サイベリアンは成猫時の体重が10kgを超えることもある大型の猫で、もふもふの長い被毛が印象的です。
そんなサイベリアンの餌を選ぶにあたっては、どんな原材料が主原料として使われているのかや、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていないか、繊維質が適度に含まれているかに気を配りながら選んであげることが大切です。
この記事ではサイベリアン向けのキャットフードの選び方や、サイベリアンにおすすめのキャットフードをまとめているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
サイベリアンのキャットフードの選び方
サイベリアンのキャットフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。
順番に見ていきましょう。
主原料として肉・魚が使われているか
サイベリアンだけに限った話ではありませんが、キャットフードを選ぶにあたってまず確認しておきたいことは、主原料として肉・魚(動物性タンパク源)が使われているかどうかです。
なぜなら、肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は、肉食動物の猫にとって大切な栄養素だからです。
その一方で、キャットフードの販売価格が安くなるにつれて肉・魚の割合が減り、その代わりに小麦などの穀物の割合が増える傾向にありますが、猫は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のキャットフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。
このことから、原材料の割合に特にこれといったこだわりがなければ、サイベリアンには肉・魚が主原料かつ、高タンパクなキャットフードを選んであげることをおすすめしています。
原材料一覧には使用割合が多い順に記載されているので、はじめにチキンやサーモンなどの肉・魚が記載されていれば、主原料として肉・魚が使われているキャットフードということになります。
品質・内容が不明瞭な原材料表記がされていないか
主原料として使われている原材料を確認する際には、品質・内容が不明瞭な原材料表記がされていないかにも気を配っておきましょう。
例えば、原材料一覧に“ミートミール”や“家禽ミール”、“動物性油脂”といった表記がされていることがありますが、どれも具体的に何の動物の肉・魚が使われているのかが分かりません。
そして、”◯◯ミール”という動物性原材料には、人間用の食肉としては出回らない“4Dミール”が使われている可能性を、動物性油脂には酸化を抑えるために人工の酸化防止剤が使われている可能性を否定できません。
それに対して、品質面にこだわりを持って作られているキャットフードの場合には、“フレッシュチキン”や”骨抜きサーモン”といったように原材料の内容が明記されているほか、「人間用の食品レベルの原材料を使用」といったような補足がされていることがほとんどです。
また、動物性油脂に関しても、”鶏脂(ミックストコフェロールで保存)”といったように、何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類が補足されているキャットフードもあります。
ただ、原材料一覧に”◯◯ミール”や”動物性油脂”といった表記がされていても、公式サイトやパッケージなどに、原材料の品質・内容が補足されていることがあります。
そのため、メーカーが公開している情報にはできる限り目を通しておくことをおすすめします。
猫にとって必要のない添加物が使われていないか
次に確認しておきたいことは、猫にとって必要のない添加物が使われていないかです。
キャットフードの中には、人工の酸化防止剤や着色料が使われているものも珍しくありませんが、これらの添加物がアレルギーの原因になることがあります。
BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤については、キャットフードの酸化を抑える目的で添加されるものの、ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物といった天然由来のもので代用することもできます。
