マルカンのペットフードブランドであるサンライズが製造・販売している「ザ・パーフェクトワン(THE PERFECT ONE)ドッグフード」には、”レナシアプラス”と”アガリクス”と”セサミン”が配合されているのが特徴的です。
また、主食用フードにはチキンが主原料として使われており、どのラインナップにも人工の酸化防止剤や着色料は使われていません。
今回はそんなザ・パーフェクトワンドッグフードの口コミ・評判を調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
※ザ・パーフェクトワンドッグフードは2024年2月頃に販売終了となりました。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した233種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。
ザ・パーフェクトワンドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 3.5 |
成分 | 4.5 |
安全性 | 3.0 |
食いつき | ※レビューが少ないため未評価 |
コスパ | 3.0 |
総合評価 | Cランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
172円/100g 770円/600g ※ドライフード「チキン 成犬用」 ※2023年6月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | 日本 |
販売会社 | 株式会社マルカン |
当サイトのザ・パーフェクトワンドッグフードの総合評価はCランクです。
主食用フードにはチキンが主原料として使われていることや、グレインフリーのレシピを採用したシリーズがあること、2つのシリーズで成分バランスの傾向が違い、愛犬の運動量と食事量に配慮してフードを選べることは魅力的です。
その一方で、内容が不明瞭な原材料が記載されていることや、通常のシリーズは肉類の割合がそこまで多くはないと推測できることも総合評価に影響しています。
販売価格については高すぎず安くもない平均的な範囲といったところで、調査時点で口コミ・評判をあまり確認できなかったことから、食いつきの項目は未評価としました。
※ザ・パーフェクトワンドッグフードは2024年2月頃に販売終了となりました。
ザ・パーフェクトワン(犬用)の悪い口コミ・評判
続いて、ザ・パーフェクトワンドッグフードの口コミ・評判を見ていきましょう。
ザ・パーフェクトワンドッグフードは比較的新しい商品ということもあってか、確認できた口コミ・評判は15件と少なかったです。
そんな状況の中で見つかった悪い口コミ・評判は「継続して与えるには値段が高い」、「我が家の愛犬の食いつきはいまいち」、「原材料について気になることがある」といった内容のレビューです。
このような内容のレビューが見られた理由は、ザ・パーフェクトワンドッグフードには肉類が主原料として使われていることや、単純に食の好みに合わなかったことが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 値段が高い(3件)
- 食いつきはいまいち(2件)
- 原材料の内容が気がかり(1件)
- うちの犬には合わなかった(1件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2021年9月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。
値段が高い
ザ・パーフェクトワンドッグフードの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「値段が高い」という内容のレビューでした。
ザ・パーフェクトワンドッグフードの100gあたりの値段は約130円と、確かにホームセンターやペットショップでよく見かける市販の激安ドッグフードと比較すると高いです。
(※ドライフードの”チキン 成犬用”の600gサイズの調査時点の最安値を参考にしています)
ただ、ザ・パーフェクトワンドッグフードの2〜3倍以上の値段で販売されているプレミアムドッグフードも珍しくありませんし、通販でしか手に入れづらい高級ドッグフードを含めて比較すれば、ザ・パーフェクトワンドッグフードは平均的な価格帯と捉えることができます。
とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のドッグフードを選ぶことをおすすめしています。
食いつきはいまいち
次に多かった悪い口コミ・評判は「食いつきはいまいち」、「あまり食べない」という内容のレビューでした。
この理由として考えられるのは、単純に食の好みに合わなかったことです。
ザ・パーフェクトワンドッグフードは調味料と動物性油脂を使って風味が整えられているものの、どんな犬でも絶対に気に入ってくれるドッグフードはまずありません。
