マルチーズの餌でおすすめは?20種類のドッグフードを比較・検証!

真っ白な被毛とつぶらな瞳が可愛らしいマルチーズは、遊び好きで甘えん坊の小型犬でもあります。

そんなマルチーズの餌を選ぶにあたっては、タンパク源の内容や余計な添加物が使われていないかどうか、マルチーズ向けの成分が強化されているかに注目してドッグフードを選んであげることが大切です。

この記事ではマルチーズ向けのドッグフードの選び方や、マルチーズにおすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

マルチーズのドッグフードの選び方

マルチーズのドッグフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう。

タンパク源の割合に注目して選ぶ

マルチーズだけに限った話ではありませんが、肉食傾向の雑食である犬にとって動物性タンパク質は大切な栄養素です。

その一方で、穀物に含まれている炭水化物の消化吸収は得意ではなく、低タンパク・高炭水化物のドッグフードは下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。

このことから、マルチーズには動物性タンパク源が主原料として使われている高タンパクなドッグフードを選んであげることをおすすめします。

注意しておきたいのは、主原料として動物性タンパク源が使われていても、第二原材料以降に穀物やイモ類・豆類などの植物性タンパク源が続いており、全体で見れば動物性タンパク源の割合が少ないドッグフードもあることです。

 

なお、ドッグフードの中には原材料一覧に”チキン生肉(50%)”といったように動物性原材料の割合が明記されていたり、公式サイトやパッケージに”動物性原材料を80%以上使用”といった説明がされているものもあります。

それだけでなく、”人用の食品レベルの原材料を使用”といった品質についての補足が書かれているものもあるので、メーカーが公開している情報にはできる限り目を通しておくことをおすすめします。

タンパク源の種類に注目して選ぶ

特定のタンパク源にアレルギーのあるマルチーズも少なくないので、タンパク源の割合だけでなく種類にも注目しておきましょう。

アレルギーの原因は犬によって様々ですが、穀物の中では特に小麦が、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向があります。

このことから、小麦アレルギーの愛犬には小麦不使用のドッグフードを、牛肉アレルギーの愛犬には牛肉不使用のドッグフードを・・・といったように、愛犬の体質に配慮してドッグフードを選んであげることも重要です。

また、愛犬のアレルギーの原因を掴みきれない時には、動物性タンパク源が限定されたグレインフリー(穀物不使用)フードなど、タンパク源の種類ができるだけ少ないドッグフードから試してみるのも一つの手です。

余計な添加物が使われていないかに注目する

そのほかには、余計な添加物が使われていないかに注目してドッグフードを選ぶことも大切です。

ドッグフードの中には人工の酸化防止剤や着色料が使われているものがありますが、これらの添加物が涙やけやアレルギーの原因になることがあります。

人工の酸化防止剤はドッグフードの酸化を抑えるために使われるものの、天然由来のもので代用することもできます。

また、人工の着色料はドッグフードに色味をつけるために使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。

マルチーズ向きの成分が含まれているかに注目する

マルチーズ向きの成分が配合(強化)されているかにも注目しておきたいところです。

例えば、愛犬の真っ白な被毛に配慮したいと考えている場合には、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量に注目してみてください。

被毛に関わる成分である2つの脂肪酸は、どちらか一方だけを摂り入れればいいというわけではなく、バランスよく摂り入れることが大切です。

 

そして、現時点の暫定的な見解ではあるものの、2つの脂肪酸のバランスは【オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸=5:1~10:1】くらいがいいのではないかと考えられています。

また、愛犬の関節に配慮したいと考えている場合には、【グルコサミン/コンドロイチン/コラーゲン/MSM(メチルスルフォニルメタン)】といった成分が配合(強化)されているドッグフードが特におすすめです。

