ミンチスペシャルはマルカンのペットフードブランド・サンライズの半生タイプのドッグフードで、メインのタンパク源として国産チキンが使われています。
また、肉類が主原料のドッグフードにしては手に取りやすい価格で販売されていることや、鮮度が落ちる前に食べきれるように小分け包装されているのも特徴です。
今回はそんなミンチスペシャルドッグフードの口コミ・評判を107件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
ミンチスペシャルドッグフードの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | 2.0 |
成分 | 2.0 |
安全性 | 1.5 |
食いつき | 5.0 |
コスパ | 4.5 |
総合評価 | Dランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
770円/1.2kg ※シニア 緑黄色野菜入り ※2023年6月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 成犬・シニア犬 |
原産国 | 日本 |
販売会社 | 株式会社マルカン |
当サイトのミンチスペシャルドッグフードの総合評価はDランクです。
国産チキンが主原料として使われていることや、使い勝手のいい小分け包装された半生タイプの国産ドッグフードということは評価できます。
また、通販サイトとSNSを調査してみた限りでは、「食いつきがいい」という飼い主の声も目立ちましたし、手に取りやすい価格で販売されていることも魅力です。
その一方で、”〜等”や”〜類”といった内容が不明瞭な原材料表記が見られることや、着色料・発色剤などの必ずしも使う必要のない添加物が使われていること、タンパク質含有量がかなり控えめなことが気になりました。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。
ミンチスペシャルドッグフードの悪い口コミ・評判
続いて、ミンチスペシャルドッグフードの口コミ・評判を見ていきましょう。
まず、悪い口コミ・評判については「何かと気がかりな原材料が多い」、「残念ながら食いつきはいまいち」、「毎食与えるには値段が高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ミンチスペシャルには内容が不明瞭な原材料や着色料などの添加物が使われていることや、風味の種類が少ないことから食の好みに合わせづらいことが関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 気がかりな原材料が多い(5件)
- 食いつきはいまいち(4件)
- 値段が高い(4件)
- うちの犬には合わなかった(2件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2021年12月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。
気がかりな原材料が多い
ミンチスペシャルの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「気がかりな原材料が多い」という内容のレビューでした。
まず言えることは、原材料一覧には【チキン等/穀類/油脂類/ほうれん草等】とった曖昧な記載が多く、具体的に何が使われているのかが分からないことです。
また、【プロピレングリコール/pH調整剤/エリソルビン酸ナトリウム/着色料/発色剤】といった、様々な添加物が使われていることも気になりました。
そもそもの問題として、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありませんしね。
食いつきはいまいち
次に多かった悪い口コミ・評判は、「食いつきはいまいち」という内容のレビューです。
「食いつきがいい」というレビューの方が遥かに多かったものの、どんな犬でも気に入ってくれる嗜好性の高いドッグフードはまずありません。
ミンチスペシャルの食いつきが悪い理由として考えられるのは、風味の種類が少なくて愛犬の食の好みに配慮しづらいことです。
また、ミンチスペシャルは水分量が多い半生タイプのドッグフードになっていますが、柔らかめの食感が気に入らなかった可能性も考えられます。
値段が高い
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「値段が高い」という内容のレビューでした。
ミンチスペシャルの100gあたりの値段は約60円と、ホームセンターやペットショップで販売されている市販の激安ドライフードと比較するとやや高めです。
また、カロリーが控えめな半生フードは1日あたりの給餌量が多くなり、それに比例して月々の餌代も高くなることから、ミンチスペシャルは高いと感じている方もいるかもしれません。
ただ、ミンチスペシャルの4〜5倍以上の値段で販売されているプレミアムドッグフードも珍しくありませんし、激安ドッグフードから高級ドッグフードまでの値段を総合的に比較すれば、ミンチスペシャルは手に取りやすい価格帯のドッグフードと言えます。
うちの犬には合わなかった
悪い口コミ・評判の中には、「うちの犬には合わなかった」といった内容のレビューもあり、具体的には「吐く回数が増えた」、「下痢気味になった」という飼い主の声を確認できました。
下痢や吐き戻しの理由として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。
アレルギーの原因として挙げられるのは、特定の肉類・穀物・豆類・イモ類といったタンパク源ですが、ミンチスペシャルは内容が不明瞭な原材料が多いことから、アレルギーの原因を特定するのが難しいです。
このような理由もあり、食に敏感な愛犬用フードとしてミンチスペシャルはおすすめしていません。
ミンチスペシャルドッグフードの良い口コミ・評判
ミンチスペシャルドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのドッグフード」、「小粒だから小型犬やシニア犬にも食べやすそう」、「小分けされていて使い勝手がいい」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ミンチスペシャルには肉類が主原料として使われていることや油脂類が使われていること、小型犬を対象にして作られている半生フードということが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(62件)
- 小粒で食べやすそう(18件)
- 保存に便利な小分け包装(7件)
- お手頃な値段(5件)
という結果になっています。
食いつきがいい
ミンチスペシャルの口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
「食いつきはいまいち」というレビューが4件だけだったのに対して、「食いつきがいい」というレビューが62件という件数を踏まえても、ミンチスペシャルは多くの犬に受け入れられている嗜好性が高いドッグフードと捉えてよさそうです。
食いつきのよさを評価するレビューにこれだけ偏った理由としてまず考えられるのは、ミンチスペシャルは肉類が主原料として使われている半生タイプのドッグフードということです。
また、”油脂類”には食いつきをよくするために使われている動物性油脂も含まれていると推測でき、オイルコーティングすることで嗜好性を高めていると考えられます。
小粒で食べやすそう
次に多かった良い口コミ・評判は、「ミンチスペシャルは小粒で食べやすそう」という内容のレビューです。
ミンチスペシャルは小型犬を対象に作られている半生フードということもあり、粒の大きさは8〜10mm程度の小粒サイズになっています。
それに加えて、ドライフードよりも柔らかめの食感になっていることから、シニア犬にも食べやすい形状のドッグフードと言えるでしょう。
保存に便利な小分け包装
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「小分けされているから保存に便利」といった内容のレビューでした。
ミンチスペシャルは1.2kgサイズのみの販売となっていますが、袋の中で120g×10パックに小分けされています。
半生フードはドライフードよりも開封後の賞味期限が短いというデメリットがありますが、このような配慮がされていることから、開封して鮮度や風味が落ちる前に食べきることができます。
お手頃な値段
「値段が高い」というレビューとは対照的に、「お手頃な値段」というレビューも見つかりました。
悪い口コミ・評判の項目でも触れた通り、激安ドッグフードから高級ドッグフードまでの値段を総合的に比較すれば、ミンチスペシャルは手に取りやすい価格帯のドッグフードになっています。
もちろん、ドッグフードの値段が高くなるほど肉・魚の割合が増えたり、合成保存料・香料・着色料といった添加物が使われていなかったり、人用の食品レベルの原材料が使われているなどの傾向があります。
ただ、どれだけ品質にこだわってドッグフードを選んでも継続できなければ意味がありませんし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のドッグフードを選ぶことをおすすめしています。
ミンチスペシャルドッグフードの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 気がかりな原材料が多い |
食いつきはいまいち | |
値段が高い | |
うちの犬には合わなかった | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
小粒で食べやすそう | |
保存に便利な小分け包装 | |
お手頃な値段 |
ミンチスペシャルドッグフードの悪い口コミ・評判は「気がかりな原材料が多い」、「残念ながら食いつきはいまいち」、「毎食与えるには値段が高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
その一方で、ミンチスペシャルドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい愛犬お気に入りのドッグフード」、「小粒だから小型犬やシニア犬にも食べやすそう」、「小分けされていて使い勝手がいい」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、ミンチスペシャルには肉類が主原料として使われていることや油脂類が使われていること、小型犬を対象にして使われている半生フードということが関係していると考えられます。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。
ミンチスペシャルドッグフードの種類
商品名 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|
小型犬 | 13.5% | 4.5% | 36.0% | 255kcal |
小型犬 緑黄色野菜入り | 13.5% | 4.5% | 36.0% | 255kcal |
シニア | 12.5% | 3.5% | 37.0% | 245kcal |
シニア 緑黄色野菜入り | 12.5% | 3.5% | 37.0% | 245kcal |
11歳以上 | 12.0% | 4.0% | 35.0% | 250kcal |
11歳以上 緑黄色野菜入り | 12.0% | 4.0% | 35.0% | 250kcal |
小型犬 13歳以上 | 12.0% | 4.0% | 35.0% | 250kcal |
小型犬 13歳以上 緑黄色野菜入り | 12.0% | 4.0% | 35.0% | 250kcal |
ダイエット | 12.5% | 3.3% | 37.0% | 240kcal |
