豆柴のドッグフードでおすすめなのはどれ？20種類の餌を徹底検証！

小さな体や愛らしい瞳が印象的な超小型犬の豆柴。

そんな豆柴の餌を選ぶにあたっては、動物性タンパク源の割合や原材料の品質に注目してドッグフードを選んであげたり、タンパク源の種類やオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスに注目してドッグフードを選んであげることが大切です。

この記事では豆柴向けのドッグフードの選び方や、豆柴におすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

豆柴のドッグフードの選び方

豆柴のドッグフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう。

動物性タンパク源が豊富に含まれているか

まずはじめに注目しておきたいのは、動物性タンパク源が豊富に含まれているかどうかです。

豆柴に限った話ではなく、肉・魚から摂り入れることができる動物性タンパク質は、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素です。

その一方で、ドッグフードの価格が安くなるほど穀物の割合が増える傾向にありますが、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。

そして、穀物が過剰に使われている低タンパク・高炭水化物のドッグフードは下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になります。

このことから、豆柴には動物性タンパク源の割合が多い高タンパクなドッグフードを選んであげることをおすすめしています。

ドッグフードの原材料一覧には使用している割合が多い順に記載されており、はじめに肉・魚が記載されていれば動物性原材料が主原料として使われているドッグフード・・・ということになります。

ただし、第二原材料以降に穀物やイモ類・豆類が続いており、全体で見れば動物性タンパク源の割合がそれほど多くないドッグフードもあることには気をつけてください。

高品質な原材料が使われているか

動物性タンパク源の割合だけでなく、原材料の品質にも注目しておきたいところです。

例えば、ドッグフードの中には“ミートミール”や“家禽ミール”といった動物性原材料が使われているものがありますが、どちらも具体的に何の動物の肉が使われているのかわかりません。

また、人用の食肉としては出回らない“4Dミール（肉副産物）”が使われている可能性も否定できません。

それに対して、品質にこだわりのあるドッグフードの場合は“新鮮チキン生肉”や“骨抜き生サーモン”といったように内容が明記されており、「人用の食品レベルの原材料を使用」といった補足がされていることがほとんどです。

ただ、”ミール”が使われているドッグフードでも、公式サイトやパッケージに品質と内容が補足されていることがあるので、公開されている情報はできる限り確認しておくことをおすすめします。

タンパク源の種類が愛犬に合っているか

豆柴の餌を選ぶにあたっては、タンパク源の種類も確認しておくべきです。

アレルギーの原因は犬によって様々ではあるものの、穀物の中では特に小麦がアレルギーの原因になりやすく、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向があります。

このことから、小麦にアレルギーのある愛犬には小麦不使用のドッグフードを、牛肉にアレルギーのある愛犬には牛肉不使用のドッグフードを・・・といったように、愛犬の体質に配慮してドッグフードを選んであげることも重要です。

豆柴向けの成分が含まれているか

豆柴向けの成分が配合（強化）されているかどうかにも注目しておきましょう。

具体的には、皮膚・被毛に関わるオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスで、2つの脂肪酸はどちらか一方だけを摂り入れればいいというわけではなく、2つの脂肪酸をバランスよく摂り入れることが大切になります。

そして、現時点の暫定的な見解ではあるものの、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスは【5:1~10:1】くらいがいいのではないかと考えられています。

余計な添加物が使われていないか

そのほかには、余計な添加物が使われていないかにも注目すべきです。

人工の酸化防止剤や人工の着色料が使われているドッグフードは少なくありませんが、それらの添加物はアレルギーや涙やけの原因になりえます。

BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤はドッグフードの酸化を抑えるために使われるものの、ミックストコフェロールやローズマリー抽出物といった天然由来のもので代用することもできます。

人工の着色料についてはドッグフードの見た目をよくするために使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していません。

つまり、犬目線で考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。

豆柴用として評判のいいドッグフード20種

豆柴用として評判のいいドッグフード20種類を比較してみました。

一つ一つのドッグフードを見比べてみると、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われているものや、ドッグフードによって脂質とカロリーの数値にかなりの差があることが分かりますね。

また、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているドッグフードがあることや、犬にとって必要のない添加物が使われているドッグフードがあることも分かります。

なお、“動物性油脂（脂肪）”と“タンパク加水分解物（加水分解タンパク）”については、使われているからといって必ずしも安全性に配慮されていないというわけではありません。

ただ、ここで抜き出した動物性油脂（脂肪）に関しては、具体的に何の動物性の油が使われいるのか分からないことに加えて、添加されている酸化防止剤の種類が分からないことが気になりました。

タンパク加水分解物（加水分解タンパク）についても、製造工程の説明がされていないことが気がかりです。

豆柴におすすめのドッグフード7選

これまでの内容を踏まえつつ、豆柴におすすめの7種類のドッグフードを紹介します。

なお、販売価格や原材料、成分は調査した時点の情報を参考にしています。
（※2024年11月に公式サイトとAmazonで調査）

カナガン

※各項目はドライフード「チキン」のものです

動物性原材料の割合が全体の半分以上、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用、香料・着色料といった犬にとって必要のないものは不使用という要素を満たしたカナガン。

