メディコートドッグフードを5つの項目で評価!口コミや評判もあわせて検証

食に敏感でお腹が弱い愛犬に配慮して消化不良の原因になりにくい原材料が使われているドッグフードや、食欲旺盛で給餌量の調整が難しい愛犬に配慮して脂質とカロリーが控えめに調整されたドッグフードを取り揃えているメディコート。

グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用したドライフードも製造・販売しており、どのシリーズも安全性に配慮して人工の酸化防止剤・調味料は使われていません。

今回はそんなメディコートドッグフードの口コミ・評判を111件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!

また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

メディコートドッグフードの悪い口コミ・評判

メディコートドッグフードの悪い口コミ・評判は「うちの犬には合わなかった」、「残念ながらあまり食べない」、「気になる原材料が使われている」といった内容のレビューがあり、その中でも特に「うちの犬には合わなかった」というレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、メディコートに使われている原材料の内容や餌の切り替え方が関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • うちの犬には合わなかった(18件)
  • 食いつきはいまいち(12件)
  • 気になる原材料が使われている(1件)

という結果になっています。
(※口コミ・評判は2021年5月にAmazon、楽天、ツイッター、インスタグラムで調査しました)

うちの犬には合わなかった

メディコートの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューです。

具体的には「軟便・下痢気味になった」という飼い主の声や、「吐く回数が増えた」という飼い主の声でした。

下痢や吐き戻しといった消化不良の原因としてまず考えられるのは、食物アレルギーと餌の急な切り替えです。

 

メディコートには食物アレルギーに配慮したグルテンフリーフード・グレインフリーフードもあるものの、全てのアレルギーに対応できるわけではありません。

例えば、グレインフリーフードには大豆が使われていますが、大豆は豆類の中でアレルギーの原因になりやすい原材料です。

また、鶏肉や魚といった特定の動物性タンパク源がアレルギーの原因になることもあります。

 

次の餌の切り替えに関してですが、急な餌の切り替えは消化の負担になってしまうので、餌の切り替えが早すぎると一時的に下痢や吐き戻しが増える可能性はあります。

餌の急な切り替えは消化不良の原因を特定しづらくなってしまうため、当サイトでは1週間から10日ほどかけてゆっくりと切り替えることをおすすめしています。

食いつきはいまいち

次に多かった悪い口コミ・評判は「我が家の犬の食いつきはいまいち」、「残念ながらあまり食べない」というレビューでした。

食いつきが悪い原因として考えられるのは、メディコートには人工の香料・調味料が使われておらず、天然由来の原材料の香りで風味が整えられていることです。

一般的には人工の香料・調味料が使われているフードの方が食いつきがいい傾向にあるので、人工の香料・調味料が使われているフードを食べ慣れている犬にとっては、メディコートの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。

それに加えて、メディコートは風味の種類も少なく、愛犬の食の好みに合わせづらいこともデメリットと言えます。

気になる原材料が使われている

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「気になる原材料(動物性油脂)が使われている」という内容のレビューでした。

動物性油脂が使われているドッグフードは少なくありませんが、これだけでは具体的に何の動物の油が使われているのか分かりません。

また、タンパク質がしっかりと取り除かれていない場合、もとになっている原材料によっては動物性油脂がアレルギーの原因になる可能性があります。

それだけでなく、動物性油脂に添加されている酸化防止剤が天然由来のものなのか、それとも人工のものなのかが分からないことも気がかりです。

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メディコートドッグフードの総合評価

メディコートドッグフードの良い口コミ・評判

メディコートドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「うちの犬には合っている」、「お手頃な値段で販売されている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、メディコートはアレルギーの原因になりにくい原材料が使われているフードを取り揃えていることや、海外産プレミアムフードと比較すると手に取りやすい価格帯の国産ドッグフードということが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(26件)
  • うちの犬には合っている(25件)
  • お手頃な値段(12件)
  • 小分けされているのがいい(11件)
  • 原材料に安心感がある(4件)
  • 国産で安心感がある(2件)

という結果になっています。

食いつきがいい

メディコートの良い口コミ・評判で一番多かったのが、「食いつきがいい」というレビューでした。

ただ、「食いつきはいまいち」というレビューが12件、「食いつきがいい」というレビューが26件という割合を踏まえると、メディコートの嗜好性は高くもなく低くもない平均レベルという印象を受けます。

