カインズのドッグミールを口コミ・評判も踏まえて6段階で評価!

ホームセンターのカインズで販売されているドッグフードのドッグミールには、大きく分けるとドライタイプとウェットタイプの2タイプがあり、特にウェットタイプのラインナップが多くなっています。

そして、ドライタイプのドッグフードは大容量サイズになっており、どのラインナップも非常に手に取りやすい価格で販売されています。

この記事では、そんなカインズのドッグミールの口コミ・評判、原材料と成分をもとに総合的な評価をしているので、ぜひあなたの愛犬のドッグフード選びの参考にしてみてください。

カインズのドッグミールの総合評価

項目 詳細
原材料 1.5
成分 2.0
安全性 4.0
食いつき ※レビューが少ないため未評価
コスパ 5.0
総合評価 Dランク
(S~Eの6段階評価)
価格/内容量 1,580円/8kg
2,480円/15kg
※ドライフード「ドッグミール」
※2025年2月に公式サイト・Amazonで確認
対応年齢 全年齢対応
(種類により異なる)
原産国 日本orタイor中国orイタリア
(種類により異なる)
販売会社 株式会社カインズ

当サイトのカインズのドッグミールの総合評価はDランクです。

やはり何と言っても、非常に手に取りやすい価格で販売されていることが一番の魅力と言えますが、ドライフードには肉・魚ではなく穀物が主原料として使われていることや、品質・内容が不明瞭な原材料表記が見られることは気になりました。

また、ドライフードのタンパク質含有量がかなり控えめなことや、一部のウェットフードに着色料・調味料が使われていることも総合評価に影響しています。

なお、ドライフードには子犬用のラインナップはなく、ウェットフードには主食用とおかず用があるので、ドッグミールを購入するなら事前に対象年齢・目的もきちんと確認しておきましょう。

あわせて読みたい

カインズのドッグミールの悪い口コミ・評判

続いて、カインズのドッグミールの口コミ・評判を見ていきましょう。

当サイトでは基本的にAmazon、楽天、X、インスタグラムで口コミ・評判を調査していますが、ドッグミールは楽天では取り扱いはなく、カインズの店頭や公式通販サイトを中心に購入されているのか、調査時点では口コミ・評判をほとんど確認できませんでした。
(※口コミ・評判は2025年2月に調査しました)

そんな状況の中で見つかった悪い口コミ・評判は「食いつきはいまいち」、「小粒で食べづらそう」という内容のレビューです。

食いつきはいまいち

まず、「食いつきはいまいち」というレビューが見られた理由として考えられるのは、単純にドッグミールの風味が食の好みに合わなかったことです。

例えば、豊富なラインナップを取り揃えてウェットフードに対して、ドライフードは風味のバリエーションが少なく、食にこだわりのあるグルメな愛犬の好みに合わせづらいというデメリットがあります。

また、選んだ風味が好みに合わなかっただけの可能性も考えられますが、ドッグミールは非常に手に取りやすい価格で販売されていることもあり、色々なラインナップをお試ししやすいことはメリットと言えますね。

小粒で食べづらそう

次に、「小粒で食べづらそう」という悪い口コミ・評判についてですが、ドライフードは小型犬や歳をとったシニア犬にも食べやすいサイズ感になっています。

このことから、体が大きな中型犬・大型犬の愛犬や、噛みごたえのある大粒のドライフードが好みに愛犬にとっては、ドッグミールのドライフードの粒の大きさは合わない可能性はあります。

その一方で、ドライフードには6.5kg未満のサイズがなく、チワワやトイプードルなどの超小型犬の愛犬を1匹だけ飼っている場合には1ヶ月前後では使いきれません。

カインズのドッグミールの良い口コミ・評判

カインズのドッグミールの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「お手頃な値段」といった内容のレビューを確認できました。

これらはドライフードに対するレビューで、動物性の油脂類を使って風味が整えられていることや、最安値クラスの大容量サイズのドライフードということが関係していると考えられます。

食いつきがいい

まず、「食いつきがいい」という内容のレビューから検証していきますが、通常のドッグミール(ドライフード)はチキンミールに加えて動物性の油脂類(チキンオイル)が使われていることが関係していると考えられます。

ただ、そもそものレビュー総数が少ないこともあり、食いつきの良し悪しに関する口コミ・評判はほとんど参考にならない・・・というのが率直な感想です。

食いつきに関してメリットを挙げるとすれば、ドライフードには通常のものとは別に”ドッグミールミックス”が、ウェットフードには様々な風味があることから、愛犬の食の好みに合わせて選べることです。

