ブリットドッグフードを調査した口コミを踏まえて6段階で評価!

チェコ産のプレミアムドッグフード「Brit(ブリット)」は年齢やサイズ、体質や食の好みに配慮して原材料と成分バランスを調整したドライフードを取り揃えています。

また、動物性タンパク源が主原料として使われているドライフードの中では、比較的手に取りやすい価格で販売されていることも見逃せません。

今回はそんなブリットドッグフードの口コミ・評判を77件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!

そして、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

ブリットドッグフードの悪い口コミ・評判

ブリットドッグフードの悪い口コミ・評判は「うちの犬には合わなかった」、「我が家の愛犬の食いつきはいまいち」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、特定のタンパク源が体質に合わなかったことや、選んだ種類が食の好みに合わなかったことが関係していると考えられます。

悪い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • うちの犬には合わなかった(6件)
  • 食いつきはいまいち(5件)

という結果になっています。

なお、口コミ・評判は2022年7月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査し、2024年4月にXで追加調査を行いました。

うちの犬には合わなかった

悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「うちの犬には合わなかったようで、軟便(下痢)気味になった」という内容のレビューでした。

軟便の理由として考えられるのは、餌の急な切り替えや食物アレルギーです。

ブリットはラインナップによってタンパク源の内容が違い、グレインフリーのレシピを採用しているフードもあれば、小麦グルテンフリーのレシピを採用しているフード、小麦やトウモロコシが使われているフードもあります。

 

また、動物性タンパク源の種類も様々なので、選んだフードによっては体質に合わずに下痢や吐き戻しといった消化不良に繋がる可能性はあります。

そのため、食に敏感な愛犬にブリットを与えようと考えている場合には、ラインナップ別のタンパク源の違いに注目して購入を検討するといいでしょう。

食いつきはいまいち

そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「食いつきはいまいち」という内容のレビューでした。

食いつきが悪い原因としてまず考えられるのは、単純に愛犬の食の好みに合わなかったことです。

ただ、ブリットには【ラム/ウサギ/ヴェニソン(鹿)/サーモン/鶏】といったように、フードによってメインの動物性タンパク源が違うので、食にこだわりがあるグルメな愛犬の好みにも比較的合わせやすくなっています。

 

ブリットを食べないその他の原因として考えられるのは、人工の香料が使われておらず、原材料そのものの香りで風味が整えられていることです。

一般的には人工の香料を使って風味が整えられているフードの方が食いつきがいい傾向にあるので、人工の香料が使われているフードを食べ慣れている場合、ブリットの風味にあまり魅力を感じられない可能性はあります。

▼総合評価をチェックする
ブリットドッグフードの総合評価

ブリットドッグフードの良い口コミ・評判

次に、SNSで調査したブリットドッグフードの良い口コミ・評判をピックアップしてみました!

ブリットドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「うちの犬には合っている」、「安心して与えることができるドッグフード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ブリットは動物性タンパク源がメインに使われることに加えて様々な風味(種類)があること、小麦グルテンフリーのフードやグレインフリーフードを取り揃えていることが関係していると考えられます。

良い口コミ・評判の内容別の件数は、

  • 食いつきがいい(30件)
  • うちの犬には合っている(13件)
  • 原材料に安心感がある(10件)
  • 小粒で食べやすそう(7件)
  • お手頃な値段(6件)

という結果になっています。

食いつきがいい

ブリットの口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。

「食いつきはいまいち」というレビューが5件、「食いつきがいい」というレビューが30件という件数を踏まえても、ブリットは多くの犬に受け入れられている嗜好性が高いフードと捉えてよさそうです。

これだけ食いつきのよさを評価する声が多かった理由として考えられるのは、ブリットはどのラインナップも動物性タンパク源が主原料として使われており、原材料そのものの香りを活かして風味が整えられていることです。

また、悪い口コミ・評判の項目でも触れたように、メインの動物性タンパク源が違うラインナップがあり、愛犬の食の好みに合わせて選びやすいことも理由の一つでしょう。

うちの犬には合っている

次に多かった良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」という内容のレビューです。

この理由として考えられるのは、「ブリットはどのラインナップも動物性タンパク源が主原料として使われていることに加えて、全体的に高タンパクな傾向があるドライフードということです。

