モグワンとミシュワンは、どちらも愛犬家の注目を集め続けているプレミアムドッグフードです。
そして、どちらも小型犬にも食べやすい小ぶりなフードということや、小麦不使用のレシピを採用しているなどの共通点もあり、「愛犬にはどちらを選べばいいのか分からない」と迷ってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、モグワンとミシュワンを比較し、2つのドッグフードの違いをできるだけ分かりやすくまとめてみたので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
モグワンとミシュワンのラインナップの比較
| 商品名 | ドライフード | セミモイストフード |
|---|---|---|
| モグワン | 2種類 | なし |
| ミシュワン | 3種類 | 1種類 |
まず、モグワンとミシュワンはラインナップに違いがあり、モグワンには「チキン&サーモン」と「マグロ&白身魚」といった、2種類の全犬種・全年齢対応のドライフードがあります。
ミシュワンについては、成犬用ドライフードが2種類、シニア犬用ドライフードと全年齢用セミモイストフードが1種類ずつあります。
また、ミシュワンのドライフードは”成犬用”、”シニア犬用”と分けられているものの、どれも全年齢対応のドライフードなので、育ち盛りの子犬の時期にも与えられます。
そして、シニア犬用ドライフードに関しては、シニア犬に特化した原材料が配合されているほか、成分バランスもシニア犬向けに調整されている、といった違いがあります。
なお、ミシュワンのラインナップ別の商品名は成犬用ドッグフード(国産鶏肉&馬肉入り)、成犬用ドッグフード(国産マグロ&タラ)、シニア犬ドッグフード(国産鶏肉&馬肉入り)、全年齢用セミモイストドッグフード(国産鶏肉&馬肉入り)です。
このうち、成犬用ドッグフード(国産鶏肉&馬肉入り)は、「小型犬用」という商品名で表示されていることもあります。
これらのことを踏まえたうえで、それぞれのフードの原材料や主要な成分値、粒の大きさ・形状や販売価格の違いを比較していきましょう。
モグワンとミシュワンの原材料の比較

| 商品名 | 種類 | 主原料 | 動物性タンパク源 | 穀物 | 香料・着色料 |
|---|---|---|---|---|---|
| モグワン | チキン&サーモン | チキン&サーモン | 鶏、魚 | 不使用 | 無添加 |
| マグロ&白身魚 | マグロ&白身魚 | 魚 | 不使用 | 無添加 | |
| ミシュワン | 成犬用ドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
肉類(鶏肉、馬肉、鶏レバー) | 鶏、馬、魚、卵、貝 | 大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、赤米、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ | 無添加 |
| 成犬用ドッグフード (国産マグロ&タラ) |
魚介類(タラ、マグロ) | 魚、卵、貝 | 大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、赤米、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ | 無添加 | |
| シニア犬用ドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
肉類(鶏肉、馬肉、鶏レバー) | 鶏、馬、魚、卵、貝 | 大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、赤米、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ | 無添加 | |
| 全年齢用セミモイストドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
肉類(鶏肉、馬肉、鶏レバー) | 鶏、馬、魚、卵、貝 | 大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、赤米、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ | 無添加 |
モグワンとミシュワンの主原料と動物性タンパク源、穀物・香料・着色料が使われているかどうかを比較してみました!
商品名からも連想できる通り、モグワンの「チキン&サーモン」は鶏肉と魚肉(サーモン)が、「マグロ&白身魚」は魚肉(マグロ/白身魚)がメインのタンパク源として使われているドライフードです。
その一方で、ミシュワンの成犬用ドライフード(国産鶏肉&馬肉入り)とシニア犬用ドライフード、セミモイストフードには鶏肉と馬肉がメインのタンパク源として使われています。
そして、ミシュワンの成犬用ドライフード(国産マグロ&タラ)に関しては、魚肉(タラ/マグロ)がメインのタンパク源として使われているドライフードです。
このことから、魚ベースのドッグフードが好きな愛犬には、モグワンの「マグロ&白身魚」かミシュワンの成犬用ドライフード(国産マグロ&タラ)を・・・といったように、愛犬の食の好みに合わせて選べます。
また、モグワンの「マグロ&白身魚」と、ミシュワンの成犬用ドライフード(国産マグロ&タラ)には鶏肉が使われていないので、アレルギーに配慮して選ぶこともできます。
そして、ミシュワンの各ドッグフードは小麦グルテンフリーのレシピを、モグワンはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることから、穀物全般にアレルギーのある愛犬の場合はモグワンに選択肢が絞られます。
なお、どのフードも香料・着色料が使われていない点は変わりません。
モグワンとミシュワンの成分の比較
| 商品名 | 種類 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
|---|---|---|---|---|---|
| モグワン | チキン&サーモン | 27% | 10% | 9% | 361.5kcal |
| マグロ&白身魚 | 27% | 14% | 10% | 374kcal | |
| ミシュワン | 成犬用ドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
21.5% | 9.5% | 10.0% | 352kcal |
| 成犬用ドッグフード (国産マグロ&タラ) |
20.4% | 9.3% | 10.0% | 349kcal | |
| シニア犬用ドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
22.7% | 5.8% | 10.0% | 332kcal | |
| 全年齢用セミモイストドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
16.4% | 6.9% | 30.0% | 281kcal |
次に、モグワンとミシュワンの主要な成分値(タンパク質・脂質・カロリー)を比較してみました!
まず、モグワンの「チキン&サーモン」とミシュワンの各ドライフードについては、低脂質かつカロリーもやや控えめということは共通していますが、モグワンはミシュワンよりも高タンパクなドライフードになっています。
そして、モグワンの「マグロ&白身魚」については、そのほかのドライフードと比べて脂質とカロリーが高めです。
その一方で、ミシュワンのシニア犬用ドライフードは、成犬用ドライフードよりも脂質とカロリーが控えめに調整されています。
このような成分バランスの違いを踏まえて、育ち盛りの子犬にはモグワンの「マグロ&白身魚」を、成犬にはモグワンかミシュワンの成犬用ドライフードを、活動量が落ちたシニア犬にはミシュワンのシニア犬用ドライフードをおすすめしています。
また、ミシュワンの全年齢用セミモイストフードに関しては、水分量が多めなことからドライフードと比べてカロリーが控えめなので、柔らかめな食感のドッグフードが好みの愛犬用としてだけでなく、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬用としてもおすすめです。
モグワンとミシュワンの粒の比較

