マルチーズとプードルのミックス犬であるマルプーは、小柄で愛らしい見た目が魅力的ですよね。
(※プーチーズと呼ばれることもあります)
そんなマルプーの餌を選ぶにあたっては、タンパク源の割合や種類に注目してドッグフードを選んであげたり、マルプー向けの成分が配合(強化)されているかに注目してドッグフードを選んであげることが大切です。
この記事ではマルプー向けのドッグフードの選び方や、マルプーにおすすめのドッグフードをまとめているので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
マルプーのドッグフードの選び方
マルプーのドッグフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。
順番に見ていきましょう。
肉・魚が主原料として使われているか
まず最初に確認しておきたいのは、肉・魚が主原料として使われているかどうかです。
これはマルプーに限った話ではなく、肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は、肉食傾向の雑食である犬にとって大切な栄養素です。
その一方で、ドッグフードの販売価格が安くなればなるほど穀物の割合が増える傾向にありますが、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、”小麦”や”トウモロコシ”といった穀物が過剰に使われている低タンパク・高炭水化物のドッグフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良や涙やけの原因になりえます。
こういった理由もあり、マルプーには肉・魚が主原料として使われている、高タンパクなドッグフードを選んであげることをおすすめしています。
原材料一覧には使われている割合が多い順に記載されており、はじめに”チキン”や”サーモン”などの動物性原材料が記載されていれば、肉・魚(動物性タンパク源)が主原料のドッグフードということになります。
また、ドッグフードによっては第二原材料以降に穀物やイモ類、豆類が続いており、全体で見れば動物性タンパク源の割合がそれほど多くないケースもあるので、第二原材料以降のタンパク源と成分表のタンパク質含有量もしっかりと確認しておきましょう。
タンパク源の種類が愛犬に合っているか
特定のタンパク源が体質に合わないマルプーも少なくないので、タンパク源の種類にも気を配っておくべきです。
アレルギーの原因は犬によって様々なものの、肉類の中では牛肉が、穀物の中では小麦が、豆類の中では大豆が特にアレルギーの原因になりやすい傾向があります。
なお、最近はグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードに注目が集まっていますが、穀物全般にアレルギーのない愛犬であればグレインフリーは必須ではありません。
ただ、タンパク源の種類が少ないドッグフードはアレルギーの原因を特定しやすいというメリットがあるので、食に敏感な愛犬にはグレインフリーのドッグフードや、動物性タンパク源が限定されたドッグフードからお試ししてみるのも一つの手です。
マルプー向けの成分が含まれているか
そのほかには、マルプー向けの成分が配合(強化)されているかにも注目しておくといいでしょう。
マルプーは関節に負担がかかりやすいので、【グルコサミン/コンドロイチン/コラーゲン/ヒアルロン酸/MSM(メチルスルフォニルメタン)】といった成分が配合されているドッグフードが特におすすめです。
また、毛並み・毛艶に配慮してドッグフードを選びたいと考えている場合には、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量に注目してみてください。
2つの脂肪酸はバランスよく摂り入れることが大切で、現時点の暫定的な見解ではあるものの、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスは【5:1〜10:1】くらいがいいのではないかと考えられています。
不要な添加物が使われていないか
不要な添加物が使われていないかどうかにも注目しておくべきです。
ドッグフードの中には人工の酸化防止剤や着色料が使われているものもありますが、これらの添加物が涙やけやアレルギーの原因になることがあります。
BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤は、ドッグフードの酸化を抑えるために使われるものの、ミックストコフェロールやローズマリー抽出物といった天然由来のもので代用することもできます。
