ボリュームのある被毛と可愛らしい顔つきが印象的なシェットランドシープドッグ(シェルティ)は、元々は牧羊犬だったこともあって運動能力も高いです。
そんなシェットランドシープドッグの餌を選ぶにあたっては、動物性タンパク源の割合や品質に注目してドッグフードを選んであげたり、脂質とカロリーのバランスに注目してドッグフードを選んであげることが大切です。
この記事ではシェットランドシープドッグ(シェルティ)向けのドッグフードの選び方や、シェットランドシープドッグにおすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
シェットランドシープドッグのドッグフードの選び方
シェットランドシープドッグ(シェルティ)のドッグフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。
順番に見ていきましょう。
高タンパクかつ肉・魚が主原料として使われている
シェットランドシープドッグの引き締まった筋肉質な体型を維持するためには、高タンパクかつ肉・魚が主原料として使われているドッグフードを選んであげることをおすすめします。
原材料一覧には使用割合が多い順に掲載されているので、一番最初に”鶏肉”や”豚肉”といった動物性原材料が記載されていれば、肉・魚が主原料のドッグフードということになります。
その一方で、販売価格が安くなるほど穀物の割合が増える傾向にありますが、肉食傾向の雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。
良質な原材料が使われている
動物性原材料の割合だけでなく、原材料の品質にも注目しておきたいところです。
ドッグフードの中には“家禽ミール”、”ミートミール”といった動物性原材料が使われているものがありますが、どちらも具体的に何の動物の肉が使われているのかが分かりません。
また、人間用の食肉としては出回らない“4Dミール(肉副産物)”が使われている可能性も否定できません。
対照的に、品質面にこだわりのあるドッグフードであれば”骨抜きチキン生肉”、”乾燥チキン”といったように原材料の内容が明記されており、「人間でも食べられる高品質な原材料を使用」といったような補足がされていることがほとんどです。
ただ、”ミール”が使われているドッグフードでも、公式サイトやパッケージに品質と内容が補足されていることがあるので、公開されている情報はできる限り確認しておくことをおすすめします。
脂質とカロリーが高すぎない
タンパク質含有量とあわせて注目しておきたいのは、脂質とカロリーが高すぎないかどうかです。
シェットランドシープドッグは元々が牧羊犬だったこともあり、小型犬の中でもかなりの運動量が必要になりますが、日本で過ごすシェットランドシープドッグが牧羊犬だった頃ほどの運動量を確保することは難しいです。
このことから、シェットランドシープドッグには脂質とカロリーが高すぎないドッグフードを選んであげることをおすすめしています。
ただ、普段から十分な運動量を確保できている成犬や、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬には高脂質・高カロリーなドッグフードの方が向いていますし、愛犬の運動量や食事量、年齢に配慮してドッグフードを選んであげることが大切です。
シェットランドシープドッグ向けの成分が含まれている
そのほかには、シェットランドシープドッグ向けの成分が配合(強化)されているかにも注目しておきましょう。
例えば、ふわふわでボリュームのある被毛に配慮したいと考えている場合には、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量に注目してみてください。
被毛に関わる成分である2つの脂肪酸はどちらか一方だけを摂り入れればいいというわけではなく、バランスよく摂り入れることが重要です。
そして、暫定的な見解ではあるものの、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスは【5:1~10:1】くらいがいいのではないかと考えられています。
また、運動量が多い成犬や歳をとったシニア犬の関節に配慮したいと考えている場合には、【グルコサミン/コンドロイチン/コラーゲン/MSM(メチルスルフォニルメタン)】といった成分が配合(強化)されているドッグフードが特におすすめです。
犬にとって必要のない添加物が使われていない
犬にとって必要のない添加物が使われていないかにも注目しておきたいところです。
具体的には、BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤や、ドッグフードに色味をつけるための着色料で、これらの添加物が涙やけやアレルギーの原因になることもあります。
人工の酸化防止剤に関してはドッグフードの酸化を抑えるために添加されているものの、ローズマリー抽出物やミックストコフェロールといった天然由来のもので代用することができます。
