
マチュア犬(7歳以上の犬)向けに成分バランスが調整されている国産ドッグフード「Quwell(キュエル)」。
また、消化吸収に配慮して小麦グルテンフリーのレシピを採用していたり、動物性の油脂を吹きかけない”ノンオイルコーティング”のドライフードということも特徴です。
今回はそんなQuwell(キュエル)ドッグフードの口コミ・評判を85件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
キュエルドッグフードの悪い口コミ・評判
Quwell(キュエル)ドッグフードの悪い口コミ・評判は「値段が高いのがネック」、「残念ながら食いつきはいまいち」、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューがあり、値段の高さを指摘するレビューが特に多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、キュエルには国産ブランド鶏の有田鶏が主原料として使われていることや、人工の酸化防止剤や着色料、香料・調味料といった人工添加物が一切使われていないことが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 値段が高い(14件)
- 食いつきはいまいち(4件)
- うちの犬には合わなかった(1件)
という結果になっています。
(※口コミ・評判は2022年10月にAmazon、ツイッター、インスタグラムで調査しました)
値段が高い
キュエルの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「値段が高い」という内容のレビューでした。
キュエルの100gあたりの値段は約370円と、確かに店頭のペットフードコーナーでよく見かける国産ドッグフードと比較するとかなり高いです。
(※調査時点の最安値を参考にしています)
もちろん値段が高いのには理由があり、主原料として国産ブランド鶏の有田鶏が使われていたり、人工の酸化防止剤や着色料、香料・調味料が使われていなかったり、小麦グルテンフリーのレシピを採用しているなどのこだわりがあります。
とは言え、どれだけ品質にこだわってフードを選んでも継続できなければ意味がないので、現実的に無理なく購入できるかどうかということまで考えてお試しすることをおすすめします。
食いつきはいまいち
次に多かった悪い口コミ・評判は、「食いつきはいまいち」といった内容のレビューです。
食いつきのよさを評価する声に比べれば遥かに少なかったものの、どんな犬でも気に入ってくれる嗜好性の高いフードはまずありません。
キュエルをあまり食べない理由として考えられるのは、人工の香料・調味料といった添加物が使われておらず、天然由来の原材料の香りを活かして風味が整えられていることです。
さらに、動物性の油脂が吹きかけられていない”ノンオイルコーティング”のドライフードということもあり、人工の香料・調味料や動物性の油脂が使われているフードを食べ慣れていない犬にとっては、キュエルの風味にあまり魅力が感じられない可能性はあります。
うちの犬には合わなかった
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかった」という内容のレビューです。
具体的には、「軟便気味になった」という飼い主の声を確認できました。
軟便の理由として考えられるのは、食物アレルギーと餌の急な切り替えです。
キュエルには比較的アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われていますが、犬によってアレルギーの原因は様々です。
例えば、主原料として使われている鶏肉がアレルギーの原因になることもありますし、大麦や玄米などの穀物がアレルギーの原因になることもあります。
そのため、食に敏感でお腹が弱い愛犬にキュエルを与えようと考えているなら、タンパク源の種類にも注目しておくといいでしょう。
次の餌の切り替えに関してですが、急な餌の切り替えは消化の負担になってしまうので、餌の切り替えが早すぎると一時的に下痢や吐き戻しが増える可能性はあります。
餌の急な切り替えは消化不良の原因を特定しづらくなってしまうため、当サイトでは1週間から10日ほどかけてゆっくりと切り替えることをおすすめしています。
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Quwell(キュエル)ドッグフードの総合評価
キュエルドッグフードの良い口コミ・評判
Quwell(キュエル)ドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのフード」、「安心して与えることができるドッグフード」、「マチュア犬にも食べやすそうな粒サイズ」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、キュエルはかつお節をふんだんに使って自然な風味に仕上げられていることや、犬にとって必要のない添加物が一切使われていない国産ドッグフードということが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(23件)
- 原材料に安心感がある(15件)
- 粒の大きさがちょうどいい(9件)
- 国産だから安心感がある(7件)
- うちの犬には合っている(6件)
- 成分が良さそう(6件)
という結果になっています。
食いつきがいい
キュエルの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
「食いつきはいまいち」というレビューが4件、「食いつきがいい」というレビューが23件という件数を踏まえても、キュエルはたくさんの犬たちに受け入れられている嗜好性が高いフードと捉えてよさそうです。
キュエルには人工の香料・調味料や動物性の油脂が使われていないのにも関わらず、これだけ食いつきのよさを評価するレビューに偏ったのは正直意外でした。
この理由として考えられるのは、キュエルは国産ブランド鶏の有田鶏を主原料として使いつつ、かつお節をふんだんに使って自然な風味に仕上げられていることです。
かつおの香りが強く感じられるドライフードなので、魚風味のフードを食べ慣れていない愛犬なら気に入ってくれる可能性は高いと思います。
原材料に安心感がある
次に多かった良い口コミ・評判は、「原材料に安心感がある」という内容のレビューです。
まず、キュエルには人工の酸化防止剤が添加されていないことが安心できる要素と言えるでしょう。
