厳選された良質な原材料を使用、主原料として肉類を使用、人工の酸化防止剤・香料・酸化防止剤は不使用という条件を満たしていることに加えて、穀物の中でアレルギーの原因になりやすい傾向にある小麦が使われていないミシュワンとプレワン。
また、ミシュワンの一部のラインナップを除けば、どれも日本国内の工場で作られている国産ドッグフードと共通点が多く、愛犬にはどちらを選べばいいのか迷ってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、ミシュワンとプレワンを6つの項目で比較し、それぞれの違いをできるだけ分かりやすくまとめてみたので、ぜひ愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。
※プレワンは2024年12月末日をもって販売終了となり、現在通常販売は行われていません。
ミシュワンとプレワンのラインナップの比較
商品名 | 種類 |
---|---|
ミシュワン | 3種類 (小型犬用、シニア犬用、全犬種用) |
プレワン | 1種類 |
まず、ミシュワンとプレワンのラインナップの違いから見ていきましょう。
ミシュワンには「小型犬用」と「シニア犬用」、「全犬種用」の3種類があり、どれも全年齢対応の主食用ドライフードになっています。
「シニア犬用」に関しては「小型犬用」をベースにしつつ、シニア犬に特化した成分が配合(強化)されていたり、主要な成分バランスもシニア犬向けに調整されています。
それに対してプレワンのラインナップは、全犬種・全年齢対応の主食用ドライフードが1種類だけです。
このことを踏まえつつ、それぞれのドッグフードの原材料や主要な成分値、粒の大きさや値段を比較していきましょう。
ミシュワンとプレワンの原材料の比較
商品名 | 種類 | 主原料 | 動物性タンパク源 | 穀物 | 人工の酸化防止剤・香料・着色料 |
---|---|---|---|---|---|
ミシュワン | 小型犬用 | 肉類(鶏肉、馬肉、鶏レバー) | 鶏、馬、魚、卵、貝 | 大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、赤米、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ(小麦グルテンフリー) | 無添加 |
シニア犬用 | 肉類(鶏肉、馬肉、鶏レバー) | 鶏、馬、魚、卵、貝 | 大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、赤米、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ(小麦グルテンフリー) | 無添加 | |
全犬種用 | チキン、ターキーとサーモン | 鶏、七面鳥、魚 | 不使用(グレインフリー) | 無添加 | |
プレワン | – | 肉類(鶏肉、馬肉、鶏レバー) | 鶏、馬、魚、卵 | 大麦、玄米、大麦ぬか、黒米、赤米、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ(小麦グルテンフリー) | 無添加 |
ミシュワンとプレワンの主原料やタンパク源、必ずしも使う必要のない添加物が使われていないかどうかを比較してみました!
冒頭でも触れた通り、どのフードにも肉類が主原料として使われていることや、人工の酸化防止剤・香料・着色料が使われていないこと、穀物の中でアレルギーの原因になりやすい傾向にある小麦が使われていないことは変わりません。
また、ミシュワンの「小型犬用」と「シニア犬用」はタンパク源の内容が変わらず、プレワンの主原料と穀物の種類も共通しています。
その一方で、ミシュワンの「全犬種用」はグレインフリー(穀物不使用)のレシピを採用しているほか、動物性タンパク源の種類にも違いがあります。
このことから、穀物全般や卵にアレルギーのある愛犬にはミシュワンの「全犬種用」を・・・といった選び方ができます。
ミシュワンとプレワンの成分の比較
商品名 | 種類 | タンパク質 | 脂質 | 水分 | エネルギー (100gあたり) |
---|---|---|---|---|---|
ミシュワン | 小型犬用 | 21.5%以上 | 9.5%以上 | 10%以下 | 352kcal |
シニア犬用 | 22.7%以上 | 5.8%以上 | 10%以下 | 332kcal | |
全犬種用 | 29% | 15% | 8% | 382kcal | |
プレワン | – | 21.8% | 9.5% | 10.0% | 348kcal |
続いて、ミシュワンとプレワンの主要な成分値(タンパク質・脂質・カロリー)を比較してみました!
