モグワンとロイヤルカナンの違いは何?3つの項目で徹底比較!

様々なドッグフードレビューサイトで高評価がつけられているモグワンと、「犬を飼っている誰もが知っている」と言ってもいいくらいメジャーなブランドのロイヤルカナン。

どちらのフードも良い口コミもあれば悪い口コミもあり、「愛犬にはどちらを選べばいいのか分からない」と悩んでしまう方もいるでしょう。

そこでこの記事では、モグワンとロイヤルカナンを3つの項目で比較し、2つのドッグフードの違いをできるだけ分かりやすくまとめてみたので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

モグワンとロイヤルカナンの原材料の比較

商品名 種類 主原料 動物性タンパク源 穀物 香料・着色料
モグワン チキン&サーモン 鶏、魚 不使用(グレインフリー) 無添加
ロイヤルカナン ミニ インドア 子犬用 鶏、七面鳥、鴨 米、超高消化性小麦タンパク、コーン、コーンフラワー、コーングルテン 無添加
ミニ インドア 成犬用 鶏、七面鳥、鴨 米、コーン、超高消化性小麦タンパク 無添加
ミニ インドア シニア犬用 コーン 鶏、七面鳥、鴨 コーン、米、超高消化性小麦タンパク、コーンフラワー、コーングルテン 無添加
ミニ ライトウェイトケア 肉類 鶏、七面鳥、鴨 コーン、大麦、米、コーングルテン、コーンフラワー 無添加

まずはじめに、モグワンとロイヤルカナンの原材料を比較してみました。

なお、ロイヤルカナンには非常に多くのラインナップがありますが、日本では(超)小型犬の飼育数が多いことを踏まえて、この記事では4種類の小型犬用フードをピックアップしています。

モグワンとロイヤルカナンの主原料の比較

モグワンには肉・魚が主原料として使われており、動物性原材料の割合が全体の56.5%を占めています。

そして、ロイヤルカナンの「ミニ ライトウェイトケア」にも肉類が主原料として使われていますが、3種類の室内飼いの小型犬用フードには穀物(米orコーン)が主原料として使われています。

このほかにも、ロイヤルカナンのドライタイプのドッグフードには、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われているものがそれなりに多いです。

このことから、「愛犬には肉・魚が豊富に使われているフードを与えたい」と考えている場合には、モグワンをおすすめしています。

モグワンとロイヤルカナンのタンパク源の比較

モグワンの動物性タンパク源は鶏と魚の2種類で、ロイヤルカナンのドライフードは鶏と七面鳥と鴨が使われているものが多いです。

ロイヤルカナンにはそれ以外の動物性タンパク源が使われていることもあるので、特定の動物性タンパク源にアレルギーのある愛犬用のフードを検討している場合には、肉・魚の種類に注目しながら選ぶといいでしょう。

また、タンパク源の違いは食いつきにも影響します。

 

モグワンとロイヤルカナンのタンパク源の大きな違いとして挙げられるのは、モグワンはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることです。

そして、ロイヤルカナンのドライフードの多くには小麦が使われていますが、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にあります。

そのため、食に敏感な愛犬用のフードを探しているという場合にも、タンパク源の種類が少ないモグワンをおすすめしています。

香料・着色料や不明瞭な原材料の有無の比較

食いつきをよくするために人工の香料が使われているフードや、見た目をよくするために着色料が使われているフードがありますが、モグワンとロイヤルカナンにはどちらの添加物も使われていません。

また、モグワンの原材料一覧には一つ一つの原材料が明記されており、内容が不明瞭な原材料は一切見当たりません。

ロイヤルカナンについても、ほとんどの原材料の名称がしっかりと明記されていますが、しいて言うなら”動物性油脂”に何の動物の油が使われているのかが分からないことが気になりました。

モグワンとロイヤルカナンの成分の比較

商品名 種類 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
粗繊維
(以下)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
モグワン 27% 10% 4.75% 9% 361.5kcal
ロイヤルカナン ミニ インドア 子犬用 25.0% 16.0% 2.5% 10.5% 396kcal
ミニ インドア 成犬用 19.0% 12.0% 2.2% 10.5% 378kcal
ミニ インドア シニア犬用 22.0% 12.0% 2.4% 10.5% 383kcal
ミニ ライトウェイトケア 28.0% 9.0% 9.6% 10.5% 319kcal

原材料の次は、モグワンとロイヤルカナン(小型犬用4種)の主要な成分バランスを比較してみました。

モグワンは犬種と年齢を問わない全犬種・全年齢対応の主食用ドライフードで、一般的な全年齢対応の主食用ドライフードと比較すると、高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっています。

それに対して、ロイヤルカナン(小型犬用)は「子犬用/成犬用/シニア犬用」といったように、年齢別に成分バランスが調整されています。

 

具体的には、「子犬用」は「成犬用」よりも高タンパク・高脂質・高カロリーに、「シニア犬用」は「成犬用」よりもタンパク質とカロリーがやや高めに調整されています。

また、「ミニ ライトウェイトケア」に関しては、減量が必要な成犬に配慮して、高タンパク・低脂質・低カロリーかつ繊維質も豊富に含まれているドライフードです。

 

