ティーカッププードルの餌でおすすめは？20種類のドッグフードを比較！

成犬時の平均体重が2kg前後と、トイプードルの中でもひときわ小柄なティーカッププードル。

そんなティーカッププードの餌を選ぶにあたっては、主原料として使われている原材料や脂質とカロリーのバランス、ティーカッププードル向けの成分が配合（強化）されているかに気を配りながら選んであげることが大切です。

この記事ではティーカッププードル向けのドッグフードの選び方や、ティーカッププードルにおすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

ティーカッププードルのドッグフードの選び方

ティーカッププードルのドッグフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう。

主原料として動物性タンパク源が使われている

ティーカッププードルだけに限った話ではありませんが、一番はじめに確認しておきたいことは、主原料として動物性タンパク源（肉・魚）が使われているかどうかです。

この理由は、肉食傾向の雑食である犬にとって、肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は大切な栄養素だからです。

その一方で、ドッグフードの価格が安くなるにつれて動物性タンパク源の割合が減り、動物性タンパク源よりも安く仕入れられる穀物の割合が増える傾向にあります。

ただ、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。

このことから、タンパク源の割合に特別なこだわりがない限りは、ティーカッププードルの愛犬には動物性タンパク源が主原料かつ、高タンパクなドッグフードを選んであげるのがおすすめです。

ドッグフードの原材料一覧には使われている割合が多い順で記載されているので、先頭に鶏肉や白身魚などの肉・魚が記載されていれば、動物性タンパク源が主原料として使われているドッグフードということになります。

脂質とカロリーのバランスが愛犬に合っている

ドッグフードのタンパク質含有量を確認する際には、脂質とカロリーのバランスもあわせて気を配っておきたいところです。

体の小さなティーカッププードルには、少量でも効率よく必要な栄養を摂り入れられるよう、脂質とカロリーがある程度高めなドッグフードをおすすめしています。

かと言って、体重が増えすぎると足腰や関節への負担が大きくなってしまうので、食欲旺盛な愛犬や運動量が少ない愛犬には脂質とカロリーが控えめなドッグフードを・・・といったように、愛犬の食事量・運動量に配慮してドッグフードを選んであげるといいでしょう。

また、年齢（ライフステージ）に配慮してドッグフードを選ぶのも大切なことで、育ち盛りの子犬には成犬期よりも高脂質・高カロリーなドッグフードが、歳をとったシニア犬には成犬期よりも低脂質・低カロリーなドッグフードがおすすめです。

ティーカッププードル向けの成分が配合されている

そのほかに注目しておきたいのは、ティーカッププードル向けの成分が配合（強化）されているかです。

直前の項目でも触れましたが、ティーカッププードルは足腰や関節に負担がかかりやすいので、【グルコサミン/コンドロイチン/コラーゲン/ヒアルロン酸/MSM（メチルスルフォニルメタン）】といった成分が配合（強化）されているドッグフードが特におすすめです。

犬にとって必要のない添加物が使われていない

犬にとって必要のない添加物が使われていないかも、きちんと確認しておきましょう。

ドッグフードの中には人工の酸化防止剤や着色料が使われているものがありますが、これらの添加物が涙やけやアレルギーの原因になることがあります。

BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤は、ドッグフードの酸化を抑える目的で添加されるものの、ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物といった天然由来のもので代用することもできます。

着色料についてはドッグフードの見た目を良くする目的で添加されますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していなので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。

ティーカッププードルに合う餌は？20種類のドッグフードを比較！

今回はトイプードル用として評判のいい20種類のドッグフードの主原料と主要な成分値、気がかりな原材料が使われていないかを比較してみました！

一つ一つの項目を見比べてみると、主原料として穀物が使われているドッグフードがあることや、タンパク質含有量に物足りなさを感じるドッグフードがあることが分かりますね。

また、“◯◯粉”や“◯◯ミール”という動物性原材料が使われており、品質面の補足が特にされていないドッグフードや、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われているドッグフードも見られました。

なお、“動物性油脂”と“タンパク加水分解物”については、使われているからといって必ずしも避けた方がいいものというわけではありません。

ただ、ここで取り上げた動物性油脂には具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類が分からないことが、タンパク加水分解物は製造工程の補足がされていないことが気になりました。

ティーカッププードルにおすすめのドッグフード7選

これまでの内容を踏まえつつ、ティーカッププードルにおすすめの7種類のドッグフードを紹介します。

ちなみに、販売価格や原材料は調査した時点の情報を参考にしています。
（※2025年3月に公式サイトとAmazonで調査）

カナガン

※各項目は「チキン」のものです

良質な動物性タンパク源が主原料、香料・着色料などの犬に必要のないものは不使用、という条件を満たしていることに加えて、メインのタンパク源が違うドライフードがあり、愛犬の食の好みやお悩みに配慮して選べるカナガン。

