モグワンとこのこのごはんは、どちらも良質な原材料で作られていることに加えて、香料・着色料といった添加物が使われていないプレミアムドッグフードです。
ただ、「モグワンとこのこのごはんの違いがよく分からない」、「愛犬にはどちらのドッグフードを選べばいいのか分からない」といった飼い主の声は少なくありません。
そこで、この記事ではモグワンとこのこのごはんを比較し、2つのドッグフードの違いをできるだけ分かりやすくまとめてみたので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
モグワンとこのこのごはんのラインナップの比較
商品名 | 全年齢用 | シニア犬用 |
---|---|---|
モグワン | 1種類 | なし |
このこのごはん | 1種類 | 1種類 |
まず、モグワンとこのこのごはんはラインナップが違い、モグワンは全年齢用ドライフードが1種類だけなのに対して、このこのごはんには全年齢用ドライフードと、「シニアのためのこのこのごはん」というシニア犬用ドライフードがあります。
また、モグワンは全犬種用となっている一方で、このこのごはんは小型犬向けに作られており、シニアのためのこのこのごはんは全年齢用をベースにしつつ、シニア犬向けの成分が配合(強化)されています。
このことを踏まえて、それぞれのフードの原材料や主要な成分値、粒の大きさ・形状や販売価格の違いを比較していきましょう。
モグワンとこのこのごはんの原材料の比較
商品名 | 種類 | 主原料 | 動物性タンパク源 | 穀物 | 香料・着色料 |
---|---|---|---|---|---|
モグワン | – | チキン&サーモン | 鶏、魚 | 不使用(グレインフリー) | 無添加 |
このこのごはん | 全年齢用 | 鶏肉 | 鶏、魚、卵、鹿 | 玄米、大麦(小麦グルテンフリー) | 無添加 |
シニア犬用 | 鶏肉 | 鶏、魚 | 大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、ハト麦(小麦グルテンフリー) | 無添加 |
モグワンとこのこのごはんの主原料やタンパク源の違いを比較してみました!
モグワンはチキン(鶏肉)&サーモン(魚)が主原料として使われており、このこのごはんは鶏肉が主原料として使われています。
ただ、それぞれのフードで動物性タンパク源の種類に違いがあり、モグワンとシニアのためのこのこのごはんには【鶏/魚】が、このこのごはん(全年齢用)には【鶏/魚/卵/鹿】が使われています。
また、モグワンはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用している一方で、このこのごはん(全年齢用)には【玄米/大麦】といった穀物が、シニアのためのこのこのごはんには【大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、ハト麦】といった穀物が使われています。
そして、タンパク源の種類がシンプルなモグワンは、複数のタンパク源にアレルギーのある食に敏感な愛犬向け、と捉えることができます。
とは言え、このこのごはんにも小麦・牛肉・大豆といったアレルギーの原因になりやすいタンパク源は使われていませんし、愛犬にこれといったアレルギーがなければ特に気にする必要はないでしょう。
なお、冒頭で触れた通り、香料・着色料が使われていない点はモグワンもこのこのごはんも同じです。
モグワンとこのこのごはんの成分の比較
商品名 | 種類 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
モグワン | – | 27% | 10% | 9% | 361.5kcal |
このこのごはん | 全年齢用 | 21.3% | 8.2% | 10.0% | 343kcal |
シニア犬用 | 20.3% | 5.6% | 10.0% | 335kcal |
原材料の次に、主要な成分値(タンパク質・脂質・カロリー)を比較してみました。
モグワンとこのこのごはん(全年齢用)を見比べてみると、モグワンの方が高タンパクになっている一方で、このこのごはん(全年齢用)はモグワンよりも脂質とカロリーが控えめです。
このような成分バランスの違いを踏まえて、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬にはモグワンを、歳をとって活動量が落ちたシニア犬にはこのこのごはん(全年齢用)をおすすめしています。
シニアのためのこのこのごはんについては、このこのごはん(全年齢用)以上に脂質とカロリーが控えめになっており、シニア犬だけでなく食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬用としても向いています。
モグワンとこのこのごはんの粒(キブル)の比較
商品名 | 種類 | 直径 | 厚さ | 形状 |
---|---|---|---|---|
モグワン | – | 8〜12mm | 3〜4mm | ドーナツ型 |
このこのごはん | 全年齢用 | 7〜8mm | 2〜3mm | 丸形 |
シニア犬用 | 7〜8mm | 2〜3mm | 丸形 |
次は、モグワンとこのこのごはんの粒(キブル)の大きさと形の比較です。
モグワンは直径が8〜12mm、厚さが3〜4mmのドーナツ型のドライフードです。
それに対して、このこのごはん(全年齢用)は直径が7〜8mm、厚さが2〜3mmの丸形のドライフードと、このこのごはんは小型犬向けに販売されているだけあって、粒サイズがかなり小さめになっています。