また、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えれば人工のもの、天然のものにかかわらず、着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける必要はありません。
シェットランドシープドッグ用として評判のいいドッグフード15種
商品名 | 主原料 | タンパク質 | 脂質 | 水分 | カロリー (100gあたり) |
気がかりな原材料 |
---|---|---|---|---|---|---|
モグワン チキン&サーモン | チキン&サーモン | 27%以上 | 10%以上 | 9%以下 | 361.5kcal | – |
みらいのドッグフード (幼犬・成犬用) |
生肉 | 30.0%以上 | 12.5%以上 | 10.0%以下 | 354kcal | – |
カナガン チキン | チキン生肉 | 29%以上 | 15%以上 | 9%以下 | 376kcal | – |
ブッチ (ブラック・レーベル) |
ビーフ | 10.5%以上 | 8.0%以上 | 74.5%(最大) | 116kcal | – |
オリジン (オリジナル) |
新鮮鶏肉 | 38%以上 | 18%以上 | 12%以下 | 386kcal | – |
サイエンスダイエット (小粒 成犬用チキン) |
トウモロコシ | 19.0%以上 | 13.0%以上 | 10.5%以下 | 373.3kcal | 動物性油脂 |
シュプレモ (成犬用) |
チキン(肉) | 24.0%以上 | 15.0%以上 | 10.0%以下 | 365kcal | タンパク加水分解物 |
ファインペッツ | 鹿肉 | 27.1% | 16.0% | 8.0% | 440kcal | – |
ココグルメ (チキン&ベジタブル) |
国産鶏肉 | 13.1%以上 | 5.4%以上 | 72.6%以下 | 116kcal | – |
ロイヤルカナン (中型犬の成犬用) |
肉類 | 23.0%以上 | 12.0%以上 | 10.5%以下 | 385kcal | 動物性油脂、加水分解タンパク |
ネルソンズ 全犬種用 | チキン | 28%以上 | 12%以上 | 10%以下 | 365.7kcal | – |
スマックエース | 穀類 | 18.0%以上 | 7.0%以上 | 10.0%以下 | 310kcal | チキンミール、ポークミール、動物性油脂、着色料 |
ドッグビット・フィールド | 穀類 | 27.0%以上 | 12.5%以上 | 10.0%以下 | 約370kcal | チキンミール、動物性油脂 |
アカナ (ライト&フィット) |
新鮮鶏肉 | 35%以上 | 11%以上 | 12%以下 | 307kcal | – |
ナチュロル | 新鮮牛生肉 | 23〜27% | 10%以上 | 9%以下 | 400kcal | – |
シェットランドシープドッグ(シェルティ)用として評判のいいドッグフード15種類を比較してみました。
それぞれのドッグフードを見比べてみると、主原料として穀物が使われているドッグフードや、タンパク質含有量に物足りなさを感じるドッグフードがあることが一目瞭然ですね。
また、品質・内容が不明瞭な原材料が使われているドッグフードや、着色料が使われているドッグフードがあることも分かります。
なお、“動物性油脂”と“タンパク加水分解物”については、使われているからといって必ずしも安全性に配慮されていないというわけではありません。
ただ、ここで抜き出した動物性油脂については、具体的に何の動物の油が使われているのかが分からないことに加えて、添加されている酸化防止剤の種類が分からないことが気がかりです。
タンパク加水分解物に関しては、製造工程の説明がされていないことが気になりました。
シェットランドシープドッグにおすすめのドッグフード5選
これまでの内容を踏まえつつ、シェットランドシープドッグ(シェルティ)におすすめの5種類のドッグフードを紹介します。
ちなみに、販売価格は公式サイトとAmazonで調査しており、最安値で購入できるサイトの価格を優先して掲載しています。
公式サイトとAmazonで価格差がない場合や、公式サイトで販売されていないものに関しては、Amazonの価格を掲載しています。
(※商品情報と販売価格は2025年8月に確認しました)
ネルソンズ 全犬種用
ネルソンズドッグフードには「全犬種用」と「大型犬用」の2種類があり、どちらもメインのタンパク源として使われている鶏肉(チキン生肉/乾燥チキン)だけで、原材料全体の50%を占めています。
それに加えて、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用しており、これらのタンパク源にアレルギーのある愛犬にも安心して与えられます。