また、着色料はドッグフードの見た目をよくするために使われますが、そもそもの問題として犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。
マルプー用として評判のいいドッグフード30種
商品名 | 主原料 | タンパク質 | 脂質 | 水分 | カロリー (100gあたり) |
オメガ6:オメガ3 | 気がかりな原材料 |
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モグワン チキン&サーモン | チキン&サーモン | 27%以上 | 10%以上 | 9%以下 | 361.5kcal | 1.4:1 | – |
このこのごはん | 鶏肉 | 20.9%以上 | 8.0%以上 | 10.0%以下 | 343kcal | ? | – |
カナガン チキン | チキン生肉 | 29%以上 | 15%以上 | 9%以下 | 376kcal | 3.1:1 | – |
ソルビダ (グレインフリー チキン 室内飼育成犬用) |
オーガニックチキン生肉 | 25%以上 | 15%以上 | 10%以下 | 350kcal | 2.9:1 | – |
サイエンスダイエット (小型犬用 成犬用 チキン) |
トリ肉 | 21.0%以上 | 13.0%以上 | 10.0%以下 | 369.9kcal | 6.6:1 | 動物性油脂 |
アカナ (スモールブリードレシピ 成犬用) |
新鮮鶏肉 | 31%以上 | 17%以上 | 12%以下 | 351.0kcal | 2.6:1 | – |
アーテミス アガリクスI/S | フレッシュチキン | 24.0%以上 | 14.0%以上 | 10.0%以下 | 約358.9kcal | 6.1:1 | – |
エッセンシャル | 魚介類 | 26%以上 | 12%以上 | 9%以下 | 356kcal | 0.8:1 | – |
オリジン (オリジナル) |
新鮮鶏肉 | 38%以上 | 18%以上 | 12%以下 | 386.0kcal | 3:1 | – |
シュプレモ (超小型犬用 成犬用) |
チキン(肉) | 28.0%以上 | 19.0%以上 | 10.0%以下 | 380kcal | 5.3:1 | タンパク加水分解物 |
JPスタイル 和の究み (小粒 1歳から) |
穀類 | 23.5%以上 | 13.5%以上 | 10.0%以下 | 約360kcal | ? | チキンミール、ミートミール、動物性油脂 |
ナチュラルチョイス (小型犬用 成犬用 チキン&玄米) |
チキン(肉) | 24.0%以上 | 16.0%以上 | 10.0%以下 | 370kcal | 10:1 | タンパク加水分解物 |
ロータス | イワシ | 25%以上 | 14%以上 | 10%以下 | 342.8kcal | 5:1 | – |
ロイヤルカナン (超小型犬の成犬用) |
肉類 | 22.0%以上 | 16.0%以上 | 10.5%以下 | 405kcal | ? | 動物性油脂、加水分解タンパク |
うまか | 鶏肉 | 21.4%以上 | 9.5%以上 | 10.0%以下 | 350kcal | ? | – |
OBREMO(オブレモ) 鶏肉フード |
鶏肉 | 21.9%以上 | 11.8%以上 | 10.0%以下 | 360kcal | ? | – |
ココグルメ (チキン&ベジタブル) |
国産鶏肉 | 13.2%以上 | 6.0%以上 | 71.4%以下 | 124kcal | – | – |
ドッグフード工房 (馬肉) |
馬肉 | 21%以上 | 7%以上 | 6%以下 | 365kcal | ? | – |
ナチュラルハーベスト (シュープリーム) |
ワイルドボア | 25.0%以上 | 10.0%以上 | 10.0%以下 | 321kcal | 6:1 | – |
フェイヴワン (チキン) |
チキン、ターキーとサーモン | 29% | 15% | 8% | 384kcal | 1.6:1 | – |
プラペ! (CPチキン&ターキー) |
チキン&ターキー | 30%以上 | 14.5%以上 | 9%以下 | 364kcal | 4.1:1 | – |
ペトコトフーズ (冷凍フレッシュ チキン) |
国産鶏肉 | 11%以上 | 5.0%以上 | 70.0%以下 | 130kcal | 1:1 | – |
ペロリコ ライト | 肉類 | 22.5%以上 | 8.0%以上 | 9.5%以下 | 326.9kcal | ? | – |
ミシュワン 小型犬用 | 肉類 | 21.5%以上 | 9.5%以上 | 10.0%以下 | 352kcal | ? | – |
ワイルドレシピ (超小型犬〜小型犬用 成犬用 チキン) |
チキン(肉) | 32.0%以上 | 16.0%以上 | 10.0%以下 | 約375kcal | 10:1 | タンパク加水分解物 |
