「プロステージ ルシアン」は、グルテンフリーかつ動物性タンパク源が限定されている国産ドッグフードです。
そして、「ポーク」と「フィッシュ」といった動物性タンパク源の内容が違うラインナップがあり、どのフードにも人工の酸化防止剤・着色料は使われていません。
今回はそんなプロステージ ルシアンの口コミ・評判を96件調査し、悪いレビューと良いレビューに分けて整理してみました!
また、原材料と成分をもとに総合的な評価もしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
プロステージ ルシアンの総合評価
項目 | 詳細 |
---|---|
原材料 | |
成分 | |
安全性 | |
食いつき | |
コスパ | |
総合評価 | Aランク (S〜Eの6段階評価) |
価格/内容量 (調査時点の最安値) |
2,029円/1.8kg 4,100円/6kg ※フィッシュ(成犬用) ※2025年7月に楽天・Amazonで確認 |
対応年齢 | 全年齢対応 (種類により異なる) |
原産国 | 日本 |
販売会社 | イースター株式会社 |
公式サイト | プロステージ ル・シアン|イースター株式会社 |
当サイトのプロステージ ルシアンの総合評価はAランクです。
半分以上のフードに穀物が主原料として使われていることや、タンパク質含有量がかなり控えめなフードがあることは気になるものの、動物性タンパク源が限定されたグルテンフリーのドライフードということは魅力的です。
そして、人工の酸化防止剤・着色料が使われていないことや、手に取りやすい価格で販売されていることも評価できます。
また、通販サイトとSNSを調査してみた限りでは、「食いつきがいい」という飼い主の声も目立ちました。
プロステージ ルシアンの悪い口コミ・評判
続いて、プロステージ ルシアンの口コミ・評判を見ていきましょう!
まず、悪い口コミ・評判については「残念ながら食いつきはいまいち」、「うちの犬には合わなかった」、「市販の国産ドッグフードの中では値段が高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、単純に選んだ種類(風味)が愛犬の好みではなかったことや、タンパク源の種類や餌の切り替え方が関係していると考えられます。
悪い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきはいまいち(5件)
- うちの犬には合わなかった(4件)
- 値段が高い(3件)
という結果になっています。
なお、口コミ・評判は2022年4月にAmazon、楽天、ツイッター(現X)、インスタグラムで調査しました。
食いつきはいまいち
プロステージ ルシアンの悪い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきはいまいち」といった内容のレビューでした。
食いつきが悪かった理由として真っ先に考えられるのは、単純に選んだ種類(風味)が愛犬の好みに合わなかったことです。
プロステージ ルシアンには”ポーク”と”フィッシュ”といった2種類の風味がありますが、普段から魚メインのドッグフードを食べ慣れていない愛犬には、”フィッシュ”にあまり魅力を感じられない可能性はあります。
その一方で、風味の種類が限定されているドッグフードと比較すれば、食の好みに合わせやすいという見方もできます。
うちの犬には合わなかった
次に多かった悪い口コミ・評判は、「うちの犬には合わなかったようで、軟便・下痢気味になった」という内容のレビューです。
軟便・下痢の理由として考えられるのは、急な餌の切り替えや食物アレルギーです。
プロステージ ルシアンにはアレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われているものの、犬によってアレルギーの原因は様々です。
例えば、体質によっては穀物全般が合わないことがありますし、特定の動物性タンパク源やイモ類、豆類がアレルギーの原因になることもあります。
そのため、食に敏感な愛犬にプロステージ ルシアンを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類にも気を配りながら購入を検討するといいでしょう。
値段が高い
そのほかに見つかった悪い口コミ・評判は、「プロステージ ルシアンは値段が高い」という内容のレビューでした。
参考までに、”フィッシュ(成犬用)”の1.8kgサイズを例に挙げると、100gあたりの値段は約113円ということで、確かに激安価格で売られている市販の国産ドライフードと比べれば高いです。
(※調査時点の販売価格を参考にしています)