もちろん、香料・着色料といった犬にとって必要のないものは一切使われていませんし、グルコサミン・コンドロイチンが配合されていることも見逃せません。
この記事で取り上げている「全犬種用」は、一辺が10mm程度のトライアングル型のドライフードで、高タンパクかつ脂質とカロリーは標準的と言えるくらいの範囲になっており、適度に運動をするシェットランドシープドッグの主食としてぴったりです。
主原料 | チキン |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:28%以上 脂質:12%以上 水分:10%以下 カロリー:365.7kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
粒サイズ | 一辺:約10mm 厚さ:約3~5mm 形状:トライアングル型 |
特長 | ・グレインフリー ・グルコサミン、コンドロイチン配合 ・動物性タンパク源が鶏肉のみ |
通常購入時の価格 | 10,516円/5kg |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1〜2袋:8,938円(15%オフ) 3袋以上:8,412円(20%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の7日前まで |
100gあたりの価格 (2袋を定期購入時) |
約179円 |
1日あたりの餌代 (10kgの成犬を想定) |
約268円 |
カナガン チキン
良質な動物性タンパク源を主原料として使用、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用、香料・着色料といった添加物は不使用という3つの要素を満たしたドッグフードのカナガン。
また、メインの動物性タンパク源が違うドライフードを取り揃えており、愛犬の食の好みやお悩みに配慮して選べるようになっています。
ここで取り上げているのは「チキン」で、高タンパクかつ脂質とカロリーもやや高めと言えるくらいの範囲になっており、育ち盛りの子犬や非常に活発な成犬、少食の成犬用フードとしておすすめです。
また、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスも【3.1:1】とまずまずですし、グルコサミン・MSM・コンドロイチンが配合されていることも評価できます。
主原料 | チキン生肉 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:29%以上 脂質:15%以上 水分:9%以下 カロリー:376kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
粒サイズ | 直径:約10mm 厚さ:約4.5mm 形状:リング型 |
特長 | ・グレインフリー ・グルコサミン、MSM、コンドロイチン配合 |
通常購入時の価格 | 5,038円/2kg |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の7日前まで |
100gあたりの価格 (5袋を定期購入時) |
約202円 |
1日あたりの餌代 (10kgの成犬を想定) |
約282円 |
オリジン オリジナル
年齢や犬種(サイズ)、食の好みに合わせて原材料の内容と成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えているオリジン。
動物性原材料が贅沢に使われていることもあってか、全体的には高タンパク・高脂質・高カロリーなドッグフードが多く、この記事で取り上げている「オリジナル」もその傾向が当てはまります。
このことから、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や、十分に運動量を確保できている活発な成犬用フードとして向いています。
その逆に、歳をとって活動量が落ちたシニア犬や、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬用フードとしてはおすすめしていません。
主原料 | 新鮮鶏肉 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:38%以上 脂質:18%以上 水分:12%以下 カロリー:386.0kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
粒サイズ | 直径:約12mm 厚さ:約5mm 形状:円型 |
特長 | ・グレインフリー ・動物性原材料の割合が8割以上 |
価格/内容量 | 1,468円/340g 6,600円/2kg 16,500円/6kg 23,100円/11.4kg |
100gあたりの価格 (2kgの販売価格を参照) |
約330円 |
