胴長短足で垂れ耳という容姿が可愛らしいミニチュアダックスフンドは、好奇心が強くてとても活発な小型犬です。
そんなミニチュアダックスフンドの餌を選ぶにあたっては、理想体重を維持できるよう脂質とカロリーに注目してフードを選んであげたり、ミニチュアダックスフンド向けの成分が強化されているかに注目することが大切です。
この記事ではミニチュアダックスフンド向けのドッグフードの選び方や、ミニチュアダックスフンドにおすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のフード選びの参考にしてみてください。
ミニチュアダックスフンドのドッグフードの選び方
ミニチュアダックスフンドのドッグフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。
順番に見ていきましょう。
高タンパクかつ動物性原材料の割合が多い
動物性原材料に含まれている動物性タンパク質は、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素です。
その一方で、犬は穀物やイモ類・豆類に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、低タンパク・高炭水化物のフードは消化不良の原因になります。
このことからミニチュアダックスフンドには、高タンパクかつ動物性原材料の割合が多いフードを選んであげることをおすすめしています。
原材料一覧には使用している割合の多い順に記載されているので、最初に肉・魚が記載されていれば動物性原材料が主原料として使われているフード・・・ということになります。
ただ、最初に動物性原材料が記載されていたとしても第二原材料以降に穀物の記載が続いており、全体で見れば穀物の割合が多いフードもあることには気をつけてくださいね。
タンパク源の種類も確認しておく
主な原材料を確認する時には、タンパク源の種類もあわせて確認しておきましょう。
犬によってアレルギーの原因は様々ですが、穀物の中では小麦が特にアレルギーの原因になりやすく、豆類の中では大豆が、肉類の中では牛肉がアレルギーの原因になりやすいです。
このことから、小麦アレルギーの愛犬には小麦不使用のフードを、大豆アレルギーの愛犬には大豆不使用のフードを・・・といったように、アレルギーに配慮してフードを選んであげることも大切になります。
もちろん、愛犬に特にこれといったアレルギーない場合には、単純に食の好みに合わせて選んであげれば大丈夫です。
脂質とカロリーにも注目して選ぶ
胴長短足のミニチュアダックスフンドは足腰や関節に負担がかかりやすく、さらに体重が増えすぎると余計に負担をかけてしまいます。
そのため、愛犬の食事量や運動量にあわせてドッグフードを選ぶことも重要です。
室内犬のミニチュアダックスフンドは運動量が控えめな傾向があるので、当てはまる場合には脂質とカロリーが控えめなフードを選んであげるといいでしょう。
その逆に、運動量が多い愛犬や食が細くてたくさんの量が食べられない愛犬には、少量で必要な栄養を摂り入れやすい高脂質・高カロリーなフードがおすすめです。
ミニチュアダックス向けの成分が含まれているか
ミニチュアダックスフンド向けの成分が含まれているかにも注目しておきたいところです。
例えば、関節に配慮して配合される成分としては、【グルコサミン/コンドロイチン/コラーゲン/ヒアルロン酸/MSM(メチルスルフォニルメタン】が挙げられます。
また、毛並み・毛艶に配慮したいという場合には、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量に注目しておくといいでしょう。
2つの脂肪酸はどちらか一方だけを摂り入れればいいといわけではなく、バランスよく摂り入れることが大切です。
そして、暫定的な見解ではあるものの、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスは【5:1~10:1】くらいがいいのではないかと考えられているので、愛犬のフード選びの参考にしてみてください。
余計な人工添加物が使われていない
そのほかには、余計な人工添加物が使われていないかどうかも確認しておきましょう。
具体的にはBHA・BHTといった人工の酸化防止剤であったり、フードに色味をつけるために使われる人工の着色料で、これらの添加物がアレルギーの原因になることもあります。
酸化防止剤についてはフードの酸化を抑えるために使われるものの、人工のものではなく天然由来のもので代用することもできます。
また、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えれば着色料を使う意味はありません。
ミニチュアダックス用として評判のいいフード20種
商品名 | 主原料 | タンパク質 | 脂質 | 水分 | カロリー (100gあたり) |
気がかりな原材料 |
