アイリッシュセッターのドッグフードでおすすめは？15種類の餌を検証！

美しい毛並みに引き締まった体つきをしており、運動能力が高い大型犬のアイリッシュセッター。

そんなアイリッシュセッターの餌を選ぶにあたっては、主原料として使われている原材料やタンパク源の種類が愛犬に合っているかどうか、不要な添加物が使われていないかに気を配りながら選んであげることが大切です。

この記事では、アイリッシュセッター向けのドッグフードの選び方や、アイリッシュセッターにおすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

アイリッシュセッターのドッグフードの選び方

アイリッシュセッターのドッグフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう。

主原料として動物性タンパク源が使われているか

アイリッシュセッターだけに限った話ではありませんが、一番はじめに確認しておきたいことは、主原料として動物性タンパク源（肉・魚）が使われているかどうかです。

この理由は、肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素だからです。

その一方で、ドッグフードの販売価格が安くなるにつれて動物性タンパク源の割合が減り、その代わりに動物性タンパク源よりも安く仕入れられる小麦などの穀物の割合が増える傾向にあります。

ただ、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。

このことから、タンパク源の割合に特別なこだわりがない限りは、アイリッシュセッターには動物性タンパク源が主原料かつ、高タンパクなドッグフードを選んであげることをおすすめしています。

ドッグフードの原材料一覧には使われている割合が多い順に記載されているので、先頭にチキンやサーモンといった肉・魚が記載されていれば、主原料として動物性タンパク源が使われているドッグフードということになります。

タンパク源の種類が愛犬に合っているか

特定のタンパク源が体質に合わないこともあるので、タンパク源の種類にも気を配っておきたいところです。

アレルギーの原因は犬によって様々ではあるものの、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にあり、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。

そのため、小麦アレルギーの愛犬にはグルテンフリーなどの小麦不使用のドッグフードを、牛肉と大豆にアレルギーのある愛犬には牛肉・大豆不使用のドッグフードを・・・といったように、体質に配慮してドッグフードを選んであげる必要があります。

なお、タンパク源の種類が少ないドッグフードの方がアレルギーの原因を特定しやすいので、食に敏感な愛犬にはグレインフリー（穀物不使用）のドッグフードや、動物性タンパク源が限定されたドッグフードからお試ししてみるのもいいでしょう。

犬に必要のない添加物が使われていないか

犬に必要のない添加物が使われていないかどうかも、きちんと確認しておくべきです。

ドッグフードの中には人工の酸化防止剤や着色料が使われているものも珍しくありませんが、それらの添加物が涙やけやアレルギーの原因になることがあります。

BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤は、ドッグフードの酸化を抑える目的で添加されるものの、ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物といった天然由来のもので代用することもできます。

着色料はドッグフードの見た目を良くする目的で使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はないです。

アイリッシュセッター向けの成分が配合されているか

そのほかには、アイリッシュセッター向けの成分が配合（強化）されているかにも注目しておきましょう。

多めの運動量が必要な大型犬のアイリッシュセッターは足腰や関節に負担がかかりやすいので、【グルコサミン/コンドロイチン/コラーゲン/ヒアルロン酸/MSM（メチルスルフォニルメタン）】といった成分が配合（強化）されているドッグフードが特におすすめです。

また、美しい毛並みに配慮してドッグフードを選びたいと考えている場合には、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量に注目してみてください。
（※2つの脂肪酸の含有量が掲載されていないドッグフードもあります）

2つの脂肪酸はバランスよく摂り入れることが大切で、暫定的な見解ではあるものの、【オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=5:1～10:1】くらいのバランスがいいのではないかと考えられています。

アイリッシュセッターに合う餌は？15種類のドッグフードを検証！

アイリッシュセッターや、イングリッシュセッター用として評判のいい15種類のドッグフードの主原料と主要な成分値、オメガ6脂肪酸・オメガ3脂肪酸のバランスと気がかりな原材料が使われていないかを比較してみました！

一つ一つの項目を見比べてみると、主原料として穀物・イモ類が使われているドッグフードがあることや、タンパク質含有量に物足りなさを感じるドッグフードがあること、人工の酸化防止剤・着色料・香料が使われているドッグフードがあることが分かりますね。

また、“◯◯ミール”という動物性原材料が使われており、品質面についての補足が特にされていないドッグフードも見られました。

なお、“動物性油脂（動物性脂肪）”と“タンパク加水分解物（加水分解タンパク）”については、使われているからといって必ずしも避けた方がいいものというわけではありません。

ただ、動物性油脂には具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の補足がされていないことが、タンパク加水分解物については製造工程の補足がされていないことが気になるところです。

アイリッシュセッターにおすすめのドッグフード5選

これまでの内容を踏まえつつ、アイリッシュセッターにおすすめのドッグフードを5種類紹介します。

ちなみに、販売価格や原材料については、調査した時点の情報を参考にしています。
（※2025年3月に公式サイトとAmazonで調査）

ネルソンズ

ネルソンズは中型犬・大型犬向けに作られているドライタイプのドッグフードで、大きめで噛みごたえのあるトライアングル型の粒になっていることに加えて、1袋5kgの大容量サイズで販売されています。

