オッティモはドライフードよりも水分量が多い半生タイプのドッグフードで、「オッティモ(ottimo)」とはイタリア語で「最高の」、「極上の」という意味です。
そして、オッティモは肉類が50%以上配合されているほか、小麦グルテンフリーのレシピを採用しているのが印象的です。
今回はそんなオッティモドッグフードの口コミ・評判を50件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
オッティモドッグフードの悪い口コミ・評判
オッティモドッグフードの悪い口コミ・評判は「値段が高い」、「食いつきはいまいち」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、オッティモは肉類の割合が多い小麦グルテンフリーの半生フードということや、単純に食の好みに合わなかったことが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 値段が高い(3件)
- 食いつきはいまいち(1件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2023年12月にAmazon、楽天、X、インスタグラムで調査しました。
値段が高い
オッティモの悪い口コミ・評判でまず確認できたのは、「値段が高い」という内容のレビューでした。
参考までに一例を挙げると、”成犬用”の100gあたりの値段は約360円ということで、確かに店頭のペットフードコーナーでよく見かける市販のフードと比べるとかなり高いです。
(※600gサイズの最安値を参考にしています)
値段が高くなる原因として考えられるのは、肉類を50%以上配合していることや、小麦グルテンフリーのレシピを採用していることです。
とは言え、いくら原材料の内容にこだわってフードを選んでも継続できなければ意味がないので、現実的に無理なく購入できるかどうかということまで考えてお試しすることをおすすめします。
食いつきはいまいち
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「食いつきはいまいち」という内容のレビューです。
食いつきのよさを評価する声の方が圧倒的に多かったものの、どんな犬でも気に入ってくれる嗜好性の高いフードはまずありません。
例えば、オッティモはチキンが主原料として使われているものと、馬肉が主原料として使われているものがありますが、それ以外の風味のラインナップがなく、食にこだわりがあるグルメな愛犬の好みに合わせづらいことがデメリットと言えます。
また、ドライフードのカリカリとした食感が好きな愛犬にとっては、半生フードの柔らかなの食感に物足りなさを感じるかもしれません。
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オッティモドッグフードの総合評価
オッティモドッグフードの良い口コミ・評判
オッティモドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「うちの犬には合っている」、「柔らか小粒で食べやすそう」といった内容のレビューがあり、そのほとんどが食いつきのよさを評価する飼い主の声でした。
このような内容のレビューが目立った理由は、オッティモには肉類が50%以上配合されていることや、調味料や香料を使って風味が整えられていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(34件)
- うちの犬には合っている(5件)
- 柔らか小粒で食べやすそう(3件)
- 保存に便利な小分け包装(2件)
- 成分バランスがいい(2件)
という結果になっています。
食いつきがいい
オッティモの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
今回調査した口コミ・評判の中に「食いつきはいまいち」というレビューが1件しかなく、ほとんどが「食いつきがいい」というレビューだったことを踏まえると、オッティモは多くの犬たちに受け入れられている嗜好性の高いフードと捉えてよさそうです。
この理由としてまず考えられるのは、オッティモは肉類が50%以上配合されており、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に近いことです。
また、調味料や香料といった風味を整えるための添加物が使われていることも、嗜好性に大きく影響していると考えられます。
うちの犬には合っている
次に多かった良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」という内容のレビューです。
この理由として考えられるのは、オッティモには肉類が主原料として使われていることに加えて、小麦グルテンフリーのレシピを採用していることです。
対照的に、販売価格が安くなるにつれて肉類の割合が減って穀物の割合が増える傾向にあり、小麦が使われているドッグフードは珍しくありませんが、小麦は穀物の中で特にアレルギーの原因になりやすいという問題があります。
それに対して、小麦が使われていないオッティモなら小麦アレルギーの愛犬にも対応できます。
柔らか小粒で食べやすそう
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「柔らか小粒で食べやすそう」という内容のレビューです。
オッティモはドライフードよりも水分量が多い小粒の半生フードということで、体の小さな成犬やシニア犬にも食べやすい形状のドッグフードと言えます。
ただ、大粒で噛みごたえのあるフードが好きな小型犬もいますし、粒の大きさや固さについてのレビューはあまり参考にならない・・・というのが率直な感想です。
保存に便利な小分け包装
良い口コミ・評判の中には、「保存に便利な小分け包装」といった内容のレビューもありました。
オッティモの成犬用の600gサイズは”100g×6袋”に、高齢犬用の540gサイズは”90g×6袋”に、プレミオの300gサイズは”60g×5袋”に小分けされています。
半生フードは開封してからの品質の劣化がドライフードよりも早いことがデメリットですが、このような配慮がされていることから、開封後の賞味期限や保存方法でそれほど神経質にならずに済みます。
成分バランスがいい
オッティモの口コミ・評判を調査していく中で、「成分バランスがいい」という内容のレビューも見つかりました。
具体的には、低カロリーということを評価する飼い主の声です。
オッティモは半生フードということもあり、一般的な主食用ドライフードと比べるとかなり低カロリーです。
このことから、食欲旺盛な愛犬の主食としても向いています。
オッティモドッグフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 値段が高い |
食いつきはいまいち | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
うちの犬には合っている | |
柔らか小粒で食べやすそう | |
保存に便利な小分け包装 | |
成分バランスがいい |
オッティモドッグフードの悪い口コミ・評判は「値段が高い」、「食いつきはいまいち」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、オッティモドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「うちの犬には合っている」、「柔らか小粒で食べやすそう」といった内容のレビューがあり、そのほとんどが食いつきのよさを評価する飼い主の声でした。