わんこのヘルシー食卓 (ミックス味) |
生肉 | 27%以上 | 8%以上 | 10%以下 | 320kcal | ? | – |
ファインペッツ極 | アヒル肉 | 37% | 17% | ? | 407kcal | 6.3:1 | – |
アイディッシュ (チキン&フィッシュ) |
生肉 | 28%以上 | 9%以上 | 9%以下 | 370kcal | ? | – |
ナウフレッシュ (スモールブリード 成犬用) |
ターキー生肉(骨抜き) | 27%以上 | 17%以上 | 10%以下 | 371.1kcal | 2.6:1 | – |
ペディグリー (それいけ!小型犬 成犬用 チキン入り) |
穀類 | 21.0%以上 | 12.0%以上 | 10.5%以下 | 370kcal | ? | タンパク加水分解物、着色料、BHA、BHT、pH調整剤 |
マルプー用として評判のいい30種類のドッグフードの主原料と主な成分値、気がかりな原材料が使われていないかを比較してみました。
それぞれのドッグフードを見比べてみると、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われているドッグフードがあることや、タンパク質・脂質・カロリーの数値はドッグフードによって様々なことが分かりますね。
また、品質が不明瞭な原材料が使われているドッグフードがあることや、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の含有量が掲載されておらず、2つの脂肪酸のバランスが分からないドッグフードもあります。
(※2つの脂肪酸の含有量は成分表に掲載しなくてもいいことになっています)
なお、“タンパク加水分解物”に関しては、使われているからといって必ずしも避けた方がいいもの・・・というわけではありません。
ただ、ここで抜き出したタンパク加水分解物については、製造工程の説明がされていないことが気になりました。
マルプーにおすすめのドッグフード10選
これまでの内容を踏まえつつ、マルプーにおすすめの10種類のドッグフードを紹介します。
ちなみに、販売価格は公式サイトとAmazonで調査しており、最安値で購入できるサイトの価格を優先して掲載しています。
公式サイトとAmazonで価格差がない場合や、公式サイトで販売されていないものに関しては、Amazonの価格を掲載しています。
(※商品情報と販売価格は2025年9月に確認しました)
モグワン チキン&サーモン
メインのタンパク源としてチキンとサーモンを使いつつ、グレインフリーのレシピを採用しているモグワンの「チキン&サーモン」。
動物性原材料の割合は実に全体の56.5%を占めており、マルプーにとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れることができます。
主要な成分バランスについても、高タンパクな一方で脂質は控えめでカロリーは標準的な範囲になっており、室内飼いで運動量が少ない傾向にあるマルプーの主食としてぴったりです。
もちろん、香料・着色料といった犬にとって必要のないものは一切使われていませんし、【グルコサミン/MSM/コンドロイチン】が配合されていることも見逃せません。
主原料 | チキン&サーモン |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:27%以上 脂質:10%以下 水分:9%以下 カロリー:361.5kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
粒サイズ | 直径:約10mm 厚さ:約4.5mm 形状:リング型 |
特長 | ・グレインフリー ・グルコサミン、MSM、コンドロイチン配合 ・軽めの力で噛み砕きやすいリング型の粒 |
通常購入時の価格 | 5,456円/1.8kg |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,910円(10%オフ) 2〜4袋:4,637円(15%オフ) 5袋以上:4,364円(20%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の7日前まで |
100gあたりの価格 (3袋を定期購入時) |
約258円 |
1日あたりの餌代 (3kgの成犬を想定) |
約148円 |
カナガン チキン
メインのタンパク源が違うドライフードがあり、愛犬の食の好みやお悩みに配慮して選べるカナガン。
ここで取り上げているのは第一原材料としてチキン生肉が、第二原材料として乾燥チキンが使われている「チキン」で、グレインフリーのレシピを採用していることや、【グルコサミン/MSM/コンドロイチン】が配合されていることはモグワンと同じです。
