メディファスを愛猫家の口コミ・評判を踏まえて5つの項目で徹底評価!

ライフステージに合わせてマグネシウム・カルシウム・リン含有量が細かく調整されている、国産キャットフードのメディファス。

それに加えて、飼育環境に配慮して成分バランスを調整したラインナップを取り揃えていることも特徴です。

今回はそんなメディファスキャットフードの口コミ・評判を102件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!

また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

メディファスキャットフードの悪い口コミ・評判

メディファスキャットフードの悪い口コミ・評判は「愛猫の食いつきはいまいち」、「リニューアル前後で粒や成分が変わった」、「うちの猫には合わなかった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、メディファスには人工の香料が使われていないことや、これまでに何度かリニューアルが行われていることが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきはいまいち(15件)
  • リニューアル内容が気になる(7件)
  • うちの猫には合わなかった(6件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2023年6月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。

食いつきはいまいち

メディファスの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきはいまいち」という内容のレビューです。

原材料一覧を見る限りでは、メディファスには人工の香料が使われていませんが、一般的には人工の香料を使って風味が整えられているフードの方が食いつきがいい傾向にあります。

そのため、人工の香料が使われているフードを食べ慣れている場合、メディファスの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。

また、メディファスには風味と形状(ドライorウェット)が違うラインナップがありますが、単純に選んだ風味や食感が好みではなかった可能性も考えられますね。

リニューアル内容が気になる

次に多かったメディファスの悪い口コミ・評判は、「リニューアル内容が気になる」といったレビューです。

具体的には、リニューアル後はドライフードの粒が大きくて固めになってしまい、愛猫が食べづらそうにしているという飼い主の声を確認できました。

粒の大きさ・形が先ほどの項目で取り上げた食いつきの悪さに繋がっている可能性がありますし、今後のリニューアル内容次第でも食いつきの良し悪しに影響が出るかもしれません。

また、リニューアル前後で原材料や成分バランスが変わる可能性もあるので、日頃から原材料と成分値にはきちんと目を通しておくことをおすすめします。

うちの猫には合わなかった

メディファスの悪い口コミ・評判の中には「軟便・下痢気味になった」、「吐き戻しが増えた」といったような、「うちの猫には合わなかった」という内容のレビューもありました。

下痢や吐き戻しの原因として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。

例えば、メディファスのほとんどのラインナップにはとうもろこしが使われていますが、とうもろこしは穀物の中でもアレルギーの原因になりやすい傾向にあり、体質によっては合わないこともあります。

ただ、メディファスにはグレインフリーのドライフードもあるので、穀物全般にアレルギーのある愛猫にも対応できます。

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メディファスキャットフードの総合評価

メディファスキャットフードの良い口コミ・評判

メディファスキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足」、「値段がお手頃なのがありがたい」、「小粒だからか食べやすそう」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、メディファスは様々な風味・形状のキャットフードを取り揃えていることや、ほとんどのドライフードに穀物が主原料として使われていることが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(45件)
  • お手頃な値段(13件)
  • 小粒で食べやすそう(11件)
  • 成分バランスがいい(5件)

という結果になっています。

食いつきがいい

メディファスの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。

ただ、「食いつきはいまいち」というレビューが15件、「食いつきがいい」というレビューが45件という件数を踏まえると、メディファスの食いつきは高くもなく低くもない平均レベルくらい・・・という印象を受けました。

食いつきに関してメリットを挙げるとすれば、様々な風味・形状のキャットフードを取り揃えており、愛猫の食の好みに合わせて選びやすいことです。

お手頃な値段

次に多かったメディファスの良い口コミ・評判は「お手頃な値段」という内容のレビューです。

参考までに一例を挙げると、ドライフードの”1歳から チキン味”の100gあたりの値段は約73円と、かなり手に取りやすい価格のドライタイプのキャットフードになっています。
(※6kgサイズの調査時点の最安値を参考にしています)

その一方で、ほとんどのドライフードに穀物が主原料として使われていたり、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていたり、アレルギーの原因になりやすい傾向にあるタンパク源が使われていたりなど、気になる点も少なくありません。

