マルカンのペットフードブランドであるサンライズの「ゴン太のふっくらソフト」は、ドライフードよりも水分量が多い半生タイプの国産ドッグフードで、”ふっくら・やわらか”な食感が特徴です。
また、半生フードの中ではかなりお手頃な値段で販売されていることも印象的です。
この記事ではそんなゴン太のふっくらソフトの口コミ・評判、原材料と成分をもとに総合的な評価をしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
ゴン太のふっくらソフトの悪い口コミ・評判
SNSのほかに通販サイトでもゴン太のふっくらソフトの口コミ・評判を調査してみましたが、確認できたレビューは24件と少なかったです。
そんな状況の中で見つかった悪い口コミ・評判は「残念ながら食いつきはいまいち」、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューでした。
このような内容のレビューが見られた理由は、ゴン太のふっくらソフトは風味の種類が限られていることや、消化不良の原因になりやすい原材料が使われていることが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(3件)
- うちの犬には合わなかった(2件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2021年11月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査し、2023年10月にXで追加調査を行いました。
食いつきはいまいち
ゴン太のふっくらソフトの悪い口コミ・評判のうちの一つが、「食いつきはいまいち」といった内容のレビューでした。
食いつきのよさを評価する声に比べれば少なかったものの、どんな犬でも気に入ってくれる嗜好性が高いフードはまずありません。
食いつきが悪かった理由として考えられるのは、ゴン太のふっくらソフトは風味の種類が限られており、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせづらいことです。
一応、通常のものとは別に”9種の緑黄色野菜入り”というラインナップもありますが、いくつかの野菜が追加されているくらいで動物性原材料の内容は変わりません。
うちの犬には合わなかった
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかったようで軟便気味になった」という内容のレビューでした。
軟便の理由として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。
ゴン太のふっくらソフトには小麦が使われていますが、穀物の中でも小麦は特にアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。
また、肉類の中では牛肉がアレルギーの原因になりやすいですが、ゴン太のふっくらソフトには牛肉も使われています。
もちろん犬によってアレルギーの原因は様々で、小麦や牛肉を食べても特に問題ない犬もいれば、そのほかのタンパク源がアレルギーの原因になることもあります。
ただ、ゴン太のふっくらソフトの原材料一覧には”等”といった曖昧な記載が多く、アレルギーの原因を特定しづらいことがデメリットです。
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ゴン太のふっくらソフトの総合評価
ゴン太のふっくらソフトの良い口コミ・評判
ゴン太のふっくらソフトの良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのフード」、「値段が手頃だから気軽に買える」、「柔らかめの粒だから食べやすそう」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、ゴン太のふっくらソフトには複数の動物性原材料が使われていることや、肉・魚よりも安く仕入れられる穀物が主原料として使われていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(13件)
- お手頃な値段(2件)
- うちの犬には合っている(2件)
- 柔らかめの粒がいい(1件)
- 保存に便利な小分け包装(1件)
という結果になっています。
食いつきがいい
ゴン太のふっくらソフトの口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
レビュー総数は少ないものの、「食いつきはいまいち」というレビューが3件だったのに対して「食いつきがいい」というレビューが13件という件数を踏まえると、ゴン太のふっくらソフトは嗜好性が高めのフードと捉えることができますね。
食いつきがいい理由として考えられるのは、”チキンミール/チキンエキス/ビーフミール等”といった複数の動物性原材料が使われていることです。
“等”という曖昧な記載が気になるところですが、それらの動物性原材料を使ってきちんと風味が整えられていると思ってよさそうです。
お手頃な値段
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「お手頃な値段で販売されている」という内容のレビューです。
実際、ゴン太のふっくらソフトの100gあたりの値段は約40円と、半生タイプのドッグフードの中ではかなり手に取りやすい値段で販売されています。
(※成犬用の2.7kgサイズの最安値を参考にしています)
その一方で、穀物が主原料として使われていたり、内容・品質が不明瞭な原材料が使われていたり、人工の着色料が使われていたりなど気がかりな点も多いです。
とは言え、【愛犬の月々の餌代をできる限り抑えたい】ということであれば、ゴン太のふっくらソフトは有力候補の一つになるでしょう。