ただ、カナガンの「チキン」はモグワンの「チキン&サーモン」よりも、高タンパク・高脂質・高カロリーなドライフードになっており、育ち盛りの子犬や活発な成犬、少食の成犬用フードとして向いています。
それと、カナガンの「チキン」のオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の割合は【3.1:1】と、まずまずのバランスになっていることも評価できます。
主原料 | チキン生肉 |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:29%以上 脂質:15%以上 水分:9%以下 カロリー:376kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
粒サイズ | 直径:約10mm 厚さ:約4.5mm 形状:リング型 |
特長 | ・グレインフリー ・グルコサミン、MSM、コンドロイチン配合 |
通常購入時の価格 | 5,038円/2kg |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の7日前まで |
100gあたりの価格 (2袋を定期購入時) |
約214円 |
1日あたりの餌代 (3kgの成犬を想定) |
約118円 |
ペロリコ ライト
ペロリコ ライトは”ライト”という商品名から連想できる通り、脂質とカロリーが控えめに調整されているドッグフードです。
低脂質・低カロリーなドッグフードの中には、肉・魚の割合を減らして穀物の割合を増やしているものもありますが、ペロリコ ライトには肉類(チキン生肉、乾燥ダック、チキンタンパク)が主原料として使われています。
そして、タンパク質も適度に含まれており、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のあるマルプー用としておすすめです。
また、早食い傾向のある犬に配慮してクロス型の粒になっており、タンパク源の内容や成分バランスだけでなく、粒の大きさ・形状にもこだわりが感じられます。
主原料 | 肉類(チキン生肉、乾燥ダック、チキンタンパク) |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:22.5%以上 脂質:8.0%以上 水分:9.5%以下 カロリー:326.9kcal/100g |
対象 | 全犬種・成犬以上 |
粒サイズ | 直径:約9mm 厚さ:約4.5mm 形状:クロス型 |
特長 | ・グレインフリー ・動物性タンパク源として鶏、鴨、魚を使用 |
通常購入時の価格 | 5,852円/1.8kg |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:5,266円(10%オフ) 2〜3袋:4,974円(15%オフ) 4袋以上:4,681円(20%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の7日前まで |
100gあたりの価格 (3袋を定期購入時) |
約276円 |
1日あたりの餌代 (3kgの成犬を想定) |
約182円 |
アカナ スモールブリードレシピ 成犬用
アカナは犬種(サイズ)や食の好み、年齢や飼育環境に配慮して、原材料の内容と成分バランスを調整したドッグフードを取り揃えています。
この記事で取り上げた「スモールブリードレシピ 成犬用」は、高タンパク・高脂質かつカロリーはやや控えめに調整されており、適度に運動をする成犬用フードとしておすすめです。
その一方で、低脂質・低カロリーなドライフードや、高脂質・高カロリーなドライフードもあり、愛犬の食事量と運動量に合わせて選べます。
なお、アカナはほぼ全てのラインナップがグレインフリーのレシピを採用していますが、【クラシック】というシリーズののドッグフードには穀物が使われています。
主原料 | 新鮮鶏肉 |
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主な成分値 | タンパク質:31%以上 脂質:17%以上 水分:12%以下 カロリー:351.0kcal/100g |
対象 | 小型犬・成犬以上 |
粒サイズ | 直径:約10~15mm 形状:円型 |
特長 | ・グレインフリー ・動物性原材料の割合が6割以上 |
価格/内容量 | 1,248円/340g 5,236円/2kg 12,178円/6kg |
100gあたりの価格 (2kgの販売価格を参照) |
約262円 |
1日あたりの餌代 (3kgの成犬を想定) |
約118円 |
ソルビダ グレインフリー チキン 室内飼育成犬用