着色料については、キャットフードの見た目を良くする目的で添加されますが、そもそもの問題として猫は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、猫目線で考えれば着色料を使ってまでキャットフードに色味をつける意味はありません。
繊維質が適度に含まれているか
そのほかに気を配っておきたいのは、繊維質がどのくらい含まれているかです。
サイベリアンはトリプルコートの長毛種ということもあり、毛づくろいをした時にたくさんの毛を飲み込みやすいです。
そして、飲み込んだ毛を体の外に出すには【便と一緒に出すか】、【吐き戻すか】のどちらかになりますが、吐き戻しは負担になってしまいます。
このことから、飲み込んだ毛を便と一緒に排出されるよう配慮するために、繊維質が適度に含まれているキャットフードを選んであげるのがおすすめです。
オメガ6とオメガ3のバランスが取れているか
サイベリアンのもふもふの長い被毛に配慮したいと考えているなら、オメガ6・オメガ3のバランスにも注目しておきましょう。
(※オメガ6・オメガ3の含有量が掲載されていないキャットフードもあります)
毛並み・毛艶に関わる成分でである2つの脂肪酸は、どちらか一方だけを摂り入れればいいというわけではなく、バランスよく摂り入れることが大切です。
そして、暫定的な見解ではあるものの、オメガ6とオメガ3のバランスは【5:1~10:1】くらいがいいのではないか、と考えられているので、愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。
サイベリアン用として評判のいいキャットフード30種
商品名 | 主原料 | タンパク質 | 脂質 | 繊維質 | 水分 | カロリー (100gあたり) |
オメガ6:オメガ3 | 気がかりな原材料 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カナガン チキン | 乾燥チキン | 34%以上 | 16.7%以上 | 3.25%以下 | 8%以下 | 405kcal | 3.6:1 | – |
ロイヤルカナン (インドア ロングヘアー) |
肉類 | 28.0%以上 | 13.0%以上 | 5.0%以下 | 6.5%以下 | 382kcal | ? | 動物性油脂、加水分解タンパク |
グランツ (チキン&サーモン) |
脱水チキン | 34.50% | 16.00% | 5.00% | 10.00% | 367kcal | 1.4:1 | – |
ナチュラルチョイス (避妊・去勢猫用 成猫用 白身魚) |
白身魚(すり身) | 33.0%以上 | 14.0%以上 | 7.0%以下 | 10.0%以下 | 350kcal | 11.7:1 | タンパク加水分解物 |
ハッピーキャット (アトランティックサーモン) |
ポルトリープロテイン | 33.0% | 15.0% | 3.0% | 9.0% | 380kcal | 8.8:1 | – |
サイエンスダイエット (成猫用 チキン) |
トリ肉 | 30.0%以上 | 18.0%以上 | 2.5%以下 | 6.0%以下 | 416.1kcal | 6.8:1 | 動物性油脂、加水分解タンパク |
ピュリナワン (インドアキャット チキン) |
チキン | 34%以上 | 12%以上 | 6%以下 | 12%以下 | 約355kcal | 120:1 | たんぱく加水分解物 |
ファインペッツ | 魚類 | 29% | 16% | 2.5% | 8% | 395kcal | 7.8:1 | – |
オリジン (オリジナルキャット) |
新鮮鶏肉 | 40%以上 | 20%以上 | 3%以下 | 10%以下 | 416.0kcal | 3.1:1 | – |
プロプラン (美味を求める成猫用 サーモン) |
サーモン | 36%以上 | 15%以上 | 5%以下 | 9%以下 | 約370kcal | 3:1 | たんぱく加水分解物 |
アーテミス オソピュア (サーモン&ガルバンゾー) |
フレッシュサーモン | 35.0%以上 | 18.0%以上 | 3.0%以下 | 10.0%以下 | 386.1kcal | 4.7:1 | – |
デイリーディッシュ (成猫用 サーモン&チキン グルメ仕立てのパテタイプ) |
