人間でも食べられる高品質な原材料が使われているだけでなく、どのラインナップも小麦グルテンフリーのレシピを採用しているVeRUS(ヴェラス)ドッグフード。
また、2020年のリニューアル時にグレインフリーのシリーズが加わり、穀物全般にアレルギーのある愛犬にも与えることができるようになりました。
この記事ではそんなヴェラスドッグフードの口コミ・評判、原材料と成分をもとに総合的な評価をしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
ヴェラスドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 4.5 |
成分 | 5.0 |
安全性 | 5.0 |
食いつき | ※レビューが少ないため未評価 |
コスパ | 1.5 |
総合評価 | Aランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
2,480円/800g 5,390円/1.81kg 18,150円/11.33kg ※オプティコート フィッシュ ※2023年6月に公式サイト・楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | アメリカ |
販売会社 | Lila-Agro合同会社 |
当サイトのヴェラスドッグフードの総合評価はAランクです。
ほぼ全てのラインナップに肉・魚が主原料として使われていることや、小麦グルテンフリーorグレインフリーのレシピを採用していること、人間でも食べられる高品質な原材料が使われていることは魅力的です。
また、人工の酸化防止剤・香料・着色料も使われていませんし、タンパク源の内容と成分バランスの傾向が違うドライフードがあり、愛犬の食の好みや飼育環境に配慮してフードを選べることも評価できます。
それだけに、決して安いとは言えない価格帯のプレミアムドッグフードになっています。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。
ヴェラスドッグフードの悪い口コミ・評判
続いて、ヴェラスドッグフードの口コミ・評判を見ていきましょう。
ヴェラスドッグフードは流通量がそれほど多くはないプレミアムドッグフードということもあってか、確認できた口コミ・評判は9件と少なかったです。
そんな状況の中で見つかった悪い口コミ・評判は、「丁度いいサイズがない」という内容のレビューです。
なお、口コミ・評判は2021年11月にAmazon、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査し、2023年9月にXで追加調査を行いました。
丁度いいサイズがない
「丁度いいサイズ」がないというレビューが見られた理由として考えられるのは、ヴェラスのドライタイプのドッグフードはどのラインナップに関しても、800gと1.81kgと11.33kgの3サイズで、5kg前後のサイズがないことです。
(超)小型犬を飼っている場合は1.81kgサイズで、大型犬を飼っている場合は11.33kgサイズで対応できますが、中型犬の場合は1.81kgサイズは量が少なすぎますし、かといって11.33kgサイズだと多すぎます。
このことから、愛犬の体格によっては1.81kgサイズをひと月あたり2〜3袋購入するしかありません。
ただ、11.33kgサイズの100gあたりの値段は約160円となっているのに対して、1.81kgサイズの値段は約300円とかなりの価格差があり、月々の餌代が高くなってしまうことがデメリットです。
(※調査時点の最安値を参考にしています)
ヴェラスドッグフードの良い口コミ・評判
ヴェラスドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「うちの犬には合っている」、「安心して与えることができるドッグフード」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、ヴェラスドッグフードはほとんどのドライフードに高品質な肉・魚が主原料として使われていることや、消化不良の原因になりにくい原材料が使われていることが関係していると考えられます。
(※ウェイト・マネージメント ラムには玄米が主原料として使われています)
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(4件)
- うちの犬には合っている(3件)
- 原材料に安心感がある(1件)
という結果になりました。
食いつきがいい
ヴェラスドッグフードの口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
この理由として考えられるのは、ヴェラスドッグフードはほとんどのラインナップに高品質な肉・魚が主原料として使われていることに加えて、原材料そのものの香りができる限り損なわれないよう、低温でゆっくりと調理されていることです。
(※ウェイト・マネージメント ラムには玄米が主原料として使われています)
また、【チキン/ラム/フィッシュ】といったメインのタンパク源が違うフードを取り揃えており、食の好みに合わせやすいこともメリットと言えます。
