アビシニアンの餌でおすすめは？15種類のキャットフードを徹底比較！

スラッとした手足に引き締まった体が印象的なアビシニアンは、好奇心旺盛で活発な傾向のある猫種でもあります。

そんなアビシニアンの餌を選ぶにあたっては、タンパク源の割合や原材料の品質、必要のない添加物が使われていないか、といった要素に気を配りながら選んであげることが大切です。

この記事では、アビシニアン向けのキャットフードの選び方や、アビシニアンにおすすめのキャットフードをまとめているので、ぜひ愛猫のキャットフード選びの参考にしてみてください。

アビシニアンのキャットフードの選び方

アビシニアンのキャットフードを選ぶにあたって、いくつか注目しておきたいポイントがあります。

順番に見ていきましょう！

動物性タンパク源が主原料として使われているか

アビシニアンだけに限った話ではありませんが、真っ先に確認しておきたいことは、動物性タンパク源（肉・魚）が主原料として使われているかです。

この理由は、肉・魚から摂り入れられる動物性タンパク質は、肉食動物の猫にとって大切な栄養素だからです。

その一方で、販売価格が安くなるにつれて動物性タンパク源の割合が減り、肉・魚よりも安く仕入れられる、小麦やトウモロコシなどの穀物の割合が増える傾向にあります。

ただ、猫は穀物に含まれてる炭水化物の消化吸収が得意ではなく、穀物の割合が多い低タンパク・高炭水化物のキャットフードは、下痢や吐き戻しといった消化不良の原因になりえます。

 

このことから、原材料の割合に特別なこだわりがなければ、アビシニアンには動物性タンパク源が主原料かつ、高タンパクなキャットフードを選んであげることをおすすめしています。

ちなみに、原材料一覧には使われている割合が多い順に掲載されており、先頭にチキンやサーモンなどの肉・魚が記載されていれば、動物性タンパク源が主原料として使われているキャットフード、ということになります。

品質・内容が不明瞭な原材料が使われていないか

主原料と一緒に確認しておきたいことは、品質・内容が不明瞭な原材料が使われていないかです。

例えば、原材料一覧に“家禽ミール”や、“ミートミール”と記載されていることがありますが、どちらも具体的に何の動物の肉が使われているのかが分かりません。

また、◯◯ミールという動物性原材料には、人用の食肉としては出回らない“4Dミール”が使われている可能性を否定できません。

 

それに対して、品質面にこだわりを持って作られているキャットフードの場合は、“フレッシュチキン”や”ターキー生肉”といったように明記されているほか、「人用の食品レベルの原材料を使用」、といったような補足がされていることがほとんどです。

ただ、◯◯ミールという動物性原材料が使われていても、公式サイトやパッケージなどに、品質・内容が補足されていることがあります。

そのため、メーカーが公開している情報には、できる限り目を通しておくことをおすすめします。

猫にとって必要のないものが使われていないか

そのほかに気を配っておきたいことは、猫にとって必要のないものが使われていないかです。

キャットフードの中には、人工の酸化防止剤や着色料が使われているものもありますが、これらの添加物がアレルギーの原因になることがあります。

BHA・BHT・没食子酸プロピルといった人工の酸化防止剤は、キャットフードの酸化を抑える目的で添加されるものの、ローズマリー抽出物・ミックストコフェロールといった、天然由来のもので代用することもできます。

 

そして、着色料はキャットフードの見た目を良くする目的で添加されますが、そもそもの問題として、猫は食べ物の見た目では良し悪しを判断していません。

つまり、猫目線で考えれば人工のもの、天然由来のものにかかわらず、着色料を使ってまでキャットフードに色味をつける意味はない・・・ということです。

脂質とカロリーのバランスが愛猫に合っているか

アビシニアンの引き締まった体を維持するためには、脂質とカロリーのバランスにも注目しておきたいところです。

アビシニアンは食欲旺盛な傾向があるので、成分バランスにこれといったこだわりがない場合は、脂質とカロリーが高すぎないキャットフードを選んであげることをおすすめしています。

ただ、少食な愛猫や運動量がかなり多めの愛猫なら、脂質とカロリーが高めなキャットフードの方が向いていますし、食べすぎてしまう傾向のある愛猫なら、脂質とカロリーが控えめなキャットフードの方が向いています。

また、育ち盛りの子猫には成猫期よりも高脂質・高カロリーなキャットフードを、活動量が落ちたシニア猫には成猫期よりも低脂質・低カロリーなキャットフードを・・・といったように、年齢に配慮して選ぶことも大切です。

アビシニアン用として評判のいいキャットフード15種

アビシニアン用として評判のいい、15種類のキャットフードの主原料と主要な成分値、気がかりな原材料が使われていないかを比較してみました！

一つ一つの項目を見比べてみると、穀物が主原料として使われているキャットフードがあることや、タンパク質・脂質・カロリーのバランスはキャットフードによって様々、ということが分かりますね。

