ラシーネドッグフードの評判ってどう?口コミを踏まえて徹底評価!

日本ペットフードが製造・販売しているラシーネは、【チワワ/柴/ポメラニアン/レトリーバー】などの特定の犬種向けのドッグフードになっています。

また、見た目をよくする目的で使われることのある着色料は使われておらず、新鮮な状態を保てるように袋の中で小分けされているのも特徴です。
(※レトリーバーは小分けされていません)

今回はそんなラシーネドッグフードの口コミ・評判を113件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!

そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

※ラシーネドッグフードは2023年8月をもって販売終了となりました。

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ラシーネドッグフードの総合評価

項目 詳細
原材料 1.0
成分 2.5
安全性 3.5
食いつき 5.0
コスパ 4.5
総合評価 Cランク
(S〜Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
518円/800g
950円/1.6kg
※トイ・プードル
※2023年5月に楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
原産国 日本
販売会社 日本ペットフード株式会社

当サイトのラシーネドッグフードの総合評価はCランクです。

新鮮な状態を保てるように、ほぼ全てのラインナップが袋の中で小分けされていることや、手に取りやすい価格で販売されている国産ドッグフードということは魅力と言えます。

その一方で、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われていることや、小麦・牛肉・大豆といったアレルギーの原因になりやすい傾向にあるタンパク源が使われていること、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることが気になりました。

また、タンパク質含有量はそれほど多くはないので、「愛犬には肉・魚が主原料かつ高タンパクなドッグフードを与えたい」と考えている場合には、ラシーネドッグフードは選択肢からは外れます。

※ラシーネドッグフードは2023年8月をもって販売終了となりました。

ラシーネドッグフードの悪い口コミ・評判

続いて、ラシーネドッグフードの口コミ・評判を見ていきましょう。

まず、悪い口コミ・評判については「残念ながらあまり食べない」、「うちの犬には合わなかった」、「原材料について気になることがある」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ラシーネドッグフードは風味の種類が限定されていることや、アレルギーの原因になりやすい原材料が使われていることが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきはいまいち(6件)
  • うちの犬には合わなかった(3件)
  • 原材料の内容が気がかり(2件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2021年10月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。

食いつきはいまいち

ラシーネドッグフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは「食いつきはいまいち」、「あまり食べない」といった食いつきの悪さを指摘するレビューでした。

「食いつきがいい」というレビューの方が圧倒的に多かったものの、どんな犬でも気に入ってくれる嗜好性の高いドッグフードはまずありません。

ラシーネドッグフードは8種類の犬種別フードを取り揃えていますが、それぞれで風味は1種類だけです。

このことから食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせづらく、同じドッグフードを食べ飽きてしまう愛犬の場合は別のドッグフードをローテーションする・・・といった工夫が必要になります。

うちの犬には合わなかった

次に多かった悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューです。

具体的には「軟便・下痢気味になった」、「涙やけが気になる」という飼い主の声を確認できました。

これらの原因として、まず考えられるのは食物アレルギーです。

例えば、ラシーネドッグフードには【小麦粉/牛肉粉/脱脂大豆】が使われていますが、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすく、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。

 

また、食いつきをよくするために使われる“動物性油脂”が涙やけに繋がることもあります。

それと、軟便・下痢といった消化不良に関しては、急な餌の切り替えが原因になっている可能性もあります。

原材料の内容が気がかり

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「原材料について気になることがある」という内容のレビューでした。

まず、食に敏感な愛犬を飼っている方にとっては、小麦・牛肉・大豆が使われていることが気がかりな要素と言えるでしょう。

また、ラシーネドッグフードには穀物が主原料として使われていますが、穀物の割合が多くなるほど肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容からは遠ざかります。

それに加えて、肉類の品質と割合が不明瞭なことも気になるところです。

ラシーネドッグフードの良い口コミ・評判

ラシーネドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのドッグフード」、「小分けされているから保存に便利」、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ラシーネドッグフードにはチーズ粒とささみ粒がトッピングされていることや、鮮度を保てるように袋の中で小分けされていることが関係していると考えられます。
(※レトリーバーにはトッピング素材が入っておらず、小分けもされていません)

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(62件)
  • 保存に便利な小分け包装(25件)
  • うちの犬には合っている(8件)
  • お手頃な値段(4件)
  • 粒の大きさがちょうどいい(3件)

という結果になっています。

食いつきがいい

ラシーネドッグフードの口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」というレビューでした。

「食いつきはいまいち」というレビューが6件だったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが62件という割合を踏まえても、ラシーネドッグフードは多くの犬に受け入れられている嗜好性が高いドッグフードと捉えてよさそうです。

食いつきのよさを評価する飼い主の声に偏った理由としてまず考えられるのは、ラシーネドッグフードはチーズ粒とささみ粒がトッピングされているドライフードということです。
(※レトリーバーを除く)