うちの犬には合っている
そのほかには、「うちの犬には合っている」というレビューもありました。
この理由として考えられるのは、ゴン太のふっくらソフトはかなり脂質が控えめになっていることです。
体質によっては高脂質のフードが合わない犬もおり、下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がることがあります。
特にこれといったアレルギーがなければグレインフリー(穀物不使用)は必須ではないので、タンパク源だけでなく成分にも注目してフードを選ぶといいでしょう。
柔らかめの粒がいい
良い口コミ・評判の中には、「柔らかめの粒がいい」という内容のレビューもありました。
一般的なドライフードの水分量は10%程度となっていますが、ゴン太のふっくらソフトは水分量が33%(以下)の半生タイプのドッグフードで、“ふっくら・やわらか”な食感に仕上げられています。
このことから、噛みごたえのあるドライフードが食べづらい成犬や、シニア犬にも食べやすいフードと言えるでしょう。
保存に便利な小分け包装
通販サイトとSNSで口コミ・評判を調査していると、「小分け包装されているのがいい」というレビューも見つかりました。
参考までに”成犬用”を例に挙げると、1.1kgサイズは5パックに、2.7kgサイズは10パックに小分けされています。
半生フードはドライフードより開封後の賞味期限が短いというデメリットがありますが、このような配慮がされていることから、開封して品質や風味が落ちてしまう前に使い切ることができます。
ゴン太のふっくらソフトの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
うちの犬には合わなかった | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
お手頃な値段 | |
うちの犬には合っている | |
柔らかめの粒がいい | |
保存に便利な小分け包装 |
ゴン太のふっくらソフトの悪い口コミ・評判は「残念ながら食いつきはいまいち」、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、ゴン太のふっくらソフトの良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのフード」、「値段が手頃だから気軽に買える」、「柔らかめの粒だから食べやすそう」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、ゴン太のふっくらソフトには複数の動物性原材料が使われていることや、肉・魚よりも安く仕入れられる穀物が主原料として使われていることが関係していると考えられます。
ゴン太のふっくらソフトの種類
種類 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|
成犬用 | 13.5% | 3.4% | 33.0% | 260kcal |
7歳以上用 | 13.5% | 3.4% | 33.0% | 260kcal |
11歳以上用 | 13.5% | 3.4% | 33.0% | 260kcal |
13歳以上用 | 13.5% | 3.4% | 33.0% | 260kcal |
体重管理用 | 13.5% | 3.4% | 33.0% | 247kcal |
9種の緑黄色野菜入り | 13.5% | 3.4% | 33.0% | 255kcal |
9種の緑黄色野菜入り 7歳以上用 | 13.5% | 3.4% | 33.0% | 255kcal |
9種の緑黄色野菜入り 11歳以上用 | 13.5% | 3.4% | 33.0% | 255kcal |
柴犬用 | 13.5% | 3.4% | 33.0% | 260kcal |
柴犬用 7歳以上用 | 13.5% | 3.4% | 33.0% | 255kcal |
ゴン太のふっくらソフトのラインナップは全10種類となっています。
ただ、どのラインナップに関しても原材料の内容はほとんど変わらず、「9種の緑黄色野菜入り」についてもいくつかの野菜が追加されているくらいです。
また、成分バランスにもほぼ違いはなく、「成犬用」と「7歳以上用」と「11歳以上用」と「13歳以上用」といった年齢別のラインナップがあるものの、主要な成分値は全く変わりません。
そのため、掲載されている原材料と成分を見る限りではどれを選んでも大差ない・・・というのが率直な感想です。
なお、ゴン太のふっくらソフトには1歳未満の子犬向けフードはありません。
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ゴン太のふっくらソフトの総合評価
ゴン太のふっくらソフトの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
穀類(小麦粉等)、肉類(チキンミール、チキンエキス、ビーフミール等)、糖類、いも類(さつまいも等)、野菜類(にんじん、かぼちゃ、ほうれん等)、品質保持剤(プロピレングリコール)、ミネラル類(リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、硫酸鉄、炭酸亜鉛、硫酸銅、炭酸マンガン、ヨウ素酸カルシウム )、増粘安定剤(グリセリン)、保存料(ソルビン酸カリウム)、ビタミン類(コリン、C、E、ニコチン酸、パントテン酸、A、B6、B1、B2、葉酸、B12、D )、pH調整剤、アミノ酸類(L-リジン塩酸塩)、酸化防止剤(エリソルビン酸ナトリウム、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、着色料(二酸化チタン、黄5、赤106、黄4、青1) ※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載 |