その一方で、販売価格が安くなるにつれて穀物の割合が増える傾向にありますが、肉食寄りの雑食である犬は穀物に含まれている炭水化物の消化吸収が得意ではありません。

そして、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。

 

また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすく、体質によっては穀物全般が合わない犬もいますが、ブリットは小麦グルテンフリーのフードとグレインフリー(穀物不使用)フードも取り揃えています。

そのほかにも、人工の酸化防止剤や着色料がアレルギーや涙やけの原因になることもありますが、ブリットはどのラインナップもそれらの添加物が使われていません。

原材料に安心感がある

良い口コミ・評判の中には、「ブリットは原材料に安心感がある」という内容のレビューもありました。

まず、食に敏感な愛犬を飼っている方にとっては、小麦グルテンフリーのフードやグレインフリーフード、動物性タンパク源の種類が違うフードを取り揃えていることが安心できる要素と言えるでしょう。

また、これまでに触れたように、人工の酸化防止剤・香料・着色料といった添加物が使われていないことも安心感に繋がります。

人工の酸化防止剤はフードの酸化を抑えるために添加されることもあり、「基準内であれば使われていても問題はない」という考え方も、「使われていること自体が問題」という考え方も間違いとは言い切れません。

 

ただ、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬の立場になって考えれば着色料を使ってまでフードに色味をつける意味はありません。

それに対して、犬にとって必要のないものが一切使われていないブリットは、人間目線ではなく犬目線で作られているドッグフードと捉えることができますね。

小粒で食べやすそう

そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「小粒で食べやすそう」という内容のレビューです。

ブリットはラインナップによって粒サイズが違い、【ブリットケア ミニ】というシリーズや子犬用(ジュニア/パピー)、S(小型犬用)フードは小粒サイズになっています。

その一方で、中型犬や大型犬向けのラインナップもあり、愛犬のサイズに合わせてフードを選べることも強みです。

お手頃な値段

通販サイトで口コミ・評判を調査していると、「ブリットはお手頃な値段で販売されている」というレビューも見つかりました。

シリーズによって販売価格は違うものの、参考までに【ブリットケア ミニ】の”グレインフリー ラム”の2kgサイズを例に挙げると100gあたりの値段は約187円と、グレインフリーフードの中ではかなりお手頃な値段で販売されています。
(※調査時点の販売価格を参考にしています)

また、小麦やトウモロコシが使われている【ブリットプレミアム by ネイチャー】のグラムあたりの販売価格はさらに安く、愛犬に特にこれといったアレルギーがない場合には、予算状況に合わせてフードを選ぶこともできます。

ブリットドッグフードの口コミ・評判まとめ

項目 口コミ内容
悪い口コミ うちの犬には合わなかった
食いつきはいまいち
良い口コミ 食いつきがいい
うちの犬には合っている
原材料に安心感がある
小粒で食べやすそう
お手頃な値段

ブリットドッグフードの悪い口コミ・評判は「うちの犬には合わなかった」、「我が家の愛犬の食いつきはいまいち」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

その一方で、ブリットドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのフード」、「うちの犬には合っている」、「安心して与えることができるドッグフード」といった内容のレビューが多い傾向にありました。

このような内容のレビューが目立った理由は、ブリットは動物性タンパク源がメインに使われることに加えて様々な風味(種類)があること、小麦グルテンフリーのフードやグレインフリーフードを取り揃えていることが関係していると考えられます。

