
モグワンとこのこのごはんは、どちらも良質な原材料で作られていることに加えて、香料・着色料といった添加物が使われていないプレミアムドッグフードです。
ただ、「モグワンとこのこのごはんの違いがよく分からない」、「愛犬にはどちらのドッグフードを選べばいいのか分からない」といった飼い主の声は少なくありません。
そこで、この記事ではモグワンとこのこのごはんを比較し、2つのドッグフードの違いをできるだけ分かりやすくまとめてみたので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
モグワンとこのこのごはんの原材料の比較
項目 | モグワン | このこのごはん |
---|---|---|
主原料 | チキン&サーモン | 鶏肉 |
動物性タンパク源 | 鶏、魚 | 鶏、魚、卵、鹿 |
穀物 | 不使用 (グレインフリー) |
玄米、大麦 (グルテンフリー) |
香料・着色料 | 無添加 | 無添加 |
まずは、モグワンとこのこのごはんの主原料やタンパク源の違いを比較してみました!
モグワンはチキン(鶏肉)&サーモン(魚)が主原料として使われており、このこのごはんは鶏肉が主原料として使われています。
ただ、モグワンの動物性タンパク源は【鶏/魚】の2種類なのに対して、このこのごはんは【鶏/魚/卵/鹿】の4種類になっています。
そして、モグワンはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用している一方で、このこのごはんには【玄米/大麦】といった穀物が使われており、タンパク源の種類はモグワンの方がシンプルです。
このことから、モグワンは複数のタンパク源にアレルギーのある食に敏感でお腹が弱い愛犬向け、と捉えることができます。
とは言え、このこのごはんにも小麦・牛肉・大豆といったアレルギーの原因になりやすいタンパク源は使われていませんし、愛犬にこれといったアレルギーがなければ特に気にする必要はないでしょう。
なお、冒頭で触れた通り、香料・着色料が使われていない点はモグワンもこのこのごはんも同じです。
モグワンとこのこのごはんの成分の比較
項目 | モグワン | このこのごはん |
---|---|---|
タンパク質 (以上) |
27% | 20.9% |
脂質 (以上) |
10% | 8.0% |
水分 (以下) |
9% | 10.0% |
エネルギー (100gあたり) |
361.5kcal | 343kcal |
原材料の次に、主要な成分値(タンパク質・脂質・カロリー)を比較してみました。
モグワンもこのこのごはんも全年齢対応の主食用フードですが、モグワンはこのこのごはんよりも高タンパクなフードになっています。
その一方で、このこのごはんはモグワンと比較すると脂質とカロリーが控えめです。
このような成分バランスの違いを踏まえて、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬にはモグワンを、歳をとって活動量が落ちたシニア犬にはこのこのごはんをおすすめしています。
モグワンとこのこのごはんの粒(キブル)の比較
項目 | モグワン | このこのごはん |
---|---|---|
直径 | 8〜12mm | 7〜8mm |
厚さ | 3〜4mm | 2〜3mm |
形状 | ドーナツ型 | 丸形 |
次は、粒(キブル)の大きさと形の比較です。
モグワンは直径が8〜12mm、厚さが3〜4mmのドーナツ型のドライフードです。
それに対して、このこのごはんは直径が7〜8mm、厚さが2〜3mmの丸形のドライフードと、このこのごはんは小型犬向けに販売されているだけあって、粒サイズがかなり小さめになっています。
このことから、このこのごはんは固形物を食べ慣れていない子犬や、噛む力が弱くなったシニア犬がより食べやすいサイズ感と言えるでしょう。
その反面、小粒なフードを丸呑みしてしまう愛犬用フードとしては向いていません。
小柄でも早食いしてしまう傾向のある愛犬には、このこのごはんよりも噛みごたえがある粒サイズのモグワンをおすすめします。
モグワンとこのこのごはんの値段の比較
項目 | モグワン | このこのごはん |
---|---|---|
通常購入時の価格 | 4,708円/1.8kg×1袋 | 3,850円/1.0kg×1袋 |
定期購入時の価格 (1袋あたり) |
1袋:4,237円(10%オフ) 2〜4袋:4,001円(15%オフ) 5袋以上:3,766円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