サーモン | 11.5%以上 | 4.5%以上 | 1.0%以下 | 78.0%以下 | 98.7kcal | ? | 増粘多糖類 |
ブラバンソンヌ (成猫用 チキン) |
チキン | 29%以上 | 16%以上 | 3.5%以下 | 9%以下 | 414kcal | 3.5:1 | – |
モグニャン | 白身魚 | 27%以上 | 11%以上 | 5.25%以下 | 5%以下 | 379kcal | 1.9:1 | – |
アイムス (成猫用 インドアキャット チキン) |
肉類 | 30.6%以上 | 12.6%以上 | 3.0%以下 | 7.5%以下 | 366kcal | 40.0:1 | チキンミール、家禽ミール、家禽類、BHA、BHT |
シーバ デュオ (香りのまぐろ味セレクション) |
肉類 | 30.0%以上 | 17.0%以上 | 5.0%以下 | 12.0%以下 | 405kcal | ? | チキンミール、牛・羊副産物、家禽ミール、~等、油脂類、着色料、BHA、BHT |
銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て (まぐろ・かつお・煮干し・白身魚・しらす入り) |
穀類 | 30.0%以上 | 16.0%以上 | 3.0%以下 | 10.0%以下 | 約400kcal | ? | チキンミール、ポークミール、ビーフミール、動物性油脂、調味料、着色料 |
ジャガー | 肉類 | 37%以上 | 14.88%以上 | 5.25%以下 | 8%以下 | 387.5kcal | ? | – |
ねこ元気 (お魚と野菜入りミックス) |
穀類 | 30.0%以上 | 9.0%以上 | 3.0%以下 | 10.0%以下 | 約350kcal | ? | チキンミール、ポークミール、ビーフミール、動物性油脂、着色料 |
カルカン パウチ (ゼリー仕立て まぐろ) |
肉類 | 8.5%以上 | 1.0%以上 | 0.5%以下 | 88.0%以下 | 約61.7kcal | ? | ~等、調味料、増粘多糖類、発色剤 |
ナウフレッシュ (成猫用) |
ターキー生肉(骨抜き) | 31%以上 | 18%以上 | 3.5%以下 | 10%以下 | 387.2kcal | 5.6:1 | – |
ファーストチョイス (チョイスS 体型が気になる子に 成猫用) |
鶏肉 | 31%以上 | 8%以上 | 7%以下 | 10%以下 | 332kcal | 6.8:1 | たん白加水分解物 |
ソリッドゴールド (インディゴムーン) |
ドライチキン | 42.0%以上 | 20.0%以上 | 3.0%以下 | 10.0%以下 | 386.0kcal | 3:1 | – |
キャラットミックス (かつお仕立ての味わいブレンド) |
穀類 | 23.4%以上 | 8.1%以上 | 3.5%以下 | 10.0%以下 | 約335kcal | ? | ~等、ミートミール、チキンミール、動物性油脂、着色料 |
アランズナチュラル | チキン&ターキー | 37%以上 | 14.4%以上 | 4.3%以下 | 6%以下 | 399kcal | ? | – |
モンプチ ドライ (5種のフィッシュブレンド) |
穀類 | 30%以上 | 13%以上 | 5%以下 | 12%以下 | 370kcal | ? | 動物性油脂、たんぱく加水分解物、着色料 |
メディファス ドライ (1歳から チキン味) |
穀類 | 30.0%以上 | 12.0%以上 | 3.5%以下 | 10.0%以下 | 約380kcal | ? | ミートミール、チキンミール、動物性油脂 |
ヤラー (グレインフリー) |
乾燥鶏肉 | 31.5% | 14.5% | 4.3% | 8.0% | 361.50kcal | ? | – |
カークランド (チキン・ライス) |
鶏肉 | 30.0%以上 | 20.0%以上 | 3.0%以下 | 10.0%以下 | 約400kcal | 6.6:1 | チキンミール、香料 |
アカナ (インドアエントリー) |
新鮮鶏肉 | 37%以上 | 14%以上 | 6%以下 | 10%以下 | 363.0kcal | 4:1 | – |
サイベリアン用として評判のいい30種類のキャットフードの主原料と主な成分値、気がかりな原材料が使われていないかを比較してみました!