そして、主原料として良質な動物性タンパク源（チキン）を使用、香料・着色料などの犬に必要のないものは不使用、グルコサミン・コンドロイチンを配合という条件を満たしているだけでなく、グレインフリー（穀物不使用）のレシピを採用しています。

さらに、動物性タンパク源が鶏肉だけに限定されていることから、複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応しやすいです。

主要な成分バランスについても、高タンパクかつ脂質とカロリーは標準的と言えるくらいで、適度に運動をするアイリッシュセッターの主食としてぴったりです。

モグワン

メインのタンパク源として良質なチキンとサーモンが使われており、動物性原材料の割合が全体の56.5%を占めているモグワン。

また、品質・内容が不明瞭な原材料や犬に必要のないものが一切使われていないこと、グルコサミン・コンドロイチンが配合されていることやグレインフリーのレシピを採用していることは、先に取り上げたネルソンズと共通しています。

そして、主要な成分バランスの傾向も似ていますが、モグワンは小ぶりでドーナツ型の粒になっていることから、早食い傾向のあるアイリッシュセッターの愛犬用としてはおすすめしておらず、小粒のドライフードを少しずつ食べるのが好きな愛犬用としておすすめしています。

それと、モグワンのような粒のドライフードは水やぬるま湯でふやかしやすいというメリットがあるので、歳をとったシニア犬にふやかしてからドライフードを与えたい、という場合にも向いています。

カナガン

※各項目は「チキン」のものです

メインのタンパク源が違うドライフードがあり、愛犬の食の好みやお悩みに配慮して選べるカナガン。

この記事で取り上げた「チキン」については、第一原材料としてチキン生肉が、第二原材料として乾燥チキンが使われており、高タンパクかつ脂質とカロリーもやや高めなドライフードになっています。

このような成分バランス上、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や、運動量が多い活発な成犬用としておすすめです。

また、グルコサミン・MSM・コンドロイチンが配合されていることも評価できますし、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスも【3.1:1】とまずまずです。

アカナ

※各項目は「ライト＆フィットレシピ」のものです

良質な動物性原材料が贅沢に使われているだけでなく、低GIの野菜と果物が使われている高タンパク・低炭水化物のドッグフードのアカナ。

また、年齢や犬種（サイズ）、食の好みや体質などに配慮して、タンパク源の内容と成分バランスを調整したドライフードを取り揃えています。

この記事で取り上げた「ライト＆フィットレシピ」については、脂質とカロリーがかなり控えめになっており、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のあるアイリッシュセッターの成犬用としておすすめです。

対照的に、高脂質・高カロリーなドライフードも複数あり、愛犬の運動量・食事量に合わせて選べます。

INUMESHI

※各項目は「フィースト 1歳以上 大型犬用」のものです

コスパ重視の【バリュー】、年齢や犬種別に選べる【フィースト】、ワニ肉が主原料の【セベク】といったコンセプトの違う3つのシリーズがあるINUMESHI。

ここで取り上げた「フィースト 1歳以上 大型犬用」については、チキンが主原料かつ小麦グルテンフリーのレシピを採用しており、着色料などの犬に必要のないものは使われていません。

そして、適度に脂質を含みつつもやや高タンパク・高カロリーになっていることから、運動量が多い活発なアイリッシュセッターの成犬用としておすすめです。

なお、この記事では30kgの成犬が1ヶ月以内で食べ切れる量を想定して、”1kg×3袋”の販売価格を参考にして100gあたりの価格と1日あたりの餌代を算出していますが、ブリーダーパックにあたる15kgサイズだと一気にコスパが良くなります。

まとめ

アイリッシュセッターのドッグフードを選ぶにあたっては、主原料として動物性タンパク源が使われているかどうかや、タンパク源の種類が愛犬に合っているかどうかに注目して選んであげることが大切です。

また、着色料などの不要な添加物が使われていないかや、アイリッシュセッター向けの成分が配合（強化）されているかにも気を配っておくといいでしょう。

ここまで読み進めたところで、もしもまだアイリッシュセッターの愛犬のドッグフード選びに迷っているなら、まずはネルソンズをお試ししてみることをおすすめします。

当サイトがアイリッシュセッター用のドッグフードとして、ネルソンズをおすすめする理由は以下の通りです。

まず言えるのは、ネルソンズには主原料として良質な動物性タンパク源（チキン）が使われており、アイリッシュセッターにとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

そして、香料・着色料などの犬に必要のないものは一切使われていませんし、グルコサミン・コンドロイチンが配合されていることも、アイリッシュセッター用としてネルソンズをおすすめする理由です。

また、グレインフリーかつ動物性タンパク源が鶏肉だけに限定されていることや、大きめで噛みごたえのあるトライアングル型のドライフードということも見逃せません。

現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でネルソンズを手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。