ミシュワンとシュプレモドッグフードの違いは?4つの項目で徹底比較!

通販限定のプレミアムドッグフードのミシュワンと、ホームセンターやペットショップの店頭でも販売されているプレミアムドッグフードのシュプレモ。

どちらのフードについても、「品質面と安全性に配慮してフードを選びたい」と考えている愛犬家を中心に購入されている一方で、「ミシュワンとシュプレモの違いがよく分からない」と悩んでしまう方もいるでしょう。

そこでこの記事では、ミシュワンとシュプレモを4つの項目で比較し、2つのドッグフードの違いをできるだけ分かりやすくまとめてみたので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

ミシュワンとシュプレモのラインナップの比較

商品名 ドライフード ウェットフード スープ ふりかけ
ミシュワン 3種類 1種類 2種類 3種類
シュプレモ 14種類 9種類 なし なし

まずはじめに、ミシュワンとシュプレモのラインナップを比較してみました!

ミシュワンはドライフードが3種類、ウェットフードが1種類、スープ(犬猫用)が2種類、ふりかけが3種類というラインナップで、このうち主食用は3種類のドライフードだけです。

それに対して、シュプレモはドライフードが14種類、ウェットフードが9種類というラインナップで、どれも毎日の主食として与えられるドッグフードになっています。

ただ、全てのフードを取り上げるとかなりのボリュームになってしまうので、この記事ではミシュワンのドライフード3種類とシュプレモのドライフード6種類に絞って、原材料や主要な成分値、値段を比較していくことにします。

ミシュワンとシュプレモの原材料の比較

商品名 種類 主原料 動物性タンパク源 穀物 人工の酸化防止剤・香料・着色料
ミシュワン 小型犬用 肉類(鶏肉、馬肉、鶏レバー) 鶏、馬、魚、卵、貝 大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、赤米、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ(小麦グルテンフリー) 無添加
シニア犬用 肉類(鶏肉、馬肉、鶏レバー) 鶏、馬、魚、卵、貝 大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、赤米、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ(小麦グルテンフリー) 無添加
全犬種用 チキン、ターキーとサーモン 鶏、七面鳥、魚 不使用(グレインフリー) 無添加
シュプレモ 子犬用 チキン(肉) 鶏、羊、魚、卵 大麦、オーツ麦、玄米、モロコシ(小麦グルテンフリー) 無添加
成犬用 チキン(肉) 鶏、羊、魚、卵 モロコシ、大麦、オーツ麦、玄米、粗挽き米(小麦グルテンフリー) 無添加
シニア犬用 チキン(肉) 鶏、羊、魚、卵 モロコシ、オーツ麦、玄米、大麦、粗挽き米(小麦グルテンフリー) 無添加
小型犬用 成犬用 チキン(肉) 鶏、羊、魚、卵 モロコシ、オーツ麦、玄米、粗挽き米、大麦(小麦グルテンフリー) 無添加
体重管理用 チキン(肉) 鶏、羊、魚、卵 玄米、モロコシ、大麦、オーツ麦、粗挽き米(小麦グルテンフリー) 無添加
草原のレシピ チキン(肉) 鶏、羊 不使用(グレインフリー) 無添加

ミシュワンのドライフードとシュプレモのドライフード6種類の主原料と動物性タンパク源、穀物が使われているか、必ずしも使う必要のない添加物が使われていないかどうかを比較してみました!