メディコートは風味の種類も少ないですし、食にこだわりのあるグルメな愛犬の場合、餌の切り替えに苦労するかもしれません。

うちの犬には合っている

「食いつきがいい」というレビューと同じくらい多かったのが、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューです。

その中でも特に目立ったのが、「いい便をするようになった」という飼い主の声でした。

この理由として考えられるのは、小麦にアレルギーのある愛犬のフードをメディコートのグルテンフリーのシリーズに切り替えたことや、穀物全般にアレルギーのある愛犬のフードをグレインフリーのシリーズに切り替えたことです。

 

安さをウリにしたドライフードの多くには小麦が使われていますが、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすく、穀物全般にアレルギーのある犬もいます。

そのため、以前に与えていたフードの原材料の内容によっては、メディコートのグルテンフリー(orグレインフリー)のシリーズに切り替えることで、下痢や吐き戻しといった消化不良が減る可能性はあります。

 

そのほかにも、「毛並み・毛艶が良くなった気がする」というレビューを確認できました。

この理由は、アレルギーの原因になりにくい原材料が使われているドッグフードを取り揃えていることや、毛並み・毛艶に関わる成分であるオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量が関係していると考えられます。

2つの脂肪酸はどちらか一方だけを摂り入れればいいというわけではなく、バランスよく摂り入れることが大切です。

 

そこで気になってメディコートの成分表に目を通してみたところ、残念ながら2つの脂肪酸の含有量までは掲載されていませんでした。

なお、暫定的な見解ではあるものの、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスは【5:1~10:1】くらいがいいのではないかと考えられているので、愛犬のフード選びの参考にしてみてください。

お手頃な値段

良い口コミ・評判の中には、「メディコートはお手頃な値段で販売されている」というレビューもありました。

実際のところ、メディコートの100gあたりの値段は約70円ということで、安さをウリにした激安フードよりは高額です。
(※アレルゲンカット 魚&お米 1歳から 成犬用の1.25kgサイズの最安値を参考にしています)

ただ、メディコートの2〜3倍以上の値段で販売されているプレミアムフードも珍しくはなく、海外産プレミアムフードまで含めて原材料の内容を比較した場合、メディコートは手に取りやすい価格帯のドッグフードと言えます。

そのため、【食に敏感でお腹が弱い愛犬に品質と価格のバランスが取れた国産ドッグフードを与えたい】・・・と考えているなら、メディコートは有力候補の一つになるでしょう。

小分けされているのがいい

通販サイトとSNSで口コミ・評判を調査していると、「メディコートは小分けされているのがいい」というレビューも見つかりました。

種類によって内容量に違いはありますが、一例を挙げると1.25kgサイズは袋の中で250×5パックに、3kgサイズは500g×6パックに、6kgサイズは500g×12パックに小分けされています。

このようなメーカーの配慮もあり、ドライフードが酸化して品質と風味が落ちる前に使い切ることができ、保存方法に関してそれほど神経質にならずに済みます。

原材料に安心感がある

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「メディコートは原材料に安心感がある」といった内容のレビューです。

まず、食に敏感でお腹が弱い愛犬を飼っている方にとっては、アレルギーに配慮したグルテンフリー(orグレインフリー)を製造・販売していることが安心できる要素と言えるでしょう。

また、ドッグフードの中には人工の酸化防止剤や着色料が使われているものもありますが、メディコートは安全性に配慮してそれらの人工添加物を使っていません。

人工の酸化防止剤はドライフードの酸化を抑えるために使われているものの、最近は天然由来の酸化防止剤が使われているフードが増えてきています。

 

そもそもの問題として、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えれば着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はありません。

それなのに着色料を使って色味をつけているのは、犬ではなく飼い主である人間の興味を惹くためです。

こういった理由もあり、安全性最優先でフードを選びたいと考えている愛犬家からは、人工の酸化防止剤と着色料が使われているフードは避けられがちな傾向があります。

国産で安心感がある

良い口コミ・評判の中には、「メディコートは国産で安心感がある」というレビューもありました。

実際のところ、国産だからといって必ずしも品質や安全性が優れているわけではありません。

むしろ、国産のドッグフードは品質よりも価格を優先しているものがまだまだ多いのが現状で、原材料の内容に関してはイギリスやドイツのプレミアムフードに軍配が上がります。

 

そんな状況の中、メディコートには犬にとって必要のない人工添加物が使われておらず、肉原材料が主原料として使われているグレインフリーフードも販売しています。

ほとんどのドライフードには穀物が主原料として使われているものの、全てのラインナップを総合的に評価した場合、メディコートは原材料の内容に安心感がある国産ドッグフードと言っていいでしょう。