お手頃な値段

次に、「お手頃な値段」という内容のレビューが見られた理由について検証していきます。

分かりやすいように一例を挙げると、通常のドッグミール(ドライフード)の15kgサイズの100gあたりの値段は約20円と、最安値クラスと言っていい価格帯のドッグフードになっています。
(※調査時点の販売価格を参考にしています)

その一方で、肉・魚ではなく穀物が主原料として使われていたり、チキンミールの品質についての補足がされていないことや、”~等”という曖昧な原材料表記が見られることなど、気になる点はそれなりに多いです。

とは言え、開封後に1ヶ月前後で使い切れるということを前提としたうえで、「愛犬(たち)の月々の餌代をできる限り抑えたい」と考えているなら、ドッグミールのドライフードは有力候補の一つになるでしょう。

カインズのドッグミールの口コミ・評判まとめ

項目 口コミ内容
悪い口コミ 食いつきはいまいち
小粒で食べづらそう
良い口コミ 食いつきがいい
お手頃な値段

カインズのドッグミールの悪い口コミ・評判は「食いつきはいまいち」、「小粒で食べづらそう」といった内容のレビューを確認できました。

その一方で、カインズのドッグミールの良い口コミ・評判は「食いつきがいい」、「お手頃な値段」といった内容のレビューを確認できました。

これらはドライフードに対するレビューで、動物性の油脂類を使って風味が整えられていることや、最安値クラスの大容量サイズのドライフードということが関係していると考えられます。

カインズのドッグミールの種類

ここまでに何度か触れたように、カインズのドッグミールにはドライフードだけでなくウェットフードもあり、ウェットフードのラインナップが特に多いです。

ドライフード

商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
(ドッグミール) 穀類(とうもろこし) 18.0% 8.0% 10.0% 約330kcal
成犬用 低脂肪 穀類(とうもろこし、コーングルテンフィード、小麦ふすま、小麦粉、米糠、脱脂米糠) 17.5% 4.5% 10.0% 280kcal
ミックス 穀類(とうもろこし、小麦粉、ふすま、コーングルテンフィード、コーングルテンミール等) 18.0% 8.5% 10.0% 約330kcal
ミックス 7歳以上用 穀類(とうもろこし、小麦粉、ふすま、コーングルテンフィード、コーングルテンミール等) 18.0% 7.5% 10.0% 約325kcal