一つ一つの項目に目を通していくと、主原料として肉・魚ではなく穀物が使われているキャットフードがあることや、主要な成分バランスはキャットフードによって様々・・・ということが分かりますね。
また、人工の酸化防止剤や着色料が使われているキャットフードがあることや、品質・内容が不明瞭な原材料表記がされているキャットフードがあることも分かります。
なお、“加水分解タンパク(タンパク加水分解物)”については、使われているからといって必ずしも避けた方がいいものというわけではありませんが、ここで取り上げたものは製造工程の補足がないことが気になりました。
サイベリアンにおすすめのキャットフード10選
これまでの内容を踏まえつつ、サイベリアンにおすすめの10種類のキャットフードを紹介します。
ちなみに、販売価格は公式サイトとAmazonで調査しており、最安値で購入できるサイトの価格を優先して掲載しています。
公式サイトとAmazonで価格差がない場合や、公式サイトで販売されていないものに関しては、Amazonの価格を掲載しています。
(※商品情報と販売価格は2025年10月に確認しました)
ジャガー
チキン生肉や鴨生肉、生サーモンや生マスなどの複数の肉・魚が使われており、動物性原材料の割合が全体の約80%を占めている、高タンパクなドライタイプのキャットフードのジャガー。
また、原材料一覧には一つ一つの原材料の名称が明記されているほか、香料・着色料などの猫に必要のないものは一切使われておらず、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることも特徴として挙げられます。
そして、脂質は標準的と言えるくらいの範囲に、カロリーはやや高めと言えるくらいになっており、給餌量の調整で子猫からシニア猫までの幅広い年齢に対応しやすくなっています。
それに加えて、繊維質が適度に含まれていることも、サイベリアン用としてジャガーをおすすめする理由の一つです。
主原料 | 肉類(チキン生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、チキンレバー、鴨生肉) |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:37%以上 脂質:14.88%以上 繊維質:5.25%以下 水分:8%以下 カロリー:387.5kcal/100g |
対象 | 全年齢 |
粒サイズ | 直径:約11mm 厚さ:約4mm 形状:リング型 |
特長 | ・グレインフリー ・動物性原材料の割合が約8割 ・軽めの力で噛み砕きやすいリング型の粒 |
通常購入時の価格 | 5,038円/1.5kg |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の7日前まで |
100gあたりの価格 (4袋を定期購入時) |
約285円 |
1日あたりの餌代 (8kgの成猫を想定) |
約200円 |
カナガン チキン
カナガンはメインの動物性タンパク源が違う複数のドライフードを取り揃えており、どのラインナップも良質な肉・魚が主原料、香料・着色料不使用という条件を満たしていることに加えて、グレインフリーのレシピを採用しています。
ここで取り上げているのはドライフードの「チキン」で、適度にタンパク質と脂質を含みつつも、高カロリーなドライフードになっています。
このような成分バランス上、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫や運動量が多い活発な成猫、少食の成猫・シニア猫用としておすすめです。
また、ドライフードの「サーモン」は動物性タンパク源が魚類だけに限定されているので、鶏肉アレルギーの愛猫には「サーモン」を・・・といったように、体質に配慮して選ぶこともできます。
主原料 | 乾燥チキン |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:34%以上 脂質:16.7%以上 繊維質:3.25%以下 水分:8%以下 カロリー:405kcal/100g |
対象 | 全年齢 |
粒サイズ | 直径:約10mm 厚さ:約4.5mm 形状:円型 |
特長 | ・グレインフリー ・動物性原材料の割合が6割以上 |
通常購入時の価格 | 5,038円/1.5kg |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の7日前まで |
100gあたりの価格 (5袋を定期購入時) |
約269円 |
1日あたりの餌代 (8kgの成猫を想定) |
約223円 |
グランツ チキン&サーモン
※パッケージ画像はリニューアル前のものです
原材料の大半は人用の食品と変わらない鮮度と部位が使われており、工程ごとに厳しい品質管理が行われている工場で製造されているグランツ。
