良質な動物性原材料が贅沢に使われていることに加えて、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているInstinct(インスティンクト)ドッグフード。
また、フリーズドライの主食用シリーズの【ローロンジェビティ】や、ドライフードとフリーズドライが混ざった主食用シリーズ【ローブースト】など、原材料と成分が違う様々なラインナップを取り揃えていることも特徴です。
今回はそんなインスティンクトドッグフードの口コミ・評判を47件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
インスティンクトドッグフードの悪い口コミ・評判
インスティンクトドッグフードの悪い口コミ・評判は「値段が高くて気軽には買えない」、「我が家の愛犬の食いつきはいまいち」といった内容のレビューを確認できました。
このような内容のレビューが見られた理由は、インスティンクトドッグフードには良質な原材料が贅沢に使われていることや手間ひまがかかる調理法で作られていること、単純に食の好みに合わなかったことが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 値段が高い(8件)
- 食いつきはいまいち(5件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2024年1月にAmazon、楽天、X(旧ツイッター)、インスタグラムで調査しました。
値段が高い
インスティンクトドッグフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「値段が高い」という内容のレビューでした。
参考までに一例を挙げると、”ローブースト チキン”の1.8kgサイズの100gあたりの値段は約422円と、確かにそのほかの主食用ドライフードと比較してもかなり高いです。
また、”フリーズドライ 成犬用 チキン”に至っては、269gサイズの100gあたりの価格が約3,067円と、気軽に与えられるとは言いづらい価格帯のドッグフードになっています。
もちろん値段が高いのには理由があり、良質な原材料が贅沢に使われていたり、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していたり、手間ひまのかかる調理方法で作られている・・・などのこだわりがあります。
とは言え、どれだけ品質にこだわってフードを選んでも継続できなければ意味がないので、現実的に無理なく購入できるかどうかということまで考えてお試しすることをおすすめします。
食いつきはいまいち
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「食いつきはいまいち」という内容のレビューでした。
インスティンクトドッグフードの食いつきが悪い理由として考えられるのは、単純に風味や食感の好みが合わなかったことです。
ただ、インスティンクトドッグフードには【フリーズドライ】、【ドライフード+フリーズドライ】、【ウェットフード(缶詰)】といった3タイプの主食用フードがあるほか、【チキン/ビーフ/フィッシュ】などの複数の風味を取り揃えています。
このことから、風味や食感が限定されているフードと比べれば、愛犬の食の好みには合わせやすいです。
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インスティンクトドッグフードの総合評価
インスティンクトドッグフードの良い口コミ・評判
インスティンクトドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「うちの犬には合っている」、「安心して与えられるドッグフード」といった内容のレビューがあり、その中でも食いつきのよさを評価する声が特に多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、インスティンクトドッグフードには良質な動物性原材料が贅沢に使われており、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(24件)
- うちの犬には合っている(8件)
- 原材料に安心感がある(2件)
という結果になっています。
食いつきがいい
インスティンクトドッグフードの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
今回調査した47件のレビューのうち、「食いつきはいまいち」というレビューが5件、「食いつきがいい」というレビューが24件という件数を踏まえても、インスティンクトドッグフードはたくさんの犬たちに受け入れられている、と捉えてよさそうです。
「食いつきがいい」というレビューが多かった理由として考えられるのは、やはり良質な動物性原材料が贅沢に使われていることや、原材料そのものの香りや栄養素が損なわれないように、手間ひまのかかる調理法で作られていることでしょう。
また、悪い口コミ・評判の項目でも触れた通り、様々な風味と食感(形状)のドッグフードを取り揃えており、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせやすいことも強みです。
