フィジカライフドッグフードを愛犬家の口コミも踏まえて5項目で評価!

ペットショップ専用のドッグフード「フィジカライフ(Physicalife)」は、ユニチャームが製造・販売しているドライタイプの国産ドッグフードです。

フィジカライフは穀物が主原料として使われている一方で高タンパクになっており、着色料などの見た目を良くするための添加物は使われていません。

今回はそんなフィジカライフドッグフードの口コミ・評判を53件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!

また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

フィジカライフドッグフードの悪い口コミ・評判

まずはじめに、SNSで調査したフィジカライフドッグフードの悪い口コミ・評判をピックアップしてみました!

フィジカライフドッグフードの悪い口コミ・評判は「残念ながら食いつきはいまいち」、「市販の国産ドッグフードの中では値段が高い」といった内容のレビューを確認できました。

このような内容のレビューが見られた理由は、単純に選んだ種類が愛犬の食の好みに合わなかったことや、動物性原材料と植物性原材料の割合が関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきはいまいち(5件)
  • 値段が高い(2件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2022年4月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査し、2024年4月にXで追加調査を行いました。

食いつきはいまいち

フィジカライフの悪い口コミ・評判でまず確認できたのは、「食いつきはいまいち」といった食いつきの悪さを指摘するレビューでした。

「食いつきがいい」というレビューの方が遥かに多かったものの、どんな犬でも必ず気に入ってくれるフードはまずありません。

食いつきが悪い理由として考えられるのは、単純に選んだ風味の種類が愛犬の食の好みではなかったことです。

また、フィジカライフには人工の香料が使われていないので、人工の香料が使われているフードを食べ慣れている犬にとっては、フィジカライフの風味にあまり魅力を感じられなかった可能性もあります。

値段が高い

そのほかに確認できた悪い口コミ・評判は、「値段が高い」という内容のレビューです。

実際、フィジカライフの100gあたりの値段は約190円と、肉・魚ではなく穀物が主原料のドライフードの中ではかなり高いと感じます。
(※”成犬用 チキン&大豆入り”の2kgサイズの値段を参考にしています)

また、肉・魚が主原料として使われているドライフードでも、フィジカライフよりも安く販売されているものは少なくありません。

 

フィジカライフは高タンパクなドライフードではあるものの、穀物の割合が多いフードは肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に配慮されているとは言いづらいです。

そのため、特別なこだわりがない限りは、当サイトでは肉・魚が主原料として使われているフードをおすすめしています。

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フィジカライフドッグフードの総合評価

フィジカライフドッグフードの良い口コミ・評判

次に、SNSで調査したフィジカライフドッグフードの良い口コミ・評判をピックアップしてみました!

フィジカライフドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「小分けされているから保存に便利」、「国産だから安心して与えられる」といった内容のレビューがあり、食いつきのよさを評価する飼い主の声が特に多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、フィジカライフは食いつきをよくするために動物性油脂が使われていることや、成犬用フードには3種類の風味があることが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(33件)
  • 保存に便利な小分け包装(11件)
  • 国産だから安心感がある(3件)

という結果になっています。

食いつきがいい

フィジカライフの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。

「食いつきはいまいち」というレビューが2件だけだったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが28件という件数を踏まえても、フィジカライフは多くの犬たちに受け入れられている嗜好性が高いフードと捉えてよさそうです。

食いつきがいいというレビューがこれだけ多かった理由として考えられるのは、フィジカライフには食いつきをよくするために使われる動物性油脂が吹きかけられているドライフード、ということが関係していると考えられます。

また、成犬用フードには”チキン&大豆”、”ビーフ&大豆”、”白身魚&大豆”といった3種類の風味があり、愛犬の食の好みに合わせやすくなっていることも理由の一つでしょう。

保存に便利な小分け包装

次に多かった良い口コミ・評判は、「フィジカライフは小分けされているから保存に便利」といった内容のレビューです。

フィジカライフの内容量は800gと2kgの2種類ですが、800gサイズは袋の中で”400g×2パック”に、2kgサイズは袋の中で”400g×5パック”に小分けされています。

このような配慮がされていることから、開封して品質や風味が落ちてしまう前に使い切ることができ、保存方法についてもそれほど神経質にならずに済みます。

国産だから安心感がある

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「フィジカライフは国産だから安心感がある」という内容のレビューです。