ここからは、ゴン太のふっくらソフトの原材料を評価していきます。
(※表は「成犬用」の原材料一覧です)
穀物が主原料として使われている半生フード
ゴン太のふっくらソフトの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、穀物が主原料として使われていることです。
穀物は肉・魚よりも安く仕入れられるというメリットがあり、フードの販売価格が安くなるほど穀物の割合が増える傾向にあります。
その一方で、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が苦手で、体質によっては穀物の割合が多い低タンパクなフードが合わずに、下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がることがあります。
また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすいという問題もありますが、ゴン太のふっくらソフトには小麦が使われています。
品質・内容が不明瞭な原材料が目立つ
ゴン太のふっくらソフトの原材料一覧には、品質・内容が不明瞭なものが目立つことも気になります。
小麦粉”等”、ビーフミール”等”、さつまいも”等”という記載では具体的に何が使われているのかが全く分かりませんし、公式サイトとパッケージを見る限りでは肉類(ミール)の品質についての説明もありませんでした。
それに加えて、“プロピレングリコール”や“pH調整剤”、“エリソルビン酸ナトリウム”や“着色料”といった添加物が使われていることも気になるところです。
ゴン太のふっくらソフトの成分の評価
成分表 | |
---|---|
タンパク質 | 13.5%以上 |
脂質 | 3.4%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 |
灰分 | 11.0%以下 |
水分 | 33.0%以下 |
エネルギー | 260kcal/100g |
原材料の次は、ゴン太のふっくらソフトの成分を評価していきます。
(※表は「成犬用」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
ゴン太のふっくらソフトのタンパク質は13.5%以上、脂質は3.4%以上、100gあたりのカロリーは247〜260calと、どのラインナップもタンパク質・脂質・カロリーが控えめです。
低脂質・低カロリーという点だけに注目すれば、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬向けと思えるかもしれませんが、タンパク質が控えめ過ぎる印象を受けました。
肉食傾向の雑食である犬にとってタンパク質は大切な栄養素なので、特別な事情がない限りは成犬には高タンパクなフードを、シニア犬には適度にタンパク質が含まれているフードを選んであげることをおすすめします。
また、ゴン太のふっくらソフトには穀物が主原料として使われていることを踏まえると、植物性タンパク質の割合がかなり多いと推測できます。
そのため、【タンパク質の内容にも注目してフードを選びたい】と考えている場合には、必然的にゴン太のふっくらソフトのおすすめ度は下がります。
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ゴン太のふっくらソフトの総合評価
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
1.1kg | – | 628円 | – |
2.7kg | – | 976円 | 1,010円 |
ゴン太のふっくらソフトを製造・販売しているマルカンの公式サイトと楽天市場、Amazonで「成犬用」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年5月に確認しました)
そして、1.1kgサイズはAmazonでは販売されておらず、2.7kgサイズの最安値は楽天という結果になりました!
ゴン太のふっくらソフトは店頭でも販売されているドッグフードですが、通販サイトは一定金額以上で送料無料になる販売店が多いですし、わざわざ重い袋を持ち運ぶ手間も省けるので、継続して購入するなら通販サイトでまとめ買いするのがお手軽です。
ゴン太のふっくらソフトの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 1.0 |
成分 | 1.0 |
安全性 | 1.5 |
食いつき | 4.5 |
コスパ | 5.0 |
総合評価 | Eランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
628円/1.1kg 976円/2.7kg ※成犬用 ※2023年5月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 成犬・シニア犬 |
原産国 | 日本 |
販売会社 | 株式会社マルカン |
当サイトのゴン太のふっくらソフトの総合評価はEランクです。
「食いつきがいい」という口コミ・評判が目立ったことや、半生フードの中ではかなりお手頃な値段で販売されていることが魅力と言えます。
その一方で、穀物が主原料として使われていたり、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていたり、人工の着色料が使われていたりなど気がかりな点も多いです。
とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のフードを選ぶことをおすすめしています。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のフードを10種類ピックアップしています。