販売価格が高くなる要因として考えられるのは、小麦グルテンフリーかつ動物性タンパク源が限定されていることです。
ただ、プロステージ ルシアンの2〜3倍以上の値段で販売されているプレミアムドッグフードも珍しくありません。
そして、激安ドッグフードだけでなく高級ドッグフードまでを含めて総合的に販売価格を比較すれば、プロステージ ルシアンは手に取りやすい価格帯の国産ドッグフードと捉えることができます。
とは言え、愛犬の餌代にいくらかけられるかは飼い主それぞれで違いますし、当サイトでは品質・安全性に気を配りつつも無理なく購入できる価格帯のドッグフードを選ぶことをおすすめしています。
プロステージ ルシアンの良い口コミ・評判
プロステージ ルシアンの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「うちの犬には合っている」、「お手頃な値段で販売されている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、メインの動物性タンパク源が違うラインナップがあることや、アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われていることが関係していると考えられます。
良い口コミ・評判の内容別の件数は、
- 食いつきがいい(32件)
- うちの犬には合っている(23件)
- お手頃な値段(10件)
- 原材料に安心感がある(10件)
- 保存に便利な小分け包装(7件)
- 成分バランスがいい(7件)
という結果になっています。
食いつきがいい
プロステージ ルシアンの良い口コミ・評判で一番多かったのは、「食いつきがいい」という内容のレビューでした。
「食いつきはいまいち」というレビューが5件、「食いつきがいい」というレビューが32件という件数を踏まえても、プロステージ ルシアンはたくさんの犬たちに受け入れられている嗜好性の高いドッグフード、と捉えてよさそうです。
食いつきのよさを評価する飼い主の声がここまで多かった理由としてまず考えられるのは、”ポーク”と”フィッシュ”といったメインの動物性タンパク源が違うラインナップがあり、食の好みに合わせてどちらかを選べることです。
また、香料(バターオイル)が使われていることも、食いつきのよさに繋がっている理由の一つとして考えられます。
うちの犬には合っている
次に多かったプロステージ ルシアンの良い口コミ・評判は、「うちの犬には合っている」といった内容のレビューです。
この理由として考えられるのは、プロステージ ルシアンにはアレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われていることです。
穀物の中では小麦が、肉類の中では牛肉がアレルギーの原因になりやすい傾向がありますが、プロステージ ルシアンにはそれらのタンパク源が使われていません。
また、人工の酸化防止剤・着色料がアレルギーの原因になることもありますが、プロステージ ルシアンにはそれらの添加物が使われていないことも評価できます。
お手頃な値段
「値段が高い」という悪い口コミ・評判とは対照的に、「お手頃な値段」といった内容のレビューも確認できました。
先ほども説明した通り、激安ドッグフードから高級ドッグフードまでを含めて比較すれば、プロステージ ルシアンは手に取りやすい価格帯の国産ドッグフードと言えます。
そして、ここまでに何度か触れた通り、グルテンフリーのレシピを採用、動物性タンパク源を限定(豚肉or魚肉)、人工の酸化防止剤・着色料不使用という3つの条件を満たしています。
もし【愛犬には品質と価格のバランスが取れた国産ドッグフードを与えたい】と考えているなら、プロステージ ルシアンは選択肢の一つになるでしょう。
原材料に安心感がある
そのほかに見つかった良い口コミ・評判は、「プロステージ ルシアンは原材料に安心感がある」という内容のレビューです。
まず、食に敏感な愛犬を飼っている方にとっては、アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われていることが安心できる要素と言えるでしょう。
また、人工の酸化防止剤・着色料が使われているドッグフードも少なくない中、プロステージ ルシアンにはそれらの添加物が使われていないことも安心感に繋がります。
前提として、人工の酸化防止剤はドッグフードの酸化を抑えるために使われるものの、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線になって考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありません。
