カインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードの評判を検証!

カインズのプライベートブランドの【ペッツワン】のドッグフード「プライムレシピ」には、ドライ・ソフトドライ・ウェットの3タイプがあり、非常に手に取りやすい価格で販売されています。

また、愛犬の年齢や食の好み、飼育環境に配慮して選べるように、タンパク源の種類や成分バランスの傾向が違うラインナップを取り揃えています。

この記事では、そんなカインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードの口コミ・評判、原材料と成分をもとに総合的な評価をしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

カインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードの総合評価

項目 詳細
原材料 1.5
成分 3.5
安全性 4.0
食いつき ※レビューが少ないため未評価
コスパ 5.0
総合評価 Cランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量 1,480円/5kg
※ドライフード「全成長段階用」
※2025年2月に公式サイト・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 ドライフード:日本orタイ
ソフトドライフード:日本
ウェットフード:日本
販売会社 株式会社カインズ

当サイトのカインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードの総合評価はCランクです。

非常に手に取りやすい価格で販売されていることに加えて、愛犬の年齢や食の好みに配慮して選べることは魅力的です。

その一方で、ドライフードとソフトドライフードには穀物が主原料として使われていることや、一部品質・内容が不明瞭な原材料表記が見られることも総合評価に影響しています。

また、ソフトドライフードについてはタンパク質含有量に物足りなさを感じました。

あわせて読みたい

ペッツワンのプライムレシピドッグフードの悪い口コミ・評判

続いて、カインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードの口コミ・評判を見ていきましょう。

当サイトでは基本的にAmazon、楽天、X、インスタグラムで口コミ・評判を調査していますが、プライムレシピドッグフードは楽天では取り扱いがなく、店頭や公式通販サイトを中心に購入されているのか、調査時点では口コミ・評判をほとんど確認できませんでした。
(※口コミ・評判は2025年2月に調査しました)

そして、プライムレシピドッグフードの悪い口コミ・評判については、調査時点では特に見つかりませんでした。

プライムレシピドッグフードの口コミ・評判は今後も定期的に調査し、もし悪いレビューが見つかれば改めて追記します。

ペッツワンのプライムレシピドッグフードの良い口コミ・評判

カインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「成分バランスがいい」、「お手頃な値段」という内容のレビューを確認できました。

このような内容のレビューが見られた理由は、愛犬の食の好みに合わせてフードを選べることや、主要な成分バランスの傾向が違うドライフードを取り揃えていることが関係していると考えられます。

食いつきがいい

まず、「食いつきがいい」という内容のレビューが見られた理由についてですが、ドライフードには”チキン&ライス”や”ラム&ライス”、ソフトドライフードには”チーズ味粒入り”や”ビーフ味粒入り”といったラインナップがあります。

そして、ウェットフードにも”ほぐしササミの野菜スープ”や”ササミと野菜のトマトスープ”などの様々なラインナップがあり、愛犬の食の好みに合わせて風味・形状を選べるようになっています。

また、ドライフードとソフトドライフードには”動物性油脂”が使われていることも、食いつきの良し悪しに影響していると考えられます。

とは言え、そもそものレビュー総数が少ないこともあり、食いつきに関しての口コミ・評判はほとんど参考にならない・・・というのが率直な感想です。

成分バランスがいい

次に、「成分バランスがいい」という内容のレビューについてですが、プライムレシピの全5種類のドライタイプのドッグフードのうちの3種類は、脂質とカロリーが控えめになっていることが関係していると考えられます。

そして、このような成分バランスのドライフードは室内飼いで運動量が少ない成犬向け、という捉え方ができます。

また、ソフトドライフードはドライフードよりも水分量が多いこともあってカロリーが控えめです。

その一方で、どちらのタイプにも肉・魚が主原料として使われていることが気になり、ソフトドライフードのタンパク質含有量には物足りなさを感じました。

お手頃な値段

そのほかに見つかったプライムレシピドッグフードの良い口コミ・評判は、「お手頃な値段」という内容のレビューです。

参考までに一例を挙げると、ドライフード「全成長段階用」の100gあたりの値段は約30円と、最安値クラスのドッグフードになっています。
(※調査時点の販売価格を参考にしています)

その一方で、穀物が主原料として使われていることや、一部品質・内容が不明瞭な原材料表記が見られることなど、気になる点はそれなりに多いです。

とは言え、原材料の割合や内容には特にこだわりはなく、「愛犬の月々の餌代をできる限り抑えたい」と考えているなら、プライムレシピドッグフードは選択肢の一つになるでしょう。

ペッツワンのプライムレシピドッグフードの口コミ・評判まとめ

項目 口コミ内容
悪い口コミ 調査時点では見つからず
良い口コミ 食いつきがいい
成分バランスがいい
お手頃な値段

カインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードの悪い口コミ・評判については、調査時点では特に見つかりませんでした。