マルチーズ用として評判のいいドッグフード20種

商品名 主原料 タンパク質 脂質 水分 カロリー
(100gあたり)
オメガ6:オメガ3 気がかりな原材料
このこのごはん(全年齢用) 鶏肉 20.9%以上 8.0%以上 10.0%以下 343kcal
モグワン チキン&サーモン 27%以上 10%以上 9%以下 361.5kcal 1.4:1
カナガン(チキン) チキン生肉 29%以上 15%以上 9%以下 376kcal 3.1:1
うまか 鶏肉 21.4%以上 9.5%以上 10.0%以下 350kcal
ロイヤルカナン(マルチーズ専用フード 成犬〜高齢犬用) 22.0%以上 16.0%以上 10.5%以下 403kcal 動物性油脂、加水分解タンパク
ウェルケア(マルチーズ専用 オールステージ) 肉類 24.5%以上 11.5%以上 10.0%以下 340kcal チキンミール、動物性油脂
ナチュロル 新鮮牛生肉 23〜27% 10%以上 9%以下 400kcal
ピュリナワン(ほぐし粒入り 成犬用) チキン 26%以上 16%以上 12%以下 約399kcal たんぱく加水分解物
ポンポンデリ 鶏肉 21.3%以上 9.2%以上 10.0%以下 351kcal
ファインペッツ 鹿肉 27.1% 16.0% 8.0% 440kcal
サイエンスダイエット(小型犬用 成犬用 チキン) トリ肉 21.0%以上 13.0%以上 10.0%以下 373kcal 6.6:1 動物性油脂
オリジン(オリジナル) 新鮮鶏肉 38%以上 18%以上 12%以下 386kcal
犬猫生活(オールステージ用 国産の生鶏肉) 生肉 28%以上 10%以上 10%以下 347kcal
アカナ(スモールブリード 成犬用) 新鮮鶏肉 31%以上 17%以上 12%以下 351kcal 2.6:1
ネイチャーズプロテクション(ホワイトドッグ ラム 成犬用) 21%以上 18%以上 9%以下 385.1kcal 3.8:1
ブッチ(ブラック・レーベル) ビーフ 10.5%以上 8.0%以上 74.5%(最大) 116kcal
アイムス(成犬用 健康維持用 チキン 小粒) 肉類 24.0%以上 12.5%以上 10.0%以下 377kcal 9.7:1 チキンミール、家禽ミール、動物性油脂、BHA、BHT
シュプレモ(超小型犬用 成犬用) チキン(肉) 28.0%以上 19.0%以上 10.0%以下 380kcal 5.3:1 タンパク加水分解物
ナチュラルチョイス(超小型犬用[成犬用]チキン&玄米) チキン(肉) 25.0%以上 16.0%以上 10.0%以下 370kcal 10:1 タンパク加水分解物
アーテミス(フレッシュミックス スモールブリード 成犬用) フレッシュチキン 25.0%以上 15.0%以上 10.0%以下 368.3kcal 6:1

マルチーズ用として人気で評判のいいドッグフード20種の主原料と主な成分値、気がかりな原材料が使われていないかをまとめてみました。

こうやって人気のドッグフードを見比べてみると、主原料として穀物が使われているドッグフードや、タンパク質含有量にかなりの開きがあることが分かりますね。

また、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているドッグフードがあることや、人工の酸化防止剤が使われているドッグフードがあることも分かります。

 

なお、“動物性油脂”“加水分解タンパク(タンパク加水分解物)”については、使われているからといって必ずしも安全性に配慮されていないというわけではありません。

ただ、ここで取り上げた動物性油脂については、具体的に何の動物の油が使われているのかの説明と、添加されている酸化防止剤の種類の説明がないことが気がかりです。

タンパク加水分解物に関しては、製造工程の説明がされていないことが気になりました。

マルチーズにおすすめのドッグフード7選

これまでの内容を踏まえつつ、マルチーズにおすすめの7種類のドッグフードを紹介します。

なお、販売価格や原材料、成分は調査した時点の情報を参考にしています。
(※2024年11月に公式サイトとAmazonで調査)

モグワン

モグワンドッグフードのパッケージ画像(表面1)

通常購入時の価格 5,456円/1.8kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,910円(10%オフ)
2〜4袋:4,637円(15%オフ)
5袋以上:4,364円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(3袋を定期購入時)
約258円
1日あたりの餌代
(3kgの成犬を想定)
約148円
穀物 不使用
(グレインフリー)

チキンとサーモンが全体の5割以上を占めていることに加えて、グレインフリーのレシピを採用しているイギリス産ドッグフードのモグワン。

もちろん、香料・着色料といった犬にとって必要のないものは使われていませんし、牛肉・大豆といった小麦以外にアレルギーの原因になりやすい傾向のあるタンパク源が使われておらず、食に敏感な愛犬にも対応しやすくなっています。

それだけでなく、【グルコサミン/MSM/コンドロイチン】が配合されていることも見逃せません。

主要な成分バランスについては、高タンパクかつ脂質は控えめでカロリーは標準的な範囲になっており、室内飼いでそれほど運動量が多くないマルチーズの主食としてぴったりです。

カナガン

カナガンドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目はドライフード「チキン」のものです

通常購入時の価格 5,038円/2kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(2袋を定期購入時)
約214円
1日あたりの餌代
(3kgの成犬を想定)
約118円
穀物 不使用
(グレインフリー)