ソルビダはどのラインナップも肉類が主原料かつグレインフリーのレシピを採用しており、さらに室内飼いの犬向けに成分バランスが調整されています。
例えば、ここで取り上げた「グレインフリー チキン 室内飼育成犬用」については、やや高タンパク・高脂質な一方でカロリーはやや控えめに調整されています。
それに対して、子犬用は成犬用よりも高タンパク・高脂質・高カロリーに、シニア犬用は成犬用よりも低脂質・低カロリーになっており、年齢に合わせてきちんと成分バランスが調整されている印象を受けました。
また、「グレインフリー ターキー 室内飼育全年齢用」というフードには鶏肉が使われておらず、愛犬の体質に配慮して選ぶこともできます。
主原料 | オーガニックチキン生肉 |
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主な成分値 | タンパク質:25%以上 脂質:15%以上 水分:10%以下 カロリー:350kcal/100g |
対象 | 全犬種・成犬以上 |
粒サイズ | 直径:約8mm 厚さ:約4mm 形状:円型 |
特長 | ・グレインフリー ・様々なオーガニック素材を使用 |
価格/内容量 | 2,970円/900g 5,313円/1.8kg 9,889円/3.6kg 14,487円/5.8kg 28,710円/12kg |
100gあたりの価格 (1.8kgの販売価格を参照) |
約295円 |
1日あたりの餌代 (3kgの成犬を想定) |
約192円 |
エッセンシャル
サーモンやトラウトといった魚介類が主原料として使われており、動物性原材料の割合が原材料全体の58.5%を占めているエッセンシャル。
また、魚介類と卵以外の動物性タンパク源が使われていないことに加えて、グレインフリーのレシピを採用していることから、複数のタンパク源にアレルギーのある食に敏感な愛犬にも対応しやすくなっています。
そして、グルコサミン・MSM・コンドロイチンが配合されていることも、マルプー用としてエッセンシャルをおすすめする理由です。
主要な成分バランスについては、やや高タンパクで脂質とカロリーは標準的と言えるくらいの範囲で、室内飼いされていて運動量が少ない傾向にある成犬・シニア犬向き、という捉え方ができます。
主原料 | 魚介類(生サーモン&トラウト、乾燥フィッシュブレンド、 乾燥サーモン、サーモンオイル、生白身魚、サーモングレイビー) |
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主な成分値 | タンパク質:26%以上 脂質:12%以上 水分:9%以下 カロリー:356kcal/100g |
対象 | 全犬種・成犬以上 |
粒サイズ | 一辺:約10mm 厚さ:約5mm 形状:四角形 |
特長 | ・グレインフリー ・動物性タンパク源が魚類と卵のみ |
通常購入時の価格 | 5,038円/1.8kg |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,534円(10%オフ) 2〜4袋:4,282円(15%オフ) 5袋以上:4,030円(20%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回配送日の7日前まで |
100gあたりの価格 (3袋を定期購入時) |
約238円 |
1日あたりの餌代 (3kgの成犬を想定) |
約145円 |
オリジン オリジナル
オリジンは先に取り上げたアカナと同じ、チャンピオンペットフーズ社のドッグフードで、アカナ以上に動物性原材料の割合が多くて高タンパクなドライフードになっています。
そして、この記事で取り上げている「オリジナル」以外にも複数のラインナップがありますが、全体的に脂質とカロリーも高めな傾向があります。
このような成分バランス上、歳をとったシニア犬や食欲旺盛でたくさんの量が食べたい成犬用としてはおすすめしておらず、育ち盛りの子犬や活発な成犬、少食の成犬用としておすすめしています。
もちろん、着色料などの犬に必要のないものは一切使われていませんし、原材料の個々の生産者まで辿れるトレーサビリティシステムも整っており、品質面・安全性ともにきちんと配慮されている印象を受けました。
主原料 | 新鮮鶏肉 |
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主な成分値 | タンパク質:38%以上 脂質:18%以上 水分:12%以下 カロリー:386.0kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
粒サイズ | 直径:約12mm 厚さ:約5mm 形状:円型 |