酸化防止剤はフードの酸化を抑えるために添加されるものの、キュエルには人工のものではなく、天然由来の酸化防止剤が添加されています。
また、見た目をよくするために人工の着色料が使われているフードもありますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していなので、犬の立場になって考えれば着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はありません。
それなのに着色料を使って色味をつけるのは、犬ではなく飼い主である人間の興味を惹くためです。
それに対して、キュエルには人工のもの天然のものに関わらず、着色料そのものが使われていません。
それに加えて、人工の香料・調味料や動物性の油脂を使わず、天然由来の原材料の香りを活かして風味が整えられていることも安心感に繋がりますね。
粒の大きさがちょうどいい
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「粒の大きさがちょうどいい」という内容のレビューでした。
キュエルはマチュア犬(7歳以上の犬)向けに作られていることもあり、7~8mmくらいで楕円形の小粒サイズのドライフードになっています。
このことから、歳をとって噛む力が弱くなったマチュア犬だけでなく、(超)小型犬の成犬にも食べやすいサイズ感と言えるでしょう。
国産だから安心感がある
良い口コミ・評判の中には、「キュエルは国産だから安心感がある」という内容のレビューもありました。
実際のところは、国産だからといって必ずしも品質面や安全性が優れているというわけではなく、それよりも安さをウリにしているフードはまだまだ多いです。
そんな現状の中、キュエルには犬にとって必要のない人工添加物が一切使われていないことに加えて、良質な動物性原材料が主原料として使われています。
さらに、消化吸収に配慮して小麦グルテンフリーのレシピを採用しており、品質面と安全性にはきちんと配慮されている印象を受けました。
うちの犬には合っている
通販サイトとSNSで口コミ・評判を調査していると、「うちの犬には合っているようで、いい便が出るようになった」という内容のレビューも確認できました。
この理由としてまず考えられるのは、キュエルには比較的アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われていることです。
安さをウリにしているフードには小麦が使われていることが多いですが、小麦は穀物の中でも特にアレルギーの原因になりやすいという問題があります。
そのほかにも、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向がある一方で、キュエルにはそれらのタンパク源が使われていません。
また、人工の酸化防止剤や着色料といった添加物が涙やけやアレルギーに繋がることもありますが、先ほど触れたようにキュエルには犬にとって必要のない添加物が一切使われていません。
このことから、切り替え前に与えていたフードの原材料の内容によっては、キュエルに切り替えることで便の固さが安定する可能性はあります。
成分が良さそう
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「成分が良さそう」という内容のレビューです。
キュエルには関節に配慮してグルコサミンやコンドロイチンが配合されていたり、お腹のスッキリに配慮して乳酸菌やオリゴ糖が配合されています。
また、活動量が落ちたマチュア犬向けに、脂質とカロリーが控えめに調整されていることも特徴です。
キュエルドッグフードの口コミ・評判まとめ
Quwell(キュエル)ドッグフードの悪い口コミ・評判は「値段が高いのがネック」、「残念ながら食いつきはいまいち」、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューがあり、値段の高さを指摘するレビューが特に多い傾向にありました。
その一方で、Quwell(キュエル)ドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのフード」、「安心して与えることができるドッグフード」、「マチュア犬にも食べやすそうな粒サイズ」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、キュエルはかつお節をふんだんに使って自然な風味に仕上げられていることや、犬にとって必要のない添加物が一切使われていない国産ドッグフードということが関係していると考えられます。
- 値段が高い
- 食いつきはいまいち
- うちの犬には合わなかった
- 食いつきがいい
- 原材料に安心感がある
- 粒の大きさがちょうどいい
- 国産だから安心感がある
- うちの犬には合っている
- 成分が良さそう
キュエルドッグフードのお試しサンプルについて
Quwell(キュエル)ドッグフードのお試しサンプルの配布、販売はされていません。
そのため、キュエルをお試しするにしても、1kgサイズの本商品を最低1袋は購入する必要があります。
ただ、どちらにせよ数食分くらいの少量サンプルだと、愛犬の食の好みや体質に合っているかをしっかりと判断することができません。
このことから、当サイトでは少量サンプルのお試しは積極的にはおすすめしておらず、はじめから1ヶ月くらいはお試しできるサイズ(量)を購入してみて、愛犬に本当に合っているかどうかをじっくりと確認することをおすすめしています。
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Quwell(キュエル)ドッグフードの総合評価
Quwell(キュエル)ドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
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鶏肉、大麦、玄米、大麦ぬか、鰹節、甜菜繊維、ビール酵母、卵黄粉末、MCT(中鎖脂肪酸油)、黒米、赤米、イヌリン(水溶性食物繊維)、コラーゲンペプチド、発酵調味液、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ、フラクトオリゴ糖、大根葉、昆布、ごぼう、人参、コンドロイチン、N-アセチルグルコサミン、乳酸菌、DHA含有精製魚油粉末、キャベツ、ブロッコリー、かぼちゃ、紫いも、さつまいも、あかもく、わかめ、マリーゴールド粉末、セレン酵母、白菜、高菜、パセリ、青じそ、タウリン、ミネラル類(卵殻カルシウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール) |