この記事で取り上げた「チキン」は第一原材料としてチキン生肉が、第二原材料として乾燥チキンが使われており、高タンパクかつ脂質とカロリーもやや高めなドライフードになっています。

そして、グルコサミン・MSM・コンドロイチンが配合されていることや、小ぶりでドーナツ型のドライフードということも、超小型犬のティーカッププードル用としておすすめする理由です。

また、グレインフリー（穀物不使用）のレシピを採用していることから、小麦はもちろん穀物全般にアレルギーのある愛犬にも与えられます。

モグワン

モグワンにはメインのタンパク源としてチキンとサーモンが使われており、動物性原材料の割合が全体の56.5%を占めています。

そして、犬に必要のないものが一切使われていないことや、グルコサミン・MSM・コンドロイチンが配合されていること、グレインフリーのレシピを採用していることは、先に取り上げたカナガンの「チキン」と共通しています。

ただ、モグワンは高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっていることから、運動量が少なめなティーカッププードル用としておすすめです。

また、モグワンも小ぶりでドーナツ型のドライフードになっており、このような形状のドライフードは軽めの力でも噛み砕きやすく、水やぬるま湯でふやかしやすいというメリットもあります。

うまか

うまかはドライタイプの国産ドッグフードで、九州産華味鳥が主原料として使われていることに加えて、小麦グルテンフリーのレシピを採用しています。

玄米・大麦が使われているものの、これらはアレルギーの原因にはなりにくいものですし、愛犬に特にこれといったアレルギーがなければ、穀物が使われているからといって神経質になる必要はないでしょう。

もちろん、品質・内容が不明瞭な原材料や着色料などの犬に必要のないものは使われていませんし、動物性の油脂が吹きかけられていない”ノンオイルコーティング”のドライフードということも特徴です。

そして、コンドロイチンとグルコサミンが配合されていることも見逃せません。

アカナ

※各項目は「スモールブリードレシピ 成犬用」のものです

良質な動物性原材料が贅沢に使われているだけでなく、低GIの野菜と果物が使われている高タンパク・低炭水化物のドッグフードのアカナ。

また、年齢や犬種（サイズ）、食の好みや体質などに配慮して、タンパク源の内容と成分バランスを調整したラインナップを取り揃えています。

例えば、この記事で取り上げた「スモールブリードレシピ 成犬用」は、高脂質でカロリーはやや控えめになっていますが、低脂質・低カロリーな「ライト＆フィットレシピ」というドライフードもあり、愛犬の運動量・食事量に合わせて選べます。

さらに、グレインフリーかつ動物性タンパク源が1種類だけに限定されている【シングル】というシリーズもあり、複数のタンパク源にアレルギーのある食に敏感な愛犬にも対応しやすいです。

ソルビダ

※各項目は「グレインフリー チキン 室内飼育成犬用」のものです

動物性タンパク源（ターキーorチキン）が主原料、品質・内容が不明瞭な原材料や不要な添加物は不使用、グレインフリーのレシピを採用、という3つの条件を満たしたドッグフードのソルビダ。

また、室内飼いの犬向けに作られていることもあり、カロリーは控えめ～標準的と言えるくらいの範囲に収まっています。

この記事で取り上げている「グレインフリー チキン 室内飼育成犬用」については、やや高タンパク・高脂質な一方でカロリーはやや控えめで、それほど運動量が多くないティーカッププードルの成犬用としておすすめです。

なお、ソルビダは5種類のフードのうち4種類にチキンが主原料として使われていますが、「グレインフリー ターキー 室内飼育全年齢対応」にはチキンが使われていないので、体質に配慮して選ぶこともできます。

ミシュワン

※各項目は「小型犬用」のものです

「ミシュワン 小型犬用」はドライタイプの国産ドッグフードで、主原料として良質な動物性タンパク源（鶏肉/馬肉/鶏レバー）が使われています。

そして、関節に配慮してコンドロイチンやヒアルロン酸を豊富に含む”緑イ貝”が配合されているほか、口の小さな小型犬にも食べやすい楕円形の小粒サイズのドライフードになっています。

また、香料や調味料に頼らず、良質な原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることも評価できますし、日本国内の専門工場で人用の食品と同じレベルで製造されており、品質面・安全性にはきちんと配慮されている印象を受けました。

