アーテミスドッグフードには【フレッシュミックス】、【アガリクスI/S】といったシリーズがあり、どちらも厳選された良質な原材料が使われていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないことは共通しています。
そして、同じブランドのドライタイプのドッグフードということもあり、「2つのシリーズの違いがよく分からない」という方もいるでしょう。
そこでこの記事では、アーテミスのフレッシュミックスとアガリクスI/Sを4つの項目で比較し、2つのシリーズの違いをできるだけ分かりやすくまとめてみたので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
フレッシュミックスとアガリクスI/Sのラインナップの比較
シリーズ | 全年齢用 | 子犬用 | 成犬・シニア犬用 |
---|---|---|---|
フレッシュミックス | なし | 1種類 | 4種類 |
アガリクスI/S | 3種類 | なし | 1種類 |
まずはじめに、アーテミスのフレッシュミックスとアガリクスI/Sのラインナップを比較してみました!
フレッシュミックスは子犬用が1種類、成犬・シニア犬用が4種類あるのに対して、アガリクスI/Sは全年齢用が3種類、成犬・シニア犬用が1種類となっています。
そして、それぞれのフードで年齢やお悩みなどに配慮して、主要な成分バランスや粒サイズが調整されています。
このことを踏まえつつ、ラインナップ別の原材料や主要な成分値、値段を比較していきましょう。
フレッシュミックスとアガリクスI/Sの原材料の比較
シリーズ | 種類 | 主原料 | 動物性タンパク源 | 穀物 | 人工の酸化防止剤 香料・着色料 |
アガリクス茸 乳酸菌 (EF-2001乳酸菌orHJ1乳酸菌) |
グルコサミン コンドロイチン |
---|---|---|---|---|---|---|---|
フレッシュミックス | スモールブリード(成犬用) <小粒タイプ> |
フレッシュチキン | 鶏、七面鳥、卵、鴨、魚 | 玄米、黍 | 無添加 | 不使用 | 不使用 |
スモールブリードパピー <小粒タイプ> |
フレッシュチキン | 鶏、七面鳥、卵、鴨、魚 | 玄米、黍 | 無添加 | 不使用 | 不使用 | |
アダルトドッグ | フレッシュチキン | 鶏、七面鳥、卵、鴨、魚 | 大麦、玄米、オーツ麦、黍 | 無添加 | 不使用 | 不使用 | |
ウェイトマネージメント(成犬用) | 米 | 鶏、七面鳥、魚、鴨 | 米 | 無添加 | 不使用 | 配合 | |
ウェイトマネージメント&スモールシニアドッグ <小粒タイプ> |
フレッシュチキン | 鶏、七面鳥、魚、鴨、乳製品 | 大麦、玄米、オーツ麦、黍 | 無添加 | 不使用 | 配合 | |
アガリクスI/S | (通常粒) | フレッシュチキン | 鶏、七面鳥、鴨、魚、卵 | 大麦、玄米、オーツ麦、黍 | 無添加 | 配合 | 配合 |
小粒 | フレッシュチキン | 鶏、七面鳥、鴨、魚、卵 | 大麦、玄米、オーツ麦、黍 | 無添加 | 配合 | 配合 | |
ヘルシーウェイト 小粒 | 全粒玄米 | 鶏、魚 | 全粒玄米 | 無添加 | 配合 | 配合 | |
グレインフリー 小粒 | フレッシュチキン | 鶏、魚、七面鳥 | 不使用 | 無添加 | 配合 | 配合 |
続いて、アーテミスのフレッシュミックスとアガリクスI/Sの主原料やタンパク源、犬に必要のない添加物が使われていないかや、特徴的な成分が配合されているかどうかを比較してみました!
冒頭でも触れた通り、厳選された良質な原材料が使われていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないことは変わりません。
また、メインの動物性タンパク源として鶏肉が使われていることや、穀物(米or全粒玄米)が主原料として使われているフードが1種類ずつあることも共通しています。
それに加えて、小麦グルテンフリーのレシピを採用していることも同じですが、アガリクスI/Sにはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用したフードが1種類あります。
そして、アガリクスI/Sはどのラインナップにも“アガリクス茸”、”乳酸菌(EF-2001乳酸菌orHJ1乳酸菌)”、”グルコサミン・コンドロイチン”といった成分が配合されていることが大きな特徴です。
そのため、これらの成分が配合されているかどうかに注目して、どちらのシリーズを選ぶのかを決めるのがいいでしょう。
なお、グルコサミン・コンドロイチンに関しては、フレッシュミックスの2種類の「ウェイトマネージメント」にも配合されています。
フレッシュミックスとアガリクスI/Sの成分の比較
シリーズ | 種類 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
対象 |
---|---|---|---|---|---|---|
フレッシュミックス | スモールブリード(成犬用) <小粒タイプ> |
25.0% | 15.0% | 10.0% | 368.3kcal | 小型犬・成犬以上 |
スモールブリードパピー <小粒タイプ> |
28.0% | 17.0% | 10.0% | 368.7kcal | 小型犬・子犬用 | |
アダルトドッグ | 23.0% | 14.0% | 10.0% | 361.5kcal | 中型犬/大型犬・成犬以上 | |
ウェイトマネージメント(成犬用) | 20.0% | 6.0% | 10.0% | 329.3kcal | 全犬種・成犬以上 | |
ウェイトマネージメント&スモールシニアドッグ <小粒タイプ> |
22.0% | 12.0% | 10.0% | 355.0kcal | 小型犬の成犬用/シニア犬用 | |
アガリクスI/S | (通常粒) | 24.0% | 14.0% | 10.0% | 約358.9kcal | 全犬種・全年齢 |
小粒 | 24.0% | 14.0% | 10.0% | 約358.9kcal | 全犬種・全年齢 | |
ヘルシーウェイト 小粒 | 20.0% | 8.0% | 10.0% | 約329.3kcal | 全犬種・成犬以上 | |
グレインフリー 小粒 | 28.0% | 15.0% | 10.0% | 約352.0kcal | 全犬種・全年齢 |
原材料に続いて、アーテミスのフレッシュミックスとアガリクスI/Sの主要な成分値を比較してみました!