ブリットドッグフードの種類

シリーズ名 商品名 主原料 穀物 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
エネルギー
(100gあたり)
ブリットケア ラム&ライス M(成犬用) ラムミール 26% 16% 382kcal
ウエイトロス 乾燥ウサギ肉 27% 10% 320kcal
センシティブ ヴェニソン 不使用 25% 14% 360kcal
グレインフリー パピー 乾燥サーモン 不使用 30% 18% 389kcal
グレインフリー(成犬用) 乾燥サーモン 不使用 26% 15% 376kcal
グレインフリー シニア&ライト 乾燥サーモン 不使用 25% 12% 349kcal
ブリットケア ミニ グレインフリー パピー ラム ラム肉ミール 不使用 33% 23% 420kcal
グレインフリー ラム(成犬用) ラム肉ミール 不使用 29% 18% 388kcal
グレインフリー ベニソン(成犬用) 鹿肉 不使用 28% 17% 386kcal
グレインフリー サーモン&ニシン(成犬用) 乾燥サーモン 不使用 32% 18% 395kcal
グレインフリー ラビット&サーモン(成犬用) ラビットミートミール 不使用 26% 12% 380kcal
ブリットプレミアム by ネイチャー ジュニア S チキンミール オーツ麦、小麦、トウモロコシ 32% 20% 405kcal
ジュニア L チキンミール オーツ麦、小麦、トウモロコシ 28% 16% 385kcal
M(成犬用) チキンミール オーツ麦、小麦、トウモロコシ 26% 15% 379kcal
L(成犬用) チキンミール オーツ麦、小麦、トウモロコシ 27% 14% 377kcal
ライト ターキーミール オーツ麦、小麦、トウモロコシ 25% 8% 318kcal
スポーツ チキンミール オーツ麦、小麦、トウモロコシ 31% 22% 420kcal
センシティブ ラム ラムミール 米、米ぬか 26% 13% 366kcal

ブリットドッグフードには【ブリットケア】、【ブリットケア ミニ】、【ブリットプレミアム by ネイチャー】という3つのシリーズがあり、フードによって原材料の内容や成分バランスに違いがあります。

【ブリットケア】は全てのラインナップが小麦グルテンフリーのレシピを採用しており、さらにそのうちの4種類はグレインフリーのレシピを採用しています。

【ブリットケア ミニ】については小型犬向けに作られているシリーズで、全てのラインナップがグレインフリーのレシピを採用しています。

 

【ブリットプレミアム by ネイチャー】は”センシティブ ラム”以外のラインナップには小麦が使われていますが、複数の穀物が使われていることもあってか販売価格が一番安いです。

成分バランスに関しては、シリーズ別に傾向が違うというわけではなくフードによって様々で、年齢や体質だけでなく、運動量や食事量に合わせてフードを選ぶことができます。

▼総合評価をチェックする
ブリットドッグフードの総合評価

ブリットドッグフードの原材料の評価

原材料一覧
ラム肉ミール(30%)、ラム肉(Fresh Lamb 15%)、黄色エンドウ豆、鶏肉脂肪(天然配合トコフェロールで保存)、ヒヨコ豆、蕎麦の実、乾燥リンゴ、亜麻仁(3%)、サーモンオイル(2%)、醸造酵母、海草(0.5% アスコフィラムノドサム)、加水分解甲殻類の殻 (グルコサミンの主原料 260mg / kg)、ブルーベリー (ポリフェノール、フラボノイドの主原料 230mg / kg)、軟骨エキス(コンドロイチンの主原料 160mg / kg)、マンナンオリゴ糖(150mg / kg)、ハーブ類と果実類 (ローズマリー、クローブ、かんきつ類、ウコン 150mg /kg)、フラクトオリゴ糖 (100mg / kg)、ユッカシディジェラ (100mg / kg)、イヌリン (90mg /kg)、オオアザミ (75mg / kg)、サジー (75mg / kg)、カモミール (30mg / kg)、クローブ (30mg / kg)、セージ (25mg / kg)

ここからは、ブリットドッグフードの原材料を評価していきます。
(※表はブリットケア ミニ「グレインフリー ラム」の原材料一覧です)

動物性タンパク源が主原料のドライフード

ブリットはラインナップによって主原料は様々ですが、どれに関しても動物性タンパク源が主原料として使われています。

また、全体的に高タンパクなフードが多く、犬にとって大切な栄養素である動物性タンパク質をしっかりと摂り入れることができます。

さらに、特定の動物性タンパク源にアレルギーのある愛犬に合わせてフードを選びやすいことや、食の好みに配慮してフードを選べることも強みです。

 