なお、“タンパク加水分解物（加水分解タンパク）”と“動物性油脂”については、使われているからといって、必ずしも避けた方がいいものというわけではありません。

 

ただ、ここで取り上げているタンパク加水分解物は、製造工程の補足がされていないことが気になりました。

動物性油脂に関しては、具体的に何の動物の油が使われているかと、添加されている酸化防止剤が補足されておらず、人工のものなのか、天然由来のものなのかが分からないことが気になるところです。

アビシニアンにおすすめのキャットフード5選

これまでの内容を踏まえつつ、アビシニアンにおすすめの5種類のキャットフードを紹介します。

ちなみに、販売価格は公式サイトとAmazonで調査しており、最安値で購入できるサイトの価格を優先して掲載しています。

公式サイトとAmazonで価格差がない場合や、公式サイトで販売されていないものに関しては、Amazonの価格を掲載しています。
（※商品情報と販売価格は2025年11月に確認しました）

ジャガー

チキン生肉や乾燥チキン、乾燥鴨肉や生サーモンなどの肉・魚が使われており、動物性原材料の割合が実に全体の約80%を占めている、高タンパクなドライタイプのキャットフードのジャガー。

それに加えて、グレインフリー（穀物不使用）のレシピを採用しており、肉食動物の猫本来の食事内容に配慮されたキャットフード、と捉えることができます。

もちろん、品質・内容が不明瞭な原材料は使われておらず、原材料一覧には一つ一つの原材料の名称が明記されていますし、着色料などの猫に必要のないものも一切使われていません。

そして、適度に脂質を含みつつもカロリーは高すぎず、給餌量の調整で子猫からシニア猫までの、幅広い年齢に対応しやすくなっています。

グランツ チキン＆サーモン

※パッケージ画像はリニューアル前のものです

原材料の大半は人用の食品と変わらない鮮度と部位で、工程ごとに厳しい品質管理が行われている工場で作られているグランツ。

また、「チキン＆サーモン」と「チキン」、「サーモン」といった、動物性タンパク源の内容や粒サイズが違う3種類のドライフードがあり、愛猫の食の好みや体質に配慮して選べるようになっています。

主要な成分バランスの傾向については、ここで取り上げている「チキン＆サーモン」を含めてあまり変わらず、適度にタンパク質と脂質を含みつつも、カロリーはやや控えめ～標準的と言えるくらいの範囲に収まっています。

そして、このような成分バランスのドライフードは、室内飼いされていて運動量が少なめの成猫やシニア猫向き、という捉え方ができます。

カナガン チキン

カナガンも先に取り上げたグランツと同じように、メインの動物性タンパク源が違う複数のドライフードがあり、愛猫の食の好みや体質、お悩みなどに配慮して選べるようになっています。

ここで取り上げている「チキン」については、第一原材料として乾燥チキンが、第二原材料としてチキン生肉が使われており、適度にタンパク質と脂質を含みつつも、高カロリーなドライフードになっています。

このような成分バランス上、育ち盛りの子猫や少食の成猫用としておすすめです。

また、ドライフードの「サーモン」は、動物性タンパク源が魚類だけに限定されていることから、魚以外の複数の動物性タンパク源にアレルギーのある愛猫には「サーモン」を・・・といった選び方もできますよ。

ハッピーキャット ライト

※パッケージ画像は「グレインフリー シーフィッシュ（現在は廃盤）」のものです

年齢や体質、食の好みや飼育環境などに配慮して選べるように、タンパク源の内容や成分バランスの傾向が違う、豊富なキャットフードを取り揃えているハッピーキャット。

この記事で取り上げている「ライト」は商品名から連想できる通り、体重管理が必要な猫向けに、脂質とカロリーが控えめに調整されているドライフードです。

また、低脂質・低カロリーなキャットフードの中には、肉・魚を減らした代わりに穀物の割合を増やしたものもありますが、ハッピーキャットの「ライト」には動物性タンパク源が主原料として使われていることに加えて、グルテンフリーのレシピを採用しています。

そして、グルコサミンとコンドロイチンを豊富に含む、”緑イ貝”が配合されていることも見逃せません。

ピュリナワン インドアキャット チキン

※パッケージ画像は「1歳までの子ねこ用」のものです

猫を飼っている誰もが知っている・・・と言っていいくらいメジャーなキャットフードのピュリナワン。

ハッピーキャットと同じように、様々なラインナップを取り揃えており、どのフードも肉・魚が主原料、合成着色料・香料無添加という条件を満たしています。

ここで取り上げた「インドアキャット チキン」は、適度にタンパク質を含みつつも脂質とカロリーは控えめで、運動量が少ない室内飼いの成猫に配慮して、きちんと主要な成分バランスが調整されている印象を受けました。

