの原材料の評価

乾燥チキン粉、エンドウ豆、じゃがいも、さつまいも、ビートパルプ、タピオカでんぷん、ビール酵母、鶏脂、豚脂、ポテトプロテイン、キャノーラオイル、セルロース、チキンエキスパウダー、コラーゲン、魚油、トルラ酵母、海藻粉末、パパイヤ抽出物、β-グルカン(黒酵母由来)、パン酵母、コンドロイチン、殺菌処理乳酸菌、グルコサミン、ミネラル類(塩化ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、塩化カリウム、硫酸亜鉛、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム)、ビタミン類(コリン、E、C、ナイアシン、パントテン酸、B2、A、B1、B6、葉酸、K、D3、B12、ビオチン)、アミノ酸類(メチオニン、トリプトファン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、香料、ラクトフェリン
※気がかりな原材料は赤色で記載

ここからは、一膳ドッグフードの原材料を評価していきます!
(※上記は「鶏・じゃがいも」の原材料一覧です)

グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用

一膳ドッグフードの特徴としてまず挙げられるのは、これまでに何度も取り上げている通り、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることです。

穀物は肉・魚よりも安く仕入れられることから、肉・魚の割合を減らして穀物の割合を増やせばコストを抑えられる、というメリットがあります。

その一方で、穀物の割合が増えるほど肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容からは遠ざかり、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。

また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、一膳ドッグフードなら小麦はもちろん、穀物全般にアレルギーのある愛犬にも与えられます。

主原料として動物性タンパク源(肉・魚)を使用

一膳ドッグフードはグレインフリーのレシピを採用していることに加えて、主原料として動物性タンパク源(肉・魚)が使われていることも評価できます。

具体的には、「鶏・じゃがいも」には乾燥チキンが、「豚・じゃがいも」には乾燥ポークが、「魚・じゃがいも」にはキャットフィッシュ(ナマズ)が主原料として使われています。

このことから、犬本来の食事内容に配慮されたドッグフード・・・という捉え方ができますね。

気になる点を挙げるとすれば、原材料の品質面についての補足が見当たらなかったことと、動物性原材料の割合までは公開されておらず、割合が明記されているドッグフードと原材料の内容を比較しづらいことくらいです。

色味をつけるための着色料は不使用

ドッグフードの中には、色味をつけるために着色料が使われているものがありますが、一膳ドッグフードには着色料が使われていないことも見逃せません。

そもそもの問題として、犬は食べ物の見た目では善し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありませんからね。

また、原材料一覧を見る限りでは人工の酸化防止剤は使われておらず、ローズマリー抽出物という天然由来の酸化防止剤が使われていることも評価できます。

ただ、香料が使われていることは気になりました。

一膳ドッグフードの成分の評価

成分表
粗蛋白質 26.0%以上
粗脂肪 13.5%以上
粗繊維 5.0%以下
粗灰分 9.5%以下
水分 10.0%以下
カルシウム 1.5%以上
リン 1.0%以上
エネルギー 約350kcal/100g

原材料の次は、一膳ドッグフードの成分を評価していきます!
(※表は「鶏・じゃがいも」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

一膳ドッグフードは動物性タンパク源が主原料かつ、グレインフリーのレシピを採用していることもあってか、タンパク質は25.0~27.0%以上、水分は10.0%以下と、やや高タンパクなドライタイプのドッグフードになっています。

そして、脂質は13.5%以上、カロリーは約345~350kcalと、適度に脂質を含みつつもカロリーはやや控えめです。

このような成分バランス上、室内飼いでそれほど運動量が多くない成犬の主食としてぴったりです。

その一方で、育ち盛りの子犬用フードとしては、脂質とカロリーに若干の物足りなさを感じ、歳をとって活動量が落ちたシニア犬用としては脂質がやや高めな印象を受けました。

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
500g
2kg
2.8kg

口コミ・評判の項目でも触れましたが、一膳ドッグフードは一部の実店舗のペット専門店のみで販売されている国産ドッグフードで、楽天市場やAmazonなどの通販サイトでは正規品は販売されていません。

ただ、これだけで終わらせてしまうと、そのほかのドッグフードとコスパ面の比較ができないので、参考までに「鶏・じゃがいも」の販売価格を調査してみました!

あくまで調査時点の情報ではありますが、500gサイズは1,914円、2kgサイズは5,500円、2.8kgサイズ(大粒)は7,590円で販売されており、「豚・じゃがいも」と「魚・じゃがいも」は、「鶏・じゃがいも」よりも値段が高かったです。
(※販売状況と販売価格は2025年7月に確認しました)

なお、一膳ドッグフードの取扱店については、ニチドウの公式サイトで調べることができますよ。
一膳シリーズ お取扱い店舗一覧

まとめ

ニチドウのドクタープロドッグフードの一膳シリーズは、動物性タンパク源が主原料かつ、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。

そして、動物性タンパク源の内容が違う3種類のラインナップがあり、それぞれのフードで動物性タンパク源がシンプルになっていることも評価できます。

その一方で、原材料の品質面や製造工程の詳しい説明がされていないことや、香料が使われていることは気になりました。

また、販売価格についてはやや高めという印象ですが、近場で店頭販売している実店舗があり、「食に敏感な愛犬向けの国産ドッグフードを探している」ということであれば、一膳ドッグフードをお試ししてみる価値はあるでしょう。