また、ドライフードとソフトタイプは風味の種類がチキンだけに限定されており、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせづらいこともデメリットと言えます。
原材料の内容が気がかり
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「原材料の内容が気がかり」というレビューです。
例えば、ザ・パーフェクトワンのドライタイプのドッグフードには肉類が主原料として使われているものの、第二原材料以降に【トウモロコシ/小麦/グルテンミール/ふすま/脱脂米ぬか】といった穀物の記載が続いています。
(※現在はグレインフリーのレシピを採用した”プロ”というシリーズもあります)
そして、比較的お手頃な値段で販売されていることを踏まえると、肉類の割合はそれほど多くはないと推測できます。
そのほかにも、【動物性油脂/調味料/pH調整剤】といった原材料(添加物)が使われていたり、【コラーゲン等/ビーフ等/鶏ササミ等】といった曖昧な記載がされているのが気になるところです。
うちの犬には合わなかった
悪い口コミ・評判の中には、「うちの犬には合わなかったようで、吐き戻してしまった」という内容のレビューもありました。
吐き戻しの理由として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。
ザ・パーフェクトワンドッグフードの通常のシリーズには、穀物の中でアレルギーの原因になりやすい小麦が使われています。
また、小麦だけでなく穀物全般にアレルギーのある犬もおり、体質によっては通常のシリーズが合わない可能性はあります。
ザ・パーフェクトワン(犬用)の良い口コミ・評判
ザ・パーフェクトワンドッグフードの良い口コミ・評判に関しては、「食いつきがいい」という内容のレビューを8件確認できました。
食いつきがいい
今回調査した15件の口コミ・評判のうちの半分が、食いつきのよさを評価する飼い主の声でした。
この理由として考えられるのは、ザ・パーフェクトワンドッグフードには調味料が使われていることに加えて、食いつきをよくするために使われる動物性油脂でコーティングされたドッグフードということです。
ただ、そもそものレビュー総数が少なすぎますし、食いつきについての口コミ・評判はあまり参考にならない・・・というのが率直な感想です。
ザ・パーフェクトワン(犬用)の口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 値段が高い |
食いつきはいまいち | |
原材料の内容が気がかり | |
うちの犬には合わなかった | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
ザ・パーフェクトワンドッグフードは比較的新しい商品ということもあってか、ほとんど口コミ・評判が見つかりませんでした。
そんな状況の中、「継続して与えるには値段が高い」、「我が家の愛犬の食いつきはいまいち」、「原材料について気になることがある」という悪い口コミ・評判を確認できました。
その一方で、「食いつきがいい」という内容の良い口コミ・評判も確認できました。
食いつきのよさを評価する飼い主の声が目立ったのは、ザ・パーフェクトワンドッグフードには調味料が使われていることに加えて、動物性油脂でコーティングされていることが関係していると考えられます。
※ザ・パーフェクトワンドッグフードは2024年2月頃に販売終了となりました。
ザ・パーフェクトワンドッグフードの種類
ザ・パーフェクトワンドッグフードはドライフードとソフトタイプが9種類ずつ、おやつが3種類というラインナップになっています。
なお、ドライフードとソフトタイプはどちらも主食用ドッグフードとなっており、「PRO」というシリーズはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しています。
ドライフード
シリーズ名 | 商品名 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
THE・PERFECT ONE ドライ | チキン 成犬用 | 30.0% | 10.0% | 10.0% | 330kcal |
チキン 体重管理用 | 30.0% | 8.0% | 10.0% | 320kcal | |
チキン 7歳以上用 | 30.0% | 9.0% | 10.0% | 325kcal | |
チキン 11歳以上用 | 29.0% | 9.0% | 10.0% | 325kcal | |
チキン 13歳以上用 | 29.5% | 8.5% | 10.0% | 323kcal | |
THE・PERFECT ONE PRO ドライ | 仔犬用 | 35% | 16% | 10% | 390kcal |
成犬用 | 35.0% | 15.0% | 10.0% | 385kcal | |
体重管理用 | 35.0% | 14.0% | 10.0% | 375kcal | |
11歳以上用 | 35.0% | 14.5% | 10.0% | 380kcal |