ただ、原材料一覧を見る限りでは人工の香料や着色料は使われていませんし、「愛猫の月々の餌代はできるだけ抑えたい」と考えているなら、メディファスのドライフードは候補の一つになるでしょう。

小粒で食べやすそう

そのほかに見つかったメディファスの良い口コミ・評判は、「小粒で食べやすそう」という内容のレビューです。

メディファスはライフステージに合わせて成分バランスを調整したドライフードを取り揃えていますが、粒の形状も食べやすいよう工夫されています。

ただ、悪い口コミ・評判の項目で触れたように、「リニューアル後の商品は大粒で食べづらそう」というレビューも見られ、粒の大きさについての口コミ・評判はそれほど参考にはならない・・・というのが率直な感想です。

成分バランスがいい

通販サイトとSNSでメディファスの口コミ・評判を調査していると、「成分バランスがいい」という内容のレビューも見られました。

そして、そのほとんどがライフステージに合わせて、ミネラルバランスが細かく調整されていることを評価する飼い主の声でした。

また、室内飼いの成猫向けに成分バランスが調整されたドライフードや、食べすぎてしまう傾向のある成猫向けに成分バランスが調整されたドライフードがあることも、メディファスの強みと言えるでしょう。

メディファスキャットフードの口コミ・評判まとめ

項目 口コミ内容
悪い口コミ 食いつきはいまいち
リニューアル内容が気になる
うちの猫には合わなかった
良い口コミ 食いつきがいい
お手頃な値段
小粒で食べやすそう
成分バランスがいい

メディファスキャットフードの悪い口コミ・評判は「愛猫の食いつきはいまいち」、「リニューアル前後で粒や成分が変わった」、「うちの猫には合わなかった」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

その一方で、メディファスキャットフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足」、「値段がお手頃なのがありがたい」、「小粒だからか食べやすそう」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、メディファスは様々な風味・形状のキャットフードを取り揃えていることや、ほとんどのドライフードに穀物が主原料として使われていることが関係していると考えられます。

メディファスキャットフードの種類

メディファスは主食用ドライフードだけでなく、ペーストタイプの主食用ウェットフードとスープタイプのおかず用ウェットフードを取り揃えています。

ドライフード

シリーズ名 商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
メディファス ドライ 子ねこ 12か月まで チキン味 32.5% 12.0% 10.0% 約390kcal
1歳から チキン味 30.0% 12.0% 10.0% 約380kcal
1歳から フィッシュ味 30.0% 11.5% 10.0% 約375kcal
7歳から チキン味 29.5% 11.0% 10.0% 約375kcal
7歳から フィッシュ味 29.5% 11.0% 10.0% 約370kcal
11歳から チキン味 28.5% 14.5% 10.0% 約400kcal
室内猫 毛玉ケアプラス 1歳から チキン&フィッシュ味 30.0% 11.0% 10.0% 約360kcal
室内猫 毛玉ケアプラス 7歳から チキン&フィッシュ味 29.5% 10.0% 10.0% 約355kcal
室内猫 毛玉ケアプラス 11歳から チキン&フィッシュ味 28.0% 11.0% 10.0% 約375kcal
満腹感ダイエット 1歳から チキン&フィッシュ味 29.5% 8.0% 10.0% 約340kcal
避妊・去勢後のケア 子ねこから10歳まで チキン&フィッシュ味 32.5% 8.5% 10.0% 約345kcal
メディファス アドバンス 2種の尿石ケア 子ねこから10歳まで 避妊・去勢後のケア チキン&フィッシュ味 36.0% 11.5% 10.0% 約370kcal
2種の尿石ケア 1歳から チキン&フィッシュ味 36.0% 13.0% 10.0% 約385kcal
2種の尿石ケア 1歳から フィッシュ味 36.0% 13.0% 10.0% 約385kcal
グレインフリー 1歳から チキン&フィッシュ味 32.5% 16.0% 10.0% 約370kcal
グレインフリー 1歳から フィッシュ味 32.0% 16.0% 10.0% 約370kcal
食物アレルゲンケア 1歳から 28.5% 17.5% 10.0% 約375kcal
腎臓の健康維持 7歳頃から 24.5% 17.5% 10.0% 約405kcal