また、”動物性油脂”でコーティングされていることも理由の一つでしょう。

保存に便利な小分け包装

次に多かった良い口コミ・評判は、「ラシーネドッグフードは小分けされているから保存に便利」といった内容のレビューでした。

“レトリーバー”以外の内容量は800gと1.6kgの2サイズで、800gサイズは200g×4袋に、1.6kgサイズは200g×8袋といったように袋の中で小分けされています。

このことから、開封して鮮度が落ちる前に使い切ることができ、保存方法に関してそれほど神経質にならずに済みます。

なお、”レトリーバー”は小分けされてはいませんが、袋にジッパーが付いています。
(※レトリーバーの内容量は5kgのみです)

うちの犬には合っている

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」という内容のレビューでした。

この理由として考えられるのは、ラシーネドッグフードは脂質が控えめなドライフードということです。

というのも、体質によっては高脂質のドッグフードが合わずに、下痢や嘔吐といった消化不良を起こすことがあるからです。

お手頃な値段

良い口コミ・評判の中には、「ラシーネドッグフードはお手頃な値段で販売されている」という内容のレビューもありました。

実際、ラシーネドッグフードの100gあたりの値段は約60円と、かなり手に取りやすい価格帯の国産ドッグフードになっています。
(※トイ・プードルの1.6kgサイズの最安値を参考にしています)

その一方で、穀物が主原料として使われていることや肉類の品質・割合が不明瞭なこと、【動物性油脂/デヒドロ酢酸ナトリウム】が使われていることが気がかりな要素です。

とは言え、「愛犬には犬種専用フードを与えたいけど、月々の餌代を少しでも抑えたい」ということであれば、ラシーネドッグフードは有力候補の一つになるでしょう。

粒の大きさがちょうどいい

通販サイトとSNSでラシーネドッグフードの口コミ・評判を調査していると、「粒の大きさがちょうどいい」といった内容のレビューも確認できました。

ラシーネドッグフードの【チワワ/ポメラニアン】は超小粒に、【柴/フレンチ・ブルドッグ/ミニチュア・シュナウザー】は中粒に、【レトリーバー】は大粒に・・・といったように、犬種別に粒の大きさが調整されています。

ただ、大粒で噛みごたえのあるドライフードが好きな小型犬もいますし、粒の大きさについての口コミ・評判はそれほど参考にならない、というのが率直な感想です。

ラシーネドッグフードの口コミ・評判まとめ

項目 口コミ内容
悪い口コミ 食いつきはいまいち
うちの犬には合わなかった
原材料の内容が気がかり
良い口コミ 食いつきがいい
保存に便利な小分け包装
うちの犬には合っている
お手頃な値段
粒の大きさがちょうどいい

ラシーネドッグフードの悪い口コミ・評判は「残念ながらあまり食べない」、「うちの犬には合わなかった」、「原材料について気になることがある」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

その一方で、ラシーネドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのドッグフード」、「小分けされているから保存に便利」、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ラシーネドッグフードにはチーズ粒とささみ粒がトッピングされていることや、鮮度を保てるように袋の中で小分けされていることが関係していると考えられます。
(※レトリーバーにはトッピング素材が入っておらず、小分けもされていません)

※ラシーネドッグフードは2023年8月をもって販売終了となりました。

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ラシーネドッグフードの種類

商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
トイ・プードル 21.0% 7.5% 20% 310kcal
チワワ 21.0% 7.5% 20% 310kcal
ミニチュア・ダックスフンド 21.0% 6.5% 20% 300kcal
21.0% 6.5% 20% 300kcal
ポメラニアン 21.0% 7.5% 20% 310kcal
フレンチ・ブルドッグ 21.0% 7.5% 20% 310kcal
ミニチュア・シュナウザー 21.0% 6.5% 20% 300kcal
ゴールデン&ラブラドール レトリーバー 20.0% 8.0% 10% 340kcal

ラシーネドッグフードのラインナップは「トイ・プードル」、「チワワ」、「ミニチュア・ダックスフンド」、「柴」、「ポメラニアン」、「フレンチ・ブルドッグ」、「ミニチュア・シュナウザー」、「ゴールデン&ラブラドール レトリーバー」の8種類です。

主要な成分値にはそれほど差はありませんが、特定の犬種別フードというだけあって「トイ・プードル」を例に挙げると、被毛やお腹・関節に配慮した成分が強化されているなどの違いがあります。