あえて気になる点を挙げるとすれば、“たんぱく加水分解物”の製造工程の補足がされていないことくらいで、手に取りやすい価格で販売されていることと、流通量の多さも評価してピックアップしてみました。

アビシニアンの餌で迷った時はジャガーがおすすめ

ここまで読み進めたところで、愛猫のキャットフード選びに迷った時には、ジャガーをおすすめします。

当サイトがアビシニアン用のキャットフードとして、ジャガーをおすすめする理由は以下の通りです。

まず言えることは、ジャガーはチキン生肉や乾燥鴨肉、生サーモンなどの動物性原材料の割合が全体の約80%を占めており、アビシニアンにとって大切な栄養素である動物性タンパク質を、しっかりと摂り入れられることです。

それに加えて、原材料一覧には一つ一つの原材料の名称が明記されていますし、着色料などの猫にとって必要のないものも一切使われていません。

そして、適度に脂質を含みつつもカロリーは高すぎず、給餌量の調整で幅広い年齢に対応しやすいことも強みです。

また、公式サイトでは最大20%の割引が適用される定期コースが導入されており、定期コースに継続回数の縛りがなく、気軽にお試しできることも嬉しいポイントです。

アビシニアンの餌の量と回数

好奇心旺盛で活発なアビシニアンだからといって、そのほかの猫種と餌の量や回数の考え方が全然違うというわけではなく、基本的にはキャットフードのパッケージや、公式サイトなどに掲載されている給餌量を参考にすれば大丈夫です。

ただ、どのキャットフードの給餌量にしてもあくまで“目安”でしかなく、実際には愛猫の年齢や体重だけでなく、体質や飼育環境によっても適量は変わってきます。

そのため、愛猫の便の固さや体重を確認しながら、給餌量を調整するようにしてください。

 

便の固さについてですが、柔らかめなら餌の量が多い可能性が、その逆に固めなら餌の量が少ない可能性があります。

それと、成猫の餌の回数は1日2回が目安になりますが、食欲旺盛で食べすぎてしまう傾向のある愛猫なら3回に分けて様子見・・・といったように、食事量に合わせて回数を増やす分には問題ありません。

子猫の餌の量と回数の補足

育ち盛りの子猫の時期は、成猫期よりもたくさんの栄養が必要なので、体重に対しての餌の量も多くなります。

そして、成長が緩やかになるにつれて、成猫期の給餌量に近づけていきます。
（※子猫の月齢と、体重別の給餌量の目安が掲載されているキャットフードもあります）

子猫の餌の回数に関しては、生後5ヶ月頃までは1日3～5回を、生後6ヶ月以降は1日2～3回を目安にして、1日の必要量を食べられるようにしましょう。

シニア猫の餌の量と回数の補足

シニア猫の餌の量は、成猫期の1～2割ほど減らした量が目安になります。

ただ、シニア猫と呼ばれる年齢を迎えて急に活動量が落ちるわけではありませんし、愛猫にこれといった変化が見られなければ、餌の量は減らさなくても大丈夫です。

シニア猫の餌の回数は1日3～4回を目安にしつつ、消化吸収に配慮して少しずつ食べさせたい場合や、一回であまり量を食べられなくなった場合には、餌の回数を多めにしてあげるといいでしょう。

まとめ

アビシニアンのキャットフードを選ぶにあたっては、動物性タンパク源が主原料として使われているかや、品質・内容が不明瞭な原材料表記がされていないかに注目して、選んであげることが大切です。

そのほかには、猫にとって必要のない添加物が使われていないかや、脂質とカロリーのバランスが愛猫に合っているかどうかにも、気を配っておくといいでしょう。

現在は様々なキャットフードが販売されていますが、原材料の種類や割合、成分バランスは様々です。

最終的に愛猫に与えるフードを購入するのは私たち飼い主ですし、だからこそ愛猫のことを第一に考えたうえで、自分自身も納得のいくキャットフード選びを心がけたいところですね。

 

ここまで読み進めたところで、もしもまだアビシニアンのキャットフード選びに迷っているなら、まずはジャガーをお試ししてみることをおすすめします。

なお、ジャガーの公式サイトでは、まとめ買い袋数に応じて最大20%の割引が適用される定期コースが導入されており、1袋（1.5kg）だけの購入でも10%の割引が適用され、通常価格5,038円のところを504円オフの4,534円で購入できます。

また、定期コースには特に継続回数の縛りはなく、次回配送予定日の7日前までに手続きすれば何回目からでも解約できます。

このことから、ジャガーをお試しするならまずは定期コースで1袋だけ購入してみて、愛猫に合っているかどうかを確認しながら、定期コースを継続するか解約するかを検討するのがおすすめです。

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