その一方で、カインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「成分バランスがいい」、「お手頃な値段」という内容のレビューを確認できました。

このような内容のレビューが見られた理由は、愛犬の食の好みに合わせてフードを選べることや、主要な成分バランスの傾向が違うドライフードを取り揃えていることが関係していると考えられます。

カインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードの種類

ここまでに何度か触れた通り、カインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードにはドライ・ソフトドライ・ウェットの3タイプがあり、タンパク源の種類や成分バランスの傾向が違うラインナップを取り揃えています。

ドライフード

商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
全成長段階用 穀類(とうもろこし、小麦粉、ふすま、コーングルテンフィード、コーングルテンミール等) 25.0% 9.0% 10.0% 約330kcal
7歳以上用 穀類(とうもろこし、小麦粉、ふすま、コーングルテンフィード、コーングルテンミール等) 22.0% 9.0% 10.0% 約335kcal
小型犬用 チキン&ライス 穀類 25.0% 12.0% 10.0% 370kcal
小型犬用 低脂肪 チキン&ライス 穀類 22.0% 8.0% 10.0% 348kcal
小型犬用 ラム&ライス 穀類(米、とうもろこし) 22.0% 12.0% 10.0% 約372kcal

ドライフードは全年齢用とシニア犬用が1種類ずつ、小型犬の成犬用が3種類というラインナップになっています。

ラインナップによってタンパク源などの原材料の内容に違いがありますが、どれも穀物が主原料として使われていることは変わりません。

また、全年齢用とシニア犬用、「小型犬 低脂肪」の3種類については、脂質とカロリーがやや控えめになっています。

それと、全年齢用とシニア犬用の1袋あたりの内容量は5kgとなっているのに対して、3種類の小型犬用は1kg(250g×4袋)という違いもあります。

ソフトドライフード

商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
チーズ味粒入り 穀類(小麦粉、トウモロコシ、小麦ふすま、パン粉、コーングルテンフィード) 17.0% 12.0% 24.0% 約310kcal
ビーフ味粒入り 穀類(小麦粉、トウモロコシ、小麦ふすま、パン粉、コーングルテンフィード、小麦グルテン) 17.0% 12.0% 24.0% 約310kcal
チキン味粒入り 穀類(小麦粉、トウモロコシ、小麦ふすま、パン粉、コーングルテンフィード、小麦グルテン) 17.0% 12.0% 24.0% 約310kcal

ソフトドライフードのラインナップは「チーズ味粒入り」、「ビーフ味粒入り」、「チキン味粒入り」の3種類で、それぞれのフードで主要な成分バランス(タンパク質・脂質・カロリー)に差はありません。

また、ドライフードと同じように、どのラインナップにも穀物が主原料として使われています。

なお、ソフトドライフードについてはどれも成犬用となっており、育ち盛りの子犬向けのラインナップはありません。

ウェットフード

商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
ほぐしササミの野菜スープ 鶏ささみ 4.0% 0.1% 96.0% 約25kcal
ササミと野菜のトマトスープ 鶏ささみ 5.0% 0.1% 93.0% 約29kcal
ビーフのリゾットチーズ入り 牛肉 2.0% 2.0% 92.0% 約49kcal
ラム肉のリゾットチーズ入り 羊肉 1.5% 2.0% 92.0% 約53kcal
ササミとまぐろの雑穀入りおかゆ 鶏ささみ 4.0% 0.1% 93.0% 約29kcal
ササミとさけの雑穀入りおかゆ サーモン 4.0% 0.1% 93.0% 約38kcal

ウェットフードのラインアップは表の通りで、どれも主食用フードではなくおかず用フードです。

おかず用フードだけでは必要な栄養をバランスよく摂り入れられないので、必要カロリーの15~20%くらいの量を目安にして、主食用ドライフードにトッピングして与えたり、しつけ後のご褒美やおやつ代わりに与えるようにしてください。

なお、カインズではプライムレシピのほかに、「ドッグミール」というドッグフードも販売されています。

以下の記事では、ドッグミールの口コミ・評判を整理し、原材料と成分も踏まえて総合的な評価をしているので、よければ参考にしてみてください。

ペッツワンのプライムレシピドッグフードの原材料の評価

原材料一覧
穀類(とうもろこし、小麦粉、ふすま、コーングルテンフィード、コーングルテンミール)、肉類(ビーフミートミール、ポークミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー等)、豆類(脱脂大豆)、動物性油脂、魚介類、
※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料は赤色で記載

ここからは、カインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードの原材料を評価していきます!
(※表はドライフード「全成長段階用」の原材料一覧です)