また、口コミ・評判の項目でも触れた通り、犬種別に粒の大きさが調整されているのも特徴です。

原材料に関してはどのラインナップもほとんど同じですが、「ゴールデン&ラブラドール レトリーバー」には”チーズ粒&ささみ粒”が入っていません。

ラシーネドッグフードの原材料の評価

原材料一覧
穀類(トウモロコシ、小麦粉、ライスブラン、コーングルテンフィード)、肉類(チキンミール牛肉粉、豚肉、チキンレバーパウダー)、脱脂大豆、油脂類(動物性油脂、植物性油脂、γーリノレン酸)、角切りササミジャーキー、チーズジャーキー、マリンコラーゲン、L-カルニチン、ビルベリーパウダー(アントシアニン源)、オリゴ糖、カゼインホスホペプチド、プロピレングリコール、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、コバルト)、リンゴ酸、保存料(ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム)、ビタミン類(A、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン)、N-アセチルグルコサミン、コンドロイチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン)
※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載

ここからは、ラシーネドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表は「トイ・プードル」の原材料一覧です)

穀物が主原料として使われているドッグフード

ラシーネドッグフードの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、【トウモロコシ/小麦粉/ライスブラン/コーングルテンフィード】といった穀物が主原料として使われていることです。

穀物は肉類よりも安く仕入れることができ、穀物の割合が増えるほどドッグフードの販売価格が安くなる傾向があります。

その一方で、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が苦手で、穀物の割合が多いドッグフードは犬本来の食事内容に配慮されたドッグフードとは言いづらいです。

 

また、穀物の中でも小麦は特にアレルギーの原因になりやすいという問題もあります。

そのほかにも、肉類の中でアレルギーの原因になりやすい牛肉が、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆が使われていることから、体質によってはラシーネドッグフードが合わない可能性はあります。

品質・内容が不明瞭な原材料あり

ラシーネドッグフードの原材料についてそのほかに気になったことは、肉類(ミール/粉/パウダー)の品質が不明瞭なことです。

公式サイトとパッケージを確認して見た限りでは、肉類の品質についての説明は見当たりませんでした。

また、“動物性油脂”でコーティングされていることも気がかりな要素です。

 

動物性油脂という記載だけでは具体的に何の動物の油が使われているのか分かりませんし、添加されている酸化防止剤が人工のものなのか、それとも天然由来のものなのかの判断ができません。

それに加えて、一部の国で人用として使うことが禁止されている、“デヒドロ酢酸ナトリウム”が使われていることも気になりました。

ラシーネドッグフードの成分の評価

成分表
タンパク質 21.0%以上
脂質 7.5%以上
粗繊維 4.0%以下
灰分 9.0%以下
水分 20.0%以下
カルシウム 0.9%以上
リン 0.7%以上
エネルギー 310kcal/100g

原材料の次は、ラシーネドッグフードの成分を評価していきます。
(※表は「トイ・プードル」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

「ゴールデン&ラブラドール レトリーバー」だけは水分量が10.0%以下となっており、それ以外のラインナップは水分量が20.0%以下となっているため、水分量の違いを考慮しながら成分バランスを評価していきます。

水分量20.0%以下のラインナップのタンパク質は21.0%以上、脂質は6.5〜7.5%以上、100gあたりのカロリーは300〜310kcalと、適度にタンパク質を含みつつ、脂質とカロリーは控えめになっています。

こういった成分バランスを踏まえると、室内飼いで運動量が少ない成犬・シニア犬向けと捉えることができます。

その一方で、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬用フードとしては、タンパク質・脂質・カロリーに物足りなさを感じました。

 

「ゴールデン&ラブラドール レトリーバー」も成分バランスの傾向は変わりませんが、タンパク質が控えめ過ぎるというのが率直な感想です。

また、ラシーネドッグフードには穀物が主原料として使われていることを踏まえると、植物性タンパク質の割合がかなり多いと推測できます。

そのため、【愛犬には動物性タンパク質がたっぷりと含まれたドッグフードを与えたい】と考えている場合には、良質な動物性原材料が主原料として使われている高タンパクなドッグフードをおすすめします。

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
800g(200g×4) 518円 552円
1.6kg(200g×8) 950円 1,082円

ラシーネドッグフードの公式サイトと楽天市場、Amazonで「トイ・プードル」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年5月に確認しました)

そして、800gサイズも1.6kgサイズも楽天が最安値という結果になりました!

ラシーネドッグフードを店頭で取り扱っている販売店は多くはないので、ラシーネドッグフードを購入するなら販売状況をあわせて確認できる通販サイトを利用するのがおすすめです。

通販なら重い袋を持ち運ぶ手間がありませんし、一定金額以上の購入で送料無料となる販売店も多いですからね。

まとめ

ラシーネドッグフードは、特定の犬種向けに作られているドライタイプの国産ドッグフードで、新鮮な状態を保てるように袋の中で小分けされていることや、手に取りやすい価格で販売されていることが魅力と言えます。
(※レトリーバーは小分けされていません)

そして、着色料が使われていないことも評価できますが、穀物が主原料として使われていることや、小麦・牛肉・大豆といったアレルギーの原因になりやすい傾向にあるタンパク源が使われていることは気になりました。

また、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることも気になるところです。

とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。

※ラシーネドッグフードは2023年8月をもって販売終了となりました。

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