うちの犬には合っている
次に多かった良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」という内容のレビューでした。
この理由としてまず考えられるのは、インスティンクトドッグフードは良質な動物性原材料が贅沢に使われている高タンパクなグレインフリーフード、ということです。
対照的に、値段が安くなるにつれて動物性原材料の割合が減って穀物の割合が増える傾向にありますが、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。
そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは下痢や吐き戻し、涙やけの原因になりえます。
また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、グレインフリーのレシピを採用しているインスティンクトドッグフードなら、小麦はもちろん穀物全般にアレルギーのある愛犬にも安心して与えられます。
それに加えて、動物性タンパク源が1種類に限定された【LID】というシリーズもあり、複数のタンパク源にアレルギーのある愛犬にも合わせやすくなっています。
原材料に安心感がある
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「原材料に安心感がある」という内容のレビューです。
まず、食に敏感な愛犬を飼っている方にとっては、全てのラインナップがグレインフリーのレシピを採用していることや、動物性タンパク源が限定されたラインナップがあることが安心できる要素と言えるでしょう。
また、厳選した生肉や果物、野菜が使われていることや、合成着色料・人工保存料・香料といった添加物が使われていないことも安心感に繋がります。
インスティンクトドッグフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 値段が高い |
食いつきはいまいち | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
うちの犬には合っている | |
原材料に安心感がある |
インスティンクトドッグフードの悪い口コミ・評判は「値段が高くて気軽には買えない」、「我が家の愛犬の食いつきはいまいち」といった内容のレビューを確認できました。
その一方で、インスティンクトドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがよくて満足している」、「うちの犬には合っている」、「安心して与えられるドッグフード」といった内容のレビューがあり、その中でも食いつきのよさを評価する声が特に多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、インスティンクトドッグフードには良質な動物性原材料が贅沢に使われており、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることが関係していると考えられます。
インスティンクトドッグフードの種類
インスティンクトドッグフードには【ローロンジェビティ】、【ミキサー】、【ローブースト】、【LID】というシリーズがあるほか、缶詰タイプとパウチタイプのウェットフードも取り揃えています。
ローロンジェビティ
商品名 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
子犬用 チキン | チキン | 36.0% | 34.0% | 6.0% | 約476.0kcal |
成犬用 ビーフ | ビーフ | 36.0% | 34.0% | 6.0% | 約475.5kcal |
成犬用 チキン | チキン | 36.0% | 36.0% | 6.0% | 約507.3kcal |
成犬用 フィッシュ | スケソウダラ | 58.0% | 16.0% | 6.0% | 約387.2kcal |
シニア犬用 チキン | チキン | 36.0% | 34.0% | 6.0% | 約484.3kcal |
ローロンジェビティはフリーズドライの主食用ドッグフードで、子犬用とシニア犬用が1種類ずつ、成犬用が3種類というラインナップになっています。
そして、動物性原材料が贅沢に使われているフリーズドライのフードということもあってか、どれも非常に高タンパクで、全体的に脂質とカロリーもかなり高めな傾向があります。
ただ、「成犬用 フィッシュ」については、そのほかのラインナップと比べて脂質とカロリーは控えめになっており、食の好みだけでなく成分バランスに注目して選ぶこともできますよ。
ミキサー
商品名 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
消化器サポート | チキン | 36.0% | 30.0% | 6.0% | 456kcal |
皮膚・被毛ケア | チキン | 36.0% | 30.0% | 6.0% | 471kcal |
免疫ケア | チキン | 36.0% | 30.0% | 6.0% | 459kcal |
関節ケア | チキン | 36.0% | 30.0% | 6.0% | 469kcal |