フレッシュミックスの「スモールブリードパピー」は、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬に配慮してか、ここで取り上げたフードの中では最も高タンパク・高脂質・高カロリーになっています。
そして、アガリクスI/Sの「グレインフリー 小粒」に関しては、穀物不使用のレシピを採用していることもあってか、「スモールブリードパピー」と同じく高タンパクなドライフードです。
また、フレッシュミックスの「ウェイトマネージメント(成犬用)」、アガリクスI/Sの「ヘルシーウェイト 小粒」は、体重管理が必要な成犬に配慮して低脂質・低カロリーに調整されています。
その一方で、2種類のフードには穀物が主原料として使われていることと、タンパク質含有量がかなり控えめなことは気になるところです。
それ以外のフードについては、タンパク質・脂質・カロリーが標準的と言えるくらいの範囲に収まっており、適度に運動をする成犬用として向いています。
フレッシュミックスとアガリクスI/Sの値段の比較
シリーズ | 種類 | 通常購入時の価格 | 100gあたりの価格 |
---|---|---|---|
フレッシュミックス | スモールブリード(成犬用) <小粒タイプ> |
2,970円/1kg 5,830円/3kg 10,560円/6kg 18,920円/13.6kg |
約297~139円 |
スモールブリードパピー <小粒タイプ> |
3,080円/1kg 6,600円/3kg 11,440円/6.8kg |
約308~168円 | |
アダルトドッグ | 5,830円/3kg 10,560円/6kg 18,920円/13.6kg |
約194~139円 | |
ウェイトマネージメント(成犬用) | 2,970円/1kg 5,830円/3kg 10,560円/6kg 18,920円/13.6kg |
約297~139円 | |
ウェイトマネージメント&スモールシニアドッグ <小粒タイプ> |
2,970円/1kg 5,830円/3kg 10,560円/6kg |
約297~176円 | |
アガリクスI/S | (通常粒) | 2,750円/1kg 5,720円/3kg 9,900円/6.8kg 18,810円/13.6kg |
約275~138円 |
小粒 | 2,750円/1kg 5,720円/3kg 9,900円/6.8kg |
約275~146円 | |
ヘルシーウェイト 小粒 | 2,750円/1kg 5,720円/3kg 9,900円/6.8kg |
約275~146円 | |
グレインフリー 小粒 | 3,080円/1kg 6,930円/3kg 12,100円/6kg |
約308~202円 |
続いて、アーテミスのフレッシュミックスとアガリクスI/Sの値段を比較してみました!
内容量は【1kg/3kg/6kg/6.8kg/13.6kg】の5種類で、フードによってバリエーションが違います。
そして、フレッシュミックスとアガリクスI/Sで大きな価格差はなく、フレッシュミックスの「スモールブリードパピー」、アガリクスI/Sの「グレインフリー 小粒」については、そのほかのフードよりも若干高めです。
これについては、タンパク源の割合が関係していると考えられます。
具体的には、「スモールブリードパピー」は高タンパクに調整されている分、そのほかのラインナップよりも動物性タンパク源の割合が多いと推測でき、「グレインフリー 小粒」は穀物が使われていないことです。
なお、以下のそれぞれの記事では、フレッシュミックスとアガリクスI/Sについて掘り下げて解説しているので、あわせて参考にしてみてください。




まとめ
アーテミスの【フレッシュミックス】と【アガリクスI/S】の2シリーズは、厳選された良質な原材料が使われていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないこと、小麦グルテンフリーのレシピを採用していることは変わりません。
また、全体的に成分バランスの傾向も似ていますが、【フレッシュミックス】には育ち盛りの子犬向けの「スモールブリードパピー」というフードが、【アガリクスI/S】には穀物不使用の「グレインフリー 小粒」というフードがあります。
そして、【アガリクスI/S】はどのラインナップにも、“アガリクス茸”と”乳酸菌(EF-2001乳酸菌orHJ1乳酸菌)”、”グルコサミン・コンドロイチン”といった成分が配合されていることが大きな違いです。
販売価格に大きな差はないので、タンパク質・脂質・カロリーのバランスに特にこだわりがない場合には、これらの成分が配合されているかどうかに注目して、どちらのシリーズを選ぶのかを決めるのがいいでしょう。