特長 | ・グレインフリー ・動物性原材料の割合が8割以上 |
価格/内容量 | 1,468円/340g 6,600円/2kg 16,500円/6kg 23,100円/11.4kg |
100gあたりの価格 (2kgの販売価格を参照) |
約330円 |
1日あたりの餌代 (3kgの成犬を想定) |
約119円 |
うまか
うまかはドライタイプの国産ドッグフードで、人間でも食べられる高品質な原材料で作られており、品質・内容が不明瞭なものや着色料などの犬に必要のないものは一切使われていません。
主原料として使われているのは良質なタンパク源である九州産華味鳥で、さらに小麦グルテンフリーのレシピを採用しています。
また、動物性の油脂が吹きかけられていない”ノンオイルコーティング”のドライフードということも大きな特徴で、華味鳥とかつお節の香りを活かした優しい味わいに仕上げられています。
そして、コンドロイチンとグルコサミンが配合されていることも見逃せません。
主原料 | 鶏肉 |
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主な成分値 | タンパク質:21.4%以上 脂質:9.5%以上 水分:10.0%以下 カロリー:350kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
粒サイズ | 直径:約10mm 厚さ:約2mm 形状:楕円形 |
特長 | ・小麦グルテンフリー ・ノンオイルコーティング |
通常購入時の価格 | 5,478円/1.5kg |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
初回:1,980円(63%オフ) 1袋:4,930円(10%オフ) 2袋以上:4,382円(20%オフ) ※定期コースの回数縛りなし ※手続き期限は次回発送日の10日前まで |
100gあたりの価格 (2袋を定期購入時) |
約292円 |
1日あたりの餌代 (3kgの成犬を想定) |
約213円 |
ロータス
天然由来の原材料そのものの香りや栄養素ができる限り損なわれないように、低温で時間をかけて焼き上げる”オーブンベイクド製法”で調理されているロータス。
そして、人用の食品レベルの動物性原材料が主原料として使われているほか、グレインフリーのレシピを採用しており、人工の酸化防止剤・香料・着色料不使用という条件も満たしています。
主要な成分バランスに関しては、適度にタンパク質と脂質を含みつつもカロリーはやや控えめで、運動量が少なめな成犬やシニア犬用としてぴったりです。
その一方で、育ち盛りの子犬や運動量が多めの成犬、少食の成犬用としてのおすすめ度は下がります。
主原料 | イワシ |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:25%以上 脂質:14%以上 水分:10%以下 カロリー:342.8kcal/100g |
対象 | 全犬種・全年齢 |
粒サイズ | 直径:約8mm 形状:蓮の花型 |
特長 | ・グレインフリー ・オーブンベイクド製法で調理 |
価格/内容量 | 998円/80g 3,960円/800g 9,790円/2.27kg 21,450円/5kg |
100gあたりの価格 (800gの販売価格を参照) |
約495円 |
1日あたりの餌代 (3kgの成犬を想定) |
約272円 |
ナウフレッシュ スモールブリード 成犬用
※パッケージ画像は「成犬用」のものです
ナウフレッシュには主原料として新鮮な生肉と生魚が使われており、年齢や食の好み、飼育環境などに配慮して、原材料の内容と成分バランスを調整したラインナップを取り揃えています。
もちろん、どのラインナップにも品質が不明瞭な原材料や、着色料などの犬に必要のないものは使われていませんし、グレインフリーのレシピを採用していることから、穀物全般にアレルギーのある愛犬にも与えられます。
ここで取り上げた「スモールブリード 成犬用」については、高タンパク・高脂質かつカロリーは標準的と言えるくらいの範囲で、それなりに運動をするマルプーの成犬用としておすすめです。
その一方で、脂質とカロリーが控えめに調整されたドライフードもあり、愛犬の食事量や運動量に合わせて選ぶこともできます。
主原料 | ターキー生肉(骨抜き) |
---|---|
主な成分値 | タンパク質:27%以上 脂質:17%以上 水分:10%以下 カロリー:371.1kcal/100g |
対象 | 小型犬・成犬以上 |
粒サイズ | 直径:約10mm 形状:円型 |
特長 | ・グレインフリー ・新鮮な生肉と生魚を使用 |
価格/内容量 | 1,298円/350g 2,728円/800g 6,985円/2.3kg 27,280円/9.98kg |