---|---|---|---|---|---|---|
モグワン | チキン&サーモン | 27%以上 | 10%以上 | 9%以下 | 361.5kcal | – |
プロマネージ(成犬用 ミニチュアダックスフンド専用) | チキンミール | 24.0%以上 | 14.0%以上 | 10.0%以下 | 365kcal | チキンミール、家禽類、BHA、BHT |
スタイルズ(ミニチュアダックスフンド用) | 肉類 | 12.5%以上 | 3.3%以上 | 35.0%以下 | 250kcal | プロピレングリコール、pH調整剤、エリソルビン酸ナトリウム |
ベストバランス(カリカリ仕立て ミニチュアダックスフンド用) | 穀類 | 21.0%以上 | 11.0%以上 | 12.0%以下 | 約360kcal | チキンミール、動物性油脂、pH調整剤 |
このこのごはん(全年齢用) | 鶏肉 | 20.9%以上 | 8.0%以上 | 10.0%以下 | 343kcal | – |
うまか | 鶏肉 | 21.4%以上 | 9.5%以上 | 10.0%以下 | 350kcal | – |
ロイヤルカナン(ダックスフンド 成犬用) | 米 | 26.0%以上 | 12.0%以上 | 10.5%以下 | 373kcal | 動物性脂肪、加水分解タンパク |
カナガン(チキン) | チキン生肉 | 29%以上 | 15%以上 | 9%以下 | 376kcal | – |
サイエンスダイエット(小型犬用 成犬用 チキン) | トリ肉 | 21.0%以上 | 13.0%以上 | 10.0%以下 | 373.1kcal | 動物性油脂 |
ウェルケア(ミニチュアダックスフンド専用 オールステージ) | 肉類 | 24.5%以上 | 10.0%以上 | 10.0%以下 | 330kcal | チキンミール |
ナチュラルチョイス(小型犬用[成犬用]チキン&玄米) | チキン(肉) | 24.0%以上 | 16.0%以上 | 10.0%以下 | 375kcal | タンパク加水分解物 |
アカナ(スモールブリード 成犬用) | 新鮮鶏肉 | 31%以上 | 17%以上 | 12%以下 | 351kcal | – |
アーテミス(フレッシュミックス スモールブリード 成犬用) | フレッシュチキン | 25.0%以上 | 15.0%以上 | 10.0%以下 | 368.3kcal | – |
シュプレモ(小型犬用 成犬用) | チキン(肉) | 26.0%以上 | 17.0%以上 | 10.0%以下 | 375kcal | タンパク加水分解物 |
ポンポンデリ | 鶏肉 | 21.3%以上 | 9.2%以上 | 10.0%以下 | 351kcal | – |
馬肉自然づくり | 馬肉 | 27.0%以上 | 11.1%以上 | 7.0%以下 | 399kcal | – |
ピッコロ | 骨抜きチキン生肉 | 32.0% | 15.0% | 8.0% | 約355kcal | – |
ナチュロル | 新鮮牛生肉 | 23〜27% | 10%以上 | 9%以下 | 400kcal | – |
ユーカヌバ(小型犬用 成犬用) | 肉類 | 26.0%以上 | 16.0%以上 | 9.0%以下 | 405kcal | 動物性脂肪 |
アイムス(成犬用 体重管理用 小粒 チキン) | 小麦 | 21.0%以上 | 8.5%以上 | 10.0%以下 | 360kcal | チキンミール、家禽ミール、動物性油脂、BHA、BHT |
ミニチュアダックスフンド用として評判のいいドッグフード20種類を比較してみました。
主原料や主な成分に目を通してみると、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われているものや、フードによってタンパク質含有量にかなりの開きがあることが分かりますね。
また、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているフードや、犬にとって必要のない添加物が使われているフードもあります。
なお、動物性油脂とタンパク加水分解物については、使われているからといって安全性に配慮されていないというわけではありません。
ただし、ここで取り上げているフードの動物性油脂には、具体的に何の動物の油が使われているかの説明がないことに加えて、添加されている酸化防止剤の種類の説明がないことが気になりました。
そして、タンパク加水分解物についても、製造工程についての説明がないことが気がかりです。
ミニチュアダックスにおすすめのドッグフード7選
これまでの内容を踏まえつつ、ミニチュアダックスフンドにおすすめのドッグフードを7種類紹介します。
なお、販売価格や原材料は調査した時点の情報を参考にしています。
(※2024年9月に公式サイトとAmazonで調査)
モグワン
通常購入時の価格 | 5,038円/1.8kg |
---|---|