ミシュワンもシュプレモも主原料として動物性タンパク源が使われていることや、小麦グルテンフリーのレシピを採用していること、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないことは共通しています。

このことから、どちらも肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容に配慮されたドッグフード、という捉え方ができます。

 

さらに、どちらもグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用したラインナップがあるので、小麦だけでなく穀物全般にアレルギーのある愛犬にも対応できます。

また、ミシュワンとシュプレモは動物性タンパク源の種類にも違いがあるので、食に敏感な愛犬用フードとしてミシュワンとシュプレモのどちらかで迷っている場合には、ラインナップ別のタンパク源の種類に注目しておくといいでしょう。

それと、ミシュワンもシュプレモも原材料一覧には一つ一つの名称がきちんと書かれていることに好感を持てますが、しいて言うならシュプレモに使われている“タンパク加水分解物”の製造工程についての説明がないことが気になりました。

ミシュワンとシュプレモの成分の比較

商品名 種類 タンパク質 脂質 水分 エネルギー
(100gあたり)
ミシュワン 小型犬用 21.5%以上 9.5%以上 10%以下 352kcal
シニア犬用 22.7%以上 5.8%以上 10%以下 332kcal
全犬種用 29% 15% 8% 382kcal
シュプレモ 子犬用 30.0%以上 19.0%以上 10.0%以下 380kcal
成犬用 24.0%以上 15.0%以上 10.0%以下 365kcal
シニア犬用 26.0%以上 13.0%以上 10.0%以下 355kcal
小型犬用 成犬用 26.0%以上 17.0%以上 10.0%以下 375kcal
体重管理用 26.0%以上 9.0%以上、12.0%以下 10.0%以下 335kcal
草原のレシピ 30.0%以上 16.0%以上 10.0%以下 365kcal

原材料の次は、ミシュワンのドライフードとシュプレモのドライフード6種類の主要な成分バランス(タンパク質・脂質・カロリー)を比較してみました!

まず、ミシュワンには「小型犬用」、「シニア犬用」、「全犬種用」の3種類がありますが、どれも子犬からシニア犬にまで与えられる全年齢対応の主食用フードです。

そして、「シニア犬用」は「小型犬用」をベースにしつつ、歳をとったシニア犬に配慮して「小型犬用」よりも高タンパク・低脂質・低カロリーに調整されています。

グレインフリーフードの「全犬種用」に関しては、「小型犬用」よりも高タンパク・高脂質・高カロリーになっており、育ち盛りの子犬や活発な成犬向け・・・と捉えることができ、愛犬の年齢や運動量・食事量に合わせて選べます。

 

それに対して、シュプレモの「成犬用」や「体重管理用」などのラインナップは全年齢対応ではなく、1歳以上の成犬向けの主食用フードです。

そして、「子犬用」は「成犬用」よりも高タンパク・高脂質・高カロリーに、「シニア犬用」は「成犬用」よりも高タンパク・低脂質・低カロリーに、といったように、シュプレモも年齢や飼育環境に合わせて成分バランスが細かく調整されています。

このことから、成分についてはどちらも甲乙つけがたいです。

ミシュワンとシュプレモの値段の比較

商品名 種類 通常購入時の価格 定期購入時の価格
(1袋あたり)
100gあたりの価格
ミシュワン 小型犬用 3,980円/1kg×1袋 3,184円(20%オフ)
※2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件
約398〜318円
シニア犬用 4,950円/1kg×1袋 3,960円(20%オフ)
※2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件
約495〜396円
全犬種用 5,478円/2kg×1袋 1袋:4,378円(20%オフ)
2〜4袋:4,108円(25%オフ)
5袋以上:3,834円(30%オフ)
※合計金額に応じて割引率が変動
約274〜192円
シュプレモ 子犬用 2,686円/1kg
6,710円/3kg
12,844円/6kg
通常購入時と同じ 約269〜214円
成犬用 4,785円/2kg
8,901円/4kg
15,222円/7.5kg
24,809円/13.5kg
通常購入時と同じ 約239〜184円
シニア犬用 5,023円/2kg
9,341円/4kg
15,985円/7.5kg
26,044円/13.5kg
通常購入時と同じ 約251〜193円
小型犬用 成犬用 2,548円/1kg
6,380円/3kg
12,508円/6kg
通常購入時と同じ 約255〜208円
体重管理用 5,023円/2kg
9,341円/4kg
15,985円/7.5kg
26,044円/13.5kg
通常購入時と同じ 約251〜193円
草原のレシピ 2,521円/800g
5,316円/2kg
9,671円/4kg
通常購入時と同じ 約315〜242円

続いて、ミシュワンのドライフードとシュプレモのドライフード6種類の値段を比較してみました!