また、「チキン&サーモン」と「チキン」、「サーモン」といった3種類のドライフードがあり、食の好みや体質に配慮して選べるようになっています。
この記事で取り上げているのは「チキン&サーモン」ですが、主要な成分バランスの傾向はさほど変わらず、適度にタンパク質と脂質を含みつつも、カロリーはやや控えめ~標準的と言えるくらいの範囲に収まっています。
そして、このような成分バランスのドライフードは、室内飼いされていることが多くて運動量が少ない傾向にある日本の飼い猫向き・・・という捉え方ができます。
主原料 | 脱水チキン |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:34.50% 脂質:16.00% 繊維質:5.00% 水分:10.00% カロリー:367kcal/100g |
対象 | 全年齢 |
粒サイズ | 一辺:約6mm 厚さ:約3mm 形状:三角形 |
特長 | ・グレインフリー ・小粒サイズのドライフード |
通常購入時の価格 | 6,000円/500g×3袋 |
定期購入時の価格 | 初回:980円/500g×1袋+50g×2袋 2回目以降:4,800円/500g×3袋 ※定期初回は63%オフ ※定期2回目以降は20%オフ ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の5営業日前まで |
100gあたりの価格 (定期2回目以降) |
約320円 |
1日あたりの餌代 (8kgの成猫を想定) |
約336円 |
アランズナチュラル
アランズナチュラルは、主原料として使われているチキンとターキーの割合が全体の約7割を占めていることに加えて、グレインフリーのレシピを採用している高タンパクなキャットフードです。
また、DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸を豊富に含むサーモンオイルが配合されているほか、動物性原材料だけでは摂り入れられない栄養を補うために、ジャガイモやエンドウ豆といったイモ類・豆類が配合されています。
そして、適度に脂質を含みつつも高カロリーになっていることから、運動量が多い活発な成猫や少食の成猫用として特におすすめです。
それと、アランズナチュラルは動物性タンパク源が鶏肉と七面鳥の2種類と少なめで、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい傾向にある大豆も使われておらず、複数のタンパク源にアレルギーのある愛猫にも対応しやすくなっています。
主原料 | チキン&ターキー |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:37%以上 脂質:14.4%以上 繊維質:4.3%以下 水分:6%以下 カロリー:399kcal/100g |
対象 | 全年齢 |
粒サイズ | 直径:約8mm 厚さ:約5mm 形状:円型 |
特長 | ・グレインフリー ・チキンとターキーの割合が約7割 |
通常購入時の価格 | 6,358円/1.5kg |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:5,722円(10%オフ) 2〜3袋:5,404円(15%オフ) 4袋以上:5,086円(20%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の7日前まで |
100gあたりの価格 (4袋を定期購入時) |
約339円 |
1日あたりの餌代 (8kgの成猫を想定) |
約258円 |
アカナ インドアエントリー
※パッケージ画像は「ワイルドプレイリーキャット」の旧パッケージのものです
厳選された良質な原材料を使用、主原料として肉・魚を使用、猫にとって必要のないものは不使用、という3つの条件を満たしたキャットフードのアカナ。
また、グルテンフリーorグレインフリーのレシピを採用した7種類のドライフードを取り揃えており、どのラインナップも高タンパク・低炭水化物ということは変わりません。
この記事で取り上げている「インドアエントリー」に関しては、そのほかのラインナップと比べて脂質とカロリーが控えめで、室内飼いで運動量が少ない猫向けにきちんと成分バランスが調整されている印象を受けました。
その一方で、脂質とカロリーが高めなフードもありますし、動物性タンパク源が魚類だけに限定されているフードもあり、状況に合わせてフードを選べることも強みです。
主原料 | 新鮮鶏肉 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:37%以上 脂質:14%以上 繊維質:6%以下 水分:10%以下 カロリー:363.0kcal/100g |