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
100gあたりの価格 (3袋を定期購入時) |
約238円 |
1日あたりの餌代 (4kgの成犬を想定) |
約174円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
モグワンはイギリス産のグレインフリー(穀物不使用)フードで、メインのタンパク源としてチキンとサーモンが使われています。
そして、動物性原材料の占める割合は全体の56.5%と多いこともあって高タンパクなドライフードになっており、犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れることができます。
その一方で、脂質は控えめかつカロリーは標準的は範囲になっていることから、それほど運動量が多くない室内飼いのミニチュアダックスフンド用の主食としておすすめです。
また、【グルコサミン/MSM/コンドロイチン】が配合されていることも見逃せません。
カナガン
※各項目はドライフード「チキン」のものです
通常購入時の価格 | 5,038円/2kg |
---|---|
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
100gあたりの価格 (3袋を定期購入時) |
約214円 |
1日あたりの餌代 (4kgの成犬を想定) |
約142円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
カナガンはモグワンと同じイギリス産のグレインフリーフードで、メインのタンパク源が違う3種類のドライフードがあるほか、缶詰タイプのウェットフードまで取り揃えています。
ここで取り上げているのは第一原材料としてチキン生肉が、第二原材料として乾燥チキンが使われているドライフードの「チキン」で、モグワンよりも高タンパク・高脂質・高カロリーになっています。
また、【グルコサミン/MSM/コンドロイチン】が配合されている点はモグワンと変わりませんが、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスはカナガン チキンの方がよく、グラムあたりの価格もカナガンの方が安いです。
このことから、育ち盛りの子犬や活発な成犬にはカナガンをおすすめしています。
ピッコロ
通常購入時の価格 | 5,038円/1.5kg |
---|---|
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
100gあたりの価格 (3袋を定期購入時) |
約285円 |
1日あたりの餌代 (4kgの成犬を想定) |
約164円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
ピッコロは7歳以上のシニア犬向けに販売されているグレインフリーフードで、モグワンと同じようにタンパク源としてチキンとサーモンが使われています。
また、【グルコサミン/MSM/コンドロイチン】が配合されている点も変わりません。
ただ、ピッコロは動物性原材料の占める割合が全体の約70%とモグワンよりも多く、それに比例してモグワン以上に高タンパク・高脂質なドライフードになっています。
カロリーについてもやや控えめと言えるくらいの範囲になっているので、当サイトでは若い頃と運動量がそれほど変わらないシニア犬の主食としておすすめしています。
アカナ
※各項目は「スモールブリード 成犬用」のものです
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
1,950円/340g 4,820円/2kg 11,480円/6kg |
---|---|
100gあたりの価格 (2kgの最安値を参照) |
約274円 |
1日あたりの餌代 (4kgの成犬を想定) |
約164円 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
犬種や年齢、飼育環境や体質に配慮して原材料と成分を調整したドッグフードを取り揃えているアカナ。
この記事で取り上げている「スモールブリード 成犬用」は、高タンパク・高脂質かつカロリーは控えめに調整されており、適度に運動をするミニチュアダックスフンド用の主食にぴったりです。
その一方で、脂質とカロリーがかなり控えめな「ライト&フィット」や、高脂質・高カロリーな「スポーツ&アジリティ」というラインナップもあり、愛犬の運動量や食事量に配慮してフードを選べるのが強みです。
なお、原材料についてはどのラインナップも肉・魚が主原料として使われているのはもちろん、「クラシック」というシリーズ以外のフードは全てグレインフリーのレシピを採用しています。
(※クラシックシリーズの3種類のフードはオーツ麦を使用)
シュプレモ
※各項目は「小型犬用 成犬用」のものです