このような内容のレビューが目立った理由は、オッティモには肉類が50%以上配合されていることや、調味料や香料を使って風味が整えられていることが関係していると考えられます。
オッティモドッグフードの種類
商品名 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
カロリー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
成犬用 | チキン | 13.5% | 8.0% | 35.0% | 291kcal |
高齢犬用 | チキン | 13.5% | 9.0% | 35.0% | 293kcal |
プレミオ | 馬肉 | 19.0% | 4.0% | 35.0% | 276kcal |
オッティモドッグフードのラインナップは「成犬用」、「高齢犬用」、「プレミオ」の3種類です。
「成犬用」と「高齢犬用」にはチキンが主原料として使われており、主要な成分バランスはほとんど変わりません。
そして、「プレミオ」は馬肉が主原料として使われているほか、2つのフードと比べて高タンパク・低脂質・低カロリーになっています。
なお、オッティモのラインナップは成犬用と高齢(シニア)犬用だけで、子犬用フードはありません。
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オッティモドッグフードの総合評価
オッティモドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
チキン、脱脂大豆、コーンスターチ、乳製品乳酸菌飲料(殺菌)、オリーブオイル、ビール酵母、D-ソルビトール、加工でん粉、グリセリン、ミネラル類(Ca、P、Zn、Na、Cu、I)、乳酸Na、卵黄粉、調味料、調整糖、香料、食塩、増粘安定剤(グァーガム)、pH調整剤、オリゴ糖、酸化防止剤(抽出ビタミンE)、L-カルニチンフマル酸塩、タウリン、ビタミン類(A、E、D、パントテン酸Ca、B12、B2) ※アレルギーの原因になりやすい原材料、気がかりな添加物は赤色で記載 |
ここからは、オッティモドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表は「成犬用」の原材料一覧です)
肉類が主原料かつ小麦グルテンフリーのレシピを採用
オッティモの特徴としてまず挙げられるのは、肉類が主原料かつ小麦グルテンフリーのレシピを採用していることです。
その一方で、安さをウリにしているフードの多くには穀物が主原料として使われていますが、穀物の割合が多いフードは肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に配慮されたフードとは言いづらいです。
また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、オッティモには小麦が使われていないので、小麦アレルギーの愛犬にも対応できます。
ただ、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆が使われているので、該当する愛犬に与えるのは避けてください。
調味料や香料が使われている半生フード
オッティモの原材料一覧を見て気になったのは、調味料や香料といった風味を整えるための添加物が使われていることです。
また、加工でん粉とpH調整剤については、具体的にどんなものが使われているかの補足がされていないことが気になりました。
ただ、色味をつけるための着色料が使われていないことは評価できます。
オッティモドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
たん白質 | 13.5%以上 |
脂質 | 8.0%以上 |
粗繊維 | 2.0%以下 |
灰分 | 6.5%以下 |
水分 | 35.0%以下 |
カルシウム | 0.6%以上 |
リン | 0.5%以上 |
ナトリウム | 0.3%以上 |
カロリー | 291kcal/100g |
原材料の次は、オッティモドッグフードの成分を評価していきます。
(※表は「成犬用」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
オッティモのタンパク質は13.5〜19.0%以上、脂質は4.0〜9.0%以上、カロリーは100gあたり276〜293kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスが違います。
そして、脂質がそれほど高くなく、低カロリーな半生フードということを踏まえれば、食欲旺盛で食べ過ぎてしまう傾向のある愛犬向けと捉えることができます。
ただ、「成犬用」と「高齢犬用」については、タンパク質含有量が控えめ過ぎる印象を受けました。
犬にとってタンパク質は大切な栄養素なので、当サイトでは特別なこだわりがない限りは成犬には高タンパクなフードを、シニア犬には適度にタンパク質が含まれているフードを選んであげることをおすすめしています。
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オッティモドッグフードの総合評価
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
100g | – | 355円 | 380円 |
600g (100g×6袋) |
– | 2,160円 | 2,365円 |
オッティモの販売会社のペットプロジャパンの公式サイトと楽天市場、Amazonで販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※表は「成犬用」のもので、販売状況と販売価格は2023年12月に確認しました)
そして、100gサイズも600gサイズも最安値は楽天という結果になりました!
と言っても、そこまでの価格差はないですし、ご自身が使い勝手のいい通販サイトを利用するのがいいでしょう。
オッティモドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 3.5 |
成分 | 3.0 |
安全性 | 2.5 |
食いつき | 5.0 |
コスパ | 2.0 |
総合評価 | Cランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
355円/100g 2,160円/600g ※成犬用 ※2023年12月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 成犬・シニア犬 |
原産国 | 日本 |
販売会社 | 株式会社ペットプロジャパン |
当サイトのオッティモドッグフードの総合評価はCランクです。
肉類が主原料として使われていることや、小麦グルテンフリーのレシピを採用していること、「食いつきがいい」という口コミ・評判が非常に多かったことは評価できます。
その一方で、調味料や香料といった添加物が使われていることや、内容が不明瞭な原材料が使われていること、成犬用と高齢犬用のタンパク質含有量が控えめ過ぎることが気になりました。
販売価格についても決して安いとは言えない価格帯のフードなので、現実的に無理なく購入できるかどうかということまで考えてお試しすることをおすすめします。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のフードを10種類ピックアップしています。