主要な成分バランスについては、脂質とカロリーが控えめに調整されていることから、運動量が少なめなティーカッププードルの成犬用として特におすすめです。

アーテミス

※各項目は「アガリクスI/S 小粒」のものです

先に取り上げたアカナと同じように、アーテミスもタンパク源の内容や成分バランスの傾向が違うドッグフードを取り揃えています。

そして、どのドッグフードにも厳選された高品質な原材料が使われていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないことは変わらず、ほぼ全てのラインナップに動物性タンパク源が主原料として使われています。

この記事で取り上げている「アガリクスI/S 小粒」については、主原料としてフレッシュチキンが使われている小粒のドライフードで、タンパク質・脂質・カロリーは標準的な範囲になっています。

また、アーテミスには缶詰タイプの主食用ウェットフードもあり、いつものドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えられることも強みです。

ティーカッププードルの餌で迷った時はカナガンがおすすめ

ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、カナガンの「チキン」をおすすめします。

当サイトがティーカッププードル用のドッグフードとして、カナガンの「チキン」をおすすめする理由は以下の通りです。

まず言えることは、カナガンには主原料として良質な動物性タンパク源が使われており、ティーカッププードルにとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。

それに加えて、着色料などの犬に必要のないものは一切使われていませんし、グレインフリーのレシピを採用していることから、穀物全般にアレルギーのある愛犬にも与えられます。

また、「チキン」については高タンパクかつ脂質とカロリーもやや高めになっているほか、グルコサミン・MSM・コンドロイチンが配合されている小ぶりでドーナツ型のドライフードということで、超小型犬のティーカッププードルの主食としてぴったりです。

そして、無理なく続けやすい価格で販売されていることも評価できます。

ティーカッププードルの餌の量と回数について

トイプードルの中でも特の小柄なティーカッププードルだからといって、餌の量と回数の考え方が全然違うというわけではなく、基本的にはドッグフードのパッケージや冊子、公式サイトなどに掲載されている給餌量を参考にすれば大丈夫です。

ただ、どのドッグフードの給餌量もあくまで“目安量”でしかなく、実際のところは年齢や体重はもちろん、体質や飼育環境によっても最適な量は変わってきます。

そのため、愛犬の便の固さや体重を確認しながら餌の量を調整するようにしてください。

便の固さに関しては、柔らかめな場合は餌の量が多い可能性があり、その逆に固めな場合は餌の量が少ない可能性があります。

なお、1歳以上の成犬の餌の回数は1日2回が目安になりますが、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬なら3回に分けて様子見・・・といったように、愛犬の食事量に合わせて回数を増やす分には問題ありません。

子犬の餌の量と回数の補足

育ち盛りの子犬の時期は成犬期よりもたくさんの栄養が必要なので、必然的に体重に体質の餌の量も成犬期と比べて多くなります。

そして、成長が緩やかになるにつれて成犬期の餌の量に近づけていきます。

子犬の餌の回数については、生後2～3ヶ月くらいまでは1日4～5回を、生後4～5ヶ月くらいまでは1日3～4回を目安にしつつ、1日の必要量を食べられるようにしましょう。

生後6ヶ月以降の子犬の餌の回数は、成犬期と同じ1日2回が目安になります。

シニア犬の餌の量と回数の補足

7歳以上のシニア犬の餌の量に関しては、成犬期の1～2割ほど減らした量が目安です。

ただ、シニア犬と呼ばれる時期を迎えて急に活動量が落ちるわけではありませんし、愛犬にこれといった変化が見られなければ餌の量を減らさなくても大丈夫です。

シニア犬の餌の回数は1日2～3回が目安で、一度にあまり食べられなくなった場合や、消化吸収に配慮してゆっくりと食べさせたい場合には、餌の回数を多めにしてあげるといいでしょう。

まとめ

ティーカッププードルのドッグフードを選ぶにあたっては、主原料として動物性タンパク源が使われているかどうかや、脂質とカロリーのバランスが愛犬に合っているかどうかに注目しながら選んであげることが大切です。

また、グルコサミン・コンドロイチンといった成分が配合されているかや、着色料などの必ずしも使う必要のない添加物が使われていないかにも気を配っておくといいでしょう。

現在は何百種類ものドッグフードが販売されていますが、最終的にどのドッグフードを買うのかを決めるのは愛犬ではなく飼い主である人間です。

だからこそ愛犬のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくドッグフード選びを心がけたいところですね。

ここまで読み進めたところで、もしもまだティーカッププードルのドッグフード選びに迷っているなら、まずはカナガンをお試ししてみることをおすすめします。

現在、公式サイトからは最大20%オフの価格で購入できるようになっているので、お得な価格でカナガンを手に入れたいと考えている場合には、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。