1日あたりの餌代 (10kgの成犬を想定) |
約396円 |
みらいのドッグフード 幼犬・成犬用
ドッグフードの原材料としては珍しい、様々な植物性原材料が使われているみらいのドッグフード。
主原料には人間でも食べられる高品質な生肉が使われており、シェットランドシープドッグにとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れることができます。
そして、ここで取り上げている「幼犬・成犬用」については適度に脂質を含みつつカロリーはやや控えめに調整されていることから、運動量が控えめなシェットランドシープドッグの主食としておすすめです。
ただ、これまでに紹介したドライフードと比べると価格が高いです。
主原料 | 生肉 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:30.4%以上 脂質:12.3%以上 水分:10.0%以下 カロリー:345kcal/100g |
対象 | 全犬種・子犬~成犬 |
粒サイズ | 長さ:8~15mm前後 形状:ペレット状 |
特長 | ・小麦グルテンフリー ・メインのタンパク源として鹿、馬、魚を使用 |
通常購入時の価格 (1袋あたり) |
500g×1袋:4,290円 1kg×1袋:6,600円 1kg×2袋:5,940円 1kg×3〜5袋:5,830円 1kg×6〜9袋:5,720円 1kg×10袋:5,610円 ※まとめ買い袋数に応じて割引率が変動 |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
500g×1袋:3,905円 1kg×1袋:6,050円 1kg×2袋:5,390円 1kg×3〜5袋:5,280円 1kg×6〜9袋:5,170円 1kg×10袋:5,060円 ※まとめ買い袋数に応じて割引率が変動 ※1袋(500g)で3,905円のセットもあり ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の10日前まで |
100gあたりの価格 (9袋を定期購入時) |
約517円 |
1日あたりの餌代 (10kgの成犬を想定) |
約776円 |
シュプレモ 成犬用
※パッケージ画像は「超小型犬~小型犬用 体重管理用」のものです
シュプレモは年齢や犬種(サイズ)、食の好みや飼育環境に配慮して、原材料の内容と成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えています。
この記事で取り上げた「成犬用」は、タンパク質・脂質・カロリーが標準的な範囲になっており、それほど運動量が多くないシェットランドシープドッグ用フードとしておすすめです。
また、高タンパク・高脂質なグレインフリーのドッグフードや、脂質とカロリーが控えめなドッグフードもあることから、愛犬の運動量や食事量に合わせて選びやすくなっています。
タンパク加水分解物の製造工程が分からないことは気になるものの、動物性原材料がメインのプレミアムドッグフードの中では手に取りやすい価格帯ということを評価してピックアップしました。
主原料 | チキン(肉) |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:24.0%以上 脂質:15.0%以上 水分:10.0%以下 カロリー:365kcal/100g |
対象 | 全犬種・成犬以上 |
粒サイズ | 直径:約15mm 形状:楕円形 |
特長 | ・小麦グルテンフリー ・17種類の厳選自然素材を使用 |
価格/内容量 | 3,604円/2kg 6,987円/4kg 11,106円/7.5kg 18,738円/13.5kg |
100gあたりの価格 (4kgの販売価格を参照) |
約175円 |
1日あたりの餌代 (10kgの成犬を想定) |
約271円 |
シェットランドシープドッグの餌で迷った時はネルソンズがおすすめ
ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、ネルソンズの「全犬種用」をおすすめします。
当サイトがシェットランドシープドッグ(シェルティ)用のドッグフードとして、ネルソンズの「全犬種用」をおすすめする理由は以下の通りです。
- 乾燥チキンとチキン生肉が贅沢に使われている
- 高タンパクかつ脂質とカロリーは標準的なドッグフード
- シェットランドシープドッグ向けの成分が配合されている
- 犬にとって必要のないものは不使用
- 定期コース利用で最大20%の割引が適用
まず言えることは、ネルソンズの「全犬種用」には鶏肉(チキン生肉/乾燥チキン)が贅沢に使われており、シェットランドシープドッグにとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。