ミシュワンの内容量は「小型犬用」と「シニア犬用」が1kg、「全犬種用」が2kgの1種類なのに対して、シュプレモの内容量には3種類以上のバリエーションがあります。

また、どちらも公式(通販)サイトでは定期コースが導入されており、定期コースを利用するとミシュワンの「小型犬用」と「シニア犬用」は20%の割引が、「全犬種用」はまとめ買い袋数(合計金額)に応じて20%or25%or30%の割引が適用されます。

 

そして、それぞれのフードで販売価格も違いますが、内容量別の値段を漠然と見比べただけだといまいちコスパを比較しづらいと感じたので、100gあたりの値段も算出してまとめてみました。

グラムあたりの値段を比較してみると、ミシュワンの「全犬種用」とシュプレモの各ドライフードの価格帯は同じくらいで、ミシュワンの「小型犬用」と「シニア犬用」はそのほかのフードと比べて高めです。

それと、シュプレモの「草原のレシピ」はグレインフリーのレシピを採用しているためか、シュプレモのそのほかのラインナップよりも値段が少し高めになっています。

こんな場合はミシュワンがおすすめ

ミシュワンドッグフードのイメージ画像1

「愛犬には品質と価格のバランスが取れたコスパのいいフードを与えたい」と考えているなら、ここで取り上げたフードの中では手に取りやすい価格帯と言え、グレインフリーのレシピを採用しているミシュワンの「全犬種用」をおすすめします。

また、ミシュワンは子犬からシニア犬にまでに与えられる全年齢対応フードということも強みですし、高タンパク・高脂質・高カロリーなドライフードの「全犬種用」は、育ち盛りの子犬や活発な成犬、少食の成犬用フードとして向いています。

なお、ミシュワンの「小型犬用」と「シニア犬用」については、日本国内の工場で作られている国産ドッグフードなので、「値段が高くなっても愛犬には国産フードを与えたい」と考えているなら、どちらかに選択肢が絞られます。

こんな場合はシュプレモがおすすめ

シュプレモのドライフードの内容量には3種類以上のバリエーションがあり、多頭飼いしていたり大型犬の愛犬なら大容量サイズを、早めに使い切りたいなら少量サイズを・・・といったように使い分けられることが強みです。

また、シュプレモを店頭で取り扱っている販売店は比較的多く、うっかりフードを切らしてしまった場合にも近場の販売店で手早く買える、ということも強みの一つです。

そして、”グレインフリーフード”にこだわりがなく、「年齢や飼育環境に合わせて成分バランスが細かく調整されたフードの中から選びたい」、と考えている場合には、シュプレモの小麦グルテンフリーのドライフードをおすすめします。

ただ、店頭では一部のラインナップしか取り扱っていない場合もあるので、販売状況をあわせて確認できる通販サイトを利用した方がお手軽ではあります。

まとめ

ミシュワンとシュプレモのドライフードはどちらも主原料として動物性タンパク源を使用、小麦グルテンフリーのレシピを採用、人工の酸化防止剤・香料・着色料不使用という条件を満たしています。

また、グレインフリー(穀物不使用)のドライフードを取り揃えていることや、年齢や犬種(サイズ)に合わせて成分バランスを調整したラインナップがあることも共通しています。

ただ、シュプレモのドライフードのラインナップが多く、どのドライフードも内容量に3種類以上のバリエーションがあります。

そして、それぞれのフードで販売価格にも差があるので、原材料の内容や主要な成分バランスだけでなく、コスパ面や使い勝手のよさも踏まえて選ぶのがいいでしょう。