また、メインのタンパク源が違う3種類のドライフード（チキン/サーモン/デンタル）を取り揃えているほか、缶詰タイプの主食用ウェットフードも製造・販売されています。

ここで取り上げているのはドライフードの「チキン」で、高タンパクかつ脂質とカロリーはやや高めと言える範囲になっており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、食が細くてたくさんの量が食べられない成犬の主食として特におすすめです。

それと、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の割合も【3.1:1】と、まずまずのバランスになっています。

オリジン

※各項目は「オリジナル」のものです

オリジンは様々な動物性タンパク源が使われていることに加えて、グレインフリーのレシピを採用している高タンパク・低炭水化物のドッグフードです。

この記事では「オリジナル」という全年齢対応フードを取り上げていますが、どのラインナップも高タンパクかつ高脂質・高カロリーな傾向があり、育ち盛りの子犬や活発な成犬向きと捉えることができます。

その一方で、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬用フードとしてはおすすめ度が下がります。

また、かなり高タンパクなドライフードという特性上、歳をとったシニア犬にタンパク質が控えめなドッグフードを与えたいと考えている場合には向いていません。

モグワン

メインのタンパク源として、チキンとサーモンが使われているグレインフリーのドッグフードのモグワン。

動物性原材料の占める割合は全体の56.5%と多く、豆柴にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れることができます。

主要な成分バランスについては、高タンパクかつ脂質は控えめでカロリーは標準的な範囲になっており、それほど運動量が多くない成犬やシニア犬用フードとしておすすめです。

また、関節に配慮して【グルコサミン/MSM/コンドロイチン】が配合されていることも見逃せません。

アカナ

※各項目は「スモールブリード 成犬用」のものです

年齢や犬種（サイズ）、飼育環境に配慮して原材料の内容と成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えているアカナ。

この記事で取り上げている「スモールブリード 成犬用」は、高タンパク・高脂質かつカロリーはやや控えめに調整されており、どちらかと言えば運動量が控えめな豆柴向けと捉えることができます。

また、高脂質・高カロリーなドッグフードから低脂質・低カロリーなドッグフードまで幅広く取り揃えており、愛犬の運動量や食事量に配慮して選びやすいことが強みです。

なお、アカナはほぼ全てのラインナップがグレインフリーのレシピを採用していますが、【クラシックシリーズ】には穀物（オーツ麦）が使われています。

サイエンスダイエット

※各項目は「小型犬用 成犬用　チキン」のものです

「犬を飼っているなら知らない人はいない」、と言っても過言ではないくらいメジャーなドッグフードのサイエンスダイエット。

一部のラインナップに穀物が主原料として使われていることや、動物性油脂の内容が不明瞭なことは気になりますが、成分バランスを調整したバラエティ豊かなドッグフードを取り揃えていることは魅力的です。

ここで取り上げている「小型犬用 成犬用 チキン」は鶏肉が主原料として使われており、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスも【6.6:1】と、理想的と考えられているバランス通りになっています。

また、プレミアムドッグフードの中では手に取りやすい価格で販売されていることも強みです。

ブッチ

ブッチはニュージーランド産のチルド（ウェット）タイプのプレミアムドッグフードで、生肉と同じ栄養成分と水分含有度にこだわっています。

そして、人用の食品レベルの「ビーフ/ラム/チキン/フィッシュ」といった動物性タンパク源が贅沢に使われていることに加えて、アレルギーに配慮して「小麦/グルテン/イースト」といった原材料が使われていません。
（※ラインナップによって動物性タンパク源の種類は異なります）

また、水分量が多いウェットフードということもあってカロリーが控えめで、固形物を食べ慣れていない子犬やシニア犬だけでなく、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬の主食としても向いています。

ただ、水分量が多くて低カロリーなウェットフードは、ドライフードに比べて餌代が高くなってしまうことがデメリットでです。
（※ドライフードと併用して与えることで餌代を抑えることはできます）

このこのごはん

※各項目は「全年齢用」のものです

このこのごはん（全年齢用）は良質な鶏肉を主原料として使いつつ、小麦グルテンフリーのレシピを採用している国産ドッグフードです。

もちろん、人工の酸化防止剤や着色料といった添加物は一切使われていませんし、動物性の油脂でコーティングされていないノンオイルコーティングのドライフードということも特徴です。

成分バランスについては、タンパク質・脂質・カロリーがやや控えめになっており、「歳をとったシニア犬にタンパク質が控えめなドッグフードを与えたい」と考えている場合におすすめできます。