100gあたりの価格 (2.3kgの販売価格を参照) |
約304円 |
1日あたりの餌代 (3kgの成犬を想定) |
約276円 |
マルプーの餌で迷った時にはモグワンがおすすめ
ここまで読み進めたところで愛犬のドッグフード選びに迷った時には、モグワンの「チキン&サーモン」をおすすめします。
当サイトがマルプー用のドッグフードとして、モグワンの「チキン&サーモン」をおすすめする理由は以下の通りです。
- 肉・魚の割合が全体の56.5%を占めている
- 高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲
- 穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用
- 犬にとって必要のないものが使われていない
- 定期コース利用で最大20%の割引が適用
まず言えることは、モグワンの「チキン&サーモン」は肉・魚の割合が全体の56.5%を占めており、マルプーにとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れられることです。
また、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲で、室内飼いで運動量が少ない傾向にあるマルプーの主食としてぴったりです。
それだけでなく、穀物・牛肉・大豆不使用のレシピを採用していることや、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないことも見逃せません。
そして、公式サイトでは最大20%の割引が適用される定期コースが導入されており、定期コースに継続回数の縛りがなく、気軽にお試しできることも嬉しいポイントです。
マルプーの餌の量と回数
マルチーズとプードルのミックス犬であるマルプーだからといって、そのほかの超小型犬とは餌の量が全然違うというわけではありません。
基本的にはドッグフードのパッケージや冊子、公式サイトに掲載されている給餌量を目安にしておけば大丈夫です。
ただし、どのドッグフードの給餌量もあくまで“目安量”でしかなく、実際には愛犬の体重や年齢はもちろん、飼育環境や体質によっても適量が変わってきます。
そのため、愛犬の体重の増減や便の固さを確認しながら給餌量を調整するようにしてください。
便の固さについてですが、柔らかめの便をするようなら餌の量が多い可能性があり、その逆に固めの便をするようなら餌の量が少ない可能性があります。
それと、成犬の餌の回数は1日2回が目安になりますが、食べすぎてしまう傾向のある愛犬には3回に分けて様子見・・・といったように、食事量に合わせて回数を増やす分には問題ありません。
子犬の給餌量と餌の回数の補足
育ち盛りの子犬はたくさんの栄養が必要なこともあり、成犬時と比べて体重に対しての餌の量も多くなります。
そして、成長が緩やかになるにつれて、徐々に成犬時の給餌量に近づけていきます。
子犬の餌の回数については、生後2〜3ヶ月くらいまでの間は1日4〜5回を、生後4〜5ヶ月くらいまでの間は1日3〜4回を目安にしつつ、1日の必要量を食べられるようにしましょう。
生後6ヶ月以降の子犬の餌の回数は、成犬と同じ1日2回が目安になります。
シニア犬の給餌量と餌の回数の補足
シニア犬の給餌量に関しては、成犬時の1〜2割ほど減らした量が目安です。
と言っても、”シニア”と呼ばれる7歳を迎えて急に活動量が落ちるわけではありませんし、愛犬にこれといった変化がなければ餌の量は減らさなくても大丈夫です。
シニア犬の餌の回数については1日2〜3回を目安にしつつ、食が細くなってたくさんの量が食べられなくなった場合や、一度にたくさん食べると消化不良を起こしてしまう場合には、餌の回数を多めにしてあげるといいでしょう。
マルプーの子犬におすすめの餌は?
マルプーの子犬用として餌を選ぶとするなら、カナガンの「チキン」をおすすめします。
カナガンの「チキン」はモグワンの「チキン&サーモン」と同じく、良質な肉類が主原料、グレインフリーのレシピを採用、香料・着色料不使用という3つの要素を満たしているドッグフードです。
また、口の小さな子犬にも食べやすい小粒でリング型のドライフードということも共通していますが、カナガンの「チキン」はモグワンの「チキン&サーモン」よりも高タンパク・高脂質・高カロリーで、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬用としてぴったりです。
以下の記事では、マルプーの子犬のドッグフードの選び方や、おすすめできる内容のドッグフードをまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
市販のドッグフードでマルプーにおすすめなのは?