ミシュワンの「小型犬用」とプレワンは主要な成分バランスもよく似ており、一般的な全年齢対応の主食用ドライフードと比較すると、タンパク質・脂質・カロリーがやや控えめです。
そして、このような成分バランスのドライフードは、室内飼いされていて運動量が少ない成犬・シニア犬向き、という捉え方ができます。
ミシュワンの「小型犬用」がベースになっている「シニア犬用」については、「小型犬用」よりも高タンパクな一方で脂質とカロリーが控えめで、シニア犬だけでなく食べすぎてしまう傾向のある成犬用としても向いています。
対照的にミシュワンの「全犬種用」は高タンパク・高脂質・高カロリーになっており、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や運動量が多い活発な成犬、少食の成犬用フードとして特におすすめです。
ミシュワンとプレワンの粒の大きさの比較
商品名 | 種類 | 直径 | 厚さ | 形状 |
---|---|---|---|---|
ミシュワン | 小型犬用 | 約9mm | 約2.5mm | 楕円型 |
シニア犬用 | 約9mm | 約2mm | 楕円型 | |
全犬種用 | 約10mm | 厚め | 丸型 | |
プレワン | – | 約10mm | 約3mm | 楕円型 |
成分の次は、ミシュワンとプレワンの粒の大きさ・形を比較してみました。
ミシュワンの「小型犬用」は口の小さな小型犬に配慮して、直径は約9mm、厚さは約2.5mmで楕円型の小粒サイズのドライフードになっています。
そして、プレワンの粒の直径は約10mm、厚さは約3mmの楕円型ということで、ミシュワンの「小型犬用」と粒サイズはあまり変わりません。
ミシュワンの「シニア犬用」に関しては、歳をとったシニア犬に配慮して、「小型犬用」よりも粒が薄めになっています。
その一方で、ミシュワンの「全犬種用」は幅広い犬種向けに作られていることもあり、「小型犬用」よりも大きめで丸型のドライフードになっています。
ミシュワンとプレワンの値段の比較
商品名 | 種類 | 通常購入時の価格 | 定期購入時の価格 (1袋あたり) |
100gあたりの価格 | 1日あたりの餌代 |
---|---|---|---|---|---|
ミシュワン | 小型犬用 | 3,980円/1kg×1袋 | 3,184円(20%オフ) ※2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
約398〜318円 | 約490〜392円 (5kgの成犬を想定) |
シニア犬用 | 4,950円/1kg×1袋 | 3,960円(20%オフ) ※2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
約495〜396円 | 約475〜380円 (5kgのシニア犬を想定) |
|
全犬種用 | 5,478円/2kg×1袋 | 1袋:4,378円(20%オフ) 2〜4袋:4,108円(25%オフ) 5袋以上:3,834円(30%オフ) ※合計金額に応じて割引率が変動 |
約274〜192円 | 約219〜153円 (5kgの成犬を想定) |
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プレワン | – | 4,378円/800g×1袋 | 3,502円(20%オフ) ※2回目以降は2袋以上のまとめ買いが条件 |
約535〜438円 | 約668〜547円 (5kgの成犬を想定) |
主要な成分バランスに続いて、ミシュワンとプレワンの販売価格を比較してみました!
まず、それぞれのフードで1袋あたりの内容量が違い、ミシュワンの「小型犬用」と「シニア犬用」は1袋1kg、「全犬種用」は1袋2kg、プレワンは1袋800gとなっています。
そして、ミシュワンの「小型犬用」は1袋3,980円で、「シニア犬用」は1袋4,950円で、「全犬種用」は1袋5,478円で、プレワンは1袋4,378円で販売されています。
これを分かりやすいように100gあたりの値段で比較してみると、ミシュワンの「小型犬用」は約398円、「シニア犬用」は約495円、「全犬種用」は約274円、プレワンは約535円と、ミシュワンの「全犬種用」が一番安く、プレワンが一番高いです。
また、どのフードも割引価格で購入できる定期コースが導入されており、ミシュワンの「小型犬用」と「シニア犬用」とプレワンについては、定期コースを利用すると20%の割引が適用されます。
それに対して、ミシュワンの「全犬種用」はまとめ買い袋数(合計金額)に応じて20%or25%or30%の割引が適用と、そのほかのフードとは割引内容が違います。
ミシュワンとプレワンの原産国の比較
商品名 | 種類 | 原産国 |
---|---|---|
ミシュワン | 小型犬用 | 日本 |
シニア犬用 | 日本 | |
全犬種用 | イギリス | |
プレワン | – | 日本 |
ミシュワンの「小型犬用」と「シニア犬用」、プレワンは日本国内の工場で作られている国産ドッグフードなのに対して、ミシュワンの「全犬種用」はイギリスの工場で作られているという違いがあります。
ただ、当サイトでは国産or海外産という違いは重要視しておらず、あくまで原材料の内容や成分バランス、販売価格といったその他の要素に注目してフードを選ぶことをおすすめしています。
もしそれでも「愛犬には国産ドッグフードを与えたい」という強いこだわりがある場合には、少なくともミシュワンの「全犬種用」は選択肢からは外れます。
こんな場合はミシュワンがおすすめ
愛犬の月々の餌代をできるだけ抑えたいと考えているなら、グラムあたりの値段が一番安いミシュワンの「全犬種用」がおすすめです。
また、愛犬が穀物全般や卵・馬肉にアレルギーがある場合には、必然的にミシュワンの「全犬種用」に選択肢が絞られます。
なお、肉食傾向の雑食である犬にとってタンパク質は大切な栄養素ということから、成分バランスに特別なこだわりがない場合には、「小型犬用」と「シニア犬」よりも高タンパクな「全犬種用」をおすすめしています。
こんな場合はプレワンがおすすめ
開封したドライフードはできるだけ早く使い切りたいと考えている場合には、1袋あたりの内容量が一番少ないプレワンがおすすめです。
タンパク源の種類や主要な成分バランスについてはミシュワンの「小型犬用」とよく似ているので、どちらかで迷った時にはコスパ面と使い勝手のよさで決めるのがいいでしょう。
ちなみに、ミシュワンもプレワンも定期コースには継続回数の縛りはなく、期限までに手続きすれば何回目からでも解約できるので、お試しにせよ継続して購入するにせよ、定期コースの割引特典を利用した方がお得です。
※プレワンは2024年12月末日をもって販売終了となり、現在通常販売は行われていません。
まとめ
ミシュワンには「小型犬用」と「シニア犬用」、「全犬種用」の3種類のラインナップがあり、プレワンはミシュワンの「小型犬用」とタンパク源の種類や成分バランスの傾向がよく似ています。
その一方で、ミシュワンの「シニア犬用」は脂質とカロリーがより控えめになっているほか、シニア犬に特化した成分が配合(強化)されているという違いがあります。
また、ミシュワンの「全犬種用」はグレインフリーのレシピを採用していることに加えて、主要な成分バランスの傾向もそのほかのフードとは違い、4種類のフードの中では一番コスパがいいです。
それと、フードによって1袋あたりの内容量も違うので、使い勝手も考慮して選ぶといいでしょう。