メディコートドッグフードの口コミ・評判まとめ

メディコートドッグフードの悪い口コミ・評判は「うちの犬には合わなかった」、「残念ながらあまり食べない」、「気になる原材料が使われている」といった内容のレビューがあり、その中でも特に「うちの犬には合わなかった」というレビューが多い傾向にありました。

その一方で、メディコートドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「うちの犬には合っている」、「お手頃な値段で販売されている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、メディコートはアレルギーの原因になりにくい原材料が使われているフードを取り揃えていることや、海外産プレミアムフードと比較すると手に取りやすい価格帯の国産ドッグフードということが関係していると考えられます。

口コミ・評判一覧
  • うちの犬には合わなかった
  • 食いつきはいまいち
  • 気になる原材料が使われている
  • 食いつきがいい
  • うちの犬には合っている
  • お手頃な値段
  • 小分けされているのがいい
  • 原材料に安心感がある
  • 国産で安心感がある

メディコードッグフードの種類

メディコートは主食用ドライフードだけでなく、パウチタイプのおかず用ウェットフードやおやつも取り揃えています。

ドライフード

シリーズ 商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
腸内フローラケア 離乳〜1歳まで 子いぬ用 27.5% 12.0% 10.0% 365kcal
1歳から 成犬用 27.0% 11.0% 10.0% 350kcal
11歳から 老齢犬用 24.0% 11.0% 10.0% 350kcal
避妊・去勢ケア 全ライフステージ用 27.0% 8.5% 10.0% 320kcal
アレルゲンカット 魚&お米 離乳〜1歳まで 子いぬ用 20.5% 11.0% 10.0% 345kcal
1歳から 成犬用 20.0% 11.0% 10.0% 335kcal
7歳から 高齢犬用 17.5% 9.0% 10.0% 325kcal
11歳から 老齢犬用 17.0% 9.5% 10.0% 330kcal
低脂肪ライトタイプ 1歳から 成犬用 18.5% 8.0% 10.0% 310kcal
低脂肪ライトタイプ 7歳から 高齢犬用 17.0% 7.5% 10.0% 300kcal
アレルゲンカット 魚&えんどう豆蛋白 1歳から 成犬用 21.0% 7.5% 10.0% 325kcal
7歳から 高齢犬用 20.0% 6.5% 10.0% 315kcal
pHサポート 1歳から 成犬用 26.5% 11.0% 10.0% 370kcal
7歳から 高齢犬用 26.0% 10.5% 10.0% 365kcal
11歳から 老齢犬用 26.0% 10.5% 10.0% 365kcal
満腹感ダイエット 1歳から 成犬用 25.5% 5.5% 10.0% 290kcal
11歳から 老齢犬用 23.0% 5.5% 10.0% 290kcal
グレインフリー 1歳から チキンテイスト 31.5% 10.0% 10.0% 340kcal
1歳から フィッシュテイスト 31.5% 10.0% 10.0% 340kcal

メディコートドッグフードには【腸内フローラケア】、【アレルゲンカット 魚&お米】、【アレルゲンカット 魚&えんどう豆】、【pHサポート】、【満腹感ダイエット】、【グレインフリー】という6つのシリーズがあります。

【腸内フローラケア】のドライフードのラインナップは子犬と成犬用、シニア犬用と全年齢対応フードが1種類ずつで、納豆菌・乳酸菌・フラクトオリゴ糖が配合されているのが特徴的です。

【アレルゲンカット 魚&お米】と【アレルゲンカット 魚&えんどう豆】は、食に敏感でお腹が弱い犬に配慮してアレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われているシリーズです。

なお、ドライフードのラインナップに関しては【アレルゲンカット 魚&お米】は子犬用が1種類、成犬用が2種類、シニア犬用が3種類で、【アレルゲンカット 魚&えんどう豆】のラインナップは成犬用とシニア犬用が1種類ずつとなっています。

 

【pHサポート】は年齢に合わせてミネラルバランスが細かく調整されているシリーズで、成犬用が1種類、シニア犬用が2種類というラインナップです。

そして、【満腹感ダイエット】は食欲旺盛で給餌量の調整が難しい犬に配慮して、脂質とカロリーがかなり控えめに調整されているシリーズで、ラインナップは成犬用とシニア犬用が1種類ずつとなっています。