そして、酸化防止剤については人工のものではなく、天然由来のもので代用することもできます。
保存に便利な小分け包装
良い口コミ・評判の中には、「プロステージ ルシアンは小分けされているから保存に便利」という内容のレビューもありました。
ラインナップによって内容量のバリエーションは違いますが、1.8kgサイズは”600g×3袋”、6kgサイズは”750g×8袋”といったように小分け包装されており、800gサイズについてはジッパーが付いています。
このような配慮がされているおかげで、開封して品質や風味が落ちきる前に使い切ることができますし、開封したドッグフードの保存方法についてもそれほど神経質にならずに済みます。
成分バランスがいい
通販サイトとSNSでプロステージ ルシアンの口コミ・評判を調査していると、「成分バランスがいい」といった内容のレビューも見つかりました。
そして、そのほとんどが低脂質・低カロリーなフードがあることを評価する飼い主の声でした。
プロステージ ルシアンは、全体的に脂質とカロリーのが控えめな傾向がありますが、”ポーク ライト”、”フィッシュ ライト”の2種類については、特に脂質とカロリーが控えめに調整されています。
そして、このような成分バランスのドライフードは、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛犬向けと捉えることができますが、“フィッシュ ライト”についてはタンパク質含有量に物足りなさを感じました。
プロステージ ルシアンの口コミ・評判まとめ
項目 | 口コミ内容 |
---|---|
悪い口コミ | 食いつきはいまいち |
うちの犬には合わなかった | |
値段が高い | |
良い口コミ | 食いつきがいい |
うちの犬には合っている | |
お手頃な値段 | |
原材料に安心感がある | |
保存に便利な小分け包装 | |
成分バランスがいい |
プロステージ ルシアンの悪い口コミ・評判は「残念ながら食いつきはいまいち」、「うちの犬には合わなかった」、「市販の国産ドッグフードの中では値段が高い」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
その一方で、プロステージ ルシアンの良い口コミ・評判は「食いつきがいいお気に入りのドッグフード」、「うちの犬には合っている」、「お手頃な値段で販売されている」といった内容のレビューが多い傾向にありました。
このような内容のレビューが目立った理由は、メインの動物性タンパク源が違うラインナップがあることや、アレルギーの原因になりにくいタンパク源が使われていることが関係していると考えられます。
プロステージ ルシアンの種類
商品名 | 主原料 | 穀物 | タンパク質 (以上) |
脂質 (以上) |
水分 (以下) |
エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|---|
ポーク パピー | ポークミール | 米粉、米糠、脱脂米糠 | 30.0% | 13.0% | 10.0% | 360kcal |
ポーク(成犬用) | ポークミール | 米粉、米糠 | 24.0% | 11.0% | 10.0% | 350kcal |
ポーク ライト | 米粉 | 米粉、米糠 | 22.0% | 7.0% | 10.0% | 295kcal |
ポーク シニア | 米粉 | 米粉、米糠 | 20.0% | 9.0% | 10.0% | 340kcal |
フィッシュ パピー | 米糠 | 米糠、米粉、脱脂米糠 | 26.0% | 12.0% | 10.0% | 345kcal |
フィッシュ(成犬用) | 米糠 | 米糠、米粉、脱脂米糠 | 22.0% | 10.0% | 10.0% | 335kcal |
フィッシュ ライト | 米粉 | 米粉、米糠、脱脂米糠 | 20.0% | 6.0% | 10.0% | 285kcal |
フィッシュ シニア | 米粉 | 米粉、米糠、脱脂米糠 | 18.0% | 8.0% | 10.0% | 330kcal |
プロステージ ルシアンのラインナップは、大きく分けると「ポーク」と「フィッシュ」の2種類で、さらにそれぞれで成分バランスが違う4種類のフードを取り揃えています。
そして、どのフードも動物性タンパク源が限定されていることや、グルテンフリーのレシピを採用していること、人工の酸化防止剤・着色料が使われていないことは変わりません。
ただ、8種類のフードのうちの6種類に穀物が主原料として使われていることと、一部のラインナップのタンパク質含有量がかなり控えめなことは気になりました。
プロステージ ルシアンの原材料の評価
ここからは、プロステージ ルシアンの原材料を評価していきます!
