
ペットアイのドッグフード「いつものごちそう」には、主食用ドライフードとおかず用ウェットフード(缶詰/パック)があり、非常に手に取りやすい価格で販売されていることが印象的です。
また、ウェットフードは風味のラインナップが豊富で、愛犬の食の好みに合わせて選べるようになっています。
この記事では、そんなペットアイのいつものごちそうドッグフードの口コミ・評判、原材料と成分をもとに総合的な評価をしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
ペットアイのいつものごちそうドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 1.0 |
成分 | 1.5 |
安全性 | 3.5 |
食いつき | ※レビューが少ないため未評価 |
コスパ | 5.0 |
総合評価 | Dランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
2,343円/8kg ※ドライフード「成犬用 ビーフ・レバー・野菜入り」 ※2025年2月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 成犬・シニア犬 |
原産国 | ドライフード:日本 ウェットフード:中国 |
販売会社 | ペットアイ株式会社 |
公式サイト | ドッグフード|ペットアイ株式会社 |
当サイトのペットアイのいつものごちそうドッグフードの総合評価はDランクです。
激安と言っていい価格帯のドッグフードということが魅力ですが、ドライフードには肉・魚ではなく穀物が主原料として使われていることや、品質・内容が不明瞭な原材料表記が見られることが気になるところです。
また、半分以上のフードに着色料が使われていることも気になったほか、ドライフードのタンパク質含有量については控えめすぎる印象を受けました。
なお、いつものごちそうドッグフードのラインナップは成犬・シニア犬用で構成されているので、育ち盛りの子犬用フードを探しているということであれば選択肢からは外れます。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した248種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。
ペットアイのいつものごちそうドッグフードの悪い口コミ・評判
続いて、ペットアイのいつものごちそうドッグフードの口コミ・評判を見ていきましょう。
Amazon、楽天、X、インスタグラムでいつものごちそうドッグフードの調査してみたところ、確認できた口コミ・評判は17件と多くはありませんでした。
そんな状況の中で見つかった悪い口コミ・評判は「うちの犬には合わなかった」、「食いつきはいまいち」といった内容のレビューです。
このような内容のレビューが見られた理由は、いつものごちそうドッグフードに使われているタンパク源の種類・割合や餌の切り替え方、単純に選んだフードの風味・形状が好みに合わなかったことです。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- うちの犬には合わなかった(2件)
- 食いつきはいまいち(1件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2025年2月に調査しました。
うちの犬には合わなかった
いつものごちそうドッグフードの悪い口コミ・評判でまず確認できたのが、「うちの犬には合わなかったようで軟便気味になった」という内容のレビューです。
軟便の理由として考えられるのは、食物アレルギーや餌の急な切り替えです。
例えば、穀物の中では小麦が、豆類の中では大豆が、肉類の中では牛肉がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、各ドライフードにはどのタンパク源も使われています。
また、ドライフードには穀物が主原料として使われていますが、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そのため、食に敏感な愛犬にいつものごちそうドッグフードを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類・割合にも気を配って購入を検討するといいでしょう。
食いつきはいまいち
そのほかに見つかったいつものごちそうドッグフードの悪い口コミ・評判は、「食いつきはいまいち」という内容のレビューでした。
この理由としてまず考えられるのは、単純に選んだフードの風味や形状が好みに合わなかったことです。
また、食にこだわりのあるグルメな愛犬を飼っている場合、いつものごちそうはウェットタイプのドッグフードの風味が豊富な一方で、ドライタイプのドッグフードの風味の種類が限定されていることはデメリットと言えます。
それと、はじめは警戒して食べてくれなかった可能性も考えられますね。
ペットアイのいつものごちそうドッグフードの良い口コミ・評判
ペットアイのいつものごちそうドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「お手頃な値段」、「国産だから安心感がある」といった内容のレビューを確認できました。
(※ウェットフードの原産国は中国です)
このような内容のレビューが見られた理由は、ドライフードは様々な動物性原材料を使って風味が整えられていることや、激安と言っていい価格帯のドッグフードということが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(10件)
- お手頃な値段(6件)
- 国産だから安心感がある(1件)
という結果になっています。
食いつきがいい
いつものごちそうドッグフードの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
この理由として考えられるのは、悪い口コミ・評判の項目でも説明した通り、様々な風味のウェットフードを取り揃えていることです。
また、ドライフードには【ビーフミール/ポークミール/チキンレバーパウダー】といったタンパク源や動物性油脂が使われており、それらの香りを活かして風味が整えられていることも関係していると考えられます。
ただ、そもそものレビュー総数が少ないこともあり、食いつきに関する口コミ・評判はあまり参考にならない・・・というのが率直な感想です。
お手頃な値段
次に多かったいつものごちそうドッグフードの良い口コミ・評判は、「お手頃な値段」という内容のレビューです。
参考までに一例を挙げると、ドライフードの”成犬用 ビーフ・レバー・野菜入り”の100gあたりの値段は約29円と、激安と言っていい価格帯のドッグフードになっています。
(※調査時点の販売価格を参考にしています)
その一方で、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われていたり、人工の着色料が使われていたりなど、気になる部分も多いです。
(※着色料が使われていないラインナップもあります)
とは言え、「愛犬の月々の餌代をできる限り抑えたい」ということであれば、いつものごちそうドッグフードは有力候補の一つになるでしょう。