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
2,183円/1kg 6,285円/3kg 9,579円/6kg |
---|---|
100gあたりの価格 (1kgの最安値を参照) |
約212円 |
1日あたりの餌代 (4kgの成犬を想定) |
約164円 |
穀物 | モロコシ、オーツ麦、玄米、粗挽き米、大麦 |
シュプレモもアカナと同じように年齢や飼育環境、体質に合わせてフードを選べるのが強みです。
この記事で取り上げている「小型犬用 成犬用」の主要な成分バランスについては、やや高タンパク・高脂質・高カロリーに調整されており、適度に運動をするミニチュアダックスフンド向けと捉えることができます。
原材料に関しては、全てのラインナップが小麦グルテンフリーのレシピを採用していることに加えて、7種類のグレインフリーフードも取り揃えています。
ただ、“タンパク加水分解物”の製造工程が分からないことは気になりました。
うまか
通常購入時の価格 | 5,478円/1.5kg |
---|---|
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
初回:1,980円(63%オフ) 1袋:4,930円(10%オフ) 2袋以上:4,382円(20%オフ) ※2回目以降はまとめ買い袋数に応じて割引率が変動 |
100gあたりの価格 (2袋を定期購入時) |
約292円 |
1日あたりの餌代 (4kgの成犬を想定) |
約225円 |
穀物 | 玄米、大麦 |
ここまでは海外産フードばかりを取り上げてきましたが、うまかは国産原材料がメインに使われている国産のプレミアムドッグフードです。
主原料には九州産華味鳥が使われており、消化吸収に配慮して小麦グルテンフリーのレシピを採用しています。
さらに、動物性の油脂でコーティングされていないノンオイルコーティングのドライフード、という点も見逃せません。
そして、脂質とカロリーはやや控えめかつ、ここで取り上げた7種類のフードの中ではタンパク質が控えめなことから、「歳をとったシニア犬にタンパク質が控えめなフードを与えたい」と考えている場合におすすめです。
ウェルケア
※各項目は「ミニチュアダックスフンド専用 オールステージ」のものです
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
1,188円/1.35kg |
---|---|
100gあたりの価格 | 約88円 |
1日あたりの餌代 (4kgの成犬を想定) |
約84円 |
穀物 | 小麦粉、米糠、コーングルテンフィード、米粉、コーングルテンミール |
特定の犬種向けに成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えているウェルケア。
複数の穀物が使われているものの、非常に手に取りやすい価格で販売されていることが大きな魅力です。
主要な成分バランスについては、適度にタンパク質を含みつつ脂質とカロリーが控えめに調整されており、室内飼いのミニチュアダックスフンドに配慮して成分バランスが調整されている印象を受けました。
もし愛犬にこれといったアレルギーがなく、「品質と安全性以上に価格を優先してフードを選びたい」と考えているなら有力候補の一つになるでしょう。
フード選びに迷った時にはモグワンがおすすめ
ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、モグワンをおすすめします。
当サイトがミニチュアダックスフンド用のフードとして、モグワンをおすすめする理由は以下の通りです。
- 動物性原材料の割合が全体の56.5%
- 高タンパクかつ脂質が控えめ
- 穀物・大豆・牛肉不使用のレシピ
- 犬にとって必要のないものが使われていない
- 無理なく続けやすい販売価格
まず言えることは、モグワンは良質な動物性原材料の占める割合が全体の56.5%と多く、犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。
そして、高タンパクかつ脂質が控えめでカロリーは標準的な範囲になっており、室内飼いでそこまで運動量が多くないミニチュアダックスフンドの主食としてぴったりです。
また、アレルギーの原因になりやすいタンパク源が使われていないことと、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことも見逃せません。
それに加えて、無理なく続けやすい価格で販売されていることも魅力的です。
ミニチュアダックスフンドの餌の量と回数
ミニチュアダックスフンドだからといってその他の犬種と給餌量が全然違うということはなく、基本的にはドッグフードのパッケージに掲載されている量が目安になります。
ただ、それらはあくまで“目安”でしかなく、実際には体重や年齢はもちろん、運動量や体質によっても適切な給餌量が変わってきます。