3,278円(15%オフ) ※定期2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
100gあたりの価格 | 約262〜209円 | 約385〜328円 |
1日あたりの餌代 (5kgの成犬を想定) |
約214〜172円 | 約412〜351円 |
モグワンとこのこのごはんの値段も比較してみました。
モグワンとこのこのごはんは1袋あたりの内容量が違い、モグワンは1袋1.8kgで税込4,708円で、このこのごはんは1袋1.0kgで税込3,850円で販売されています。
分かりやすいように100gあたりの値段で比較するとモグワンは約262円、このこのごはんは約385円と、グラムあたりの値段はモグワンの方が安いです。
また、モグワンもこのこのごはんも公式サイトで定期コースが導入されており、定期コースを利用すると都度買いするよりお得に購入できるようになっています。
具体的には、モグワンの定期コースは合計金額に応じて10〜20%の割引が、このこのごはんは合計金額にかかわらず15%の割引が適用されます。
ただ、このこのごはんの割引後の値段とモグワンの通常価格を比較しても、グラムあたりの値段はモグワンの方が安く、「できれば愛犬の月々の餌代を抑えたい」と考えているならモグワンがおすすめです。
モグワンとこのこのごはんの原産国の違い
モグワンもこのこのごはんも日本の企業が開発したドッグフードですが、モグワンはイギリスの工場で製造されているのに対して、このこのごはんは日本の工場で製造されています。
当サイトでは原産国の違いはあまり重要視しておらず、あくまで原材料の品質や添加物、成分バランスに注目して愛犬のフードを選ぶことをおすすめしています。
ただ、それでも「愛犬には国産のドッグフードを与えたい」と考えており、モグワンとこのこのごはんのどちらかで迷っているなら、必然的にこのこのごはんということになります。
こんな場合はモグワンがおすすめ
ここまでの説明を踏まえたうえで、以下のいずれかに当てはまった場合はモグワンをおすすめします。
- 愛犬が穀物全般にアレルギーがある
- 愛犬には高タンパクなフードを与えたい
- できれば愛犬の月々の餌代は抑えたい
まず、愛犬が穀物全般にアレルギーがある場合には、グレインフリーのレシピを採用しているモグワンに選択肢が絞られます。
また、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な愛犬には、高タンパクかつこのこのごはんよりも脂質とカロリーが高いモグワンが向いています。
そして、愛犬の月々の餌代を抑えたいと考えている場合には、このこのごはんよりもグラムあたりの値段が安いモグワンがおすすめです。
こんな場合はこのこのごはんがおすすめ
以下のいずれかに当てはまった場合には、このこのごはんをおすすめします。
- 愛犬にはタンパク質がやや控えめなフードを与えたい
- 小型犬向けに開発された小粒のドライフードを与えたい
- 愛犬には国産のドッグフードを与えたい
一般的な全年齢対応の主食用フードと比べて、タンパク質・脂質・カロリーが控えめなこのこのごはんは、「歳をとって活動量が落ちたシニア犬にタンパク質が控えめなフードを与えたい」、と考えている場合に向いています。
また、このこのごはんはモグワンよりも小粒サイズのドライフードになっており、固形物を食べ慣れていない子犬や、噛む力が弱くなったシニア犬がより食べやすいサイズ感と言えます。
そして、モグワンはイギリスで製造されているのに対して、このこのごはんは国内で製造されているため、「愛犬には国産のドッグフードを与えたい」と考えているなら選択肢はこのこのごはんに絞られます。
まとめ
モグワンとこのこのごはんは、どちらも良質な原材料で作られていることに加えて、香料・着色料といった添加物が使われていないプレミアムドッグフードです。
ただ、モグワンはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているのに対して、このこのごはんはグレインフリーではなくグルテンフリーのレシピを採用したドライフードという違いがあります。
また、主要な成分値(タンパク質・脂質・カロリー)や粒の大きさ・形にも違いがあります。
それに加えて、モグワンとこのこのごはんは販売価格にも開きがあるので、現実的に無理なく購入できるかどうかということまで考えてどちらかを選ぶといいでしょう。