ドライフードのラインナップは全9種類で、どのラインナップに関してもチキンが主原料として使われています。
また、”通常のパーフェクトワン”には【トウモロコシ/小麦粉/グルテンミール/ふすま/脱脂米ぬか】といった穀物が使われており、シリーズ内のフードの原材料の内容はほとんど変わりません。
“パーフェクトワン・プロ”はグレインフリーのレシピを採用しているのが特徴で、通常のシリーズよりも高タンパク・高脂質・高カロリーになっています。
成分バランスとしては、通常のシリーズは運動量が少ない愛犬や食べすぎてしまう傾向のある愛犬向け、プロシリーズは運動量が多い活発な愛犬や食が細い愛犬向けと捉えることができます。
ちなみに、子犬用フードがあるのはドライフードのプロシリーズだけです。
ソフトタイプ
シリーズ名 | 商品名 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
THE・PERFECT ONE ソフト | チキン 成犬用 | 12.0% | 4.0% | 35.0% | 260kcal |
チキン 体重管理用 | 12.0% | 3.0% | 35.0% | 250kcal | |
チキン 7歳以上用 | 12.0% | 3.5% | 35.0% | 260kcal | |
チキン 11歳以上用 | 11.0% | 3.5% | 35.0% | 255kcal | |
チキン 13歳以上用 | 11.5% | 3.5% | 35.0% | 255kcal | |
THE・PERFECT ONE PRO ソフト | 成犬用 | 23.5% | 4.1% | 38.5% | 275kcal |
体重管理用 | 23.5% | 3.7% | 38.5% | 265kcal | |
11歳以上用 | 23.5% | 3.9% | 38.5% | 270kcal | |
13歳以上用 | 23.5% | 3.9% | 38.5% | 270kcal |
ソフトタイプのラインナップも9種類で、通常のシリーズとは別にグレインフリーのレシピを採用したプロというシリーズがあります。
そして、通常のシリーズは低タンパクな印象を受ける一方で、プロについては高タンパクなフードになっています。
なお、通常のシリーズに関しては【肉類(チキン等)/でん粉類/穀類】といったように、原材料一覧にドライフードよりも不明瞭な記載が多いことが気になりました。
おやつ
商品名 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|
黒の歯磨きガム | 16.0% | 0.8% | 30.0% | 275kcal |
黒の歯磨きチップス | 23.0% | 0.1% | 25.0% | 275kcal |
黒のササミジャーキー | 18.0% | 1.0% | 29.0% | 270kcal |
おやつは「黒の歯磨きガム」、「黒の歯磨きチップス」、「黒のササミジャーキー」の3種類で、おやつにも”レナシアプラス”と”アガリクス”と”セサミン”が配合されています。
ザ・パーフェクトワンドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
チキン、トウモロコシ、小麦粉、グルテンミール、ふすま、脱脂米ぬか、動物性油脂、植物性油脂、酵母、レナシアプラス(ケイ素食品剤)、グルコサミン、コンドロイチン硫酸、乳酸菌、アガリクス子実体滅菌末、セサミン、ミネラル類(Na、Cl、Ca、P、K、Zn、Fe、Cu、Co、Mn、I)、調味料、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、K3、コリン、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、ビオチン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブ抽出物) ※アレルギーの原因になりにくい原材料、内容が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載 |
ここからは、ザ・パーフェクトワンドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表はドライフード「チキン 成犬用」の原材料一覧です)
チキンが主原料のドッグフード
ザ・パーフェクトワンドッグフードの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、チキンが主原料として使われていることでしょう。
ドッグフードの販売価格が安くなるほど穀物の割合が増える傾向にありますが、犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のドッグフードは犬本来の食事内容に配慮されているとは言いづらいです。
それに対して、肉類が主原料として使われているザ・パーフェクトワンドッグフードは、穀物の割合が多いドッグフードよりもワンランク上のドッグフードと捉えることができますね。