国産だから安心感がある
調査した口コミ・評判の中には、「いつものごちそうドッグフードは国産だから安心感がある」という内容のレビューもありました。
(※ウェットフードの原産国は中国です)
実際のところ、国産だからといって必ずしも品質面・安全性が優れているというわけではなく、それよりも安さをウリにしている国産ドッグフードはまだまだ多いです。
そのため、国産・海外産というくくりだけで良し悪しを判断するのではなく、飼い主である私たちが原材料の内容にしっかりと気を配って、愛犬に合ったドッグフードを選んであげることが大切です。
ペットアイのいつものごちそうドッグフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | うちの犬には合わなかった |
食いつきはいまいち | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
お手頃な値段 | |
国産だから安心感がある |
いつものごちそうドッグフードの悪い口コミ・評判は「うちの犬には合わなかった」、「食いつきはいまいち」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、ペットアイのいつものごちそうドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「お手頃な値段」、「国産だから安心感がある」といった内容のレビューを確認できました。
(※ウェットフードの原産国は中国です)
このような内容のレビューが見られた理由は、ドライフードは様々な動物性原材料を使って風味が整えられていることや、激安と言っていい価格帯のドッグフードということが関係していると考えられます。
ペットアイのいつものごちそうドッグフードの種類
ペットアイのいつものごちそうドッグフードにはドライタイプとウェットタイプがあり、特にウェットタイプのラインナップが豊富です。
ドライフード
商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|---|
成犬用 ビーフ・レバー・野菜入り | 穀類 | とうもろこし、コーングルテンフィード、小麦粉、ふすま、コーングルテンミール等 | 18.0% | 6.5% | 10.0% | 320kcal |
7歳以上用 ビーフ・レバー・野菜入り | 穀類 | とうもろこし、コーングルテンフィード、小麦粉、ふすま、コーングルテンミール等 | 18.0% | 5.0% | 10.0% | 310kcal |
成犬用 乳酸菌入り ビーフ味&レバー味&野菜味 | 穀類 | とうもろこし、小麦粉、ふすま、コーングルテンフィード、コーングルテンミール等 | 18.0% | 6.5% | 10.0% | 約320kcal |
7歳以上用 乳酸菌入り ビーフ味&レバー味&野菜味 | 穀類 | とうもろこし、小麦粉、ふすま、コーングルテンフィード、コーングルテンミール等 | 18.0% | 5.5% | 10.0% | 約310kcal |
ドライフードのラインナップは成犬用とシニア犬用が2種類ずつで、基本的な原材料の内容や成分バランスの傾向は変わりません。
ただ、2種類の”乳酸菌入りドライフード”については、着色料が使われていないという違いがあります。
また、「成犬用 ビーフ・レバー・野菜入り」は8kg、「7歳以上用 ビーフ・レバー・野菜入り」は7kgの大容量サイズだけが販売されているのに対して、”乳酸菌入りドライフード”には2kgと6.5kgの2サイズがあります。
このことから、愛犬の大きさや飼育数に合わせて選べます。
ウェットフード
商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|---|
チキン | 肉類 | コーンスターチ | 5.0% | 3.0% | 85.0% | 約96kcal |
チキン&野菜 | 肉類 | コーンスターチ | 5.0% | 3.0% | 85.0% | 約94kcal |
ビーフ | 肉類 | コーンスターチ | 6.4% | 5.6% | 82.1% | 約88kcal |
ビーフ&野菜 | 肉類 | コーンスターチ | 8.8% | 5.4% | 83.2% | 約89kcal |
ビーフ 11歳以上用 | 肉類 | コーンスターチ | 6.4% | 5.6% | 82.1% | 約88kcal |
ビーフ&野菜 11歳以上用 | 肉類 | コーンスターチ | 8.8% | 5.4% | 83.2% | 約88kcal |
角切りビーフ | 肉類 | コーンスターチ、小麦粉 | 8.9% | 5.2% | 78.2% | 約101kcal |
角切りビーフ&野菜 | 肉類 | 小麦粉 | 8.7% | 5.1% | 79.5% | 約97kcal |
ささみ&野菜 ビーフ入り | 肉類 | 不使用 | 8.0% | 2.5% | 86.0% | 約75kcal |
ささみ&野菜 軟骨入り | 肉類 | 不使用 | 8.0% | 2.5% | 86.0% | 約75kcal |
ささみ&野菜 レバー入り | 肉類 | 不使用 | 8.0% | 2.5% | 86.0% | 約75kcal |
ささみ&野菜 砂肝入り | 肉類 | 不使用 | 8.0% | 2.5% | 86.0% | 約75kcal |
ささみ&野菜 11歳以上用 | 鶏ささみ | 不使用 | 8.0% | 2.5% | 86.0% | 約75kcal |
ウェットフードについては缶詰タイプが8種類、パックタイプが5種類というラインナップで、パックタイプには3種類の風味がセットになったバラエティパックもあります。
また、パックタイプには穀物と着色料が使われていないという違いもありますが、どのウェットフードもおかず(トッピング)用ということは共通しています。
おかず用フードだけで必要な栄養をバランスよく摂り入れられないので、愛犬が欲しがるからといってウェットフードだけを与えすぎないよう気をつけてください。
ペットアイのいつものごちそうドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
穀類(とうもろこし、コーングルテンフィード、小麦粉、ふすま、コーングルテンミール等)、豆類(脱脂大豆、おからパウダー等)、動物性油脂、肉類(ビーフミール、ポークミール、チキンレバーパウダー等)、野菜類(にんじんパウダー、かぼちゃパウダー、ほうれん草パウダー等)、ミネラル類(Ca、Cl、Co、Cu、Fe、I、Mn、Na、P、Zn)、ビタミン類(A、B₁、B₂、B₆、B₁₂、C、D₃、E、K₃、コリン、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、ビオチン)、着色料(黄色4号、黄色5号、赤106号、青1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブ抽出物) ※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載 |
ここからは、ペットアイのいつものごちそうドッグフードの原材料を評価していきます!