これらの特徴を踏まえた上で、モグワンとロイヤルカナンの主要な成分値を比べてみると、ロイヤルカナン「子犬用/成犬用/シニア犬用」よりもモグワンの方がタンパク質含有量が多いです。

脂質については、モグワンよりも「ミニ ライトウェイトケア」の方が少しだけ控えめで、カロリーについてはモグワンよりもロイヤルカナン「子犬用/成犬用/シニア犬用」の方が高めになっています。

そして、あくまで主要な成分バランスだけに注目してフードを選ぶとするなら、育ち盛りの子犬には「ミニインドア 子犬用」を、特に体重管理が必要のない成犬とシニア犬にはモグワンを、体重管理が必要な成犬には「ミニ ライトウェイトケア」をおすすめします。

モグワンとロイヤルカナンの値段の比較

商品名 種類 通常購入時の価格 定期購入時の価格
(1袋あたり)
100gあたりの価格
モグワン 5,038円/1.8kg 1袋:4,534円(10%オフ)
2〜4袋:4,282円(15%オフ)
5袋以上:4,030円(20%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
約280〜224円
ロイヤルカナン ミニ インドア 子犬用 2,167円/800g
4,463円/2kg
8,213円/4kg
通常購入時と同じ 約271〜205円
ミニ インドア 成犬用 1,968円/800g
4,067円/2kg
7,456円/4kg
14,353円/8kg
通常購入時と同じ 約246〜179円
ミニ インドア シニア犬用 2,061円/800g
4,287円/2kg
6,954円/3.5kg
通常購入時と同じ 約258〜199円
ミニ ライトウェイトケア 2,364円/800g
4,881円/2kg
8,936円/4kg
17,229円/8kg
通常購入時と同じ 約296〜215円

主要な成分バランスに続いて、モグワンとロイヤルカナン(小型犬用4種)の値段を比較してみました。

モグワンとロイヤルカナンの内容量と販売価格

モグワンの内容量は1.8kgの1サイズだけで、1袋5,038円で販売されています。

また、モグワンの公式サイトでは定期コースが導入されており、定期コースを利用すると合計金額に応じて10〜20%の適用されます。

それに対して、ロイヤルカナンのドライフードの内容量には【800g/2kg/3.5kg/4kg/8kg】などのバリエーションがあり、ラインナップによって取り扱いのあるサイズや販売価格が違います。

それと、ロイヤルカナンの公式通販サイトでも定期コースが導入されていますが、通常購入時と価格差はありません。

モグワンとロイヤルカナンのグラムあたりの値段

漠然とサイズ別の販売価格を見比べるだけだと、モグワンとロイヤルカナンのどちらがコスパがいいのか比較しづらいと感じたので、より比較しやすいように100gあたりの値段も算出して掲載してみました。

そして、グラムあたりの値段を見比べてみると、全体的にロイヤルカナンの方が安い傾向にあるものの、そこまでの価格差がないことが分かりますね。

強いて言うなら、小型犬の愛犬を多頭飼いしていてコスパのいい大袋を購入したいという場合や、開封後のフードをできるだけ新鮮な状態で使い切りたいから小さめなサイズがいいという場合には、複数サイズがあるロイヤルカナンの方が対応しやすいです。

こんな場合はモグワンがおすすめ

「愛犬には肉・魚が豊富に使われているドッグフードを与えたい」と考えているなら、動物性原材料の割合が全体の56.5%を占めているモグワンをおすすめします。

また、小麦や穀物全般にアレルギーのある愛犬など、食に敏感な愛犬にはタンパク質の種類が少ないモグワンが合わせやすいです。

そして、モグワンは高タンパク・低脂質かつカロリーは標準的な範囲になっていることから、室内飼いで運動量がそれほど多くない成犬・シニア犬の主食としてぴったりです。

こんな場合はロイヤルカナンがおすすめ

「愛犬の月々の餌代を少しでも抑えたい」と考えているなら、モグワンよりもグラムあたりの値段が若干安いロイヤルカナンをおすすめします。

また、ラインナップによって違うものの、ロイヤルカナンには様々な内容量のバリエーションがあるので、多頭飼いしている場合には容量の多いサイズを、開封後に早めに使い切りたいなら少量サイズを・・・といった使い分けもできます。

ただ、穀物が主原料として使われているドライフードがそれなりに多いので、「肉・魚が主原料として使われているフードを与えたい」ということなら、主原料を含めたタンパク源の種類と割合にも気を配っておきましょう。

まとめ

モグワンとロイヤルカナンはどちらも口コミのいいドッグフードではありますが、原材料の内容や成分バランスの傾向にはかなりの違いがあります。

具体的には、モグワンは肉・魚の割合が全体の半分以上を占めているのに対して、ロイヤルカナンは穀物が主原料として使われているドライフードがそれなりに多いです。

また、モグワンはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているという違いもあります。

それに加えて、モグワンとロイヤルカナンは販売価格と内容量にも違いがあるので、コスパ面と使い勝手のよさも考慮してどちらかを選ぶといいでしょう。