対象 | 全年齢 |
粒サイズ | 一辺:約10mm 形状:トライアングル型 |
特長 | ・グルテンフリー ・室内飼いの成猫に配慮して成分バランスを調整 |
価格/内容量 | 1,236円/340g 4,347円/1.8kg 9,725円/4.5kg |
100gあたりの価格 (1.8kgの販売価格を参照) |
約242円 |
1日あたりの餌代 (8kgの成猫を想定) |
約225円 |
ナウフレッシュ 成猫用
商品名から連想できる通り、フレッシュな生肉・鮮魚が使われているキャットフードのナウフレッシュ。
それに加えて、原材料そのものの香りや栄養ができる限り損なわれないように、90℃の低温でゆっくり丁寧に調理する”SCSB製法”が採用されていることも特徴です。
また、グレインフリーの4種類のドライフードを取り揃えており、この記事で取り上げている「成猫用」については、タンパク質はやや控えめな一方で、脂質とカロリーはやや高めになっています。
そして、子猫用フードは成猫用フードよりも高脂質・高カロリーに、シニア猫用フードは成猫用フードよりも低脂質・低カロリーになっており、年齢別に成分バランスを調整しているという意図をハッキリと感じ取れます。
主原料 | ターキー生肉(骨抜き) |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:31%以上 脂質:18%以上 繊維質:3.5%以下 水分:10%以下 カロリー:387.2kcal/100g |
対象 | 成猫以上 |
粒サイズ | 直径:約5~7mm 形状:円型 |
特長 | ・グレインフリー ・新鮮な生肉、生魚を使用 |
価格/内容量 | 1,480円/350g 5,280円/1.36kg 12,650円/3.63kg 23,100円/7.25kg |
100gあたりの価格 (3.63kgの販売価格を参照) |
約348円 |
1日あたりの餌代 (8kgの成猫を想定) |
約468円 |
ハッピーキャット アトランティックサーモン
※パッケージ画像は「グレインフリー シーフィッシュ(現在は廃盤)」のものです
猫の年齢や食の好み、体質やお悩みなどに配慮して選べるように、タンパク源の内容や成分バランスの傾向が違う、豊富なキャットフードを取り揃えているハッピーキャット。
ここで取り上げた「アトランティックサーモン」は、主原料としてポルトリープロテインが使われているドライタイプのキャットフードで、タンパク質・脂質・カロリーは標準的と言えるくらいの範囲に収まっています。
このような成分バランス上、適度に運動をする成猫用としておすすめです。
また、グルテンフリーのレシピを採用していることや、グルコサミンとコンドロイチンを豊富に含む、”緑イ貝”が配合されていることも見逃せません。
主原料 | ポルトリープロテイン |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:33.0% 脂質:15.0% 繊維質:3.0% 水分:9.0% カロリー:380.0kcal/100g |
対象 | 成猫以上 |
粒サイズ | 直径:約7.5~11mm 厚さ:約4.5~7.5mm 形状:円型 |
特長 | ・グルテンフリー ・緑イ貝配合 |
価格/内容量 | 1,331円/300g 4,356円/1.3kg 9,317円/4kg 18,634円/10kg |
100gあたりの価格 (1.3kgの販売価格を参照) |
約335円 |
1日あたりの餌代 (8kgの成猫を想定) |
約268円 |
アーテミス オソピュア サーモン&ガルバンゾー
小麦グルテンフリーのレシピを採用した【フレッシュミックス】、グレインフリーのレシピを採用した【オソピュア】、といった2つのシリーズがあるアーテミス。
そして、どちらのシリーズに関しても、厳選された良質な原材料が使われていることに加えて、人工の酸化防止剤・香料・着色料は使われていません。
この記事で取り上げている【オソピュア】の「サーモン&ガルバンゾー」は、主原料としてフレッシュサーモンが使われているドライタイプのキャットフードで、魚類以外の動物性タンパク源が使われていないことも特徴です。
主要な成分バランスについては、適度にタンパク質を含みつつも脂質とカロリーはやや高めで、運動量が多い活発な成猫や少食の成猫の主食としておすすめです。
主原料 | フレッシュサーモン |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:35.0%以上 脂質:18.0%以上 繊維質:3.0%以下 水分:10.0%以下 カロリー:386.1kcal/100g |
対象 | 全年齢 |
粒サイズ | 直径:約9mm 厚さ:約3mm 形状:円型 |
特長 | ・グレインフリー ・動物性タンパク源が魚類のみ |