また、一辺が10mm程度のトライアングル型の粒で、高タンパクかつ脂質とカロリーは標準的と言えるくらいの範囲になっており、適度に運動をするシェットランドシープドッグの主食としてぴったりです。
それに加えて、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用していることや、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないこと、シェットランドシープドッグ向けの成分が配合されていることも見逃せません。
そして、公式サイトで導入されている定期コースを利用すると、まとめ買い袋数(合計金額)に応じて最大20%の割引が適用され、定期コースに継続回数の縛りがないことも評価できます。
シェットランドシープドッグ(シェルティ)の餌の量と回数
元々は牧羊犬だったシェットランドシープドッグ(シェルティ)だからといって、そのほかの犬種と給餌量の考え方が全く違うというわけではありません。
基本的には購入したドッグフードのパッケージや、公式サイトに掲載されている給餌量を参考にすれば大丈夫です。
ただ、どのドッグフードの給餌量についてもあくまで“目安”でしかなく、実際には愛犬の体重や年齢だけでなく、体質や飼育環境によっても適切な給餌量は変わってきます。
そのため、愛犬の便の状態や体重を確認しながら給餌量を調整するようにしてください。
便の状態については、柔らかめの便をするようなら餌の量が多すぎる可能性があり、反対に固めの便をするようなら餌の量が少ない可能性があります。
なお、成犬の餌の回数は1日2回が目安になりますが、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向があるなら3回に分けて様子見・・・といったように、食事量に合わせて回数を増やす分には問題ありません。
子犬の給餌量と餌の回数の補足
育ち盛りの子犬は成犬時よりもたくさんの栄養が必要になることから、それに伴い1日あたりの餌の量も多くなります。
そして、成長が緩やかになるにつれて成犬時の給餌量に近づけていきます。
子犬の餌の回数に関しては、生後2〜3ヶ月くらいまでは1日4〜5回、生後4〜5ヶ月くらいまでは1日3〜4回を目安にして必要量を食べられるようにしましょう。
生後6ヶ月を過ぎた子犬の餌の回数は、成犬と同じ1日2回が目安になります。
シニア犬の給餌量と餌の回数の補足
7歳以上のシニア犬の給餌量については、成犬時の1〜2割くらい減らした量が目安です。
ただ、7歳を迎えたからといってすぐに活動量が落ちるわけではありませんし、これといった変化がなければ特に餌の量は減らさなくても大丈夫です。
シニア犬の餌の回数に関しては1日2〜3回を目安にしつつ、食が細くなって一度にたくさんの量が食べられなくなった場合や、一度にたくさん食べると消化不良を起こしてしまう場合には、餌の回数を多めにしてあげるといいでしょう。
シェットランドシープドッグがドッグフードを食べない時の対処法
シェットランドシープドッグ(シェルティ)がドッグフードを食べない理由はいくつも考えられますが、主な理由の一つとして挙げられるのは、単純にドッグフードの風味や食感が気に入らないことです。
この場合、すぐに試せる食いつきをよくする方法は、ドッグフードを電子レンジで少しだけ温めてから与えたり、ドライフードなら”人肌程度のぬるま湯”でふやかしてから与えることです。
どちらに関しても、ドッグフードの香りを強めて嗜好性を高める方法になりますが、くれぐれも温めすぎには気をつけてください。
そのほかには、餌の切り替えはじめの頃は警戒して食べないこともあります。
急な餌の切り替えは消化の負担にもなってしまうので、1日目は新しいドッグフードを1割ほど混ぜて与え、3日目は5割ほど・・・といったように、1週間くらいかけて少しずつドッグフードを切り替えるようにしてください。
また、新しいドッグフードに慣れてもらうためには、細かく砕いて切り替え前のドッグフードにふりかけて与えるのもおすすめです。
それと、開封したドッグフードが空気に触れる時間が長くなるほど風味や品質も落ちるので、日頃から高温多湿や直射日光、照明の当たる場所を避けて密閉保存しておくことも重要なことです。
シェルティにおすすめの低カロリーのドッグフードは?
食欲旺盛なシェットランドシープドッグ(シェルティ)の愛犬に配慮して、低カロリーのドッグフードへの切り替えを検討している方もいるでしょう。
そんな場合、シュプレモの「体重管理用」はおすすめできる内容のドライフードで、動物性タンパク源が主原料かつ低脂質・低カロリーになっており、タンパク質も適度に含まれています。
また、香料・着色料も使われていませんし、小麦グルテンフリーのレシピを採用していることに加えて、手に取りやすい価格帯に収まっています。
低カロリーのドッグフードの選び方は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
シェットランドシープドッグの子犬におすすめの餌はある?