ただ、100gあたりの価格が約328円ということで、月々の餌代がかなり高くなってしまうことがネックと言えます。

豆柴の餌で迷った時にはカナガンがおすすめ

ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、カナガンをおすすめします。

当サイトが豆柴用のドッグフードとして、カナガンをおすすめする理由は以下の通りです。

まず言えることは、カナガンは動物性原材料の割合が全体の半分以上を占めており、豆柴にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

また、ドライフードの「チキン」については脂質とカロリーがやや高めと言えるくらいの範囲になっており、比較的運動量が多い豆柴用の主食としてぴったりです。

それに加えて、アレルギーの原因になりやすいタンパク源が使われていないことや、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことも見逃せません。

そして、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。

豆柴の餌の量と回数

柴犬よりも小柄な豆柴だからといって、給餌量の考え方が全然違うというわけではありません。

基本的には、購入したドッグフードのパッケージに掲載されている給餌量を参考にすれば大丈夫です。

ただ、パッケージに記載されている給餌量はあくまで”目安”でしかなく、実際には愛犬の体重や年齢だけでなく、体質や飼育環境によっても適量が変わってきます。

そのため、愛犬の便の状態や体重を確認しながら給餌量を調整するようにしてください。

便の状態については、柔らかめの便をするようなら餌の量が多すぎる可能性があり、反対に固めの便をするようなら餌の量が少なすぎる可能性があります。

なお、成犬の餌の回数は1日2回が目安になりますが、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向がある場合は3回に分けて様子見・・・といったように、食事量に合わせて回数を増やす分には問題ありません。

子犬の給餌量と餌の回数の補足

育ち盛りの子犬は成犬時よりもたくさんの栄養が必要なことから、それに伴い1日あたりの餌の量も多くなります。

そして、成長が緩やかになるにつれて成犬時の給餌量に近づけていきます。

子犬の餌の回数に関しては、生後2〜3ヶ月くらいまでは1日4〜5回を、生後4〜5ヶ月くらいまでは1日3〜4回を目安にして必要量を食べられるようにしましょう。

生後6ヶ月以降の子犬の餌の回数は、成犬と同じく1日2回が目安になります。

シニア犬の給餌量と餌の回数の補足

7歳以上のシニア犬の給餌量については、成犬時の1〜2割くらい減らした量が目安です。

ただ、シニア犬と言われる年齢を迎えても活動量が落ちない犬もいますし、これといった変化がなければ餌の量は減らさなくても大丈夫です。

シニア犬の餌の回数については1日2〜3回を目安にしつつ、食が細くなって一度にたくさんの量が食べられない場合や、一度にたくさんの量を食べると消化不良を起こしてしまう場合には、餌の回数を多めにしてあげるといいでしょう。

豆柴の餌代について

豆柴の成犬時の体重は4〜6kg程度ということで、中型犬や大型犬と比較すれば餌代は安くなります。

ただ、ドッグフードの種類によって販売価格やカロリーが違うこともあり、実際には与えるドッグフードによって餌代がかなり変わってきます。

そこで参考までに、豆柴におすすめの3種類のドッグフードの餌代を比較してみました。
（※どれも5kgの成犬に毎日の主食として与えることを想定しています）

必ずしも当てはまるわけではありませんが、一般的にはドッグフードの販売価格が高くなればなるほど動物性原材料の割合が増えたり、原材料の品質や製造工程にこだわりを持って作られている傾向があります。

対照的に、ドッグフードの販売価格が安くなればなるほど動物性原材料の割合が減って穀物の割合が増えたり、品質と内容の不明瞭な原材料が使われていたり、必ずしも使う必要のない添加物が使われている傾向があります。

とは言え、愛犬の餌代にいくらまでかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のドッグフードを選ぶことをおすすめしています。

豆柴の子犬におすすめの餌は？

“子犬”の時期という条件で豆柴の餌を選ぶとしても、カナガンのドライフード「チキン」をおすすめします。

この理由は、高タンパクかつ脂質とカロリーもやや高めと言えるくらいの範囲になっているだけでなく、粒の直径が10mm程度、厚みが4.5mm程度のドーナツ型と、口の小さな子犬にも食べやすい粒サイズになっているからです。

また、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用しており、複数のタンパク源にアレルギーのある食に敏感な子犬にも対応しやすいことも、カナガンの「チキン」をおすすめする理由の一つです。

なお、子犬のドッグフードの選び方のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ

豆柴の餌を選ぶにあたっては、動物性タンパク源の割合や原材料の品質に注目してドッグフードを選んであげたり、タンパク源の種類に注目してドッグフードを選んであげることが大切です。

また、余計な添加物が使われていないかどうかにも注目すべきですし、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスにも注目しておくといいでしょう。

現在は何百種類ものドッグフードが販売されていますが、最終的にどのドッグフードを買うのかを決めるのは愛犬ではなく飼い主である人間です。

だからこそ愛犬のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくドッグフード選びを心がけたいところですね。

ここまで読み進めたところで、もしもまだ豆柴のドッグフード選びに迷っているなら、まずはカナガンをお試ししてみることをおすすめします。

現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でカナガンを手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。