カナガンもモグワンと同じイギリス産のプレミアムドッグフードで、動物性原材料が全体の半分以上を占めているグレインフリーのドッグフードという点は変わりませんが、カナガンは3種類のドライフードと缶詰タイプのウェットフードを取り揃えています。

ここで取り上げているのはドライフードの「チキン」で、モグワンとは違ってカナガン チキンには動物性タンパク源としてサーモン(魚類)が使われておらず、モグワン以上に高タンパクで脂質とカロリーも高めです。

このような成分バランス上、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、食が細くてたくさんの量が食べられない成犬用の主食として向いています。

また、カナガン チキンのオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスは【3.1:1】と、まずまずのバランスになっていることも評価できます。

アカナ

アカナドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「スモールブリード 成犬用」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,480円/340g
5,478円/2kg
12,380円/6kg
100gあたりの価格
(2kgの最安値を参照)
約274円
1日あたりの餌代
(3kgの成犬を想定)
約123円
穀物 不使用
(グレインフリー)

アカナは年齢やサイズ、食の好みや飼育環境に配慮して、原材料の内容と成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えています。

どのラインナップも高タンパクな傾向がありますが、この記事で取り上げている「スモールブリード 成犬用」は、高脂質な一方でカロリーはやや控えめに調整されており、適度に運動をする成犬用フードとしておすすめできます。

また、低脂質・低カロリーな「ライト&フィット」というドッグフードや、高脂質・高カロリーな【レジオナル】というシリーズもあり、愛犬の運動量や食事量に配慮して選びやすいことが強みです。

なお、アカナはほとんどがグレインフリーのレシピを採用していますが、【クラシック】というシリーズのドッグフードには穀物(オーツ麦)が使われています。

オリジン

オリジンドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「オリジナル」のものです

価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,762円/340g
7,840円/2kg
19,404円/6kg
27,720円/11.4kg
100gあたりの価格
(2kgの最安値を参照)
約392円
1日あたりの餌代
(3kgの成犬を想定)
約141円
穀物 不使用
(グレインフリー)

オリジンはアカナと同じく、チャンピオンペットフード社が製造・販売しているプレミアムドッグフードです。

ただ、オリジンはアカナ以上に動物性原材料の割合が多いこともあり、非常に高タンパクなドライフードになっています。

また、脂質とカロリーも全体的にかなり高めな傾向があることから、育ち盛りの子犬や活発な成犬、少食でたくさんの量が食べられない成犬用フードとして向いています。

その一方で、歳をとって活動量が落ちたシニア犬用フードとしてのおすすめ度は下がります。

アーテミス

アーテミス アガリクスI/Sのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「フレッシュミックス スモールブリード 成犬用」のものです

価格/内容量 2,970円/1kg
5,830円/3kg
10,560円/6kg
18,920円/13.6kg
100gあたりの価格
(1kgの最安値を参照)
約297円
1日あたりの餌代
(3kgの成犬を想定)
約244円
穀物 玄米、黍
(グルテンフリー)

原材料の内容と成分バランスの傾向が違う、様々なドッグフードを取り揃えているアーテミス。

ここで取り上げた「フレッシュミックス スモールブリード 成犬用」は、適度にタンパク質を含みつつも脂質はやや高めで、カロリーに関しては標準的な範囲になっています。

また、主食用ウェットフードも取り揃えており、主食用ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えられることも強みです。

それに加えて、全てのラインナップが小麦グルテンフリーのレシピを採用していることも評価できますが、一部のドライフードに穀物が主原料として使われており、タンパク質がかなり控えめなことは気になりました。

このこのごはん

このこのごはんドッグフードのパッケージ画像(表面1)
※各項目は「全年齢用」のものです

価格/内容量 通常購入:3,850円/1kg
定期初回:3,278円/1kg
定期購入:6,556円/1kg×2袋
※定期購入時は15%オフ
※定期2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件
100gあたりの価格
(定期購入時)
約328円
1日あたりの餌代
(3kgの成犬を想定)
約239円
穀物 大麦、玄米

このこのごはん(全年齢用)は、小型犬向けに販売されているドライタイプの国産ドッグフードです。

主原料として使われているのは国産鶏肉で、小麦・牛肉・大豆といったアレルギーの原因になりやすいタンパク源は使われていません。

主要な成分バランスに関しては、タンパク質・脂質・カロリーがやや控えめになっており、「歳をとったシニア犬にタンパク質が控えめなドッグフードを与えたい」と考えている場合におすすめです。