子犬の時期という条件でシェットランドシープドッグ(シェルティ)の餌を選ぶとするなら、カナガンの「チキン」をおすすめします。
鶏肉が主原料のグレインフリーのドッグフードという点はネルソンズと同じですが、カナガンの「チキン」はネルソンズよりも高脂質・高カロリーで、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬用としてぴったりです。
また、粒の直径が約10mm、厚みが約4.5mmのリング型と、子犬の時期にも食べやすい粒の大きさ・形状のドライフードになっています。
なお、子犬のドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容のドッグフードについては、以下の記事で詳しく解説しています。
シェットランドシープドッグ(シェルティ)の餌代について
シェットランドシープドッグ(シェルティ)の成犬時の体重は10kg前後ということで、チワワやトイプードルなどの超小型犬と比べると月々の餌代は高くなります。
(※中には20kg近くまで成長するシェットランドシープドッグもいます)
ただ、ドッグフードの種類によって販売価格やカロリーが違うこともあり、実際には与えるドッグフードによって餌代はかなり変わってきます。
そこで参考までに、シェットランドシープドッグにおすすめの3種類のドッグフードの餌代を比較してみました。
(※どれも10kgの成犬に毎日の主食として与えることを想定しています)
ネルソンズ (全犬種用) |
シュプレモ (成犬用) |
みらいのドッグフード (幼犬・成犬用) |
|
---|---|---|---|
1日あたり | 約268円 | 約271円 | 約776円 |
1ヶ月あたり | 約8,040円 | 約8,130円 | 約23,280円 |
3ヶ月あたり | 約24,120円 | 約24,390円 | 約69,840円 |
半年あたり | 約48,240円 | 約48,780円 | 約139,680円 |
1年あたり | 約96,480円 | 約97,560円 | 約279,360円 |
一概には言えないものの、ドッグフードの販売価格が高いほど動物性原材料の割合が増えたり、原材料の品質や製造工程にこだわりを持って作られている傾向があります。
その逆に、ドッグフードの販売価格が安いほど穀物の割合が増えたり、品質と内容が不明瞭な原材料が使われていたり、犬にとって必要のない人工添加物が使われている傾向があります。
とは言え、愛犬の餌代にいくらまでかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のドッグフードを選ぶことをおすすめしています。
まとめ
シェットランドシープドッグ(シェルティ)の餌を選ぶにあたっては、動物性タンパク源の割合や品質に注目してドッグフードを選んであげたり、脂質とカロリーのバランスに注目してドッグフードを選んであげることが大切です。
その上で、シェットランドシープドッグ向けの成分が配合(強化)されているかどうかや、余計な人工添加物が使われていないかどうかにも注目しておくといいでしょう。
現在は何百種類ものドッグフードが販売されていますが、最終的にどのドッグフードを買うのかを決めるのは愛犬ではなく飼い主である人間です。
だからこそ愛犬のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくドッグフード選びを心がけたいところですね。
ここまで読み進めたところで、もしもまだシェットランドシープドッグのドッグフード選びに迷っているなら、まずはネルソンズの「全犬種用」をお試ししてみることをおすすめします。
なお、ネルソンズの公式サイトでは、まとめ買い袋数(合計金額)に応じて最大20%の割引が適用される定期コースが導入されており、1袋だけの購入でも15%の割引が適用され、通常価格10,516円のところを1,578円オフの8,938円で購入できます。
また、定期コースには特に継続回数の縛りはなく、次回配送予定日の7日前までに手続きすれば何回目からでも解約できます。
このことから、ネルソンズの「全犬種用」をお試しするならまずは定期コースで1袋だけ購入してみて、愛犬に合っているかどうかを確認しながら、定期コースを継続するか解約するかを検討するのがおすすめです。