とは言え、そもそものレビュー総数が少なすぎますし、食いつきについての口コミ・評判はそこまで参考にならない・・・というのが率直な感想です。
うちの犬には合っている
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」という内容のレビューです。
この理由としてまず考えられるのは、ヴェラスドッグフードに使われている原材料は消化吸収しやすいよう調理されていることや、アレルギーの原因になりにくい原材料が使われていることです。
グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用している2種類のフード以外にはオーツ麦や玄米などの穀物が使われていますが、デンプン変換率が94%以上になるように調理されており、どのラインナップにもアレルギーの原因になりやすい小麦は使われていません。
(※デンプン変換率が高くなるほど食事の消化効率が高くなります)
また、豆類の中でアレルギーの原因になりやすい大豆や、肉類の中でアレルギーの原因になりやすい牛肉が使われていないことも強みです。
それに加えて、どのラインナップも動物性タンパク源の内容がシンプルになっていることから、食に敏感な犬たちにも幅広く対応することができます。
原材料に安心感がある
良い口コミ・評判の中には、「ヴェラスドッグフードは原材料に安心感がある」という内容のレビューもありました。
先ほどの項目で触れたことと同じことが言えますが、食に敏感な愛犬を飼っている方にとっては、アレルギーの原因になりにくい原材料が使われていることが安心できる要素と言えます。
また、これも先ほどまでの項目で触れたことですが、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことも見逃せません。
そして、品質面については【使われている全ての動物製品が人間の消費に適しているものでなければいけない】という決まりがある、EU認証を得ているドッグフードということが安心感に繋がります。
ヴェラスドッグフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 丁度いいサイズがない |
良い口コミ | 食いつきがいい |
うちの犬には合っている | |
原材料に安心感がある |
ヴェラスドッグフードは流通量がそれほど多くはないプレミアムフードということもあってか、確認できた口コミ・評判はかなり少なかったものの、「丁度いいサイズがない」という悪い口コミ・評判を確認できました。
その一方で、ヴェラスドッグフードの良い口コミ・評判に関しては「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「うちの犬には合っている」、「安心して与えることができるドッグフード」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、ヴェラスドッグフードはほとんどのドライフードに高品質な肉・魚が主原料として使われていることや、消化不良の原因になりにくい原材料が使われていることが関係していると考えられます。
(※ウェイト・マネージメント ラムには玄米が主原料として使われています)
ヴェラスドッグフードの種類
ヴェラスドッグフードは主食用ドライフードだけでなく、缶詰タイプの主食用ウェットフードまで取り揃えています。
ドライフード
商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (未満) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|---|
パピー・アドバンテージ チキン | チキン | 全粒オーツ麦、玄米、米ぬか | 26.0% | 16.0% | 10.0% | 374.9kcal |
ライフ・アドバンテージ チキン | チキン | 全粒オーツ麦、玄米、米ぬか | 24.0% | 15.0% | 10.0% | 372.1kcal |
メンテナンス ラム | ラム | 全粒オーツ麦、玄米、米ぬか、全粒グレインソルガム | 22.0% | 10.0% | 10.0% | 318.4kcal |
ウェイト・マネージメント ラム | 玄米 | 玄米、全粒グレインソルガム、全粒オーツ麦、米ぬか | 17.0% | 8.0% | 10.0% | 316.1kcal |
オプティコート フィッシュ | メンヘーデンフィッシュ | 全粒大麦、全粒オーツ麦 | 22.0% | 10.0% | 10.0% | 350.1kcal |
グレインフリー・コールドウォーター フィッシュ | サーモン | 不使用 | 26.0% | 15.0% | 10.0% | 368.8kcal |
グレインフリー・ライフ・バーチュ チキン | チキン | 不使用 | 24.0% | 15.0% | 10.0% | 367.9kcal |
ヴェラスドッグフードは小麦グルテンフリーフードが5種類、グレインフリー(穀物不使用)フードが2種類というラインナップになっています。
5種類の小麦グルテンフリーフードに関しては、年齢や飼育環境に配慮して成分バランスが調整されているだけでなく、【チキン/ラム/メンヘーデン(ニシン)】といったようにメインの動物性タンパク源が違います。