ミンチスペシャルドッグフードの種類は表の通りで、【成犬(1歳以上)/シニア犬(7歳以上)/11歳以上/13歳以上】といった年齢別フードに加えて、体重管理用フードと緑黄色野菜が入ったフードがあります。
ただ、原材料と成分値に目を通してみた限りでは内容にそこまでの差はありません。
そして、どれに関してもタンパク質が控えめ過ぎる印象を受けました。
なお、ミンチスペシャルには1歳未満の子犬向けフードはありません。
ミンチスペシャルドッグフードの原材料の評価
原材料一覧 |
---|
肉類(チキン等)、糖類、豆類、でん粉類、穀類、魚介類、油脂類、野菜類(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草等)、ミネラル類(リン酸カルシウム、塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅、炭酸マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、増粘安定剤(グリセリン、カゼインナトリウム)、品質保持剤(プロピレングリコール)、保存料(ソルビン酸カリウム)、pH調整剤、食物繊維(粉末セルロース)、ビタミン類(コリン、C、A、E、ニコチン酸、パントテン酸、B12、B6、B1、B2、葉酸、D)、酸化防止剤(エリソルビン酸ナトリウム、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、着色料(二酸化チタン、黄5、赤106、青1、黄4、赤102)、発色剤(亜硝酸ナトリウム) ※品質・内容が不明瞭な原材料、気がかりな添加物は赤色で記載 |
ここからは、ミンチスペシャルドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表は「シニア 緑黄色野菜入り」の原材料一覧です)
肉類が主原料の半生ドッグフード
販売価格が安くなるほど穀物の割合が増える傾向にあり、激安ドッグフードのほとんどには穀物が主原料として使われている一方で、ミンチスペシャルには肉類が主原料として使われていることは評価できます。
ただ、”チキン等”という曖昧な記載がされており、鶏肉以外にどんな肉類が使われているのかが分からないことは気がかりです。
また、全体に低タンパク・低脂質になっていることを踏まえると、肉類の割合はそれほど多くはないと推測できます。
等・類といった曖昧な記載が多い
“チキン等”だけでなく”糖類”や”豆類”、”でん粉類”や”穀類”、”魚介類”や”油脂類”といった原材料にも何が使われているのかが分かりません。
それに加えて、“プロピレングリコール”や”pH調整剤”、”エリソルビン酸ナトリウム”や”着色料”、”亜硝酸ナトリウム”といった様々な添加物が使われていることも気になりました。
ミンチスペシャルドッグフードの成分の評価
成分表 | |
---|---|
タンパク質 | 12.5%以上 |
脂質 | 3.5%以上 |
粗繊維 | 6.2%以下 |
灰分 | 8.0%以下 |
水分 | 37.0%以下 |
エネルギー | 245kcal/100g |
原材料の次は、ミンチスペシャルドッグフードの成分を評価していきます。
(※表は「シニア 緑黄色野菜入り」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
ミンチスペシャルのタンパク質は12.0〜13.5%以上、脂質は3.3〜4.5%以上、100gあたりのカロリーは240〜255kcalと、タンパク質・脂質・カロリーがかなり控えめなドッグフードになっています。
低脂質・低カロリーという点だけに注目すれば、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬・シニア犬向けと捉えることができますが、どのラインナップに関してもタンパク質が控えめ過ぎる印象を受けました。
肉食傾向の雑食である犬にとってタンパク質は大切な栄養素なので、特別な事情がない限りは成犬には高タンパクなドッグフードを、シニア犬には適度にタンパク質が含まれているドッグフードを選んであげることをおすすめしています。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
1.2kg | – | 770円 | 798円 |
マルカンの公式サイトと楽天市場、Amazonでミンチスペシャルの「シニア 緑黄色野菜入り」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトから直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2023年6月に確認しました)
そして、最安値は楽天市場という結果になりました!
ミンチスペシャルは店頭でも販売されているドッグフードですが、通販は重い袋をわざわざ持ち運ぶ手間がありませんし、一定金額以上の購入で送料無料となる販売店も多いので、まとめ買いするなら通販サイトを利用することをおすすめします。
まとめ
ミンチスペシャルは半生タイプの国産ドッグフードで、主原料には穀物ではなく国産チキンが使われています。
そして、”120g×10パック”という形で小分け包装されており、肉類が主原料のドッグフードの中では手に取りやすい価格で販売されていることが魅力です。
その一方で、内容が不明瞭な原材料や必ずしも使う必要のない添加物が使われていること、どのラインナップもタンパク質がかなり控えめなことが気になりました。
とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。
この記事では、ドッグフードを選ぶにあたって最低限確認しておきたいポイントや、当サイト「いぬらば×ねこらば」が調査した238種類のドッグフードをまとめています。また、比較しやすいように口コミ・評判のいいドッグフードを30種類に絞り、さらにその中からおすすめできる内容のドッグフードを10種類ピックアップしています。