ドライフードは成犬用が3種類、シニア犬(7歳以上)用が1種類というラインナップになっています。

「成犬用 低脂肪」は脂質とカロリーが控えめに調整されており、そのほかのドライフードの主要な成分バランスはほとんど同じです。

また、どのドライフードにも穀物が主原料として使われていることや、メインの動物性タンパク源として鶏肉が使われていること、大豆が使われていることも変わりません。

ウェットフード

タイプ 商品名 主原料 タンパク質
(以上)
脂質
(以上)
水分
(以下)
エネルギー
(100gあたり)
目的
パウチ ささみ&緑黄色野菜 ひな鶏レバー入り ゼリー仕立て 鶏肉(ささみ) 9.0% 1.0% 84.0% 約69kcal おかず用
ささみ&緑黄色野菜 牛肉入り ゼリー仕立て 鶏肉(ささみ) 9.0% 1.0% 84.0% 約69kcal おかず用
ささみ&緑黄色野菜 豚軟骨&チーズ入り ゼリー仕立て 鶏肉(ささみ) 9.0% 1.0% 84.0% 約69kcal おかず用
ささみ&緑黄色野菜 豚軟骨&チーズ入り ゼリー仕立て 10歳以上用 鶏肉(ささみ) 9.0% 1.0% 84.0% 約69kcal おかず用
ささみ&緑黄色野菜 豚軟骨&チーズ入り ゼリー仕立て 13歳以上用 鶏肉(ささみ) 9.0% 1.0% 84.0% 約69kcal おかず用
ビーフ チーズ入り 幼犬用 肉類(羊肉、鶏肉、牛肉) 4.0% 2.0% 88% 約95kcal 主食用
チキン&野菜 チーズ入り 10歳以上用 肉類(羊肉、鶏肉) 4.0% 2.0% 88% 約82kcal 主食用
チキン&野菜 チーズ入り 13歳以上用 肉類(羊肉、鶏肉) 4.0% 2.0% 88% 約82kcal 主食用
チキン&野菜 チーズ入り 15歳以上用 肉類(羊肉、鶏肉) 4.0% 2.0% 88% 約82kcal 主食用
ビーフ&野菜 チーズ入り 成犬用 肉類(羊肉、鶏肉、牛肉) 4.0% 2.0% 88% 約90kcal 主食用
チキン&野菜 砂肝 チーズ入り 成犬用 肉類(羊肉、鶏肉、砂肝) 4.0% 2.0% 88% 約90kcal 主食用
チキン&野菜 まぐろ チーズ入り 成犬用 肉類(羊肉、鶏肉) 4.0% 2.0% 88% 約90kcal 主食用
トレイ ビーフ チーズ入り 幼犬用 肉類(羊肉、鶏肉、牛肉) 5.0% 2.0% 87.0% 100kcal 主食用
ビーフ&野菜 チーズ入り 成犬用 肉類(羊肉、鶏肉、牛肉) 5.0% 2.0% 87.0% 95kcal 主食用
チキン&野菜 砂肝 チーズ入り 成犬用 肉類(羊肉、鶏肉、砂肝) 5.0% 2.0% 87.0% 95kcal 主食用
チキン&野菜 チーズ入り 10歳以上用 肉類(羊肉、鶏肉) 5.0% 2.0% 87.0% 90kcal 主食用
チキン&野菜 チーズ入り 13歳以上用 肉類(羊肉、鶏肉) 5.0% 2.0% 87.0% 90kcal 主食用
チキン&野菜 チーズ入り 15歳以上用 肉類(羊肉、鶏肉) 5.0% 2.0% 87.0% 90kcal 主食用
プレミアム ハーフ缶 チキン・野菜・まぐろ入り チキンスープ 6.0% 0.3% 90.0% 約24kcal おかず用
チキン・野菜・レバー入り チキンスープ 6.0% 0.3% 90.0% 約24kcal おかず用
チキン・野菜・チーズ入り チキンスープ 6.0% 0.3% 90.0% 約24kcal おかず用
ドッグミール缶 ビーフ 肉類(牛肉、鶏肉、豚肉) 5.0% 3.8% 86.0% 約96kcal 主食用
チキン 肉類(鶏肉、牛肉、豚肉) 5.0% 3.0% 85.0% 約96kcal 主食用
チキン&緑黄色野菜 成犬用 肉類(牛肉、鶏肉、豚肉) 5.0% 3.8% 86.0% 約96kcal 主食用
ビーフ&緑黄色野菜 成犬用 肉類(鶏肉、牛肉、豚肉) 5.0% 3.8% 86.0% 約90kacl 主食用
ビーフ&緑黄色野菜 10歳以上用 肉類(牛肉、鶏肉、豚肉) 5.0% 3.8% 86.0% 約96kcal 主食用
ビーフ&緑黄色野菜 13歳以上用 肉類(牛肉、鶏肉、豚肉) 5.0% 3.8% 86.0% 約96kcal 主食用
ビーフ&緑黄色野菜 15歳以上用 肉類(牛肉、鶏肉、豚肉) 5.0% 3.8% 86.0% 約96kcal 主食用
角切りビーフ&緑黄色野菜 成犬用 肉類(牛肉、鶏肉、豚肉) 5.0% 3.0% 85.0% 約94kcal 主食用
角切りチキン&緑黄色野菜 成犬用 肉類(鶏肉、牛肉、豚肉) 5.0% 3.0% 85.0% 約94kcal 主食用
ざく切りビーフ&緑黄色野菜 チーズ入り 成犬用 肉類(牛肉、鶏肉、豚肉) 5.0% 3.0% 85.0% 約94kcal 主食用

ドッグミールのウェットフードは「パウチ」、「トレイ」、「缶」の3タイプがありますが、「ドッグミール缶」はカインズのプライベートブランド【ペッツワン】ではないようなので、「プレミアム ハーフ缶」と分けて表にまとめてみました。

ウェットフードを選ぶにあたって気をつけたいのが主食用とおかず用があることで、おかず用だけでは必要な栄養をバランスよく摂り入れることができません。

そのため、主食として与えるなら主食用から選ぶようにしてください。

また、ウェットフードの中には着色料が使われているものや、香料・調味料が使われているものもあるので、「なるべく添加物の種類が少ないウェットフードを与えたい」と考えている場合には、原材料一覧にしっかりと目を通しておきましょう。

 

なお、カインズではドッグミールのほかに、「プライムレシピ」というドッグフードも販売されています。

以下の記事では、プライムレシピドッグフードの口コミ・評判を整理し、原材料と成分も踏まえて総合的な評価をしているので、よければ参考にしてみてください。

カインズのドッグミールの原材料の評価

原材料一覧
穀類(とうもろこし)、糟糠類(小麦ふすま)、豆類(大豆ミール)、肉類(チキンミール)、野菜類(ビートパルプ)、油脂類(チキンオイル)、植物性たん白エキス(コーングルテンミール)、でん粉類(キャッサバ根)、ユッカ排出エキス
※アレルギーの原因になりやすい原材料、品質・内容が不明瞭な原材料は赤色で記載