ここからは、Quwell(キュエル)ドッグフードの原材料を評価していきます。
動物性原材料が主原料の国産ドッグフード
キュエルの特徴としてまず挙げられるのは、動物性原材料(有田鶏)が主原料として使われている国産ドッグフードということです。
対照的に、安さをウリにしたフードのほとんどには穀物が主原料として使われていますが、穀物がメインのフードは肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に配慮されているとは言いづらいです。
また、ドッグフードの中には品質が不明瞭な原材料が使われているものもある一方で、キュエルには主原料の鶏肉を含めて人間が食べない部位の素材は一切使われておらず、国内の食品工場で厳しい品質管理のもとで製造されていることも評価できます。
それに加えて、人工の酸化防止剤や着色料、香料・調味料といった添加物も使われていないキュエルは、品質面・安全性ともにきちんと配慮された国産ドッグフードと言っていいでしょう。
小麦グルテンフリーのレシピを採用
キュエルは、小麦グルテンフリーのレシピを採用していることも見逃せません。
小麦が使われているドッグフードは珍しくありませんが、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすく、体質によっては下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がります。
また、特定の肉類がアレルギーの原因になることもありますが、キュエルは動物性タンパク源の種類がシンプルなことも強みです。
なお、キュエルには大麦や玄米などの穀物が使われていますが、穀物全般にアレルギーのない犬にとってはグレインフリー(穀物不使用)は必須ではありません。
使われているのはアレルギーの原因にはなりにくい穀物ですし、犬にとって必要な栄養を補うためにあえて使われているので、愛犬にこれといったアレルギーがない限りは特に気にする必要はないでしょう。
Quwell(キュエル)ドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
タンパク質 | 18.8%以上 |
脂質 | 8.2%以上 |
粗繊維 | 1.4%以上 |
灰分 | 4.7%以上 |
水分 | 10.0%以上 |
エネルギー | 349kcal/100g |
原材料の次は、Quwell(キュエル)ドッグフードの成分を評価していきます。
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
キュエルのタンパク質は18.8%、脂質は8.2%、カロリーは100gあたり349kcalと、タンパク質・脂質・カロリーが控えめなドライフードになっています。
タンパク質含有量については控えめ過ぎる印象を受けるものの、低脂質・低カロリーという点に注目すれば、歳をとって活動量が落ちたマチュア犬向けと捉えることができます。
そのため、「7歳以上の愛犬には品質面・安全性にきちんと配慮されているのはもちろん、タンパク質が控えめなフードを与えたい」、という意図があるなら有力候補の一つになるでしょう。
なお、キュエルは1歳以上の成犬の主食用フードとしての基準を満たしていますが、タンパク質がかなり控えめなフードという性質上、当サイトでは成犬用フードとしてはおすすめしていません。
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Quwell(キュエル)ドッグフードの総合評価
Quwell(キュエル)ドッグフードの給餌量
体重 | 1日の給餌量 |
---|---|
1~3kg | 27~62g |
3~5kg | 62~91g |
5~10kg | 91~153g |
10~20kg | 153~257g |
Quwell(キュエル)ドッグフードの給餌量の目安は表の通りです。
と言っても、この給餌量はあくまで“目安”でしかなく、実際には愛犬の体質や飼育環境によって適量は変わってきます。
そのため、愛犬の体重や便の固さを確認しながら分量を微調整するようにしましょう。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
1kg | 3,680円 | 8,531円 | 3,980円 |
Quwell(キュエル)ドッグフードの公式サイトと楽天市場、Amazonで販売状況を調査したところ、公式サイトが最安値という結果になりました!
(※販売状況と販売価格は2022年10月に確認しました)
なお、プレミアムフードの中には公式サイトで定期コースが導入されているものもありますが、キュエルの公式サイトでは定期コースは導入されていません。
このことから、「お試しで1袋だけ購入したつもりが定期コースに切り替わっていた」・・・という手違いもないですし、定期コースの解約などの手続きもないので、気軽にお試しすることができますね。
Quwell(キュエル)ドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 4.0 |
成分 | 3.5 |
安全性 | 5.0 |
食いつき | 4.5 |
コスパ | 1.0 |
総合評価 | Bランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 | 3,680円/1kg |
対応年齢 | 成犬・シニア犬 |
原産国 | 日本 |
販売会社 | Y&Hカンパニー株式会社 |
当サイトのQuwell(キュエル)ドッグフードの総合評価はBランクです。
タンパク質含有量が控えめ過ぎる印象を受けるものの、脂質とカロリーが控えめという点は活動量が落ちたマチュア犬用フードとしてぴったりと言えますし、マチュア犬向けの成分が配合(強化)されていることは評価できます。
また、良質な国産原材料が使われていることや小麦グルテンフリーのレシピを採用していること、犬にとって必要のない添加物が一切使われていないことも魅力的です。
決して安いとは言えない販売価格ではありますが、「7歳以上の愛犬には品質面・安全性にきちんと配慮されており、タンパク質が控えめな国産ドッグフードを与えたい」と考えているなら、一度お試ししてみる価値はあるでしょう。