ストレス緩和やリラックスに | ターキー | 36.0% | 20.0% | 6.0% | 約426.3kcal |
エネルギー補給 | チキン | 31.0% | 24.0% | 6.0% | 約384.0kcal |
マルチビタミン | ビーフ | 36.0% | 25.0% | 6.0% | 約424.4kcal |
ミキサーもローロンジェビティと同じフリーズドライのドッグフードですが、ミキサーは主食用ではなくおかず(トッピング)用のシリーズという違いがあります。
商品名から連想できるように、特定の悩みに配慮して成分が配合(強化)されたフードになっており、メインのタンパク源についてはチキンが主原料として使われているものが多いです。
おかず用フードという特性上、愛犬に与える時には分量が多くなりすぎないよう注意する必要はあります。
ローブースト
商品名 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
チキン | チキンミール | 37.0% | 20.5% | 9.0% | 447kcal |
低カロリー | チキンミール | 32.0% | 11.0% | 9.0% | 359kcal |
シニア犬用 | チキンミール | 36.0% | 16.0% | 9.0% | 408kcal |
ローブーストはドライフードとフリーズドライを組み合わせた主食用フードで、やはりどれも高タンパクになっています。
メインのタンパク源はどれもチキンミールになっていますが、「シニア犬用」は「チキン」よりも脂質とカロリーが控えめに、「低カロリー」は「シニア犬用」以上に脂質とカロリーが控えめで、愛犬の年齢や運動量・食事量に合わせて選べます。
と言っても、「低カロリー」も一般的な主食用ドライフードと比較するとカロリーが控えめというほどではないので、食欲旺盛で給餌量の調整が難しい愛犬用フードとしてのおすすめ度は下がります。
LID
商品名 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
ラム | ラムミール | 23.5% | 16.5% | 10.0% | 432kcal |
天然サーモン | サーモンミール | 28.0% | 18.0% | 10.0% | 434kcal |
LIDはグレインフリーかつ動物性タンパク源が1種類に限定されたシリーズで、「ラム」と「天然サーモン」の2種類があります。
そして、ラムとサーモンはアレルギーの原因になりにくいタンパク源ということもあり、食に敏感な愛犬にも対応しやすいです。
成分バランスについては、これまでに取り上げたシリーズのフードと比べるとタンパク質は控えめですが、脂質とカロリーは高めになっています。
ウェットフード
タイプ | 商品名 | 主原料 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|---|
缶詰 (主食用) |
リアルビーフ | ビーフ | 8.5% | 4.5% | 78.0% | 約101.2kcal |
チキン | チキン | 8.5% | 4.5% | 78.0% | 約103.5kcal | |
パウチ (おかず用) |
チキン | チキン | 8.0% | 2.0% | 82.0% | 約85.9kcal |
ビーフ | ビーフブロス | 9.0% | 2.0% | 82.0% | 約85.9kcal |
ウェットフードは缶詰タイプが2種類、パウチタイプが2種類というラインナップで、缶詰タイプが主食用フードとなっているのに対して、パウチタイプはおかず用フードということに気をつけてください。
そのため、パウチタイプは主食用フードにトッピングして与えたり、おやつやご褒美として与えるようにしましょう。
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インスティンクトドッグフードの総合評価
インスティンクトドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
チキンミール(グルコサミンとコンドロイチンの供給源)、チキン、タピオカ、ヒヨコ豆、エンドウ豆、サーモンミール、卵、チキン脂肪(混合トコフェロールとクエン酸で保存)、フリーズドライチキン、ドライトマトポマス、サーモンオイル、フリーズドライチキンレバー、ナチュラルフレーバー、カボチャの種、モンモリロナイトクレイ、フリーズドライチキンハート、ビタミン(ビタミン E サプリメント、 L- アスコルビル -2- ポリリン酸塩、ナイアシンサプリメント、チアミン硝酸塩、d- パントテン酸カルシウム、ビタミン A サプリメント、リボフラビンサプリメント、ピリドキシン塩酸塩、 ビタミン B12 サプリメント、葉酸、ビタミン D3 サプリメント、ビオチン)、ニンジン、リンゴ、クランベリー、塩化コリン、塩化カリウム、 ミネラル(亜鉛タンパク質、鉄タンパク質、銅タンパク質、マンガンタンパク質、亜セレン酸ナトリウム、エチレンジアミン)、L- カルニチン、ウコン、塩、乾燥昆布、ブルーベリー、 乾燥乳酸菌バチルス・コアギュランス、ローズマリーエキス |