ただ、通常のシリーズは第二原材料以降に【トウモロコシ/小麦粉/グルテンミール/ふすま/脱脂米むか】といった穀物の記載が続いていることと、比較的お手頃な値段で販売されていることを踏まえると、肉類の割合はそれほど多くはないと推測できます。
その一方で、グレインフリーのレシピを採用しているプロシリーズについては、動物性原材料が全体の50%と明記されており、その分販売価格も高めになっています。
内容が不明瞭な原材料あり
ドライフードの通常のシリーズの原材料一覧を見て気になったのは、食いつきをよくするために使われる“動物性油脂”という原材料です。
動物性油脂という記載だけでは何の動物の油が使われているのか分かりませんし、動物性油脂に添加されている酸化防止剤が人工のものなのか、それとも天然由来のものなのかどうかも分かりません。
(※プロシリーズには動物性油脂という記載はなくチキンオイル、フィッシュオイルと記載されています)
また、ソフトタイプの通常のシリーズやおやつの原材料一覧にも目を通してみると、【でん粉類/穀類/ビーフ等/チキン等】といった曖昧な記載が目立ちます。
それに加えて、“調味料”や“pH調整剤”が使われていることも気になりました。
ザ・パーフェクトワンドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
タンパク質 | 30.0%以上 |
脂質 | 10.0%以上 |
粗繊維 | 4.0%以下 |
灰分 | 9.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
エネルギー | 330kcal/100g |
原材料の次は、ザ・パーフェクトワンドッグフードの成分を評価していきます。
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
ザ・パーフェクトワンのドライタイプのドッグフードのタンパク質は29.0〜35.0%以上、脂質は8.0〜16%以上、100gあたりのカロリーは320〜390kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスに大きな開きがあります。
通常のシリーズが高タンパク・低脂質・低カロリーな傾向があるのに対して、プロシリーズは高タンパク・高脂質・高カロリーな傾向があり、愛犬の運動量・食事量に合わせてどちらかのシリーズを選ぶこともできます。
具体的には、通常のシリーズは運動量が少ない愛犬や食欲旺盛な愛犬向きで、プロシリーズは運動量が多い活発な愛犬や少食の愛犬用フードとして向いています。
なお、ドライフードよりも水分量が多いソフトタイプは脂質とカロリーが控えめになっていますが、通常のシリーズについてはタンパク質が控えめすぎる印象を受けました。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を評価
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
100g | – | 172円 | – |
600g | – | 770円 | 1,008円 |
マルカンの公式サイトと楽天市場、Amazonでザ・パーフェクトワンのドライタイプのドッグフード「チキン 成犬用」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年6月に確認しました)
そして、Amazonでは100gのお試しサイズは販売されておらず、600gサイズの最安値は楽天という結果になりました!
ザ・パーフェクトワンドッグフードを店頭で取り扱っている販売店はそれほど多くはないので、ザ・パーフェクトワンドッグフードを購入するなら販売状況もあわせて確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。
通販なら重い袋を持ち運ぶ手間がありませんし、一定金額以上の購入で送料無料となる販売店も多いですからね。
まとめ
ザ・パーフェクトワンドッグフードは、“レナシアプラス”と”アガリクス”と”セサミン”が配合されている国産ドッグフードで、どのラインナップにも人工の酸化防止剤や着色料は使われていません。
また、主食用フードにはチキンが主原料として使われているほか、グレインフリーのレシピを採用したシリーズもあり、穀物全般にアレルギーのある愛犬にも対応できます。
その一方で、”動物性油脂”には具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の補足がないことや、ソフトタイプの原材料一覧に”〜類”・”〜等”といった曖昧な表記が見られることが気になりました。
とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。
※ザ・パーフェクトワンドッグフードは2024年2月頃に販売終了となりました。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した233種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。