ドライフードとソフトドライフードの主原料は穀物

プライムレシピドッグフードの原材料の特徴としてまず挙げられるのは、ドライフードとソフトドライフードには穀物が主原料として使われていることです。

穀物は肉・魚よりも安く仕入れることができることから、肉・魚の割合を減らして穀物の割合を増やせばコストを抑えられ、販売価格にも反映される傾向にあります。

実際、プライムレシピドッグフードは非常に手に取りやすい価格で販売されています。

その一方で、穀物の割合を増やせば増やすほど、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容からは遠ざかります。

半分以上の主食用フードに小麦が使われている

穀物の中では特に小麦がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、ドライフードは少なくとも2種類に、ソフトドライフードは3種類全てに小麦が使われています。
(※一部のドライフードの穀物の種類が補足されていませんでした)

それと、肉類の中では牛肉が、豆類の中では大豆がアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、それらのタンパク源が使われているフードもあります。

そのため、食に敏感な愛犬にプライムレシピドッグフードを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類にも注目して購入を検討するのがおすすめです。

ただ、愛犬に特にこれといったアレルギーがないなら、タンパク源の種類に神経質になりすぎる必要はありません。

一部品質・内容が不明瞭な原材料表記あり

プライムレシピドッグフードの原材料一覧には“ビーフミートミール”“チキンミール”といった記載がありますが、品質についての補足がされていないことが気になりました。

また、“動物性油脂”には具体的に何の動物の油が使われているのかと、添加されている酸化防止剤の種類が分からないことも気になるところです。

そして、“~等”・”~類”“増粘多糖類”(ウェットフード)といった表記が見られ、これらの内容についての補足も見当たりませんでした。

見た目をよくするための着色料は不使用

ドッグフードの中には見た目をよくするために着色料を使って色味をつけているものもありますが、プライムレシピドッグフードには着色料が使われていないことは評価できます。

そもそもの問題として、犬は食べ物の見た目では良し悪しを判断していないので、犬目線で考えれば着色料を使ってまでドッグフードに色味をつける意味はありませんからね。

また、ラインナップ別の原材料一覧に一通り目を通してみた限りでは、人工の香料・調味料も使われていませんでした。

ペッツワンのプライムレシピドッグフードの成分の評価

成分表
タンパク質 25.0%以上
脂質 9.0%以上
粗繊維 5.0%以下
灰分 8.5%以下
水分 10.0%以下
エネルギー 約330kcal/100g

原材料の次は、カインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードの成分を評価していきます!
(※表はドライフード「全成長段階用」の成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

プライムレシピのドライタイプのドッグフードのタンパク質は22.0~25.0%以上、脂質は8.0~12.0%以上、水分は10.0%以下、カロリーは100gあたり約330~372kcalと、主要な成分バランスに違いがあります。

例えば、「全成長段階用」は適度にタンパク質を含みつつも脂質とカロリーはやや控えめで、それほど運動量が多くない成犬や歳をとって活動量が落ちたシニア犬向け、という捉え方ができます。

その一方で、育ち盛りでたくさんの栄養が必要な子犬や、運動量が多い活発な成犬や少食の成犬用としてのおすすめ度は下がります。

 

次に、小型犬向けのドライフードについてですが、「低脂肪」を除いた2種類は「全成長段階用」よりも脂質とカロリーが高めになっており、適度に運動をする小型犬の成犬向けにきちんと成分バランスが考えられている印象を受けました。

ただ、穀物が主原料として使われていることも踏まえると、「愛犬には肉・魚が贅沢に使われているドッグフードを与えたい」と考えている場合には、プライムレシピドッグフードは選択肢からは外れます。

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
5kg 1,480円 1,480円

カインズの公式通販サイトと楽天市場、Amazonでプライムレシピドッグフードの販売状況を調査してみたところ、楽天ではプライムレシピドッグフードは販売されていませんでした。
(※表はドライフード「全成長段階用」のもので、販売状況と販売価格は2025年2月に確認しました)

そして、公式通販サイトとAmazonの販売価格は同じ、という結果になりました!

なお、公式通販サイトの基本送料無料ラインは5,000円以上となっており、北海道・沖縄・離島の場合は地域送料が別途発生します。

まとめ

カインズ(ペッツワン)のプライムレシピドッグフードには、ドライ・ソフトドライ・ウェットといった3タイプがあり、ドライ・ソフトドライは主食用フードに、ウェットはおかず用フードになっています。

また、タンパク源の種類や成分バランスの傾向が違うラインナップがあり、愛犬の年齢や食の好み、飼育環境に配慮して選べるようになっています。

そして、非常に手に取りやすい価格で販売されていることが大きな魅力と言えますが、主食用フードには肉・魚ではなく穀物が主原料として使われていることや、一部品質・内容が不明瞭な原材料表記が見られることが気になりました。

とは言え、どれだけ原材料にこだわってドッグフードを選んでも継続できなければ意味がないので、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。

あわせて読みたい