ただ、100gあたりの値段が約328円ということで、月々の餌代がかなり高くなってしまうことがデメリットと言えます。

うまか

うまか(UMAKA)ドッグフードのパッケージ画像2

通常購入時の価格 5,478円/1.5kg
定期購入時の価格
(1袋あたり)
初回:1,980円(63%オフ)
1袋:4,930円(10%オフ)
2袋以上:4,382円(20%オフ)
※2回目以降はまとめ買い袋数に応じて割引率が変動
100gあたりの価格
(2袋を定期購入時)
約292円
1日あたりの餌代
(3kgの成犬を想定)
約248円
穀物 玄米、大麦

主原料として九州産華味鳥が使われている国産ドッグフードのうまか。

小麦グルテンフリーのレシピを採用していることや、ノンオイルコーティングのドライフードということ、脂質とカロリーがやや控えめということは、先に紹介したこのこのごはんと同じです。

また、うまかには【コンドロイチン/グルコサミン】が配合されており、歳をとって活動量が落ちたシニア犬用の主食としても向いています。

ただ、うまかには”大豆”が使われているので、大豆アレルギーの愛犬に与えるのは避けてください。

マルチーズの餌で迷った時にはモグワンがおすすめ

モグワンドッグフードのパッケージ画像(表面2)

ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、モグワンをおすすめします。

当サイトがマルチーズ用のドッグフードとして、モグワンをおすすめする理由は以下の通りです。

モグワンをおすすめする5つの理由
  • 高品質な動物性原材料の割合が全体の5割以上
  • 高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲
  • 穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用
  • 犬にとって必要のないものは不使用
  • 無理なく続けやすい販売価格

まず言えることは、モグワンは高品質な動物性原材料が全体の5割以上を占めており、マルチーズにとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

また、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっており、室内飼いでそれほど運動量が多くないマルチーズの主食としてぴったりです。

それだけでなく、アレルギーの原因になりやすい傾向のあるタンパク源が使われていないことや、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことも見逃せません。

そして、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。

マルチーズの餌の量と回数

体が小さなマルチーズだからといって、そのほかの犬種とは餌の量の考え方が全く違うということはありません。

基本的にはドッグフードのパッケージや冊子、公式サイトなどに掲載されている給餌量を参考にすれば大丈夫です。

ただし、どのドッグフードの給餌量もあくまで目安でしかなく、実際のところは愛犬の体重や年齢だけでなく、体質や活動量によっても適量が変わってきます。

そのため、愛犬の便の状態や体重を確認しながら給餌量を調整するようにしてください。

 

便の状態に関しては、柔らかめな便であれば餌の量が多すぎる可能性があり、反対に固めな便であれば餌の量が少ない可能性があります。

なお、成犬の餌の回数は1日2回が目安になりますが、愛犬が食べすぎてしまう傾向があるなら3回に分けて様子見したりなど、食事量に合わせて回数を増やす分には問題ありません。

子犬の給餌量と餌の回数の補足

育ち盛りの子犬は成犬時よりもたくさんの栄養が必要なので、それに伴い1日あたりの餌の量も多くなります。

そして、成長が緩やかになるにつれて成犬時の給餌量に近づけていきます。

子犬の餌の回数については、生後2〜3ヶ月頃までは1日4〜5回を、生後4〜5ヶ月頃までは1日3〜4回を目安にしつつ、1日の必要量を食べられるようにしましょう。

生後6ヶ月頃からは、成犬と同じ1日2回が目安になります。

シニア犬の給餌量と餌の回数の補足

7歳以上のシニア犬の給餌量に関しては、成犬時の1〜2割くらい減らした量が目安です。

ただ、7歳を過ぎたからといってすぐに活動量が落ちるわけでもありませんし、これといった変化がなければ餌の量は減らさなくても大丈夫です。

シニア犬の餌の回数については1日2〜3回が目安ですが、一度にたくさんの量を食べると消化不良を起こしてしまう場合や、食が細くなって一度にたくさんの量が食べられなくなった場合には、餌の回数を多めにしてあげるといいでしょう。

マルチーズがドッグフードを食べない時の対処法

マルチーズがドッグフードを食べない理由はいくつも考えられますが、主な理由として挙げられるのはドッグフードの風味や食感が好みではないことです。

そんな場合に手軽に試せる食いつきをよくする方法は、ドッグフードを電子レンジで少しだけ温めてから与えたり、ドライフードであれば人肌くらいのぬるま湯でふやかしてから与えることです。

どちらもドッグフードの香りを強めて嗜好性を高める方法ですが、くれぐれも温めすぎには気をつけてください。

 

そのほかには、餌の切り替えはじめの頃は警戒して食べないこともあります。

急な餌の切り替えは消化の負担にもなってしまうので、1日目は新しいドッグフードを1割ほど混ぜて与え、3日目は5割ほど・・・といったように、1週間くらいかけて少しずつドッグフードを切り替えるようにしてください。