メディファスのドライフードには【メディファス ドライ】と【メディファス アドバンス】の2シリーズがあり、前者のシリーズのラインナップは12種類、後者のシリーズのラインナップは7種類となっています。

全体的な傾向としては、子猫用フードは育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫に配慮して、成猫用よりも高タンパク・高カロリーに調整されています。

そして、成猫用フードは飼育環境に配慮して成分バランスが調整されており、7歳以上のシニア猫用フードは成猫用よりタンパク質・脂質・カロリーがやや控えめに、11歳以上のシニア猫用フードは7歳以上より高脂質・高カロリーになっています。

なお、ドライフードのほとんどには穀物が主原料として使われていますが、2種類のグレインフリーフードの主原料は肉類です。

ウェットフード(パウチ)

シリーズ名 商品名 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(1袋あたり)
<メディファス>ウェット り乳 ミルク風味 7.5% 3.9% 82.0% 約49kcal
子ねこ 12か月まで まぐろと若鶏ささみ 6.5% 2.8% 83.0% 約51kcal
1歳から まぐろと若鶏ささみ 5.7% 2.8% 86.0% 約48kcal
避妊・去勢後のケア 子ねこから10歳まで まぐろと若鶏ささみ 6.5% 1.2% 86.0% 約38kcal
11歳から まぐろと若鶏ささみ 6.5% 2.4% 83.0% 約49kcal
11歳から 腎臓の健康維持 まぐろ 4.6% 3.9% 85.0% 約44kcal
15歳から 腎臓の健康維持 まぐろ 4.5% 4.2% 85.0% 約46kcal
18歳から 腎臓の健康維持 まぐろ 4.2% 4.4% 84.0% 約48kcal
<メディファス>スープ 1歳から しらす・かつお節入り 3.7% 0.1% 97.0% 約14kcal
11歳から しらす・かつお節入り 3.5% 0.1% 97.0% 約14kcal
15歳から しらす・かつお節入り 3.4% 0.1% 97.0% 約14kcal

メディファスのウェットフードには、ペーストタイプの主食用ウェットフード(メディファス ウェット)とスープタイプのおかず用ウェットフード(メディファス スープ)の2シリーズがあります。

ペーストタイプのウェットフードは子猫用と成猫用が2種類ずつ、シニア猫用が4種類というラインナップになっています。

そして、スープタイプのウェットフードのラインナップは成猫用が1種類、シニア猫用が2種類です。

なお、メディファスのウェットフードはパウチのみで、缶詰は製造・販売されていません。

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メディファスキャットフードの総合評価

メディファスキャットフードの原材料の評価

原材料一覧
穀類(とうもろこし、コーングルテンミール)、肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー)、豆類(おから)、油脂類(動物性油脂 、ガンマ-リノレン酸 )、魚介類(フィッシュミール:DHA・EPA源)、糖類(フラクトオリゴ糖)、卵類(ヨード卵粉末)、シャンピニオンエキス、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、イノシトール)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)アミノ酸類(メチオニン、タウリン、トリプトファン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
※食物アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載

ここからは、メディファスキャットフードの原材料を評価していきます!
(※表はドライフード「1歳から チキン味」の原材料一覧です)

ほとんどのドライフードに穀物を主原料として使用

メディファスの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、ほとんどのドライフードに穀物が主原料として使われていることです。

肉・魚の割合を減らして穀物の割合を増やせばコストを抑えられる一方で、肉食動物の猫本来の食事内容からは遠ざかります。

その一方で、グレインフリーのレシピを採用しているドライフードには、肉類が主原料として使われていることは評価できます。

ただ、グレインフリーのドライフードには豆類の中でアレルギーの原因になりやすい傾向にある大豆が使われているので、食に敏感な愛猫にメディファスを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類にも注目して購入を検討するといいでしょう。

