ネルソンズドッグフードは中型犬・大型犬向けの主食用ドライフードですが、小型犬に分類される柴犬にも与えることができます。
ただ、「柴犬用フードとして向いているのか?」、「うちの愛犬には合っているのか?」といった疑問を抱えている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、ネルソンズドッグフードが柴犬にもおすすめのドッグフードなのかどうかを6つの項目で検証しているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
ネルソンズが柴犬にもおすすめな4つの理由
それでは最初に、ネルソンズドッグフードが柴犬にもおすすめな4つの理由から解説していきます。
チキンの割合が全体の約5割を占めている
まず言えることは、ネルソンズドッグフードには主原料としてチキン(チキン生肉/乾燥チキン)が使われており、チキンの割合が原材料全体の約5割を占めていることです。
そして、動物性原材料が贅沢に使われていることもあってか、ネルソンズは高タンパクな主食用ドライフードになっており、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に配慮されたドッグフード、という捉え方ができます。
その一方で、脂質とカロリーは標準的な範囲になっており、適度に運動をする柴犬用フードとしてぴったりです。
また、ネルソンズは子犬からシニア犬にまで与えられる全年齢対応の主食用ドライフードなので、給餌量の調整次第で幅広い年齢の愛犬(たち)に対応できます。
厳選された良質な原材料が使われている
イギリス産のプレミアムドッグフードというだけあり、ネルソンズには厳選された良質な原材料が使われていることも特徴です。
例えば、ドッグフードの中には“ミートミール”や“家禽ミール”、“動物性油脂”が使われているものがありますが、どれも具体的にどんな肉・油が使われているのかがわかりません。
また、“◯◯ミール”という動物性原材料には、人用の食肉としては出回らない“4Dミール”が使われている可能性や、”動物性油脂”には人工の酸化防止剤が添加されている可能性も否定できません。
(※公式サイトやパッケージに品質、内容が補足されているフードは例外です)
それに対して、ネルソンズドッグフードの原材料一覧には原材料一つ一つの名称が明記されており、品質面への強いこだわりを感じられます。
グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用している
食に敏感で特定のタンパク源にアレルギーのある柴犬も少なくない中、ネルソンズドッグフードはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることもおすすめできる理由の一つです。
アレルギーの原因は犬それぞれで違うものの、穀物の中でも小麦は特にアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。
また、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、ネルソンズドッグフードにはそれらのタンパク源も使われていません。
さらに言うと、チキン以外の動物性タンパク源が使われていないことから、複数のタンパク源にアレルギーのある柴犬にも対応しやすくなっています。
香料・着色料といった犬に必要のないものは不使用
ネルソンズドッグフードには、香料・着色料といった犬に必要のないものが一切使われていないことも評価できます。
ドッグフードの中には香料を使って風味が整えられているものもある一方で、ネルソンズドッグフードには香料に頼らず、良質な原材料そのものの香りが活かされています。
また、見た目をよくするために着色料が使われているドッグフードもありますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。
ネルソンズを柴犬に与えるにあたっての2つの注意点
ここまではネルソンズドッグフードが柴犬にもおすすめな理由を挙げてきましたが、柴犬に与えるうえでの注意点もあります。
順番に見ていきましょう。
ネルソンズの内容量は5kgの1種類のみ
ドッグフードの中には内容量に複数のバリエーションがあるものもありますが、ネルソンズドッグフードの内容量は5kgの1種類だけです。
そして、柴犬の平均体重は8〜10kg程度ということを踏まえると、愛犬のサイズによっては開封してから1ヶ月以内に消費できない可能性があります。
参考までに、柴犬の平均体重付近の1日あたりの給与量と、1袋の消費日数をまとめてみました。
体重 | 給餌量 (1日) |
消費日数 (1袋5kg) |
---|---|---|
6kg | 115g | 約44日 |
7kg | 129g | 約39日 |
8kg | 142g | 約35日 |
9kg | 156g | 約32日 |
10kg | 170g | 約29日 |
11kg | 182g | 約27日 |
12kg | 194g | 約26日 |
表を見てみると、1袋を1ヶ月以内に消費できるのは10kg以上の成犬からと推測できます。
(※子犬とシニア犬の給与量の目安は成犬とは異なり、消費日数も変わってきます)
そのため、1ヶ月程度で消費できないサイズの柴犬の愛犬を飼っている場合、多頭飼いしていない限りはネルソンズドッグフードは選択肢から外れます。
ネルソンズは中粒〜大粒のドライフード
もう一つの注意点は、ネルソンズドッグフードは中粒〜大粒と言えるサイズ感のドライフードということです。
このことから、場合によっては食べやすいように砕いてから与えたり、水やぬるま湯でふやかしてから与える・・・といった下準備が必要になります。
と言っても、愛犬の食事にひと手間かけるのが苦にならない、ということであれば、それほど気になる要素ではないでしょう。
まとめ
中型犬・大型犬向けの主食用ドライフードのネルソンズドッグフードですが、小型犬に分類される柴犬にも与えることができます。
また、チキンの割合が全体の約5割、厳選された良質な原材料を使用、犬に必要のないものは不使用という条件を満たしており、柴犬にもおすすめできる内容のドッグフードです。
さらに、動物性タンパク源が限定されたグレインフリーのドッグフードということも見逃せません。
その一方で、内容量が5kgの1種類だけなので、愛犬のサイズや飼育数も考慮して購入を検討するといいでしょう。