【グレインフリー】は穀物不使用のレシピを採用しているシリーズで、メディコートのドライフードの中で唯一肉類が主原料として使われているシリーズでもあります。

【グレインフリー】のラインナップは成犬用が2種類で、肉類が主原料として使われていることもあってか、そのほかのシリーズよりも高タンパクなドライフードになっています。

ウェットフード(パウチ)

シリーズ 商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(1袋あたり)
アレルゲンカット 魚&お米 1歳から 成犬用 3.5% 0.0% 96.0% 25kcal
7歳から 高齢犬用 3.5% 0.0% 96.0% 25kcal
11歳から 老齢犬用 3.5% 0.0% 96.0% 25kcal
15歳から 長寿犬用 3.5% 0.0% 96.0% 25kcal

パウチタイプのウェットフードのラインナップは成犬用が1種類、シニア犬用が3種類です。

どれもおかず用ウェットフードとなっているので、主食用ドライフードにトッピングして与えたり、しつけ後のご褒美やおやつとして与えるようにしましょう。

おやつ

シリーズ 商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
アレルゲンカット スティックタイプ 炙りたらとお米 7.9% 3.7% 24.0% 370kcal
ひとくちタイプ 炙りたらとお米 7.9% 3.7% 24.0% 370kcal
細切りタイプ 炙りたらとお米 7.9% 3.7% 24.0% 370kcal

メディコートのおやつには”スティックタイプ”、”ひとくちタイプ”、”細切りタイプ”という3種類の形状があり、どれも原材料の内容や成分バランスは変わりません。

なお、おやつの量は1日の食事量の10%程度が目安になります。

愛犬におやつを与えた時には、その分だけ主食用フードの量を減らすようにしてください。

メディコート(犬用)のお試しサンプルについて

公式サイトと楽天市場、Amazonでメディコートのお試しサンプルの販売状況を調査してみましたが、お試しサンプルは販売されていませんでした。

そのため、メディコートをお試しするにしても本商品を最低1袋は購入しなければいけません。

ただ、どちらにせよお試しサンプルくらいの少量サイズだと食いつきや体質に合っているかをしっかり確認することができないので、当サイトでははじめから1ヶ月くらいは様子見できるサイズを購入することをおすすめしています。

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メディコートドッグフードの総合評価

メディコートドッグフードの原材料の評価

原材料一覧
穀類(米、米粉 、米ぬか)、魚介類(フィッシュミール:DHA・EPA源、フィッシュエキス、フィッシュコラーゲン)、油脂類(動物性油脂 、ライスファットカルシウム、ガンマ-リノレン酸)、種実類(ゴマ粉末)、糖類(フラクトオリゴ糖)、グルタチオン酵母、シャンピニオンエキス、ブドウ種子エキス、ビタミン類(A、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B13、C、コリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛アミノ酸複合体、亜鉛、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
※気がかりな原材料は赤色で記載

ここからは、メディコートドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表はドライフード「アレルゲンカット 魚&お米 1歳から 成犬用」の原材料一覧です)

ほとんどのラインナップの主原料が穀物

まず言えることは、メディコートはほとんどのドライフードの主原料が穀物ということです。

販売価格が安くなるほど穀物の割合が増える傾向にありますが、穀物の割合が多いフードは肉食傾向の雑食である犬の食生活に配慮されたフードとは言いづらいです。

また、メディコートのシリーズには穀物の中でも特にアレルギーの原因になりやすい小麦が使われているものもあるので、愛犬の体質によっては選べるラインナップが限られる可能性があります。

 

ただ、小麦グルテンフリーのレシピを採用しているシリーズには「魚&お米」、「魚&えんどう豆蛋白」といったタンパク源が違う2種類のラインナップがあります。

それに加えて、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆も使われておらず、食に敏感でお腹が弱い愛犬にも対応しやすくなっています。

グレインフリー(穀物不使用)フードもあり

メディコートはグルテンフリーフードだけでなく、穀物不使用のレシピを採用したグレインフリーフードも取り揃えています。

また、グレインフリーフードには穀物ではなく、肉類が主原料として使われているのも特徴です。

ただし、グレインフリーフードには大豆が使われていることから、愛犬の体質によっては合わない可能性があります。

品質・内容が不明瞭な原材料あり

メディコートの原材料を見て気になったのは、肉原材料の品質と動物性油脂の内容が不明瞭なことです。

ラインナップによっては“チキンミール”、”ミートミール”といった肉原材料が使われていますが、公式サイトとパッケージを見た限りでは肉原材料の品質について触れられていませんでした。

