ドッグフードは、「ドライ・セミモイスト(半生)・ウェット」といったタイプ別で賞味期限が違います。
また、パッケージには賞味期限の目安が印字されていますが、メーカーによってはあまり見慣れない書き方がされており、賞味期限の見方が分からないというレビューも見かけます。
そこで、この記事ではドッグフードの未開封・開封後の賞味期限の目安をタイプ別に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ドッグフードの賞味期限の見方について
まずはじめに、ドッグフードのパッケージに印字されている賞味期限の見方から確認していきましょう。
ホームセンターやペットショップでよく見かけるドッグフードの多くは、【年(西暦)/月/日】という形式で賞味期限が印字されているので、賞味期限が分からないということはまずないと思います。
ただ、海外産のドッグフードの中には、【日/月/年(西暦)】という逆順で賞味期限が印字されているものもあります。
後者の形式の一例を挙げると【BBD 23/04/25】といった書き方で、”BBD”というのは”Best Before Date”の略で、日本語に直訳すると”賞味期限”という意味です。
一例のように、【年】の部分が4ケタではなく下2ケタに省略して印字されているフードもあるので、本来2025年と読むべきものを2023年と読み間違えてしまわないよう気をつけてくださいね。
ドッグフードの未開封時の賞味期限
ここからは、ドッグフードの未開封時の賞味期限をタイプ別に分けて解説していきます。
と言っても、ドッグフードのパッケージに印字されている賞味期限は未開封時のものなので、正しい読み方さえ分かっていればあまり気にする必要はありません。
ドライフード
ドライフードの未開封時の賞味期限は、製造日から約1年〜1年半程度のものが多いです。
ただ、添加されている酸化防止剤の種類によっては1年未満のものもありますし、酸化防止剤が使われておらず、3ヶ月前後のものもあります。
また、未開封のドライフードでも保存状態が悪いと品質の劣化が早まってしまうので、未開封・開封後にかかわらず高温多湿や直射日光、照明の当たる場所を避けて保存しておくことが大切です。
セミモイストフード
セミモイスト(半生)フードの未開封時の賞味期限は、製造日から約2年となっています。
セミモイストフードは包装がレトルトパウチのものが多いことから、未開封時の賞味期限はドライフードよりも長めな傾向があります。
ウェットフード
ウェットフードはレトルトパウチか缶詰で未開封時の賞味期限が違い、レトルトパウチはセミモイストフードと同じく製造日から約2年、缶詰については約3年のものがほとんどです。
未開封という条件付きなら缶詰タイプのウェットフードはかなり賞味期限が長いので、いざという時に備えて買い置きしておくのもいいですね。
ドッグフードの開封後の賞味期限
次は、ドッグフードの開封後の賞味期限をタイプ別に分けて解説していきます。
なお、開封後の保存方法については以下の記事にまとめています。
ドライフード
保存状態によっても差が出てきますが、開封後のドライフードの賞味期限は1ヶ月が目安です。
ドライフードは水分量が少ないこともあり、開封してから時間が経ってもあまり変化が感じられないかもしれません。
ただ、空気に触れる時間が長くなるほど酸化が早まり、品質や風味が落ちてしまいます。
場合によっては、飼い主にも分かるくらい見た目や匂いが変わることもあるので、愛犬に与える前にご自身で見た目や匂いを確認することも大切です。
セミモイストフード
セミモイストフードの開封後の賞味期限は2週間が目安です。
セミモイストフードはドライフードよりも水分量が多いこともあり、開封後に関してはドライフードよりも賞味期限が短くなります。
ただ、セミモイストフードは少量サイズでの販売であったり、使いやすいように小分けされているものが多いので、主食として与える分には問題なく賞味期限内に使い切れると思います。
ウェットフード
ウェットフードの開封後の賞味期限は1日が目安になります。
(※中には2〜3日に設定されているものなど、商品によってバラつきがあります)
セミモイストフード以上に水分量が多いウェットフードは、品質の劣化の進行も早いです。
食べ残したウェットフードをそのままにしておくのは避け、開封後に余ってしまったウェットフードは別の容器に移してラップをかけて冷蔵保存し、その日のうちに使い切るようにしましょう。
また、大容量サイズの缶詰を購入して一度に使い切れない場合などには、はじめに食べ切れる量だけを冷蔵保存しておき、残りを1食分ずつに小分けして冷凍保存することもできますよ。
小分けしたウェットフードは1食分ずつラップに包んで、大きめのフリーザーバックなどにまとめて保存しておくと便利です。
冷凍保存したウェットフードについては、2〜3週間以内に使い切りましょう。
賞味期限期限切れのドッグフードについて
ドッグフードの賞味期限が切れたらすぐに食べられない・・・というわけではありません。
ただ、保存状態によっても品質の劣化の進行が変わってくるので、具体的に「何日間までは大丈夫」とは言い切るのは難しいです。
そのため、もしご自身で大丈夫かどうかの判断ができない場合には、勿体ないからといって無理に与えようとはせずに廃棄してしまった方がいいです。
なお、通販サイトでは賞味期限間近や賞味期限切れのドッグフードが販売されていることがありますが、未開封時の賞味期限の項目でも説明した通り、開封していなくても品質の劣化は進行していきます。
それに加えて管理状態も不明瞭なので、賞味期限間近や賞味期限切れの訳ありドッグフードを購入するのはおすすめしません。
まとめ
ドッグフードの賞味期限は、「ドライ・セミモイスト・ウェット」といったタイプ別で違います。
また、未開封時・開封後でも賞味期限は変わり、セミモイストフードとウェットフードは未開封ならドライフードよりも賞味期限が長い傾向にある反面、水分量が多いものほど開封後の賞味期限は短くなります。
それと、メーカーによってパッケージに印字されている賞味期限の見方が違うので、うっかり読み間違えてしまわないよう気をつけてくださいね。
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