また、新しいドッグフードに慣れてもらうためには、細かく砕いて切り替え前のドッグフードにふりかけて与えるのもおすすめです。

それと、ドッグフードが空気に触れる時間が長くなればなるほど品質と風味が落ちてしまうので、日頃から高温多湿や直射日光、照明の当たる場所を避けて密封保存しておくことも重要です。

マルチーズの餌代について

マルチーズの成犬時の体重は2〜3kg前後ということで、体重10g以上の中型犬や30kg以上まで成長する大型犬と比較すれば、月々の餌代は安くなります。

とは言え、ドッグフードの種類によって販売価格やカロリーが違うこともあり、実際には与えるドッグフードによって餌代はかなり変わってきます。

そこで参考までに、マルチーズにおすすめの3種類のドッグフードの餌代を比較してみました!
(※どれも3kgの成犬に毎日の主食として与えることを想定しています)

カナガン
(チキン)
モグワン このこのごはん
1日あたり 約118円 約148円 約239円
1ヶ月あたり 約3,540円 約4,440円 約7,170円
3ヶ月あたり 約10,620円 約13,320円 約21,510円
半年あたり 約21,240円 約26,640円 約43,020円
1年あたり 約42,480円 約53,280円 約86,040円

必ずしも当てはまるわけではありませんが、一般的にはドッグフードの販売価格が高くなるにつれて動物性原材料の割合が増えたり、原材料の品質や製造工程にこだわりを持って作られている傾向があります。

対照的に、増えたりの販売価格が安くなるにつれて動物性原材料の割合が減ったり、品質と内容が不明瞭な原材料が使われていたり、犬にとって必要のない添加物が使われている傾向があります。

ただ、愛犬の餌代にいくらまでかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のドッグフードを選ぶことをおすすめしています。

マルチーズにおすすめの市販のドッグフードはある?

市販のドッグフードの中からマルチーズのドッグフードを選ぶとするなら、この記事でも取り上げているアカナの「スモールブリード 成犬用」がおすすめです。

良質な肉類が主原料、犬に必要のないものは不使用という条件を満たしていることに加えて、高タンパクかつカロリーはやや控えめと言えるくらい範囲になっており、適度に運動をするマルチーズ用として向いています。

また、店舗によって取り扱っているラインナップは違いますが、アカナはタンパク源の種類や成分バランスの傾向が違うドライフードを取り揃えており、愛犬の食の好みや体質、運動量に配慮して選べることも強みです。

なお、市販のドッグフードの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

マルチーズの子犬(パピー)におすすめの餌は?

“子犬(パピー)”という条件でマルチーズの餌を選ぶなら、カナガンのドライフード「チキン」をおすすめします。

良質な動物性原材料の割合が全体の半分以上、穀物・牛肉・大豆不使用、香料・着色料不使用、小粒でドーナツ型のドライフードということはモグワンと変わりません。

ただ、カナガンの「チキン」はモグワンよりも高タンパク・高脂質・高カロリーになっており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬用としてぴったりです。

以下の記事では、子犬(パピー)のドッグフードの選び方のポイントと、おすすめできる内容のドッグフードをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

マルチーズのシニア犬におすすめのドッグフードは?

7歳以上のシニア犬のドッグフードとしてなら、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲のドライフードのモグワンをおすすめします。

また、モグワンのようなドーナツ型のドライフードは軽めの力でも噛み砕きやすいですし、水やぬるま湯でふやかしやすいというメリットもあります。

そして、【グルコサミン/MSM/コンドロイチン】が配合されていることも、シニア犬用としてモグワンをおすすめする理由の一つです。

なお、シニア犬のドッグフードの選び方については、以下の記事で掘り下げて解説しています。

まとめ

マルチーズの餌を選ぶにあたっては、タンパク源の割合や余計な添加物が使われていないかどうか、マルチーズ向けの成分が強化されているかに注目してドッグフードを選んであげることが大切です。

また、特定のタンパク源にアレルギーのあるマルチーズも少なくないので、タンパク源の種類にも注目しておくといいでしょう。

現在は何百種類ものドッグフードが販売されていますが、最終的にどのドッグフードを買うのかを決めるのは愛犬ではなく飼い主である人間です。

だからこそ愛犬のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくドッグフード選びを心がけたいところですね。

 

ここまで読み進めたところで、もしもまだマルチーズのドッグフード選びに迷っているなら、まずはモグワンをお試ししてみることをおすすめします。

現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でモグワンを手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。