実際のところは、国産ドッグフードだからといって必ずしも品質面や安全性が優れているというわけではなく、それよりも安さをウリにしている国産ドッグフードがまだまだ多いのが現状です。

このような状況の中、フィジカライフには人工の香料・着色料といった添加物は使われていません。

そして、どのラインナップにも小麦粉(穀物)が主原料として使われていることは気になるものの、安さをウリにした穀物メインの低タンパクなドライフードとは違い、高タンパクなドライフードということは評価できます。

フィジカライフドッグフードの口コミ・評判まとめ

項目 口コミ内容
悪い口コミ 食いつきはいまいち
値段が高い
良い口コミ 食いつきがいい
保存に便利な小分け包装
国産だから安心感がある

フィジカライフドッグフードの悪い口コミ・評判は「残念ながら食いつきはいまいち」、「市販の国産ドッグフードの中では値段が高い」といった内容のレビューを確認できました。

その一方で、フィジカライフドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「小分けされているから保存に便利」、「国産だから安心して与えられる」といった内容のレビューがあり、食いつきのよさを評価する飼い主の声が特に多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、フィジカライフは食いつきをよくするために動物性油脂が使われていることや、成犬用フードには3種類の風味があることが関係していると考えられます。

フィジカライフ(Physicalife)ドッグフードの種類

対象 商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
子犬用(離乳〜1歳頃) チキン&大豆入り 小麦粉 28.0% 16.0% 10.0% 約380kcal
成犬用(1歳頃〜) チキン&大豆入り 小麦粉 28.0% 12.0% 10.0% 約360kcal
ビーフ&大豆入り 小麦粉 28.0% 12.0% 10.0% 約360kcal
白身魚&大豆入り 小麦粉 28.0% 12.0% 10.0% 約360kcal
シニア犬用(10歳頃〜) チキン&大豆入り 小麦粉 28.0% 12.0% 10.0% 約360kcal

フィジカライフドッグフードは子犬用とシニア犬用が1種類ずつ、成犬用が3種類というラインナップになっています。

ただ、どのラインナップにも小麦粉が主原料として使われていることは変わらず、成犬用とシニア犬用の主要な成分バランスも変わりません。

子犬用フードについては、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬に配慮して、成犬用フードよりも脂質とカロリーが高めに調整されています。

フィジカライフ(犬用)のお試しサンプルについて

フィジカライフの公式サイトと楽天市場、Amazonでお試しサンプル(試供品)の取り扱い状況を調査してみたところ、いずれに関してもお試しサンプルの無料配布や有料販売は行われていませんでした。

ただ、SNSでは「40gの試供品をお試ししてみた」という内容のレビューを何件か確認できたので、店頭でサンプルを取り扱っているペットショップもあるかもしれません。

とは言え、数食分くらいの少量パックだと開封してしばらく経ったフードを最後まで食べてくれるかの判断や、愛犬の体質に合っているかをしっかりと判断するのは難しいです。

このことから当サイトでは少量パックのお試しは積極的にはおすすめしておらず、はじめから1ヶ月くらいは様子を見れるサイズを購入してみて、愛犬の食いつきと変化をじっくりと確認することをおすすめしています。

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フィジカライフドッグフードの総合評価

フィジカライフドッグフードの原材料の評価

原材料一覧
小麦粉、豆類(大豆タンパク、大豆エキス)、動物性油脂、フィッシュエキス、肉類(チキンエキス、ポートリーエキス)、セルロースパウダー、ビートパルプ、酵母、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、リン、亜鉛)、アミノ酸類(タウリン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸)、ミルクカルシウム、Lーカルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
※アレルギーの原因になりやすい原材料、内容が不明瞭な原材料は赤色で記載

ここからは、フィジカライフドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表は「成犬用 チキン&大豆入り」の原材料一覧です)

小麦粉が主原料の国産ドライフード

フィジカライフの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、小麦粉が主原料として使われていることです。

消化吸収しやすいよう適正な加熱・加圧が施されているとのことですが、穀物の割合が多いドッグフードは肉食傾向の雑食という、犬本来の食事内容に配慮されているフードとは言いづらいです。

また、子犬用フードには第二原材料として肉類が使われているものの、成犬用フードとシニア犬用フードは五番目に肉類が記載されていることも気になります。

 