| 商品名 | 種類 | 直径 | 形状 | 厚さ |
|---|---|---|---|---|
| モグワン | チキン&サーモン | 約10mm | リング型 | 約4.5mm |
| マグロ&白身魚 | 約10mm | リング型 | 約4.5mm | |
| ミシュワン | 成犬用ドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
約9mm | 楕円型 | 約2.5mm |
| 成犬用ドッグフード (国産マグロ&タラ) |
約9mm | 楕円型 | 約2.5mm | |
| シニア犬用ドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
約9mm | 楕円型 | 約2mm | |
| 全年齢用セミモイストドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
約9mm | 楕円型 | 約2.5mm |
成分の次は、モグワンとミシュワンの粒の大きさと形状の比較です!
まず、モグワンの粒は直径が約10mm、厚みが約4.5mmのリング型になっており、口の小さな小型犬にも食べやすいサイズ感のドライフードと言えます。
ミシュワンの成犬用ドライフードに関しては、粒の直径が約9mm、厚みが約2.5mmの楕円型と、小型犬向けに作られていることもあり、小粒と言っていいサイズ感のドライフードです。
そして、ミシュワンのシニア犬用ドライフードは、粒の形と直径は成犬用ドライフードと変わりませんが、歳をとったシニア犬に配慮して、より薄めの粒(約2mm)になっています。
なお、ミシュワンの全年齢セミモイストフードについては、ドライフードよりも柔らかめな食感の半生フードという違いはあるものの、粒の形と大きさは成犬用ドライフードと変わりません。
モグワンとミシュワンの値段の比較
| 商品名 | 種類 | 通常購入時の価格 | 定期購入時の価格 (1袋あたり) |
100gあたりの価格 | 1日あたりの餌代 (5kgのシニア犬を想定) |
|---|---|---|---|---|---|
| モグワン | チキン&サーモン | 5,456円/1.8kg×1袋 | 1袋:4,910円(10%オフ) 2〜4袋:4,637円(15%オフ) 5袋以上:4,364円(20%オフ) |
約303〜242円 | 約251〜201円 |
| マグロ&白身魚 | 5,456円/1.8kg×1袋 | 1袋:4,910円(10%オフ) 2〜4袋:4,637円(15%オフ) 5袋以上:4,364円(20%オフ) |
約303〜242円 | 約261~208円 | |
| ミシュワン | 成犬用ドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
3,980円/1kg×1袋 | 3,184円(20%オフ) ※定期2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
約398〜318円 | 約450〜359円 |
| 成犬用ドッグフード (国産マグロ&タラ) |
4,950円/1kg×1袋 | 3,960円(20%オフ) ※定期2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
約495〜396円 | 約450~360円 | |
| シニア犬用ドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
4,950円/1kg×1袋 | 3,960円(20%オフ) ※定期2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
約495〜396円 | 約475〜380円 | |
| 全年齢用セミモイストドッグフード (国産鶏肉&馬肉入り) |
5,280円/800g×1袋(80g×10) | 4,224円(20%オフ) ※定期2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
約660~528円 | 約746~597円 |
モグワンとミシュワンの値段も比較してみました!
モグワンもミシュワンも公式サイトで定期コースが導入されており、定期コースを利用すると割引価格で購入できるようになっていますが、それぞれで割引率に違いが見られます。
具体的には、モグワンはまとめ買い袋数に応じて【10%or15%or20%】の割引が適用されるのに対して、ミシュワンはどのラインナップも一律で20%の割引が適用されます。
そして、各ドッグフードの100gあたりの値段と、1日あたりの餌代の目安も算出してみました!
なお、餌代の目安については比較しやすいよう、【体重5kgのシニア犬に主食として与える】という条件に統一しています。
各ドッグフードの値段を見比べてみると、コスパがいいのはモグワン(チキン&サーモン)ということになりますね。
それに対して、ミシュワンの全年齢セミモイストフードはグラムあたりの値段が高いことに加えて、カロリー控えめな分だけ給餌量が多くなることもあり、コスパを重視するなら選択肢からは外れます。
こんな場合はモグワンがおすすめ