(※表はドライフード「成犬用 ビーフ・レバー・野菜入り」の原材料一覧です)
ドライフードは穀物を主原料として使用
いつものごちそうドッグフードの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、ドライフードには穀物が主原料として使われていることです。
肉・魚の割合を減らして穀物の割合を増やせばコストを抑えられるというメリットがある一方で、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容からは遠ざかります。
また、悪い口コミ・評判の項目でも触れた通り、各ドライフードには小麦・牛肉・大豆といったタンパク源が使われていることから、体質によっては合わない可能性はあります。
品質・内容が不明瞭な原材料表記あり
そのほかに気になったことは、“ビーフミール”や“ポークミール”といった肉類の品質についての補足がされていないことや、“動物性油脂”には具体的に何の動物の油が使われているのかが分からないことです。
また、動物性油脂に添加されている酸化防止剤の種類の補足がされていないことと、“〜等”といった曖昧な原材料表記が見られることも気になりました。
そして、タンパク源の内容が曖昧なドッグフードは、アレルギーの原因を特定しづらいというデメリットもあります。
着色料が使われているフードが多い
いつものごちそうドッグフードには、着色料が使われているラインナップが多いことも気になるところです。
着色料は見た目をよくするために使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありませんからね。
ただ、着色料が使われていないドライフードとウェットフードがあることは評価できます。
ペットアイのいつものごちそうドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
たんぱく質 | 18.0%以上 |
脂質 | 6.5%以上 |
粗繊維 | 5.5%以下 |
灰分 | 8.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
カルシウム | 0.8%以上 |
リン | 0.6%以上 |
エネルギー | 320kcal/100g |
原材料の次は、ペットアイのいつものごちそうドッグフードの成分を評価していきます!
(※表はドライフード「成犬用 ビーフ・レバー・野菜入り」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
いつものごちそうのドライタイプのドッグフードのタンパク質は18.0%以上、脂質は5.0〜6.5%以上、水分は10.0%以下、カロリーは100gあたり約310〜320kcalと、タンパク質・脂質・カロリーが控えめになっています。
脂質とカロリーが控えめという点では、運動量が少ない成犬や歳をとって活動量が落ちたシニア犬向け、という捉え方ができますが、タンパク質含有量については控えめすぎる印象を受けました。
また、穀物が主原料として使われていることから、「愛犬には肉・魚が贅沢に使われている高タンパクなドッグフードを与えたい」と考えている場合には、いつものごちそうのドライタイプのドッグフードは選択肢からは外れます。
それと、いつものごちそうドッグフードには、1歳未満の子犬向けの主食用フードはありません。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
8kg | – | 2,343円 | 2,488円 |
ペットアイの公式サイトと楽天市場、Amazonでいつものごちそうドッグフードの販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※表はドライフード「成犬用 ビーフ・レバー・野菜入り」のもので、販売状況と販売価格は2025年2月に確認しました)
そして、最安値は楽天という結果になりましたが、送料を加味するとAmazonの方が安くなることもあります。
また、そこまでの価格差はないので、ご自身の使い勝手のいい通販サイトで購入するのがいいでしょう。
まとめ
ペットアイのいつものごちそうドッグフードは、非常に手に取りやすい価格で販売されていることが大きな魅力で、主食用ドライフードだけでなく風味が違うおかず(トッピング)用ウェットフードも取り揃えています。
ただ、ドライフードには主原料として穀物が使われていることや、肉・魚の品質についての補足がされていないこと、”動物性油脂”や”〜等”といった曖昧な原材料表記が見られることが気になりました。
また、各ドライフードのタンパク質含有量が控えめすぎる印象を受けたほか、着色料が使われているフードが多いことも気になるところです。
とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した248種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。