品質・内容が不明瞭な原材料あり

メディファスのドライフードには“ミートミール”が使われていますが、具体的に何の動物の肉が使われているかが分からず、アレルギーの原因を特定しづらいことがデメリットと言えます。

そして、肉類の品質についての補足も見当たりませんでした。

そのほかに気になったのは“動物性油脂”で、こちらについても何の動物の油が使われているのかが分からず、添加されている酸化防止剤の種類が天然由来のものなのか、あるいは人工のものなのかどうかも分かりません。

ただ、人工の香料や着色料が使われていないことは評価できます。

メディファスキャットフードの成分の評価

成分表
たんぱく質 30.0%以上
脂質 12.0%以上
粗繊維 4.0%以下
灰分 8.5%以下
水分 10.0%以下
カルシウム 0.7%標準値
リン 0.7%標準値
ナトリウム 0.6%標準値
マグネシウム 0.08%標準値
エネルギー 約380kcal/100g

原材料の次は、メディファスキャットフードの成分を評価していきます!
(※表はドライフード「1歳から チキン味」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

メディファスのドライフードのタンパク質は28.0〜36.0%以上、脂質は8.0〜17.5%以上、水分は10.0%以下、カロリーは100gあたり約340〜405kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスに開きがあります。

全体的な傾向としては、タンパク質・脂質がやや控えめでカロリーは標準的な範囲のフードが多く、室内飼いで運動量が少ない猫向けと捉えることができます。

ただ、一部のドライフードを除いて、タンパク質含有量には物足りなさを感じました。

また、「愛猫には肉・魚が主原料かつ高タンパクなフードを与えたい」と考えている場合には、穀物が主原料として使われているラインナップは選択肢からは外れます。

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メディファスキャットフードの総合評価

メディファスキャットフードの給餌量

体重 1日あたりの給餌量
2kg 45g
3kg 60g
4kg 75g
5kg 85g
6kg 100g
7kg 110g

メディファスのドライタイプのキャットフード、「1歳から チキン味」の給餌量の目安は表の通りです。

その他のラインナップもパッケージに給餌量の目安が掲載されていますが、いずれに関してもあくまで“目安量”でしかありません。

実際には体質や飼育環境によって適量が変わってくるので、愛猫の体重や便の固さを確認しながら給餌量を調整するようにしましょう。

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
1.5kg(250g×6) 1,200円 1,209円
3kg(500g×6) 2,347円 2,291円
6kg(500g×12) 4,354円 4,621円

メディファスを製造・販売しているペットラインの公式サイトと楽天市場、Amazonでドライフード「1歳から チキン味」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年6月に確認しました)

そして、1.5kg・6kgの2サイズは楽天が、3kgサイズはAmazonが最安値という結果になりました!

メディファスは店頭でも取り扱いが多い国産キャットフードなので、店頭の価格も参考にしながらご自身の購入しやすい方法でお試しするのがいいでしょう。

ただ、通販サイトは一定金額以上の購入で送料が無料になる販売店も多いので、継続して購入するなら通販サイトでまとめ買いするのがお手軽です。

メディファスキャットフードの総合評価

項目 詳細
原材料 2.0
成分 3.0
安全性 4.5
食いつき 3.5
コスパ 4.5
総合評価 Cランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,200円/1.5kg
2,291円/3kg
4,354円/6kg
※ドライフード「1歳から チキン味」
※2023年6月に楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 日本
販売会社 ペットライン株式会社

当サイトのメディファスキャットフードの総合評価はCランクです。

ライフステージに合わせてミネラルバランスが細かく調整されていることや、人工の香料・着色料が使われていないこと、手に取りやすい価格で販売されていることは魅力的です。

その一方で、ほとんどのドライフードに穀物が主原料として使われていることや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていることが気になり、全体的にタンパク質含有量には物足りなさを感じました。

とは言え、愛猫の月々の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のフードの中から選ぶことをおすすめしています。

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