そして、シニアのためのこのこのごはんも全年齢用と粒サイズは変わりません。
このことから、このこのごはんは固形物を食べ慣れていない子犬や、シニア犬がより食べやすいサイズ感と言えるでしょう。
(※シニアのためのこのこのごはんは子犬には対応していません)
その反面、小粒なフードを丸呑みしてしまう愛犬用フードとしては向いていないです。
小柄でも早食いしてしまう傾向のある愛犬には、このこのごはんよりも噛みごたえがある粒サイズのモグワンをおすすめします。
モグワンとこのこのごはんの値段の比較
商品名 | 種類 | 通常購入時の価格 | 定期購入時の価格 (1袋あたり) |
100gあたりの価格 | 1日あたりの餌代 |
---|---|---|---|---|---|
モグワン | – | 5,456円/1.8kg×1袋 | 1袋:4,910円(10%オフ) 2〜4袋:4,637円(15%オフ) 5袋以上:4,364円(20%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
約303〜242円 | 約261〜209円 (5kgの成犬を想定) |
このこのごはん | 全年齢用 | 3,850円/1.0kg×1袋 | 3,278円(15%オフ) ※2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
約385〜328円 | 約412〜351円 (5kgの成犬を想定) |
シニア犬用 | 4,125円/1.0kg×1袋 | 3,520円(15%オフ) ※2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
約413〜352円 | 約390〜333円 (5kgのシニア犬を想定) |
モグワンとこのこのごはんの値段も比較してみました。
モグワンとこのこのごはんは1袋あたりの内容量が違い、モグワンは1袋1.8kgが5,456円で、このこのごはん(全年齢用)は1袋1.0kgが3,850円で、シニアのためのこのこのごはんは1袋1.0kgが4,125円で販売されています。
分かりやすいように100gあたりの値段で比較するとモグワンは約303円、このこのごはん(全年齢用)は約385円、シニアのためのこのこのごはんは約413円と、グラムあたりの値段はモグワンが一番安いです。
また、モグワンもこのこのごはんも公式サイトで定期コースが導入されており、定期コースを利用すると都度買いするよりお得に購入できるようになっています。
具体的には、モグワンの定期コースは合計金額に応じて10〜20%の割引が、このこのごはんは合計金額にかかわらず15%の割引が適用されます。
ただ、このこのごはんの割引後の値段とモグワンの通常価格を比較しても、グラムあたりの値段はモグワンの方が安く、「できれば愛犬の月々の餌代を抑えたい」と考えているならモグワンがおすすめです。
モグワンとこのこのごはんの原産国の違い
モグワンもこのこのごはんも日本の企業が開発したドッグフードですが、モグワンはイギリスの工場で製造されているのに対して、このこのごはんは日本の工場で製造されています。
当サイトでは原産国の違いはあまり重要視しておらず、あくまで原材料の品質や添加物、成分バランスに注目して愛犬のフードを選ぶことをおすすめしています。
ただ、それでも「愛犬には国産のドッグフードを与えたい」と考えており、モグワンとこのこのごはんのどちらかで迷っているなら、必然的にこのこのごはんということになります。
こんな場合はモグワンがおすすめ
まず、愛犬が穀物全般にアレルギーがある場合には、グレインフリーのレシピを採用しているモグワンに選択肢が絞られます。
また、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬には、高タンパクかつこのこのごはんよりも脂質とカロリーが高いモグワンが向いています。
そして、愛犬の月々の餌代を抑えたいと考えている場合には、このこのごはんよりもグラムあたりの値段が安いモグワンがおすすめです。
こんな場合はこのこのごはんがおすすめ
モグワンと比べてタンパク質・脂質・カロリーが控えめなこのこのごはんは、「歳をとって活動量が落ちたシニア犬にタンパク質が控えめなフードを与えたい」、と考えている場合に向いています。
また、このこのごはんはモグワンよりも小粒サイズのドライフードになっており、固形物を食べ慣れていない子犬や、シニア犬がより食べやすいサイズ感と言えます。
そして、モグワンはイギリスで製造されているのに対して、このこのごはんは国内で製造されているため、「愛犬には国産のドッグフードを与えたい」と考えているなら選択肢はこのこのごはんに絞られます。
なお、特にこれといってタンパク源の種類や成分バランスにこだわりがない場合には、シニアのためのこのこのごはんよりも高タンパクなこのこのごはん(全年齢用)をおすすめしています。
まとめ
モグワンとこのこのごはんは、どちらも良質な原材料で作られていることに加えて、香料・着色料といった添加物が使われていないプレミアムドッグフードです。
ただ、モグワンはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているのに対して、このこのごはんはグレインフリーではなく小麦グルテンフリーのレシピを採用したドライフードという違いがあります。
また、粒の大きさ・形にも違いがあるほか、このこのごはんにはシニア犬向けのドライフードもあり、それぞれのフードで主要な成分値(タンパク質・脂質・カロリー)の傾向が違います。
それに加えて、モグワンとこのこのごはんは販売価格にも開きがあるので、コスパ面も踏まえて愛犬に合ったフードを選ぶといいでしょう。