例えば、子犬用の「パピー・アドバンテージ チキン」は育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬に配慮してか、ヴェラスドッグフードの中では一番高タンパク・高脂質・高カロリーになっています。
その一方で、「ウェイト・マネージメント ラム」は食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬向けに、タンパク質・脂質・カロリーが控えめになっていますが、タンパク質含有量については控えめすぎる印象を受けました。
2種類のグレインフリーフードに関しては、メインの動物性タンパク源は【サーモン/チキン】で、成分バランスについてはどちらもそれほど変わらず、タンパク質・脂質・カロリーは標準的な範囲からやや高めと言えるくらいの範囲になっています。
ウェットフード(缶詰)
商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (未満) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|---|
ラム&ライス | 子羊肉 | オート麦、玄米、精白した大麦 | 8.0% | 5.0% | 78.0% | 115kcal |
チキン&ライス | チキン | 玄米、精白した大麦 | 8.0% | 5.0% | 78.0% | 112kcal |
ビーフ&大麦 | ビーフ | 精白した大麦、玄米 | 8.0% | 5.0% | 78.0% | 110kcal |
フィッシュ&ポテト | イワシ | 精白した大麦 | 8.0% | 5.0% | 78.0% | 96kcal |
ダック&ポテト | ダック | オート麦 | 8.0% | 5.0% | 78.0% | 108kcal |
ターキー&ベジー | 七面鳥 | 玄米、オート麦、精白した大麦 | 8.0% | 5.0% | 78.0% | 108kcal |
缶詰タイプのウェットフードのラインナップは6種類で、それぞれのフードでメインの動物性タンパク源が違い、どれも小麦グルテンフリーのレシピを採用しています。
また、全年齢対応の主食用ウェットフードなので、主食用ドライフードにトッピングして与えるだけでなく、ドライフードの代わりにそのまま与えることもできますよ。
ヴェラスドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
メンヘーデンフィッシュ, ポテト, 全粒大麦, 全粒オーツ麦, メンヘーデンフィッシュオイル(ミックストコフェノール保存), 乾燥テンサイ, 亜麻仁, 乾燥海藻, ペディオコッカス菌, 塩, ビタミンEサプリメント, アスコルビン酸(ビタミンC), 炭酸カルシウム, ナイアシン サプリメント, ビオチン, 硝酸チアミン, L-カルニチン, D-パントテン酸カルシウム, リボフラミン サプリメント, ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6), ビタミンAサプリメント, ビタミンB12サプリメント, 葉酸, ビタミンD3サプリメント, 塩化コリン, 塩化カリウム, 亜鉛タンパク質, 無水ベタイン, 鉄タンパク質, セレン酵母, 銅タンパク質, マンガンタンパク質, ヨウ素酸カルシウム |
ここからは、ヴェラスドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表は「オプティコート フィッシュ」の原材料一覧です)
高品質な原材料が使われているドッグフード
ヴェラスドッグフードの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、人間でも食べられる高品質な原材料が使われていることです。
人間用の食肉として出回らない4Dミール(肉副産物)が使われていないのはもちろん、チキンについては最上級クラスのチキンが、ラムについては自然豊かなニュージーランドのラムが、メンヘーデン(ニシン)については冷たい海域の天然ニシンが使われています。
また、ビタミンやミネラルはアメリカ製造のものが使われていますし、犬にとって必要のないものは一切使われていません。
例えば、酸化を抑えるためにBHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤を添加しているドッグフードは少なくありませんが、ヴェラスドッグフードは天然のビタミンE(ミックストコフェロール)を添加することで、フードが含む油分やビタミンの酸化を抑えています。
それに加えて、色味をつけるための着色料や風味を整えるための人工の香料も使われておらず、品質面・安全性ともにしっかりと配慮されたドッグフードと捉えることができます。
小麦グルテンフリーのレシピを採用
ヴェラスドッグフードは、どのラインナップも小麦グルテンフリーのレシピを採用していることも評価できます。