動物性油脂については、具体的に何の動物の油が使われているのかが分かりませんし、添加されている酸化防止剤の種類も分かりません。

というのも、動物性油脂に添加されている酸化防止剤は原材料一覧に記載する必要がないことから、原材料一覧を見ただけでは天然由来のものが使われているのか、それとも人工のものが使われているのかの判断ができません。
(※油脂や酸化防止剤の種類を公開しているフードもあります)

成分表
タンパク質 20.0%以上
脂質 11.0%以上
粗繊維 3.0%以上
灰分 10.0%以下
水分 10.0%以下
カルシウム 1.0%以上
リン 0.9%以上
ナトリウム 0.3%以上
エネルギー 335kcal/100g

ここからは、メディコートドッグフードの成分を評価していきます。
(※表はドライフード「アレルゲンカット 魚&お米 1歳から 成犬用」の成分表です)

成犬用フードの成分の特徴

メディコートの成犬用ドライフードのタンパク質は18.5〜31.5%、脂質は5.5〜11.0%、100gあたりのカロリーは290〜370kcalと、種類によって成分バランスにかなりの差があります。

例えば、【グレインフリー】は高タンパクかつ脂質とカロリーは控えめに調整されており、室内飼いで運動量が少ない成犬用の主食としてぴったりです。

ただ、【アレルゲンカット】の成犬用フードに関しては、かなりタンパク質が控えめな印象を受けました。

子犬(パピー)用フードの成分の特徴

メディコートの子犬(パピー)用フードは2種類あり、【腸内フローラケア】のタンパク質は27.5、脂質は12.0%、100gあたりのカロリーは365kcalと、高タンパクかつ脂質とカロリーは標準的なドライフードになっています。

もう1種類の【アレルゲンカット 魚&お米】に関しては、タンパク質が20.5%、脂質が11.0%、100gあたりのカロリーが345kcalと、タンパク質と脂質とカロリーが控えめです。

ただ、育ち盛りの子犬はたくさんの栄養が必要なので、高タンパク・高脂質・高カロリーなフードを選んであげることをおすすめしています。

シニア犬(高齢犬)用フードの成分の特徴

シニア犬(高齢犬)用フードのタンパク質は17.0〜26.0%、脂質は5.5〜11.0%、100gあたりのカロリーは290〜365kcalと、成犬用・子犬用フードと同じように種類によって成分バランスに開きがあります。

適度にタンパク質を含みつつ、脂質とカロリーが控えめなものは歳をとったシニア犬向けと言えますが、やはり【アレルゲンカット】のタンパク質がかなり控えめなことが気になりました。

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メディコートドッグフードの総合評価

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
1.25kg(250g×5) 916円 863円
3kg(500g×6) 1,406円 1,530円
6kg(500g×12) 3,039円 3,608円
8kg 4,290円 4,498円

公式サイトと楽天市場とAmazonでメディコートのドライフード「アレルゲンカット 魚&お米 1歳から 成犬用」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することができませんでした。
(※販売状況と販売価格は2022年11月に確認しました)

そして、1.25kgサイズの最安値はAmazon、3kg・6kg・8kgの3サイズの最安値は楽天という結果になりました!

メディコートを店頭で取り扱っている販売店もありますが、店頭では定価で販売されていることが多いですし、通販サイトはまとめ買いで送料無料となる販売店も多いので、継続して購入するなら通販サイトでまとめ買いすることをおすすめします。

通販なら重い大袋をわざわざ持ち運ぶ手間もありませんしね。

メディコートドッグフードの総合評価

項目 詳細
原材料 3.5
成分 3.5
安全性 4.5
食いつき 3.0
コスパ 4.0
総合評価 Bランク
(S〜Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
863円/1.25kg
1,406円/3kg
3,039円/6kg
4,290円/8kg
※アレルゲンカット 魚&お米 1歳から 成犬用
※2022年11月に楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対象
(種類により異なる)
原産国 日本
販売会社 ペットライン株式会社

当サイトのメディコートドッグフードの総合評価はBランクです。

犬にとって必要のない人工添加物が使われていないだけでなく、グルテンフリー・グレインフリーのレシピを採用したシリーズがあることは魅力的です。

ただ、品質と内容が不明瞭な原材料が含まれていることや、ほとんどのドライフードに穀物が主原料として使われていること、一部のドライフードの成分バランスが気がかりなことも評価に影響しています。

とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のフードを選ぶことをおすすめしています。