“市販”という条件でマルプーのドッグフードを選ぶのであれば、この記事でも取り上げているアカナがおすすめです。
アカナには良質な動物性原材料が贅沢に使われており、品質・内容が不明瞭な原材料や犬に必要のないものは一切使われていません。
また、飼育環境や体質に配慮して選べるように、原材料の内容と成分バランスを調整したドライフードを取り揃えていることも強みです。
なお、市販のドッグフードの選び方のポイントや、おすすめできる内容のドッグフードについては、以下の記事で詳しく解説しています。
マルプーがドッグフードを食べない時の対処法
マルプーがドッグフードを食べない時には様々な原因が考えられますが、主な原因の一つとして挙げられるのは、ドッグフードの風味や食感が気に入らないことです。
そんな場合にすぐ試せる食いつきをよくする方法は、ドッグフードを電子レンジで少しだけ温めてから与えてみたり、ドライフードであれば”人肌程度”のぬるま湯でふやかしてから与えてみることです。
どちらもドッグフードの香りを強めて嗜好性を高める方法ですが、くれぐれも温めすぎには気をつけてくださいね。
そのほかには、餌の切り替えはじめの頃は警戒して食べないこともあります。
急な餌の切り替えは消化の負担にもなってしまうので、1日目は新しいドッグフードを1割ほど混ぜて与え、3日目は5割ほど・・・といったように、1週間くらいかけて少しずつドッグフードを切り替えるようにしてください。
また、新しいドッグフードに慣れてもらうためには、細かく砕いて切り替え前のドッグフードにふりかけて与えるのもおすすめです。
それと、ドッグフードが空気に触れる時間が長くなると品質だけでなく風味も落ちてしまうので、日頃から高温多湿や直射日光、照明の当たる場所を避けて密閉保存しておくことも重要です。
マルプーの餌代について
マルプーは体の小さな超小型犬ということもあり、中型犬や大型犬に比べれば餌代は安くなります。
と言っても、ドッグフードによって販売価格やカロリーが違うので、実際のところは与えるドッグフードによっても餌代が変わってきます。
そこで参考までに、マルプーにおすすめの3種類のドッグフードの餌代を比較してみました!
(※どれも3kgの成犬に毎日の主食として与えることを想定しています)
カナガン (チキン) |
モグワン (チキン&サーモン) |
ナウフレッシュ (スモールブリード 成犬用) |
|
---|---|---|---|
1日あたり | 約118円 | 約148円 | 約272円 |
1ヶ月あたり | 約3,540円 | 約4,440円 | 約8,160円 |
3ヶ月あたり | 約10,620円 | 約13,320円 | 約24,480円 |
半年あたり | 約21,240円 | 約26,640円 | 約48,960円 |
1年あたり | 約42,480円 | 約53,280円 | 約97,920円 |
一概には言えないものの、ドッグフードの販売価格が高くなるほど動物性原材料の割合が増えたり、品質面や製造工程にこだわりを持って作られている傾向があります。
その逆に、販売価格が安くなるほど穀物の割合が増えたり、品質・内容が不明瞭な原材料表記がされていたり、着色料などの犬に必要のない添加物が増える傾向にあります。
とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面と安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。
まとめ
マルプーの餌を選ぶにあたっては、タンパク源の割合や種類に注目してドッグフードを選んであげたり、マルプー向けの成分が配合(強化)されているかに注目してドッグフードを選んであげることが大切です。
また、不要な人工添加物が使われていないかにも注目しておくといいでしょう。
現在は何百種類ものドッグフードが販売されていますが、最終的にどのドッグフードを買うのかを決めるのは愛犬ではなく飼い主である人間です。
だからこそ愛犬のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくドッグフード選びを心がけたいところですね。
ここまで読み進めたところで、もしもまだマルプーのドッグフード選びに迷っているなら、まずはモグワンをお試ししてみることをおすすめします。
なお、モグワンの公式サイトでは、まとめ買い袋数に応じて最大20%の割引が適用される定期コースが導入されており、1袋(1.8kg)だけの購入でも10%の割引が適用され、通常価格5,456円のところを546円オフの4,910円で購入できます。
また、定期コースには特に継続回数の縛りはなく、次回配送予定日の7日前までに手続きすれば何回目からでも解約できます。
このことから、モグワンをお試しするならまずは定期コースで1袋だけ購入してみて、愛犬に合っているかどうかを確認しながら、定期コースを継続するか解約するかを検討するのがおすすめです。