小麦が使われているドッグフードは珍しくありませんが、穀物の中でも小麦は特にアレルギーの原因になりやすく、体質によっては下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がります。
また、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすいという問題もありますが、ヴェラスドッグフードはどのラインナップに関してもそれらのタンパク源が使われていません。
さらに、2020年のリニューアルでグレインフリーシリーズが加わったことで、穀物全般にアレルギーのある愛犬にも対応できるようになりました。
ヴェラスドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
タンパク質 | 22.0%以上 |
脂質 | 10.0%以上 |
繊維質 | 4.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
エネルギー | 350.1kcal/100g |
原材料の次は、ヴェラスドッグフードの成分を評価していきます。
(※表は「オプティコート フィッシュ」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
ヴェラスのドライタイプのドッグフードのタンパク質は17.0〜26.0%以上、脂質は8.0〜16.0%以上、100gあたりのカロリーは316.1〜374.9kcalと、ラインナップによって成分バランスにかなりの差があります。
例えば、やや高タンパク・高脂質・高カロリーな「パピー・アドバンテージ チキン」は、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬用フードとしてぴったりです。
「パピー・アドバンテージ チキン」よりも少しだけタンパク質・脂質・カロリーが控えめな「ライフ・アドバンテージ チキン」は、比較的運動量が多い成犬や、食が細くてたくさんの量が食べられない成犬・シニア犬用の主食としておすすめできます。
タンパク質・脂質・カロリーがやや控えめな「オプティコート フィッシュ」は、歳をとって運動量が落ちたシニア犬用フードとして向いています。
このように、愛犬の年齢や飼育環境に配慮してフードを選べることも強みと言えますが、「ウェイト・マネージメント ラム」に関してはタンパク質含有量が控えめすぎる印象を受けました。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
800g | 2,530円 | 2,530円 | 2,480円 |
1.81kg | 5,390円 | 5,390円 | 5,800円 |
11.33kg | 18,150円 | 19,580円 | – |
ヴェラスペットフードの公式通販サイトと楽天市場、Amazonでドッグフード「オプティコート フィッシュ」の販売状況を調査してみたところ、Amazonでは11.33kgサイズが販売されていませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年6月に確認しました)
そして、800gサイズの最安値はAmazon、1.81kgサイズは公式通販サイトと楽天で最安値は変わらず、11.33kgサイズの最安値は公式通販サイトという結果になりました!
ヴェラスドッグフードは店頭であまり販売されていないプレミアムドッグフードなので、ヴェラスドッグフードを購入するなら販売状況をあわせて確認できる通販サイトを利用することをおすすめします。
通販なら重い袋を持ち運ぶ手間がありませんし、一定金額以上の購入で送料無料となる販売店も多いですからね。
ヴェラスドッグフードのお試しサンプルはある?
ヴェラスペットフードの公式サイトと楽天市場、Amazonでドッグフードのお試しサンプルの取り扱い状況を調査した限りでは、現在はどこに関してもお試しサンプルの配布・販売は行われていませんでした。
このことから、ヴェラスドッグフードをお試しするにしても本商品を最低1袋は購入する必要があります。
ただ、どちらにせよ数食分くらいのお試しサンプルだと愛犬に合っているのかどうかをしっかりと判断できないので、当サイトでははじめから1ヶ月くらいは様子見できるサイズ(量)を購入することをおすすめしています。
まとめ
ヴェラスドッグフードには人間でも食べられる高品質な原材料が使われており、品質・内容が不明瞭な原材料はもちろん、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった必ずしも使う必要のないものも使われていません。
また、愛犬の食の好みや年齢、飼育環境に配慮して選べるように、様々なドライフードとウェットフードを取り揃えていることも特徴です。
そして、小麦グルテンフリーorグレインフリーのレシピを採用しているほか、どのラインナップにも牛肉と大豆が使われていません。
決して安いとは言えない価格帯のプレミアムドッグフードはあるものの、「食に敏感な愛犬に品質面・安全性ともにしっかりと配慮されたドッグフードを与えたい」と考えているなら、ヴェラスドッグフードをお試ししてみる価値はあるでしょう。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。