価格/内容量 | 3,850円/900g 6,380円/1.8kg 12,650円/4.5kg |
100gあたりの価格 (1.8kgの販売価格を参照) |
約354円 |
1日あたりの餌代 (8kgの成猫を想定) |
約376円 |
モグニャン
モグニャンは、FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)の厳しいガイドラインを遵守したイギリスの工場で製造されており、主原料として使われている白身魚の割合が原材料全体の6割以上を占めています。
もちろん、品質・内容が不明瞭な原材料や、着色料などの猫に必要のないものは一切使われていませんし、魚以外の動物性タンパク源が使われていないことから、魚類以外の複数のタンパク源にアレルギーのある愛猫にも対応できます。
主要な成分バランスについては、ここでピックアップした10種類のキャットフードの中では、タンパク質含有量が控えめになっているほか、脂質も控えめでカロリーは標準的な範囲になっています。
それに加えて、直径が約8mm、厚さが約6mmで俵型の小粒のドライフードということから、歳をとって活動量が落ちたシニア猫用としておすすめです。
主原料 | 白身魚 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:27%以上 脂質:11%以上 繊維質:5.25%以下 水分:5%以下 カロリー:379kcal/100g |
対象 | 全年齢 |
粒サイズ | 直径:約8mm 厚さ:約6mm 形状:俵型 |
特長 | ・グレインフリー ・動物性タンパク源が魚類のみ |
通常購入時の価格 | 5,852円/1.5kg×1袋 |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:5,266円(10%オフ) 2〜3袋:4,974円(15%オフ) 4袋以上:4,681円(20%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の7日前まで |
100gあたりの価格 (4袋を定期購入時) |
約312円 |
1日あたりの餌代 (8kgの成猫を想定) |
約281円 |
ピュリナワン インドアキャット チキン
※パッケージ画像は「1歳までの子ねこ用」のものです
「猫を飼っている誰もが知っている」、と言ってもいいくらいメジャーなキャットフードのピュリナワン。
先に取り上げたハッピーキャットと同じように、年齢や食の好み、お悩み別などの豊富なラインナップを取り揃えており、どのフードにも主原料として肉・魚が使われていることや、合成着色料・香料無添加ということは変わりません。
この記事で取り上げている「インドアキャット チキン」については、適度にタンパク質を含みつつ脂質とカロリーは控えめに調整されており、室内飼いで運動量が少ない成猫に配慮して、きちんと成分バランスが調整されている印象を受けました。
あえて気になる点を挙げるとすれば、“たんぱく加水分解物”の製造工程の補足がされていないことくらいで、流通量の多くて近場のお店で気軽に買えることや、手に取りやすい価格も加味してピックアップしてみました。
主原料 | チキン |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:34%以上 脂質:12%以上 繊維質:6%以下 水分:12%以下 カロリー:約355kcal/100g |
対象 | 成猫以上 |
粒サイズ | 直径:約6~10mm 形状:円型、トライアングル型、Y字型 |
特長 | ・室内飼いの成猫向けに成分バランスを調整 ・粒の形状が3種類あるドライフード |
価格/内容量 | 2,164円/2kg(500g×4袋) 4,999円/4.4kg(400g×11袋) |
100gあたりの価格 (4.4kgの販売価格を参照) |
約114円 |
1日あたりの餌代 (8kgの成猫を想定) |
約131円 |
サイベリアンの餌で迷った時はジャガーがおすすめ
ここまで読み進めたところで愛猫のキャットフード選びに迷った時には、ジャガーをおすすめします。
当サイトがサイベリアン用のキャットフードとして、ジャガーをおすすめする理由は以下の通りです。
- 動物性原材料が全体の約80%
- 品質・内容が不明瞭な原材料は不使用
- 猫にとって必要のないものは不使用
- 高タンパクでカロリーは高すぎない
- 定期コース利用で最大20%の割引が適用
まず言えることは、ジャガーはチキン生肉や鴨生肉などの動物性原材料の割合が全体の約80%を占めており、サイベリアンにとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。