ここからは、インスティンクトドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表は「ローブースト チキン」の原材料一覧です)
良質な動物性原材料を贅沢に使用
インスティンクトドッグフードの特徴としてまず挙げられるのは、どのシリーズにも良質な動物性原材料が贅沢に使われていることです。
また、グレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用していることに加えて、全体的にかなり高タンパクなドッグフードになっており、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に配慮されたドッグフード、と捉えることができます。
それだけでなく、原材料そのものの香りと栄養素ができるかぎり損なわれないように、手間ひまのかかる調理法で作られていることも見逃せません。
そして、合成着色料・人工保存料・香料といった添加物が使われていないことも評価できますし、風味や食感(形状)の違うラインナップを取り揃えており、愛犬の食の好みや体質に配慮して選べることも強みです。
インスティンクトドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
粗タンパク質 | 37.0%以上 |
粗脂肪 | 20.5%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
水分 | 9.0%以下 |
オメガ6脂肪酸 | 3.2%以上 |
オメガ3脂肪酸 | 0.35%以上 |
エネルギー | 447kcal/100g |
原材料の次は、インスティンクトドッグフードの成分を評価していきます。
(※表は「ローブースト チキン」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
インスティンクトドッグフードのローブーストのタンパク質は32.0〜37.0%以上と、かなり高タンパクな主食用フードになっています。
その一方で、脂質は11.0〜20.5%以上、カロリーは359〜447kcalと開きがあり、愛犬の年齢や飼育環境に合わせて選べます。
例えば、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬には、一番高タンパクな「チキン」がおすすめです。
そして、室内飼いでそれほど運動量が多くない成犬には、脂質とカロリーが控えめな「低カロリー」が向いています。
ただ、「シニア犬用」に関しては、7歳以上のシニア犬に与えるには脂質とカロリーが高すぎる印象を受けました。
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インスティンクトドッグフードの総合評価
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
320g | 1,898円 | 1,898円 | 1,898円 |
1.8kg | 7,590円 | 7,590円 | 7,590円 |
9.5kg | 25,174円 | – | 25,174円 |
インスティンクトの公式通販サイトと楽天市場、Amazonでドッグフード「ローブースト チキン」の販売状況を調査してみたところ、楽天では9.5kgサイズは販売されていませんでした。
(※販売状況と販売価格は2024年1月に確認しました)
そして、公式サイトの販売価格と楽天、Amazonの最安値は同じという結果になりました。
そのため、ご自身が使い勝手のいいサイトで購入するのがいいでしょう。
なお、公式サイトを見た限りでは、店頭で取り扱いのある販売店をまとめたページは見当たりませんでした。
インスティンクトドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 5.0 |
成分 | 4.5 |
安全性 | 5.0 |
食いつき | 4.5 |
コスパ | 1.0 |
総合評価 | Aランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 | 1,898円/320g 7,590円/1.8kg 25,174円/9.5kg ※ローブースト チキン ※2024年1月に公式サイト・楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | アメリカ |
販売会社 | 株式会社インスティンクト・ジャパン |
当サイトのインスティンクトドッグフードの総合評価はAランクです。
良質な動物性原材料を贅沢に使用、グレインフリーのレシピを採用、合成着色料・人工保存料・香料不使用ということで、原材料の品質面や安全性については文句の付けようがありません。
また、原材料そのものの香りと栄養素ができるかぎり損なわれないように、手間ひまのかかる調理法で作られていることや、風味や食感(形状)が違う様々なフードを取り揃えていることも評価できます。
値段の高さがネックにはなってくるものの、「愛犬には動物性原材料が贅沢に使われている高タンパクなフードを与えたい」と考えているなら、インスティンクトドッグフードを一度お試ししてみる価値はあるでしょう。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。