まず、「愛犬には肉・魚が主原料かつ、高タンパクなドッグフードを与えたい」と考えている場合には、ミシュワンよりも高タンパクなモグワンが向いています。
そして、ここで取り上げているフードの中で、一番脂質とカロリーが高いモグワンの「マグロ&白身魚」は、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬用としてぴったりです。
また、モグワンはミシュワンよりもグラムあたりの値段が安いので、コスパを重視する場合もモグワンをおすすめします。
それと、ミシュワンは小麦グルテンフリーのレシピを採用しているのに対して、モグワンはグレインフリーのレシピを採用していることから、穀物全般にアレルギーのある愛犬ならモグワンに選択肢が絞られます。


こんな場合はミシュワンのドライフードがおすすめ

モグワンと比べてタンパク質が控えめなミシュワンの各ドライフードは、「歳をとって活動量が落ちたシニア犬に、適度にタンパク質が含まれているドッグフードを与えたい」、と考えている場合におすすめです。
また、シニア犬用ドライフードについては、脂質とカロリーが控えめになっていることから、歳をとったシニア犬用としてだけでなく、食欲旺盛な成犬用としても向いています。
それと、愛犬が鶏肉アレルギーの場合はモグワンの「マグロ&白身魚」か、ミシュワンの成犬用ドライフード(国産マグロ&タラ)に選択肢が絞られます。
※各ドライフードで販売ページが異なります。


こんな場合はミシュワンのセミモイストフードがおすすめ
ドライフードのカリカリとした食感が苦手な愛犬には、水分量が多めで柔らかめな食感になっている、ミシュワンの全年齢用セミモイストフードをおすすめします。
また、セミモイストフードは800gの袋の中で80gずつに小分け包装されているので、そのほかのドッグフードとローテーションして与える場合や、持ち運びする際に使い勝手がいいです。
それと、セミモイストフードはドライフードと比べてカロリーが控えめなので、食欲旺盛な愛犬用として選ぶのもいいでしょう。
ただ、ドライフードを水やぬるま湯でふやかせば半生フードに似た食感になるので、愛犬の食事前にひと手間かけられるのであれば、セミモイストフードよりもコスパのいいドライフードを選ぶのも一つの手です。
まとめ
モグワンとミシュワンはどちらも高品質な原材料で作られており、香料・着色料といった犬にとって必要のないものが一切使われていないプレミアムドッグフードです。
ただ、モグワンには2種類のドライフードが、ミシュワンには3種類のドライフードとセミモイストフードが1種類あり、それぞれのフードでタンパク源の種類や主要な成分値に違いがあります。
また、モグワンとミシュワンは販売価格にも差があるので、「タンパク源の種類/主要な成分バランス/コスパのよさ」の3つの項目に注目して、条件に合ったフードを選ぶといいでしょう。