また、原材料一覧には原材料一つ一つの名称が明記されているほか、着色料などの猫に必要のないものは一切使われていませんし、繊維質が適度に含まれていることもサイベリアン用としてジャガーをおすすめする理由です。
それと、高タンパクかつ脂質は標準的と言えるくらいの範囲に、カロリーについてはやや高めといったところで、給餌量の調整で幅広い年齢に対応しやすいことも強みです。
そして、公式サイトでは最大20%の割引が適用される定期コースが導入されており、定期コースに継続回数の縛りがなく、気軽にお試しできることも嬉しいポイントです。
サイベリアンの餌の量と回数について
成猫時の体重が10kg前後まで成長することもあるサイベリアンだからといって、そのほかの猫種と餌の量の考え方が全然違うというわけではありません。
基本的には、キャットフードのパッケージや公式サイト、冊子などに掲載されている給餌量を参考にすれば大丈夫です。
ただ、どのキャットフードも掲載されている給餌量はあくまで“目安”でしかなく、実際のところは年齢や体重はもちろん、体質や飼育環境によっても最適な量が変わってきます。
そのため、愛猫の便の固さや体重を確認しながら、給餌量を調整するようにしてください。
なお、便の固さについては、柔らかめなら餌の量が多い可能性が、反対に固めなら餌の量が少ない可能性があります。
それと、成猫の餌の回数は1日2回が目安になりますが、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向があるなら回数を増やして様子見・・・といったように、愛猫の食事量に合わせて回数を増やす分には問題ありません。
子猫の餌の量と回数の補足
育ち盛りの子猫の時期は、成猫の時期よりもたくさんの栄養が必要なので、体重に対しての餌の量も多くなります。
そして、成長が緩やかになるにつれて、成猫の時期の給餌量に近づけていきます。
子猫の餌の回数については、生後5ヶ月くらいまでは1日3~5回を、生後6ヶ月以降は1日2~3回を目安にして、1日の必要量を食べられるようにしましょう。
シニア猫の餌の量と回数の補足
シニア猫の給餌量に関しては、成猫の時期の1~2割ほど減らした量が目安です。
ただ、シニア猫と呼ばれる年齢を迎えてすぐに活動量が落ちるわけではありませんし、愛猫にこれといった変化が見られなければ餌の量を減らさなくても大丈夫です。
シニア猫の餌の回数は1日3~4回を目安にしつつ、一回であまり量を食べられなくなった場合や、消化吸収に配慮してゆっくりと食べさせたいと考えている場合には、餌の回数を多めにしてあげるといいでしょう。
サイベリアンの子猫の餌でおすすめは?
“子猫用”という条件でサイベリアンの餌を選ぶとするなら、カナガンのチキンをおすすめします。
カナガンの「チキン」には第一原材料として乾燥チキンが、第二原材料としてチキン生肉が使われており、適度にタンパク質を含みつつも高カロリーなドライフードになっています。
このような成分バランス上、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子猫用としてぴったりです。
以下の記事では、子猫のキャットフードの選び方を詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
まとめ
サイベリアンのキャットフードを選ぶにあたっては、主原料として肉・魚が使われているかや、品質・内容が不明瞭な原材料表記がされていないか、着色料などの猫に必要のない添加物が使われていないかに注目して選んであげることが大切です。
そのほかには、繊維質が適度に含まれているかどうかや、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスにも気を配っておくといいでしょう。
現在は様々なキャットフードが販売されていますが、原材料の種類や割合、成分バランスは様々です。
最終的に愛猫に与えるフードを購入するのは私たち飼い主ですし、だからこそ愛猫のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくキャットフード選びを心がけたいところですね。
ここまで読み進めたところで、もしもまだサイベリアンのキャットフード選びに迷っているなら、まずはジャガーをお試ししてみることをおすすめします。
なお、ジャガーの公式サイトでは、まとめ買い袋数に応じて最大20%の割引が適用される定期コースが導入されており、1袋(1.5kg)だけの購入でも10%の割引が適用され、通常価格5,038円のところを504円オフの4,534円で購入できます。
また、定期コースには特に継続回数の縛りはなく、次回配送予定日の7日前までに手続きすれば何回目からでも解約できます。
このことから、ジャガーをお試しするならまずは定期コースで1袋だけ購入してみて、愛猫に合っているかどうかを確認しながら、定期コースを継続するか解約するかを検討するのがおすすめです。