ここからは、カインズのドッグミールの原材料を評価していきます!
(※表は通常のドライフードの原材料一覧です)

ドライフードは主原料として穀物を使用

ドッグミールの特徴としてまず挙げられるのは、ドライフードには肉・魚ではなく穀物が主原料として使われていることです。

肉・魚の割合を減らして穀物の割合を増やせばコストを抑えられるというメリットがある一方で、肉食傾向の雑食である犬本来の食事内容からは遠ざかります。

また、穀物の中でも特に小麦はアレルギーの原因になりやすい傾向にありますが、ドッグミールは一部のパウチタイプのウェットフードを除いて、多くのラインナップに小麦が使われています。

そして、ドライフードには豆類の中でアレルギーの原因になりやすい傾向にある大豆も使われているので、食に敏感な愛犬にドッグミールを与えようと考えている場合には、タンパク源の種類にも気を配っておくといいでしょう。

一部品質・内容が不明瞭な原材料表記あり

ドッグミールの原材料一覧に目を通してみると、一部品質・内容が不明瞭な原材料表記があることが気になりました。

例えば、ドライフードには“チキンミール”が使われていますが、商品ページを確認してみた限りでは品質についての補足はされていませんでした。

また、“~等”という表記やウェットフードに“増粘多糖類”という表記が見られますが、これらは具体的に何が使われているのかが分かりません。

 

そのほかには、酸化防止剤の種類の補足がされていないウェットフードがあることや、香料・発色剤・着色料が使われているウェットフードがあることが気になるところです。

ただ、ドライフードには人工の香料・着色料が使われていないことや、人工のものではなく天然由来の酸化防止剤が使われていることは評価できます。

カインズのドッグミールの成分の評価

成分表
粗タンパク質 18.0%以上
粗脂肪 8.0%以上
粗繊維 6.0%以下
粗灰分 10.0%以下
水分 10.0%以下
エネルギー 約330kcal/100g

原材料の次は、カインズのドッグミールの成分を評価していきます!
(※表は通常のドライフードの成分表です)

タンパク質・脂質・カロリーのバランス

ドッグミールのドライフードのタンパク質は17.5~18.0%以上、脂質は4.5~8.0%以上、水分は10.0%以下、カロリーは100gあたり280~330kcalと、ラインナップによって主要な成分バランスに違いがあります。

と言っても、全体的にはタンパク質・脂質・カロリーが控えめな傾向があり、脂質とカロリーが控えめという点では室内飼いで運動量が少ない成犬・シニア犬向き、という捉え方ができます。

ただ、タンパク質含有量については控えめすぎる印象を受けました。

また、穀物が主原料として使われていることを踏まえると、「愛犬には肉・魚が贅沢に使われている高タンパクなドッグフードを与えたい」と考えている場合には、ドッグミールのドライフードは選択肢からは外れます。

最安値は?公式・楽天・Amazonで価格を調査

内容量 公式 楽天 Amazon
8kg 1,580円 1,580円
15kg 2,480円 2,480円

カインズの公式通販サイトと楽天市場、Amazonでドッグミールの販売状況を調査してみたところ、楽天ではドッグミールは販売されていませんでした。
(※表は通常のドライフードのもので、販売状況と販売価格は2025年2月に確認しました)

そして、公式通販サイトとAmazonの販売価格は変わらずという結果になりました!

なお、公式通販サイトの基本送料無料ラインは5,000円以上となっています。

まとめ

カインズのドッグミールは非常に手に取りやすい価格で販売されており、大容量サイズのドライフードのほかにも、パウチ・トレイ・缶といったタイプの違うウェットフードがあります。

そして、ウェットフードのラインナップが特に豊富で、愛犬の食の好みに合わせて選べます。

その一方で、ドライフードに穀物が主原料として使われていることや、タンパク質含有量がかなり控えめになっていること、一部品質・内容が不明瞭な原材料表記が見られることや、香料・調味料・着色料・発色剤が使われているウェットフードがあることは気になりました。

とは言え、どれだけ原材料にこだわってドッグフードを選んでも継続できなければ意味がないので、当サイトでは品質面・安全性に気を配りつつも、無理なく購入できる価格帯のドッグフードの中から選ぶことをおすすめしています。

あわせて読みたい