そのため、体重や便の状態を確認しながら給餌量を調整するようにしてください。
例えば、便が柔らかめなら量が多すぎる可能性があり、便が固めなら量が少ない可能性があります。
なお、1歳以上の成犬の餌の回数は1日2回が目安になりますが、餌の回数についても絶対に2回にしなければいけないわけではないので、愛犬の食事量などに合わせて調整しましょう。
子犬の給餌量と餌の回数の補足
育ち盛りの子犬はたくさんの栄養が必要なので、必然的に1日あたりの給餌量も多くなります。
そして、成長が緩やかになるにつれて、成犬時の給餌量に近づけていきます。
(※月齢別の給餌量の目安が掲載されているフードもあります)
餌の回数に関しては、生後2〜3ヶ月くらいまでは1日4〜5回、生後4〜5ヶ月くらいまでは1日3〜4回を目安にしつつ、1日の必要量を満たせるよう調整してください。
生後6ヶ月以降の餌の回数は成犬と同じ1日2回が目安になりますが、一度にたくさん食べられない場合は餌の回数を増やしても大丈夫です。
シニア犬の給餌量と餌の回数の補足
7歳以上のシニア犬の給餌量については、成犬時の1〜2割くらい減らした量が目安になります。
ただ、7歳を過ぎたからといっていきなり運動量が落ちるわけではありませんし、以前と運動量が変わらないようであれば量を減らす必要はありません。
シニア犬の餌の回数に関しては1日2〜3回が目安になりますが、一度にたくさんの量が食べられないシニア犬や、一度にたくさん食べると消化不良を起こしてしまうシニア犬には、餌の回数を多めにしてあげることをおすすめします。
ミニチュアダックスが餌を食べない理由と対処法
ミニチュアダックスフンドが餌を食べない主な理由の一つとして挙げられるのは、単純にフードの風味や食感が気に入らないことです。
そんな時に手軽に試せる食いつきをよくする方法は、フードを電子レンジで少しだけ温めてから与えたり、ドライフードなら人肌程度のぬるま湯でふやかしてから与えることです。
どちらに関しても、フードの香りを強めることで嗜好性を高める方法ですが、くれぐれも温めすぎには気をつけてくださいね。
それと、開封して空気に触れる時間が長くなれば品質だけでなく香りも落ちるので、日頃から高温多湿や直射日光、照明の当たる場所を避けて密閉保存しておくことも大切です。
ミニチュアダックスフンドの餌代について
ミニチュアダックスフンドの成犬時の体重は平均で3.5〜5kgほどなので、体重が10kgを超える中型犬や30kg前後まで成長する大型犬と比較すると、月々の餌代は安くなります。
ただ、ドッグフードの種類によって販売価格やカロリーに開きがあることから、実際には与えるフードによってかなり餌代が変わってきます。
参考までに、ミニチュアダックスフンドにおすすめの3種類のドッグフードの餌代を比較してみました。
(※どれも4kgの成犬に毎日の主食として与えることを想定しています)
ウェルケア (ミニチュアダックスフンド専用) |
モグワン | うまか | |
---|---|---|---|
1日あたり | 約84円 | 約174円 | 約225円 |
1ヶ月あたり | 約2,520円 | 約5,220円 | 約6,750円 |
3ヶ月あたり | 約7,560円 | 約15,660円 | 約20,250円 |
半年あたり | 約15,120円 | 約31,320円 | 約40,500円 |
1年あたり | 約30,240円 | 約62,640円 | 約81,000円 |
必ずしも当てはまるわけではありませんが、一般的にはフードの販売価格が高くなるほど動物性原材料の割合が増えたり、原材料の品質や製造工程にこだわって作られている傾向があります。
その逆に、販売価格が安くなるほど穀物の割合が増えたり、品質や内容が不明瞭な原材料が使われていたり、犬にとって必要のない人工添加物が使われている傾向があります。
とは言え、愛犬の餌代にいくらまでかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のフードを選ぶことをおすすめしています。
ミニチュアダックスにおすすめの市販の餌はある?
市販のドッグフードの中からミニチュアダックスの餌を選ぶなら、この記事でも取り上げたアカナの「スモールブリード 成犬用」がおすすめです。
主原料として良質な肉類を使用、品質・内容が不明瞭な原材料や犬に必要のないものは不使用という条件を満たしており、高タンパクかつカロリーはやや控えめで、適度に運動をするミニチュアダックス用として向いています。
また、店舗によって取り扱っているラインナップは違いますが、アカナはタンパク源の内容と成分バランスの傾向が違うドライフードを取り揃えており、愛犬の食の好みや体質、運動量に配慮して選べることも強みです。
なお、市販のドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
ミニチュアダックスの高齢犬におすすめの餌は?