(※上記は「フィッシュ 成犬用」の原材料一覧です)
小麦・牛肉不使用の国産ドッグフード
プロステージ ルシアンの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、小麦・牛肉といったアレルギーの原因になりやすい傾向にあるタンパク源が使われていないことでしょう。
また、「ポーク」には豚肉以外の動物性タンパク源が、「フィッシュ」には魚肉以外の動物性タンパク源が使われていないため、特定の動物性タンパク源にアレルギーのある愛犬にも対応できます。
そのほかには、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、プロステージ ルシアンには大豆が使われていないことも評価できます。
半分以上のラインナップの主原料が穀物
プロステージ ルシアンの原材料一覧を見て気になったのは、半分以上のラインナップの主原料が穀物(米粉/米糠)ということです。
具体的には、動物性タンパク源が主原料として使われているのは、「ポーク パピー」と「ポーク(成犬用)」の2種類だけです。
そのため、「愛犬には動物性タンパク源が主原料として使われているドッグフードを与えたい」・・・と考えている場合には、選べるラインナップが限られてきます。
ただ、どのラインナップにも人工の酸化防止剤・着色料が使われていないことは評価できます。
プロステージ ルシアンの成分の評価
成分表 | |
---|---|
タンパク質 | 22.0%以上 |
脂質 | 10.0%以上 |
粗繊維 | 3.5%以下 |
灰分 | 10.5%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
カルシウム | 1.2%以上 |
リン | 1.0%以上 |
ナトリウム | 0.2%以上 |
エネルギー | 335kcal/100g |
原材料の次は、プロステージ ルシアンの成分を評価していきます!
(※表は「フィッシュ 成犬用」の成分表です)
タンパク質・脂質・カロリーのバランス
プロステージ ルシアンのタンパク質は18.0~30.0%以上、脂質は6.0~13.0%以上、水分は10.0%以下、カロリーは100gあたり285~380kcalと、ラインナップによって成分バランスにかなりの開きがあります。
例えば、「ポーク パピー」は成犬用よりも高タンパク・高脂質・高カロリーになっており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬に配慮して成分バランスを調整している、という意図を感じ取れます。
そして、「ポーク ライト」は食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある成犬に配慮して、脂質とカロリーがかなり控えめに調整されています。
ただ、「ポーク シニア」と「フィッシュ ライト」、「フィッシュ シニア」の3種類については、タンパク質含有量が控えめ過ぎる印象を受けました。
最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査
内容量 | 公式 | 楽天 | Amazon |
---|---|---|---|
1.8kg (600g×3袋) |
– | 2,029円 | 2,217円 |
6kg (750g×8袋) |
– | 4,100円 | 4,480円 |
プロステージ ルシアンを製造・販売しているイースターの公式サイトと楽天市場、Amazonで「フィッシュ(成犬用)」の販売状況を調査してみたところ、公式サイトからは直接購入することはできませんでした。
(※販売状況と販売価格は2025年7月に確認しました)
そして、1.8kg・6kgのどちらも楽天が最安値という結果になりました!
プロステージ ルシアンは店頭ではあまり販売されていない国産ドッグフードなので、プロステージ ルシアンを購入するなら販売状況もあわせて確認できる通販サイトを利用するのがお手軽です。
通販なら重い袋を持ち運ぶ手間がありませんし、一定金額以上の購入で送料無料となる販売店も多いですからね。
プロステージ ルシアンとフォーミュラの違いについて
プロステージには「ルシアン」のほかに「フォーミュラ」というシリーズがあり、それぞれで原材料の内容や成分バランスなどに違いがあります。
例えば、ルシアンは半分以上のラインナップに穀物が主原料として使われている一方で、フォーミュラはどのラインナップも魚肉が主原料として使われています。
また、ルシアンはグルテンフリーのレシピを採用しているのに対して、フォーミュラはグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているほか、フォーミュラはルシアンよりも高タンパク・高脂質・高カロリーな傾向があります。
なお、フォーミュラについては以下の記事で掘り下げて解説しているので、よければ参考にしてみてください。
まとめ
プロステージ ルシアンはドライタイプの国産ドッグフードで、グルテンフリーかつ動物性タンパク源(豚肉or魚肉)が限定されています。
そして、人工の酸化防止剤・着色料といった犬に必要のないものは使われておらず、これらの条件を満たしたドッグフードの中では手に取りやすい価格で販売されていることが魅力的です。
その一方で、半分以上のラインナップの主原料が穀物(米粉/米糠)ということや、一部のラインナップのタンパク質含有量がかなり控えめなことが気になりました。
とは言え、「愛犬には品質と価格のバランスが取れた国産ドッグフードを与えたい」と考えているなら、プロステージ ルシアンは選択肢の一つになるでしょう。