それに加えて、ブリットには小麦グルテンフリー、グレインフリーのレシピを採用しているラインナップがあることも見逃せません。

ブリットの原材料に関して気になる点を挙げるとすれば、公式サイトに品質や製造工程についての詳しい説明がなく、それらが細かく補足されているフードと原材料の内容を比較しづらいことくらいです。

犬にとって必要のないものは不使用

ブリットには、犬にとって必要のないものが使われていないことも評価できます。

ドッグフードの中には、BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤が添加されているものもありますが、ブリットにはそれらの酸化防止剤が添加されていません。

また、動物性の油脂に添加されている酸化防止剤の種類が掲載されていないフードも少なくない中、ブリットの場合は「鶏肉脂肪(天然配合トコフェロールで保存)」・・・といったように、酸化防止剤の種類が明記されています。

人工の香料や着色料も使われていませんし、犬の立場になって作られているドッグフードという印象を受けました。

ブリットドッグフードの成分の評価

成分表
粗タンパク質 29%以上
粗脂肪 18%以上
粗繊維 2.5%以下
粗灰分 8.4%以下
水分 10%以下
オメガ6脂肪酸 2.3%以上
オメガ3脂肪酸 1.1%以上
エネルギー 388kcal/100g

原材料の次は、ブリットドッグフードの成分を評価していきます。
(※表はブリットケア ミニ「グレインフリー ラム」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

ブリットのタンパク質は25〜33%以上、脂質は8〜23%以上、カロリーは100gあたり318〜420kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスにかなりの開きがあります。

例えば、子犬用フード(パピー/ジュニア)は高タンパク・高脂質・高カロリーな傾向があり、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬に配慮してしっかりと成分バランスが調整されている印象を受けました。

その一方で、【ブリットケア】シリーズの「ウエイトロス」と【ブリットプレミアム by ネイチャー】シリーズの「ライト」は脂質とカロリーがかなり控えめで、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬用フードとしてぴったりです。

 

また、成犬用でも高脂質・高カロリーなフードもあり、愛犬の食事量や運動量に合わせてフードを選ぶことができます。

シニア犬向けフードに関しては、歳をとって活動量が落ちたシニア犬に配慮してか、成犬用フードと比較すると脂質とカロリーがやや控えめに調整されています。

▼総合評価をチェックする
ブリットドッグフードの総合評価

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
400g 1,100円 1,100円 1,100円
2kg 3,740円 3,740円 3,740円
2kg×3袋 10,560円 10,560円 10,560円

ブリットドッグフードの輸入代理店であるレシアンの公式通販サイトと楽天市場、Amazonで販売状況を調査してみたところ、公式サイトの価格と楽天・Amazonの最安値は変わらずという結果になりました!
(※表の価格はブリットケア ミニ「グレインフリー ラム」で、販売状況と販売価格は2023年10月に確認しました)

ブリットを店頭で取り扱っている販売店は多くはないので、ブリットを購入するなら販売状況もあわせて確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。

通販なら重い袋を持ち運ぶ手間がありませんし、一定金額以上の購入で送料無料となる販売店も多いですからね。

ブリットドッグフードの総合評価

項目 詳細
原材料 4.0
成分 5.0
安全性 5.0
食いつき 4.5
コスパ 3.5
総合評価 Sランク
(S〜Eの6段階評価)
価格/内容量
(調査時点の最安値)
1,100円/400g
3,740円/2kg
10,560円/2kg×3袋
※ブリットケア ミニ「グレインフリー ラム」
※2023年10月に公式サイト・楽天・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 チェコ
販売会社 株式会社レシアン

当サイトのブリットドッグフードの総合評価はSランクです。

年齢やサイズ、体質や食の好みに配慮して原材料と成分バランスを調整したドライフードを取り揃えていることや、どのラインナップにも動物性タンパク源が主原料として使われていること、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないことは評価できます。

また、「食いつきがいい」というレビューが多かったことや、プレミアムフードの中ではお手頃な値段で販売されていることも魅力です。

もし愛犬には品質と価格のバランスが取れたフードを与えたいと考えているなら、ブリットを一度お試ししてみる価値はあるでしょう。

あわせて読みたい