“高齢犬(シニア犬)”という条件でミニチュアダックスのドッグフードを選ぶとしても、モグワンをおすすめします。
この理由としては、歳をとって活動量が落ちた高齢犬にも合わせやすい成分バランスになっていることに加えて、粒の直径が8〜12mm、厚みが3〜4mmのドーナツ型と、高齢犬にも食べやすい粒サイズになっているからです。
また、【グルコサミン/MSM/コンドロイチン】が配合されていることも、高齢犬用としてモグワンをおすすめする理由の一つです。
以下の記事では、高齢犬(シニア犬)のドッグフードの選び方のポイントと、おすすめできる内容のドッグフードをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
ミニチュアダックスの子犬におすすめの餌は?
“子犬の時期”という条件に絞ってミニチュアダックスの餌を選ぶとするなら、カナガンのドライフード「チキン」をおすすめします。
良質な動物性原材料の割合が全体の半分以上、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用、香料・着色料不使用という点はモグワンと共通しています。
また、口の小さな子犬にも食べやすい小粒でドーナツ型のドライフードという点もモグワンと変わりませんが、カナガンの「チキン」は高タンパクかつ脂質とカロリーも高めで、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬用としてぴったりです。
なお、子犬のドッグフードの選び方のポイントについては、以下の記事でより掘り下げて解説しています。
ミニチュアダックスにおすすめの低カロリーの餌は?
食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のあるミニチュアダックスの愛犬に、低カロリーなドッグフードを探しているということであれば、低カロリーかつ低脂質なドライフードのアカナの「ライト&フィット」をおすすめします。
脂質とカロリーが控えめなドライフードの中には、動物性原材料の割合を減らして穀物の割合を増やした低タンパク・高炭水化物のものも少なくありません。
それに対してアカナの「ライト&フィット」は、肉類が主原料の高タンパク・低炭水化物のドライフードになっています。
以下の記事では、低カロリーのドッグフードの選び方のポイントを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ミニチュアダックスにおすすめの無添加ドッグフードは?
“無添加”をウリにしているドッグフードをいくつも見かけたことがあるかもしれませんが、実は完全無添加のドッグフードというのはほとんどありません。
と言っても、全ての添加物を避けるべきというわけではなく、主食用としての栄養基準を満たすために添加される合成ビタミン・ミネラルや、酸化を抑える目的で添加される天然由来の酸化防止剤は必要性のある添加物です。
そして、【使う必要のないものが無添加】という意味でミニチュアダックスの餌を選ぶとするなら、この記事でピックアップした7種類のフードはどれもおすすめできる内容のフードです。
以下の記事では、無添加ドッグフードの選び方のポイントを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コスパがよくてミニチュアダックスにおすすめの餌は?
ドッグフードを選ぶにあたっては”コスパ”も重要な要素と言えますが、いくら価格が安いからと言っても穀物が過剰に使われていたり、必ずしも使う必要のないものがいくつも使われているフードは、本当の意味でコスパがいいとは言えません。
このことを踏まえたうえで、【品質と価格のバランスが取れている】という意味で”コスパがいい”という表現を使うとするなら、この記事でも取り上げているウェルケアをおすすめします。
ウェルケアには複数の穀物が使われているものの、主原料として肉類が使われており、香料・着色料などの犬に必要のないものは使われておらず、かなり手に取りやすい価格で販売されています。
なお、安いドッグフードの選び方のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
ミニチュアダックスフンドの餌を選ぶにあたっては、理想体重を維持できるよう脂質とカロリーに注目してフードを選んであげたり、ミニチュアダックスフンド向けの成分が強化されているかに注目することが大切です。
また、動物性原材料の割合・品質やタンパク源の内容、余計な人工添加物が使われていないかどうかにも注目しておくといいでしょう。
現在は何百種類ものドッグフードが販売されていますが、最終的にどのフードを買うのかを決めるのは愛犬ではなく飼い主である人間です。
だからこそ愛犬のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくフード選びを心がけたいところですね。
ここまで読み進めたところで、もしもまだミニチュアダックスフンドのフード選びに迷っているなら、まずはモグワンをお試ししてみることをおすすめします。
現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でモグワンを手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。