それと、小麦は穀物の中で最もアレルギーの原因になりやすく、大豆は豆類の中でアレルギーの原因になりやすい傾向がありますが、フィジカライフには小麦も大豆も使われています。

このことから、食に敏感な愛犬用フードとしてのおすすめ度は下がります。

人工の香料・着色料は不使用

フィジカライフには、人工の香料・着色料が使われていないことは評価できます。

そもそもの問題として、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えれば人工のもの天然のものにかかわらず、着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はありません。

それなのに着色料を使って色味をつけるのは、犬ではなく飼い主である人間の興味を惹くためです。

 

フィジカライフの原材料で気になったのは、“動物性油脂”の内容が不明瞭なことで、これだけでは具体的に何の動物の油が使われているのかが分かりません。

また、動物性油脂に添加されている酸化防止剤が人工のものなのか、それとも天然由来のものなのかどうかも分かりません。

フィジカライフドッグフードの成分の評価

成分表
タンパク質 28.0%以上
脂質 12.0%以上
粗繊維 4.5%以下
粗灰分 8.5%以下
水分 10.0%以下
カルシウム 0.70%
リン 0.60%
マグネシウム 0.10%
ナトリウム 0.35%
エネルギー 約360kcal/100g

原材料の次は、フィジカライフドッグフードの成分を評価していきます。
(※表は「成犬用 チキン&大豆入り」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

フィジカライフはどのラインナップもタンパク質含有量が28%以上と、高タンパクなドライフードになっています。

脂質とカロリーについては対象年齢によって差があり、子犬用フードの脂質は16.0%以上、100gあたりのカロリーは約380kcalと、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬に配慮して、成犬用フードよりも高脂質・高カロリーになっています。

成犬用フードとシニア犬用フードに関しては脂質は12.0%以上、100gあたりのカロリーは約360kcalと、どちらも標準的な範囲です。

こういった成分バランス上、室内飼いされていることが多くて運動量が控えめな傾向にある日本の飼い犬向け・・・と捉えることができます。

 

ただ、フィジカライフには小麦粉が主原料として使われていることを踏まえると、植物性タンパク質の割合がかなり多いと推測できます。

このことから、【愛犬には動物性タンパク質がたっぷりと含まれているフードを与えたい】と考えている場合には、良質な動物性タンパク源が主原料として使われているフードを選んであげることをおすすめしています。

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フィジカライフドッグフードの総合評価

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
800g
(400g×2袋)
1,760円 1,760円
2kg
(400g×5袋)
3,740円 3,740円

フィジカライフの公式サイトと楽天市場、Amazonでドッグフードの「成犬用 チキン&大豆入り」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年6月に確認しました)

そして、楽天とAmazonについてはどのサイズも最安値は変わらず、という結果になりました!

フィジカライフは店頭ではあまり販売されていないペットショップ専用の国産ドッグフードなので、フィジカライフを購入するなら販売状況もあわせて確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。

 

通販なら重い袋を持ち運ぶ手間がありませんし、まとめ買いで送料無料となる販売店も多いですからね。

ただ、通販ではなく店頭で直接購入したいというこだわりがあるなら、公式サイトで最寄りの取扱店を探してみるといいでしょう。
Physicalife(フィジカライフ)ブランドサイト

フィジカライフドッグフードの総合評価

項目 詳細
原材料 1.0
成分 4.0
安全性 4.5
食いつき 5.0
コスパ 3.0
総合評価 Cランク
(S〜Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,760円/800g
3,740円/2kg
※成犬用 チキン&大豆入り
※2023年6月に楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 日本
販売会社 ユニ・チャーム株式会社

当サイトのフィジカライフ(Physicalife)ドッグフードの総合評価はCランクです。

どのラインナップも高タンパクになっていることや、人工の香料・着色料といった添加物が使われていないこと、保存しやすいよう小分け包装されていることは魅力的です。

ただ、小麦粉が主原料として使われていることや動物性原材料の割合が不明瞭なこと、穀物が主原料のドライフードの中ではかなり高いと感じる価格も評価に影響しています。

どれだけこわだってフードを選んでも継続できなければ意味がないので、現実的に無理なく購入できるかどうかということまで考えてお試しすることをおすすめします。